JP4350545B2 - 開閉戸のストップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開状態に保持した自閉式の開閉戸を火災時等の非常時に解放する構成の開閉戸のストップ装置の改良に関する。
一般に、開閉戸としての引戸は、例えば、引戸を吊り下げるためのレールを閉じ側に傾斜させたり、つるまきバネ等の蓄勢力を利用して引戸を閉じ側に付勢する等して、自動的に閉じるように自閉式に構成されることがある。その一方、この自閉式の引戸を全開(開放限界位置)にした場合にはその状態で引戸が止まるように、引戸を全開状態に保持する保持手段を備える場合もある。
しかしながら、引戸を全開状態に保持する保持手段を備える場合、火災の際に引戸が全開のままであることは好ましくない。即ち、引戸を閉じることによって延焼を防止すると共に、煙が他の箇所に移動しないようにすることが重要となる。そのために、下記特許文献1記載のように、煙の発生を検知すること等によって火災を検知する火災検知器(煙感知器)からの信号を受けて引戸の全開状態の保持を解除する構成としているものも提案されている。
特開2000−285334号公報 特開2001−262930号公報 特開2001−262913号公報
上記特許文献1記載のストップ装置は、レールを傾斜させて引戸の自重を利用して自動的に引戸が閉じる構成とし、係止具により引戸を全開状態に係止し、そして、火災時にはその係止を解除する構成である。しかしながら、火災時に全開状態から自重のみによって引戸を閉じる構成であるので、引戸が長時間にわたって全開状態で係止された場合には引戸が閉じないおそれがある。即ち、引戸が長時間停止状態であると引戸の開閉に伴ってレール上を走行する樹脂製の戸車が変形するおそれがあり、閉じ側に移動を開始する際の戸車の抵抗が大きくなる結果、自重のみでは万一の火災の際に引戸が閉じないというおそれがある。
これに対し、上記特許文献2記載のように、レールを傾斜させることに加え、引戸の全開位置に弾性変形する付勢部材を設け、引戸の全開位置への移動によって付勢部材が弾性変形しその復元力によって引戸を閉じ側に付勢するものも提案されている。しかしながら、該構成にあっては、自重に抗して引戸を開く必要があるうえに更に全開位置ではその都度付勢部材を弾性変形させることになるので、引戸を全開状態にするために大きな力が必要となる。通常使用時において常に引戸を大きな力で全開にする必要があるので腕力の小さい子供や老人には負担が大きく、例えば、病院や老人施設などには適さない。しかも、引戸を全開にする毎に付勢部材が弾性変形するので繰り返し疲労の問題も生じやすく、万一の火災時に閉じ力が生じなかったり不足したりするおそれがある。
また、上記特許文献3記載のように、レールを傾斜させることに加え、引戸の開き側への移動により蓄勢するうず巻きばねを備えることによって火災時に引戸を閉じ側に付勢するものもある。しかしながら、うず巻きばねとそれ連結されたワイヤーとによって火災時に引戸を閉じ側に引っ張り寄せる構成であるため、引戸の戸先側にうず巻きばねやワイヤーを設置する必要があり、ストップ装置全体の構造も複雑になり取り付けも複雑である。
そこで本発明は、構造を複雑にすることなく、通常時に開閉戸を開く際に要する力を抑制でき、火災時において確実に開閉戸を閉じることができる開閉戸のストップ装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る開閉戸のストップ装置は、自閉式の開閉戸を開状態に保持する保持手段と、通常時には作動せず火災時において火災検知器からの信号を受けることにより作動して開状態にある開閉戸を閉じ側に押し出す押し出し部材とを備え、保持手段として開閉戸の被係止部を係止する係止具が設けられ、該係止具は被係止部を係止する係止位置と該係止位置から退避した退避位置との間を移動可能に構成され、火災時に係止具を退避位置に保持する係止具保持部材が設けられていることを特徴とする。
該構成にあっては、通常時においては押し出し部材は作動せず、従って、通常時に開閉戸を小さな力で開き操作することができる。そして、万一の火災時には押し出し部材が火災検知器から信号を受けて作動し、開状態にある開閉戸を戸尻側から押し出す。従って、開閉戸は押し出し部材によって押し出されることで確実に閉じ側に移動を開始し、自動的に閉じる。また、引戸を押し出す構成であるので、押し出し部材を戸尻側に配置することができて通常の開閉動作の邪魔になりにくい。また、保持手段として開閉戸の被係止部を係止する係止具が設けられ、該係止具は被係止部を係止する係止位置と該係止位置から退避した退避位置との間を移動可能に構成され、火災時に係止具を退避位置に保持する係止具保持部材が設けられていることが好ましい。保持手段として係止具を採用することにより開閉戸を保持する構成を簡単なものとすることができる。そして、火災時に閉じた開閉戸を開け操作する際に、係止具保持部材によって係止具が退避位置に保持されているので、開閉戸が係止具に干渉することなく容易に開閉戸を開けることができる。
特に、押し出し部材を直線運動する構成とすることもできるが、押し出し部材は回動自在であって閉じ側への回動により開閉戸を押し出す構成であることが好ましい。
以上のように、火災時に押し出し部材が開閉戸を閉じ側に押し出すことにより確実に開閉戸を閉じることができ、通常は押し出し部材は作動しないので開閉戸を開けるために必要な力も小さくて済み、しかも、開閉戸を戸尻側から押し出す構成であるので、通常の開閉動作の邪魔になりにくく、従って、構造を簡単なものとすることができてその設置も容易なものとなる。
以下、本発明に係る開閉戸のストップ装置の一実施形態として、図1乃至図8を参酌しつつ自閉式の引戸のストップ装置について説明する。
図1乃至図3はストップ装置が設置された使用状態を示しており、図1は引戸4が全開状態にある場合を、図2は火災時に引戸4が全開状態から閉じ側に移動を開始する時の状態を、図3は火災時における引戸4の全閉状態をそれぞれ示しており、1は戸先側の縦枠で、2は戸尻側の縦枠で、3は両縦枠1,2の上端部同士を横方向に連結する上枠である。該上枠3には引戸4を吊り下げるレール5が取り付けられ、引戸4の上端部に取り付けられた戸車6がレール5上を走行することで引戸4がスライドして開閉する。尚、戸車6は、引戸4の戸先側と戸尻側の二箇所にそれぞれ戸車支持部材7を介して取り付けられている。また、レール5は戸先側に向けて下方に傾斜しており、引戸4はその自重により閉じ側に付勢されて自動的に閉じる自閉式に構成されている。そして、戸先側の戸車支持部材7の戸尻側部分には、ピニオンギヤ(図示省略)を有する制動装置8が取り付けられており、引戸4が全閉する手前で制動装置8のピニオンギヤがレール5の戸先側に設けられたラック9に噛合することによって引戸4は減速し、引戸4が勢い良く全閉しないようになっている。尚、戸尻側の縦枠2には全開時の衝撃を緩和すべく戸当たり10が取り付けられている。
そして、上枠3には、引戸4を全開状態に保持するストップ装置11が取り付けられており、該ストップ装置11は、火災時に図示しない煙検知器(火災検知器)からの信号を受けると図2のように引戸4の保持を解除すると共に引戸4を閉じ側に駆動して強制的に移動開始させるように構成されている。以下、具体的に説明する。
該ストップ装置11は、図4に示すように上枠3に取り付けるための板状のベース20と、該ベース20の前面に左右両端のフランジ21aを介して取り付けられてベース20との間に上下に開口した断面視矩形の室を形成するようにコの字状に形成された中間ベース21と、該中間ベース21の前方を覆う板状のフロントカバー22とを備えている。また、ベース20の前面には、図5のように、中間ベース21の下方においてブラケット23が取り付けられ、該ブラケット23は、図6(イ)のように縦壁部23aと該縦壁部23aの上端から前方に略水平に伸びた上壁部23bとから略L字状に形成され、該上壁部23bには、図5のように引戸4の被係止部を係止することによって引戸4を全開状態に保持する係止具としての板バネ24が取り付けられている。該板バネ24は、その戸先側がブラケット23に固定されてブラケット23から戸尻側に略水平に伸びている。即ち、板バネ24は、一端固定他端自由の構成であって、その戸先側を支点として戸尻側が上下に撓むように構成されている。更に、板バネ24の戸尻側の端部は下側凸の逆への字状に形成されている。即ち、板バネ24は、ブラケット23に取り付けられる水平部24aと、折曲部24bを介して水平部24aから戸尻側に延設されて下方に傾斜した第1傾斜部24cと、折曲部24dを介して第1傾斜部24cから戸尻側に延設されて上方に傾斜した第2傾斜部24eとからなり、該第2傾斜部24eが引戸4の被係止部に当接してそれを係止する係止部として機能する。ここで、引戸4の被係止部について説明すると、図5のように、戸先側の戸車支持部材7の戸先側部分にはブラケット25が取り付けられ、該ブラケット25は縦長であってその上部は戸車支持部材7から上方に突出し、その突出部分の後側にはローラ26が回転可能に支持されている。そして、ストップ装置11は、ローラ26を引戸4の被係止部として板バネ24で係止することにより引戸4を全開状態に保持する。尚、ブラケット23は左右に位置調節可能である。
また、板バネ24が取り付けられたブラケット23は、ベース20から前方に略水平に突出する支軸27を介してベース20に揺動可能に取り付けられている。該支軸27は、ブラケット23の幅方向略中央に位置し、その先端にはブラケット23の抜け防止として円盤状のフランジ27aが設けられ、ブラケット23の縦壁部23aはベース20と支軸27のフランジ27aとの間で支軸27を中心に揺動できる構成である。また、ブラケット23の揺動角度を所定範囲内に規制するために、支軸27から戸尻側に所定距離離間した位置に規制軸28が前方に突出し、該規制軸28がブラケット23の上下方向の長孔29に係合している。従って、ブラケット23の揺動の角度は長孔29の長さに対応した角度に制限される。尚、規制軸28が長孔29の上端に位置するとブラケット23及び板バネ24は略水平になり、そこから規制軸28が長孔29の下端に達するまでブラケット23は上方に向けて反時計回りに回動でき、板バネ24の第2傾斜部24eはその角度分だけ上方に移動する。即ち、板バネ24は、それが取り付けられたブラケット23が揺動することにより、略水平状態となってローラ26を係止する係止位置と、ローラ26との干渉を防止すべく係止位置から上方に所定角度回動した退避位置との間を移動できるように構成されている。尚、規制軸28の先端にも支軸27と同様に円盤状のフランジ28aが設けられ、各フランジ27a,28aとブラケット23の縦壁部23aとの間にはブラケット23をベース20に押し付けるための弾性部材としてのウエーブワッシャ30が設けられている。該ウエーブワッシャ30による押圧力でベース20とブラケット23との間の摩擦抵抗が増し、ブラケット23が図5に示す略水平状態から上方に回動した後においてその自重により下方に戻ることが防止される。従って、本実施形態においては、ウエーブワッシャ30が、係止具としての板バネ24を退避位置に保持する係止具保持部材として機能する。
一方、図6(イ)のようにブラケット23の上方に位置する中間ベース21の内面には、下方に向けて出退する鉄芯31を備えたソレノイド32が取り付けられている。該鉄芯31の先端(下端)のピン34には、前後方向に伸びるレバー35が固定されている。該レバー35は、全体として逆への字状であって、図5のようにその前端部は中間ベース21の切欠部21bから前方に突出し、ソレノイド32への通電によってソレノイド32が作動して鉄芯31が上方に移動することによりレバー35は鉄芯31と共に上方に平行移動する(図6(イ)の二点鎖線参照)。
図4及び図5のようにソレノイド32の前側には、中間ベース21とフロントカバー22を前後に連結するようにして軸36が固定されており、該軸36に第1のリンク37の一端部が回転可能に支持されている。該第1のリンク37の他端部にはピン38を介して第2のリンク39の一端部が回転可能に連結され、第2のリンク39の他端部は上下方向に延びる第3のリンク40の下端部にピン41を介して回転可能に連結され、該第3のリンク40の上端部は中間ベース21とフロントカバー22を前後に連結する軸42に回転可能に支持されている。第1乃至第3のリンク37,39,40は、いわゆるトグル機構を構成し、第1のリンク37は捻りバネ43によって常時下方に付勢されている。また、中間ベース21の下端にはその一部が前方に向けて折り曲げられた座部21cが設けられ、該座部21cに調整ネジ44が上方に向けて突設され、該調整ネジ44が第1のリンク37に下方から当接することで第1のリンク37の下方への回動が阻止されている。従って、第1及び第2のリンク37,39は通常時において図5のような略水平状態となる。尚、第1及び第2のリンク37,39の通常時における形状は、調整ネジ44を微調整することで変化させることができ、例えば調整ネジ44を下方に移動させると第1及び第2のリンク39は逆ハの字状となる。
また、前記レバー35の先端は第1のリンク37の下方に位置し、そのレバー35が第1のリンク37を上方に押し上げることにより第1及び第2のリンク39はハの字状に形状変化し、第3のリンク40が軸42を支点として戸先側に向けて時計回りに回動する。更に、第3のリンク40の戸尻側の側縁部には、傾斜面が上下二箇所形成されている。下側の傾斜面40aは上側の傾斜面40bの下方に断部40cを介して階段状に連続し、両傾斜面40a,40bは共に下方に向けて徐々に戸先側に傾斜している。また、第3のリンク40の右側、即ち、戸尻側には、中間ベース21に設けられた支軸45にフック46が回転可能に支持されている。該フック46は、下方に伸びる腕部46aを有し、該腕部46aの下端には押圧ローラ47を備えている。フック46はバネ48によって反時計回りに付勢され、通常は図5のように第3のリンク40の断部40cによって係止されることで押圧ローラ47が支軸45の略下方に位置する状態にある。尚、フック46に設けられた押圧ローラ47がブラケット23の上面に当接する。また、フック46の腕部46aの右側には逆U字状の切欠部46bが隣接して形成され、該切欠部46bにはピン49が係合している。更に、フック46の後面にはピン50が突設され、該ピン50は中間ベース21の弧状長孔51を介して中間ベース21の後方に突出している。中間ベース21の内側にはリミットスイッチ52が取り付けられ、図5の通常状態からフック46が反時計回りに所定角度回動した際にピンがリミットスイッチ52に当接してそれをONとするように構成されている。
一方、ベース20には図4のように水平方向のガイドレール53が装着され、該ガイドレール53にスライダ54が摺動可能に係合し、且つ、バネ55により戸尻側に付勢されており、その戸先側端部に前記フック46の切欠部46bに係合する前記ピン49が取り付けられている。また、図6(ロ)のようにスライダ54は中間ベース21を前後に貫通してその前端部にはラック56が水平方向に沿って形成され、該ラック56に押し出し部材57のギヤ部57aが噛合している。該押し出し部材57は、引戸4の開閉方向に対して直交する軸を中心として回動ないし揺動する構成となっている。具体的には、押し出し部材57は、中間ベース21とフロントカバー22を前後に連結する軸58に回動可能に装着されている。そして、押し出し部材57は、その外周面の一部に前記ギヤ部57aが形成されると共に径方向に延びるアーム部57bを備えている。該アーム部57bの先端部は円弧状に形成されている。そして、図5の状態からスライダ54が戸尻側に平行移動して押し出し部材57が時計回りに回動すると、そのアーム部57bが引戸4のブラケット25に当接してそれを閉じ側に向けて押し出す構成である(図6(ハ)参照)。即ち、押し出し部材57は板バネ24よりも戸尻側に位置し、板バネ24によって係止されたローラ26を取り付けるためのブラケット25に戸尻側から当接してそれを介して引戸4を閉じ側に押し出すのである。
次に以上のように構成されたストップ装置11の作動について説明する。
まず、引戸4を開いていくと引戸4のローラ26が板バネ24の逆への字状の部分を上方に押し上げるようにして全開位置に到達する。引戸4はその自重によって全開状態から閉じ側に移動しようとするが、図5に示すように引戸4側のローラ26が板バネ24の第2傾斜部24eに戸尻側から当接するのでその閉じ側の移動が阻止される。即ち、板バネ24がローラ26を係止することにより引戸4は全開状態に保持される。尚、レール5の傾斜によりローラ26が第2傾斜部24eを閉じ側に押圧しているので板バネ24は上方に移動しようとするが、フック46の押圧ローラ47がブラケット23を下方に押しているので、板バネ24は係止位置から上方へは移動できない。但し、引戸4を手動により戸先側に向けて押圧操作すると、その押圧力により板バネ24は上方に撓んで第2傾斜部24eによるローラ26の係止が解除され、引戸4はその自重により自動的に全閉する。また、通常時においては押し出し部材57は作動しない。従って、通常時には楽に引戸4を開くことができる。更に、押し出し部材57は閉じ側とは反対側即ち戸尻側に回動した位置にあってアーム部57bがブラケット25と当接しない高さ位置にあるので、通常の開閉動作中にアーム部57bがブラケット25に当接したり、あるいは、引戸4の他の構成部材と干渉したりすることもない。また、ソレノイド32も通常時は通電されていない。従って、通常時に常に通電する構成に比して電気代も削減できるうえに、長期間通電が要因となる電気的不具合の発生も防止できる。
そして、全開状態において万一火災が発生すると、煙検知器が信号を発し、ストップ装置11はその煙検知器の信号を受けて作動する。即ち、ストップ装置11が煙検知器から信号を受けると、ソレノイド32は通電状態となって鉄芯31を引きつけて上方に移動させる。鉄芯31が上方に移動すると、レバー35が第1のリンク37を捻りバネ43の付勢力に抗して上方に押し上げて第1及び第2のリンク37,39がハの字状となり、第3のリンク40が時計回りに所定角度回動する。第3のリンク40が戸先側に向けて所定角度回動すると、該第3のリンク40の断部40cによるフック46の係止が解除されてフック46がバネ48(引っ張りバネ)によって反時計回りに回動する。フック46が回動すると後方に突出するピン50も下方に回動してリミットスイッチ52を押圧する。リミットスイッチ52がONになるとソレノイド32への通電が遮断されるので、ソレノイド32は鉄芯31の引きつけを停止し、鉄芯31はその自重及びソレノイドバネ33(図6(イ)参照)による付勢力によって下方に移動し、第1のリンク37を押し上げていたレバー35も下方に移動する。しかしながら、フック46が回動するとその円弧状部46cが第3のリンク40の下側の傾斜面40aに当接するので、第3のリンク40は戸先側に所定角度回動した状態を保ち、第1及び第2のリンク37,39もハの字状の形状を保つ。
一方、フック46の回動に伴ってその腕部46aの下端の押圧ローラ47も戸尻側に回動してブラケット23から上方に離反する。従って、押圧ローラ47によるブラケット23の押圧が解除され、ブラケット23は上方に移動可能な状態となるが、ブラケット23及び板バネ24の自重及びウエーブワッシャ30で付加された摩擦抵抗によってブラケット23及び板バネ24は図5のような水平状態を保つ。また、フック46が回動することによってフック46の逆U字状の切欠部46bからピン49が外れ、ピン49が外れると、スライダ54はバネ55の付勢力によって戸尻側にスライドし、ラック56と噛合する押し出し部材57が軸58を中心として時計回りに回動する。押し出し部材57が回動することでそのアーム部57bの円弧状の先端部が引戸4のブラケット25に当接する。アーム部57bはブラケット25を介して引戸4を戸先側に強制的に駆動し、引戸4のローラ26が戸先側に移動するのに伴って板バネ24の第2傾斜部24eがローラ26で戸先側に押圧される。板バネ24及びブラケット23の自重並びにウエーブワッシャ30による摩擦抵抗に比してバネ55によるスライダ54の戸先側への付勢力が大きいため、第2傾斜部24eがローラ26によって押圧されることで板バネ24及びブラケット23は図7及び図8のように上方に所定角度回動する。従って、引戸4にはアーム部57bから初速が付与され、その後、自重によりスピードを増しつつ閉じ側に移動し、全閉手前で制動装置8が作動して全閉状態となる。
尚、ウエーブワッシャ30により摩擦抵抗が増加しているので、図8のように引戸4のローラ26が戸先側に通過した後であっても板バネ24及びブラケット23は元の水平状態には戻らず退避位置に保持される。また、押し出し部材57は、引戸4の閉じ側への移動の初期段階でのみ引戸4に作用してそれ以降は作用しない。従って、例えば、避難する際に引戸4を開けようとした場合にも容易に開けることができる。しかも、押し出し部材57のアーム部57bは、図8のようにその先端部が戸先側を向いた状態まで回動し、アーム部57bはバネ55による付勢力によってその状態に保持され、その状態においてはアーム部57bは引戸4のブラケット23と干渉しない高さ関係にある。従って、避難する際に全閉の引戸4を全開状態まで開け操作しても、ローラ26は板バネ24には干渉せず、また、ブラケット25もアーム部57bには干渉しない。
次に例えば火災後にストップ装置11を元の状態に復帰させる場合には、スライダ54から上方に突出するバネ固定軸59を操作してスライダ54をバネ55の付勢力に抗して戸先側に移動させ、スライダ54のピン49でフック46の腕部46aを押圧することによりフック46をバネ48の付勢力に抗して時計回りに回動させる。フック46が時計回りに回動すると、フック46の押圧ローラ47がブラケット23を下方に押圧して板バネ24とブラケット23を元の水平状態(係止位置)まで戻す。また、第1のリンク37が捻りバネ43によって元の水平状態に向けて付勢されているので、第2のリンク39を介して第3のリンク40も戸尻側に付勢されている。従って、フック46の回動に伴って第3のリンク40は戸尻側に回動し、第3のリンク40の断部40cでフック46が係止されて、第1及び第2のリンク37,39は元の水平状態に戻る。
以上のように、本実施形態におけるストップ装置11にあっては、通常の開閉使用時において係止具としての板バネ24が引戸4の被係止部としてのローラ26を係止するので、引戸4は全開状態に確実に保持される。そして、火災発生時には、煙検知器からの信号を受けて押し出し部材57のアーム部57bが戸先側に回動して引戸4を閉じ側に向けて押し出すので、引戸4は全開状態から閉じ側に向けて確実に移動を開始することになる。即ち、仮に戸車6の回転抵抗が大きくなるなど引戸4の閉じ側への移動抵抗が大きくなっていたとしても、引戸4には初速が付与されるので引戸4は閉じ側に確実に移動を開始し、レール5が傾斜しているのでその後は引戸4は自重によって確実に全閉状態となる。
また、通常の開閉操作の際には押し出し部材57は作動せず停止している。従って、通常時において引戸4を開け操作する場合には押し出し部材57を設けない場合と同様に小さな力で引戸4を開けることができ、老人や子供にも容易に開け操作可能であって、病院や老人施設用としても適している。
また、ソレノイド32が煙検知器から信号を受けて作動することによって押し出し部材57を機械的に作動させる構成であるので、押し出し部材57を駆動制御するための複雑な制御回路も不要である。
更に、板バネ24で係止されるローラ26と極めて近い位置にあるブラケット26を押し出し部材57で押し、しかも、ローラ26の直ぐ後方位置を押すので、被係止部から離れた箇所を押したりあるいはローラ26とは高さが異なる箇所を押したりする場合に比して、係止状態をスムーズに解除できて引戸4を確実に押し出すことができるのである。
尚、本実施形態では、バネ固定軸59を操作してフック46を元の状態に復帰させたが、復帰の際に別途のワイヤー等をバネ固定軸59に装着しそのワイヤーを引っ張ることで復帰させてもよい。また、押し出し部材57を反時計回りに回動させることによって復帰させることもできる。
また、上記実施形態では、ウエーブワッシャ30による摩擦抵抗を利用することにより、板バネ24及びブラケット23が上方に保持されるように構成したが、例えば、図4及び図8に二点鎖線にて示すように押し出し部材57のアーム部57bにピン70を設け、該ピン70で板バネ24を上方に保持するように構成することもできる。このように、上方に退避した板バネ24に当接して該板バネ24をその退避位置に保持するためのピン70等の当接部を係止具保持部材として押し出し部材57に設けてもよく、その場合にはウエーブワッシャ30を省略することもできる。
また更に、上記実施形態では、火災時に押圧ローラ47による押圧が解除された際に板バネ24は自重及び摩擦抵抗により水平状態に留まり、押し出し部材57のアーム部57bが引戸4を戸先側に駆動することによって板バネ24を同時に上方に押し上げる構成とした。即ち、通常は押圧ローラ47によって板バネ24はブラケット23を介して係止位置に保持され、火災時に押し出し部材57が引戸4を押し出す際にフック46が回動して押圧ローラ47による板バネ24の係止位置への保持が解除され、係止位置への保持が解除された板バネ24を押し出し部材57の押し出し力で上方の退避位置に退避させる構成とした。しかしながら、この構成には限定されず、押し出し部材57の回動によらずに板バネ24を上方に押し上げて退避位置に移動させる構成としてもよい。例えば、ブラケット23を上方に付勢するバネ(例えば捻りバネ)等の弾性部材を設け、押圧ローラ47による押圧が解除されると同時に板バネ24がバネの付勢力で上方に回動する構成としてもよい。また、フック46とブラケット23とを例えばリンク等で連結してフック46の回動と共にブラケット23及び板バネ24が上方に回動する構成としてもよい。即ち、火災時に板バネ24による引戸4の係止を、押し出し部材57ではなく、バネやリンク等のような解除部材によって解除する構成としてもよい。尚、これらのバネやリンク等によって板バネ24は退避位置に保持されるので、これらのバネやリンク等は係止具保持部材としても機能する。但し、上記実施形態のように火災時に押し出し部材57が引戸4を閉じ側に駆動する力を利用して板バネ24を上方に移動させて板バネ24による引戸4のローラ26の係止を解除する構成とすれば、ブラケット23を上方に付勢するためのバネ等やリンク等が不要となり構造を簡素化できるため好ましい。
また、火災時に押し出し部材57が閉じ側に回動することによって引戸4を閉じ側に押し出す構成としたが、押し出し部材57が閉じ側に向けて水平に平行移動して引戸4を閉じ側に押し出す構成であってもよい。但し、上記実施形態のように押し出し部材57が回動する構成とすることにより、例えばエアシリンダ等によって押し出し部材57を平行移動させる必要もなく押し出し部材57の駆動の構造をコンパクト且つ簡素なものとすることができる。しかも、押し出し部材57を回動構成とすることで、引戸4に当接するアーム部57bの高さを、押し出す前(通常時)、押し出す時、及び押し出した後のそれぞれにおいて変化させることができ、通常時や火災時に作動した後においてアーム部57bと引戸4との干渉を防止することが容易にできる。
また、自閉の構成としてレール5を傾斜させた構成を採用したが、レール5の傾斜に加えて、あるいは、レール5の傾斜に代えてうず巻きバネを用いて自閉するようにしてもよい。但し、うず巻きバネ等のような付勢部材を用いる自閉構造の場合であっても、火災時には押し出し部材57が作動して確実に引戸4を閉じ側に駆動するので、付勢部材の閉じ側への付勢力は小さなもので済む。
尚、引戸4を板バネ24で全開状態に係止する構成としたが、例えば、磁石等によって引戸4を吸着保持する構成としてもよく、引戸4を全開状態に保持する保持手段の構成も適宜設計変更可能である。
更に、引戸4を全開状態に保持する構成以外にも、例えば、引戸4を半開状態等で保持する構成であってもよく、何れにしても、自閉式の引戸4が開状態に保持される構成であればよい。
また、スライドさせる引戸4について説明したが、ヒンジ部を支点として回動して開閉する開閉戸にも適用可能である。
本発明の一実施形態の開閉戸のストップ装置の取り付け状態であって開閉戸の全開状態を示す正面図。 同ストップ装置の取り付け状態であって火災時に開閉戸が全開状態から閉じ側に移動を開始した状態を示す正面図。 同ストップ装置の取り付け状態であって火災時における開閉戸の全閉状態を示す正面図。 同ストップ装置を示す平面図。 図4のX−X断面図。 (イ)は図5のA−A断面図、(ロ)は図5のB−B断面図、(ハ)は同ストップ装置11の右側面図。 火災時に開閉戸が閉じ側に移動を開始したときのストップ装置の状態を示す、図5に対応した断面図。 図7の状態から開閉戸が閉じ側に更に移動したときのストップ装置の状態を示す、図5に対応した断面図。
符号の説明
1…戸先側の縦枠、2…戸尻側の縦枠、3…上枠、4…引戸、5…レール、6…戸車、7…戸車支持部材、8…制動装置、9…ラック、10…戸当たり、11…ストップ装置、20…ベース、21…中間ベース、22…フロントカバー、23…ブラケット、24…板バネ(係止具)、24e…第2傾斜部、25…ブラケット、26…ローラ、27…支軸、28…規制軸、30…ウエーブワッシャ(係止具保持部材)、31…鉄芯、32…ソレノイド、33…バネ、34…ピン、35…レバー、36…軸、37…第1のリンク、38…ピン、39…第2のリンク、40…第3のリンク、40a…傾斜面、40c…断部、41…ピン、42…軸、43…捻りバネ、44…調整ネジ、45…支軸、46…フック、47…押圧ローラ、48…バネ、49…ピン、50…ピン、51…弧状長孔、52…リミットスイッチ、53…ガイドレール、54…スライダ、55…バネ、56…ラック、57…押し出し部材、58…軸、59…バネ固定軸、70…ピン

Claims (2)

  1. 自閉式の開閉戸を開状態に保持する保持手段と、通常時には作動せず火災時において火災検知器からの信号を受けることにより作動して開状態にある開閉戸を閉じ側に押し出す押し出し部材とを備え、保持手段として開閉戸の被係止部を係止する係止具が設けられ、該係止具は被係止部を係止する係止位置と該係止位置から退避した退避位置との間を移動可能に構成され、火災時に係止具を退避位置に保持する係止具保持部材が設けられていることを特徴とする開閉戸のストップ装置。
  2. 押し出し部材は、回動自在であって閉じ側への回動により開閉戸を押し出す請求項1記載の開閉戸のストップ装置。
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