JP4347535B2 - インクジェット記録方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録方法及び装置に関し、特にノズルの目詰まり等の動作不良の発生が抑えられるインクジェット記録方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタでは、各ノズルからインクを記録紙へ吐出することで、記録紙に画像を記録している。このようにノズルからインクを吐出するものでは、なんらかの原因でノズル内でインク詰まりが発生することがある。これにより、インク吐出量が低下したり、インクが吐出されなくなったりする。この場合には、記録画像にスジ状の色むらや濃度むらが発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は記録された画像を観察して、スジ状の色むらや濃度むらが発生している場合には、ヘッドクリーニングモードに切り替えて、クリーニングを行い、インク詰まりや吐出方向の異常を解消させるようにしている。クリーニング処理では、インクを勢い良く各ノズルから吐出したり、外部からノズルを吸引してインクを吸い出したり、ノズル周縁を拭いたりすることが行われる。このように、人手による場合には、インク詰まりを発見することが遅れ、プリント品質が低下した状態で画像が記録されてしまうことがある。個人的にプリントを楽しむホームユース的なプリンタでは、このような記録品質の低下はそれほどの影響がないが、業務用として用いる場合には記録素子の動作不良の発見の遅れは不良プリントの多量発生につながるため致命的である。
【0004】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、ノズル詰まりを効果的に解消するようにしたインクジェット記録方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のインクジェット記録方法では、複数のノズルを並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙またはインクジェットヘッドを相対的に移動させ、前記記録紙に画像を記録する工程と、前記工程により記録される画像の間で、前記複数のノズルの少なくとも一部を駆動してインクを吐出させノズルをクリーニングする工程とを含み、前記記録紙は記録紙ロールから引き出された帯状記録紙であり、前記クリーニングにより吐出されたインクによって形成されるクリーニングマークをカットマークとして用い、このカットマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて前記カットマークとは異なるパターンで前記クリーニングマークを記録し、このマークをソートマークとして用い、このソートマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにすることを特徴とする。また、請求項2記載のインクジェット記録方法では、複数のノズルを並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙またはインクジェットヘッドを相対的に移動させ、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録方法において、前記複数の画像の境界位置で、前記複数のノズルの少なくとも一部を駆動してインクを吐出させノズルをクリーニングし、前記記録紙は記録紙ロールから引き出された帯状記録紙であり、前記クリーニングにより吐出されたインクによって形成されるクリーニングマークをカットマークとして用い、このカットマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて前記カットマークとは異なるパターンで前記クリーニングマークを記録し、このマークをソートマークとして用い、このソートマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにすることを特徴とする。
【0006】
請求項3記載のインクジェット記録装置では、複数のノズルを主走査方向に並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙ロールから引き出された記録紙またはインクジェットヘッドを副走査方向に送り、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマーク,各注文の区切りを示すソートマークをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、前記インクジェットヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク,前記ソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラとを備えたことを特徴とする。なお、前記カットマークを識別するマーク識別手段と、前記カットマークを検出したときに、このマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段とを備えることが好ましい。
【0007】
請求項5記載のインクジェット記録装置では、複数のノズルを主走査方向に並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙ロールから引き出された記録紙またはインクジェットヘッドを副走査方向に送り、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマークと、各注文の区切りを示し、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて異なるパターンのソートマークとをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、前記インクジェットヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク及びソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラと、前記カットマーク及びソートマークを識別するマーク識別手段と、前記カットマーク及びソートマークを検出したときに、これらマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段と、
前記ソートマークを検出したときに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにするソート手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項6記載のインクジェット記録装置では、複数の記録素子を副走査方向に並べてなる記録ヘッドをヘッドキャリッジにより主走査方向に移動して、記録紙に帯状の記録を行うとともに、この帯状の記録に同期させて記録紙又は、記録ヘッド及びヘッドキャリッジを副走査方向に前記帯状記録に対応する分だけ送って、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマーク,各注文の区切りを示すソートマークをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、前記記録ヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク,前記ソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラとを備えたことを特徴とする。なお、前記カットマークを識別するマーク識別手段と、前記カットマークを検出したときに、このマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段とを備えることが好ましい。また、請求項8記載のインクジェット記録装置では、複数の記録素子を副走査方向に並べてなる記録ヘッドをヘッドキャリッジにより主走査方向に移動して、記録紙に帯状の記録を行うとともに、この帯状の記録に同期させて記録紙又は、記録ヘッド及びヘッドキャリッジを副走査方向に前記帯状記録に対応する分だけ送って、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマークと、各注文の区切りを示し、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて異なるパターンのソートマークとをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、前記記録ヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク及びソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラと、前記カットマーク及びソートマークを識別するマーク識別手段と、前記カットマーク及びソートマークを検出したときに、これらマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段と、前記ソートマークを検出したときに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにするソート手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のインクジェットプリンタを示す概略図である。インクジェットプリンタ9は、給紙部10、画像記録部11、記録紙リザーバ12、カッタ部13、ソーター14から構成されている。給紙部10は、記録紙マガジン15内の給紙ローラ16を回転させて、記録紙17をマガジン15から引き出す。引き出された記録紙17は、画像記録部11に送られる。記録紙17は本実施形態ではA4サイズの幅を有するものを用いており、A4サイズのプリントを可能にしているが、これら記録紙17の幅や記録長さは適宜変更してよい。
【0010】
画像記録部11は、第1及び第2搬送ローラ対20,21と、予熱用サーマルヘッド22と、インクジェットヘッド23とから構成されている。第1及び第2搬送ローラ対20,21は、ドライバ18を介してモータ19により回転駆動され、記録紙17をニップして搬送する。これら第1及び第2搬送ローラ対20,21の間には、予熱用サーマルヘッド22とインクジェットヘッド23とが取り付けられている。これらヘッド22,23は、記録紙17の送り方向に直交する記録紙幅方向(主走査方向)に平行に配置されている。予熱用サーマルヘッド22及びインクジェットヘッド23の下方にはプラテンローラ24,25が配置されており、これらプラテンローラ24,25は記録紙17を支持する。
【0011】
予熱用サーマルヘッド22はシフト機構26により昇降自在に構成されている。そして、インクジェットヘッド23による記録時には下降して、プラテンローラ24との間で記録紙17を挟持して、各発熱素子により記録紙17を予熱する。また、記録時以外は記録紙17から離れた退避位置にシフト機構26によりセットされる。図2に示すように、サーマルヘッド22には主走査方向Mに多数の発熱素子27がライン状に並べて設けられている。予熱は、インク吐出による記録の際に、吐出されたインクを記録紙17上で短時間に乾燥するために行う。
【0012】
図1に示すように、サーマルヘッド22の各発熱素子27は、ヘッド駆動部30を介して駆動制御される。ヘッド駆動部30には、各発熱素子27毎の駆動データがシステムコントローラ(以下、単にコントローラという)31から送られる。駆動データは、インクジェットヘッド23によるインク吐出量に基づき決定される。そして、インク吐出量が大きい画素に対しては、この画素記録エリアに対して、サーマルヘッド22の発熱素子27により、比較的大きな予熱エネルギが印加される。また、インク吐出量が小さい画素に対しては、この画素記録エリアに対して、サーマルへッド22の発熱素子27により比較的に小さな予熱エネルギが印加される。
【0013】
予熱後の冷却の観点からは、サーマルヘッド22とインクジェットヘッド23との距離Lはできるだけ小さい方が好ましい。そして、この距離Lに応じてサーマルヘッド22の予熱開始位置とインクジェットヘッド23の記録開始位置とが特定され、記録紙17における予熱開始位置に合わせてインクジェットヘッド23による記録が開始されるように制御される。
【0014】
図3に示すように、インクジェットヘッド23には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のライン記録用のノズル35,36,37,38が主走査方向に並べて設けられている。インクジェットヘッド23内には、周知のように、これら各ノズル35〜38近くのインク流路にピエゾ素子が配置されている。このピエゾ素子によりインク流路を収縮・伸長させることにより、インクの吐出と供給とが行われる。
【0015】
図1に示すように、各ピエゾ素子はインクジェットヘッド駆動部39により駆動制御される。インクジェットヘッド駆動部39は、画像データに応じた駆動信号を各ピエゾ素子に与える。このインクジェットヘッド駆動部39にはコントローラ31が接続されている。コントローラ31にはフレームメモリ40が接続されており、このフレームメモリ40に、画像読取装置や画像出力装置からの画像データが書き込まれる。
【0016】
コントローラ31は、各色の画像データに基づき各色のノズル35〜38毎のピエゾ素子の駆動データを求める。この駆動データはインクジェットヘッド駆動部39に送られる。そして、コントローラ31は、記録紙17の送りに同期してヘッド駆動部39を介して各ピエゾ素子を駆動する。これにより、画像データに応じたサイズ及び数量のインク液滴が記録紙17に向けて吐出され、このインク液滴が記録紙17に付着する。したがって、記録紙17にはY、M、C、Kのインク付着によりフルカラー画像が記録される。
【0017】
本実施形態では、階調表現方法として、ドット径制御法とドット密度制御法とを併用して高画質なプリントを実現しているが、これはドット径制御法、ドット密度制御法の一方を採用してもよい。なお、各色のノズルは一定ピッチで副走査方向Sに離れて形成されており、この分だけ、記録する画像データをずらしたもので各色のピエゾ素子が駆動される。したがって、最終的には、同一ラインには同一の各色画像データに基づくインク液滴が記録されることになる。
【0018】
また、コントローラ31のメモリ31aにはマーク作成用データが記憶されている。このマーク作成用データに基づき、コントローラ31は、図4に示すように、各画像41の境界にカットマーク42及びソートマーク43を記録する。本実施形態では、カットマーク42とソートマーク43とを、記録紙送り方向における長さ(各マークの幅)L1,L2を変えることで識別している。本実施形態では、カットマーク42の記録紙送り方向における長さをL1としたときに、ソートマーク43の長さL2を、その2倍の2・L1としている。
【0019】
これらマーク42,43は、マーク記録エリアに対して各色のノズルからインクを通常の記録時よりも勢い良く吐出させることで記録され、マーク記録エリアに対して、K,Y,M,Cの各色が重ねて記録されることで、黒色のマークとされている。
【0020】
図1に示すように、コントローラ31には記録紙17の送り量を検出するパルスジェネレータ51が設けられている。パルスジェネレータ51は記録紙17に接触して記録紙17の送り量に比例するパルス数を発生する。コントローラ31は、パルスジェネレータ51からのパルス数をカウントして単位時間当たりの記録紙送り量を求める。この送り量に基づきコントローラ31は、サーマルヘッド22やインクジェットヘッド23の駆動タイミングを決定する。さらに、記録紙17の送り速度に応じて各発熱素子27の駆動データを補正する。例えば、記録紙17の送りが速くなるに従い各発熱素子27による加熱量を上げる。また、記録紙17の送りが遅くなる場合には、各発熱素子27による加熱量を下げる。更には、記録紙17の送り速度が「0」に近い場合には加熱量を「0」にして、記録紙17を不必要に加熱することがないようにしている。なお、パルスジェネレータ51を用いることなく、単に送りモータ19をパルスモータから構成し、これの駆動パルス数をカウントすることにより、上記の各種タイミングを決定してもよい。
【0021】
記録紙リザーバ12は、画像記録部11の搬送ローラ対21と、可動ガイド55と、カッタ部13側の搬送ローラ対56とから構成されており、駆動ローラ21aと駆動ローラ56aとに速度差(一方のローラ56aを停止させることを含む)を設けることで、各搬送ローラ対21,56の間に記録紙17を垂れ下げて一時的に貯留する。
【0022】
可動ガイド55は、搬送ローラ対21,56との間で、駆動ローラ21aの回転軸に回転自在に取り付けられている。この可動ガイド55は、記録紙17の先端をカッタ部13に案内するもので、記録紙17の先端通過時には可動ガイド55の先端が搬送ローラ対56のニップ部入り口側に近接した状態のガイド位置(二点鎖線表示)にされ、記録紙17の先端が通過した後は、記録紙17をループ状に一時的に貯留する退避位置(実線表示)にされる。この可動ガイド55が退避した空間部分に記録紙17が垂れ下がることで、記録紙17が一時的に貯留される。
【0023】
カッタ部13は、第1,第2及び第3の搬送ローラ対56,57,58と、マークセンサ60と、カッタ61とから構成されている。各搬送ローラ対56〜58はモータ62により回転駆動される。モータ62は、ドライバ63を介してコントローラ31により回転制御される。カッタ61は、ドライバ64を介してコントローラ31により制御され、各画像の境界位置でカットマーク42及びソートマーク43を含んだ部分の記録紙17を切断し、各画像毎のプリント70に切り離す。
【0024】
マークセンサ60は、主走査方向に多数の受光素子を並べたラインセンサから構成されている。そして、マークセンサ60の各受光素子がマーク位置で一斉に信号が切り替わり、この色が黒である場合に、コントローラはカットマーク42またはソートマーク43であると判定する。そして、この黒色マークエリアの記録紙送り方向の長さがL1またはL2であるかにより、カットマークかソートマークを判定する。
【0025】
コントローラ31は前記カットマーク42及びソートマーク43の検出信号に基づきモータ62の回転を制御して、記録紙17の各画像境界部分をカッタ61に順に送り、図4に示すように、境界の前後でカット予定線80,81により2度切断を行う。これにより、境界部分のカットマーク42やソートマーク43が切り落とされて、各画像41毎のプリント70が得られる。このプリント70は、切断後にトレイ75に集積される。また、ソートマーク43の検出信号に基づきコントローラ31はソーター14を制御して、新たなトレイ75をプリント落下位置にセットする。したがって、各プリント70は各注文毎に1つのトレイ75に挿入され、各注文毎に1まとまりにされる。
【0026】
ソーター14は、ベルトコンベア76に多数のトレイ75を配置して構成されている。そして、ソートマーク43の検出信号に基づき各トレイ75の取り付けピッチ分だけベルトコンベア76が回転駆動されることで、新たなトレイ75がプリント落下位置にセットされる。
【0027】
次に本実施形態の作用を説明する。プリント開始キー等の操作によって、プリントが開始される。プリントでは、先ずサーマルヘッド22により記録エリアに対してインク吐出量に応じた予熱が行われる。次に、予熱された記録紙17に対してインクジェットヘッド23によりインクが吐出され、フルカラー画像が記録される。また、吐出されたインクは予め記録紙17が予熱されているため、インクが効率よく乾燥される。
【0028】
図4に示すように、各画像41の境界には、カットマーク42が長さL1で記録される。さらに各注文の区切りでは、ソートマーク43が長さL2で記録される。これら各マーク42,43は、通常の記録時よりも各ノズルからインクが勢い良く吐出されることで記録される。これにより、各ノズルのクリーニングが行われる。したがって、ノズルにインク詰まりが発生した場合でも、各画像41の境界でこれらマーク42,43が記録されるため、自動的にクリーニングが行われ、インク詰まりが解消される。
【0029】
カッタ部13では、カットマーク42またはソートマーク43の検出信号に基づき、これらマーク42,43を含む境界部分がカット予定線80,81で切断される。
【0030】
記録開始時には、画像41の先端エッジにカットマーク42が記録されるため、これを基準にして記録紙先端の余白部が切り落とされる。また、ソートマーク43を検出したときには、このソートマーク位置でカットマーク42と同様にして各画像が切り離されるとともに、各注文の区切りを示すソート信号が送られる。一連の画像の記録を終了し、次の画像の記録が無い場合には、記録済み部分をカッタ部13で切り離した後に、記録紙17の先端が画像記録部11の第2搬送ローラ対21まで戻されて、プリント待機状態になる。
【0031】
なお、上記実施形態では、図4に示すように、副走査方向Sにおける各マークの長さL1,L2を変えることで、カットマーク42またはソートマーク43を識別したが、この他に、各マークのパターンを変えることで、両者を識別してもよい。例えば、図5に示すように、カットマーク85に対しては黒ベタで記録し、ソートマーク86に対しては格子縞として黒ベタと白ベタとを交互に配置する。
【0032】
また、上記各実施形態では、カットマーク42,85及びソートマーク43,86を記録エリアに、K,Y,M,Cの各色インクを重ね塗りした黒色に形成したが、この他に、図6に示すように、K,Y,M,Cの各色ストライプ87k,87y,87m,87c,88k,88y,88m,88cにより各マーク87,88を構成してもよい。この場合にも、記録紙送り方向の長さL1,L2を異ならせることにより、カットマーク87とソートマーク88とを識別する。また、図7に示すように、一方、例えばカットマーク90を黒ベタとし、他方のソートマーク91をストライプとしたりして両者を識別する。また、図示は省略したが、各色のストライプでカットマーク及びソートマークを記録する場合に、これら各色ストライプの配置を変えることで両者を識別してもよい。
【0033】
上記実施形態では、カットマークまたはソートマークの記録により各色のノズルをクリーニングしたが、クリーニングは画像境界毎に全ての色を行うことなく、1色、または複数色のみを行い、これらの記録パターンを用いてカットマーク、ソートマークを記録してもよい。例えば、図8に示すように、最初の画像の記録の際には、カットマーク93として、K用ノズルからインクを吐出させたものを用い、次の画像の記録の際には、カットマーク94としてY用ノズルからインクを吐出させたものを用い、以下、順にM用インクで記録したカットマーク95、C用インクで記録したカットマーク96を用いる。そして、ソートマーク97をカットマークよりも記録紙送り方向で長い黒ベタマークから構成して、各色単体のベタマークからなるカットマーク93〜96と識別している。この他に、図示は省略したが、ソートマークとしては複数色を重ね合わせた色のベタマークを用いて、各色単体のベタマークからなるカットマークと色を異ならせることによって識別してもよい。また、ソートマークを複数色のベタマークからなるストライプとして、カットマークとソートマークとを識別してもよい。
【0034】
なお、上記各実施形態では、カットマーク及びソートマークを明確に図示するために誇張して描いてある。実際には、これらマークは0.1〜2mm程度の範囲で記録されている。
【0035】
上記実施形態において、インク吐出量に応じて各発熱素子の駆動データを変えて、インクの吐出量が多いエリアに対しては予熱量を大きくしてインクの乾燥を効率よく行うようにしたが、サーマルヘッドによる予熱は単に各発熱素子を一律に駆動して行ってもよい。また、サーマルヘッドによる予熱の他に、プラテンローラにヒータを内蔵させて予熱を行ってもよい。
【0036】
また、予熱する代わりに、または予熱と併用して、インク吐出後に温風を吹き付けたりすることで、インクを乾燥させてもよい。この場合には、乾燥装置例えば温風ヘッドを設けて、インク吐出後の記録紙に対して温風を吹き付ける。なお、予熱装置や乾燥装置を用いることなく、インクを自然乾燥させてもよい。
【0037】
上記実施形態では、図2に示すように、1個のインクジェットヘッド23に、Y、M、C、Kの各ノズル35〜38をライン状に形成したが、これに限らず、各色のノズルを複数個に分けて配置した複数のインクジェットヘッドを用いたものに対して本発明を実施してもよい。例えば、図9に示すように、黒インク用のノズルを有するK用インクジェットヘッド110と、Y,M,Cの各色ノズルを有する各色インクジェットヘッド111を用いて2つのプリントステージ112,113を構成し、これら各プリントステージ112,113の各ヘッド110,111それぞれに、その記録紙送り方向上流側で記録面側にサーマルヘッド114,115を設ける。なお、符号116は記録紙17の先端を検出する先端センサを、117はカットマークを検出するマークセンサを示しており、これら各センサ116,117の出力信号に基づき記録開始位置を特定している。
【0038】
また、各プリントステージ112,113の間、プリントステージ113とカッタ部13との間の記録紙17には弛み17aを設けておき、各プリントステージ112,113における記録紙17の僅かな送り変動が他のプリントステージへ伝達されることがないようにしている。そして、発熱素子1個による記録紙への単位加熱エリアに対するインク吐出量を画像データから求め、この単位加熱エリアに吐出されるインク量に応じてその加熱量が制御される。これにより、吐出量が多いときには加熱量が増大され、効率よく短時間でインクの乾燥が行われる。
【0039】
この実施形態においても、各ヘッド110,111をクリーニングし、このクリーニングマークを用いてカットマークまたはソートマークとする。なお、図9,図10において、図1に示す実施形態と同一構成部材には同一符号を付して重複した説明を省略している。また、サーマルヘッド114,115の代わりに、図10に示すような温風ヘッド130を用いてもよく、この場合には、インクジェットヘッド110,111に対して記録紙送り方向下流側に温風ヘッドを配置する。
【0040】
図10に示すように、K用インクジェットヘッド120、Y用インクジェットヘッド121と、M用インクジェットヘッド122と、C用インクジェットヘッド123とを設けてプリントステージ125〜128を構成し、これら各プリントステージ125〜128の各ヘッド120〜123の記録紙送り方向の下流側にそれぞれ温風ヘッド130,131,132,133を設ける。そして、各ヘッド120〜123を用いて、クリーニングマークを画像の先端または後端に記録し、これらのクリーニングマークを用いてカットマーク及びソートマークを構成する。なお、この実施形態においても、図9に示すような位置でサーマルヘッドを配置することで、温風ヘッド130〜133の代わりにサーマルヘッドで記録紙を予熱し、吐出されたインクを乾燥させてもよい。
【0041】
図3に示すように各色毎のノズル35〜38を1列に形成する他に、複数ラインで形成してもよい。この場合には、ライン数を増やした分だけ主走査方向におけるノズル密度が低くなるので、その製作が容易になる。また、記録紙17の全幅分の長さを有するノズルの代わりに、記録紙の幅方向の長さが短いインクジェットヘッドを複数個用いて、これらを組み合わせることで、記録紙の幅方向に長いインクジェットヘッドを構成してもよい。このようなインクジェットヘッドの場合にも、クリーニングマークを記録することによりインク詰まりが解消される。
【0042】
なお、カットマークやソートマークを検出するマークセンサ60,117の各受光素子のサイズは、記録紙上に記録される最小画素サイズに対して、少なくとも主走査方向(記録紙搬送方向と直交する方向)の長さが倍以上あることが好ましく、この場合には、インクの吐出不良が発生して一部の画素が正常に記録されない場合でもこれらマークを確実に検出することができる。
【0043】
また、クリーニングマークによるカットマークやソートマークの各画素濃度を検出することで、各ノズルの動作状態をチェックすることができる。この場合に、カットマークやソートマークを検出するマークセンサを用いて、各画素濃度を検出すると、別個にセンサを設ける必要がなくなる。各画素濃度を測定する場合には、主走査方向において受光素子の長さが最小画素サイズに対して1/2以下であることが、各画素濃度を確実に測定する点からは好ましい。一方、マークセンサとしては、各画素を確実に検出するためには上述したように、主走査方向における受光素子の長さが最小画素サイズに対して倍以上であることが好ましい。したがって、マークセンサと動作不良ノズル特定センサとを兼用させる場合には、受光素子の主走査方向における長さを最小画素サイズの1/2以下で構成しておき、この状態で動作不良ノズルを特定し、カットマークなどを検出する場合には、隣接する受光素子であって、例えば4個以上の受光素子の出力から平均値を求め、この平均値によりマークを検出することで、カットマークなどを確実に検出することができる。
【0044】
なお、上記実施形態では、記録紙の全幅に渡ってカットマークやソートマークを記録し、これにより、記録領域に対応する全ノズルについて一斉にクリーニングを行うようにしたが、ノズルのクリーニングは一斉に行うことなく、ノズルを部分的に駆動することにより、順次にクリーニングを行ってもよい。
【0045】
図11は、このときのノズルクリーニングによるカットマーク及びソートマークの一例を示している。この実施形態では、記録領域に対応する全ノズルを主走査方向Mで6分割して、6個のカットマーク140〜145を記録することにより、記録領域の全ノズルをクリーニングしている。そして、これらカットマーク140〜145を基準にして記録紙146を切断する。また、ソートマーク147としては、カットマーク140〜145の長さよりも長くして、カットマーク140〜147の記録位置に記録する。例えば2個のカットマーク分の長さでソートマークを記録する。
【0046】
なお、ソートマーク147のパターンは上記のものに限定されず、パターン認識によりカットマークとソートマークとを識別することができるものであればよい。例えば、マークの幅を変えたり、色を変えたりして、形状を変えたりすることで、カットマークと識別可能にする。また、カットマークやソートマークのパターン、全ノズルをクリーニングするためのマーク記録回数等は適宜変更してよい。さらには、カットマークの内の1つをソートマークとして用いてもよい。この場合には、その記録位置をソートマークとして特定することにより、他の位置に記録したカットマークと識別することができる。また、続けて同じ位置にマークを記録したときに、続けて記録したマークをソートマークとして、カットマークと識別してもよい。
【0047】
上記実施形態では、記録紙17の送りに同期させて1ラインずつ記録するラインプリンタに本発明を実施したが、この他に、図12に示すように、インクジェットヘッド160をヘッドキャリッジ161を用いて記録紙162の幅方向(主走査方向M)に走査して帯状記録を行うとともに、記録紙を副走査方向Sに帯状記録分だけ間欠送りして画像を記録するシリアルプリンタ163に本発明を実施してもよい。なお、符号164はヘッドキャリッジ161を記録紙162の幅方向に案内するガイド棒を示し、符号165は記録紙162を支持するプラテン部材を示している。
【0048】
シリアルプリンタ163において、カットマーク及びソートマークを記録する場合には、ヘッドキャリッジ161を主走査方向Mに移動させながら、各ノズルを一定時間駆動させる。図13に示すように、本実施形態では、カットマーク170を記録紙162の一方の側縁部に、ソートマーク171を他方の側縁部に記録して両者を識別している。なお、いずれか一方を他方に対して、その幅、長さ、色、形状の少なくとも1つを変えた異なるパターンとすることにより、両者を識別してもよい。
【0049】
また、シリアルプリンタ163において、インクジェットヘッドの全ノズルを一斉に駆動してクリーニングマークによるカットマークまたはソートマークを記録する代わりに、各ノズルをグループ分けして、各グループ毎にインクを吐出させて、グループ毎にクリーニングを行ってもよい。グループ分けとしては、隣接するもの同士を1まとまりにするグループ分けの他に、N個(Nは自然数)飛びに各ノズルを選択することでグループ分けし、これら各グループ毎に順次にインクを吐出させることで、カットマークを形成してもよい。
【0050】
上記実施形態では、ピエゾ素子を有するインクジェットヘッド23,110,111,120〜123を用いたが、インクを吐出する機構は各種のものを適用してよい。例えば、ピエゾ素子とダイヤフラムとからなる流量制御弁方式のもの、発熱素子を用いてインク液を加熱しバブルを発生させてインクを吐出させるサーマルインクジェット方式のもの、電極を利用してインク液滴に電荷を付与し、偏向電極で不要な液滴をじゃま板で回収して必要なインク液滴を記録紙に吐出する連続インクジェット方式、画像信号に応じた高電圧を印加して、この高電圧によりインク液滴を記録紙に吸引させる静電吸引インクジェット方式、超音波を利用してインク液を加振してインク液滴を発生させる超音波インクジェット方式などの各種インクジェット方式を用いてよい。また、用いるインクもY,M,C,Kの他に、ライトマゼンタ、ライトシアンのような他の色インクを用いてもよい。
【0051】
上記実施形態ではロールタイプの記録紙を用いたが、この他にカットシートタイプの記録紙を用いてもよい。この場合には、画像記録領域外に前記クリーニングマークを記録する。そして、このクリーニングマークを含む画像記録領域外の部分は、必要に応じてカッタにより切り取られる。なお、このクリーニングマークをソートマークとして用いてもよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の画像の境界位置で、前記ノズルを駆動してインクを吐出させ各ノズルをクリーニングしたから、各画像を記録する毎にノズルクリーニングが自動的に行えるようになる。したがって、インク詰まりに起因する無駄なプリントの発生を抑えることができる。
【0053】
クリーニングにより画像の境界で得られるクリーニングマークをカットマークとして用い、このカットマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得ることにより、クリーニングマークを有効に利用することができる。また、カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて前記カットマークとは異なるパターンでクリーニングマークを記録し、このマークをソートマークとして用い、このソートマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにすることにより、同様にしてクリーニングマークを有効利用して、各注文件を1まとまりにすることができる。しかも、クリーニングマークは記録紙から切り離されるため、プリントに不要なクリーニングマークが残ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタを示す概略図である。
【図2】予熱用サーマルヘッドを示す拡大した正面図である。
【図3】インクジェットヘッドを示す拡大した正面図である。
【図4】カットマークとソートマークとを示す平面図である。
【図5】別の実施形態におけるカットマークとソートマークとを示す平面図である。
【図6】別の実施形態におけるカットマークとソートマークとを示す平面図である。
【図7】別の実施形態におけるカットマークとソートマークとを示す平面図である。
【図8】別の実施形態におけるカットマークとソートマークとを示す平面図である。
【図9】2組のインクジェットヘッドとサーマルヘッドとを用いた別の実施形態を示す概略図である。
【図10】4組のインクジェットヘッドと温風ヘッドとを用いた別の実施形態を示す概略図である。
【図11】インクジェットヘッドの各ノズルを部分的に駆動して記録したカットマーク及びソートマークの一例を示す平面図である。
【図12】シリアルプリンタの要部を示す概略図である。
【図13】シリアルプリンタで記録されたカットマーク及びソートマークの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
9 インクジェットプリンタ
10 給紙部
11 画像記録部
12 ソーター
13 カッタ部
17,162 記録紙
20,21 搬送ローラ対
22,114,115 サーマルヘッド
23,110,111,120〜123、160 インクジェットヘッド
41 画像
42、85、87、90、93〜96、140〜145、170 カットマーク
43、86、88、91、97、147、171 ソートマーク
70 プリント
Claims (8)
- 複数のノズルを並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙またはインクジェットヘッドを相対的に移動させ、前記記録紙に画像を記録する工程と、
前記工程により記録される画像の間で、前記複数のノズルの少なくとも一部を駆動してインクを吐出させノズルをクリーニングする工程とを含み、
前記記録紙は記録紙ロールから引き出された帯状記録紙であり、前記クリーニングにより吐出されたインクによって形成されるクリーニングマークをカットマークとして用い、このカットマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて前記カットマークとは異なるパターンで前記クリーニングマークを記録し、このマークをソートマークとして用い、このソートマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにすることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 複数のノズルを並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙またはインクジェットヘッドを相対的に移動させ、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録方法において、
前記複数の画像の境界位置で、前記複数のノズルの少なくとも一部を駆動してインクを吐出させノズルをクリーニングし、
前記記録紙は記録紙ロールから引き出された帯状記録紙であり、前記クリーニングにより吐出されたインクによって形成されるクリーニングマークをカットマークとして用い、このカットマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて前記カットマークとは異なるパターンで前記クリーニングマークを記録し、このマークをソートマークとして用い、このソートマークを基準にして記録紙を切断しプリントを得るとともに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにすることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 複数のノズルを主走査方向に並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙ロールから引き出された記録紙またはインクジェットヘッドを副走査方向に送り、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、
前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマーク,各注文の区切りを示すソートマークをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、
前記インクジェットヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク,前記ソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラと
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記カットマークを識別するマーク識別手段と、
前記カットマークを検出したときに、このマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段と
を備えたことを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。 - 複数のノズルを主走査方向に並べてなるインクジェットヘッドを用いて、記録紙ロールから引き出された記録紙またはインクジェットヘッドを副走査方向に送り、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、
前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマークと、各注文の区切りを示し、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて異なるパターンのソートマークとをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、
前記インクジェットヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク及びソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラと、
前記カットマーク及びソートマークを識別するマーク識別手段と、
前記カットマーク及びソートマークを検出したときに、これらマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段と、
前記ソートマークを検出したときに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにするソート手段と
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 複数の記録素子を副走査方向に並べてなる記録ヘッドをヘッドキャリッジにより主走査方向に移動して、記録紙に帯状の記録を行うとともに、この帯状の記録に同期させて記録紙又は、記録ヘッド及びヘッドキャリッジを副走査方向に前記帯状記録に対応する分だけ送って、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、
前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマーク,各注文の区切りを示すソートマークをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、
前記記録ヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク,前記ソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラと
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記カットマークを識別するマーク識別手段と、
前記カットマークを検出したときに、このマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段と
を備えたことを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置。 - 複数の記録素子を副走査方向に並べてなる記録ヘッドをヘッドキャリッジにより主走査方向に移動して、記録紙に帯状の記録を行うとともに、この帯状の記録に同期させて記録紙又は、記録ヘッド及びヘッドキャリッジを副走査方向に前記帯状記録に対応する分だけ送って、前記記録紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、
前記記録紙を切断する際に基準とされるカットマークと、各注文の区切りを示し、前記カットマークの幅、長さ、位置、色、形状の少なくとも1つを変えて異なるパターンのソートマークとをそれぞれ前記記録紙に記録するために用いられるマーク作成用データが記憶されたメモリと、
前記記録ヘッドを用い、前記マーク作成用データに基づいて前記カットマーク及びソートマークを前記記録紙に記録することにより、前記各ノズルのクリーニングを行うシステムコントローラと、
前記カットマーク及びソートマークを識別するマーク識別手段と、
前記カットマーク及びソートマークを検出したときに、これらマークに基づき記録紙を切断して前記画像毎のプリントにする記録紙切断手段と、
前記ソートマークを検出したときに、このソートマークで仕切られた各注文件毎のプリントを1まとまりにするソート手段と
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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