JP4349034B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施例1の車両用操舵装置の構成図である。
実施例1の車両用操舵装置は、ステアリングホイール(操舵手段)1と、反力アクチュエータ2と、反力制御量検知センサ3と、操舵角センサ(操舵角検出手段)4と、操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)5と、転舵アクチュエータ8と、転舵制御量検知センサ(転舵制御量検出手段)9と、転舵角センサ10と、制御装置(操舵制御手段,転舵制御手段)11と、車速センサ(車速検出手段)12を備えている。
制御装置11は、反力算出部11aと、転舵角算出部11bと、反力ドライバ11cと、転舵ドライバ11dとを備えている。
[操舵反力算出制御処理]
図3は、制御装置11の反力算出部11aにおいて実施される操舵反力算出制御処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する。
このステップでは、例えば転舵アクチュエータ8が回転モータ構造のような場合は、駆動電流に比例した操舵反力が出力されるので、転舵ドライバ11dにおいて算出された指令電流iを入力する。
この場合、例えばT=i×k(kは比例定数)といった比例出力としても良いし、i=0でT=0となり、かつiに対して単調増加であるような関係式で表される操舵反力を出力するようにしても良い。
ここでは、あらかじめ車速Vと操舵角θの値から与える操舵反力をマップ化したものを記憶しておき、そのマップ上の値を出力しても良いし、車両の運動方程式と、ステアリングギア比(操舵角θ/転舵角δ)など車両固有のパラメータから、車速Vと操舵角θを用いて算出するようにしても良い。
停車または極低速で走行している場合には、図3のフローチャートにおいて、ステップS300→ステップS301→ステップS302→ステップS303→ステップS304へと進む流れとなる。すなわち、ステップS302において、車速Vが所定値以下であると判断され、ステップS303において、転舵ドライバ11dから転舵アクチュエータ8へ出力される指令出力電流iが入力され、ステップS304において、指令出力電流iに応じた操舵反力Tが出力される。
・ステアリングホイール1を操舵して手を離したとき、ステアリングホイール1はほぼその操舵角で停止する。
・どの操舵角位置から左右どちらに操舵する場合も、同等の操舵反力が発生する。
・転舵輪6が転舵し始めたとき、操舵角によらず一定の操舵反力が発生する。
という制御仕様を満たすことができ、良好な操舵フィーリングが得られる。
実施例1では、転舵ドライバ11dから転舵アクチュエータ8へ出力される制御量に基づいて反力アクチュエータ2の制御量を算出したのに対し、実施例2では、転舵アクチュエータ8へ出力された制御量に基づいて反力アクチュエータ2の制御量を算出する点で異なる。
操舵角センサ4および車速センサ12の出力は、反力算出部11aおよび転舵角算出部11bに入力される。反力算出部11aの出力は、反力ドライバ11dへ出力され、反力ドライバ11cは、反力アクチュエータ2を駆動するための、例えば電流値などの物理量を出力する。
[操舵反力算出制御処理]
図5は、制御装置11の反力算出部11aにおいて実施される操舵反力算出制御処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する。
T=k1×T1+k2×T2 …(1)
ここで、k1,k2は、車速Vに応じた操舵反力T1,T2のゲインである。
停車または極低速で走行している場合には、図6のステップS505において、T1が操舵反力Tとして出力される。また、中速または高速で走行している場合には、図6のステップS505において、T2が操舵反力Tとして出力される。
・どんな操舵角でも、ドライバがステアリングホイール1から手を離せば車両が直進する操舵角に戻るように操舵反力が発生する。
・車両が直進する操舵角から離れる操舵の操舵反力は大きいが、車両が直進する操舵角へ戻す操舵の操舵反力は小さい。
・車両が直進する操舵角から離れるに従って、徐々に操舵反力が大きくなる。
という制御仕様を満たすことができ、良好な操舵フィーリングが得られる。
以上、本発明を実施する最良の形態を、実施例1,2に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1,2に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
2 反力アクチュエータ
3 反力制御量検知センサ
4 操舵角センサ
5 操舵トルクセンサ
6 転舵輪
7 ステアリングギア
8 転舵アクチュエータ
9 転舵制御量検知センサ
10 転舵角センサ
11 制御装置
11a 反力算出部
11b 転舵角算出部
11c 反力ドライバ
11d 転舵ドライバ
12 車速センサ
Claims (5)
- 転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと機械的に連結されていない操舵手段と、
この操舵手段に操舵反力を与える反力アクチュエータと、
前記操舵手段の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
自車速を検出する車速検出手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて反力アクチュエータの制御量を設定し、反力アクチュエータを制御する操舵制御手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて転舵アクチュエータの制御量を設定し、転舵アクチュエータを制御する転舵制御手段と、
を備えた車両用操舵装置において、
前記操舵手段へ入力される操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段を設け、
前記操舵制御手段は、検出された操舵トルクが、転舵制御手段から転舵アクチュエータへ出力される制御量に応じた操舵反力と一致するように、反力アクチュエータの制御量を設定することを特徴とする車両用操舵装置。 - 転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと機械的に連結されていない操舵手段と、
この操舵手段に操舵反力を与える反力アクチュエータと、
前記操舵手段の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
自車速を検出する車速検出手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて反力アクチュエータの制御量を設定し、反力アクチュエータを制御する操舵制御手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて転舵アクチュエータの制御量を設定し、転舵アクチュエータを制御する転舵制御手段と、
を備えた車両用操舵装置において、
前記操舵制御手段は、検出された車速が、あらかじめ設定された第1設定車速以下であるとき、転舵制御手段から転舵アクチュエータへ出力される制御量に基づいて、反力アクチュエータの制御量を設定することを特徴とする車両用操舵装置。 - 転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと機械的に連結されていない操舵手段と、
この操舵手段に操舵反力を与える反力アクチュエータと、
前記操舵手段の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
自車速を検出する車速検出手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて反力アクチュエータの制御量を設定し、反力アクチュエータを制御する操舵制御手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて転舵アクチュエータの制御量を設定し、転舵アクチュエータを制御する転舵制御手段と、
を備えた車両用操舵装置において、
前記転舵アクチュエータの制御量を検出する転舵制御量検出手段を設け、
前記操舵制御手段は、検出された操舵トルクが、検出された転舵アクチュエータの制御量に応じた操舵反力と一致するように、反力アクチュエータの制御量を設定することを特徴とする車両用操舵装置。 - 転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと機械的に連結されていない操舵手段と、
この操舵手段に操舵反力を与える反力アクチュエータと、
前記操舵手段の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
自車速を検出する車速検出手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて反力アクチュエータの制御量を設定し、反力アクチュエータを制御する操舵制御手段と、
検出された操舵角と車速に基づいて転舵アクチュエータの制御量を設定し、転舵アクチュエータを制御する転舵制御手段と、
を備えた車両用操舵装置において、
前記転舵アクチュエータの制御量を検出する転舵制御量検出手段を設け、
前記操舵制御手段は、検出された車速が、あらかじめ設定された第1設定車速以下であるとき、検出された転舵アクチュエータの制御量に応じて、反力アクチュエータの制御量を設定することを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項2または請求項4に記載の車両用操舵装置において、
前記操舵制御手段は、
検出された車速が、第1設定車速よりも大きく、かつ、第1設定車速よりも大きな第2設定車速よりも小さいとき、検出された操舵角と車速に基づいて設定した中速域反力アクチュエータ制御量と、検出された転舵アクチュエータの制御量に基づいて設定した極低速域反力アクチュエータ制御量の加算値から、反力アクチュエータの制御量を設定し、
検出された車速が第1設定車速から第2設定車速へ近づくに従って、設定する反力アクチュエータの制御量に対する極低速域反力アクチュエータ制御量の配分比率を、中速域アクチュエータ制御量の配分比率よりも徐々に小さくすることを特徴とする車両用操舵装置。
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JP2005059704A JP2005059704A (ja) | 2005-03-10 |
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2003
- 2003-08-11 JP JP2003291123A patent/JP4349034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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