JP2003103983A - 筆記具構成部材及びその筆記具構成部材の製造方法 - Google Patents

筆記具構成部材及びその筆記具構成部材の製造方法

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JP2003103983A
JP2003103983A JP2001296727A JP2001296727A JP2003103983A JP 2003103983 A JP2003103983 A JP 2003103983A JP 2001296727 A JP2001296727 A JP 2001296727A JP 2001296727 A JP2001296727 A JP 2001296727A JP 2003103983 A JP2003103983 A JP 2003103983A
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decorative
writing instrument
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primary molding
colored
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JP2001296727A
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Shohei Toyama
松平 外山
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Zebra Pen Corp
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Zebra Pen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透光性部材に有色の装飾部が内在
されるという斬新な装飾効果を有する上、簡素な構造で
生産性に優れた筆記具構成部材及びその筆記具構成部材
の製造方法を提供する。 【解決手段】 合成樹脂材料の一次成形部10
に、透光性合成樹脂材料の二次成形部20を二重成形す
るにあたり、前記一次成形部10には、その外面から突
出する装飾部11を一体成形するとともに、その装飾部
11を着色する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒や、クリッ
プ、先口、キャップ、尾栓等の筆記具構成部材及びその
筆記具構成部材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、美観等の装飾性を向上する目的
で、透明な軸筒の周壁に装飾体を内在させた発明が提案
されている(特開平2001−026192号公報参
照)。この発明は、透明材料からなる内筒の外周面に複
数の凹部を形成し、その各凹部に装飾体を嵌合させ、そ
の内筒の外周に外筒を成形してなるものであり、透明な
軸筒内に有色の装飾体が視認されるという独特の優れた
装飾効果を有するものである。
【0003】しかしながら、上記従来の発明では、内筒
外周面の複数の凹部に、それぞれ装飾体を配置しなけれ
ばならず、その作業に時間がかかるため、生産性の改善
が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、透
光性部材に有色の装飾部が内在されるという斬新な装飾
効果を有する上、簡素な構造で生産性に優れた筆記具構
成部材及びその筆記具構成部材の製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、合成樹脂材料の一次成形部
に、透光性合成樹脂材料の二次成形部を二重成形するに
あたり、前記一次成形部には、その外面から突出する装
飾部が一体成形され、その装飾部が着色されていること
を特徴とする。ここで、筆記具構成部材とは、筆記具を
構成している部材の内で特に外観視される部材であり、
例えば、軸筒や、クリップ、先口、キャップ、尾栓等で
ある。尚、前記装飾部への着色は、転写印刷や、シルク
印刷、タンポ印刷等の周知の印刷手段により行えばよい
が、好ましくは転写印刷によって行われる。この転写印
刷とは、転写原紙に印刷された図柄や模様、文字等を摩
擦転写,湿式転写、熱転写等の転写手法によって目的物
の表面へ転写させる周知の印刷手段であり、曲面への着
色が可能である。
【0006】上記技術的手段によれば、一次成形部に形
成された有色の装飾部が、透光性合成樹脂材料からなる
二次成形部内に視認されることになる。装飾部は、一次
成形部と一体であるため、射出成形によって一次成形部
と同時に成形できる。
【0007】また、第二の発明では、より装飾効果を向
上するために、上記一次成形部を、透光性合成樹脂材料
から形成する。
【0008】更に、第三の発明では、装飾部をより立体
的に視認させるために、上記装飾部への着色は、少なく
とも該装飾部の突端側を覆い包むようにして施されてい
る。
【0009】更に、第四の発明では、装飾部への立体的
な着色を容易にするために、上記装飾部は、その突端側
に曲面部を有する。
【0010】また、第五の発明における筆記具構成部材
の製造方法では、合成樹脂材料の上記一次成形部を一次
成形し、その一次成形によって一次成形部の外面に突出
形成された上記装飾部を着色し、その装飾部が内在され
るように透光性合成樹脂材料の上記二次成形部を二次成
形することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係わる筆記具構
成部材の一例を示す斜視図である。この筆記具構成部材
Aは、筆記具の軸筒であり、二重成形によって一次成形
部10に二次成形部20を一体に成形してなる。
【0012】一次成形部10は、その内部にリフィール
や操作部材等の一般的な筆記具の内部構造を収容可能と
する円筒状に形成され、その外周面には、様々な形状の
複数の装飾部11を一体成形している。
【0013】装飾部11は、円形、四角形、三角形、ハ
ート形状、スペード形状、三つ葉形状等の形状を呈する
とともに、一次成形部10の外周面から後述する二次成
形部20へ内在されるように若干突出しており、突端面
11aと側面部11bとの間に曲面部rを形成している
(図2(a)参照)。
【0014】この装飾部11は、転写印刷により塗膜1
1cが転写付着されることで着色される。塗膜11c
は、後述する二次成形部20の成形の際に熱溶融しない
ように、少なくとも二次成形部20の成形温度よりも高
い耐熱性を有する。そして、塗膜11cは、装飾部11
の突端側を覆い包むようにして付着され、図示例によれ
ば、該塗膜11cが突端面11a及び曲面部rを覆い包
んで側面部11bに若干かかる範囲に付着されている
(図2(b)参照)。したがって、装飾部11に付着さ
れた塗膜11cは、正面視及び側面視可能であり、つま
り立体的に視認されることになる。尚、仮に、前記装飾
部が平坦状の突端面及び側面からなる角張った凸状に形
成された場合には、その凸状の装飾部の側面への着色
が、曲面部rを有する上記態様と比較してし辛くなる。
また、装飾部11への着色手段は、転写印刷に限定され
るものでなく、塗膜11cが装飾部11の突端側を覆い
包むようにして付着されるのであれば、シルク印刷、タ
ンポ印刷等、他の印刷手段を用いても構わない。
【0015】二次成形部20は、一次成形部10を包み
込むようにして成形され、略円筒状の本体部21と、該
本体部21の前端で先口30を螺合可能な螺子部22と
からなる。本体部21の後端部には、一次成形部10の
内部空間へ連通する貫通孔21aが形成されている。
【0016】上記一次成形部10及び二次成形部20
は、有色透明や、無色透明、半透明等の透光性の合成樹
脂材料から形成される。特に、一次成形部10と二次成
形部20との双方を一体の軸筒として視認させるために
は、双方が同一材質かつ同一色であることが好ましい。
【0017】また、一次成形部10及び二次成形部20
を構成する合成樹脂材料の具体例としては、PEN(ポ
リエチレンナフタレート),AS(アクリルニトリル・
スチレン共重合体),PA(ポリアミド),PS(ポリ
スチレンスチロール),PC(ポリカーボネート),P
MMA(メタクリル樹脂)、ABS(アクリルニトリル
・ブタジエン・スチレン)等が挙げられる。
【0018】次に、上記筆記具構成部材Aの製造方法に
ついて、図2に基づいて詳細に説明する。先ず、外周面
に装飾部11を複数有する一次成形部10が射出成形さ
れる(図2(a)参照)。
【0019】次に、複数の装飾部11には、転写印刷に
よる着色が施される。すなわち、各装飾部11には、そ
の突端面11a及び曲面部rを覆い包むようにして塗膜
11cが転写付着される(図2(b)参照)。そして、
二次成形部20が射出成形される際に、その二次成形部
用の成形型内に一次成形部10がインサートされて、装
飾部11は、二重成形された筆記具構成部材A内に内在
されることになる(図2(c)参照)。
【0020】尚、装飾部11の形状は、上記筆記具構成
部材Aのように、円形、四角形、三角形、ハート形状、
スペード形状、三つ葉形状等に限定されるものでない。
例えば、図3(a)に示す筆記具構成部材A’のよう
に、複数のリング状の装飾部11’を一次成形部10と
一体に形成したり、同図(b)に示す筆記具構成部材
A”のように、複数の棒状の装飾部11”を一次成形部
10と一体に形成しても構わない。前記筆記具構成部材
A”の場合は、棒状の装飾部11”が軸方向に延設され
るため、上記筆記具構成部材Aと同様に射出成形による
製造以外に、押出し成形による製造も可能である。その
他、これら筆記具構成部材A’及び筆記具構成部材A”
については、装飾部の形状が異なる以外は上記筆記具構
成部材Aと同様の構成であるため、同様の部位に同一符
号を付けることで詳細説明を省略する。
【0021】また、筆記具構成部材Aは、上述したよう
に筆記具の軸筒に限定されるものでなく、例えば、図4
に示すように筆記具のクリップを構成した筆記具構成部
材Bであっても構わない。
【0022】筆記具構成部材Bは、筆記具のクリップで
あり、二重成形によって、一次成形される下層側の一次
成形部10’と、二次成形される上層側の二次成形部2
0’とを一体に形成してなり、一次成形部10’の外面
には、二次成形部20’に内在されるように、装飾部1
1が一体に形成されている。そして、各装飾部11に
は、上記筆記具構成部材Aと同様にして、転写印刷又は
他の印刷手段による着色が施されている。この筆記具構
成部材Bは、上記筆記具構成部材Aに対し、一次成形部
及び二次成形部の形状が異なるため、成形型の形状や成
形型の抜き方向等、成形上の差異があるが、その製造手
順は、上記筆記具構成部材Aと同様に、一次成形部1
0’の成形、装飾部11の着色、二次成形部20’の成
形の順となる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。第
一の発明によれば、透光性の二次成形部内に有色の装飾
部が視認されるという斬新な装飾効果を有する上、装飾
部が一次成形部と一体成形されているため、別体の装飾
体を内在させる場合と比較して、簡素な構造で生産性に
優れている。更に、第二の発明によれば、一次成形部と
二次成形部が双方とも透光性樹脂材料からなるため、一
体の筆記具構成部材内に装飾部が浮遊するように視認さ
れ、一層装飾効果を向上することができる。更に、第三
の発明によれば、装飾部への着色がその突端側を覆い包
むようにして施されているため、着色された装飾部を立
体的に視認させることができる。更に、第四の発明によ
れば、装飾部がその突端側に曲面部を有するため、装飾
部への立体的な着色を、転写印刷等の周知の印刷手段に
よって容易に施すことができる。また、第五の発明によ
れば、成形作業及び着色作業のみによって筆記具構成部
材を製造でき、別体の装飾体を一次成形部に組み付ける
ような組立作業を要さないため、生産性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる筆記具構成部材の一例を示す
斜視図であり、要部を切欠して示している。
【図2】 同筆記具構成部材の製造方法の一例を示す縦
断面図であり、(a)は一次成形部が射出成形された状
態、(b)は一次成形部の装飾部が着色された状態、
(c)は一次成形部をインサートして二次成形部が成形
された状態を示す。
【図3】 本発明に係わる筆記具構成部材の他例を
(a)と(b)の各々に示す斜視図であり、要部を切欠
して示している。
【図4】 本発明に係わる筆記具構成部材の他例を示す
斜視図であり、要部を切欠して示している。
【符号の説明】
10、10’:一次成形部 11、11’、11”:装飾部 20、20’:二次成形部 A、A’、A”、B:筆記具構成部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料の一次成形部に、透光性合
    成樹脂材料の二次成形部を二重成形するにあたり、前記
    一次成形部には、その外面から突出する装飾部が一体成
    形され、その装飾部が着色されていることを特徴とする
    筆記具構成部材。
  2. 【請求項2】 上記一次成形部が、透光性合成樹脂材料
    からなることを特徴とする請求項1記載の筆記具構成部
    材。
  3. 【請求項3】 上記装飾部への着色は、少なくとも該装
    飾部の突端側を覆い包むようにして施されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の筆記具構成部材。
  4. 【請求項4】 上記装飾部は、その突端側に曲面部を有
    することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の
    筆記具構成部材。
  5. 【請求項5】 合成樹脂材料の上記一次成形部を一次成
    形し、その一次成形によって一次成形部の外面に突出形
    成された上記装飾部を着色し、その装飾部が内在される
    ように透光性合成樹脂材料の上記二次成形部を二次成形
    することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の
    筆記具構成部材の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319624A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Hakubun:Kk 彫刻刀
JP2007237414A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Pilot Precision Co Ltd 筆記具のグリップ
CN103538390A (zh) * 2012-07-13 2014-01-29 辉柏嘉股份公司
CN104417154A (zh) * 2013-09-03 2015-03-18 三菱铅笔株式会社 具备多个树脂成型部件的书写用具或涂抹用具

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