JP4346516B2 - 刃物研ぎ具 - Google Patents

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Description

本発明は、包丁や鋏等の刃を研ぐ刃物研ぎ具に関する。
包丁や鋏等の刃を研ぐ道具としては板状の所謂砥石が旧来より存するが、この砥石を使いこなすには熟練を要し、場合によっては切れ味をむしろ劣化させてしまう虞れがあった。また、砥石に刃面を当てて手で押し付けながら往復動させるため、手を滑らせて怪我をする虞れが多分にあり、極めて危険でもあった。このような点に鑑みて、例えば以下の文献の如き発明、考案の開示がある。
特開2000−127004号公報 実用新案登録第2547576号公報 登録実用新案第3096573号公報
しかしながら、上記特許文献1の発明は、多数の扇形砥石をモーターを介して回転させながら刃面を研ぐもので、極めて複雑な構成になっている。また上記特許文献2の考案は、片刃と両刃の刃物を夫々研ぐことができる構成であるが、片刃の場合にはブロック状砥石の平坦面に刃面を押し付けて往復動させ、或いは両刃の場合には円板状の二枚の砥石の周面に夫々は面を刃物を押し付けて往復動させるものであり、研ぎ操作の際に刃面がブロック状砥石の平坦面、或いは円板状の砥石の周面の同一箇所に常に接触することになるので、砥石面に研がれた刃物の金属粉が埋まり易く、研ぎ効果の劣化が早くなる欠点がある。
更に特許文献3の考案は特許文献1の発明と同様、モーターを動力源として利用しているので構成が複雑であり、砥石も円柱状であるので金属粉が目詰まりし易い。これ等の発明・考案は主として刃面を研ぐものであるが、家庭で包丁や鋏等の切れ味を向上させることを目的とするには、刃先だけが研げれば良い。
よって本発明は、この従来の不満点を解消し要求に応えるべく発明された刃物研ぎ具であって、極めて簡単な構成で、手軽且つ安全に刃物の刃先を研ぐことができ、しかも砥石への金属粉の目詰まりを極力抑えて耐久性を向上させ、或いは手入れの手間を省くことがことができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の刃物研ぎ具は、頂板、側板、底板から構成されるケース体の前記した頂板から側板にかけて、刃物が挿入される直線スリット状の切り込みを設け、底板上に、直線スリット状の切り込みの仮想直線面に対向して一対の球状の砥石を弾接配置したことを特徴とする構成である。
またこの場合、一部が切離される略円形リング形状で、縮径方向に弾性付勢されるリング部を、一対、略S字形状に一体連結してバネ体を構成し、夫々のリング部に球状の砥石を位置させ且つ両砥石を相互に弾接させ、前記した両リング部の連結部である略S字形状のバネ体の中心部を、底板上の直線スリット状の切り込みの仮想直線上に固定したことを特徴とする構成である。
本発明の刃物研ぎ具は上述したような構成であるので、ケース体の頂板から側板にかけての直線スリット状の切り込みに刃物を挿入すると、この直線スリット状の切り込みの仮想直線面に対向して底板上に弾接配置された一対の球状の砥石の間に、弾接する一対の球状の砥石を相互に押し拡げるようにして進入し、刃物を挟持する形態で一対の球状の砥石が刃物の刃先両面に夫々弾接する。
従ってこの姿勢で刃物を前後往復動させることにより、手を刃物に直接触れることなく、安全に刃先の研ぎ操作を行うことができる。
そして球状の砥石は、リング部を略S字形状に一体連結して構成されたバネ体のリング部に抱持されて相互に弾接しているので、進入した刃物の刃先に対して点接触となり、刃物の前後往復動に伴いあらゆる方向に転動変位するため、研ぐことにより生じる刃物の金属粉が砥石面の一部に片寄って目詰まりしてしまうことはない。
それ故本発明の刃物研ぎ具によれば、包丁や鋏等の刃物の刃先を簡単且つ確実にしかも安全に研ぐことができ、砥石面への金属粉の目詰まりが少なくて手入れが容易である等、多くの優れた作用効果を奏する。
ケース体は、頂板と側板を一体にした上ケースと、この上ケースの下端に嵌め込まれる底板とから構成され、頂板から側板にかけて直線スリット状の切り込みが設けられる。
底板上には、前記した直線スリット状の切り込みの仮想直線面に対向して一対の球状の砥石が配置される。
この一対の球状の砥石は、一部が切離される略円形リング形状のリング部を、一対、略S字形状に一体連結して構成されたバネ体にあって、夫々のリング部内に抱持される。リング部は一部が切離される略円形リング形状で、縮径方向に弾性付勢されており、従って夫々のリング部に位置する球状の砥石は相互に弾接することになり、両リング部の連結部である略S字形状のバネ体の中心部を、底板上の直線スリット状の切り込みの仮想直線上に固定することにより、直線スリット状の切り込みに挿入された刃物の刃先は、一対の球状の砥石に挟持されるのである。
図1、図2、図3、図4から理解されるように、ケース体1に於ける上ケース2は平面視で魚形状の略ドーム形状をしており、頂板3の周囲になだらかに側板4が一体に連続する。そして、魚形状となった上ケース2の鰓部分に相当する頂板3から側板4にかけて直線スリット状の切り込み5が設けられているのである。
また、上ケース2内の本体部分と尾鰭部分との間には隔壁6が垂下設されていて本体室7と尾鰭室8とに区画されており、本体室7内の魚形状の頭部側である側板4の中央内面下端部には第一の係止孔9、隔壁6中央下端部には第二の係止孔10が設けられている。この尾鰭室8は単なる肉抜きであるが、本体室7の下端には底板11が着脱自在に嵌め込まれる。
即ち本体室7の下端形状に対応した底板11は略楕円平板形状で(図7参照)、魚形状の頭部側である前端には、前記した第一の係止孔9に係止する第一の係止片12が突設され、尾鰭側後端には前記した第二の係止孔10に係止する第二の係止片13が突設されている。特に尾鰭側である後端では、一対の切り込み14を入れ(図7参照)、逆U字形状に湾曲させ(図1。図8参照)、更に後方に付勢させた弾片15を形成し、この弾片15の外面に前記した第二の係止片13を突設する。
従って本体室7に底板11を組付けるには、先ず上ケース2の第一の係止孔9に第一の係止片12を係止させ、弾片15を弾力に逆らって前方に変形させながら底板11を本体室7の下端に嵌め込み、弾片15を弾性復帰させ、第二の係止孔10に第二の係止片13を嵌入係止させるのである。
逆に本体室7から底板11を外すには、弾片15を弾力に逆らって前方に変形させて第二の係止孔10から第二の係止片13を外せば良い。即ち底板11は、上ケース2に対し着脱自在に組み付けられることになる。
次に底板11の上面の頭部寄りには、頭部から尾鰭方向に沿って略S字形状に形成される溝16が刻設されてある(図1、図7参照)。この溝16は、上ケース2に組み付けられた際に直線スリット状の切り込み5に対応した仮想直線上にS字の中心が位置するようにし、更にこのS字の中心である溝16部分には底板11を貫通する組付孔17が設けられている。
そしてこの溝16内にバネ体18が配される。バネ体18は、前記した溝16の幅よりも小さい肉厚幅を有する細板を略S字形状に湾曲形成したもので(図6、図7参照)、一対のリング部19をS字形状に一体連結して構成する。
リング部19は一部が切離される略円形リング形状で、縮径方向に弾性付勢されており、更にこの一対のリング部19の連結部分では、細板であるバネ体18の一方の側面が深く切り込まれた覗き部20となっている(図6a参照)。
バネ体18は、覗き部20とは反対側側面に略U字形状の固定片21を嵌め込み、この固定片21を溝16内の組付孔17に固定する形態で、即ち覗き部20が形成されている側面とは反対側の平坦側面を下にして、溝16内に配置固定される。
バネ体18の夫々のリング部19に配置される球状の砥石22は、例えば表面を梨子地粗面としたセラミック製で、その直径はリング部19の直径よりもやや大きく、リング部19は縮径方向に弾性付勢されているので砥石22はリング部19に収納すると弾接抱持され、しかも一対のリング部19の連結部分では覗き部20が深く切り込まれているので、覗き部20で対向する砥石22同士が相互に弾接することになる(図6b、図7、図8参照)。
処で、ここで刃物の刃先を研ぐには、例えば包丁の刃Hを図5、図7、図8の如く上ケース2の直線スリット状の切り込み5に挿入し、弾接配置された一対の球状の砥石22の間に両砥石22を相互に押し拡げるようにして進入させて刃先両面に夫々弾接させ(図7b、図8b参照)、包丁の刃Hを前後往復動させることにより操作を行うのである。ここでは、細板形状のバネ体18の肉厚幅が溝16の幅よりも小さいので、両砥石22が相互に押し拡げられると、リング部19は円滑に拡径方向に弾性変形する(図7のaとb参照)。
そしてこのように、包丁の刃Hを上ケース2の直線スリット状の切り込み5に挿入した際に、弾接配置された一対の球状の砥石22の間に相互に押し拡がるように進入できるように、切り込み5、溝16、砥石22の相互位置が設定される。即ち、一対の球状の砥石22は、直線スリット状の切り込み5の仮想直線面(図7で仮想線A)に対向して底板11上に弾接配置されるのである。
また、両砥石22が刃先両面に位置ずれして弾接できるように、弾接点での両砥石22の仮想される直径線Cは、魚形状のケース体1の頭部から尾鰭部にかけての仮想中心線Bに対し浅い角度で交叉している。この位置ずれは、刃先両面の対向箇所に同時に砥石22が左右から弾接する形態であると、円滑な前後往復の動作がさせにくいからである。
尚、底板11の下面にマグネットを配しておけば、非使用時には冷蔵庫の外面に貼り付けておくことができ、使用時にはステンレスの調理台に貼り付けて或る程度固定させることができる。
本発明の刃物研ぎ具の断面図である。 本発明の刃物研ぎ具の平面図である。 本発明の刃物研ぎ具の正面図である。 本発明の刃物研ぎ具の斜視図である。 本発明の刃物研ぎ具で包丁を研いでる状態の斜視図である。 (a)はバネ体のみの拡大斜視図、(b)はバネ体に球状の砥石を組み込んだ状態の拡大斜視図である。 包丁を研ぐ状態の平面的説明図で、(a)は操作前、(b)は操作中を示すものである、 包丁を研ぐ状態の正面的説明図で、(a)は操作前、(b)は操作中を示すものである、
符号の説明
1 ケース体
2 上ケース
3 頂板
4 側板
5 切り込み
6 隔壁
7 本体室
8 尾鰭室
9 第一の係止孔
10 第二の係止孔
11 底板
12 第一の係止片
13 第二の係止片
14 切り込み
15 弾片
16 溝
17 組付孔
18 バネ体
19 リング部
20 覗き部
21 固定片
22 砥石

Claims (1)

  1. 頂板(3)、側板(4)、底板(11)から構成されるケース体(1)の前記頂板(3)から側板(4)にかけて、刃物が挿入される直線スリット状の切り込み(5)を設け、前記底板(11)上に、前記直線スリット状の切り込み(5)の仮想直線面に対向して一対の球状の砥石(22)を弾接配置し、更に一部が切離される略円形リング形状で、縮径方向に弾性付勢されるリング部(19)を、一対、略S字形状に一体連結してバネ体(18)を構成し、夫々のリング部(19)に前記砥石(22)を夫々位置させて且つ両砥石(22)を相互に弾接させ、前記両リング部(19)の連結部である略S字形状のバネ体(18)の中心部を、底板(11)上の直線スリット状の切り込み(5)の仮想直線上に固定したことを特徴とする刃物研ぎ具。
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