JP4353139B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタ等の画像形成装置に関するもので、特に、両面印刷機能を備える画像形成装置に適用して有効である。
レーザプリンタ等の画像形成装置には、通常、内部で詰まった記録紙等を取り除いたり、内蔵部品を修理又は交換するために開閉ドア等の回転部材が設けられている。
そして、例えば特許文献1に記載の発明では、この回転部材の一種であるトレイに回転軸を設けるとともに、この回転軸を軸孔に挿入することにより、トレイ(回転部材)を画像形成装置本体に回転可能に組み付けている。
特開2004−149274号公報
ところで、特許文献1に記載の発明と同様な構造でトレイ等の回転部材が組み付けられた画像形成装置においては、通常、回転軸又は軸孔が設けられた部位を、回転軸の軸方向に弾性的に変形変位させて回転軸を軸孔に挿入することによって、回転部材(トレイ)が組み付けられる。そして、回転軸と軸孔との嵌め合い状態(係合状態)は、回転軸又は軸孔が設けられた部位(以下、この部位を嵌合部という。)が、元の位置形状に戻ることにより保持される。
したがって、嵌合部が変形し易い構造となっていれば、トレイ等の回転部材を容易に組み付けることができるので、回転部材の組み付け性を向上させることができる。
しかし、嵌合部が変形し易い構造であると、例えば輸送中の振動により回転軸と軸孔との嵌め合い状態が容易に解除されてしまうおそれが高くなる。そして、輸送中に回転部材が外れてしまうと、回転部材、つまり画像形成装置が損傷してしまうといった問題が発生する。
また逆に、嵌合部を変形し難い構造とすると、輸送中に回転部材が外れ難くなるものの、回転部材の組み付け性が著しく悪化するおそれがある。
本発明は、上記点に鑑み、回転部材の組み付け性を損なうことなく、輸送時等の振動により回転部材が外れてしまうことを防止することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項に記載の発明では、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段が保持されたフレーム部材と、弾性変形可能な第1腕部を介してフレーム部材に回転可能に組み付けられた第1回転部材と、弾性変形可能な第2腕部を介してフレーム部材に回転可能に組み付けられた第2回転部材とを備え、第1腕部及びフレーム部材のうちいずれか一方には第1回転軸が設けられ、他方には第1回転軸が挿入された第1軸孔が設けられ、第2腕部及びフレーム部材のうちいずれか一方には第2回転軸が設けられ、他方には第2回転軸が挿入された第2軸孔が設けられており、さらに、第2回転部材には、第2回転部材が第1回転部材に対して所定位置に在るときに、第1腕部が第1回転軸の軸方向に所定寸法以上弾性変形することを規制する第1規制部材が設けられていることを特徴とする。
これにより、本発明では、第2回転部材が第1回転部材に対して所定位置に在る場合には、第1規制部材により第1腕部の弾性変形が規制されるので、外部から振動が加えられても、第1回転軸が第1軸孔から外れることなく、その嵌合状態(係合状態)が保持される。
一方、第1回転部材が第2回転部材に対して所定位置からずれた位置に在る場合には、第1規制部材により第1腕部の弾性変形が規制されないので、第1腕部を軸方向に弾性変形させることができ、第1回転部材を容易にフレーム部材に組み付けることができる。
したがって、本発明によれば、第1腕部を弾性変形し易い構造として第1回転部材の組み付け性を向上させつつ、輸送時等の振動により第1回転部材が外れてしまうことを防止することができる。
なお、「フレーム本体」とは、画像形成手段等を保持・固定する骨格部材をなすものであり、いわゆる「フレーム」は勿論のこと、筐体に画像形成手段等を組み付けた画像形成装置においては、このような筐体も、本発明の「フレーム部材」に含まれるものである。
また、「所定寸法以上変形変位することを規制する」とは、その発明の趣旨からも明らかなように、「嵌合状態が解除されない程度に変形変位を規制する」という意味であり、具体的な数値は、嵌合部の剛性や回転軸及び軸孔の寸法等によって決定されるものである。
請求項に記載の発明では、フレーム部材には、第2腕部がフレーム部材に対して所定位置に在るときに、第2腕部が第2回転軸の軸方向に所定寸法以上弾性変形することを規制する第2規制部材が設けられていることを特徴とする。
これにより、本発明では、第2回転部材がフレーム部材に対して所定位置に在る場合には、第2規制部材により第2腕部の弾性変形が規制されるので、外部から振動が加えられても、第2回転軸が第2軸孔から外れることなく、その嵌合状態(係合状態)が保持される。
一方、第2回転部材がフレーム部材に対して所定位置からずれた位置に在る場合には、第2規制部材により第2腕部の弾性変形が規制されないので、第2腕部を軸方向に弾性変形させることができ、第2回転部材を容易にフレーム部材に組み付けることができる。
したがって、本発明によれば、第2腕部を弾性変形し易い構造として第2回転部材の組み付け性を向上させつつ、輸送時等の振動により第2回転部材が外れてしまうことを防止することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態は本発明に係る画像形成装置を、いわゆるレーザプリンタに適用したものであり、以下に本実施形態を図面と共に説明する。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は本実施形態に係るレーザプリンタ1の外観を示す斜視図であり、このレーザプリンタ1は、紙面上側を重力方向上方側として設置され、通常、紙面奥側を前側として使用される。
そして、レーザプリンタ1の筐体3は略箱状(立方体状)に形成されており、この筐体3の上面側には、印刷を終えて筐体3から排出された記録媒体が載置される排紙トレイ5が設けられている。なお、本実施形態では、記録媒体として、紙やOHPシート等の用紙を想定している。
また、排紙トレイ5は、後方側に向かうほど、筐体3の上面から下がるように傾斜した傾斜面5aにて構成されており、この傾斜面5aの後端側には、印刷が終了した記録媒体が排出される排出部7(図2参照)が設けられている。
そして、筐体3のうち排紙トレイ5(傾斜面5a)を囲むように略コの字状に形成された上カバー9には、レーザプリンタ1をネットワークに接続する場合とネットワークから切り離す場合とを切り替えるラインスイッチ1a、及び印刷を強制的に終了(中断)させるジョブキャンセルスイッチ1b等が設けられている。
2.レーザプリンタの構成
図2はレーザプリンタ1の要部を示す側断面図である。そして、画像形成部10は記録媒体に画像を形成する画像形成手段を構成するものであり、フィーダ部20は、画像形成部10に記録媒体を供給する搬送手段の一部を構成するものである。
第1排出シュート30及び第2排出シュート40は、画像形成部10にて画像形成が終了した記録媒体の搬送方向をUターンさせるように略180°転向させて、記録媒体を定着器ユニット90(詳細は、後述する。)の上方に設けられた排出部7に案内する案内部材を構成するものである。
正逆切替機構50は、画像形成部10から排出された記録媒体の搬送方向を反転させるとともに、搬送方向が反転された記録媒体を再び画像形成部10側に搬送する排紙ローラ反転機構を構成するものであり、両面印刷ユニット60は、正逆切替機構50にて搬送方向が反転された記録媒体の搬送経路を構成するものである。そして、これらの機器10、20、30、40、50、60等は、骨格部材であるフレーム部材100(図8等参照)に組み付けられた状態で筐体3内に収納されている。
2.1.フィーダ部
フィーダ部20は、筐体3の最下部に収納された給紙トレイ21、給紙トレイ21の前端部上方に設けられて画像形成部10に記録媒体を搬送する給紙ローラ22、並びに給紙ローラ22にて搬送される記録媒体を1枚毎に分離する分離ローラ23及び分離パッド24等を有して構成されている。そして、給紙トレイ21に載置されている記録媒体は、筐体3内前側にてUターンするようにして、筐体3内の略中央部に配設された画像形成部10に搬送される。
なお、給紙トレイ21から画像形成部10に至る記録媒体の搬送経路のうち、略U字状に転向する部位の頂部外側には、記録媒体の画像形成面(印刷面)に付着した紙粉等を取り除く紙粉取りローラ25が配設され、その頂部内側には搬送される記録媒体を紙粉取りローラ25に押圧する対向ローラ26が配設されている。
また、給紙トレイ21から画像形成部10に至る搬送経路のうち画像形成部10の入口には、記録媒体に搬送抵抗を付与して記録媒体の搬送状態を整える一対のローラからなるレジストローラ27が配設されている。
2.2.画像形成部
画像形成部10は、スキャナ部70、プロセスカートリッジ80及び定着器ユニット90等を有して構成されている。
2.2.1.スキャナ部
スキャナ部70は、筐体3内の上部に設けられて後述する感光ドラム81の表面に静電潜像を形成するものであり、具体的には、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射鏡、及び反射鏡等から構成されている。
そして、レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、fθレンズを通過した後、反射鏡によって光路が折り返された後、反射鏡によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、感光ドラム81の表面上に照射され、静電潜像が形成される。
2.2.2.プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ80は、スキャナ部70の下方側において着脱可能に筐体3内に配設されており、このプロセスカートリッジ80は、感光ドラム81、帯電器82、転写ローラ83及び現像カートリッジ84等から構成されている。
そして、感光ドラム81は、記録媒体に転写される画像を担持する画像担持手段をなすもので、最表層がポリカーボネート等からなる正帯電性の感光層により形成される円筒状のドラム本体81aと、このドラム本体81aの軸心において、ドラム本体81aの長手方向に沿って延びてドラム本体81aを回転可能に支持するドラム軸81bとを有して構成されている。
帯電器82は、感光ドラム81の表面を帯電させる帯電手段をなすもので、感光ドラム81の後側斜め上方において、感光ドラム81と接触しないように所定間隔を有して感光ドラム81と対向配設されている。なお、本実施形態に係る帯電器82は、コロナ放電を利用して感光ドラム81の表面に略均一に正電荷を帯電させるスコロトロン型帯電器を採用している。
転写ローラ83は、感光ドラム81と対向して配設されて感光ドラム81の回転と連動して回転し、記録媒体が感光ドラム81近傍を通過する際に、感光ドラム81に帯電した電荷と反対の電荷(本実施形態では、負電荷)を印刷面とは反対側から記録媒体に作用させることにより、感光ドラム81の表面に付着したトナーを記録媒体の印刷面に転写させる転写手段をなすものである。
現像カートリッジ84は、トナーが収容されたトナー収容室84a、トナーを感光ドラム81に供給するトナー供給ローラ84b及び現像ローラ84c等を有して構成されている。
そして、トナー収容室84aに収容されているトナーは、トナー供給ローラ84bの回転によって現像ローラ84c側に供給され、さらに、現像ローラ84c側に供給されたトナーは、現像ローラ84cの表面に担持されるとともに、層厚規制ブレード84dにより担持されたトナーの厚みが所定の厚みにて一定(均一)となる調整された後、スキャナ部70にて露光された感光ドラム81の表面に供給される。
2.2.3.定着ユニット
定着器ユニット90は、記録媒体の搬送方向において感光ドラム81より後流側に配設され、記録媒体に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるものである。具体的には、定着器ユニット90は、記録媒体の印刷面側に配設されてトナーを加熱する加熱ローラ91、及び記録媒体を挟んで加熱ローラ91と反対側に配設されて記録媒体を加熱ローラ91側に押圧する加圧ローラ92等を有して構成されている。
因みに、本実施形態に係る加熱ローラ91は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされた金属管と、その金属管内に加熱のためのハロゲンランプとから構成されており、一方、加圧ローラ92は、金属製のローラ軸を、ゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されている。
以上に説明した画像形成部10においては、以下のようにして記録媒体に画像が形成される。
すなわち、感光ドラム81の表面は、その回転に伴って、帯電器82により一様に正帯電された後、スキャナ部70から照射されるレーザビームの高速走査により露光される。これにより、感光ドラム81の表面には、記録媒体に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ84cの回転により、現像ローラ84c上に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光ドラム81に対向して接触するときに、感光ドラム81の表面上に形成されている静電潜像、つまり、一様に正帯電されている感光ドラム81の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム81の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム81の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム81の表面上に担持されたトナー像は、転写ローラ83に印加される転写バイアスによって記録媒体に転写される。そして、トナー像が転写された記録媒体は定着器ユニット90に搬送されて加熱され、トナー像として転写されたトナーが記録媒体に定着して、画像形成が完了する。
2.3.第1排出シュート
図3は第1排出シュート30の分解斜視図であり、図4及び図5は第1排出シュート30の斜視図であり、図6は第1排出シュート30の側面図であり、図7はフレーム部材100に第1排出シュート30を組み付けた状態を示す正面図であり、図8は図7のA−A断面図であり、図9はフレーム部材100に第1排出シュート30を組み付けた状態を示す斜視図である。
図10は図9のA矢視図であり、図11は図10においてフレーム部材100と第1排出シュート30とを取り外した状態を示す図であり、図12はリアカバー3bを開いた場合におけるリアカバー3bと第1排出シュート30との関係を示す図であり、図13は図12を紙面上方側から見た斜視図である。
そして、本実施形態に係るレーザプリンタ1では、第1排出シュート30は、図2に示すように、筐体3内の後端側に配設され、かつ、筐体3の後端側、つまり第1排出シュート30の近傍には、筐体3に形成された開口部3aを開閉するリアカバー3bがフレーム部材100に回転可能に組み付けられている。
また、第1排出シュート30は、記録媒体の搬送方向において定着器ユニット90より搬送方向後流側に配設されているとともに、画像形成部10にて画像形成が終了した記録媒体の搬送方向を略90°転向させて記録媒体を第2排出シュート40に案内する。
なお、第1排出シュート30は、定着器ユニット90から排出された記録媒体が最初に接触する部位に配設されたフロントシュート31、及びフロントシュート31よりも記録媒体搬送方向後流側に配設されたアウタシュート32を有して構成されている。
そして、本実施形態では、フロントシュート31に鉤状の第1、2フック(図示せず。)を形成し、一方、アウタシュート32に、図3に示すように、第1、2フックが係合する第1、2係止穴32b、32cを形成し、第1フックを第1係止穴32bに係合させ、かつ、第2フックを第2係止穴32cに係合させることにより、フロントシュート31をアウタシュート32に対して着脱自在に固定している。
また、アウタシュート32のうちフロントシュート31との接触面(組み付け面)には、フロントシュート31側に突出する突起部32dが形成され、一方、フロントシュート31のアウタシュート32との接触面(組み付け面)には、突起部32dが填り込む位置決め穴31dが形成されている。
なお、本実施形態では、フロントシュート31をアウタシュート32に係合組み付けした後に、ボルト33等の締結手段を用いてフロントシュート31とアウタシュート32との固定を強固なものとしている。
また、フロントシュート31及びアウタシュート32それぞれには、記録媒体搬送方向に沿って延びる突条のフロントシュートリブ31a及びアウタシュートリブ32aが複数本形成されており、記録媒体は、これらのリブ31a、32aの先端側に接触しながら第2排出シュート40に向けて案内される。
そして、本実施形態では、記録媒体の搬送方向が第1排出シュート30にて略90°度転向することから、図2に示すように、記録媒体の搬送方向及び記録媒体の法線方向と直交する方向から見て、アウタシュートリブ32aの先端側、つまりアウタシュートリブ32aのうち搬送時に記録媒体と接触する部位を略円弧状として、記録媒体が滑らかに搬送されるようにしている。
一方、複数本フロントシュートリブ31aのうち加熱ローラ91の軸方向両端側に対応する部位に設けられたフロントシュートリブ31aは、図2及び図3に示すように、他のフロントシュートリブ31aに比べて加熱ローラ91側に延出しているとともに、この加熱ローラ91側に延出したフロントシュートリブ31a(以下、このリブを延出シュートリブ31aと記す。)の先端側、つまり延出シュートリブ31aのうち搬送時に記録媒体と接触する部位は、アウタシュートリブ32aと同様に、記録媒体の搬送方向及び記録媒体の法線方向と直交する方向から見て、略円弧状に形成されている。
また、フロントシュート31のうちフロントシュートリブ31aとフロントシュートリブ31aとの間には、図3に示すように、フロントシュート31を貫通する穴31eが形成されている。同様に、アウタシュート32のうちアウタシュートリブ32aとアウタシュートリブ32aとの間にも、アウタシュート32を貫通する穴32eが形成されている。
また、アウタシュート32は、フロントシュート31の裏面側、つまりフロントシュートリブ31aが設けられた部位と反対側全体を覆うように延びているとともに、その幅方向(左右方向)両端側には、下方側に向けて延びる弾性変形可能な腕部35が一体形成されている。
そして、腕部35の下端側には、フレーム部材100に設けられた第1回転軸101(図8及び図11参照)が挿入される軸孔35aが設けられており、第1回転軸101が軸孔35aに回転可能に嵌合(係合)することにより、第1排出シュート30(アウタシュート32)が開口部3a側に回転可能にフレーム部材100に組み付けられている。
また、アウタシュート32(第1排出シュート30)には、図2に示すように、第1排紙ローラ34aが設けられ、一方、定着器ユニット90側、つまりフレーム部材100側のうち第1排紙ローラ34aと対向する位置には、第1ピンチローラ34bが設けられている。
第1排紙ローラ34aは、記録媒体に接触しながら回転することにより記録媒体に搬送力を付与する搬送ローラであり、第1ピンチローラ34bは、記録媒体を挟んで第1排紙ローラ34aと反対側から記録媒体を第1排紙ローラ34a側に押圧するものである。このため、定着器ユニット90から排出された記録媒体は、第1排紙ローラ34a及び第1ピンチローラ34bにより挟まれるようにして第2排出シュート40側に搬送される。
また、第1排紙ローラ34aは、図4及び図5に示すように、第1排紙ローラ34aと連動して回転する従動側歯車34c、定着器ユニット90又はフレーム部材100に回転可能に支持されて従動側歯車34cと噛み合って回転する駆動側歯車34d、及び駆動側歯車34dに噛み合った状態で加熱ローラ91と連動して回転する加熱ローラ側歯車34e等を介して回転駆動される。
つまり、第1排紙ローラ34aは、第1排出シュート30に回転可能に支持された従動側歯車34cを介して、定着器ユニット90(フレーム部材100)側から回転力を得て回転することとなる。
ところで、本実施形態では、駆動側歯車34d及び加熱ローラ側歯車34eは定着器ユニット90又はフレーム部材100に回転可能に支持され、かつ、第1排出シュート30はフレーム部材100に対して回転可能に組み付けられているので、第1排出シュート30が開口部3a側に開くように回転すると、従動側歯車34cと駆動側歯車34dとの噛み合い状態が開放され、駆動側歯車34dから従動側歯車34cに回転力を伝達することができなくなる。
そこで、本実施形態では、駆動側歯車34dが回転して従動側歯車34cが回転する際に、第1排出シュート30に発生する第1回転軸101周りのモーメントによって、第1排出シュート30が従動側歯車34c側に近づく向き、つまり図6において右向きに回転するように、従動側歯車34cの位置及び駆動側歯車34dの回転の向きを設定している。
具体的には、第1排出シュート30の軸孔35aと駆動側歯車34dとの間に従動側歯車34cが位置するように従動側歯車34cを配置するとともに、図6において駆動側歯車34dを左向きに回転させる。
これにより、駆動側歯車34dが回転すると、第1排出シュート30は、図6において右向きに回転しようとするので、第1排出シュート30に発生する第1回転軸101周りのモーメント(以下、このモーメントをシュート回転モーメントという。)によって、第1排出シュート30が従動側歯車34c側に近づく向きに回転しようとする。
また、第1排出シュート30の幅方向(左右方向)両端側には、定着器ユニット90に接触(衝突)することにより、過度のシュート回転モーメントが第1排出シュート30に作用することを防止するストッパ36が設けられている。
因みに、本実施形態では、フロントシュート31をポリブチレンテレフタレート又はポリエチレンテレフタレート等の耐熱性に優れた樹脂製とするとともに、フロントシュートリブ31a、第1、2フック、位置決め穴31d及び穴31eを一体成形にて形成している。
一方、アウタシュート32は、フロントシュート31に比べて耐熱製に劣る樹脂(例えば、ポリスチレン)製とするとともに、アウタシュートリブ32a、第1係止穴32b、第2係止穴32c、突起部32d、穴32e、腕部35、軸孔35a及びストッパ36等を一体成形にて形成している。
ところで、リアカバー3bも第1排出シュート30と同様な構造にてフレーム部材100に回転可能に嵌合(係合)している。すなわち、図8〜図11に示すように、リアカバー3bの幅方向(左右方向)両端側には、下方側に向けて延びる弾性変形可能な腕部3cが設けられており、この腕部3cの下端側には、フレーム部材100に形成された第2回転軸102が挿入される軸孔3dが設けられている。
そして、リアカバー3bには、リアカバー3bが第1排出シュート30に対して所定の角度となるときに、第1排出シュート30の腕部35が第1回転軸101の軸方向(左右方向)に所定寸法以上弾性変形することを規制する第1変位規制突起部3eが設けられている。
そして、第1変位規制突起部3eはリアカバー3bと一体に回転するため、図12及び図13に示すように、リアカバー3bが開かれた状態では、第1変位規制突起部3eは腕部35から開口部9a側にずれ部位に位置し、一方、リアカバー3bが閉じられた状態では、図8及び図10に示すように、第1変位規制突起部3eは腕部35の近傍に位置する。
このため、リアカバー3bが閉じられた状態では、第1変位規制突起部3eにより腕部35が軸方向に弾性変形してしまうことが規制され、一方、リアカバー3bが開かれた状態では、第1変位規制突起部3eにより腕部35の弾性変形が規制されることはない。
また、フレーム部材100には、リアカバー3bがフレーム部材100に対して所定の角度となるときに、図8に示すように、リアカバー3bの腕部3cが第2回転軸102の軸方向(左右方向)に所定寸法以上弾性変形することを規制する第2変位規制突起部103が設けられている。
そして、腕部3cはリアカバー3bと一体に回転するため、リアカバー3bが開かれた状態では、第2変位規制突起部103は腕部3cから開口部9a側にずれ部位に位置し、一方、リアカバー3bが閉じられた状態では、図8及び図10に示すように、第2変位規制突起部103は腕部3cの近傍に位置する。
このため、リアカバー3bが閉じられた状態では、第2変位規制突起部103により腕部3cが軸方向に弾性変形してしまうことが規制され、一方、リアカバー3bが開かれた状態では、第2変位規制突起部103により腕部3cの弾性変形が規制されることはない。
因みに、図4において、センサーアクチュエータ37は、記録媒体に接触することにより回転し、記録媒体の搬送状態を検出する搬送状態検出手段をなす排紙センサの一部を構成するものである。そして、本実施形態では、センサーアクチュエータ37及び後述する光センサ38等により排紙センサが構成されている。
具体的には、センサーアクチュエータ37は、その長手方向が、記録媒体の搬送方向及び記録媒体の法線方向と直交する方向と平行になるように、フロントシュート31に回転可能に組み付けられているとともに、その長手方向一端側であって、フロントシュート31の長手方向略中央部に対応する部位には、記録媒体に接触する接触レバー37aが形成され、他端側には、フォトカプラー等の光センサ38に照射される光を遮る遮蔽レバー37bが形成されている。
このため、記録媒体がフロントシュート31上を搬送されると、接触レバー37aが記録媒体に接触してセンサーアクチュエータ37が回転することにより遮蔽レバー37bが光路からずれて光センサ38は光を受光する。一方、記録媒体が完全に排出されると、遮蔽レバー37bが光路の位置に戻るため、光センサ38は光を受光することができなくなる。そこで、本実施形態では、この受光状態及び搬送速度等に基づいて記録媒体の搬送状態を検出している。
2.4.第2排出シュート
図14は上カバー9を第2排出シュート40側から見た斜視図であり、図15は図14のA−A断面図である。
そして、第2排出シュート40は、図2に示すように、第1排出シュート30に対して所定の隙間40aを有して上カバー9に設けられ、第1排出シュート30にて搬送方向が略90°転向された記録媒体を更に略90°転向させて排出部7に案内する。
また、第1排出シュート30と第2排出シュート40との隙間40aは、正逆切替機構50にて搬送方向が反転された記録媒体の搬送通路(太い二点鎖線で示された搬送経路)の一部を構成している。因みに、図2中、太い一点鎖線で示された搬送経路が、フィーダ部20にて搬送される記録媒体の搬送通路を示している。
ところで、第2排出シュート40は、図14に示すように、第1排出シュート30から搬送された記録媒体が接触する第1案内リブ41及び第2案内リブ42が設けられており、これらのリブ41、42は、記録媒体の搬送方向と略直交する方向であって、かつ、記録媒体の記録面と略平行な方向、つまり図14のB矢視方向(以下、この方向を幅方向Bという。)に並んで配置されている。
因みに、本実形態では、第1案内リブ41を7本とし、第2案内リブ42を4本とするとともに、2本又は1本の第1案内リブ41毎に第2案内リブ42を配置している。
そして、第1案内リブ41のうち記録媒体と接触する部位、つまり第1案内リブ41の先端41a(以下、この先端部位を第1接触部41aという。)の形状は、図15に示すように、幅方向Bから見て略円弧状に湾曲しているとともに、第2案内リブ42のうち記録媒体と接触する部位、つまり第2案内リブ42の先端42a(以下、この先端部位を第2接触部42aという。)の一部は、幅方向Bから見て、第1接触部41aより湾曲中心側にズレれるように形成されている。
ここで、湾曲中心側とは、第1接触部41aの曲率中心が存在する側をいうが、本実施形態では、第1接触部41aの曲率が一定ではないため、複数個の曲率中心が存在するものの、それら全ての曲率中心は全て紙面右上側に存在する。したがって、本実施形態では、第2接触部42aの一部は第1接触部41aより紙面右上側に存在することとなる。
また、本実施形態では、第2接触部42aのうち紙面左上端部及び紙面右下端部の曲率半径を他の部位より大きくする、又はこれらの部位直線的にすることにより、幅方向Bから見て、第2接触部42aの紙面左上端部及び紙面右下端部が、第1接触部41aと略一致するように形成されている。
ところで、表面側の印刷が完了した場合(以下、この場合を正方向に搬送されている場合という。)には、記録媒体は、紙面左上端部から紙面右下端部に向けて搬送され、一方、正逆切替機構50にて搬送方向が反転された場合(以下、この場合を逆方向に搬送されてる場合という。)には、記録媒体は、紙面右下端部から紙面左上端部に向けて搬送される。
このため、記録媒体が正方向に搬送されている場合には、紙面右下端部側が搬送方向下流側に相当し、記録媒体が逆方向に搬送されている場合には、紙面左上端部側が搬送方向下流側に相当することとなる。したがって、本実施形態では、記録媒体の搬送方向によらず、第2接触部42aのうち搬送方向下流側の部位は、幅方向Bから見て第1接触部41aと略一致していることとなる。
ところで、第1案内リブ41は、図14に示すように、上カバー9に樹脂にて一体成形され、一方、第2案内リブ42は、上カバー9とは別体として樹脂成形された後、上カバー9に着脱可能に組み付けられている。
そして、本実施形態では、第1案内リブ41、つまり上カバー9をABS(アクリロニトル・ブタジエン・スチレン)又はPS(ポリスチレン)製とし、第2案内リブ42をPOM(ポリアセタール)製とすることにより、第2接触部42aの硬度を第1接触部41aの硬度より高めている。
なお、本実施形態では、第2案内リブ42に係止爪(図示せず。)等の弾性変形を利用した係止突起を設け、上カバー9に係止爪が係止される係止孔(図示せず。)を設けることより、第2案内リブ42を上カバー9に着脱可能に組み付けている。
また、第2排出シュート40のうち排出部7側には、図2に示すように、第2排紙ローラ43が回転可能に支持されており、第2排紙ローラ43及びこの第2排紙ローラ43を回転駆動する正逆切替機構50により記録媒体を搬送する搬送ローラ手段が構成されている。
すなわち、第2排紙ローラ43は記録媒体に接触しながら回転することにより、記録媒体に搬送力を付与する。このとき、記録媒体に搬送力が確実に付与されるべく、第2ピンチローラ43bは、第2排紙ローラ43と対向配置されて第2排紙ローラ43と協働して記録媒体を挟み込むようにして回転することにより、記録媒体と第2排紙ローラ43との接触面圧を高めている。
そして、第2排紙ローラ43の回転軸43aは、図14に示すように、第2案内リブ42と同一材料にて一体成形された滑り軸受部42bを介して上カバー9に回転可能に組み付けられている。
このため、第2案内リブ42のうち排出部7側には、図15に示すように、断面が略C字状に形成された開断面形状を有する滑り軸受部42bが一体形成され、一方、上カバー9には、この滑り軸受部42bが嵌り込む凹部9bが形成されている。そして、第2案内リブ42は、滑り軸受部42bが凹部9bに填め込まれて上カバー9に対して位置決めされた状態で上カバー9に組み付けられている。
2.5.正逆切替機構
2.5.1.正逆切替機構の概略構造
正逆切替機構50は、第2排紙ローラ43の回転の向きを切り替えることより、第1排出シュート30から搬送されてきた記録媒体を排出部7(排紙トレイ5)側に搬送する場合と隙間40a(図2参照)側に搬送する場合とを切り替えるものである。
なお、図16は第2排紙ローラ43を記録媒体を排出部7側に搬送する場合(以下、この場合を第2排紙ローラ43を正転させるという。)の正逆切替機構50を示す図であり、図17は第2排紙ローラ43を記録媒体を隙間40a側に搬送する場合(以下、この場合を第2排紙ローラ43を逆転させるという。)の正逆切替機構50を示す図である。
そして、正逆切替機構50は、例えば図16に示すように、電動モータ等の駆動源(図示せず。)で発生した回転力を第2排紙ローラ43に伝達する複数個の歯車52a〜52h、歯車52c(以下、この歯車52cを遊星歯車52cという。)を歯車52b(以下、この歯車52bを太陽歯車52bという。)の回転中心周りに揺動させる揺動アーム53、揺動アーム53を揺動させるアクチュエータをなす電磁ソレノイド54、電磁ソレノイド54の作動を揺動アーム53に伝達するリンクアーム55、及び揺動アーム53を正転時の位置(図16に示す位置)に戻す復元力を揺動アーム53に作用させる復元バネ56等を有して構成されている。
2.5.2.正逆切替機構の作動
第2排紙ローラ43を正転させる場合には、電磁ソレノイド54への通電を遮断して、図16に示すように、遊星歯車52cと歯車52dとが噛み合うように揺動アーム53を作動させる。これにより、駆動源で発生した回転力は、歯車52a→太陽歯車52b→遊星歯車52c→歯車52d→歯車52e→第2排紙ローラ43の順に伝達される。
一方、第2排紙ローラ43を逆転させる場合には、電磁ソレノイド54に通電して、図17に示すように、遊星歯車52cと歯車52fとが噛み合うように揺動アーム53を作動させる。これにより、駆動源で発生した回転力は、歯車52a→太陽歯車52b→遊星歯車52c→歯車52f→歯車52g→歯車52h→歯車52d→歯車52e→第2排紙ローラ43の順に伝達される。
そして、駆動側から第2排紙ローラ43に至る動力伝達経路における歯車の個数が、正転時値と逆転時とで奇数個(本実施形態では、3個)相違しているので、第2排紙ローラ43の回転の向きが正転時と逆転時とで反転する。
2.4.両面印刷ユニット
図18は両面印刷ユニット60を上方側から見た斜視図であり、図19は両面印刷ユニット用搬送ローラ(第1搬送ローラ62)部分の拡大斜視図である。
両面印刷ユニット60は、図2に示すように、画像形成部10と給紙トレイ22との間に装着されて、正逆切替機構50にて搬送方向が反転された記録媒体の搬送経路を構成するものである。
そして、両面印刷ユニット60は、記録媒体の搬送方向(前後方向)に延びるように突状に形成された複数本の案内リブ61、及び回転しながら記録媒体に接触することにより記録媒体に搬送力を付与する第1〜3搬送ローラ62〜64等を有して構成されている。
このとき、第1搬送ローラ62は、記録媒体のうち案内リブ61と接触する面であって、記録媒体の幅方向(左右方向)略中央部にて記録媒体と接触するとともに、その回転軸が記録媒体の幅方向と平行となるように設置されている。
一方、第2搬送ローラ63及び第3搬送ローラ64は、記録媒体のうち案内リブ61と接触する面と反対側の面であって、記録媒体の幅方向端部側にて記録媒体と接触するとともに、第2搬送ローラ63及び第3搬送ローラ64により付与される搬送力の向きが、記録媒体の搬送方向に対して幅方向側に傾くように、その回転軸が記録媒体の幅方向に対して傾くように設置されている。
また、第1搬送ローラ62に記録媒体を押圧するピンチローラ65は、図19に示すように、フレーム部材100側に設けられたピンチローラホルダ104に回転可能に組み付けられている。なお、回転軸61aは、第1搬送ローラ62を回転させるシャフトである。
以上に説明した構成を有する両面印刷ユニット60においては、記録媒体は、以下のようにして搬送される。
すなわち、両面印刷ユニット60に搬送されてきた記録媒体は、先ず、第2搬送ローラ63及び第3搬送ローラ64と対向する部位に設けられて記録媒体と面接触するスライダー部66と第2搬送ローラ63及び第3搬送ローラ64とによって挟まれるようにしながら、両面印刷ユニット60上を、搬送方向(前後方向)に対して僅かに傾いた状態で搬送される。
そして、記録媒体の先端側が第1搬送ローラ62に到達したときに、第1搬送ローラ62とピンチローラ65とによって挟まれるようにして画像形成部10に搬送される。
3.実施形態に係るレーザープリンタの特徴
本実施形態に係るリアカバー3bには、リアカバー3bが第1排出シュート30に対して所定の角度となるときに、第1排出シュート30の腕部35が第1回転軸101の軸方向(左右方向)に所定寸法以上弾性変形することを規制する第1変位規制突起部3eが設けられているので、前述したように、リアカバー3bが閉じられた状態では、第1変位規制突起部3eにより腕部35が軸方向に弾性変形してしまうことが規制され、一方、リアカバー3bが開かれた状態では、第1変位規制突起部3eにより腕部35の弾性変形が規制されることはない。
このため、リアカバー3bが閉じられた状態においては、第1変位規制突起部3eにより腕部35が軸方向に弾性変形してしまうことが規制されるので、外部から振動が加えられても、第1排出シュート30の軸孔35aとフレーム部材100の第1回転軸101とが外れることなく、その嵌合状態(係合状態)が保持される。
一方、リアカバー3bが開かれた状態又はリアカバー3bがフレーム部材100から取り外された状態においては、腕部35の弾性変形が第1変位規制突起部3eにより規制されないので、腕部35を軸方向に容易に弾性変形させることができる。
したがって、腕部35を弾性変形し易い構造として第1排出シュート30のフレーム部材100への組み付け性を向上させつつ、輸送時等の振動により第1排出シュート30がフレーム部材100から外れてしまうことを防止することができる。
また、フレーム部材100には、リアカバー3bがフレーム部材100に対して所定の角度となるときに、リアカバー3bの腕部3cが第2回転軸102の軸方向(左右方向)に所定寸法以上弾性変形することを規制する第2変位規制突起部103が設けられているので、前述したように、リアカバー3bが閉じられた状態では、第2変位規制突起部103により腕部3cが軸方向に弾性変形してしまうことが規制され、一方、リアカバー3bが開かれた状態では、第2変位規制突起部103により腕部3cの弾性変形が規制されることはない。
このため、リアカバー3bが閉じられた状態においては、第2変位規制突起部103により腕部3cが軸方向に弾性変形してしまうことが規制されるので、外部から振動が加えられても、リアカバー3bの軸孔3dとフレーム部材100の第2回転軸102とが外れることなく、その嵌合状態(係合状態)が保持される。
一方、リアカバー3bが開かれた状態においては、腕部3cの弾性変形が第2変位規制突起部103により規制されないので、腕部3cを軸方向に容易に弾性変形させることができる。
したがって、腕部3cを弾性変形し易い構造としてリアカバー3bのフレーム部材100への組み付け性を向上させつつ、輸送時等の振動によりリアカバー3bがフレーム部材100から外れてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、シュート回転モーメントによって、第1排出シュート30が従動側歯車34c側に近づく向きに回転しようとするので、従動側歯車34cと駆動側歯車34dとの噛み合い状態が開放されてしまうことを未然に防止できる。したがって、駆動側歯車34dから従動側歯車34cに回転力を確実に伝達することができるので、記録媒体を確実に搬送することができる。
また、従動側歯車34cと駆動側歯車34dとの噛み合い状態が開放されてしまうことを確実に防止できるので、従動側歯車34cと駆動側歯車34dとの噛み合い状態が開放されてしまうことを防止するロック機構等を新たに設ける、又はこのロック機構の保持力を強くするといった手段を講じる必要がない。
また、過度のシュート回転モーメントが第1排出シュート30に作用することを防止するストッパ36が設けられているので、駆動側歯車34dと従動側歯車34cとの噛み合い圧力が過度に大きくなってしまうことを未然に防止できる。したがって、歯車の歯が早期に摩耗してしまうことを防止できるので、駆動側歯車34d及び従動側歯車34cの耐久性が低下してしまうことを防止できる。
ところで、第1排出シュート30上を搬送される記録媒体は、第1排紙ローラ34aから搬送力が付与されるが、記録媒体は、第1排紙ローラ34aと第1ピンチローラ34bとによって挟まれた状態で搬送されるので、第1排紙ローラ34aと第1ピンチローラ34bとによって挟まれた状態で記録媒体が詰まってしまう場合が多い。
これに対して、本実施形態では、第1排紙ローラ34aは第1排出シュート30に設けられ、一方、第1ピンチローラ34bはフレーム部材100側に設けられているので、仮に、第1排紙ローラ34aと第1ピンチローラ34bとによって挟まれた状態で記録媒体が詰まっても、第1排出シュート30を開くように回転させれば、これと同時に第1排紙ローラ34aが第1ピンチローラ34bから離れるので、詰まった記録媒体を容易に取り除くことができる。
ところで、図2に示すように、両面印刷ユニット60を搬送される記録媒体は、両面印刷ユニット60から排出された時点で、その搬送方向が大きく転向させらるため、記録媒体の先端側が両面印刷ユニット60から排出された時に、記録媒体の先端側に大きな搬送抵抗力が作用する。
このため、両面印刷ユニット60から排出される際に、記録媒体が大きく傾いてしまうおそれが高い。そして、記録媒体が大きく傾いたまま画像形成部10に搬送されると、記録媒体に画像を正確に転写することができなくなる。
これに対しては、第1搬送ローラ62と記録媒体との接触箇所が、記録媒体の幅方向(搬送方向と直交する方向)略中央に対して対称となるように第1搬送ローラ62及びピンチローラ65を配置することが望ましい。
そこで、本実施形態は、幅方向略中央に第1搬送ローラ62及びピンチローラ65を配置することで、第1搬送ローラ62及びピンチローラ65の個数を最小限と抑制しつつ、第1搬送ローラ62と記録媒体との接触箇所が記録媒体の幅方向略中央に対して対称となるようにしている。
したがって、本実施形態では、レザープリンタ1の製造原価上昇を抑制しつつ、記録媒体が傾いた状態で画像形成部10に搬送されてしまうことを確実に防止できる。
ところで、第1搬送ローラ62を幅方向略中央に配置すると、当然ながら、ピンチローラ65も幅方向略中央に配置する必要がある。
しかし、ピンチローラ65は、記録媒体を挟んで第1搬送ローラ62と対向する位置に配置されるので、両面印刷ユニット60にピンチローラ65を設けるためには、両面印刷ユニット60の幅方向端部から幅方向中央まで延びる梁状のアームを設け、そのアームにピンチローラ65を取り付けざるを得ない。
このため、第1搬送ローラ62を略中央に配置すると、両面印刷ユニット60の上下方向寸法が拡大するとともに、両面印刷ユニット60、つまりレザープリンタ1の製造原価上昇を招いてしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態では、ピンチローラ65をフレーム部材100に固定しているので、ピンチローラ65を幅方向略中央に配置するために上記したようなアームを必要としない。
したがって、両面印刷ユニット60の上下方向寸法の拡大、及びレザープリンタ1の製造原価上昇を防止しながら、第1搬送ローラ62及びピンチローラ65を幅方向略中央に配置することができる。延いては、レザープリンタ1の製造原価上昇を抑制しつつ、記録媒体が傾いた状態で画像形成部10に搬送されてしまうことを確実に防止できる。
4.実施形態と発明特定事項との対応関係
本実施形態では、画像形成部10が特許請求の範囲に記載された画像形成手段に相当し、フレーム部材100が特許請求の範囲に記載されたフレーム部材に相当し、第1排出シュート30及びリアカバー3bが特許請求の範囲に記載された回転部材に相当する。
また、腕部35及び腕部3cが特許請求の範囲に記載された嵌合部に相当し、第1回転軸101及び第2回転軸102が特許請求の範囲に記載された回転軸に相当し、軸孔35a及び軸孔3dが特許請求の範囲に記載された軸孔に相当する。
また、腕部35が特許請求の範囲に記載された腕部及び第1腕部に相当し、軸孔35aが特許請求の範囲に記載された第1軸孔に相当し、腕部3cが特許請求の範囲に記載された腕部及び第2腕部に相当し、軸孔3dが特許請求の範囲に記載された第2軸孔に相当し、第1排出シュート30が特許請求の範囲に記載された第1回転部材に相当し、リアカバー3bが特許請求の範囲に記載された第2回転部材に相当する。
また、第1排出シュート30が特許請求の範囲に記載された案内部材に相当し、第1排紙ローラ34aが特許請求の範囲に記載された搬送ローラに相当し、ストッパ36が特許請求の範囲に記載されたストッパ手段に相当し、第1変位規制突起部3eが特許請求の範囲に記載された規制部材及び第1規制部材に相当し、第2変位規制突起部103が特許請求の範囲に記載された規制部材及び第2規制部材に相当する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第1排出シュート30及びリアカバー3bの嵌合状態を保持するために本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、他の回転部材(開閉部材)にも適用することができる。
また、上述の実施形態では、第1排紙ローラ34aは、加熱ローラ91から回転力を得ていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば他の駆動ローラから回転力を得るようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、加熱ローラ91の駆動力を歯車を介して第1排紙ローラ34aに伝達していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、歯車に代えて、外周面をゴム等の大きな摩擦係数を有する車(タイヤ)を用い、歯車の噛み合いではなく、摩擦力によって回転力を伝達するものであってっもよい。
また、上述の実施形態では、第1搬送ローラ62は幅方向略中央に1つ設けられていたが、第1搬送ローラ62と記録媒体との接触部は、幅方向中央に対して対称であればよいので、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば第1搬送ローラ62を幅方向両端側それぞれに配置してもよい。
また、上述の実施形態では、第1排出シュート30及びリアカバー3b側の腕部に軸孔を設け、フレーム部材100側に回転軸を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これとは逆に、第1排出シュート30及びリアカバー3b側の腕部に回転軸を設け、フレーム部材100側に軸孔を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、第1排出シュート30及びリアカバー3b側に腕部を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、フレーム部材100側に腕部を設けてもよい。
また、上述の実施形態では両面印刷対応の画像形成装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、片面印刷のみに対応した画像形成装置にも適用することができる。
また、上述の実施形態では、本発明に係る画像形成装置をレーザプリンタに適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機やインクジェット式プリンタ等にも適用することができる。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す要部側断面図である。 本発明の実施形態に係る第1排出シュートの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1排出シュートの斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1排出シュートの斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1排出シュートの側面図である。 本発明の実施形態に係るフレーム部材に第1排出シュートを組み付けた状態を示す正面図である。 図7のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るフレーム部材に第1排出シュートを組み付けた状態を示す斜視図である。 図9のA矢視図である。 図10においてフレーム部材と第1排出シュートを取り外した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るリアカバーを開いた場合における、リアカバーと第1排出シュートとの関係を示す図である。 図12を紙面上方側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る上カバーを第2排出シュート側から見た斜視図である。 図14のA−A断面図である。 本実施形態に係る正逆切替機構において第2排紙ローラを正転搬送させる状態を示す図である。 本実施形態に係る正逆切替機構において第2排紙ローラを逆転搬送させる状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る両面印刷ユニットを上方側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る両面印刷ユニット用搬送ローラ(第1搬送ローラ)部分の拡大斜視図である。
符号の説明
1…レーザプリンタ、3…筐体、3a…開口部、3b…リアカバー、3c…腕部、
3d…軸孔、3e…第1変位規制突起部、5…排紙トレイ、5a…傾斜面、
7…排出部、9…上カバー、9b…凹部、10…画像形成部、20…フィーダ部、
21…給紙トレイ、22…給紙トレイ、22…給紙ローラ、25…紙粉取りローラ、
26…対向ローラ、27…レジストローラ、30…第1排出シュート、
31…フロントシュート、31a…フロントシュートリブ、31a…リブ、
31a…延出シュートリブ、31d…位置決め穴、31e…穴、
32…アウタシュート、32a…アウタシュートリブ、32b…係止穴、
32b…第1係止穴、32c…第2係止穴、32d…突起部、32e…穴、
34a…第1排紙ローラ、34b…第1ピンチローラ、34c…従動側歯車、
34d…駆動側歯車、35…腕部、35a…回転軸、35a…軸孔、
36…ストッパ、37…センサーアクチュエータ、37a…接触レバー、
37b…遮蔽レバー、38…光センサ、40…第2排出シュート、40a…隙間、
41…リブ、41…第1案内リブ、41a…先端、41a…第1接触部、
42…第1案内リブ41及び第2案内リブ、42…第2案内リブ、42a…先端、
42a…第2接触部、42b…滑り軸受部、43…第2排紙ローラ、
43a…回転軸、43b…第2ピンチローラ、50…正逆切替機構、
52a〜52h…歯車、53…揺動アーム、54…電磁ソレノイド、
55…リンクアーム、60…両面印刷ユニット、61…案内リブ、61a…回転軸、
62…第1搬送ローラ、65…ピンチローラ、66…スライダー部、
70…スキャナ部、80…プロセスカートリッジ、81…感光ドラム、
81a…ドラム本体、81b…ドラム軸、82…帯電器、83…転写ローラ、
84…現像カートリッジ、84a…トナー収容室、84b…トナー供給ローラ、
84c…現像ローラ、84d…層厚規制ブレード、90…定着器ユニット、
91…加熱ローラ、92…加圧ローラ、100…フレーム部材、
101…第1回転軸、102…第2回転軸、103…第2変位規制突起部、
104…ピンチローラホルダ。

Claims (2)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段が保持されたフレーム部材と、
    弾性変形可能な第1腕部を介して前記フレーム部材に回転可能に組み付けられた第1回転部材と、
    弾性変形可能な第2腕部を介して前記第2腕部を介して前記フレーム部材に回転可能に組み付けられた第2回転部材とを備え、
    前記第1腕部及び前記フレーム部材のうちいずれか一方には第1回転軸が設けられ、他方には前記第1回転軸が挿入された第1軸孔が設けられ、
    前記第2腕部及び前記フレーム部材のうちいずれか一方には第2回転軸が設けられ、他方には前記第2回転軸が挿入された第2軸孔が設けられており、
    さらに、前記第2回転部材には、前記第2回転部材が前記第1回転部材に対して所定位置に在るときに、前記第1腕部が前記第1回転軸の軸方向に所定寸法以上弾性変形することを規制する第1規制部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記フレーム部材には、前記第2腕部が前記フレーム部材に対して所定位置に在るときに、前記第2腕部が前記第2回転軸の軸方向に所定寸法以上弾性変形することを規制する第2規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
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