JP4344258B2 - 筆記具の軸筒 - Google Patents

筆記具の軸筒 Download PDF

Info

Publication number
JP4344258B2
JP4344258B2 JP2004044239A JP2004044239A JP4344258B2 JP 4344258 B2 JP4344258 B2 JP 4344258B2 JP 2004044239 A JP2004044239 A JP 2004044239A JP 2004044239 A JP2004044239 A JP 2004044239A JP 4344258 B2 JP4344258 B2 JP 4344258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
main body
body base
outer shaft
writing instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004044239A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005231228A (ja
Inventor
裕之 金成
洋介 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micro Co Ltd
Original Assignee
Micro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micro Co Ltd filed Critical Micro Co Ltd
Priority to JP2004044239A priority Critical patent/JP4344258B2/ja
Publication of JP2005231228A publication Critical patent/JP2005231228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4344258B2 publication Critical patent/JP4344258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Description

本発明は、シャープペンシル、ボールペン、蛍光ペンその他の筆記具の軸筒に関するものである。
筆記具の軸筒は、通常、プラスチック材料で筒状に作られ、表面に商標や模様、図形、文字その他の表示を印刷し、各種の部品を組み込んで筆記具として完成されるが、上記表示部が軸筒の表面に露出しているため机面、紙面、ポケット等で摩滅したり、輸送中の振動等により摩滅し、外観を損ねることがあった。
また、軸筒に各種の部品をねじ着したり、嵌め込むから、外部負荷がかかると接続部や嵌合部に荷重が集中し、破損する原因となるし、特に軸筒の長さが長いものでは筆記中のしなりに対する耐久性に乏しく、さらに複雑なデザイン形状を得るためには、組立、嵌合等の部品が多くなるから、高精度の製品が得にくかった。一般に、デザイン上、多種多様の色が必要な場合、従来のものではその色の数に応じたパーツを成形して組み立てる必要があり、組立コストや製品コストの上昇につながることになり、その上デザイン上内径が小さな箇所に大きな外径が必要な場合や例えば図12に示すようにクリップの基端のように肉厚部(20)がある場合には、成形時にヒケを生じる危険性があり、デザイン通りの形状を出すことができなかった。
従来、一次成形部の外面に装飾部を突出し、その上に透光性合成樹脂材料で二次成形部を二重成形した筆記具構成部材が知られており(例えば、特許文献1参照)、また軸筒に凹凸状部でパターンを形成し、その上に2色成形によりパターンがみえるようにグリップ部材を形成した筆記具の軸筒も知られている(例えば、特許文献2参照)。しかし、これらの公報に記載されているものは、単に一次成形部に設けたパターン等を透光性を有する二次成形部を通して見ることができるようにするだけであって、軸筒自体の強度を高めたり、変化に豊んだ色彩を組み合せできるようにしたり、ヒケを生じることなく肉厚を厚く形成できるような構成にはなっておらず、またグリップ部の端部がなめらかに軸筒本体部分につながらないものが多い。
特開2003−103983号公報(特許請求の範囲、図1) 特開2003−80880号公報(特許請求の範囲、図1)
本発明の解決課題は、多種多様なデザインや色彩等に対応でき、肉厚部があってもヒケを生じることもなく、強度も高められ、印刷面を設けた場合にも摩耗を生じにくく、グリップ部もなめらかに形成できる筆記具の軸筒を提供することである。
本発明によれば、軸筒の先端から後端に延びる長さの本体ベース部を有し、該本体ベース部の後部外側に2色成形若しくはインサート成形の要領によりクリップを含む外軸を形成し、該外軸の先端と本体ベース部の先端間の本体ベース部の外側に2色成形若しくはインサート成形の要領により軟質のグリップ部を形成したことを特徴とする筆記具の軸筒が提供され、上記課題が解決される。また、印刷面を設ける場合は、該印刷面は、本体ベース部の外面に形成され、該印刷面を覆うように透明性材料で外軸を構成したり、該印刷面を囲むように外軸を形成した上記筆記具の軸筒が提供され、さらに外軸の先端に段部を設け、該段部に重なるようにグリップ部の後端を形成した筆記具の軸筒が提供される。
本発明は上記のように構成され、本体ベース部の後部外側に2色成形若しくはインサート成形の要領により外軸を形成し、該外軸の先端と本体ベース部の先端間の本体ベース部の外側に軟質のグリップ部を2色成形若しくはインサート成形の要領により形成したから、結果として三次成形によりグリップ部がなめらかにつながった一体的な軸筒が形成され、強固な構造に形成することができ、従来嵌合やねじ着等により組み込んでいたクリップ等の部品も一体成形できるので、組み立てが簡単になり、コストも改善することができ、また、多色成形することも容易であり、デザイン上肉厚にしなければならないときは、本体ベース部と外軸の重ね合わせにより所望の厚さに形成でき、ヒケの危険性を解消でき、種々変化に富んだ筆記具の軸筒を得ることができる。また、印刷面を本体ベース部の外面に形成し、その上に透明性材料で外軸を形成したり、印刷面を囲むように外軸を設けることにより、該印刷面が摩耗しないようにできるし、外軸の先端とグリップ部の後端を重ね合わせるように成形すると、軸筒の中心部の強度が増し、しなりに対する耐久性を増大することができる。
図1は、本発明の筆記具の一実施例を示し、軸筒(1)は、本体ベース部(2)、外軸(3)及びグリップ部(4)で構成され、図に示す実施例では軸筒(1)の後端には軸筒内に収納されたシャープペンシルやボールペンその他の筆記機構を操作するノック部材(5)が突出しているが、筆記具の種類等に応じて種々の形状、構造に形成することができる。
図2は、図1に示す筆記具の軸筒の本体ベース部(2)を示し、該本体ベース部は軸筒の先端から後端に延びる長さの筒状体に形成される。該本体ベース部(2)は、プラスチック材料で成形され、その先端には、鉛芯やボールペン等の筆記先端が突出する口金部(6)が段部(7)を介して一体的に成形されているが、該口金部を別体にしたり、金属材料で構成してインサート成形により本体ベース部に一体成形するようにしてもよい。
上記本体ベース部(2)を一次成形品とし、その後部外周には、転写、ホットスタンプ、シルク印刷等適宜の方法で表示(8)を印刷することができる。この表示(8)を形成する印刷面は、図3に示すように、上記外軸(3)に対応する範囲(9)内に設けることが好ましいが、該印刷は必ずしも設けなくてもよい。
上記本体ベース部(2)の後部外側には、図4に示すように2色成形若しくはインサート成形の要領により上記外軸(3)が二次成形品として一体成形される。この外軸(3)は、上記本体ベース部(2)と同色でもよいが、色彩を変えると変化に富んだ製品が得られ、上記表示(8)が透視できるよう図4に示す実施例では透明性プラスチック材料で形成されている。また、該外軸(3)は後端部にクリップ(10)を形成してあるが、その他適宜の部材を形成してもよい。なお、該外軸(3)の先端側には軸方向にわん曲する凹部が形成され、該わん曲部(11)内に小突起状の外軸部片(12)を形成してあるが、該先端側を直線状に形成したり、外軸部片を省略してもよい。
上記のように外軸(3)を形成した二次成形品の先部、すなわち外軸(3)の先端と本体ベース部(2)の先端間の本体ベース部(2)の外側には、適宜のエラストマーや軟質プラスチック材料等で軟質の上記グリップ部(4)が2色成形若しくはインサート成形の要領で三次成形品として一体成形される(図5)。この際、グリップ部(4)は、上記口金部(6)の段部(7)と外軸(3)の厚さに対応する厚さに形成され、表面がフラットになるように形成することができる。このようにすれば、図1に示す如き筆記具の軸筒が得られ、上記表示(8)は透明性のある外軸(3)により保護される。
上記実施例では、外軸(3)を構成する材料として透明性のあるプラスチック材料を用いたが、不透明性のプラスチック材料を用いることもできる。この場合には、図6に示すように、外軸(3)を二次成形する際、表示(8)を囲むよう空所(13)を設ければよい。そのようにすれば、筆記具として組み立てた際、図7に示すように表示(8)が外軸(3)の外表面よりも凹んだ位置に形成されるので、摩耗により損傷しにくい。
上記実施例では、外軸(3)の先端にグリップ部の後端をつき合せ状態になるように三次成形したが、重ね合わされるように形成してもよい。このようにするには、図8に示すように、外軸(3)の先端に段部(14)を形成し、グリップ部(4)を該段部(14)の上に重なるように三次成形すればよい。また、模様兼滑り止めとして上記本体ベース部(2)や外軸(3)が部分的に表われるように、グリップ部(4)に孔(15)を設けたり(図9参照)、リング状の空所(16)を設けてもよい(図10参照)。
上記図12に示す従来例のように、肉厚となってヒケを生じる危険性があるときには、図11に示すように、本体ベース部(2)側に***部(17)を設け、該***部(17)と一体成形されるように該***部(17)の上に外軸(3)を二次成形することにより必要な強度を有するヒケのない肉厚に形成することができる。
上記実施例では、三次成形により本体ベース部、外軸及びグリップ部を形成したが、より多色にしたり、複雑なデザインにする場合は、四次成形以上の成形方法により上記各部材等を一体成形すればよい。
本発明の一実施例の軸筒を有する筆記具の正面図。 本体ベース部の正面図。 印刷を表示した本体ベース部の正面図。 外軸を設けた状態の正面図。 グリップ部を設けた状態の正面図。 他の実施例を示し、外軸を形成した状態の正面図。 図6に示す二次成形品にグリップ部を形成した筆記具の正面図。 外軸とグリップ部を重ね合わせた実施例を示す説明図。 他の実施例を示す説明図。 他の実施例の正面図。 さらに他の実施例を示す説明図。 従来例の説明図。
符号の説明
1 軸筒
2 本体ベース部
3 外軸
4 グリップ部

Claims (4)

  1. 軸筒の先端から後端に延びる長さの本体ベース部を有し、該本体ベース部の後部外側に2色成形若しくはインサート成形の要領によりクリップを含む外軸を形成し、該外軸の先端と本体ベース部の先端間の本体ベース部の外側に2色成形若しくはインサート成形の要領により軟質のグリップ部を形成したことを特徴とする筆記具の軸筒。
  2. 上記本体ベース部の外面には印刷面が形成され、上記外軸を通して該印刷面を視認できるよう外軸を透明性材料で構成した請求項1に記載の筆記具の軸筒。
  3. 上記本体ベース部の外面には印刷面が形成され、上記外軸は該印刷面を囲んで形成されている請求項1に記載の筆記具の軸筒。
  4. 上記外軸の先端には段部が形成され、上記グリップ部の後端は該段部に重ね合わされている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の筆記具の軸筒。
JP2004044239A 2004-02-20 2004-02-20 筆記具の軸筒 Expired - Fee Related JP4344258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004044239A JP4344258B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 筆記具の軸筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004044239A JP4344258B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 筆記具の軸筒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005231228A JP2005231228A (ja) 2005-09-02
JP4344258B2 true JP4344258B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=35014658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004044239A Expired - Fee Related JP4344258B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 筆記具の軸筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4344258B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5330862B2 (ja) * 2009-03-02 2013-10-30 ミクロ株式会社 薄型筆記具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005231228A (ja) 2005-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4602250B2 (ja) 筆記具の軸筒
JP4344258B2 (ja) 筆記具の軸筒
US20120246880A1 (en) Cap for writing material, clip for writing material, and writing material
JP6021525B2 (ja) 筆記具用クリップ、筆記具用部品及び筆記具
US20200363562A1 (en) Decorative sheet
JP5840395B2 (ja) 筆記具の軸筒
JP4945038B2 (ja) 筆記具の軸筒
JP4780691B2 (ja) 筆記具のクリップの固定構造
JP5501628B2 (ja) 筆記具用キャップ
JP4364868B2 (ja) 筆記具の軸筒
JP4731432B2 (ja) 筆記具のキャップ
JP3157873U (ja) 筆記具
JP2003103983A (ja) 筆記具構成部材及びその筆記具構成部材の製造方法
JP3183953U (ja) ノック式多色ペン
KR200366058Y1 (ko) 결합펜
JP7102292B2 (ja) 筆記具
JPH11342697A (ja) 2色成形による筆記具用キャップ
JP2010120370A (ja) 筆記具のキャップ
JP5627421B2 (ja) 筆記具用キャップ及び筆記具
JP4811847B2 (ja) 筆記具
JP2009202453A (ja) 筆記具の軸筒
JP2006205638A (ja) クリップ
JP2003200694A (ja) 装飾片付き筆記具
JP2001010287A (ja) 筆記具
KR20230105025A (ko) 도장

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090710

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees