JP2002030672A - 基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法 - Google Patents

基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法

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JP2002030672A JP2000215129A JP2000215129A JP2002030672A JP 2002030672 A JP2002030672 A JP 2002030672A JP 2000215129 A JP2000215129 A JP 2000215129A JP 2000215129 A JP2000215129 A JP 2000215129A JP 2002030672 A JP2002030672 A JP 2002030672A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱の立設作業を容易に行うことのできるよう
な基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法を提
供する。 【解決手段】 基礎杭3の杭頭面3aを少なくとも地表
より低い位置に設置し、杭頭面3a上にベースプレート
11を固定し、ベースプレート11上に柱脚部8を接合
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル等の建物にお
ける上部構造の柱脚部を基礎杭に対して直接接続するた
めの接合構造およびその構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビル等の建物においては、杭基
礎等の基礎構造上に、フーチングおよび地中梁を介して
上部構造が支持された構成となっている。ところで、近
年、杭基礎上に直接柱を接続して上部構造を支持させる
構法が採用されるようになってきている。この構法によ
れば、フーチング・地中梁を省略することができ、大幅
なコストダウンおよび工期短縮を図ることができる。
【0003】このように杭基礎と柱とを直接接続する場
合の接合部の構造の例を図7に示す。図7に示す構造に
おいては、場所打ちコンクリート杭101の主筋102
が、上端102aが杭頭103より突出状態となるよう
に配置されるとともに、これら上端102aにフープ筋
104が取り付けられた構成とされる。そして、主筋1
02の上端102aとフープ筋104とからなる鉄筋か
ご105を囲むように補強鋼管106を配置するととも
に、杭頭103上における鉄筋かご105の内方の位置
に柱107を立設し、この状態において補強鋼管106
内にコンクリートCを打設することにより、場所打ちコ
ンクリート杭101と柱107との接合構造108が構
築されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した接合構造108においては、柱107の下端部を
地中においてコンクリートに埋設することにより杭頭1
03に固定する必要があり、必ずしも施工性が良好であ
るとは言えなかった。また、作用する曲げ応力が大きく
なる場合には、主筋102の本数を多くする必要がある
が、このような場合には、施工性の低下がより一層顕著
なものとなっていた。
【0005】さらに、上部構造の一部または全部をあら
かじめ組み立てておいて現場に搬入・設置する構法を採
用しようとする場合、上述の接合構造108において
は、地中における鉄筋かご105の内方に柱107の下
端部を挿入することが困難となり、このような構法を採
用する上でのネックとなっていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、柱の立設作業を容易に行うことのできる
ような基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の発明は、基礎杭と上部構造の柱脚部とを
直接接続するための構造であって、前記基礎杭の杭頭面
が少なくとも地表高さよりも低い位置に設置され、該杭
頭面上にベースプレートが固定され、該ベースプレート
上に前記柱脚部が接合されていることを特徴としてい
る。
【0008】このような構成により、柱を立設する際
に、柱脚部を地中においてコンクリートに埋設する必要
が無くなる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の基
礎杭と柱脚部との接合構造であって、前記柱脚部は、鉄
骨材により形成されていることを特徴としている。
【0010】このような構成により、柱脚部を容易にベ
ースプレート上に固定することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の基礎杭と柱脚部との接合構造であって、前記杭頭
面には、アンカーボルトが打設され、該アンカーボルト
の突出上端部にナットが螺着されるとともに、前記ベー
スプレートが、該突出上端部を該ベースプレートに設け
た孔部の内部に挿通させた状態で、前記ナットの上方に
配置され、前記ベースプレートと前記杭頭面との間に、
グラウト材が充填されていることを特徴としている。
【0012】このような構成によれば、ナットの位置を
調整することにより、ベースプレートの位置を容易に調
整できる。また、ベースプレートに作用する柱軸力をグ
ラウト材を介して杭頭面に伝達することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の基礎杭と柱脚部との接合構造であっ
て、前記基礎杭は、その下部が場所打ちコンクリート杭
により形成されるとともに、その少なくとも上端部が鋼
管コンクリート杭により形成されていること特徴として
いる。
【0014】このような構成により、杭頭部の曲げ耐力
を確保することができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の基
礎杭と柱脚部との接合構造であって、前記柱脚部を囲む
ように鉄筋かごが設けられるとともに、該鉄筋かごにコ
ンクリートが打設されることにより、前記柱脚部がコン
クリート内に埋設された構成とされ、前記鉄筋かごを構
成する主筋の下端部は、前記鋼管コンクリート杭を形成
する鋼管の上端縁に溶接されていることを特徴としてい
る。
【0016】このような構成により、柱脚部を杭頭部に
対して強固に固定することができるとともに、柱脚部の
耐力を確保するための配筋工事を柱脚部接合後に行うこ
とが可能となる。
【0017】請求項6記載の発明は、基礎杭と上部構造
の柱脚部とを直接接続する接合構造を構築するための方
法であって、前記基礎杭を、その杭頭面が少なくとも地
表高さより低く位置するように設置し、該杭頭面上にベ
ースプレートを固定し、該ベースプレート上に前記柱脚
部を固定することにより、前記上部構造の柱を前記基礎
杭上に立設することを特徴としている。
【0018】このような構成により、地中に柱脚部を挿
入することなく、杭頭部に対して柱脚部を接合すること
ができる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項6記載の基
礎杭と柱脚部との接合構造の構築方法であって、前記ベ
ースプレートを前記杭頭面上に固定する際には、前記杭
頭面にアンカーボルトを打設し、該アンカーボルトの突
出上端部にナットを螺着し、該突出上端部における該ナ
ットが螺着された位置の上方の部分を、前記ベースプレ
ートに設けられた孔部に挿通し、前記ナットの位置を調
整することにより、前記ベースプレートのレベル調整を
行い、しかる後に、前記ベースプレートと前記杭頭面と
の間にグラウト材を充填することにより、前記ベースプ
レートを前記杭頭面上に固定することを特徴としてい
る。
【0020】このような構成により、ベースプレート
を、その水平度を調整した状態で杭頭面に対して固定す
ることができる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項6または7
記載の基礎杭と柱脚部との接合構造の構築方法であっ
て、前記柱脚部を前記ベースプレート上に固定した後
に、前記柱脚部を囲むように鉄筋かごを前記杭頭面に固
定した状態で配置し、しかる後に、前記鉄筋かごに対し
て型枠を施工した後コンクリートを打設することによ
り、前記柱脚部をコンクリート内に埋設することを特徴
としている。
【0022】このような構成により、柱脚部の曲げ耐力
を確保するための配筋・型枠・コンクリート打設作業を
柱脚部の接合後に行うことができる。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項6から8の
いずれかに記載の基礎杭と柱脚部との接合構造の構築方
法であって、前記ベースプレート上に前記柱脚部を固定
するに際しては、前記上部構造を構成する架構を、あら
かじめ別位置において組み立てておき、該架構を前記基
礎杭が設置された位置に搬送し、前記ベースプレート上
に前記柱脚部が位置するように前記架構を載置すること
を特徴としている。
【0024】このような構成により、短期間で建物の施
工が可能となるとともに、その場合の施工の障害が少な
い。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図5は、本発明の一実施の形態
である基礎杭と柱脚部との接合構造1が適用された建物
2の要部を拡大して示した図である。
【0026】図中に示すように、建物2は、基礎杭3上
に上部構造4を立設した構成とされている。上部構造4
は、鉄骨架構として形成されたものであり、工場等にお
いてブロック化されて製作されるとともに、自走式台車
5により運搬されることにより、現場、すなわち、基礎
杭3の設置対象位置に搬入され、設置されるようになっ
ている。また、接合構造1は、基礎杭3の杭頭部6に対
して、鉄骨材により形成された上部構造4の柱7の柱脚
部8を直接接続する構成となっている。
【0027】また、基礎杭3は、図6に示すように、そ
の下部が場所打ちコンクリート杭9により形成されると
ともに、その上端部が、鋼管コンクリート杭10として
形成されている。
【0028】図3は、接合構造1を拡大して示す図であ
る。図中に示すように、基礎杭3の杭頭面3aは、地表
Gsよりも低く位置するように設置されている。また、
この杭頭面3aには、ベースプレート11が固定されて
おり、このベースプレート11に対して鉄骨材により形
成された柱脚部8が接合された構成となっている。ま
た、ベースプレート11と杭頭面3aとの間には、グラ
ウト材12が充填されている。
【0029】この接合構造1におけるベースプレート1
1の近傍を図1および図2に拡大して示す。図1に示す
ように、杭頭面3aには、アンカーボルト13が打設さ
れており、このアンカーボルト13における杭頭面3a
から突出する突出上端部13aにナット14が螺着さ
れ、さらに、ナット14の上方にベースプレート11が
設置された構成となっている。
【0030】ベースプレート11は、図2に示すよう
に、平面視矩形に形成されるとともに、その四隅に孔部
15を備えた構成となっており、アンカーボルト13の
突出上端部13aは、この孔部15の内部に挿通され
る。
【0031】一方、柱脚部8は、角型鋼管からなる鉄骨
材16により形成されており、鉄骨材16の下端部に
は、上部ベースプレート17が溶接接合された構成とな
っている。そして、この上部ベースプレート17と、杭
頭部6に固定されたベースプレート11とが、ボルト1
8により結合されることにより、ベースプレート11に
対して柱脚部8が接合されている。
【0032】また、図1に示すように、杭頭面3aにお
けるベースプレート11の下方の位置には、定着鉄筋1
9が配置されている。一方、ベースプレート11の下面
には、スタッドボルト20が突出状態に設けられてい
る。これにより、ベースプレート11が杭頭面3aに対
してグラウト材12を介して強固に固定されるようにな
っている。
【0033】また、図3に示したように、柱脚部8の周
囲には、鉄筋かご22が設置されている。そして、この
鉄筋かご22に対してコンクリートCが打設されること
により、柱脚部8がコンクリートCに埋設された状態で
接合構造1が形成されるようになっている。
【0034】さらに、鉄筋かご22を構成する主筋23
の下端部23aは、鋼管コンクリート杭10を構成する
鋼管24の上端縁に対して固定されている。図4に、主
筋23の下端部23aと鋼管24との接合部の構成を拡
大して示す。図4に示すように、鋼管24の上端縁24
aの周囲には、溶接プレート25が溶接固定されてお
り、溶接プレート25の上面25aと鋼管24の上端縁
24aとがフェーシング加工により、同一面26を構成
するように成形されている。そして、この同一面26に
対して主筋23の下端部23aが溶接されることによ
り、主筋23の下端部23aが鋼管コンクリート杭10
の鋼管24に対して固定されるようになっている。
【0035】次に、この接合構造1の構築方法について
説明する。これには、まず、図3に示したように、基礎
杭3を、その杭頭面3aが地表Gsよりも低く位置する
ように設置しておく。この際、鋼管コンクリート杭10
内部のコンクリートCが硬化する以前に、杭頭面3aに
アンカーボルト13を埋込しておくとともに、アンカー
ボルト13によって囲まれた位置に対して定着鉄筋19
を埋込しておく。また、その一方で、工場等において上
部構造4をブロック化して製作しておく。
【0036】そして、鋼管コンクリート杭10のコンク
リートCが硬化した後に、杭頭面3a上にベースプレー
ト11を固定する。これには、まず、アンカーボルト1
3の突出上端部13aにナット14を螺着する。さら
に、その上方にベースプレート11を配置して、ベース
プレート11の孔部15内にアンカーボルト13の突出
上端部13aを挿通させることにより、ナット14が螺
着された位置の上方にベースプレート11を設置する。
【0037】次に、ナット14の位置を上下調整するこ
とにより、ベースプレート11のレベル調整を行う。そ
して、このようにレベル調整が行われたベースプレート
11と杭頭面3aとの間にグラウト材12を充填するこ
とにより、ベースプレート11を杭頭面3aに対して固
定する。
【0038】このように杭頭面3aにベースプレート1
1を固定し、さらに、グラウト材12が硬化したら、工
場等において製作しておいた上部構造4を図5に示した
ように自走式台車5を用いて現場に搬入し、さらに、杭
頭面3a上に上部構造4の柱脚部8が位置するように上
部構造4をジャッキダウンすることにより上部構造4を
載置する。さらに、この柱脚部8の上部ベースプレート
17を、ボルト18を用いてベースプレート11に対し
て固定する。
【0039】さらに、柱脚部8を囲むように鉄筋かご2
2を配置する。これには、図4に示したように、鋼管コ
ンクリート杭10を構成する鋼管24の上端縁24aの
外周に溶接プレート25を固定するとともに、これら上
端縁24aおよび溶接プレート25の上端縁25aが形
成する同一面26に主筋23を立設し溶接する。そし
て、これら主筋23に対して図3のようにフープ筋27
を設置するようにする。
【0040】さらに、鉄筋かご22に対して型枠を施工
した後、コンクリートCを打設することにより、柱脚部
8をコンクリート内に埋設して接合構造1を形成する。
さらにその後、上部構造4の仕上げ施工を行うことによ
り、建物2を完成させることができる。
【0041】上述の接合構造1およびその構築方法にお
いては、基礎杭3の杭頭面3aを地表Gsよりも低い位
置に設置するとともに、この杭頭面3aにベースプレー
ト11を固定し、ベースプレート11上に上部構造4の
柱脚部8を直接接合した構成となっているために、従来
と異なり、柱7を立設する際に、柱脚部8を地中におい
てコンクリートに埋設して固定する必要が無くなる。こ
れにより、柱7の立設作業を容易化して、建物2の施工
性を向上させることができる。
【0042】さらに、この場合、柱脚部8が、鉄骨材に
より形成されているため、柱脚部8を容易にベースプレ
ート11に対して接合することができ、施工性がよい。
また、これにより、上部構造2を鉄骨架構とした場合に
良好に適用が可能であり、特に、本実施の形態のように
上部構造2を工場製作するような場合において、接合構
造1を良好に適用できる。したがって、建物2の工期短
縮に貢献することが可能となる。
【0043】また、この接合構造1およびその構築方法
においては、杭頭面3aに、アンカーボルト13を打設
し、アンカーボルト13の突出上端部13aにナット1
4を螺着するとともに、ベースプレート11を、突出上
端部13aが孔部15の内部に挿通された状態で、ナッ
ト14の上方に配置するようにしたために、ナット14
の上下位置を調整することにより、ベースプレート11
のレベルを容易に調整することが可能となり、これによ
り、容易に柱7の設置精度を確保することができる。ま
た、この場合、ベースプレート11と杭頭面3aとの間
に、グラウト材12が充填されるために、ベースプレー
ト11に作用する柱軸力を良好に杭頭面3aに伝達する
ことができ、簡易な施工により、安定性の高い構造を実
現することができる。
【0044】また、この接合構造1においては、基礎杭
3が、その下部が場所打ちコンクリート杭9により形成
されるとともに、その上端部が鋼管コンクリート杭10
により形成された構成となっているために、杭頭部6の
曲げ耐力を確保することができ、この場合に、従来と異
なり、杭主筋を多数配置するような必要が無く、施工性
にも配慮できる。
【0045】さらに、上述の接合構造1においては、柱
脚部8を囲むように鉄筋かご22が設けられるととも
に、鉄筋かご22にコンクリートCが打設されることに
より、柱脚部8がコンクリートC内に埋設された構成と
されており、なおかつ、鉄筋かご22の主筋23の下端
部23aが、鋼管コンクリート杭10を形成する鋼管2
4の上端縁24aに溶接された構成となっているため
に、柱脚部8を杭頭部6に対して強固に固定することが
でき、さらに、これらを一体化してその曲げ耐力を確保
することができる。これにより、安定性の高い構造を実
現することができる。また、この場合、鉄筋かご22の
配筋工事を柱7の立設作業後に行うことが可能であるた
めに、施工の容易化を図ることができ、構造安定性と施
工性とを両立させることが可能となる。
【0046】また、上述の接合構造1の構築方法におい
ては、柱脚部8をベースプレート11上に固定した後
に、その周囲に鉄筋かご22を配置し、その後、鉄筋か
ご22に対して型枠を施工した後、コンクリートCを打
設するようにしたために、従来と異なり、柱脚部8の曲
げ耐力を確保するための配筋・型枠・コンクリート打設
作業を、柱7の立設作業後に行うことが可能となり、柱
7の立設作業および鉄筋の配筋作業を従来に比較して大
幅に容易化することが可能となる。
【0047】さらに、上述の接合構造1の構築方法にお
いては、ベースプレート11上に柱脚部8を固定するに
際して、上部構造4を構成する鉄骨架構を、あらかじめ
工場において組み立てておき、この鉄骨架構を基礎杭3
が設置された位置に搬送し、ベースプレート11上に柱
脚部8が位置するように鉄骨架構を地上にジャッキダウ
ンするようになっているために、短期間で建物2の施工
が可能となる。また、この際、杭頭面3aが地上に突出
しないために、自走式台車5を用いて鉄骨架構を搬送す
る際の障害が少なく、しかも、柱脚部8を地中に埋設す
る必要がないために、鉄骨架構のジャッキダウンを容易
に行うことができる。
【0048】なお、上記実施の形態において、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内で、建物2の構造、あるいは、
その構法等について他の構成を採用するようにしてもよ
い。例えば、上記実施の形態において、上部構造4は必
ずしも工場製作される必要はなく、現場において施工さ
れるものであってもよい。また、上記実施の形態におい
て、杭頭面3aの位置は、地表Gs上であっても、自走
式台車5の走行に支障のない程度であれば、若干突出し
ていてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る基
礎杭と柱脚部との接合構造および請求項6に係るその構
築方法においては、柱を立設する際に、柱脚部を地中に
おいてコンクリートに埋設する必要が無く、柱の立設作
業を容易化して、建物の施工性を向上させることができ
る。
【0050】請求項2に係る基礎杭と柱脚部との接合構
造によれば、柱脚部が、鉄骨材により形成されているた
めに、柱脚部を容易にベースプレートに対して接合する
ことができ、施工性がよい。また、このような構成は、
上部構造を鉄骨架構とした場合に好適であり、上部構造
を工場製作する場合にも適用でき、これにより、建物の
工期短縮に貢献することが可能となる。
【0051】請求項3に係る基礎杭と柱脚部との接合構
造および請求項7に係るその構築方法によれば、ナット
の位置を調整することにより、ベースプレートのレベル
を容易に調整することが可能となり、これにより、容易
に柱の設置精度を確保することができる。また、ベース
プレートと杭頭面との間に、グラウト材を充填するよう
にしたために、ベースプレートに作用する柱軸力を良好
に杭頭面に伝達することができ、簡易な施工により、安
定性の高い構造を実現することができる。
【0052】請求項4に係る基礎杭と柱脚部との接合構
造においては、基礎杭の下部が場所打ちコンクリート杭
により形成されるとともに、その上端部が鋼管コンクリ
ート杭により形成された構成となっているために、杭頭
部の曲げ耐力を確保することができ、従来と異なり、杭
主筋を多数配置するような必要が無く、施工性がよい。
【0053】請求項5に係る基礎杭と柱脚部との接合構
造においては、柱脚部を杭頭部に対して強固に固定する
ことができ、さらに、これらを一体化してその曲げ耐力
を確保することができるため、安定性の高い構造を実現
することができる。また、この場合、鉄筋かごの配筋工
事を柱立設後に行うことができるために、施工の容易化
を図ることができ、構造安定性と施工性とを両立するこ
とが可能となる。
【0054】請求項8に係る基礎杭と柱脚部との接合構
造の構築方法においては、柱脚部をベースプレート上に
固定した後に、その周囲に鉄筋かごを配置し、その後、
鉄筋かごに対して型枠を施工した後、コンクリートを打
設するようにしたために、従来と異なり、柱脚部の曲げ
耐力を確保するための配筋・型枠・コンクリート打設作
業を、柱脚部設置後に行うことが可能となり、柱の立設
作業および鉄筋かごの配筋作業を従来に比較して大幅に
容易化することが可能となる。
【0055】請求項9に係る基礎杭と柱脚部との接合構
造の構築方法においては、上部構造を構成する架構を、
あらかじめ別位置において組み立てておき、この架構を
基礎杭が設置された位置に搬送して、ベースプレート上
に柱脚部が位置するように架構を載置するようになって
いるために、短期間で建物の施工が可能となる。また、
この際、杭頭面が地上に突出しないために、架構を搬送
する際の障害が少なく、しかも、柱脚部を地中に埋設す
る必要がないために、架構を容易に載置することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である基礎杭と柱脚
部との接合構造において用いられたベースプレートの近
傍の状況を拡大して示す立断面図である。の断面図であ
る。
【図2】 図1におけるI−I線矢視断面図である。
【図3】 図1,2に示した基礎杭と柱脚部との接合
構造の全体を示す立断面図である。
【図4】 図3において鉄筋かごの主筋と鋼管との接
合部を拡大して示した立断面図である。
【図5】 本発明が適用された建物の部分拡大立断面
図である。
【図6】 本発明が適用された建物における基礎杭を
拡大して示す立断面図である。
【図7】 従来の杭基礎と柱との接合構造を拡大して
示す立断面図である。
【符号の説明】
1 接合構造 2 建物 3 基礎杭 3a 杭頭面 4 上部構造 6 杭頭部 7 柱 8 柱脚部 9 場所打ちコンクリート杭 10 鋼管コンクリート杭 11 ベースプレート 12 グラウト材 13 アンカーボルト 13a 突出上端部 14 ナット 15 孔部 16 鉄骨材 19 定着鉄筋 22 鉄筋かご 23 主筋 23a 下端部 24 鋼管 24a 上端部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎杭と上部構造の柱脚部とを直接接続
    するための構造であって、 前記基礎杭の杭頭面が少なくとも地表高さよりも低い位
    置に設置され、該杭頭面上にベースプレートが固定さ
    れ、該ベースプレート上に前記柱脚部が接合されている
    ことを特徴とする基礎杭と柱脚部との接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基礎杭と柱脚部との接合
    構造であって、前記柱脚部は、鉄骨材により形成されて
    いることを特徴とする基礎杭と柱脚部との接合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の基礎杭と柱脚部
    との接合構造であって、 前記杭頭面には、アンカーボルトが打設され、該アンカ
    ーボルトの突出上端部にナットが螺着されるとともに、
    前記ベースプレートが、該突出上端部を該ベースプレー
    トに設けた孔部の内部に挿通させた状態で、前記ナット
    の上方に配置され、前記ベースプレートと前記杭頭面と
    の間に、グラウト材が充填されていることを特徴とする
    基礎杭と柱脚部との接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の基礎
    杭と柱脚部との接合構造であって、 前記基礎杭は、その下部が場所打ちコンクリート杭によ
    り形成されるとともに、その少なくとも上端部が鋼管コ
    ンクリート杭により形成されていることを特徴とする基
    礎杭と柱脚部との接合構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基礎杭と柱脚部との接合
    構造であって、 前記柱脚部を囲むように鉄筋かごが設けられるととも
    に、該鉄筋かごにコンクリートが打設されることによ
    り、前記柱脚部がコンクリート内に埋設された構成とさ
    れ、 前記鉄筋かごを構成する主筋の下端部は、前記鋼管コン
    クリート杭を形成する鋼管の上端縁に溶接されているこ
    とを特徴とする基礎杭と柱脚部との接合構造。
  6. 【請求項6】 基礎杭と上部構造の柱脚部とを直接接続
    する接合構造を構築するための方法であって、 前記基礎杭を、その杭頭面が少なくとも地表高さよりも
    低く位置するように設置し、該杭頭面上にベースプレー
    トを固定し、該ベースプレート上に前記柱脚部を固定す
    ることにより、前記上部構造の柱を前記基礎杭上に立設
    することを特徴とする基礎杭と柱脚部との接合構造の構
    築方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の基礎杭と柱脚部との接合
    構造の構築方法であって、 前記ベースプレートを前記杭頭面上に固定する際には、
    前記杭頭面にアンカーボルトを打設し、該アンカーボル
    トの突出上端部にナットを螺着し、該突出上端部におけ
    る該ナットが螺着された位置の上方の部分を、前記ベー
    スプレートに設けられた孔部に挿通し、前記ナットの位
    置を調整することにより、前記ベースプレートのレベル
    調整を行い、しかる後に、前記ベースプレートと前記杭
    頭面との間にグラウト材を充填することにより、前記ベ
    ースプレートを前記杭頭面上に固定することを特徴とす
    る基礎杭と柱脚部との接合構造の構築方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の基礎杭と柱脚部
    との接合構造の構築方法であって、 前記柱脚部を前記ベースプレート上に固定した後に、前
    記柱脚部を囲むように鉄筋かごを前記杭頭面に固定した
    状態で配置し、しかる後に、前記鉄筋かごに対して型枠
    を施工した後コンクリートを打設することにより、前記
    柱脚部をコンクリート内に埋設することを特徴とする基
    礎杭と柱脚部との接合構造の構築方法。
  9. 【請求項9】 請求項6から8のいずれかに記載の基礎
    杭と柱脚部との接合構造の構築方法であって、 前記ベースプレート上に前記柱脚部を固定するに際して
    は、前記上部構造を構成する架構を、あらかじめ別位置
    において組み立てておき、該架構を前記基礎杭が設置さ
    れた位置に搬送し、前記ベースプレート上に前記柱脚部
    が位置するように前記架構を載置することを特徴とする
    基礎杭と柱脚部との接合構造の構築方法。
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