JP4357671B2 - 馳式折版屋根材の接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は合成樹脂製馳式折版屋根材同士、又は、合成樹脂製馳式折版屋根材と金属製馳式折版屋根材との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、折版屋根に採光を行うための天窓を設ける場合、該天窓部分に採光性を有する透明又は半透明のポリカーボネート製の折版屋根材を取付けることが行われている。この場合、谷部の側端部に形成している山部同士が密接状態で重合可能な折版屋根材においては、その重合部の天壁面間をボルトによって一体的に結合しているが、このような接続構造ではボルト孔から雨水が浸入する虞れがあるばかりでなく、ボルトが腐食して長期の使用に耐えることができないという問題点がある。
【0003】
このため、図7に示すように、谷部41の両端縁に外側方に向かって水平に屈曲した一定幅の山部42、43を形成していると共に、一方の山部42の突出端に上方に向かって屈曲した垂直脚片部44とこの垂直脚片部44の上端に下向きに開口46した断面コ字状ないしはC字状の屈曲縁部45を形成し、他方の山部43の水平突出端に上方に屈曲した一定高さの垂直な起立縁部47を形成してなるポリカーボネート製折版屋根材40が開発されている。
【0004】
そして、これらの折版屋根材40、40同士を接続するには、図8に示すように、吊子31の上端屈曲部32に一方の折版屋根材40の屈曲縁部45を被せたのち、この屈曲縁部45を吊子31の外周面に面接触状態となるように馳加工を施すと共に、他方の馳式折版屋根材40の起立縁部47を吊子31の上端屈曲部32に内包させたのち、下向き開口の断面C字状金属製キャップ51を被せ、手動馳折り装置又は自走馳折り装置を用いて該金属製キャップ51を圧締めすることにより接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、手動馳折り装置又は自走馳折り装置によって圧締めした時に、ポリカーボネート製馳式折版屋根材の屈曲縁部45が吊子の先端で、接触部分を支点として内側方に冷間状態で屈曲変形させられるために、この屈曲部分に集中荷重による大きな内部応力が発生し、該内部応力が歪として残留し、長期間の使用によりクラック発生する虞れがあった。
【0006】
また、ポリカーボネート製馳式折版屋根材40の屈曲縁部45は吊子に対する固定を確実に行わせるために、上述したように、吊子の外周面に全面的に接するように馳加工を施すものであるから、施工に著しい手間と労力を要するばかりでなく馳加工により変形した屈曲縁部45がその復元力により元の形状に戻ろうとするため、馳加工部分の形状保持力が乏しくて、この馳式折版屋根材40に雪や風圧等による正や負の圧力が作用するとその屈曲縁部45による固定力が緩められ、屈曲縁部45が吊子から離脱する場合が生じる虞れもあった。
【0007】
これを防止するために、上述したように、該屈曲縁部45を下向き開口の断面C字状金属キャップ51により被覆したのち該キャップ51を馳折り装置によって圧締めすることにより、この金属製キャップ51の保持力で屈曲縁部45の変形形状を固定させているが、馳加工を施した屈曲縁部45の外周面に対して金属製キャップ51の内周面が全面的に均一な圧接力でもって被覆させることが困難で、ある部分においては強く圧接し、ある部分においては隙間が生じて水密性が低下し、この隙間を通じて雨水が毛細管現象によって浸入する虞れがあった。これをなくするために、金属製キャップ51を強く圧締めしすぎると、ポリカーボネート製馳式折版屋根材40の屈曲縁部45に過剰の力が加わり、内部歪みが大きくなってクラック発生の原因となるため、余り強く圧締めできなかった。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは内部に集中的な残留応力を生じさせることなく且つ、互いに馴染み性よく簡単にしかも精度よく接続し得ると共に水密性に富み、その上、構造が簡単な馳式折版屋根材接続構造を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は馳式折版屋根材同士の接続構造であって、一方の馳式折版屋根材の上記小形屈折片を吊子の上端屈曲部の内側に内包させると共に他方の馳式折版屋根材の多大形屈折片を該吊子に馳加工を施すことなく被せてその多角形状に屈折した各屈折片部を吊子の外周面に外接させてあり、さらに、下向き開口の金属製キャップの一半部を上記大形屈折片に被せてその内周面に該大形屈折片の各屈折片部の角部を内接させると共に該金属製キャップの他半部を上記大形屈折片の先端を変形させることなく大小形の屈折片と吊子との先端部を内包する方向に圧締めしてなる構造を有している。
【0010】
請求項2に係る発明は上記合成樹脂製馳式折版屋根材と金属製馳式折版屋根材との接続構造であって、金属製馳式折版屋根材の小形屈折片を吊子の上端屈曲部の内側に内包させると共に合成樹脂製馳式折版屋根材の大形屈折片を馳加工を施すことなく該吊子に被せてその多角形状に屈折した各屈折片部を吊子の外周面に外接させてあり、さらに、下向き開口の金属製キャップの一半部を上記大形屈折片に被せてその内周面に該大形屈折片の各屈折片部の角部を内接させると共に該金属製キャップの他半部を上記大形屈折片の先端を変形させることなく大小形の屈折片と吊子との先端部を内包する方向に圧締してなる構造を有している。
【0011】
上記請求項又は請求項に記載の馳式折版屋根材同士の接続構造において、請求項に係る発明は、下向き開口の金属製キャップにおける上記他半部と、該他半部によって被覆された大小屈折片及び吊子の先端部との間にパッキンを介在させていることを特徴としている。
【0012】
【作用】
合成樹脂製馳式折版屋根材は、その一方の山部の端縁における起立片の上端に形成した大形屈折片を外向きに開口した多角形状の屈折片に形成しているので、採光用天窓の施工時に、この大形屈折片を吊子の上端屈曲部に被せた場合、多角形状に屈折した各屈折片部が吊子に対して全長に亘って馴染み性よく線接触状態に接し、大形屈折片に馳加工を施すことなく吊子の外周面に該大形屈折片を簡単且つ精度よく被覆させることができる。また、大形屈折片は屈折部分を複数条有しているので剛性があり、真っ直ぐに延びているので、持ち運び等の取り扱いが容易であり、吊子との接触も良好に行える。一方、この合成樹脂製馳式折版屋根材における他方の山部の起立片における上端に形成した小形屈折片は、吊子の上端部に内包可能な断面形状に形成されているので、何等の加工を必要とすることなく吊子の内側に配設することができる。
【0013】
また、上記合成樹脂製馳式折版屋根材同士を接続させて採光用天窓を構成する際に、上述したように、吊子の上端屈曲部の内側に一方の合成樹脂製馳式折版屋根材の小形屈折片を内包させ、他方の合成樹脂製馳式折版屋根材の大形屈折片を上記吊子の外周面に被せたのち、下向き開口の金属製キャップを上記大形屈折片に被せると、この金属製キャップの円弧状に湾曲した一半部の内周面に多角形状に屈折した大形屈折片の各屈折片部の角部が全長に亘って馴染み性よく線接触状態に内接し、雨水の浸透を確実に防止し得る水密性に優れた接続構造を構成することができる。
【0014】
さらに、大形屈折片を被覆した上記金属製キャップの他半部を大形屈折片の先端を変形させることなく大小屈折片と吊子との先端部を内包する方向に圧締してなるものであるから、金属製キャップのみを圧締めすることにより馳式折版屋根材同士の接続が可能となり、手動馳折り装置又は自走馳折り装置に必要以上の大きな圧締力を要求することなく簡単にして効率よく確実な接続が行えると共に金属製キャップの圧締時には大形屈折片部に局部的な集中荷重が作用することはなく、従って、大きな残留歪が生じる虞れもなく、長期の使用に供することができる。
【0015】
なお、金属製馳式折版屋根材における小形屈折片と上記合成樹脂製馳式折版屋根材における大形屈折片との接続も、上記同様に金属製キャップを用いて簡単且つ正確に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に本発明の具体的な実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、平面縦長長方形状の透明乃ないしは半透明の合成樹脂製馳式折版屋根材Aの正面図であって、一定幅と一定長さ及び一定厚み(略2mm)を有する縦長長方形状の合成樹脂製板状体における中央部を一定幅の谷部1としてこの谷部1の両側縁を全長に亘って斜め外側方に向かって屈折、傾斜させることにより一定幅と高さの傾斜板部2、3を形成し、これらの両傾斜板部2、3の上端縁を外側方に向かって水平に屈折させて一定の小幅の山部4、5をそれぞれ形成し、さらに、両山部4、5の水平突出外側端縁を上方に屈折させて一定高さの垂直な起立片6、7をそれぞれ形成していると共に、一方の山部4の起立片6の上端に半円形状の面に沿うように多角形状に屈折した外向きの大形屈折片8を形成し、他方の山部5の起立片7の上端に後述する吊子12の上端屈曲部12a に内包可能な小幅の水平端部からなる小形屈折片9を形成してなるものである。
【0017】
なお、図1に示した合成樹脂製馳式折版屋根材Aは、1つの谷部1の両側端部に傾斜板部2、3を介して小幅の山部4、5をそれぞれ形成している構造を有しているが、傾斜板部を介して谷部とこの谷部に略同一幅を有する山部とを2つ以上幅方向に連続的に形成し、両外側端部の傾斜板部2、3の上端に小幅の山部4、5を形成した合成樹脂製馳式折版屋根材であっもよい。
【0018】
上記合成樹脂製馳式折版屋根材Aにおいて、山部4、5のそれぞれに起立片6、7を介して形成されている大形屈折片8と小形屈折片9との形状をさらに詳しく説明すると、大形屈折片8は図2に示すように、複数(図においては4片)の小幅の平たい屈折片部8a〜8dからなり、まず、起立片6の上端に連なる基端側の屈折片部8aは内側(山部4側)に向かって起立片6に対して130 度の鈍角な角度でもって屈折したのち、この内向き傾斜屈折片部8aの上端から次の屈折片部8bを鈍角な角度(130 度)でもって外側に屈折させることにより上方に向かって垂直な屈折片部に形成し、さらに、該屈折片部8bの上端から鈍角な角度(130 度)でもって外側に屈折させることにより外向き傾斜屈折片部8cに形成したのち、この外向き傾斜屈折片部8cの外端から外側に向かって鈍角な角度でもって屈折させることにより水平な屈折片部8dに形成してなるもので、この大形屈折片8は外側に向かって開口10していると共に吊子12の屈曲部12a の屈曲外周面にその内周面を外接するように形成している。
【0019】
一方、他方の山部5から上方に向かって突設している上記起立片7の高さは、一方の山部4から上方に向かって突設している上記起立片6よりも高く且つ山部4から大形屈折片8の上端水平屈折片部8dまでの高さよりも後述する吊子12の屈曲部12a における上端部の厚みに相当する寸法だけ低く形成されてあり、その上端に大形屈折片8の水平屈折片部8dよりも小幅の水平小形屈折片9を屈折、形成してある。なお、この小形屈折片9は必ずしも水平状に形成しておく必要はなく、その先端部を必要に応じて下方に屈曲させて雨仕舞い効果を発揮させるように形成しておいてもよく、要するに吊子12の屈曲部12a の内側に内包可能な断面形状に形成しておけばよい。
【0020】
このように形成した合成樹脂製馳式折版屋根材Aはポリカーボネート樹脂板からなるものであるが、ポリカーボネート樹脂以外の合成樹脂、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、或いはその他の共重合体樹脂、変性樹脂、ガラス繊維強化樹脂等より形成されたものであってもよい。
【0021】
上記合成樹脂製馳式折版屋根材Aは透明ないしは半透明であって、天窓などの採光材として使用される。例えば、図3に示すように鉄板などの金属製折版屋根材Bを複数列、組み合わせ接続してなる折版屋根において、その屋根の一部を切欠いて矩形状の開口部を設け、この開口部に該合成樹脂製馳式折版屋根材Aを一列或いは複数列、張設することによって採光用天窓が形成される。
【0022】
複数枚の合成樹脂製馳式折版屋根材Aを順次天窓の幅方向に接続することにより大面積の採光用天窓を構成した場合における隣接する馳式折版屋根材A、A同士は次のような接続構造を有している。即ち、図4に示すように、受梁10(図3に示す)上のタイトフレーム11にその下端水平板部をボルトによって固定された吊子12の両側面に一方の馳式折版屋根材Aの起立片7と他方の馳式折版屋根材Aの起立片6とをそれぞれ配して金属製キャップ13を被せることにより吊子12の上端屈曲部12b と両馳式折版屋根材A、Aの大、小形屈折片8、9とを一体に固定されている。
【0023】
吊子12は起立片部12a と、この起立片部12a の上端に円弧状に屈曲し且つ先端部を水平部12c に形成してなる外向き開口の屈曲部12b とを備えた断面形状を有した長尺体であり、この吊子12の長手方向に間隔を有して設けられている複数の上記受梁10上のそれぞれのタイトフレーム11にこの吊子12の下端水平板部をボルトによって固定されている。吊子12は屋根開口部のタイトフレーム11間の全長に亘り設けられている。
【0024】
このように構成した吊子12における起立片部12a の一側面に隣接する馳式折版屋根材A、Aにおける一方の馳式折版屋根材Aの他側端部に形成している上記起立片7の下半部を重ね合わせ状態で密接させると共にこの起立片7の上端部に屈折、形成している水平状の小形屈折片9の上面を吊子12の上記上端水平部12c の先端部下面に重ね合わせた状態で密接させてあり、また、他方の馳式折版屋根材Aの一側端部に形成している上記起立片6を吊子12における起立片部12a の他側面に重合わせた状態で密接させると共にこの起立片6の上端部に一体に形成している上記多角形状の大形屈折片8を吊子12における屈曲部12bの外周面に被せて該大形屈折片8の内向き傾斜屈折片部8aと垂直な屈折片部12b 、及び外向き傾斜屈折片部8cの幅方向の中央部を全長に亘って線接触状態に外接させ、さらに、水平屈折片部8dの下面を吊子12の上記水平部12c の上面に重ね合わせ状態で全面的に密接させている。
【0025】
馳式折版屋根材Aにおける上記大形屈折片8は、吊子12における上記屈曲部12b の屈曲面に沿って多角形状に屈折させているので、この大形屈折片8を吊子12の屈曲部12b に被せるだけで、馳加工を施すことなくその屈折片部8a〜8dを吊子12の屈曲部12b に外接させることができる。また、多角形状に屈折しているので、屈折部により剛性が向上し、且つ全長に亘って真っ直ぐに吊子12に接触しやすく、被せ作業が正確に且つ容易に行える。同様に、小形屈折片9も吊子12の屈曲部12b に内包させるだけで接合させることができる。
【0026】
こうして、吊子12の両側面に馳式折版屋根材A、Aの大小形屈折片8、9を重ね合わせ状態で接合させたのち、下向きに開口しているアルミニウム等の金属製キャップ13を被せて該金属製キャップ13の開口端部を圧締めすることによって吊子12に隣接する馳式折版屋根材A、Aの対向端部を一体に接続した構造を構成している。
【0027】
金属製キャップ13はその幅方向の一半部13a を上記馳式折版屋根材Aにおける大形屈折片8の各屈折片部8a〜8dの角部に内接するように全長に亘って円弧に湾曲させていると共に該一半部13a の上端部を上記大形屈折片8における水平屈折片部8bの上面に面接触する水平部13a'に形成してあり、この水平部13a'に連なる他半部13b を吊子12の先端面とこの吊子12の両側面に重ね合わせている馳式折版屋根材A、Aの大小形屈折片8、9の先端面とを被覆する円弧状屈曲部に形成してあり、さらに、この他半部13b の下端部と上記一半部13a の下端部は下方に向かって直状に垂下した垂下端部13c 、13d に形成し、これらの垂下端部13c 、13d 間を下向きに開口した開口端に形成している。
【0028】
このように形成している金属製キャップ13をその開口端から上記吊子12の屈曲部12b に外接している馳式折版屋根材Aにおける大形屈折片8に被せて、その円弧状に湾曲している一半部13a の内周面を大形屈折片8の隣接する屈折片部の角部に内接させると共に該金属製キャップ13の水平部13a'の下面を大形屈折片8の水平屈折片部8dの上面に面接触状態に重ね合わせ、さらに、上記円弧状に湾曲した他半部13b によって吊子12の先端面とこの吊子12の両側面に重ね合わせている馳式折版屋根材A、Aの大小形屈折片8、9の先端面とを被覆させた状態としたのち、手動馳折り装置又は自走馳折り装置(図示せず)を用いて金属製キャップ13の開口端をその開口幅が狭まる方向に圧締めし、一半部13a と他半部13b との垂下両端部13c 、13d を吊子12の両側面に接合している隣接する馳式折版屋根材A、Aの起立片6、7にそれぞれ圧着させることにより、、ボルトを使用することなくこの金属製キャップ13によって隣接する馳式折版屋根材A、A同士を吊子9を介して接続させた構造としている。
【0029】
なお、この金属製キャップ13は、圧締めする前の一半部13a の形状を馳式折版屋根材Aにおける上記大形屈折片8の外周面に接することなく該外周面に対して隙間が生じるように緩やかに湾曲させた形状としておき、圧締めすることによってその一半部13a を馳式折版屋根材Aの大形屈折片8の屈折片部8a〜8dに内接させるように構成しておいてもよく、いずれにしても、馳式折版屋根材Aの大形屈折片8は吊子12の屈曲部12b の外周面に接しているので、金属製キャップ13の圧締時においても変形する虞れはなく、大形屈折片8に応力が加わらず、従って、残留歪は残らない。
【0030】
また、金属製キャップ13の上記円弧状に湾曲した他半部13b によって吊子12の先端面とこの吊子12の両側面に重ね合わせている馳式折版屋根材A、Aの大小形屈折片8、9の先端面とを被覆させる際に、これらの先端面と金属製キャップ13の他半部13b との間に一定幅を有する帯状のパッキン14を介在させ、金属製キャップ13の圧締めにより該金属製キャップ13の他半部13b の内周面と大形屈折片8の先端面から小形屈折片9の下面に亘ってパッキン14を介装した水密構造を構成している。
【0031】
このように、隣接する合成樹脂製馳式折版屋根材A、Aの接続構造において、これらの馳式折版屋根材A、Aの下端部(谷部1及び傾斜板部2、3)が風圧によって吹き上げられる虞れがあるので、これを防止するために、その下端部上に図5に示すように、該馳式折版屋根材Aの断面形状に略等しい断面U字状の吹き上げ防止用桟部材15を配設し、隣接する吹き上げ防止用桟部材15、15の対向する水平フランジ部15a 、15a を重ね合わせてボルト16とナット17を介して取り付けられた断面逆コ字状の掴持部材18と断面逆L字状の押さえ部材19とによって吊子12に圧締め状態に保持させて固定している。
【0032】
即ち、隣接する馳式折版屋根材Aの下端部上に沿って吹き上げ防止用桟部材15、15を配設する一方、掴持部材18と押さえ部材19との上部を重ね合わせてその中央部にボルト16を挿通させた状態で掴持部材18を上記金属製キャップ13に被せてその下部を金属製キャップ13の他半部13b の下面に係止させ、押さえ部材19の垂直部によって金属製キャップ13の一半部13a を被覆した状態で上記ボルト16を隣接する吹き上げ防止用桟部材15、15の対向する水平フランジ部15a 、15a に穿設している挿通孔(図示せず)に挿通してそのボルト端部にナット17を螺締することにより掴持部材18の下部とボルト頭とで金属製キャップ13を挟着した構造としている。なお、吹き上げ防止用桟部材15と合成樹脂製馳式折版屋根材Aの谷部1及び傾斜板部2、3との間にパッキン20を介装させることで、合成樹脂製馳式折版屋根材Aの吹き上げによる変形が該パッキン20で吸収されて直接、桟部材15に当たらないようにしてあり、このように構成したことによって内部歪、特にコーナー部分の内部歪の発生を防止し得るので、好ましく用いられる。
【0033】
次に、上記合成樹脂製馳式折版屋根材Aの大形屈折片8と金属製馳式折版屋根材Bの小形屈折片7Bとの接続構造について説明する。図6はその接続構造を示すもので、上述した合成樹脂製馳式折版屋根材A、Aの接続構造と同様に、吊子12における起立片部12a の一側面に金属製馳式折版屋根材Bの他側端部に起立している起立片7Aを重ね合わせ状態で密接させると共にこの起立片7Aの上端部に屈折、形成している小形屈折片7Bの上面を吊子12の上記上端水平部12c の先端部下面に重ね合わせた状態で密接させて吊子12に内包させてあり、合成樹脂製馳式折版屋根材Aはその一側端部に形成している上記起立片6を吊子12における起立片部12a の他側面に重合わせた状態で密接させると共にこの起立片6の上端部に一体に形成している上記多角形状の大形屈折片8を吊子12における屈曲部12b の外周面に被せて該大形屈折片8の内向き傾斜屈折片部8aと垂直な屈折片部12b 、及び外向き傾斜屈折片部8cの幅方向の中央部を全長に亘って線接触状態に外接させ、さらに、水平屈折片部8dの下面を吊子12の上記水平部12c の上面に重ね合わせ状態で全面的に密接させている。
【0034】
こうして、吊子12の両側面に金属製馳式折版屋根材Bの小形屈折片7Bと合成樹脂製馳式折版屋根材Aの大形屈折片8をそれぞれ重ね合わせ状態で接合させたのち、下向きに開口している上記金属製キャップ13を被せて該金属製キャップ13の開口端部を圧締めすることにより、吊子12に金属製馳式折版屋根材Bの小形屈折片9Aと合成樹脂製馳式折版屋根材Aの大形屈折片8とを一体に接続した構造を構成している。
【0035】
金属製キャップ13による合成樹脂製馳式折版屋根材Aと金属製馳式折版屋根材Bとの接続作業は上記合成樹脂製馳式折版屋根材A、A同士の接続作業と同様である。即ち、金属製キャップ13をその開口端から上記吊子12の屈曲部12b に外接している馳式折版屋根材Aにおける大形屈折片8に被せて、その円弧状に湾曲している一半部13a の内周面を大形屈折片8の隣接する屈折片部の角部に内接させると共に該金属製キャップ13の水平部13a'の下面を大形屈折片8の水平屈折片部8dの上面に面接触状態に重ね合わせ、さらに、金属製キャップ13の円弧状に湾曲した他半部13b によって吊子12の先端面とこの吊子12の両側面に重ね合わせている合成樹脂製馳式折版屋根材Aの大形屈折片8と金属製馳式折版屋根材Bの小形屈折片7Bとの先端面とをパッキン14を介して被覆させた状態としたのち、手動馳折り装置又は自走馳折り装置(図示せず)を用いて金属製キャップ13の開口端をその開口幅が狭まる方向に圧締めし、該金属製キャップ13の一半部13a と他半部13b との垂下両端部13c 、13d を吊子12の両側面に接合している合成樹脂製馳式折版屋根材Aと金属製馳式折版屋根材Bの起立片6、7Aにそれぞれ圧着させている。
【0036】
なお、合成樹脂製馳式折版屋根材Aの小形屈折片9と金属製馳式折版屋根材Bの大形屈折片との接続構造は、図3に示すように、吊子12に合成樹脂製馳式折版屋根材Aの小形屈折片9を内包させると共にこの吊子12に金属製馳式折版屋根材Bの大形屈折片部8Aを被せて金属製キャップを用いることなく該大形屈折片部8Aを馳折り装置により圧締めしてなる構造としている。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、合成樹脂製馳式折版屋根材は、その一方の山部の端縁における起立片の上端に形成した大形屈折片を、馳加工を施すことなく吊子の外周面に外接するように外向きに開口した多角形状の屈折片に形成しているので、構造が簡単で容易に製造できるのは勿論、採光用天窓の施工時に、屈折部分より大形屈折片が真っ直ぐに伸びて取扱い性に優れ、何等の加工を必要とすることなく簡単に吊子の上端屈曲部に被せることができると共に多角形状に屈折した各屈折片部が吊子に対して全長に亘って馴染み性よく線接触状態に外接し、精度のよい天窓施工が可能となる。さらに、この合成樹脂製馳式折版屋根材における他方の山部の起立片における上端に形成した小形屈折片を、吊子の上端部に内包可能な断面形状に形成しているので、大形屈折片と同様に簡単且つ正確に吊子の内側に配設することができ、天窓を能率よく施工することができるものであり、その上、これらの大小形屈折片は局部的な集中荷重を受けることなく、そのため、内部に大きな残留歪が生じる虞れもないので、長期の使用に供することができる。
【0038】
また、本発明の合成樹脂製馳式折版屋根材同士の接続構造によれば、一方の馳式折版屋根材の小形屈折片を吊子の上端屈曲部の内側に内包させると共に他方の馳式折版屋根材の大形屈折片を該吊子に馳加工を施すことなく被せてその多角形状に屈折した各屈折片部を吊子の外周面に外接させてあり、さらに、下向き開口の金属製キャップの一半部を上記大形屈折片に被せてその内周面に該大形屈折片の各屈折片部の角部を内接させると共に該金属製キャップの他半部を上記大形屈折片の先端を変形させることなく大小形の屈折片と吊子との先端部を内包する方向に圧締めしてなる構造としているので、金属製キャップの円弧状に湾曲した一半部の内周面が多角形状に屈折した大形屈折片の各屈折片部の角部が全長に亘って線接触状態に内接して、雨水の浸透を確実に防止し得る水密性に優れた接続構造を構成することができる。
【0039】
さらに、大形屈折片を被覆した上記金属製キャップの他半部を大形屈折片の先端を変形させることなく大小屈折片と吊子との先端部を内包する方向に圧締してなるものであるから、金属製キャップのみを圧締めすることにより馳式折版屋根材同士の接続が可能となり、手動馳折り装置又は自走馳折り装置に必要以上の大きな圧締力を要求することなく簡単にして効率よく確実な接続が行えると共に金属製キャップの圧締時には大小形屈折片部に集中荷重が作用することはなく、従って、これらの大小形屈折片に大きな残留歪が生じる虞れもなく、長期の使用に耐えることができる馳式折版屋根構造を形成することができるものである。
【0040】
また、請求項に記載したように、金属製馳式折版屋根材における小形屈折片と上記合成樹脂製馳式折版屋根材における大形屈折片との接続構造においても、上記同様に金属製キャップを用いて簡単且つ正確に行うことができ、長期の使用に供することができる馳式折版屋根材構造を提供できる。
【0041】
請求項に係る発明によれば、下向き開口の金属製キャップにおける上記他半部と、該他半部によって被覆された大小屈折片部及び吊子の先端部との間にパッキンを介在させているので、パッキンによって雨水の浸入を確実に防止した接続構造を得ることができるばかりでなく、パッキンを介して金属製キャップと大小屈折片部及び吊子先端部との接触が均一な面接触構造にすることができて、精度のよい強度的にも優れた馳式折版屋根構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 合成樹脂製折版屋根材の正面図。
【図2】 その大形屈折片部分の拡大正面図。
【図3】 採光用天窓部分の簡略縦断正面図。
【図4】 合成樹脂製折版屋根材同士の接続構造を示す縦断正面図。
【図5】 吹き上げ防止用桟部材を配設した接続部分の縦断正面図。
【図6】 金属製折版屋根材と合成樹脂製折版屋根材との接続構造を示す縦断正面図。
【図7】 従来例を示す合成樹脂製馳式折版屋根材の正面図。
【図8】 その接続構造を示す簡略縦断正面図。
【符号の説明】
1 谷部
4、5 山部
6、7 起立片
8 大小形屈折片
8a〜8d 屈折片部
9 小形屈折片
12 吊子
12b 吊子の上端屈曲部
13 金属製キャップ
14 パッキン
A 合成樹脂製馳式折版屋根材
B 金属製馳式折版屋根材

Claims (3)

  1. 谷部の両側端に一定幅の水平な山部を設けていると共にこれらの山部の側端縁に上方に向かって屈曲してなる起立片をそれぞれ形成し、且つ一方の起立片の上端に多角形状に屈折した大形屈折片を、他方の起立片の上端に小形屈折片を形成してなる合成樹脂製馳式折版屋根材同士の接続構造であって、一方の馳式折版屋根材の上記小形屈折片を吊子の上端屈曲部の内側に内包させると共に他方の馳式折版屋根材の大形屈折片を該吊子に馳加工を施すことなく被せてその多角形状に屈折した各屈折片部を吊子の外周面に外接させてあり、さらに、下向き開口の金属製キャップの一半部を上記大形屈折片に被せてその内周面に該大形屈折片の各屈折片部の角部を内接させると共に該金属製キャップの他半部を上記大形屈折片の先端を変形させることなく大小形の屈折片と吊子との先端部を内包する方向に圧締めしてなることを特徴とする馳式折版屋根材の接続構造。
  2. 谷部の両側端に一定幅の水平な山部を設けていると共にこれらの山部の側端縁に上方に向かって屈曲してなる起立片をそれぞれ形成し、且つ一方の起立片の上端に多角形状に屈折した大形屈折片を、他方の起立片の上端に小形屈折片を形成してなる合成樹脂製馳式折版屋根材と金属製馳式折版屋根材との接続構造であって、金属製馳式折版屋根材の小形屈折片を吊子の上端屈曲部の内側に内包させると共に合成樹脂製馳式折版屋根材の大形屈折片を馳加工を施すことなく該吊子に被せてその多角形状に屈折した各屈折片部を吊子の外周面に外接させてあり、さらに、下向き開口の金属製キャップの一半部を上記大形屈折片に被せてその内周面に該大形屈折片の各屈折片部の角部を内接させると共に該金属製キャップの他半部を上記大形屈折片の先端を変形させることなく大小形の屈折片と吊子との先端部を内包する方向に圧締してなることを特徴とする馳式折版屋根材の接続構造。
  3. 下向き開口の金属製キャップにおける上記他半部と、該他半部によって被覆された大小屈折片及び吊子の先端部との間にパッキンを介在させていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の馳式折版屋根材の接続構造。
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