JP4347195B2 - 鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法 - Google Patents

鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法 Download PDF

Info

Publication number
JP4347195B2
JP4347195B2 JP2004313446A JP2004313446A JP4347195B2 JP 4347195 B2 JP4347195 B2 JP 4347195B2 JP 2004313446 A JP2004313446 A JP 2004313446A JP 2004313446 A JP2004313446 A JP 2004313446A JP 4347195 B2 JP4347195 B2 JP 4347195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
footing
steel pipe
goe
remento
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004313446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006125010A (ja
Inventor
望 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2004313446A priority Critical patent/JP4347195B2/ja
Publication of JP2006125010A publication Critical patent/JP2006125010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4347195B2 publication Critical patent/JP4347195B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法に関するものである。
従来、コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部は以下のように施工されるようになっている。
図7はかかる従来のコンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部構造を示す図である。
この図において、101はフーチングコンクリート、102はそのフーチングコンクリート101に配置されるアンカー鉄筋、103はそこに立てられるコンクリート充填鋼管柱、104は充填コンクリートである。
このように、従来はフーチングコンクリート101中にコンクリート充填鋼管柱103をクレーン等(図示なし)で吊っておき、充填コンクリート104を打ちながら接合するようにしていた。
また、従来方式としては、上記したアンカー鉄筋方式以外にも、アンカーフレーム方式、埋込方式、ソケット方式などがある。
特開2004−169448号公報 鉄道構造物等設計標準・同解説 鋼とコンクリートの複合構造物 丸善株式会社,pp494
しかしながら、上記した従来のコンクリート充填鋼管柱103とコンクリートフーチング101の接合部の施工法では、コンクリート充填鋼管柱103を、クレーン等で吊っておき、充填コンクリート104でコンクリートフーチング101との接合を行うために、作業がやり難いといった問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、材料費、施工費が少なくて済み、かつ作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部の変形性能を増大させることができる鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法において、アンカー鉄筋および露出両端部を有するフーチング配筋兼一体化用鉄筋を有する接合エレメントコンクリートに鋼管柱を立設してなるエレメント化された複数個の鋼管柱接合エレメントを高架橋基礎部に位置決めして立設し、前記複数個の鋼管柱接合エレメントのフーチング配筋兼一体化用鉄筋の露出両端部と高架橋基礎部に配置されるフーチング内配筋との接合を行い 前記高架橋基礎部へコンクリート打設を行い、前記複数個の鋼管柱接合エレメントのフーチング配筋兼一体化用鉄筋の露出両端部と接合するフーチング内配筋及び前記複数個の鋼管柱接合エレメントを一体化し、コンクリートを固化することを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)材料費、施工費が少なくて済み、かつ作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部の変形性能を増大させることができる。
(2)コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部付近の配筋の煩雑さが解消され、工期が短縮できる。
(3)エレメントコンクリートを用いることにより、施工時に鋼管柱の位置を決めやすい。
鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法は、アンカー鉄筋および露出両端部を有するフーチング配筋兼一体化用鉄筋を有する複数個の接合エレメントコンクリートに鋼管柱を立設してなるエレメント化された前記複数個の鋼管柱接合エレメントを高架橋基礎部に位置決めして立設し、前記複数個の鋼管柱接合エレメントのフーチング配筋兼一体化用鉄筋の露出両端部と高架橋基礎部に配置されるフーチング内配筋との接合を行い、前記高架橋基礎部のフーチングの配筋・型枠の設置を行い、前記高架橋基礎部へのコンクリート打設を行い、前記複数個の鋼管柱接合エレメントのフーチング配筋兼一体化用鉄筋の露出両端部と接合するフーチング内配筋及び前記複数個の鋼管柱接合エレメントを一体化し、コンクリートを固化する。よって、作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部の変形性能を増大させることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示すコンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合エレメントを示す断面模式図、図2はそのコンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの鋼管柱接合エレメントの斜視図である。
鋼管柱接合エレメント1は、接合エレメントコンクリート2、アンカー鉄筋3、フーチング配筋兼一体化用鉄筋4、鋼管柱5からなり、かかる鋼管柱接合エレメント1をあらかじめ作製する。つまり、アンカー鉄筋3およびフーチング配筋兼一体化用鉄筋4が配置された接合エレメントコンクリート2に鋼管柱5を立設した鋼管柱接合エレメント1を作製しておき、この鋼管柱接合エレメント1を工事現場に運んで高架橋基礎部の施工に用いるようにする。なお、フーチング配筋兼一体化用鉄筋4の両端には、接合エレメントコンクリート2から突出した露出両端部が形成されている。
図3〜図5は本発明の実施例を示す高架橋基礎部の施工法を示す図であり、図3は鋼管柱接合エレメントの立設工程図、図4はフーチングの配筋工程図であり、図4(a)はその全体図、図4(b)はそのA部拡大図、図5はコンクリートの打設工程図、図6は高架橋基礎部の完成図である。
これらの図に示すように、高架橋基礎部の施工法は以下のようである。
(1)図1及び図2に示したあらかじめ作製された鋼管柱接合エレメント1を、図3に示すように、施工現場に設置する。その場合には、クレーン11で複数個の鋼管柱接合エレメント1を施工現場の所定位置に位置決めして立設するだけでよい。つまり、それぞれの鋼管柱接合エレメント1は安定に自立することができる形状であるので、施工が極めて容易である。
(2)次に、図4に示すように、複数個の鋼管柱接合エレメント1のフーチング配筋兼一体化用鉄筋4の両端に突出した露出両端部と施工現場で配置されるフーチング内配筋12との接合を行い、高架橋基礎部におけるフーチングの配筋を行う。
(3)次に、図5に示すように、ミキサー車13から生コンクリートを供給し、フーチング配筋兼一体化用鉄筋4の露出両端部と接合されたフーチング内配筋12からなる高架橋基礎部におけるフーチング配筋へフーチングコンクリート14の打設を行い、複数個の鋼管柱接合エレメント1を高架橋基礎部に一体化する。
(4)そして、図6に示すように、フーチングコンクリート14の固化後、高架橋基礎部の施工を完成する。
本発明によれば、従来方式(アンカーフレーム方式、埋込方式、ソケット方式)に比べて、作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部の変形性能を増大させることができる。さらに、材料費、施工費が少なくて済む。
また、コンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部付近の配筋の煩雑さが解消され、工期が短縮できる。
さらに、エレメントコンクリートを用いることにより、施工時に鋼管柱の位置を決めやすい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明のコンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合エレメントおよびそれを用いた高架橋基礎部の施工法は、作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管とコンクリートフーチングの接合部の変形性能を増大させることができるため、高架橋基礎部の構築に好適である。
本発明の実施例を示すコンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合エレメントを示す断面模式図である。 本発明の実施例を示すコンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの鋼管柱接合エレメントの斜視図である。 本発明の実施例を示す鋼管柱接合エレメントの立設工程図である。 本発明の実施例を示すフーチングの配筋工程図である。 本発明の実施例を示すコンクリートの打設工程図である。 本発明の実施例を示す高架橋基礎部の完成図である。 従来のコンクリート充填鋼管柱とコンクリートフーチングの接合部構造を示す図である。
1 鋼管柱接合エレメント
2 接合エレメントコンクリート
3 アンカー鉄筋
4 フーチング配筋兼一体化用鉄筋
5 鋼管柱
11 クレーン
12 フーチング内配筋
13 ミキサー車
14 フーチングコンクリート

Claims (1)

  1. (a)アンカー鉄筋および露出両端部を有するフーチング配筋兼一体化用鉄筋を有する接合エレメントコンクリートに鋼管柱を立設してなるエレメント化された複数個の鋼管柱接合エレメントを高架橋基礎部に位置決めして立設し、
    (b)前記複数個の鋼管柱接合エレメントのフーチング配筋兼一体化用鉄筋の露出両端部と高架橋基礎部に配置されるフーチング内配筋との接合を行い
    (c)前記高架橋基礎部へコンクリート打設を行い、前記複数個の鋼管柱接合エレメントのフーチング配筋兼一体化用鉄筋の露出両端部と接合するフーチング内配筋及び前記複数個の鋼管柱接合エレメントを一体化し、コンクリートを固化することを特徴とする鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法。
JP2004313446A 2004-10-28 2004-10-28 鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法 Expired - Fee Related JP4347195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004313446A JP4347195B2 (ja) 2004-10-28 2004-10-28 鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004313446A JP4347195B2 (ja) 2004-10-28 2004-10-28 鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006125010A JP2006125010A (ja) 2006-05-18
JP4347195B2 true JP4347195B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=36720014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004313446A Expired - Fee Related JP4347195B2 (ja) 2004-10-28 2004-10-28 鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4347195B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106401207B (zh) * 2016-10-13 2019-04-02 浙江杰地建筑设计有限公司 用于既有建筑增设柱子基础的叠合连接结构及其施工方法
JP6630399B2 (ja) * 2018-05-21 2020-01-15 本清鋼材株式会社 Pcaフーチング

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006125010A (ja) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1030212A (ja) 鉄筋コンクリート構造体およびその構築方法
JP2005097946A (ja) 橋脚の構築方法
JP2010242390A (ja) 鉄骨ブレースを有する柱・梁の接合部の接合方法とその構造
JP3700102B2 (ja) 建築物の基礎構造
JP2010261270A (ja) 複合構造および複合構造建築物の施工方法
JP4347195B2 (ja) 鋼管柱接合エレメントを用いた高架橋基礎部の施工法
JP2001207410A (ja) 橋脚構造物及びその構築方法
CN213978605U (zh) 装配式墩柱连接结构
JPH06264413A (ja) 橋脚のプレハブ工法及び橋脚用コンクリ−トブロック
JP4298628B2 (ja) 鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法
KR200233599Y1 (ko) 교각의 철근 설치구조
JP2002030672A (ja) 基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法
CN208023734U (zh) 装配式钢管混凝土柱-独立基础-混凝土圈梁一字形连接节点
JPH06228915A (ja) 高架橋梁などの支柱およびその施工方法
KR100626326B1 (ko) 콘크리트 구조물
JPH0959933A (ja) 充填被覆形鋼管コンクリート構造及び施工法
JPH06248614A (ja) 高橋脚及びその施工方法
JP2000160687A (ja) 混合構造の構築方法およびプレキャストコンクリート柱
JPH08319695A (ja) 地中梁用鉄筋組及び地中梁の構築方法
JP2006169837A (ja) 鉄筋コンクリート造の柱梁接合構造
TWI755188B (zh) 以型鋼取代部分鋼筋之鋼筋混凝土構造施工方法
JP2005002585A (ja) キャピタル部材及びこれを使用したrcft柱の施工方法
JPH01214641A (ja) 鋼管プレキヤストコンクリート柱の構築方法
JP2004353244A (ja) 鋼管柱と基礎との接合構造
JP2004316278A (ja) 鋼管柱脚部の構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140724

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees