JP4362142B2 - 遅延プロファイル生成器 - Google Patents

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Description

本発明は、ISDB−T等のスキャッタードパイロットを用いたOFDM変調方式において、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成器に関する。
近年、地上波デジタル放送等での変調方式として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式が用いられている。
OFDM変調方式では、中心周波数の異なる複数のサブキャリア(搬送波)を利用して、シンボルを送信する。1シンボル期間は、有効シンボル期間にガード期間が付加されて構成される。OFDM方式では図4に示すように、実際に復調の対象となる有効シンボル信号の一部を複写し、繰り返し波形として有効シンボル信号間に挿入することで、遅延波発生によるマルチパス干渉の影響を抑制している。この複写波形の期間がガード期間(GI)である。
このOFDM信号を復調する場合には、受信したOFDM信号をA/Dコンバータによりデジタル変換し、ガード期間を除去して有効シンボル信号を取り出し、FFT(高速フーリエ変換器)で復調する。
また、このOFDM変調方式では、データシンボル内に振幅や位相の基準として周波数方向と時間方向にパイロットシンボルを分散させて変調して送信し、受信側ではこのパイロットシンボルを用いて伝送路特性推定を行い復調するスキャッタードパイロット方式が用いられている。
伝送路推定においては、遅延波の遅延時間分布を示す遅延プロファイルが生成される。遅延プロファイルは、FFT処理の結果からパイロットシンボルを抽出し、該抽出したパイロットシンボルを用いてIFFT(逆高速フーリエ変換)処理を行うことにより生成している。
なお、算出可能な遅延プロファイルの最大時間長は、物理的性質からパイロットシンボルが配置されるサブキャリア間隔の逆数と有効OFDMシンボル長を掛け合わせたものに相当する。ISDB−T等では図5に示すようなシンボル配列になっている。図の縦軸は時間(OFDMシンボル)を、横軸は周波数を示す。図中の黒丸はパイロットシンボルを、白丸はデータシンボルを示す。この例では、同じシンボルの配置は、4つのOFDMシンボルに1回の周期で現れている。図5に示す例で、連続した4OFDMシンボル以上を用いて遅延プロファイルを生成すればパイロットシンボルが配列されるサブキャリア間隔は3サブキャリアとなり、算出可能な遅延プロファイルの最大時間長は有効OFDMシンボル長の1/3となる。
図6(A)は受信したOFDM信号を示し、図6(B)は図6(A)に示すOFDM信号から生成した遅延プロファイルを示す。上記に示す例では算出可能な遅延プロファイルの時間長はOFDMシンボルの1/3であり、1/3以外の時間領域に存在する出力は繰り返し周期により生じる不要なパス情報である。
従来の技術では、遅延プロファイル生成において、遅延プロファイル窓(必要なパス情報を抽出するための時間位置を示す窓)の時間的な位置(図6(C)参照)は、受信信号をOFDM復調するときのFFT窓(FFT演算の時間位置を示す窓)の時間位置、そして、遅延プロファイル窓の基準の時間位置の2つの時間位置により定めていた。
なお、FFT窓の時間位置は相関器により求めた時間位置を基準として定められ、遅延プロファイル窓の基準の時間位置は、想定される遅延プロファイルの時間位置から固定的に定められている(例えば、特許文献1参照)。このように後者は固定であるため、従来では、相関器の結果に応じて遅延プロファイル窓の時間位置が決定されると言える。
従来の相関器は、図7に示すように、受信したOFDM信号(図7(A)参照)と、該OFDM信号を有効シンボル期間長分遅延した信号(図7(B)参照)との相関値を求める(図7(C)参照)。そして、この相関値を積分した値の最大値を抽出し、該最大値となる時間位置を検出して、その時間位置を基準にFFT窓の時間位置を決定している。
ところが、マルチパスが発生した場合、相関器が検出するFFT窓の時間位置が適切な位置にならない場合がある。例えば、2波マルチパス受信時には、図8(A)及び図8(B)が示すそれぞれの相関出力が合成された図8(C)に示すような相関出力が得られる。このように相関出力が複数の頂点を有すると、時間同期が安定せず、相関器が検出するFFT窓の時間位置が2つの到来波のいずれか一方に非常に近くなる場合があり、もう一方のパス成分が遅延プロファイル上に正しく現れないことがある。
具体的に図9を参照して詳しく説明する。図9(A)及び図9(B)は、受信した2つの到来波を示し、図9(C)及び図9(D)は、図9(A)及び(B)の各々から生成される遅延プロファイルを示す。
図9においても図6と同様に不要なパス情報を含むが、遅延プロファイル窓を適切な時間位置にすれば、図9(E)に示すように2つの到来波のパス情報を抽出でき、正しい遅延プロファイル情報を生成することができる。しかしながら、相関器が検出するFFT窓の時間位置が適切でない場合、遅延プロファイル窓も適切な位置に設定されず、図9(F)に示すように不要なパス情報を取り込み、誤った遅延プロファイルを生成してしまう。
このように相関器出力を用いて遅延プロファイル窓の時間位置を決定すると、良好な遅延プロファイルが生成できないことがある。
特開2006−352314号公報
本発明は、遅延プロファイル窓を適した時間位置に移動させ、必要な成分が抽出された精度の高い遅延プロファイルを生成することができる遅延プロファイル生成器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る遅延プロファイル生成器は、データシンボル間に周波数方向及び時間方向にパイロットシンボルを分散させて変調されたOFDM信号からパイロットシンボルを抽出し、該抽出したパイロットシンボルから遅延波の時間軸分布を示す遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成手段と、前記遅延プロファイル生成手段で生成された遅延プロファイルから、必要な遅延プロファイルを抽出するための時間位置を示す遅延プロファイル窓を用いて、該窓内の遅延プロファイルを抽出する遅延プロファイル抽出手段と、前記遅延プロファイル抽出手段で抽出された遅延プロファイルのうち、第1の期間の遅延プロファイルの信号成分を積分すると共に、前記第1の期間と重複しない第2の期間の遅延プロファイルの信号成分を積分する積分手段と、前記積分手段によって得られた2つの期間の積分値を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記遅延プロファイル窓の時間位置を補正する補正手段と、を含んで構成されている。
このように、遅延プロファイル窓を用いて抽出された遅延プロファイルの2つの期間の積分値を比較して遅延プロファイル窓の時間位置を補正することにより、遅延プロファイル窓を適した時間位置に移動させることができ、精度の高い遅延プロファイルを生成することができる。
なお、前記抽出された遅延プロファイルの時間長の中心を境として2つの期間に分割したときの前半の期間であって、前記第2の期間は後半の期間としてもよい。
また、前記積分手段は、前記第1の期間及び前記第2の期間を、前記抽出された遅延プロファイルの時間長及び前記補正手段の補正量に基づいて変更するようにしてもよい。
なお、前記補正手段は、前記比較手段で2つの積分値の大小関係が所定の条件を満たしたと判断された場合に前記遅延プロファイル窓の時間位置を補正するようにしてもよい。
また、前記補正手段は、前記積分手段で2つの期間の積分値が演算される毎に所定範囲内の補正量を算出して累算し、前記遅延プロファイル窓の時間位置を基準の窓位置から該累算した補正量だけ離れた時間位置に移動させるようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、遅延プロファイル窓を適した時間位置に移動させ、必要な成分が抽出された精度の高い遅延プロファイルを生成することができる、という効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号の復調装置側に設けられる遅延プロファイル生成器10の概略構成図である。
この遅延プロファイル生成器10の処理対象となるOFDM信号は、スキャッタードパイロット方式により変調されたものである。図5にパイロットシンボルとデータシンボルの配置関係を示すフレーム構成の例を示す。図の縦軸は時間(OFDMシンボル)を、横軸は周波数を示す。図中の黒丸はパイロットシンボルを、白丸はデータシンボルを示す。この例では、同じシンボルの配置は、4つのOFDMシンボルに1回の周期で現れているが、この周期に限定されるものではない。
図1に示すように、本実施の形態の遅延プロファイル生成器10は、FFT(高速フーリエ変換部)12、遅延プロファイル生成部14、遅延プロファイル抽出部16、カウンタ切替部18、第1積分回路20、第2積分回路22、比較器24、進遅情報生成部26、及び第3積分回路28を備えている。
高速フーリエ変換部12は、入力されたOFDM信号に対してフーリエ変換を実行し、復調する。このフーリエ変換により、時間軸信号が周波数軸信号に変換される。
遅延プロファイル生成部14は、パイロットシンボルとデータシンボルとが混在したフーリエ変換後の入力信号からパイロットシンボルを抽出する。前述したようにパイロットシンボルは所定の周期で入力信号に散在しており、該所定の周期で散在するパイロットシンボルを抽出する。ここで、抽出の具体的なイメージについて説明する。簡略のため、パイロットシンボルをP、データシンボルをDとする。例えば、入力信号のデータ配列が、DDDPDDDPDDDPDDDと仮定すると、抽出するというイメージはDを0(ゼロ)に置き換えるということである。この場合、抽出後の信号のデータ配列は、000P000P000P000である。そして、遅延プロファイル生成部14は、パイロットシンボルの抽出結果を更に逆フーリエ変換して時間軸信号に変換する。これが遅延パスの遅延時間分布を示す遅延プロファイルとなるが、この時点では不要なパス情報が含まれている。
算出可能な遅延プロファイルの最大時間長は、物理的性質からパイロットシンボルが配置されるサブキャリア間隔の逆数と有効OFDMシンボル長を掛け合わせたものに相当する。例えば、図5に示すように同じシンボルの配置が4つのOFDMシンボルに1回の周期で現れているシンボル配列になっている場合、連続した4OFDMシンボル以上を用いて遅延プロファイルを生成すれば、パイロットシンボルが配列されるサブキャリア間隔は3サブキャリアとなり、算出可能な遅延プロファイルの最大時間長は有効OFDMシンボル長の1/3となる。従って、1/3以外の時間領域に存在する出力は繰り返し周期により生じる不要なパス情報となる(図6(B)も参照)。
遅延プロファイル抽出部16は、遅延プロファイル窓(必要なパス情報を抽出するための時間位置を示す窓)を用いて、遅延プロファイル生成部14で生成された不要なパス情報を含む遅延プロファイルから必要な時間位置にあるパス情報を抽出して出力する。すなわち、遅延プロファイル抽出部16は、遅延プロファイル窓の時間位置内にあるパス情報を抽出することで、不要なパス情報を排除した遅延プロファイルを生成する。なお、遅延プロファイル抽出部16は、第3積分回路28から入力された位置制御情報に基づいて遅延プロファイル窓の時間位置を移動させて用いる。
カウンタ切替部18には、遅延プロファイル抽出部16の抽出結果が入力される。そして、カウンタ切替部18は、入力された遅延プロファイルの出力先を時間位置で切り替える。具体的には、カウンタ切替部18は、予め定められた遅延プロファイル窓の開始位置から終了位置までの時間長を、その時間長の中心で区切り、遅延プロファイル抽出部16の抽出結果のうち、該中心の時間位置より前の期間の遅延プロファイルを第1積分回路20に出力し、該中心の時間位置より後ろの期間の遅延プロファイルを第2積分回路22に出力する。このように、カウンタ切替部18は、遅延プロファイル抽出部16から入力された遅延プロファイルの出力経路を切替える。
第1積分回路20、及び第2積分回路22は、入力された遅延プロファイルの信号成分(電力)をそれぞれ積分して比較器24に出力する。
前半部分を積分する第1積分回路20で行なわれる積分の数式を以下に示す。
Figure 0004362142
後半部分を積分する第2積分回路22で行なわれる積分の数式を以下に示す。
Figure 0004362142
なお、上記2つの積分式において、Tは、OFDMシンボル時間であり、tはプロファイル時間であり、Lは遅延プロファイル窓時間長であり、psum_fir(T)は、第1積分回路20の出力であり、psum_lat(T)は第2積分回路22の出力であり、d_prof(T,t)は遅延プロファイルである。
比較器24は、第1積分回路20の出力と第2積分回路22の出力とを以下の式を用いて比較し、その比較結果を進遅情報生成部26に出力する。
Figure 0004362142
なお、αは比較係数であり、1<αである。また、comp_pf(T)が比較出力である。上記式から明らかなように、比較器24は、第1積分回路20からの出力が、第2積分回路22からの出力に比較係数αを乗算した値よりも大きい場合には(以下第1の条件と呼称)、1を出力し、第2積分回路22からの出力が、第1積分回路20からの出力に比較係数αを乗算した値よりも小さい場合には(以下第2の条件と呼称)、−1を出力し、第1及び第2の条件のいずれにも該当しない場合には0を出力する。
進遅情報生成部26は、比較器24から入力された比較出力に基づいて、遅延プロファイル窓の時間位置を補正するときの補正量(進み量または遅れ量)を示す信号を出力する。なお、以下ではこの補正量を示す信号を進遅情報と呼称する。進遅情報生成部26が進遅情報を生成するときの数式を下記に示す。
Figure 0004362142
ここで、βは移動係数であり、comp_ap(T)が進遅情報である。すなわち、進遅情報生成部26は、比較器24の出力結果に移動係数βを乗算した値を進遅情報として出力する。なお、比較器24からの出力が0の場合には、進遅情報も0となる。すなわち、上記比較器24での大小比較で、2つの積分値が第1の条件及び第2の条件のいずれにも該当しない場合には、補正がされないこととなる。これにより、余計な補正を行なわずにすむ。
第3積分回路28は、進遅情報生成部26からの進遅情報を積分し、該積分結果を遅延プロファイル窓の位置制御情報として遅延プロファイル抽出部16に出力する。すなわち、第3積分回路28は、進遅情報生成部26から入力された進遅情報を累積的に加算して遅延プロファイル窓の基準の時間位置からの補正量を求め、これを位置制御情報として出力している。
遅延プロファイル抽出部16は、第3積分回路28から入力された位置制御情報に従い遅延プロファイル窓の時間位置を、遅延プロファイル窓の基準の時間位置から該位置制御情報が示す補正量だけ離れた時間位置に移動させる。そして、移動させた遅延プロファイル窓を用いて遅延プロファイル生成部14で生成された不要なパス情報を含む遅延プロファイルから必要な時間位置にあるパス情報を抽出して出力する。
なお、比較器24で用いる比較式や進遅情報生成部26で用いる数式から明らかなように、本実施の形態では、第1積分回路20及び第2積分回路22の積分値の差分の大小に拘わらず、上記比較器24で第1積分回路20の積分値と第2積分回路22の積分値とが所定の大小関係を満たせば、所定範囲内の補正量(ここでは−β又はβ)が生成されることになる。第3積分回路28は、この補正量を累算して遅延プロファイル抽出部16に出力し、徐々に補正するようにしている。すなわち、第1積分回路20と第2積分回路22の積分値の差分の大小に応じた補正量で一気に遅延プロファイル窓を移動させるのではなく、徐々に移動させるようにしている。これにより、急激に伝送路が変動して遅延プロファイル窓の時間位置が本来と異なる位置に急激に移動することを防ぐことができる。
ここで、到来時間差が大きな2波マルチパス受信時における遅延プロファイル窓の位置制御を例に挙げ、具体的に説明する。
図2(A)及び図2(B)は、受信した2つの到来波を示し、図2(C)及び図2(D)は、図2(A)及び(B)の各々から生成される遅延プロファイルを示す。
また、図2(E)には遅延プロファイル窓の基準の時間位置が示されている。図2(C)及び図2(D)に示されるように生成された遅延プロファイルには不要なパス情報が含まれるため、基準の時間位置の遅延プロファイル窓を用いて遅延プロファイルを抽出すると、図2(E)に示すように、不要なパス情報まで抽出されてしまう。
上記実施の形態では、このときの抽出結果を、カウンタ切替部32で遅延プロファイル窓の時間長の前半の期間と後半の期間とに分割し、それぞれの期間の信号成分を第1積分回路20及び第2積分回路22で別々に積分する。この結果を比較器24で比較し、前半の期間と後半の期間とで積分値の偏りがあれば、その偏りが無くなる方向に進遅情報が生成される。そして、第3積分回路28は、進遅情報から遅延プロファイル窓の位置制御情報を生成し、遅延プロファイル抽出部16は該位置制御情報に基づいて遅延プロファイル窓の位置を移動させる。
図2(F)では、遅延プロファイル窓の時間位置が基準位置から移動した状態を示している。この遅延プロファイル窓の時間位置でも、まだ不要なパス情報が含まれている。遅延プロファイル生成器10は、この位置で遅延プロファイルを抽出し、該抽出結果を基に上記の如く再度位置制御情報を生成する。これにより、更に遅延プロファイル窓の時間位置が更に移動する。
このように、遅延プロファイル窓の位置制御情報を徐々に移動していくことによって、図2(G)に示すように遅延プロファイル窓を適切な時間位置に移動させることができる。図2(G)では、不要なパス情報は除外され、必要なパス情報は遅延プロファイル窓の時間位置内に含まれた状態となっている。これにより、必要な時間領域の遅延プロファイルを抽出することができる。
なお、図2(G)のように遅延プロファイル窓が適切な時間位置にある場合には、比較器24での比較結果として0が出力されるため、進遅情報生成部26で生成される進遅情報も0となり、第3積分回路28からは前回の位置制御情報と変わらない位置制御情報が出力されることになる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態の遅延プロファイル生成器30と第1の実施の形態の遅延プロファイル生成器10との相違は、図3に示すように、カウンタ切替部18に代えてカウンタ切替部32を設け、第3積分回路28で演算された位置制御情報が遅延プロファイル抽出部16だけでなく、カウンタ切替部32にも入力されるように構成した点である。
本実施の形態のカウンタ切替部32は、第1の実施の形態のカウンタ切替部18と同様に遅延プロファイルの出力先を時間位置で切替えるが、このとき第3積分回路28の位置制御情報に基づいて、その切替位置を可変する。
より詳述すると、まず、カウンタ切替部32は、第1積分回路20の積分終了時間位置、及び第2積分回路22の積分開始時間位置を求める。
第1積分回路20の積分終了時間位置を求めるときの数式を以下に示す。
Figure 0004362142
第2積分回路22の積分開始時間位置を求めるときの数式を以下に示す。
Figure 0004362142
なお、TはOFDMシンボル時間であり、Miは予め定められたオフセット時間であり、Lは遅延プロファイル窓時間長であり、Ctp_fir(T)は第1積分回路20の積分終了時間位置であり、Ctp_lat(T)は、第2積分回路22の積分開始時間位置であり、prf_p(T)は、第3積分回路28の出力(遅延プロファイル窓補正量)であり、γは積分位置補正用係数である。
なお、オフセット時間Miは装置に応じて適宜定めてもよいし、0であってもよい。0であれば、第1積分回路20の積分終了時間位置と第2積分回路22の積分開始時間位置とが一致する。
そして、カウンタ切替部32は、予め定められたオフセット時間Moから上記求められた積分終了時間位置Ctp_fir(T)までの期間(前半の期間)の遅延プロファイルを第1積分回路20に出力し、上記求めた積分開始時間位置Ctp_lat(T)から、遅延プロファイル窓時間長Lからオフセット時間Moを差し引いた時間までの期間(後半の期間)の遅延プロファイルを第2積分回路22に出力する。なお、オフセット時間Moは装置に応じて適宜定めてもよいし、0であってもよい。
これにより、第1積分回路20では以下に示される積分演算が行なわれる。
Figure 0004362142
また、第2積分回路22では以下に示される積分演算が行なわれる。
Figure 0004362142
なお、上記2つの積分式において、TはOFDMシンボル時間であり、tは遅延プロファイル時間であり、Lは遅延プロファイル窓時間長であり、Moはオフセット時間であり、psum_fir(T)は第1積分回路20の出力であり、psum_lat(T)は第2積分回路22の出力であり、d_prof(T,t)は遅延プロファイルであり、Ctp_fir(T)は上記求めた第1積分回路20の積分終了時間位置であり、Ctp_lat(T)は、上記求めた第2積分回路22の積分開始時間位置である。
このように、第2の実施の形態では、第1積分回路20と第2積分回路22の積分期間を可変とすることにより、第1の実施の形態で得られる効果のみならず、急激に伝送路が変動し、誤って不要なパス情報が遅延プロファイル窓に入るように遅延プロファイル窓を移動させてしまった場合であっても、遅延プロファイル窓の追従範囲が設けられていない第1の実施の形態の遅延プロファイル生成器10と異なり、積分時間が自動的に変化するため、遅延プロファイル窓の時間位置が本来と異なる位置に移動し続けることを防ぐことができるという効果を奏する。
第1の実施の形態に係る遅延プロファイル生成器の概略構成図である。 受信した2つの到来波から生成した遅延プロファイルから遅延プロファイル窓を移動させて必要なパス情報を抽出する処理を説明する説明図である。 第2の実施の形態に係る遅延プロファイル生成器の概略構成図である。 OFDM信号のフォーマットを説明する図である。 スキャッタードパイロット方式におけるパイロットシンボルとデータシンボルの配置関係を示すフレーム構成例を示す図である。 OFDM信号から遅延プロファイルを生成し、遅延プロファイル窓を用いてパス情報を抽出する処理を説明する説明図である。 受信したOFDM信号と、該OFDM信号を有効シンボル期間長遅延した信号との相関値を求めるときの従来の求め方を説明する説明図である。 マルチパスが発生した場合に従来の相関器で得られる相関信号の一例を示す図である。 マルチパスが発生した場合に遅延プロファイル窓が適切な時間位置にないと誤った遅延プロファイルが生成されてしまう問題点を説明する説明図である。
符号の説明
10 遅延プロファイル生成器
12 高速フーリエ変換部
14 遅延プロファイル生成部
16 遅延プロファイル抽出部
18 カウンタ切替部
20 第1積分回路
22 第2積分回路
24 比較器
26 進遅情報生成部
28 第3積分回路
30 遅延プロファイル生成器
32 カウンタ切替部

Claims (5)

  1. データシンボル間に周波数方向及び時間方向にパイロットシンボルを分散させて変調されたOFDM信号からパイロットシンボルを抽出し、該抽出したパイロットシンボルから遅延波の時間軸分布を示す遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成手段と、
    前記遅延プロファイル生成手段で生成された遅延プロファイルから、必要な遅延プロファイルを抽出するための時間位置を示す遅延プロファイル窓を用いて、該窓内の遅延プロファイルを抽出する遅延プロファイル抽出手段と、
    前記遅延プロファイル抽出手段で抽出された遅延プロファイルのうち、第1の期間の遅延プロファイルの信号成分を積分すると共に、前記第1の期間と重複しない第2の期間の遅延プロファイルの信号成分を積分する積分手段と、
    前記積分手段によって得られた2つの期間の積分値を比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいて前記遅延プロファイル窓の時間位置を補正する補正手段と、
    を含む遅延プロファイル生成器。
  2. 前記第1の期間は、前記抽出された遅延プロファイルの時間長の中心を境として2つの期間に分割したときの前半の期間であって、前記第2の期間は後半の期間である
    請求項1に記載の遅延プロファイル生成器。
  3. 前記積分手段は、前記第1の期間及び前記第2の期間を、前記抽出された遅延プロファイルの時間長及び前記補正手段の補正量に基づいて変更する
    請求項1に記載の遅延プロファイル生成器。
  4. 前記補正手段は、前記比較手段で2つの積分値の大小関係が所定の条件を満たしたと判断された場合に前記遅延プロファイル窓の時間位置を補正する
    請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の遅延プロファイル生成器。
  5. 前記補正手段は、前記積分手段で2つの期間の積分値が演算される毎に所定範囲内の補正量を算出して累算し、前記遅延プロファイル窓の時間位置を基準の窓位置から該累算した補正量だけ離れた時間位置に移動させる請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の遅延プロファイル生成器。
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