JP4347420B2 - 新規な4−ハロゲン化ステロイド、それらの製造方法及び中間体、それらの薬剤としての用途並びに及びそれらを含有する製薬組成物 - Google Patents

新規な4−ハロゲン化ステロイド、それらの製造方法及び中間体、それらの薬剤としての用途並びに及びそれらを含有する製薬組成物 Download PDF

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Description

本発明は、4−ハロゲン化ステロイド化合物、それらの製造方法、それらの薬剤としての用途及びそれらを含有する製薬組成物に関する。
骨粗鬆症は、無意識のうちに又は最小の障害に起因する場合に、脊椎又はその周辺部の骨折を生じさせるのに充分な骨物質の定量的及ぴ定性的な減少を特徴とする病状である。この疾病はその発端で多くの因子を有するが、女性の場合に骨の損失又はオステオペニアにおいて支配的な因子を構成するのは閉経である。
このオステオペニアは、それ自体、海綿状骨の構造の希薄化及び変性によって示され、その結果が骨格の脆弱性及び骨折の危険を増大させることである。骨の損失は、卵巣機能の停止に起因する閉経後に強く増加し、65才の年齢後に前の年より毎年3〜5%の衰えとなる。
治療のためには、閉経後のホルモンの欠乏は、エストロゲンが骨質量を保存するのに主な役割を果たすホルモン復帰治療によって補うことができる。しかし、長期間のエストロゲン療法は、ときとして生殖器にとって望ましくない効果(子宮内膜過形成、乳癌など)を伴い、これが主たる欠点となり、その使用を制約させている。
I.ジン他の“Steroids”,60(1995),p.512−518及びG.M.アンステッド他の“Steroids”,62(1996),p.268−303は、エストラジオール受容体に対して親和性を示すエストラジオール誘導体を記載している。
従って、エストラジオール以外の解離したエストロゲン活性、即ち、骨のレベルでエストロゲン活性を有するが、子宮内膜過形成活性をほとんど有しないか又は全く有せず、また***腫瘍増殖活性も有しない化合物を見出すことが好都合である。
従って、本発明の主題は、次の一般式(I):
Figure 0004347420
{ここで、
1は水素原子、(CH2m−Ar、(CO)−Ar、(CH2m−Alk又は(CO)−Alk基を表わし、
2は1〜6個の炭素原子を含有する線状又は分岐状の飽和又は不飽和炭化水素から誘導される基を表わし、
Dは置換されていてよく及び不飽和を有し得る五角形又は六角形の環の残基を表わし、
Xはハロゲン原子を表わし、
YはO、S、SO、SO2及びNHから選択され、
nは2〜8の整数であり、
3及びR4は同一であっても異なっていてもよく、水素原子、(CH2m−Ar、(CH2m−Het又は(CH2m−Alk基を表わすか、或いは
3とR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換の又は置換された3〜15員の芳香族又は非芳香族の飽和又は不飽和の単環式又は多環式複素環(酸素、硫黄及び窒素から選択される1〜3個の追加の複素原子を含有し得る)を形成し、
Arは6〜18個の炭素原子を含有する炭素環式アリール基を表わし、
Hetは1〜9個の炭素原子と酸素、窒素又は硫黄原子から選択される1〜5個の複素原子を含有する飽和又は不飽和の芳香族又は非芳香族複素環から誘導される基を表わし、
Alkは1〜12個の炭素原子を含有する飽和又は不飽和の線状、分岐状又は環状の非芳香族炭化水素から誘導される基を表わし、
Ar、Het又はAlk基は置換され又は非置換であってよく、
mは0、1、2又は3である}
の化合物並びにそれらの酸又は塩基との付加塩にある。
ハロゲンとは、沃素、臭素、塩素又は弗素を意味する。
(CH2mとは、次の意味:即ち、mが0に等しい場合の単結合、CH2、(CH22及び(CH23を意味する。
6〜18個の炭素原子を含有する炭素環式アリール基を表わす用語“Ar”とは、芳香族環式炭化水素の誘導体、例えばフェニル、ナフチル又はフェナントリル基、或いはベンゼン環を含有する縮合二環式又は三環式炭化水素の誘導体、例えばインダニル、インデニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチル又はフルオレニル基を意味する。接合はベンゼン環のレベルで行なわれる。好ましくはそれはフェニル基である。
1〜9個の炭素原子と酸素、窒素及び硫黄原子から選択される1〜5個の複素原子を含有する飽和又は不飽和の芳香族又は非芳香族複素環から誘導される基を表わす用語“Het”とは、特に下記のものを表わす。
−複素環式単環式基、例えば、チエニル、フリル、ピラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、オキサゾリル、フラザニル、
ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリニル、チアゾリニル、トリアゾリル、テトラゾリル基、
−縮合複素環式基、例えば、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ナフト[2,3−b]チエニル、チアントレニル、イソベンゾフラニル、クロメニル、キサンテニル、フェノキサチイニル、インドリジニル、イソインドリル、3H−インドリル、インドリル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、イソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、カルバゾリル、β−カルボリニル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、インドリニル、イソインドリニル、イミダゾピリジル、イミダゾピリミジニル基、或いは上記のような複素環式単環式基よりなる縮合多環式系、例えばフロ[2,3−b]ピロール又はチエノ[2,3−b]フラン、
−飽和複素環式基、例えばピロリジン、ピペリジン、モルホリン。
−飽和又は不飽和の線状、分岐状又は環状の非芳香族炭化水素から誘導される基を表わす用語“Alk”とは、非環式炭化水素の場合には、アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル、n−ヘプチル、2−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、3,3−ジメチルペンチル、3−エチルペンチル、n−オクチル、2,2−ジメチルヘキシル、3,3−ジメチルヘキシル、3−メチル−3−エチルペンチル、ノニル、2,4−ジメチルヘプチル又はn−デシル、アルケニル基、例えばビニル、プロペニル、イソプロペニル、アリル、2−メチルアリル、ブテニル又はイソブテニル、或いはアルキニル基、例えばエチニル、プロピニル、プロパルギル、ブチニル又はイソブチニル、並びに、環状基の場合には、シクロアルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基を示す。
好ましくは、これはメチル及びエチル基である。CO−Alkとは、好ましくは、COCH3及びCOEtを意味し、またCO−Arとは好ましくはベンゾイル基を意味し、mが0と異なるときは、(CH2m−Arは好ましくはベンジル基である。
3及びR4がそれらが結合している窒素原子と共に複素環を形成するときは、それは、特に、随意に酸素及び窒素原子から選択される別の複素原子を含有し得る単環式又は二環式の不飽和複素環、例えば、ピロリル、イミダゾリル、インドリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、オキサゾリル、フラゾリニル、ピラゾリニル、チアゾリニルから選択される複素環であり、さらに詳しくは下記の飽和複素環である。
Figure 0004347420
異なったAlk、Ar及びHet基並び上記の五角形又は六角形の環の残基が置換されているときは、それらは特に下記の基により置換されていてよい。
−ハロゲン、即ち弗素、塩素、臭素又は沃素;アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ;アルキルチオ、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ;アミノ、アルキルアミノ、例えばメチルアミノ又はエチルアミノ;ジアルキルアミノ、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ(これらのジアルキルアミノ基は酸化された形であってもよい);アミノアルキル、例えばアミノメチル又はアミノエチル;ジアルキルアミノアルキル、例えばジメチルアミノメチル又はジメチルアミノエチル;ジアルキルアミノアルキルオキシ、、例えばジメチルアミノエチルオキシ;アシル化されていてもよいヒドロキシル;アシル、例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル、ベンゾイル:遊離の又はエステル化されたカルボキシ、例えばアルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル又はエトキシカルボニル;シアノ;トリフルオルメチル;アリール、例えばフェニル;アラルキル、例えばベンジルであり、これらのアルキル、アルケニル又はアルキニル基それ自体は上記のようなハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アミノアルキル又はジアルキルアミノ基により置換されていてもよい。
もちろん、表現“置換された”とは、1個以上の同一又は異なった置換基が存在できることを示す。(Het)の場合には、置換基はNH又は炭素原子のレベルにあり得る。
もちろん、R1、R2、R3及びR4の意味は互いに独立している。
本発明は、当然に、式(I)の化合物の塩類、例えばアミン上で無機又は有機酸により形成された塩類まで及ぶ。それは、下記の酸:塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、りん酸、酢酸、ぎ酸、プロピオン酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、こはく酸、酒石酸、くえん酸、しゅう酸、グリオキシル酸、アスパラギン酸、アスコルビン酸、アルカンモノスルホン酸、例えばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、アリールスルホン酸、例えばベンゼンスルホン酸、p−トルェンスルホン酸及びアリールカルボン酸の一つであってよい。式(I)の化合物が酸官能基を含有するときは、本発明は、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム(置換されていてもよい)の塩類まで及ぶ。
本発明のさらに特定の主題は、Dが次式:
Figure 0004347420
(ここで、
2は上記と同じ意味を有し、
5はOH、O−(CH2m−Alk、O−(CO)−Alk、O−(CH2m−Ar、O−(CO)−Ar、O−(CH2m−Het又はO−(CO)−Het基を表わし且つR6は水素原子、置換された又は非置換の1〜6個の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わす(m、Alk、Ar及びHetは上で定義した通りである)か、或いは
5とR6は、これらを保持する炭素原子と一緒になって、次式:
Figure 0004347420
(ここで、Zは−(CH2l−又は−CH=CH−(CH2l’−基(ここで、lは1〜4の整数であり、l’は1又は2に等しい整数である)
の一つを形成するか、或いは
5とR6は一緒になってオキソ又は=N−OH基を形成する)
の五角形の環の残基を表わす前記の一般式(I)の化合物並びにそれらの酸又は塩基との付加塩にある。
本発明のさらに特定の主題は、次の一般式(I’):
Figure 0004347420
{ここで、
X’は塩素又は臭素原子を表わし、
n’は2〜5の整数であり、
R’3及びR’4は同一であっても異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基を表わすか、或いは
R’3とR’4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜15員の飽和の単環式又は多環式基(酸素、硫黄及び窒素から選択される追加の複素原子を含有し得る)の残基を形成し、
R’5及びR’6はR5及びR6と同じ意味を有する}
に相当する前記の式(I)の化合物並びにそれらの酸又は塩基との付加塩にある。
本発明のさらに特定の主題は、
R’5がOH基を表わし且つR’6が水素原子、1〜6個の炭素原子を含有する置換された又は非置換のアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わすか、或いは
R’5とR’6が、これらを保持する炭素原子と一緒になって、次式:
Figure 0004347420
の環の一つを形成するか、或いは
R’5とR’6が一緒になってオキソ基を形成する
一般式(I’)に相当する前記の式(I)の化合物並びにそれらの酸又は塩基との付加塩にある。
本発明のさらに特別の主題は、
X’が塩素を表わし、
n’が1又は2に等しく、
R’3及びR’4が同一であっても異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基を表わすか、或いは
R’3とR’4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、次式:
Figure 0004347420
の飽和複素環を形成し、
R’5がOH基を表わし且つR’6が水素原子、1〜6個の炭素原子を含有する置換された又は非置換のアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わすか、或いは
R’5及びR’6が、これらを保持する炭素原子と一緒になって、次式:
Figure 0004347420
の環の一つを表わすか、或いは
R’5とR’6が一緒になってオキソ基を形成する
一般式(I’)に相当する前記の式(I)の化合物並びにそれらの酸又は塩基との付加塩にある。
本発明の特別の主題は、下記の化合物名:
4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
4−ブロム−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
4−クロル−11β−[4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−ブロム−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[5−(1−ピペリジニル)ペンチルオキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
(17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
(17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
(17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
(17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
(17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
(17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[5−(1−ピペリジニル)ペンチルオキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
(17β)−4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
(17β)−4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
(17β)−4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
(17β)−4−クロル−4’,5’−ジヒドロ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(3’H)フラン]−3−オール、
(17β)−4−クロル−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
(17β)−4−クロル−4’,5’−ジヒドロ−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(3’H)フラン]−3−オール、
(17β)−4−クロル−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
(17β)−4−クロル−4’,5’−ジヒドロ−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(3’H)フラン]−3−オール、
4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−17α−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−17α−メチル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
4−クロル−17α−メチル−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
11β−[4−[2−[2−アザビシクロ(2.2.1)ヘプタ−2−イル]エトキシ]フェニル]−4−クロル−17α−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
11β−[4−[2−[2−アザビシクロ(2.2.1)ヘプタ−2−イル]エトキシ]フェニル]−4−クロルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[メチル(1−メチルエチル)アミノ」エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(テトラヒドロ−(1H)−1,4−チアジン−4−イル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(プロピル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[(1,1−ジメチル−2−プロピニル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[シクロヘキシル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[ブチル(エチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(1−アゼチジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(2−プロペニル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[シクロペンチル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(ジプロピルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(3−チアゾリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(1−メチルエチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[メチル(プロピル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[ブチル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−[メチル(2−プロピニル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(4−メチル−1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エチルチオ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エチルスルフィニル]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
4−[4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−17β−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−イルオキシ]ブタン酸、
4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オンのオキシム、
4−[[2−[4−(4−クロル−3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]エチル]エチルアミノ]ブタン酸
である上記の式(I)の化合物並びにそれらの酸又は塩基との付加塩にある。
さらに詳しくは、本発明の主題は、化合物名が
4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
である上記の式(I)の化合物並びにそれらの酸又は塩基との付加塩にある。
また、本発明の主題は、上記の式(I)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(II):
Figure 0004347420
{ここで、
D及びR2は上で定義した通りであり、
7は次式:
Figure 0004347420
(ここで、n、Y、R3及びR4は上で定義した通りであり、Pは保護基であり、Halはハロゲン原子を表わす)
の一つを表わす}
の化合物にハロゲン化剤を作用させて次式(III):
Figure 0004347420
の化合物を得、この化合物に環Aの芳香族化剤を作用させ、次いで塩基を作用させて、一般式(I)の化合物に相当する次式(IV):
Figure 0004347420
の化合物を得、式(II)、(III)又は(IV)の化合物を、所望ならば及び要すれば、下記の反応:
・R7が−Ph−YH基である化合物の保護、
・R7が−Ph−YP基である化合物の脱保護、
・R7が−Ph−YH基である化合物に式Hal1−(CH2n−Hal2(ここで、Hal1及びHal2が同一であっても異なっていてもよく、ハロゲンを表わす)の化合物を作用させて、R7が−Ph−Y−(CH2n−Hal2基である化合物を得ること、
・R7が−Ph−Y−(CH2n−Hal2基である化合物に式R3−NH−R4の化合物を作用させて、R7が−Ph−Y−(CH2n−NR34基である化合物を得ること、
・R7が−Ph−Y−(CH2n−Hal2基である化合物にハロゲン化物塩(M−Hal3)を作用させて、R7が−Ph−Y−(CH2n−Hal3基である化合物を得ること、
・3又は17位のOH基の保護、
・3又は17位のOP基の脱保護、
・3又は17位のOH基のアルキル化、
・3又は17位のOH基のアシル化、
・Dが前記の五角形の環の残基を表わし且つR5とR6が一緒になってオキソ基を形成するときの還元剤の作用、
・Dが前記の五角形の環の残基を表わし且つR5とR6が一緒になってオキソ基を形成する式(IV)の化合物に対する有機金属化合物の作用、
・Dが前記の五角形の環の残基を表わし且つR5とR6が一緒になってオキソ基を形成する式(IV)の化合物に対するラクトン化剤の作用、
・Dが前記の五角形の環の残基を表わし且つR5とR6がこれらを保持する炭素と一緒になってO−(CH2n’−CH=CH−基を形成するときの二重結合の還元剤の作用、
・Dが前記の五角形の環の残基を表わし且つR6が2〜6個の炭素原子を含有するアルケニル又はアルキニル基であるときの二重結合の還元剤の作用、
・一般式(II)の化合物の4位のハロゲン化、次いで環Aの芳香族化、
・式(III)の化合物の環Aの芳香族化、
・塩形成
の一つ以上に適当な順序で付することを特徴とする、前記の一般式(I)の化合物の製造方法にある。
式(II)の化合物に対するハロゲン化剤、例えばN−ブロムスクシンイミド又はN−クロルスクシンイミドの作用は、特にジメチルホルムアミドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下に実施される。
芳香族化反応、次いでけん化反応(塩基の作用)は、ヨーロッパ特許0097572に記載のような標準的な方法に従って実施される。好ましくは、無水酢酸と臭化アセチルとの混合物が芳香族化剤として使用され、次いでメタノール中の苛性ソーダのような塩基がけん化剤として使用される。
保護及び脱保護反応は、当業者に周知の標準的な方法である。全く完全な論評が次の著作:「有機合成における保護基」T.W.グリーン、ジョンウイリー&ソンズ社(1981)に見出される。
保護基Pは、好ましくは、1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基、ベンジル基、RCDESi基(ここで、RC、RD及びREは同一であっても異なっていてもよく、互いに独立して、それぞれ1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基又はフェニル基を表わす)を表わす。特に、それは−Si(Me)2CMe3又は−Si(Ph)2CMe3基である。
一例として、R7=Ph−OPである式(II)、(III)又は(IV)の化合物或いは3位のOHが保護されている(3−OP)式(IV)の化合物の脱保護反応は、Pがメチル基であるときは、ジクロルメタン中のトリブロムボラン又はピリジン中の塩酸の作用によって実施することができ、またPがベンジル基であるときに脱保護反応は酢酸エチル中でパラジウム炭素の存在下に水素の作用により又はトリフルオル酢酸の作用により実施することができ、さらにPがt−ブチルジフェニルシリル基であるときに脱保護反応は弗化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液の作用により実施することができる。
Pがテトラヒドロピラニル基であるときは、脱保護反応は、アルコール溶媒中で水性の酸の存在下に、好ましくはメタノール中の塩酸の作用によって実施される。
7=Ph−YHである(II)、(III)又は(IV)の化合物に対する式Hal1−(CH2n−Hal2の化合物の作用は、特にY=Oであるときは、アセトンのような溶媒中で塩基の存在下に実施することができる。
7が−Ph−Y−(CH2n−Hal2基である化合物に対する式R3−NH−R4の化合物の作用は、求核試薬の置換のための標準的な条件下で、特にテトラヒドロフランのような非プロトン性溶媒の存在下に実施される。
特に、R7がPh−Y−(CH2n−Cl基であるときのハロゲンの別のハロゲンによる置換反応は、好ましくは、メチルエチルケトン中でNaIの作用により実施される。
3又は17位のOH基のアルキル化又はアシル化反応は、当業者に周知の標準的な方法によて実施される。
17−ケト体の相当するアルコール(R5=OH及びR6=H)への還元は、標準的な方法に従って、特にメタノール又はエタノール中の水素化硼素ナトリウムのような水素化硼素アルカリの作用によって或いは四水素化アルミニウムリチウムの作用によって実施される。
17−ケト体に対する有機金属化合物の作用は、Dが前記の五角形の環の残基を表わし、R5がヒドロキシルであり且つR6が置換されていてよいアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わす式(IV)の化合物の取得を可能にさせる。
アルキル、アルケニル又はアルキニルの有機金属誘導体は、式AlkMgHal(ここで、Alkは多くとも8個の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わし、Halはハロゲンを表わす)のマグネシウム化合物、式AlkLi(ここで、Alkは多くとも8個の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わす)のリチウム化合物から選択される。本法の好ましい実施方法において、Halは塩素、臭素又は沃素原子、好ましくは臭素原子を表わす。反応は、好ましくは、塩化セリウムの存在下に行なわれる。本法の好ましい実施方法において、Halは塩素、臭素又は沃素原子、好ましくは臭素原子を表わす。
17−ケト体のラクトン化反応は、スチュアーツの方法(G.スチュアーツ及びL−L.ヤオウアンの「合成」(1980)289を参照)に従って、特にテトラヒドロフラン中のn−ブチルリチウムのようなアルキルリチウム化合物の存在下にビスジメチルアミド燐酸アルキルの存在下に実施される。R6がアルケニル若しくはアルキニルであり又はR5とR6がこれらを保持する炭素と一緒になってO−(CH2m’−CH=CH−基を形成するときの完全な又は部分的な還元反応は、完全な態様ではパラジウム炭素のような触媒若しくはウイルキンソン試薬のようなロジウム触媒の存在下に水素の作用によるか又は部分的な態様(アルキニルがアルケニルになる)ではピリジン若しくはトリエチルアミンにより被毒させたパラジウム担持硫酸バリウムのような被毒された触媒を作用させることによるかのいずれかにより実施することができる。
エステル化及び塩形成反応は、当業者に周知の一般的方法により実施される。
本発明のさらに特定の主題は、上記の式(I’)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(II’):
Figure 0004347420
{ここで、
R’5及びR’6は上で定義した通りであり、
R’7は次式:
Figure 0004347420
の一つを表わす}
の化合物にハロゲン化剤を作用させて次式(III’):
Figure 0004347420
の化合物を得、この化合物に環Aの芳香族化剤を作用させ、次いで塩基を作用させて、一般式(I’)の化合物に相当する次式(IV’):
Figure 0004347420
の化合物を得、式(II’)、(III’)又は(IV’)の化合物を、所望ならば及び要すれば、下記の反応:
・R’7が−Ph−OH基である化合物の保護、
・R’7が−Ph−OP基である化合物の脱保護、
・R’7が−Ph−OH基である化合物に式Hal1−(CH2n−Hal2(ここで、Hal1及びHal2が同一であっても異なっていてもよく、ハロゲンを表わす)の化合物を作用させて、R’7が−Ph−O−(CH2n−Hal2基である化合物を得ること、
・R’7が−Ph−O−(CH2n−Hal2基である化合物に式R’3−NH−R’4の化合物を作用させて、R’7が−Ph−O−(CH2n−NR’3R’4基である化合物を得ること、
・R’7が−Ph−O−(CH2n−Hal2基である化合物にハロゲン化物塩(M−Hal3)を作用させて、R’7が−Ph−O−(CH2n−Hal3基である化合物を得ること、
・3又は17位のOH基の保護、
・3又は17位のOP基の脱保護、
・17位のOH基のアルキル化、
・17位のOH基のアシル化、
・R’5とR’6が一緒になってオキソ基を形成するときの還元剤の作用、
・R’5とR’6が一緒になってオキソ基を形成する式(IV’)の化合物に対する有機金属化合物の作用、
・R’5とR’6が一緒になってオキソ基を形成する式(IV’)の化合物に対するラクトン化剤の作用、
・R’5とR’6がこれらを保持する炭素と一緒になってO−(CH2l’−CH=CH−基を形成するときの二重結合の還元剤の作用、
・R’6が2〜6個の炭素原子を含有するアルケニル又はアルキニル基であるときの二重結合の還元剤の作用、
・一般式(II’)の化合物の4位のハロゲン化、次いで環Aの芳香族化、
・式(III’)の化合物の環Aの芳香族化、
・塩形成
の一つ以上に適当な順序で付することを特徴とする、前記の一般式(I’)の化合物の製造方法にある。
一般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩はエストロゲン活性、抗エストロゲン活性及び抗増殖活性を持っている。
これに基づいて、式(I)の化合物は、低フォルクリン症と結び付いた障害、例えば無月経、月経困難症、反復性流産、月経前障害の治療に、ある種のエストロゲン依存性病状、例えば前立腺の腺腫及び癌、***の癌及びそれらの転移の治療に又は良性***腫瘍の治療に、抗子宮栄養剤として、並びに閉経又は閉経関連症の復帰治療に使用することができる。
閉経と関連する徴候及び結果とは、より正確には、顔面紅潮、発汗、膣の萎縮(atrophy)及び乾き(dryness)、尿の症状、長期間にわたっては骨質量の低下及び骨折の危険の増大並びにエストロゲンにより提供される心臓血管保護の損失を意味する。
しかして、特に、一般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩は、骨粗鬆症の予防又は治療に使用することができる。
また、一般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩は人の骨粗鬆症の予防又は治療に使用することができる。
さらに、それらは、二次的な骨粗鬆症(例えば、不動化と関連したコルチゾン関係骨粗鬆症)の予防又は治療に使用することができる。
一般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩は、特に、解離したエストロゲン活性を持っている。
「解離したエストロゲン活性」とは、骨のレベルではエストロゲン活性を明らかに示すが、子宮のレベルでは最低の活性しか示さず、従って子宮内膜の増殖をもたらさないような活性(エストラジオールの活性よりもはるかに低い活性)を意味する。
さらに、本発明の化合物は、下記の利点を有する。
・それらは、***のレベルで抗エストロゲン活性を示す。エストラジオールとは反対に、それらは、ヒト***腫瘍細胞の増殖を刺激せず、その増殖を抑止さえし得る。従って、本発明の化合物は、乳癌の危険にさらされ(家系履歴)、従ってエストラジオールを使用する復帰治療から外れる女性の閉経を治療するのに特に有益である。
それらはまた乳癌の治療に使用することができる。
・それらは、エストラジオールにより誘発されるレベルに等しいレベルまで血清コレステロールレベルを低下させる。従って、それらは心臓血管の保護を強化させる。
・最後に、本発明に従う化合物は、子宮レベルでエストロゲン活性を有しない。このことは、それらを黄体ホルモン様化合物と併用投与することを要求しない。
従って、本発明は、一般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩よりなる薬剤に関する。
さらに詳しくは、本発明は、一般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩よりなる骨粗鬆症の予防又は治療のための薬剤に関する。
特に、本発明は、一般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩よりなる、子宮に対するエストロゲン活性をほとんど示さず又は全く示さない、骨粗鬆症の予防又は治療のための薬剤に関する。
本発明は、上記の薬剤の少なくとも1種を活性成分として含有する製薬組成物まで及ぶ。
式(1)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩は、消化器経路で、非経口的に又は局所的に、例えば皮下経路で投与することができる。それらは、無味の若しくは糖衣錠剤、カプセル、顆粒、座薬、ペッサリー、注射用調合剤、軟膏、クリーム、ゲル、微小球、インプラント、膣内リング、パッチの形態で提供できる。これらは通常の方法により製剤化される。
活性成分は、これらの製薬組成物に通常使用される補助剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性若しくは非水性のビヒクル、動物性若しくは植物性の脂肪物質、パラフィン誘導体、グリコール類、各種の湿潤、分散若しくは乳化剤、保存剤と配合することができる。
通常の薬用量は、治療すべき疾病及び投与経路によって変わる。それは、例えば成人について経口投与で1日当たり1〜1000mgであってよい。
式(II)又は(II’)の化合物は、次の特許:EP−B−0057115に記載されている既知の化合物である。
また、R7又はR’7
Figure 0004347420
である式(II)又は(II’)の化合物は、次式(IIa)又は(IIa’):
Figure 0004347420
(ここで、D、R2、R’5及びR’6は上で定義した通りであり、Kはケトン官能基の保護基を表わす)
の化合物に式Hal−(CH2n−HalのO−アルキル化剤を作用させ、次いで同様にケトンを遊離化できる脱水剤を作用させることからなる方法から形成させることができる。
また、式(II)又は(II’a)の化合物は、既知の化合物であり、次の特許:米国特許第5,043,332号に記載されている。
また、本発明の主題は、中間体化合物としての、式(III)、(III’)、(IV)及び式(IV’)の化合物にある。
以下に示す実施例は、本発明を例示するもであって、それを何ら制限するものではない。
実施例に記載する溶媒は、AcOEt(酢酸エチル)、TEA(トリエチルアミン)、CH2Cl2(ジクロルメタン)、CHCl3(クロロホルム),MeOH(メタノール)、NH4OH(水酸化アンモニウム)及びiPrOH(イソプロピルアルコール)である。
例1:4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン
工程A:11β−[4−(2−ブロムエトキシ)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン
A)O−アルキル化
8.0gの5α−ヒドロキシ−11β−(4−ヒドロキシフェニル)エストラ−9−エン−3,17−ジオンの環状3−(1,2−エタンジイルアセタール)を不活性雰囲気下に80mlの99%1,2−ジブロムエタンに溶解し、21mlの50%苛性ソーダ液、0.800gの臭化テトラブチルアンモニウムを添加し、1時間攪拌還流する。
b)酸加水分解
93mlの6M塩酸を周囲温度で添加し、45分間攪拌し、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に粗生成物(13.17g)が得られるまで減圧下に乾燥する。これを50mlのジクロルメタン/50mlのイソプロピルエーテル混合物から再結晶する。5.96g+7.0gの純粋な所期化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/AcOEt(70/30)=0.45)。
Mp=208℃。
IR(CHCl3
1735cm-1 :17−ケト
1658及び1609cm-1 :共役ケトン
1583及び1509 :芳香族
工程B:11β−[4−(2−ブロムエトキシ)フェニル]−4−クロルエストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン(4位にClの導入)
5.025gの工程Aで得た化合物を67mlのジメチルホルムアミドに溶解してなる溶液に不活性雰囲気下に60℃で1.86gのN−クロルスクシンイミドを添加し、10分間撹拌する。塩水を添加し、次いで抽出し、乾燥し、減圧下に粗生成物(m=8.149g)が得られるまで蒸発させる。これをシリカでクロマトグラフィーし、シクロヘキサン/酢酸エチル混合物(60/40)で溶離することにより精製し、5.43gの純粋な所期の化合物を得た。
(Rf:エッセンスG/AcOEt(60/40)=0.35)。
IR(CHCl3
1736cm-1 :17−ケト
1677cm-1 :共役ケトン
1609、1582、1550及び1509cm-1 :C=C及び芳香族
工程C:11β−[4−(2−ブロムエトキシ)フェニル]−4−クロル−3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン
a)芳香族化
4.7gの工程Bで得た化合物を50mlのジクロルメタン/シリポライトに溶解してなる溶液に不活性雰囲気下に周囲温度で、反応媒体を冷却しながら、4.7mlの無水酢酸及び4.7mlの臭化アセチルを添加し、5時間30分撹拌する。
b)フェノール酢酸エステルのけん化
ジクロルメタンを減圧下に周囲温度で蒸発させた後、反応媒体を冷却しながらテトラヒドロフランを不活性雰囲気下に添加し、47mlのメタノール、次いで47mlの苛性ソーダ液を添加し、周囲温度で1時間撹拌する。塩酸で酸性化した後、抽出し、次いで洗浄し、乾燥し、減圧下に粗生成物(m=4.84g)が得られるまで蒸発させる。これをシリカでクロマトグラフィーし、シクロヘキサン/酢酸エチル混合物(70/30)で溶離することによって精製する。4.37gの所期の化合物を得た。
(Rf:エッセンスG/AcOEt(70/30)=0.18)。
IR(CHCl3
3537cm-1 :フェノール性OH
1733cm-1 :17−ケト
1609、1580、1511及び1481cm-1 :芳香族
工程D:4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−(2−ヨードエトキシ)フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(沃素化)
4.11gの工程Cで製造した臭素化誘導体を80mlのメチルエチルケトンに溶解してなる溶液に不活性雰囲気下に周囲温度で2.44gの沃化ナトリウムを添加し、終夜撹拌還流する。水を添加し、次いで抽出し、乾燥し、減圧下に4.184gの所期の粗生成物が得られるまで蒸発させる。
(Rf:メタノール/水(90/10)=0.30)。
工程E:4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(ピペリジンによる沃素の置換)
1.284gの工程Dで得た沃素化誘導体を24mlのテトラヒドロフラン場シリポライトに不活性雰囲気下に周囲温度で溶解し、1.35mlのピペリジンを添加し、反応媒体を1時間30分加熱還流する。減圧下に周囲温度でテトラヒドロフランを蒸発させた後、水と酢酸エチルを添加し、次いで洗浄し、乾燥し、減圧下に1.185gの粗製のアミノ誘導体が得られるまで蒸発させた。これをシリカでクロマトグラフィーし、酢酸エチル/トリエチルアミン混合物(95/5)で溶離することにより精製する。1.039gの所期の純生成物が得られた。
(Rf:酢酸エチル/TEA(95/5)=0.20)。
NMR(CDCl3
0.45ppm(s):18位のCH3;2.48ppm:環状の−CH2−N;2.71(t):鎖のCH2−N;3.99ppm(t):CH2−OAr;3.99ppm:H11;6.63ppm:H2;6.81ppm:H1;6.60ppm:Ar−O;6.91ppm:Ar−C
例2:4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン
例1の工程Eにおけるようにするが、ただし例1の工程で得た6gの沃素化誘導体、60mlのテトラヒドロフラン/シリポライト及び4.6mlのピロリジンより出発して、操作を実施する。
4.2gの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(80/20)=0.24)。
NMR(CDCl3
0.45ppm(s):18位のCH3;1.78(m):Nのβ位のCH2;2.59ppm(m):Nのα位のCH2;2.84(t):鎖のCH2−N;3.98ppm(t):CH2−OAr;3.98ppm(t):H11、鎖のCH2−O;6.62ppm:H2;6.81ppm:H2;6.62ppm:Ar−O;6.91ppm:Ar−C
例3:4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン
例1の工程Eにおけるようにするが、ただし例1の工程Dで得た1.2gの沃素化誘導体、25mlのテトラヒドロフラン/シリポライト及び1mlのジエチルアミンより出発して、操作を実施する。
0.688gの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(95/5)=0.22)。
NMR(CDCl3
0.45ppm(s):18位のCH3;1.03ppm(t):N−CH2CH 3;2.60ppm(q):N−CH 2−CH3;2.81ppm(t):鎖のCH2−N;3.93ppm(t):CH2−OAr;4.00ppm(t):H11;6.63ppm:H2;6.82ppm:H1;6.63ppm:Ar−O;6.91ppm:Ar−C
例4:4−ブロム−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン
工程A:11β−[4−(2−クロルエトキシ)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン(O−アルキル化)
5gの11β−(4−ヒドロキシフェニル)エストラ−4,9−ジエン−3,−17−ジオンを50mlのアセトンに加えてなる懸濁液に、7.9ml(×2)の1−ブロム−2−クロルエタン、次いで6mlの50%苛性ソーダ液及び500mgの臭化テトラブチルアンモニウムを添加する。混合物を4時間還流させる。水を添加し、次いで抽出し、乾燥し、減圧下に粗生成物が得られるまで蒸発させ、これをエーテルで精製する。
5.45gの所期の化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/アセトン(90/10)=0.82)。
NMR(CDCl3
0.58 3H(s):18位のCH3;3.80 2H(t):C 2Cl;4.28 2H(t):C 2O;4.49 1H(d):H11;5.80 1H(s):H4;6.82 2H(d):2H芳香族;7.08 2H(d):H芳香族
工程B:4−ブロム−11β−[4−(2−クロルエトキシ)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン(4位にBrの導入)
5.35gの工程Aの化合物を70mlのジメチルホルムアミドに加えてなる懸濁液に2.43gのN−ブロムスクシンイミド溶液を窒素雰囲気下に添加する。周囲温度で2時間撹拌した後、200mlの酢酸エチル及び400mのNaCl飽和水を添加し、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に8gの粗生成物が得られるまで蒸発させ、これをクロマトグラフィーし、ジクロルメタン/アセトン混合物(98/2)で溶離することによって精製する。4.66gの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/アセトン(95/5)=0.92)。
NMR(CDCl3
0.57 3H(s):18位のC 3;3.25 1H(dt):H6;3.80 2H(t):C 2Cl;4.20 2H(t):C 2O;4.38 1H(d,広い):H11;7.07及び6.83 4H:AA’BB’H芳香族
工程C:4−ブロム−11β−[4−(2−クロルエトキシ)フェニル]−3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(環Aの芳香族化)
例1の工程Cにおけるようにして、上記工程で得た4.5gの化合物より出発して、操作を実施する。3.05gの所期の化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/AcOEt(90/10)=0.64)。
NMR(CDCl3
0.45 3H(s):18位のCH3;3.75 2H(t):C 2Cl;4.12 2H(t):CH2O;4.00 1H(t):H11;5.48 1H(s):OH;6.93及び6.64 2H:AA’BB’4H芳香族;6.85及び6.64 2H(d):H1、H2
工程D:4−ブロム−3−ヒドロキシ−11β−[4−(2−ヨードエトキシ)フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(沃素化)
例1の工程Dにおけるようにして、上記工程で得た1gの化合物より出発して、操作を実施する。1.14gの所期の化合物を得た。
工程E:4−ブロム−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(ピペリジンによる沃素の置換)
例1の工程Eにおけるようにして、上記工程で得た1.1gの化合物より出発して、操作を実施する。270mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(90/10)=0.43)。
NMR(CDCl3
0.45 3H(s):18位のCH3;2.47 4H(m):環状C 2N;2.70 2H(t):C 2−N;3.98 2H(t):C 2−O;3.98 1H(t,広い):H11;6.88及び6.62 2H(d):H1及びH2;6.90及び6.62 4H:AA’BB’H芳香族
例5:4−クロル−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
工程A:4−クロル−11β−[4−(フェニルメトキシ)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン(4位の塩素化)
13.6gの11β−[4−(フェニルメトキシ)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオンを120mlのジメチルホルムアミドに溶解してなる溶液に不活性雰囲気下に60℃で5.295gのN−クロルスクシンイミドを添加し、10分間撹拌し、次いで反応媒体をNaCl飽和水溶液中に注ぎ、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に粗生成物(m=19.128g)が得られるまで蒸発させる。第二の試行を行い、粗生成物を一緒に集め、クロマトグラフィーし、酢酸エチル−シクロヘキサン混合物(30/70)で溶離することによって精製する。23.28gの所期の純化合物が得られた。
(Rf:AcOEt/シクロヘキサン(30/70)=0.19)。
NMR(CDCl3
0.58(s):18位のCH3;3.25(dt):1HカトリアルH6;4.39(dl):H11;5.02(s):C 2Ph;6.89:Ph−Oのオルト位のH;7.06:Ph−Oのメタ位のH;7.29〜7.45:CH2−Phの芳香族H
工程B:4−クロル−3−[[(2,2−ジメチルエチル)(ジフェニル)シリル]オキシ]−11β−[4−(フェニルメトキシ)フェニル]−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(芳香族化/けん化/フェノールのブロック)
a)芳香族化及びけん化
例1の工程Cにおけるようにして、上記工程で得た化合物より出発して、操作を実施する。13.5gの所期の純化合物(3−OH)を得た。
b)フェノールのブロック
13.5g+5.6gの上記工程で得た化合物、191mlのジクロルメタン/シリポライト、14.5mlのt−ブチルジフェニルシラン及び258mgの4−DMAPを不活性雰囲気下に溶解し、23時間撹拌還流させる。次いで、反応媒体を水中に注ぎ、抽出し、次いで洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させた後、41.322gの粗生成物を油状物として得た。これをクロマトグラフィーし、酢酸エチル/石油エーテル混合物(20/80、次いで40/60)で溶離することによって精製する。1.275gの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/石油エーテル(20/80)=0.27)。
NMR(CDCl3
0.42(s):18位のCH3;1.11(s):C(CH33;7.25〜7.40−7.60〜7.75:Si−Ph;3.85(t):H11;4.94(s):C 2−Ph;6.65:Ph−Oのオルト位のH;6.84:Ph−Oのパラ位のH;6.17(d):H1;6.47(d):H2
工程C:4−クロル−3−[[(2,2−ジメチルエチル)(ジフェニル)シリル]オキシ]−11β−(4−ヒドロキシフェニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(脱保護(脱ベンジル))
20.82gの上記工程で得た化合物を420mlのメタノールに加えてなる懸濁液に不活性雰囲気下に周囲温度で15.6gの水酸化パラジウム担持マグネシアと40mlの1,4−シクロヘキサジエンを添加し、次いで8時間還流させる。ろ過し、減圧下に蒸発させた後、22gの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、シクロヘキサン/酢酸エチル混合物(7/3)で溶離することによって精製する。19.4gの所期の純化合物を得た。
(Rf:シクロヘキサン/AcOEt(7/3)=0.27)。
NMR(CDCl3
0.42(s):18位のC 3;1.11(s):C(C 33;3.83(tl):H11;4.56(s):O;6.17(d)−6.46(d):H1、H2;7.25〜7.43(m)6H及び7.64(m)4H:SiPh2
工程D:4−クロル−3−[[(2,2−ジメチルエチル)(ジフェニル)シリル]オキシ]−11β−[4−(3−ヨードプロポキシ)フェニル]−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(O−アルキル化)
3.18gの上記工程で得た化合物、15mlの1,3−ジヨードプロパン、800mgの粉砕苛性ソーダ及び300mgの臭化テトラブチルアンモニウムを一緒にし、2N塩酸で酸性化し、周囲温度で4時間混合し、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させた後、粗生成物を得た(39.8g)。これをクロマトグラフィーし、石油エーテル/AcOEt混合物(75/25)で溶離することによって精製する。2.43gの所期の純化合物を得た。
(Rf:石油エーテル/AcOEt(80/20)=0.3)。
NMR(CDCl3
0.41(s):18位のC 3;1.10(s):C(C 33;3.34(t):O−CH2−C 2−I;3.85(tl):H11;3.91(t):O−C 2−CH2−I:6.16(d)−6.46(d):H1、H2;7.25〜7.45 6H及び7.66 4H:SiPh2
工程E:4−クロル−3−[[(2,2−ジメチルエチル)(ジフェニル)シリル]オキシ]−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(ピペリジンによる沃素の置換)
例1の工程Eにおけるようにして、上記工程で得た化合物より出発して、操作を実施する。2.07gの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(98/2)=0.23)。
NMR(CDCl3
0.42(s):18位のC 3;1.10(s):C(C 33;2.52:環状CH2−N;2.83:鎖のCH2−N;3.84(tl):H11;3.88(t):CH2−O;6.16(d)〜6.47(d):H1及びH2;6.56−6.80:Ph−O;7.25−7.40 6H及び7.65 4H:SiPh2
工程F:4−クロル−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール(17−ケトの還元及び脱保護)
a)17−ケトの還元
上記工程で得た600mgの化合物を4mlのメタノール及び2mlのテトラヒドロフランに溶解してなる溶液に63mgの97%水素化硼素ナトリウムを、反応媒体を氷浴で冷却しながら、不活性ガス雰囲気下に周囲温度で添加し、50分間撹拌する。酢酸エチルを添加し、次いで塩水で洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させた後、614mgの所期の粗生成物を得た。
b)3位のフェノールの脱保護
614mgの上で得た化合物を6mlのテトラヒドロフランに溶解してなる溶液に1.6mlの弗化テトラブチルアンモニウムテトラヒドロフラン溶液を不活性ガス雰囲気下に周囲温度で添加し、周囲温度で50分間撹拌する。反応媒体を水中に注ぎ、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させて、840mgの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、ジクロルメタン/メタノール/水酸化アンモニウム混合物(90/10/1)で溶離することによって精製する。215mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(90/10/1)=0.3)。
NMR(CDCl3
0.38(s):18位のC 3;2.45(m):CH2−N;3.72(t):H17;3.86(tl):H11、CH2−O;6.61−6.93:Ph−O;6.61−6.75:H1及びH2
例6:4−クロル−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
操作は例5と同じ態様で実施するが、O−アルキル化は、ミツノブ反応によりテトラヒドロフラン中でトリフェニルホスフィン、アゾジカルボン酸ジエチルの存在下に4−クロル−1−ブタノールを使用し、得られた塩素化生成物を例1の工程Dに記載の方法に従って沃素化生成物に変換するか、又は1,4−ジヨードブタンとの直接反応(例6を参照)によるかのいずれかで実施する。189mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(90/10/1)=0.24)。
例7:4−クロル−11β−[4−[5−(1−ピペリジニル)ペンチルオキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
操作は例5と同じ態様で実施するが、O−アルキル化は1,5−ジヨードペンタンで実施する。125mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(90/10/1)=0.30)。
例8:(17β)4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール
工程A:(17β)4−クロル−11β−(4−ヒドロキシフェニル)スピロ[エストラ−4,9−ジエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オン(塩素化)
10.46gの(17β)−11β−(4−ヒドロキシフェニル)スピロ[エストラ−4,9−ジエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オン(WO87/05908)を100mlのジメチルホルムアミドに加えてなる懸濁液に4.51gのN−クロルスクシンイミドを不活性雰囲気下に60℃で添加し、反応媒体を撹拌しながら10分間反応させる。次いで、反応媒体を塩化ナトリウムの氷***液に注ぎ、次いで抽出し、洗浄し、減圧下に蒸発させた後、20.85gの粗生成物を得た。同等の態様で行った関連試行で得られた8.93gの生成物を添加して、全体をクロマトグラフィーし、CH2Cl2/アセトン混合物(95/5)で溶離し、次いでエチルエーテルから再結晶して精製する。0.98gの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/アセトン(95/5)=0.2)。Mp=258℃。
工程B:(17β)4−クロル−11β−[4−(2−ブロムエトキシ)フェニル]スピロ[エストラ−4,9−ジエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オン
例1の工程Aにおけるようにするが、ただし1,2−ジブロムエタンから出発して、操作を実施する。5.34gの所期の純化合物を得た。
(Rf:エッセンスG/AcOEt(75/25)=0.21)。
工程C:芳香族化及びけん化
工程D:沃素化
工程E:ピペリジンの縮合
工程C、D及びEは、例1の工程C、D及びEと類似の態様で実施する。
0.657gの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(92/8)=0.21)。
NMR(CDCl3
0.48(s):18位のC 3;2.47(m):環状CH2−N;2.70(t):鎖のCH2−N;3.89(tl):H11;3.99(t):鎖のCH2−O;4.56:環のCH2−O;5.78:OH;5.87:H’3、H’4;6.60−6.80:H1及びH2;6.60−6.86:Ph−O
例9:(17β)4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール
操作を例8におけるように実施するが、ただし最後に沃素誘導体にジエチルアミンを縮合させた。0.512gの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(93/7/0.2)=0.29)。
NMR(CDCl3
0.48(s):18位のCH3;1.03(t):CH2CH 3;2.60(q):CH 2−CH3;2.81(t):CH2−N;3.89(tl):H11;3.93(t):鎖のC 2−O;4.56:環のCH2−O(H’3);5.87:H’3、H’4;6.61−6.79:H1及びH2;6.61:Ph−O
例10:(17β)4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール
操作を例8におけるように実施するが、ただし最後に沃素誘導体にピロリジンを縮合させた。0.628gの所期の化合物を得た。
Mp=226−227℃。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(93/7/0.2)=0.25)。
NMR(CDCl3
0.48(s):18位のCH3;2.59(m):環CH2−N;2.80(m):鎖のCH2−N;3.89(tl):H11;3.98(t):鎖のCH2−O;4.56(m):環のCH2−O(H’5);5.87(m):H’3、H’4;6.606.78(d):H1及びH2;6.60−6.86AA’BB’:Ph−O
例11:(17β)4−クロル−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール
操作は例8におけるように実施するが、O−アルキル化は1,3−ジヨードプロパンにより直接行った(例8の工程Dを回避する)。0.591gの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(98/2)=0.19)。
NMR(CDCl3
0.48(s):18位のCH3;2.30〜2.50:CH2−N;3.87(m):鎖のCH2−O、H11;4.56:環のCH2−O(H’5);5.88(m):H’3、H’4;6.61−6.79:H1及びH2;6.61−6.86:Ph−O
例12:(17β)4−クロル−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール
操作は例8の工程A、B、C、D及びEにおけるように実施するが、O−アルキル化は1−ブロム−4−クロルブタンにより行った。0.494gの純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(95/5)=0.22)。
Mp=154℃。
NMR(CDCl3
0.50(s):18位のCH3;2.36(6H):環、鎖のCH2−N;385(t):C 2−O;3.89(t):H11;4.57(s):環のCH2−O(H’5);6.60(m)(3H)−6.86(m)(2H):Ph−O及びH2;6.79(d):H1
例13:4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン
工程A:4−クロル−11β−[4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン(4−クロルの導入)
1.08gの11β−[4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオンを11mlのピリジンに溶解してなる溶液に不活性雰囲気下に周囲温度で6mlの10%塩化スルフリルジクロルメタン溶液を添加し、ほぼ−36℃で30分間撹拌する。反応媒体を重炭酸ナトリウム液に注ぎ、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させて1.84gの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、酢酸エチル/トリエチルアミン混合物(80/20)で溶離することにより精製する。616mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(8/2)=0.35)。
工程B:4−クロル−11β−[4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン(芳香族化及びけん化)
上記工程で得た700mgの化合物から出発して、例1の工程Cにおけるように芳香族化反応、次いでけん化反応を実施する。360mgの所期の純化合物を得た。
Mp=254℃。
(Rf:CH2Cl2/iPrOH/NH4OH(93/7/0.7)=0.18)。
NMR(CDCl3
0.44(s):18位のCH3;2.30(s):NMe2;2.67(m):CH2−N;3.94(m):CH2−O;4.00:H11;6.62−6.91:Ph−O;6.62−6.81(d):H1及びH2
例3の化合物を同じ態様で製造した。
例14:4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン
5.93mlの15%n−ブチルリチウムヘキサン溶液に不活性雰囲気下に周囲温度で6mlのテトラヒドロフラン/シリポライトを添加し、次いで−50℃で0.921gのビスジメチルアミド燐酸アリルのテトラヒドロフラン溶液を添加し、最後に−30℃で例2で得た0.586gの化合物を添加し、反応媒体を周囲温度で1時間45分撹拌する。
8mlの2N塩酸と50mlの重炭酸ナトリウム飽和溶液を添加し、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させて0.590gの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、酢酸エチル/トリエチルアミン混合物(60/40)で溶離し、次いでイソブタノールから再結晶することにより精製する。0.162gの所期の純化合物を得た。
Mp=231℃。
(Rf:AcOEt/TEA(60/40)=0.35)。
NMR(CDCl3
0.51(s):18位のCH3;1.79(m):環のNのβ−位のCH2;2.58(m):環のNのα−位のCH2;2.83(t):鎖のCH2−N;3.99(t):CH2−OAr;3.99(t):H11;6.62:H2;6.82:H1;6.62:ArO;6.82:ArC
例15:4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン
例14におけるようにするが、ただし1.179gの例1の化合物から出発して操作を実施する。0.388gの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/iPrOH/NH4OH(95/5/0.5)=0.20)。
NMR(CDCl3
0.52(s):18位のCH3;2.50(m):環のCH2−N;2.71(t):鎖のCH2−N;4.00(t):CH2−OAr;4.00(t、遮蔽された):H11;6.62:H2;6.81:H1;6.62:Ar−O;6.85:ArC
例16:4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
例14におけるようにするが、ただし0.428gの例3の化合物から出発して操作を実施する。0.195gの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA/エッセンスG(50/30/20)=0.25)。
NMR(CDCl3
0.51(s):18位のCH3;1.03(t):N−CH2CH 3;2.60(q):N−CH 2−CH3;2.81(t):鎖のCH2−N;3.94(t):C 2−OAr;3.98:H11;6.59:H2;6.79:H1;6.59:Ar−O;6.85:Ar−C
例17:(17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン
工程A:ラクトン化
例14におけるようにするが、ただし例5の工程Eで得た1.44gの化合物から出発して操作を実施する。2.36gの粗製化合物を得た。これを3位のフェノールの脱保護反応に直接使用する。
工程B:3位のフェノールの脱保護
上記工程で得た2.36gの化合物を24mlのテトラヒドロフランに溶解してなる溶液に3.8mlの弗化テトラブチルアンモニウムテトラヒドロフラン溶液を添加し、周囲温度で50分間撹拌する。反応媒体を水に注ぎ、次いで抽出し、乾燥し、減圧下に蒸発させて695mgの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、ジクロルメタン/メタノール混合物(93/7)で溶離し、次いで再結晶することにより精製する。238mgの所期の純化合物を得た。
Mp=242℃。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(93/7/0.7)=0.28)。
NMR(CDCl3
0.51(s):18位のCH3;2.30〜2.60(m):CH2−N;3.88:CH2−O;3.98(tl):H11;6.61及び6.87:Ar−O、ArC;6.61−6.76:H1、H2
例18:4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン
例17におけるようにするが、ただし例6の工程Eで得た1.2gの化合物から出発して操作を実施する。310mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(95/5/0.5)=0.17)。
NMR(CDCl3
0.51(s):18位のCH3;3.83(t):鎖のCH2−O;3.99(tl):H11;6.61−6.85:Ar−O、ArC;6.61−6.79:H1、H2
例19:4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[5−(1−ピペリジニル)ペンチルオキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン
例17におけるようにするが、ただし例7の工程Eで得た1.44gの化合物から出発して操作を実施する。330mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:AcOEt/TEA(90/10)=0.22)。
NMR(CDCl3
0.52ppm(s):CH3;3.83(t):CH2−O;3.99(tl):H11;6.60ppm(3H)、6.67(d):H1;6.85(d)2H:芳香族性H1、H2
例20:4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
241mgの例3の化合物を4mlのメタノールに溶解してなる溶液に不活性雰囲気下に37mgの水素化硼素ナトリウムを添加し、次いで氷浴で1時間撹拌し、次いで2mlの塩酸を添加し、反応媒体を重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、次いで酢酸エチルで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させて245mgの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、ジクロルメタン/メタノール/水酸化アンモニウム混合物(90/10/1)で溶離することにより精製する。195mgの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(90/10/1)=0.27)。
NMR(CDCl3
0.32(s):CH3;1.03(t):CH2 3;2.60(q):C 2CH3;2.81(t):CH2−N;3.68:H17;3.93(t):CH2−O;6.62:Ar−O;6.89:ArC;6.80(d):H1;6.62(d):H2
例20と類似の態様で、R’5=OH及びR’6=Hである式(I’)の下記の化合物を得た。
Figure 0004347420
例25:4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イン−3,17β−ジオール
250mgの例3の化合物を3mlのテトラヒドロフラン/シリポライトに溶解してなる溶液に不活性雰囲気下に4.7mlのカリウムアセチリドの0.43M/l溶液を添加し、周囲温度で1時間撹拌し、次いで4mlの塩酸を添加する。反応媒体を重炭酸ナトリウム飽和水溶液中に注ぎ、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させて260mgの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、CH2Cl2/MeOH/NH4OH(90/10/0.5)で溶離することにより精製する。215mgの所期の純化合物を得た。
Rf:CH2Cl2/MeOH/NH4OH(90/10/0.5)=0.31。
NMR(CDCl3
0.43(s):18位のCH3;1.04(t):CH2 3;2.62(q):C 2CH3;2.64(s):C≡C−;2.83(t):CH2−N;3.95:CH2−O;4.00(tl):H11;6.62:Ph−O;6.90:Ph−C;6.82(d):H1;6.62(d):H2
例26:(17β)−4−クロル−4’,5’−ジヒドロ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(3’H)フラン]−3−オール
0.411gの例8の化合物を15mlのエタノール及び5mlのテトラヒドロフランに溶解してなる溶液に0.041gの9.5%Pd/C触媒を添加し、水素化を2時間30分実施する(吸収された水素の容積=17.5cm3)。触媒をろ過した後、減圧下に蒸発させて0.42gの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、酢酸エチル/トリエチルアミン混合物(92/2)で溶離することにより精製する。0.33gの所期の純化合物を得た。
Mp=170℃。
Rf:AcOEt/TEA(92/8)=0.21。
例26と類似の態様で、R’3とR’6がこれらを保持する炭素と一緒になって次式:
Figure 0004347420
の飽和の環を形成する式(I’)の下記の化合物を得た。
Figure 0004347420
例29:4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−17α−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
a)“セリウム化合物”の製造
予め減圧下に140℃で2時間乾燥し、次いで不活性雰囲気下に置いた2.42gのCeCl3・7H2Oに24mlの無水THFを添加し、懸濁液を2時間攪拌し、−78℃に冷却し、4.35mlのCH3Liエーテル溶液を添加し、−78℃で30分間撹拌する。
b)縮合
例3で製造した0.644gの化合物を8.5mlの無水THFに溶解してなる溶液を−78℃で添加し、反応媒体を個の温度で一時間保持する。反応媒体を25mlのNH4Cl飽和溶液中に注ぎ、次いで抽出し、洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発させて0.599gの粗生成物を得た。これをクロマトグラフィー(同等の態様で実施した関連試行中に得た0.192gの粗生成物を添加した後に)し、CH2Cl2/CH3OH/NH4OH混合物(98/2/0.2)で、次いでAcOEt/TEA混合物(87/13)溶離することによって精製する。0.402gの所期の純化合物を得た。
Rf:CH2Cl2/CH3OH/NH4OH混合物(98/2/0.2)=0.18。
Mp=161〜163℃。
NMR(CDCl3
0.44(s):18位のCH3;1.28(s):17位のCH3;1.03(t):CH2 3;2.61(q):C 2CH3;2.81(t):CH2−N;3.94(t):C 2−O;3.96:H11;6.61−6.80:H1及びH2;6.61−6.83:Ph−O
例30:4−クロル−17α−メチル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
例28におけるようにするが、ただし例1で得た2.79gの化合物から出発して操作を実施する。
2.12gの所期の純化合物を得た。
(Rf:CH2Cl2/CH3OH/NH4OH(93/7/0.2)=0.19)。
Mp=163℃。
NMR(CDCl3
0.44(s):18位のCH3;1.28(s):17位のCH3;2.48(tl)4H:環のCH2−N;2.71(t):鎖のCH2−N;3.99(t):C 2−O;4.00(遮蔽された):H11;6.80(d):H1;6.98(d):H2;6.60−6.88:Ph−O
同様に下記の化合物を製造した。
Figure 0004347420
Figure 0004347420
Figure 0004347420
薬理学的研究
1)***細胞の増殖に対する効果
各分子の増殖活性を培地中でのMCF−7ヒト***細胞に対するエストラジオールの増殖活性と比較して研究する。
エストラジオール及び(又は)被検分子の作働薬効果を明らかにするために、細胞維持用培地(増殖因子及ぴステロイドに富む)を、中でもステロイドを含まない弱体化した培地(ステロイドを除いた血清を5%補給し、そしてフェノールレッドを含まないDMEM)で置き換える。細胞は、試験の開始の2日前にこの断絶を受ける。
被検化合物の存在下に7日間培養した後に、細胞増殖をDNAの決定により評価する。それぞれの試験では、10-10Mでのエストラジオールの効果(溶媒の存在下での細胞増殖よりも少ない、エストラジオールの存在下での細胞増殖)が100%の作働薬活性を決定する。分子の活性をこの内部標準と比較して評価する。溶媒のみによって観察される細胞増殖と同等の細胞増殖を誘発する分子は“不活性”として評価し、溶媒によって観察される細胞増殖よりも低い細胞増殖を誘発するものは“抑止”として評価する。
Figure 0004347420
2)生後3か月で卵巣摘出術を受けた雌ラットにおける被検化合物の骨衝撃研究
化合物A、B、C、D及びEを生後3か月で卵巣摘出術を受けた雌ラットのモデルにおける骨質量及び形成−吸収の活性に対する効果を決定するために試験した。動物は予防的な処理を受ける。
動物:
種 ラット
株 スプラーグ・ダウレイ
性別 雌
体重 250g〜280g
1グループ当たりの動物数 8
物質:
1.被検化合物:例20、22、23、30及び1の化合物
*ビヒクル:コーンオイル、0.5%メチルセルロース
*投与量:被検化合物当たり1回の投与(0.3mg/kg/日)
*投与回数:1回/日、5日/週として4週間
*投与経路:物質について経口
*容量:5ml/kg(p.o.)
*最後の注射と犠牲にするときとの期間:24時間
*投与回数:20
2.参照物質:17β−エストラジオール
17β−エストラジオールは、コーンオイル−ベンジルアルコール混合物(99:1、v/v)の溶液として0.2ml/kgの容量で0.1mg/kg/日の投与量で皮下経路で投与する。
実験操作
動物
研究は生後3か月で卵巣摘出術を受けた雌のラットについて行う。動物を空調した部屋(温度20℃±2℃)に保持し、箱に4頭づつグループ分けする。動物は、脱塩水及び圧縮飼料(ペレット:A04CR−10UAR)を任意に受け取る。
外科術
体重がほぼ250gの生後3か月の雌ラットを、腹腔内経路(i.p.)により100mg/kgの薬量及び1ml/kgの容量でのイマルゲン1000による麻酔の下で卵巣摘出術に付す。また、動物はネンブタールも受ける(0.3ml/kgの容量で3mg/kgのi.p.)。
側方切開の後、皮膚及び筋肉の層を切開する。卵管を結紮した後にそれぞれの卵巣を切除する。
“SHAM”対照例ラットを同じ条件下で麻酔させる。皮膚及び筋肉の層を切除した後、それぞれの卵巣を露出させ、次いでその場に戻す。
処理
化合物の効果を予防的な処理において決定する。卵巣摘出術の後、化合物を直ちに投与する。動物を8頭のグループに分配する。
グループ1:ビヒクルを受ける“SHAM”対照例ラット
グループ2:ビヒクルを受ける“OVX”対照例ラット
グループX:それぞれ定められた薬量の被検化合物を受ける“OVX”ラット
血液試料
4週間(研究期間)の終了後、動物をギロチンにより断頭する。遠心分離後に集めた血清を−20℃で保存する。
500μ1量の血清についての総コレステロール、トリグリセリド及び燐脂質の血清定量から脂質バランスが定まる。血清コレステロールの低下は、溶媒のみを受ける卵巣摘出術を受けた動物により示されるレベルと比較して%で表わされる。
臓器試料
動物を犠牲にした後に、下記の臓器を採り出す。
・生殖器
子宮を切除する。これを秤量する。重量増加を溶媒のみを受けた卵巣摘出術を受けた動物の子宮の重量の%として表わす。
・骨
骨の質量(BMD、即ち骨無機質密度)を双光子ダブルエネルギーX線吸収測定法(DEXA)により測定する。測定は、切除後であって全ての軟質組織を取り除いた後の骨について行う。BMD(骨無機質密度)を全体の骨並びに左脛骨の中心に近い末端の変質部分について測定する。この帯域は、小柱骨に最も富んだ領域であると定められており、従って、骨の容積及び骨鉱物質密度の変化に最も敏感である。
結果は、次式
Figure 0004347420
に従って%で表わされる。
Figure 0004347420

Claims (20)

  1. 次の一般式(I):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    1は水素原子、(CH2m−Ar、(CO)−Ar、(CH2m−Alk又は(CO)−Alk基を表わし、
    2は1〜6個の炭素原子を含有する線状又は分岐状の飽和又は不飽和炭化水素から誘導される基を表わし、
    Dは置換されていてよく及び不飽和を有し得る五角形又は六角形の環の残基を表わし、
    Xはハロゲン原子を表わし、
    YはO、S、SO、SO2及びNHから選択され、
    nは2〜8の整数であり、
    3及びR4は同一であっても異なっていてもよく、水素原子、(CH2m−Ar、(CH2m−Het又は(CH2m−Alk基を表わすか、或いは
    3とR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換の又は置換された3〜15員の芳香族又は非芳香族の飽和又は不飽和の単環式又は多環式複素環(酸素、硫黄及び窒素から選択される1〜3個の追加の複素原子を含有し得る)を形成し、
    Arは6〜18個の炭素原子を含有する炭素環式アリール基を表わし、
    Hetは1〜9個の炭素原子と酸素、窒素又は硫黄原子から選択される1〜5個の複素原子を含有する飽和又は不飽和の芳香族又は非芳香族複素環から誘導される基を表わし、
    Alkは1〜12個の炭素原子を含有する飽和又は不飽和の線状、分岐状又は環状の非芳香族炭化水素から誘導される基を表わし、
    Ar、Het又はAlk基は置換され又は非置換であってよく、
    mは0、1、2又は3である}
    の化合物又はそれらの酸若しくは塩基との付加塩。
  2. Dが次式:
    Figure 0004347420
    (ここで、
    2は請求項1に記載したのと同じ意味を有し、
    5はOH、O−(CH2m−Alk、O−(CO)−Alk、O−(CH2m−Ar、O−(CO)−Ar、O−(CH2m−Het又はO−(CO)−Het基を表わし且つR6は水素原子、置換された又は非置換の1〜6個の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わす(m、Alk、Ar及びHetは上で請求項1に定義した通りである)か、或いは
    5とR6は、これらを保持する炭素原子と一緒になって、次式:
    Figure 0004347420
    (ここで、Zは−(CH2l−又は−CH=CH−(CH2l’−基(ここで、lは1〜4の整数であり、l’は1又は2に等しい整数である)
    の一つを形成するか、或いは
    5とR6は一緒になってオキソ又は=N−OH基を形成する)
    の五角形の環の残基を表わす請求項1に記載の一般式(I)の化合物又はそれらの酸若しくは塩基との付加塩。
  3. 次の一般式(I’):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    X’は塩素又は臭素原子を表わし、
    n’は2〜5の整数であり、
    R’3及びR’4は同一であっても異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基を表わすか、或いは
    R’3とR’4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜15員の飽和の単環式又は多環式基(酸素、硫黄及び窒素から選択される追加の複素原子を含有し得る)の残基を形成し、
    R’5及びR’6は請求項2に記載のR5及びR6と同じ意味を有する}
    に相当する請求項1に記載の式(I)の化合物又はそれらの酸若しくは塩基との付加塩。
  4. R’5がOH基を表わし且つR’6が水素原子、1〜6個の炭素原子を含有する置換された又は非置換のアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わすか、或いは
    R’5とR’6が、これらを保持する炭素原子と一緒になって、次式:
    Figure 0004347420
    の環の一つを形成するか、或いは
    R’5とR’6が一緒になってオキソ基を形成する
    請求項3に記載の式(I’)の化合物又はそれらの酸若しくは塩基との付加塩。
  5. X’が塩素を表わし、
    n’が1又は2に等しく、
    R’3及びR’4が同一であっても異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基を表わすか、或いは
    R’3とR’4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、次式:
    Figure 0004347420
    の飽和複素環を形成し、
    R’5がOH基を表わし且つR’6が水素原子、1〜6個の炭素原子を含有する置換された又は非置換のアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わすか、或いは
    R’5及びR’6が、これらを保持する炭素原子と一緒になって、次式:
    Figure 0004347420
    の環の一つを表わすか、或いは
    R’5とR’6が一緒になってオキソ基を形成する
    請求項3又は4に記載の一般式(I’)の化合物又はそれらの酸若しくは塩基との付加塩。
  6. 下記の化合物名:
    4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
    4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
    4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
    4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
    4−ブロム−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン、
    4−クロル−11β−[4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−ブロム−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[5−(1−ピペリジニル)ペンチルオキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    (17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
    (17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
    (17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
    (17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
    (17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
    (17α)−4−クロル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−[4−[5−(1−ピペリジニル)ペンチルオキシ]フェニル]−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−トリエン−21−カルボン酸のγ−ラクトン、
    (17β)−4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
    (17β)−4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
    (17β)−4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
    (17β)−4−クロル−4’,5’−ジヒドロ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(3’H)フラン]−3−オール、
    (17β)−4−クロル−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
    (17β)−4−クロル−4’,5’−ジヒドロ−11β−[4−[3−(1−ピペリジニル)プロポキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(3’H)フラン]−3−オール、
    (17β)−4−クロル−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(5’H)フラン]−3−オール、
    (17β)−4−クロル−4’,5’−ジヒドロ−11β−[4−[4−(1−ピペリジニル)ブトキシ]フェニル]スピロ[エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17,2’(3’H)フラン]−3−オール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−17α−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−17α−メチル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
    4−クロル−17α−メチル−11β−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    11β−[4−[2−[2−アザビシクロ(2.2.1)ヘプタ−2−イル]エトキシ]フェニル]−4−クロル−17α−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    11β−[4−[2−[2−アザビシクロ(2.2.1)ヘプタ−2−イル]エトキシ]フェニル]−4−クロルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[メチル(1−メチルエチル)アミノ」エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(テトラヒドロ−(1H)−1,4−チアジン−4−イル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(プロピル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[(1,1−ジメチル−2−プロピニル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[シクロヘキシル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[ブチル(エチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(1−アゼチジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(2−プロペニル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[シクロペンチル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(ジプロピルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(3−チアゾリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[エチル(1−メチルエチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[メチル(プロピル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[ブチル(メチル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−[メチル(2−プロピニル)アミノ]エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(4−メチル−1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エチルチオ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−クロル−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エチルスルフィニル]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール、
    4−[4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]−17β−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−イルオキシ]ブタン酸、
    4−クロル−3−ヒドロキシ−11β−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オンのオキシム、
    4−[[2−[4−(4−クロル−3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]エチル]エチルアミノ]ブタン酸
    である請求項1〜5のいずれかに記載の上記の式(I)又は(I’)の化合物又はそれらの酸若しくは塩基との付加塩。
  7. 化合物名が
    4−クロル−11β−[4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,17β−ジオール
    である請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)又は(I’)の化合物又はそれらの酸若しくは塩基との付加塩。
  8. 請求項1又は2に記載の一般式(I)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(II):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    D及びR2は請求項1で定義した通りであり、
    7は次式:
    Figure 0004347420
    (ここで、n、Y、R3及びR4は請求項1で定義した通りである
    表わす}
    の化合物にハロゲン化剤を作用させて次式(III):
    Figure 0004347420
    (ここでXはハロゲン原子を表す)の化合物を得、この化合物に環Aの芳香族化剤を作用させ、次いで塩基を作用させて、一般式(I)の化合物に相当する次式(IV):
    Figure 0004347420
    の化合物を得ることを特徴とする、前記の一般式(I)の化合物の製造方法。
  9. 請求項1又は2に記載の一般式(I)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(IV):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    D及びR 2 は請求項1で定義した通りであり、
    7 は次式:
    Figure 0004347420
    (ここで、n及びYは請求項1で定義した通りであり、Halはハロゲン原子を表わす)
    を表わす}
    の化合物のR 7 にR 3 −NH−R 4 (ここで、R 3 及びR 4 は請求項1で定義した通りである)を作用させてHalを置換することにより一般式(I)の化合物に相当する化合物を得ることを特徴とする、前記の一般式(I)の化合物の製造方法。
  10. 請求項2に記載の一般式(I)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(II):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    2 は請求項1で定義した通りであり、Dは請求項2に記載の五角形の環の残基を表し、且つ、DのR 5 とR 6 は一緒になってオキソ基を形成し、
    7 は次式:
    Figure 0004347420
    (ここで、n、Y、R 3 及びR 4 は請求項1で定義した通りである)
    を表わす}
    の化合物にハロゲン化剤を作用させて次式(III):
    Figure 0004347420
    (ここでXはハロゲン原子を表す)の化合物を得、この化合物に環Aの芳香族化剤を作用させ、次いで塩基を作用させて、次式(IV):
    Figure 0004347420
    の化合物を得、この化合物に有機金属化合物を作用させてDのR 5 をOH基に、且つ、DのR 6 をアルキル基にすることを特徴とする、前記の一般式(I)の化合物の製造方法。
  11. 請求項3に記載の一般式(I’)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(II’):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    R’5及びR’6は請求項3で定義した通りであり、
    R’7は次式:
    Figure 0004347420
    表わす}
    の化合物にハロゲン化剤を作用させて次式(III’):
    Figure 0004347420
    (ここでXは塩素又は臭素原子を表す)の化合物を得、この化合物に環Aの芳香族化剤を作用させ、次いで塩基を作用させて、一般式(I’)の化合物に相当する次式(IV’):
    Figure 0004347420
    の化合物を得ることを特徴とする、前記の一般式(I’)の化合物の製造方法。
  12. 請求項3に記載の一般式(I’)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(IV’):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    R’ 5 及びR’ 6 は請求項3で定義した通りであり、Xは塩素又は臭素原子を表し、
    R’ 7 は次式:
    Figure 0004347420
    (ここで、Halはハロゲン原子を表わす)
    を表わす}
    の化合物のR’ 7 にR’ 3 −NH−R’ 4 (ここで、R’ 3 及びR’ 4 は請求項3で定義した通りである)を作用させてHalを置換することにより一般式(I’)の化合物に相当する化合物を得ることを特徴とする、前記の一般式(I’)の化合物の製造方法。
  13. 請求項3に記載の一般式(I’)の化合物を製造するにあたり、次の一般式(II’):
    Figure 0004347420
    {ここで、
    R’ 5 及びR’ 6 は一緒になってオキソ基を形成し、
    R’ 7 は次式:
    Figure 0004347420
    (ここで、R’ 3 及びR’ 4 は請求項3で定義した通りである)
    を表わす}
    の化合物にハロゲン化剤を作用させて次式(III’):
    Figure 0004347420
    (ここでXは塩素又は臭素原子を表す)の化合物を得、この化合物に環Aの芳香族化剤を作用させ、次いで塩基を作用させて、一般式(I’)の化合物に相当する次式(IV’):
    Figure 0004347420
    の化合物を得、この化合物に有機金属化合物を作用させてR’ 5 をOH基に、R’ 6 をアルキル基にすることを特徴とする、前記の一般式(I’)の化合物の製造方法。
  14. 請求項1に記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる酸若しくは塩基との付加塩からなる薬剤。
  15. 請求項2〜5のいずれかに記載の式(I)又は(I’)の化合物又はそれらの製薬上許容できる酸若しくは塩基との付加塩からなる薬剤。
  16. 請求項6又は7に記載の化合物又はそれらの製薬上許容できる酸若しくは塩基との付加塩からなる薬剤。
  17. 請求項1415又は16に記載の薬剤の1種以上を含有する製薬組成物。
  18. 中間体としての請求項8、10、11又は13に記載の一般式(III)又は(III’)化合物。
  19. 中間体としての請求項8〜13のいずれかに記載の一般式(IV)又は(IV’)の化合物。
  20. 骨粗鬆症の予防又は治療のための請求項1517のいずれかに記載の薬剤。
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