JP4359098B2 - 円筒型アルカリ蓄電池 - Google Patents

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Description

本発明は円筒型アルカリ蓄電池に関する。
アルカリ蓄電池としては、含まれる活物質の種類によって、例えばニッケルカドミウム二次電池、ニッケル水素二次電池等をあげることができる。これらアルカリ蓄電池には、セパレータを間に挟んでそれぞれ帯状の負極と正極とを渦巻状に巻回した電極群を、円筒状の外装缶内に収容した円筒型のものがある。
この種の円筒型アルカリ蓄電池にあっては、短絡の発生を防止するために様々な提案がなされている。例えば、正極は、周縁を裁断して所定寸法の帯状に成型されるので、正極端縁にはばりが生じている。このように端縁にばりを有する正極を巻回した場合、正極巻終わり端縁のばりが、正極の外面側のセパレータを突き破って負極と接触して短絡を生じるので、このような短絡を防止すべく、正極巻終わり端縁と、正極の外面側のセパレータとの間に絶縁性の保護部材が介装されたものがある。
また一方、この種の円筒型アルカリ蓄電池にあっては、過充電時に発生した酸素ガスを還元すべく、正極容量よりも負極容量の方が大きいが、電池容量を高めるために正極活物質の増量が要求され、この要求に応えるべく様々な提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1が開示する円筒型アルカリ蓄電池では、正極の巻終わり端部の外面に、稜を境界として先端側に傾斜面がプレスや削り取りによって形成されている。このように、正極の巻終わり端部を先細り状にすることで、電極群の外周形状を略真円状として電極群と外装缶との間に形成される空隙を小さくし、この円筒型アルカリ蓄電池は体積効率を高めて高容量化を達成するものと考えられる。
実開昭53−160720号公報
しかしながら、保護部材を正極巻終わり端縁と正極の外面側のセパレータとの間に介装しても、短絡の発生を十分には防止することができないという問題がある。
より詳しくは、正極巻終わり端縁のばりには、正極の外面側に向かって突出するもののほか、正極の内面側に向かって突出しているものがある。一方、保護部材を介装したことにより、電極群の外径が、中心軸と正極巻き終り端縁とを結ぶ方向で増大するので、外装缶への電極群の挿入時、外装缶の開口縁及び周壁によって、正極巻終わり端縁が厚み方向両側から強く押圧されて圧縮される。このため、正極巻終わり端縁にて正極の内面側に向かって突出したばりが、正極の内面側のセパレータを突き破って負極と接触して短絡を生じる。
また、特許文献1の円筒型アルカリ蓄電池においては、正極を先細り状とする際に、正極巻終わり端部の外面の稜にばりが生じ、この稜のばりが、正極巻終わり端部の外面に重ね合わされたセパレータの部分を突き破って短絡が生じるという問題がある。
より詳しくは、特許文献1の円筒型アルカリ蓄電池においても、未だ電極群の横断面形状は真円形状とはならず、その外径は中心軸と正極巻終わり端部の稜とを結ぶ方向で最大となる。このため、外装缶への電極群の挿入時、外装缶の開口縁及び周壁によって、正極巻終わり端部の稜の部分が厚み方向両側から強く押圧されて圧縮される。従って、正極巻終わり端部の外面に、傾斜面をプレスや削り取りによって形成し、稜にばりが生じている場合、稜のばりが外装缶への電極群の挿入時に強く押圧されて正極の外面側のセパレータを突き破って負極と接触し、短絡が生じる。
本発明は上記の問題を解決し、正極巻き終り端部における正極の内面側及び外面側の双方で短絡が防止され、且つ高容量化に好適した円筒型アルカリ蓄電池を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、請求項1の発明では、導電性の円筒状外装缶と、前記外装缶内にアルカリ電解液とともに収容され、それぞれ帯状の正極及び負極をセパレータを介して渦巻状に巻回してなる電極群とを備えた円筒型アルカリ蓄電池において、前記正極は、一定の厚みを有する正極本体部と、前記正極本体部の一端側に一体に形成され、前記正極本体部よりも厚みが薄く且つ前記正極の内面側にて前記正極本体部と面一をなす巻終わり端部とを有し、前記正極と前記正極の外面側に重ね合わされたセパレータとの間に、前記正極の本体部と前記正極の巻き終わり端部との間の境界上に絶縁性の保護部材が配置されていることを特徴としている。
上記した構成では、電極群の外装缶への挿入時、正極巻終わり端部と正極本体部との間の境界には厚み方向に大きな押圧力が加えられるが、境界と正極の外面側に位置付けられたセパレータとの間には保護部材が介装されているので、稜のばりがセパレータを突き破って負極と接触し、短絡するのが防止されている。また電極群の外装缶への挿入時、稜とは反対側の正極内面の部分に加わる厚み方向の押圧力も大きいが、この正極内面の部分は面一をなして平坦であるため、セパレータを突き破って負極と短絡することはない。従って、この円筒型アルカリ蓄電池は、正極巻終わり端部における正極の両面側にて正極と負極との接触が防止され、もって短絡が防止されている。
上記した構成の好適な態様として、前記保護部材は、200μm以下の厚み(請求項2)と、30mm以下の長さ(請求項3)とを有し、また、ポリオレフィン製であって、不織布、シート及びテープよりなる群から選択される(請求項4)。
また、上記した構成の具体的な態様として、前記正極は、前記正極巻終わり端部の外面は、前記正極巻終わり端部の厚みが前記境界から先端側に向かって漸減するよう、傾斜面として形成されている(請求項5)。
上記した構成の好適な態様として、請求項6の発明では、前記電極群は巻芯を用いて巻回され、前記巻芯の外径は、前記外装缶の外径の30%以下であることを特徴としている。
この態様では、電極群の巻回に用いられる巻芯の外径が外装缶の外径の30%以下なので、更に、電池寿命の低下が防止されている。
外装缶の外径に対する巻芯の外径の比率が30%を超えると、電極群の中心軸近傍に存在する空洞が大きくなり、充電時、正極で発生した酸素ガスがこの空洞内にたまりやすくなり、負極での酸素ガス還元反応に遅れが生じる。酸素ガス還元反応が遅れると内圧が上昇し、安全弁が作動してアルカリ電解液が漏出して電池寿命が低下してしまう。そこで、この態様では、正極、負極及びセパレータ等を外装缶内に収容するにあたり、外装缶の外径に対して30%以下の外径を有する巻芯を用いて電極群を巻回し、電極群の中心軸近傍の空洞を小さくする一方、空洞を小さくした分だけ酸素ガスを一時的に蓄える空間を電池内部に分散させることで、負極の全体で酸素ガス還元反応を効率的に進行させて酸素ガス還元反応の遅れを防止している。その故、この態様では、内圧上昇に伴なう安全弁の作動によるアルカリ電解液の漏出が防止され、電池寿命の低下が防止される。
また、上記した構成の好適な態様として、請求項7の発明では、前記電極群の一端と前記外装缶の蓋体との間に配置され、前記正極の一方の面に溶接された端部及び前記電極群と前記蓋体との間で折曲された折曲部を有する帯状の正極リードを備え、前記電極群は前記巻芯形状に対応した空洞部を有し、横断面でみたときに、前記空洞部の断面積を差し引いた前記電極群の断面積を、前記外装缶の内側の断面積から前記電極群の空洞部の断面積を差し引いた値で除した値の百分率(以下、電極群断面積比率という)が90%以上100%以下であることを特徴としている。
この態様によれば、電極群断面積比率が90%以上に設定されているので、更に、内部抵抗の増大が防止されている。
電極群断面積比率が低い場合、外装缶の周壁により径方向両側から電極群に加えられる圧縮力は小さくなるので、電極群における緊縛度が低くなる。緊縛度が低い状態で、正極の一方の面に溶接された正極リードを折曲げて外装缶の開口内に蓋体を配置した場合、正極リードの端部が溶接された正極の個所に大きな負荷がかかり、正極のこの個所で破断が生じて内部抵抗が高くなる。そこで、この態様では、電極群断面積比率を90%以上にすることで、電極群に加えられる圧縮力を大きくして電極群の緊縛度を高め、正極リードの端部が溶接された正極の個所を、セパレータを介して径方向両側から負極で押圧して挟持し、正極リードの折曲時における正極のこの個所での変形を防止している。その故、この態様では、正極の正極リード端部を溶接した個所での破断が防止され、内部抵抗の増大が防止される。
以上説明したように、本発明の円筒型アルカリ蓄電池は、正極と正極の外面側に位置付けられたセパレータとの間に、正極本体部と正極巻終わり端部との境界をカバーする保護部材を介装したことにより、高容量化に好適し且つ短絡が防止されて品質が向上している。
以下に添付の図面を参照して、本発明の一実施形態のAAサイズの円筒型ニッケル水素二次電池(以下、電池A)を詳細に説明する。
図1に示したように、電池Aは上端が開口した有底円筒形状をなす外装缶10を備え、外装缶10は導電性を有して負極端子として機能する。外装缶10の開口内には、リング状の絶縁パッキン12を介して導電性の蓋板14が配置され、開口縁をかしめ加工することにより絶縁パッキン12及び蓋板14は開口内に固定されている。
蓋板14は中央にガス抜き孔16を有し、蓋板14の外面上にはガス抜き孔16を塞いでゴム製の弁体18が配置されている。更に蓋板14の外面上には、弁体18を覆う帽子状の正極端子20が固定され、正極端子20は弁体18を蓋板14に押圧している。従って、通常時、外装缶10は絶縁パッキン12及び弁体18とともに蓋板14により気密に閉塞されている。一方、外装缶10内でガスが発生してその内圧が高まった場合には弁体18が圧縮され、ガス抜き孔16を通して外装缶10からガスが放出される。つまり、蓋板14、弁体18及び正極端子20は、安全弁を形成している。
外装缶10内には、アルカリ電解液(図示せず)とともに略円柱状の電極群22が収容され、電極群22はその最外周部が外装缶10の周壁に直接接触している。電極群22は、正極24、負極26及びセパレータ28からなり、アルカリ電解液としては、例えば、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化リチウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、及びこれらのうち2つ以上を混合した水溶液等をあげることができる。
更に外装缶10内には、電極群22の一端と蓋板14との間に、正極リード30が配置され、正極リード30の両端は正極24及び蓋板14に接続されている。従って、正極端子20と正極24との間は、正極リード30及び蓋板14を介して電気的に接続されている。より詳しくは、正極リード30は帯状をなし、蓋板14を外装缶10の開口内に配置する時に、電極群22と蓋板14との間にて折り曲げられて収容され、正極リード30の電極群22側の端部は、正極24の一方の面に面接触した状態で溶接されている。なお、蓋板14と電極群22との間には円形の絶縁部材32が配置され、正極リード30は絶縁部材32に設けられたスリットを通して延びている。また、電極群22と外装缶10の底部との間にも円形の絶縁部材34が配置されている。
図2を参照すると、電極群22において、正極24及び負極26は、セパレータ28を間に挟んだ状態で電極群22の径方向でみて交互に重ね合わされている。
より詳しくは、電極群22は、それぞれ帯状の正極24、負極26及びセパレータ28を用意し、これら正極24及び負極26を、セパレータ28を介してそれらの一端側から巻芯を用いて渦巻状に巻回して形成される。このため、正極24及び負極26の一端部(巻始め端部)36,38が電極群22の中心側に位置付けられる一方、正極24及び負極26の他端部(巻終わり端部)40,42が電極群22の外周側に位置付けられている。また、負極26は、正極24に比べて長く、正極巻始め端部36の内側から正極巻終わり端部40の外側まで渦巻き状に延び、セパレータ28を介して正極24を長手方向全域に亘って両側から挟んでいる。電極群22の最外周部には、セパレータ28は巻回されておらず、負極26が電極群22の最外周部を形成している。電極群22の最外周部において、負極26と外装缶10とは互いに電気的に接続され、また負極巻終わり端部42は、電極群22の周方向に正極巻終わり端部40を超えて延出し、セパレータ28を介して負極26が正極巻終わり端部40の径方向外面を覆っている。
巻回後に巻芯は引き抜かれるので、電極群22はその中心に、巻芯の形状に対応した空洞部44を有する。このとき、電極群22の横断面積は、図3(a)に斜線で示したように、外装缶10の内側の断面積から、空洞部44と、電極群22と外装缶10との間に生じた隙間45とを差し引いた値となるが、本実施形態では好適な態様として、この電極群22の横断面積を、外装缶10の周壁内側の断面積から空洞部44の断面積を差し引いた値、つまり図3(b)に斜線で示した横断面積で除した値の百分率、つまり電極群断面積比率が90%以上100%以下の範囲内に入っている。
セパレータ28の材質としては、例えば、ポリアミド繊維製不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン繊維製不織布に親水性官能基を付与したものをあげることができる。
負極26は、図4及び図5に展開して示したように、帯状をなす導電性の負極芯体46を有し、この負極芯体46には負極合剤が保持されている。負極芯体46は、厚み方向に複数の貫通孔を有するシート状の金属材からなり、このようなものとして、例えば、パンチングメタル、金属粉末焼結体基板、エキスパンデッドメタル及びニッケルネット等をあげることができる。とりわけ、パンチングメタルや、金属粉末を成型してから焼結した金属粉末焼結体基板は負極芯体46に好適する。なお、図1及び図2中、作図上の都合により、負極芯体46を省略した。
負極合剤は、電池Aがニッケル水素二次電池であることから、負極活物質としての水素を吸蔵及び放出可能な水素吸蔵合金粒子及び結着剤からなる。
水素吸蔵合金粒子は、電池Aの充電時にアルカリ電解液中で電気化学的に発生させた水素を吸蔵でき、なおかつ放電時にその吸蔵水素を容易に放出できるものであればよい。このような水素吸蔵合金としては、特に限定されないが、例えば、LaNi5やMmNi5(Mmはミッシュメタル)等のAB5型系のものをあげることができる。また、結着剤としては親水性若しくは疎水性のポリマー等をそれぞれあげることができる。
上記した負極合剤は、負極芯体46の貫通孔内に充填されるとともに、負極芯体46がシート状であることから、負極芯体46の両面上に層状にして保持されている。以下では、負極芯体46の径方向内面を被覆し、電極群22の中心軸側を向いた負極合剤の層を内側水素吸蔵合金層48又は内側合金層48といい、負極芯体46の径方向外面を被覆し、電極群22の外側を向いた負極合剤の層を外側水素吸蔵合金層50又は外側合金層50という。
負極26において、内側合金層48の厚みT2は、負極巻始め端部38から負極巻終わり端部42に亘って一定である。一方、外側合金層50は、負極巻始め端部38と負極巻終わり端部42との間で厚みが変化し、負極26は、外側合金層50の厚みに関して、負極芯体46の長手方向でみて3つの領域、すなわち、負極巻始め端部38から負極巻終わり端部42に向かって順に、本体部52、境界部54および薄肉部56に区分けされる。
本体部52は電極群22の内側に巻回され、セパレータ28介して両側に正極24が配置されている。本体部52における外側合金層50の厚みは、内側合金層48の厚みT2に等しく一定である。
薄肉部56は、電極群22の外側に巻回されて電極群22の最外周部を形成し、正極巻終わり端部40の外側をセパレータ28を介して覆う一方、外装缶10の周壁と密接する。薄肉部56における外側合金層50の厚みT1は、負極芯体46の長手方向でみて一定であり、且つ、本体部52における外側合金層50の厚み、すなわち内側合金層48の厚みT2よりも薄い。従って、薄肉部56においては、内側合金層48の方が外側合金層50よりも厚い。
境界部54は、本体部52と薄肉部56との間に形成されている。境界部54は、電極群22として巻回されたとき、電極群22の周方向でみて正極巻終わり端部40とは異なる位置に位置付けられていることが好ましく、本実施形態では正極巻終わり端部40の内側にはセパレータ28を介して本体部52が配置されている。ただし、境界部54と正極巻終わり端部40との周方向位置は特には限定されない。また、境界部54は、長さL1を有し、負極芯体46の長手方向でみて厚みが変化する。より詳しくは、境界部54における外側合金層50の厚みは、本体部52から薄肉部56に向かって略一定の変化率にて徐々に減少し、厚みT2から厚みT1まで変化する。
なお、上記したように負極26が、本体部52、境界部54及び薄肉部56を有し、薄肉部56の厚みが本体部52の厚みよりも薄いことが好ましいが、負極26の厚みは特に限定されず、長手方向でみて一定であってもよい。
正極24は、帯状をなす導電性の正極芯体を有し、この芯体には正極合剤が保持されている。正極芯体は、3次元の網目構造、つまり多孔質構造を有する例えばニッケル製の金属体であり、正極合剤は金属体の連通孔内に保持される。
正極合剤は、例えば、正極活物質、添加剤及び結着剤からなる。正極活物質としては、特に限定されないが、水酸化ニッケル粒子、あるいは、コバルト、亜鉛、カドミウム等を固溶した水酸化ニッケル粒子をあげることができる。また、添加剤としては、酸化イットリウムの他に、酸化コバルト、金属コバルト、水酸化コバルト等のコバルト化合物、金属亜鉛、酸化亜鉛、水酸化亜鉛等の亜鉛化合物、酸化エルビウム等の希土類化合物等を、結着剤としては親水性若しくは疎水性のポリマー等をそれぞれあげることができる。
図6及び図7に展開して示したように、正極24は、一定の厚みを有する正極本体部58を有し、正極巻終わり端部40は、正極本体部58の一端側に一体に形成されている。正極巻終わり端部40は、正極本体部58よりも厚みが薄く且つ正極24の径方向内面側にて正極本体部58と面一をなしている。
そして、正極巻終わり端部40は、正極本体部58との境界である稜60から先端(正極巻終わり端)側の外面が傾斜面61として形成され、正極24の厚みは稜60から先端に向かって一定の変化率で漸減している。稜60及び傾斜面61は、後述するように削り落としやプレスによって正極巻終わり端部40の外面に形成されるが、稜60には、この形成時に生じたばりが存在している。なお、図6及び図7中、正極24とともに以下に説明する保護部材62も展開して示されている。
図8に拡大して示したように、保護部材62は、正極巻終わり端部40の外面と、正極の巻き終り端部40の外面を覆うセパレータ28の一部との間に配置されている。つまり保護部材62は、正極24と、正極24の外面側のセパレータ28との間に介装されている。保護部材62は、絶縁性を有し、図6及び図7に展開して示したように、シート状をなして正極24の稜60全体を被覆可能である。
保護部材62の寸法は、電極群22を外装缶10内へ挿入した時に、稜60及びその周辺部分のばりが保護部材62及びセパレータ28を貫通しないよう設定され、特に限定されることはない。ただし、本実施形態では好適な態様として、保護部材62の厚みT3は、10μm以上200μm以下の範囲内に設定されている。また、正極24の長手方向、つまり電極群22の周方向でみた保護部材62の長さL2は、本実施形態では好適な態様として、1mm以上30mm以下の範囲内に設定されている。
ここで、保護部材62の厚みT3とは、電池Aを解体して保護部材62を取り出して乾燥させた後、乾燥した保護部材62の複数個所でマイクロメータを用いて厚みを測定し、これら測定値を平均した値のことをいう。また、保護部材62の長さL2とは、厚みT3の場合と同様に電池Aを解体して保護部材62を取り出して乾燥させた後、乾燥した保護部材62を平面上に展開して定規等を用いて測定した値のことをいう。
また、保護部材62の材質及び形態についても、電極群22を外装缶10内へ挿入した時に、稜60及びその周辺部分のばりが保護部材62及びセパレータ28を貫通しないよう設定されるけれども、特に限定されることはない。ただし、保護部材62の材質としては、耐アルカリ性と親水性の両方を備えているポリオレフィン系のポリマー、例えばPP(ポリプロピレン)が好ましく、また保護部材62の形態は、不織布、シート又はテープが好ましい。
上述した電池Aは、通常の方法を適用して製造することができるが、以下では正極24の製造方法及び電極群22の製造(巻回)方法のそれぞれ一例を説明する。
正極24の製造にあたっては、まず、正極芯体となる例えばニッケル製金属体のシート及び正極合剤ペーストを用意し、金属体に正極合剤ペーストを充填して乾燥させる。次いで、乾燥状態の正極合剤が充填されている金属体を、一対の圧延ロール間のギャップに通してその厚み方向両側から圧縮して厚みを調整してから、正極巻終わり端部40となる箇所を削り落とすか又はプレスして傾斜面61を形成した後、所定の寸法に裁断して正極24が得られる。なお、正極24における正極リード30を溶接する個所では、例えば超音波を加えることで正極合剤が部分的に除去される。
電極群22は、上述した製造方法で得られた正極24と、別に用意した負極26及びセパレータ28とを、図9に示したように、巻芯64を用いて巻回して作製される。円柱状の巻芯64には、巻芯64の軸線方向に延び且つその径方向に巻芯64を2分割するスリット66が形成されている。このスリット66にセパレータ28を挟んだ状態で、図中、矢線68で示した方向に巻芯64を回転させるとともに、巻芯64に向かって正極24、負極26及びセパレータ28を連続的に繰り出すことにより、電極群22が巻回される。このとき、巻芯64の外径dは、特に限定されないが、本実施形態では好適な態様として、外装缶10の外径D(図2参照)の0%以上30%以下の外径dを有する巻芯64を用いて電極群22を巻回した。なお、図9中、線の錯綜をさけるため、セパレータ28のハッチングを省略した。
上記した構成の電池Aによれば、正極24の巻終わり端部40が薄くなっているので、電極群22の外周形状が略真円状となり、電極群22と外装缶10の周壁との間の隙間45(図3参照)が小さくなって体積効率が向上する。従って、この電池Aは高容量化に好適する。
そしてその上、電池Aは、正極巻き終り端部40における正極24の径方向内面側及び外面側での短絡が防止され、品質が向上している。
電池Aにおいては、正極巻終わり端部40の外面に稜60が存在し、稜60にはばりが存在している。しかしながら、稜60とこの稜60を覆うセパレータ28との間には保護部材62が配置されており、電極群22の外装缶10への挿入時、稜60が電極群22の径方向、つまり正極24の厚み方向両側から強く押圧されたとしても、保護部材62が稜60をカバーし、稜60のばりがセパレータ28を突き破って負極26と接触することを防止する。つまり、保護部材62によって、正極巻き終り端部40における正極24の外面側での短絡が防止されている。また、電極群22の外装缶10への挿入時、稜60とは反対側の正極24の内面部分70も強く押圧されるが(図7参照)、この内面部分70は、面一をなして平坦であって、ばりが無いことから、セパレータ28を突き破って短絡することはない。つまり、正極巻き終り端部40における正極24の内面側での短絡も防止されている。なお、正極巻き終り端部40は先端側が薄く形成されているので、電極群22の外装缶10への挿入時、正極巻き終り端縁は強く押圧されることはなく、正極巻き終り端縁における短絡の発生も防止されている。
また、電池Aでは、保護部材62の厚みT3が、好適な態様として10μm以上200μm以下の範囲内に設定されているので、確実に短絡が防止されるとともに、負極容量の低下や内部抵抗の増大が防止されている。
保護部材62の厚みT3が10μm未満の場合、稜60のばりが保護部材62及びセパレータ28を貫通して短絡が生じやすい。また、保護部材62の厚みT3が200μmを超える場合、保護部材62を介挿した電極群22の周方向位置で電極群22の外径が大きくなり、電極群22の外装缶10への挿入時、この周方向位置で負極26の薄肉部56と外装缶10の開口縁及び周壁とが激しく摺動し、負極芯体46から内及び外合金層48,50が剥がれ落ちて負極容量低下を招いたり、負極芯体46にひび割れや破断が生じて内部抵抗の増大を招く。
更に、電池Aでは、保護部材62の長さL2が、好適な態様として1mm以上30mm以下の範囲内に設定されているので、保護部材62を電極群22に容易に介挿することができるとともに、充放電特性の低下が防止されている。
保護部材62の長さL2が1mm未満の場合、電極群22巻回時に稜60をカバーするように保護部材62を介挿することは困難である。また、保護部材62の長さL2が30mmを超えると、保護部材62自身は電池反応に寄与しないので体積効率の低下を招くばかりか、保護部材62を介挿した電極群22の領域では、正極24と負極26の薄肉部56との間の極板間隔が拡大されるので、この領域での充放電特性が低下してしまう。
また、電池Aでは、電極群22の巻回に用いられる巻芯64の外径dが外装缶10の外径Dの30%以下なので、更に、電池寿命の低下が防止されている。
外装缶10の外径Dに対する巻芯の外径の比率が30%を超えると、電極群22の中心軸近傍に存在する空洞44が大きくなり、充電時、正極24で発生した酸素ガスがこの空洞44内にたまりやすくなり、負極26での酸素ガス還元反応に遅れが生じる。酸素ガス還元反応が遅れると内圧が上昇し、安全弁が作動してアルカリ電解液が漏出し、電池寿命が低下してしまう。そこで、電池Aでは、正極24、負極26及びセパレータ28等を外装缶10内に収容するにあたり、外装缶10の外径Dに対して30%以下の外径dを有する巻芯64を用いて電極群22を巻回し、電極群22の中心軸近傍の空洞44を小さくする一方、空洞44を小さくした分だけ酸素ガスを一時的に蓄える空間を電池内部に分散させることで、負極26の全体で酸素ガス還元反応を効率的に進行させて酸素ガス還元反応の遅れを防止している。その故、電池Aでは、内圧上昇に伴なう安全弁の作動によるアルカリ電解液の漏出が防止され、更に、電池寿命の低下が防止される。
そして、電池Aでは、電極群断面積比率が90%以上に設定されているので、更に、内部抵抗の増大が防止されている。
電極群断面積比率が低い場合、外装缶10の周壁により径方向両側から電極群22に加えられる圧縮力は小さくなるので、電極群22における緊縛度が低くなる。緊縛度が低い状態で、正極24の一方の面に端部が溶接された正極リード30を折曲げて外装缶10の開口内に蓋板14を配置した場合、正極リード30の端部が溶接された正極24の個所に大きな負荷がかかり、正極24のこの個所で破断が生じて内部抵抗が高くなる。そこで、電池Aでは、電極群断面積比率を90%以上にすることで、電極群22に加えられる圧縮力を大きくして電極群22の緊縛度を高め、正極リード30の端部が溶接された正極24の個所を、セパレータ28を介して径方向両側から負極26で押圧して挟持し、正極リード30の折曲時における正極24のこの個所での変形を防止している。その故、電池Aでは、正極24の正極リード端部30を溶接した個所での破断が防止され、内部抵抗の増大が防止される。
本発明は、上記した一実施形態に限定されることはなく、種々変形が可能であり、例えば、電池Aは、円筒型ニッケルカドミウム蓄電池であってもよく、また、AAAサイズ等であってもよい。
そして、正極巻終わり端部40の外面に傾斜面61を形成するのに代えて、図10及び図11に示したように、正極巻終わり端部40に段差面72を形成し、正極巻終わり端部40を一定の厚みにて正極本体部58よりも薄くしてもよい。
また、正極24はパンチングメタル製の正極芯体の両面に、正極合剤が保持されているものであってもよい。
また更に、保護部材62が、少なくとも一方の表面に接着層を有し、正極巻終わり端部40の外面またはセパレータ28に付着していてもよい。
実施例1〜6、比較例1
1.電池の組み立て
実施例1〜6として、図1、2、4、5、6及び7に示した構成を有するAAサイズの円筒型ニッケル水素二次電池をそれぞれ100個ずつ組み立てた。
また、比較例1として、保護部材62を備えていないことを除いて実施例1と同じ構成の円筒型ニッケル水素二次電池を100個組立てた。
ここで、実施例1〜6の保護部材62は、いずれもセパレータ28と同じポリプロピレン繊維製の不織布からなり、表1に、保護部材62の寸法(厚み、長さ)を示した。
2.電池の特性評価試験
得られた実施例1〜6、比較例1の各円筒型ニッケル水素二次電池について、100個中、短絡の発生した個数を数えて、この結果を表1に示した。
Figure 0004359098
表1から、稜60をカバーする保護部材62を正極24とセパレータ28との間に介挿した実施例1〜6では、保護部材62を介挿しなかった比較例1に比べて、短絡の発生が防止されていることがわかる。
本発明の実施形態に係る円筒型ニッケル水素二次電池の部分切欠き斜視図である。 図1の電池の横断面図である。 図1の電池における(a)電極群の横断面積を示した模式図、および(b)外装缶の内側の断面積から空洞部の断面積を差し引いた横断面積を示した模式図である。 図1の電池に用いられる負極を展開して示した斜視図である。 図4の負極の側面図である。 図1の電池に用いられる正極及び保護部材を展開して示した斜視図である。 図1の電池に用いられる正極及び保護部材を展開して示した側面図である。 図2中、領域VIIIの拡大図である。 図1の電池に用いられる電極群の巻回方法の説明図である。 図6に示した正極の変形例及び保護部材を示した斜視図である。 図6に示した正極の変形例及び保護部材を示した側面図である。
符号の説明
10 外装缶
22 電極群
24 正極
26 負極
28 セパレータ
40 正極巻終わり端部
58 正極本体部
60 稜(境界)
61 傾斜面
62 保護部材

Claims (7)

  1. 導電性の円筒状外装缶と、
    前記外装缶内にアルカリ電解液とともに収容され、それぞれ帯状の正極及び負極をセパレータを介して渦巻状に巻回してなる電極群と
    を備えた円筒型アルカリ蓄電池において、
    前記正極は、一定の厚みを有する正極本体部と、前記正極本体部の一端側に一体に形成され、前記正極本体部よりも厚みが薄く且つ前記正極の内面側にて前記正極本体部と面一をなす正極巻終わり端部とを有し、
    前記正極と前記正極の外面側に重ね合わされたセパレータとの間に、前記正極の本体部と前記正極の巻き終わり端部との間の境界上に絶縁性の保護部材が配置されていることを特徴とする円筒型アルカリ蓄電池。
  2. 前記保護部材は、200μm以下の厚みを有することを特徴とする請求項1記載の円筒型アルカリ蓄電池。
  3. 前記保護部材は、30mm以下の長さを有することを特徴とする請求項1記載の円筒型アルカリ蓄電池。
  4. 前記保護部材は、ポリオレフィン製であって、不織布、シート及びテープよりなる群から選択されることを特徴とする請求項1記載の円筒型アルカリ蓄電池。
  5. 前記正極巻終わり端部の外面は、前記正極巻終わり端部の厚みが前記境界から先端側に向かって漸減するよう、傾斜面として形成されていることを特徴とする請求項1記載の円筒型アルカリ蓄電池。
  6. 前記電極群は巻芯を用いて巻回され、前記巻芯の外径は、前記外装缶の外径の30%以下であることを特徴とする請求項1記載の円筒型アルカリ蓄電池。
  7. 前記電極群の一端と前記外装缶の蓋体との間に配置され、前記正極の一方の面に溶接された端部及び前記電極群と前記蓋体との間で折曲された折曲部を有する帯状の正極リードを備え、
    前記電極群は巻芯を用いて巻回され、前記巻芯形状に対応した空洞部を有し、
    横断面でみたときに、前記空洞部の断面積を差し引いた前記電極群の断面積を、前記外装缶の内側の断面積から前記電極群の空洞部の断面積を差し引いた値で除した値の百分率が90%以上100%以下であることを特徴とする請求項1記載の円筒型アルカリ蓄電池。
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