JP4339766B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に低い待機電力と高い集積度を持ち、リフレッシュ動作が不要な半導体記憶装置に適用して有効な技術に関するものである。
例えば、本発明者が検討した技術として、半導体記憶装置の一種であるランダムアクセスメモリ(RAM)として、スタティックメモリ(SRAM)が広く使われている。SRAMは、ダイナミックメモリ(DRAM)と比較すると、メモリセルを構成する素子の数が多いので集積度の点で不利であるが、リフレッシュが不要で使いやすい。
SRAMのメモリセルとしては、6つのトランジスタから構成されているものが一般的であるが、4つのトランジスタで構成した例が、特許文献1〜3に開示されている。
特開2000−124333号公報 特開2001−167573号公報 特開2003−303491号公報
ところで、前記のようなSRAMメモリセルの技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
4つのトランジスタでSRAMセルを構成する場合の課題は2つある。
第1の課題は、情報保持の条件と読み出し時に情報が破壊されない条件の両立が困難になることである。特許文献1、2には、4つのトランジスタから構成されるセルにおいて、リフレッシュを伴わずに情報を保持する手段が開示されているが、この課題が解決されていない。
第2の課題は、情報保持の条件を満たした上で待機電流を削減することが困難なことである。この課題の解決方法は特許文献1〜3には開示されていない。
特許文献3には、6つのトランジスタからなるSRAMセルにおいて、破壊読み出しを行い、再書き込み動作により情報を復活させる方法が開示されており、4つのトランジスタからなる実施の形態も記載されている。しかし、4つのトランジスタからなる実施の形態については、情報保持や読み出しに必要な設計条件、低待機電力にするための設計条件や手段について十分な記載がなされていない。また、製造プロセスを簡単にするためのキャパシタの構成方法について具体的な手段が十分に述べられていない。
そこで、本発明の目的は、4つのトランジスタからなるメモリセルを有する半導体装置について、安定的な情報保持と読み出し/書き込みを行い、かつ、低い待機電力を実現することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
4つのトランジスタからなるメモリセルにおいて、情報を保持するキャパシタを設けて、書き込みは、ビット線からキャパシタへの電荷の出し入れで行い、読み出しは、あらかじめプリチャージしたビット線と前記キャパシタを電気的に導通させることによるビット線電位の変化をセンスアンプで検知増幅することで行い、読み出しで変化したキャパシタの電位を読み出しサイクル内に再書き込みすることで回復させる。情報の保持は、読み出し時のプリチャージと同電位にプリチャージしたビット線と電源の間にソースドレイン経路が接続されたトランジスタのインピーダンスの差でキャパシタの電位を保つことにより行う。
また、情報保持は、ビット線・蓄積ノード間のトランジスタのオフ状態でのインピーダンスを蓄積ノード・電源間のトランジスタのオフ状態でのインピーダンスよりも小さくすることにより安定する。
さらに、キャパシタとして電界効果型トランジスタや周辺回路の配線に用いる金属層を利用した平面型のMIM(Metal Insulator Metal)キャパシタを利用し、キャパシタと電源の間にソースドレイン経路が接続されたトランジスタとして、チャネル領域の膜厚が8nm以下、好ましくは5nm程度以下の膜で形成されたトランジスタを用いる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明によれば、低電力動作の半導体装置が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1(a),(b)は本発明の一実施の形態によるメモリセルの等価回路とその動作を示す図である。
まず、図1により、本実施の形態によるメモリセルの構成の一例を説明する。本実施の形態のメモリセルMCは、4つの電界効果型トランジスタMP1(第1トランジスタ),MP2(第2トランジスタ),MN1(第3トランジスタ),MN2(第4トランジスタ)と、2つのキャパシタC1(第1キャパシタ),C2(第2キャパシタ)で構成されている。トランジスタのうち、MP1,MP2はpチャネル型トランジスタ、MN1,MN2はnチャネル型トランジスタである。WLはワード線、BL,/BLはビット線である。PLはプレート電極であり、例えば、Vdd,Vssなどの一定電位に保たれている。
トランジスタMP1は、ビット線/BL(第1ビット線)と記憶ノードN1(第1キャパシタC1の第1電極)とにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極がワード線WLに接続されている。トランジスタMP2は、ビット線BL(第2ビット線)と記憶ノードN2(第2キャパシタC2の第1電極)とにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極がワード線WLに接続されている。トランジスタMN1は、記憶ノードN1と電源GND(第1電源)とにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極が記憶ノードN2に接続されている。トランジスタMN2は、記憶ノードN2と電源GNDとにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極が記憶ノードN1に接続されている。キャパシタC1およびキャパシタC2の第2電極は、プレート電極PLに接続されている。
このメモリセルMCに蓄積される情報は、記憶ノードN1,N2の電位を、一方を高電位、他方を低電位に設定することにより記憶される。すなわち、キャパシタC1の第1電極が高電位でキャパシタC2の第1電極が低電位の場合と、キャパシタC1の第1電極が低電位でキャパシタC2の第1電極が高電位の場合の2通りの状態により、1ビットの情報を記憶することができる。
図1(b)を用いて、読み出し動作(read)、書き込み動作(write)および情報保持動作(retention)を説明する。以下、メモリセルの動作の基準となる電位のうち高電位をVdd、低い電位を0V、電源GNDを0Vとして説明する。
読み出しは、ビット線BL,/BLをVddにプリチャージした状態でワード線WLを低電位にする。このときpチャネルトランジスタMP1,MP2が十分にオンして後述の再書き込みが十分に行われるように、ワード線WLの電位を0Vより下げる。これにより、キャパシタC1,C2とビット線BL,/BLの容量の間で電荷の再配分が起こり、記憶された情報によってビット線のどちらかの電位が低下する。このビット線BL,/BLに生じた電位差をセンスアンプSA(図示していない)で検知増幅し、メモリから情報を読み出すとともに、高電位側をVddにしたまま、低電位側を0V とする。この結果、キャパシタC1,C2の第1電極の電位が回復する。その後、ワード線WLの電位をVddに戻し、再びビット線BL,/BLをVddにプリチャージする。
書き込み動作は以下の通りである。まず、読み出し動作と同様にワード線WLを0V以下に立ち下げ、センスアンプSAによる増幅を開始した後に、ビット線BL,/BLを新しく記憶したい電位に設定する。図1(b)では、記憶情報と異なる電位を書き込む様子を示した。その後、ワード線WLの電位をVddに戻し、再びビット線BL,/BLをVddにプリチャージする。
このように、一旦情報を読み出して増幅を始めてから書き込むのは下記の理由からである。後述のように(図3参照)、メモリセルMCはアレイ状に並べて、一本のワード線WLに多数のメモリセルMCが接続される。したがって、ワード線WLを0V以下に立ち下げると同時に複数のメモリセルMCが選択される。書き込みするセルの数が、選択されたメモリセル数より少ない場合でも、同一ワード線上の非選択セルでは再書き込みが行われるので原理的には問題はない。しかし、センスアンプSAによる増幅を始める前に選択セルの書き込みを行うと、選択セルに近接した同一ワード線上の非選択セルのビット線の電位がノイズで変動し、非選択セル側のセンスアンプSAが誤動作する可能性があるためである。上記のようにすれば、センスアンプSAが動作しているので、ノイズの影響を受けにくく安定した動作が期待できる。
次に情報保持動作を説明する。情報保持動作は単純である。図1(b)に示すように、ワード線WLをVddとしたまま、後述のプリチャージ回路PRG(図3参照)をオンさせて、ビット線BL,/BLをVddにしておくだけでよい。通常のDRAMのようなリフレッシュ動作は不要である。
図2(a),(b)は、本実施の形態によるメモリセルの情報保持の原理と条件を示す図である。図2(a),(b)を用いて情報保持の原理を説明する。図2(a)は、キャパシタC1側の記憶ノードN1が高電位VH、キャパシタC2側の記憶ノードN2が低電位VLの場合について示したものである。この場合、トランジスタMP1,MP2,MN1はオフ、トランジスタMN2はオンしている。この結果、キャパシタC2側の記憶ノードN2は、トランジスタMN2によって0Vに保たれる。一方、トランジスタMP1,MN1は、ともにオフしているので、両者のインピーダンスの違いにより、ビット線/BLの電位VddとGNDの電位0Vの間の電位となる。これを利用して、トランジスタMP1のオフ状態のインピーダンスを、トランジスタMN1のオフ状態でのインピーダンスより低くなるように、トランジスタMP1,MN1の定数や閾値電圧を設定することにより、キャパシタC1側の記憶ノードN1の電位をVddに近い電位に保持する。
上記では、キャパシタC1側の記憶ノードN1が高電位VHの場合を説明したが、記憶ノードN2が高電位VHの場合も同様な原理で情報を保持する。その場合は、トランジスタMP2のオフ状態でのインピーダンスが、トランジスタMN2がオフ状態でのインピーダンスより低く設定すればよい。つまり、図2(a)のメモリセルにおいて情報保持を行うには、トランジスタMP1,MP2のオフ状態でのインピーダンスを、トランジスタMN1,MN2のオフ状態でのインピーダンスより低くなるように定数(チャネル幅W、チャネル長L、閾値電圧Vthなど)を設定すればよい。両者のインピーダンスの比率を1対10程度にすれば、高電位側の記憶ノードを十分な電位に保持できる。例えば、トランジスタMP1,MP2のチャネル長Lとチャネル幅Wとの比L/Wを、トランジスタMN1,MN2のチャネル長Lとチャネル幅Wとの比L/Wより小さくしたり、トランジスタMP1,MP2の閾値電圧を、トランジスタMN1,MN2の閾値電圧より小さくしたりする。
図2(b)の上段に、上記の情報保持(データリテンション)の条件をまとめた。高電位VHの保持条件は、
Z(MP−off) < Z(MN−off) (1)
低電位VLの保持条件は、
Z(MP−off) > Z(MN−on) (2)
と表すことができる。ここで、Zはインピーダンスを示し、その後ろの括弧内のMPはpチャネルトランジスタ、MNはnチャネルトランジスタを示し、onはそれらがオン状態、offはそれらがオフ状態にあることを示している。なお、ここでは、分かりやすくするため、オン状態、オフ状態の区別で示したが、式(1)では記憶ノードが高電位、式(2)では低電位であるので、例えば、式(1)のZ(MP−off)と式(2)のZ(MP−off)とでは、pチャネルトランジスタのドレイン電位は異なる。
なお、図2(b)の下段に示したのは、特許文献1などにあるような非破壊読み出しの条件である。非破壊読み出しのためには、読出し時に低電位側の記憶ノードの電位が上がらないようにpチャネルトランジスタのインピーダンスをnチャネルトランジスタのインピーダンスよりも高くする必要があり、図2(b)の下段に示したように、
Z(MP−on)> Z(MN−on) (3)
と表すことができる。
式(1)〜(3)より、
Z(MN−off)> Z(MP−off)> Z(MP−on)> Z(MN−on) (4)
と表すことができる。
したがって、非破壊読み出しと高電位の保持条件を両立させるには、nチャネルトランジスタにおけるオンオフ時のインピーダンスの差は、pチャネルトランジスタにおけるオンオフ時のインピーダンスの差よりも大きい必要があることが分かる。この条件をトランジスタのばらつきや広い動作温度の範囲で満たすのは困難な場合が多い。
本実施の形態では、読み出しを非破壊で行わずに、再書き込みを行うので式(3)の条件が不要となり、十分にマージンをもった安定な動作が期待できる。なお、式(2)の条件は、nチャネルトランジスタのオン状態のインピーダンスをpチャネルトランジスタのオフ状態のインピーダンスより低くすればよいため、容易に満足することが可能である。
以上述べたような本実施の形態による回路と設計条件のさらなる利点として、待機電力を低減することが容易であることが挙げられる。図2(a)からも分かるように、待機時間の消費電流の主要な成分は、オフ状態のトランジスタMP1,MN1を流れるリーク電流と、オフ状態のトランジスタMP2とオン状態のトランジスタMN2を流れるリーク電流である。前者は両方のトランジスタがオフしているので後者に較べて無視でき、後者はトランジスタMP2のリーク電流に支配される。
したがって、待機電流は、pチャネルトランジスタのリーク電流で決まり、それを低減させるには、pチャネルトランジスタのオフ状態でのインピーダンスZ(MP−off)を高くする必要がある。したがって、式(1)の条件から、待機電流を低減させるには、nチャネルトランジスタのオフ状態でのインピーダンスZ(MN−off)をさらに高くする必要がある。
もしも、式(3)の非破壊読み出しの条件を満足した上で、待機電力を下げようとすると、nチャネルトランジスタのオンオフ時のインピーダンスの差を非常に広くする必要があることが分かる。このことから、図1に示した本実施の形態では、式(3)の条件が不要なので、低い待機電力にすることが容易であると言える。
図3は、図1のメモリセルを用いたメモリアレイの構成を示す図である。図3では、アドレスバッファ、デコーダおよびドライバ回路、読み出しおよび書き込み回路、タイミング生成回路、電源回路などは省略している。これらは通常のメモリの設計知識の範囲で構成することが可能である。図3では、前記図1に示したメモリセルMCを2次元状に配置し、一対のビット線BL,/BLごとにプリチャージ回路PRG、センスアンプSAを設けている。
プリチャージ回路PRGは、pチャネルトランジスタMP3,MP4,MP5から構成されている。トランジスタMP3は、ソースドレイン経路がビット線BL,/BLに接続され、ゲートが信号線PRに接続されている。トランジスタMP4,MP5は、ソースがVddに接続され、ドレインがビット線BL,/BLに接続され、ゲートが信号線PRに接続されている。
センスアンプSAは、pチャネルトランジスタMP6,MP7、nチャネルトランジスタMN3,MN4から構成されている。トランジスタMP6,MP7は、ソースが信号線PSAに接続され、ゲートが一方のビット線BL,/BLに接続され、ドレインが他方のビット線/BL,BLに接続されている。トランジスタMN3,MN4は、ソースが信号線NSAに接続され、ゲートが一方のビット線BL,/BLに接続され、ドレインが他方のビット線/BL,BLに接続されている。
プリチャージ回路PRGを起動するには、信号線PRの電位を0Vにすればよい。これにより、信号線PRに接続されたpチャネルトランジスタMP3,MP4,MP5がオンして、対を成すビット線BL,/BLがトランジスタMP3により短絡され、トランジスタMP4,MP5によりVddにプリチャージされる。プリチャージ後は、信号線PRの電位をVddにすれば、ビット線BL,/BLは、Vddの電位でフローティング状態となり、読み出しや書き込み動作を開始できる。情報保持状態においては、PRを0Vとしてメモリセルに情報保持電流を供給できるようにする。なお、プリチャージ回路PRGをpチャネルトランジスタMP4,MP5で構成したのは、ビット線BL,/BLを高電位Vddでプリチャージするからである。nチャネルトランジスタで構成する場合は、信号線PRの電位をVddより高い電位にする必要がある。
センスアンプSAは、DRAMなどで使われている4トランジスタのものを使うことができる。動作させるには、信号線PSAの電位をVddに、信号線NSAの電位を0Vに落とす。待機時などでセンスアンプSAをオフするときには、信号線PSA,NSAをともにVddとしておけばよい。
本実施の形態では、プリチャージ回路PRGとセンスアンプSAを少ないトランジスタ数で構成することができるので面積が小さく、ビット線ごとにこれらの回路を設けることができる。通常のSRAMでは非破壊読み出しなので、センスアンプを複数のビット線で共有することも可能であるが、前記図1に示したメモリセルでは再書き込みを行うので、ビット線対ごとに設ける必要があるので、図3に示した本実施の形態による構成が効果的である。
これまで述べた実施の形態を低い製造コストで集積回路上に実現するには、メモリセルMCのキャパシタC1,C2を単純な工程で形成することが効果的である。その例として、周辺回路の配線層を電極に利用したMIM(Metal Insulator Metal:金属・絶縁体・金属)構造の平面型キャパシタが有効である。この場合、メモリセルを構成するトランジスタの上方にキャパシタを配置することができるので、メモリセル面積も小さくなり、面積低減による製造コストのさらなる低減が期待できる。
このようなキャパシタの製造プロセスおよび断面構造については、本出願人先願の特許出願JP01/010991(PCT)および特開2003−264236号公報に記載されているものを用いることができる。この例では、絶縁膜として五酸化タンタルを利用しており、小さい面積で十分な容量がとれるので、本実施の形態に適している。このようなキャパシタは論理LSIのプロセスとの互換性がよいので、通常のプロセッサなど論理LSIのオンチップメモリとして本実施の形態のメモリを利用する場合に適している。
なお、通常、図3のような差動型のセンスアンプでは、トランジスタの閾値電圧のばらつきなどを考慮すると、読み出し時のビット線対の電位差、すなわち信号電圧を50mV程度以上にする必要がある。図1に示したメモリセルでは、信号電圧は、ほぼVdd・Cs/(Cs+Cd)に比例する。ここで、CsはキャパシタC1,C2の容量、Cdはビット線BL,/BLの容量である。
したがって、電圧Vddとビット線BL,/BLの容量Cdに応じて上記の最低信号量以上の値が得られるようにキャパシタC1,C2の容量を設計すればよい。
場合によっては、キャパシタのために製造プロセスを追加することが困難な場合もあり得る。そのような場合は、トランジスタのゲート容量でキャパシタを形成することも可能である。そのような実施の形態を図4に示す。
図4(a),(b)は、メモリセルのキャパシタを電界効果型トランジスタで構成した場合の等価回路とその動作を示す図である。 図4(a)に示すメモリセルは、キャパシタC1,C2をトランジスタMN5,MN6で構成したものであり、トランジスタMN5,MN6のゲート電極を記憶ノードN1,N2に、ドレインおよびソースをプレート電極PLに接続している。本実施の形態では、上記のようなプロセス工程増加をなくす効果に加えて、図4(b)のような動作をさせることで信号量を大きくすることもできる。
図4(b)を用いてその原理を説明する。なお、図4(b)には読み出し動作のみを示したが、前記図1(b)のような書込み動作でも、まず読み出し動作をするので同様な効果がある。情報保持については前記図1に示した実施の形態と同様である。図4(b)では、ワード線WLの電位を下げたときにプレート電極PLの電位をVddに上げる。このとき、高電位側の記憶ノード(N1またはN2)に接続されたトランジスタ(MN5またはMN6)では容量が十分形成されているが、低電位側のキャパシタ(C1またはC2)はトランジスタ(MN5またはMN6)がオフしているので容量が少ない。したがって、プレート電極PLの電位を立ち上げると高電位側の記憶ノードの電位が上昇し、低電位側はあまり変わらない。この結果、高電位側のビット線の電位をVddより高くすることができ、信号量を増加させることができる。
なお、ワード線WLをVddに立ち上げてからプレート電極PLの電位を下げると、記憶ノードN1,N2の電位が下がってしまうので、センスアンプSAが動作しているうちに、プレート電極PLの電位を0Vに戻しておく。
以上のように、図4(b)の読み出し動作によれば、プレート電極PLを駆動することで信号量を増加させることができる。
また、待機電力を低減させるために、ゲートリーク電流が問題にならないように、ゲート絶縁膜膜厚の比較的厚い(例えば4nm以上の)トランジスタをメモリセルに用いる場合に、キャパシタの容量不足が問題になる可能性もある。そのような場合には、図4(b)に示した実施の形態が有効となる。
上記は、トランジスタをキャパシタとして使用した場合に信号量を増加させる方法であったが、前記したようなMIMキャパシタのような通常のキャパシタでも信号量を増加させることが可能である。図5に示すメモリセルは、そのために効果的な実施の形態である。
図5は、キャパシタを一つにした場合のメモリセルの等価回路を示す図である。図5に示すメモリセルの特長は、キャパシタを一つ(図5ではC0)にして、一方の電極を記憶ノードN1(キャパシタC0の第1電極)に、他方の電極を記憶ノードN2(キャパシタC0の第2電極)に接続したことである。このようにすると、キャパシタC0の電極間の一種のカップリング作用により信号量が増加する。信号量に関する式は、本出願人先願の特許出願JP01/010991(PCT)に記載されている。本実施の形態によれば、MIMキャパシタの場合でも信号量を増加できるので、面積が小さく、低電圧でも十分な動作マージンを持つメモリセルが実現可能である。
これまでの実施の形態では、キャパシタC0,C1,C2とビット線BL,/BLを接続するトランジスタをpチャネルトランジスタMP1,MP2で構成し、記憶ノードN1,N2と電源GNDを接続するトランジスタにnチャネルトランジスタMN1,MN2を用いた。読み出しおよび書き込み速度を決定するのは、ビット線BL,/BLと記憶ノードN1,N2を接続するトランジスタであるので、場合によっては、大きな電流を得やすいnチャネルトランジスタをビット線BL,/BLとの接続に使う方が有利な場合もあり得る。そのような場合には、図6に示す実施の形態が有効である。
図6は、図1のメモリセルに対して、nチャネルトランジスタとpチャネルトランジスタを置き換えた場合の等価回路を示す図である。図6に示すメモリセルは、図1の回路において、nチャネルトランジスタMN1,MN2とpチャネルトランジスタMP1,MP2を入れ替え、pチャネルトランジスタMP1,MP2に接続する電源をVddとした例である。ここでは、図1のメモリセルに対する実施の形態を示したが、図4や図5のメモリセルにおいても、トランジスタMN1,MN2,MP1,MP2の役割を同様に変更できることはもちろんである。
なお、nチャネルトランジスタとpチャネルトランジスタでは、ゲート、ソース間電圧に対するオンオフ特性が逆になるので、図6の実施の形態において、ワード線WLは、ビット線BL,/BLのプリチャージ期間とリテンション期間は0Vであり、読み出し、書き込み時には高電位(例えばVddにnチャネルトランジスタのしきい電圧の2倍程度を加算した電位)にすることはもちろんである。
また、図6の実施の形態では、トランジスタMP1,MP2の電源がVddであるので、ビット線BL,/BLのプリチャージ電圧は0Vとすることももちろんである。図6における情報保持条件については、前記の実施の形態での説明から容易に分かるように、高電位VHの保持条件は、
Z(MN−off) > Z(MP−on) (5)
低電位VLの保持条件は、
Z(MN−off) < Z(MP−off) (6)
と表すことができる。
これまで述べてきた実施の形態においては、待機電流は、ビット線に接続された方のトランジスタのオフ時のインピーダンスで決まり、そのインピーダンスを高く(リーク電流を少なく)するほど待機電流は下がる。一方、情報保持(リテンション)の条件から分かるように、電源と接続されたトランジスタのオフ時のインピーダンスは、ビット線に接続されたトランジスタのオフ時のインピーダンスよりさらに上げる必要がある。したがって、目標とする待機電流が小さい場合には、電源に接続するトランジスタを、通常のバルクトランジスタだけではなく、図7(a),(b)のようなチャネル部が非常に薄いTFTトランジスタを用いるとよい。
図7(a),(b)は、前述のメモリセルに使用される好適なチャネル部がごく薄いトランジスタの構造を示す断面図である。図7(a)に示す実施の形態では、トランジスタを半導体基板SUB内に形成された素子分離領域ISOの上に平面的に形成している。図7(a)では、図1、図4および図5の実施の形態におけるトランジスタMN1を例にとり、それに合わせた記号で説明するが、図1、図4および図5のトランジスタMN2や、図6のトランジスタMP1,MP2なども同様にして構成できる。
また、本実施の形態のトランジスタはチャネル部CHの膜厚を厚くすれば電流が増えるので、前記した設計条件を満たすようにチャネル部CHの膜厚を調整することにより、ビット線に接続するトランジスタにも適用することが可能であり、さらに、図4のキャパシタC1,C2にも適用することも可能である。
図7(a)において、チャネル部CHは、厚さが8nm以下、好ましくは5nm程度以下の薄膜ポリシリコンで形成したチャネル部であり、これにより、リーク電流を非常に少なくして待機電流を低減できる。OXは絶縁膜である。N1,N2は記憶ノード、GNDと記したのは電位が0Vの電源端子に接続することを表している。SUBは半導体基板である。本実施の形態では、通常のトランジスタと同じように、基板上に平面的に形成されている。このため、大きな段差がなく、配線、コンタクトなどの工程が容易になるというメリットがある。
図7(b)に示したのは、同様なトランジスタを高集積に実現するために好適な実施の形態であり、上記平面型の構造では面積の増加が問題となる場合に特に有効である。本実施の形態は、バルクトランジスタのゲート層に使うポリシリコン上に開けた孔の内部に、たて型の構造をもつトランジスタを形成したものである。CHはトランジスタのチャネル部であり、8nm好ましくは5nm程度以下の厚みをもつ多結晶シリコンなどの薄膜により形成されている。トランジスタのゲート電極は円筒状で、その周囲を酸化絶縁膜OXとチャネル部CHが取り囲んでいる。トランジスタのソースドレイン領域の一方は、バルクトランジスタのゲート電極に使用するポリシリコンと接続し、その電位を電源GNDの電位0Vとしている。
図7(a),(b)いずれの場合も、ゲート電極の電位が高電位となるとチャネル部CHが導通し、低電位になると非導通状態となる。チャネル部CHの厚さは8nm以下または5nm程度以下と非常に薄いため、オフ時のリーク電流を通常のトランジスタに比べて極端に小さくすることができる。通常のトランジスタのオフ時のリーク電流が、10のマイナス10乗から12乗アンペア程度であるのに対して、本実施の形態のようにチャネルが5nm程度以下の薄膜トランジスタでは、膜厚方向の量子力学的な閉じ込め効果のため、リーク電流を10のマイナス19乗程度にすることも可能である。このような構造の薄膜チャネルを持つ電界効果型トランジスタについては、例えば、米国特許USP6576943に記載されている。
以上述べたように、図7(a),(b)のようなトランジスタを用いることで、本実施の形態のメモリセルを用いた半導体装置の待機電流を非常に小さくできる。また、このようなトランジスタを使えば、オフ時のインピーダンスを大きく保つことが容易なので、情報保持条件を満たすことが容易となり、動作マージンが増える。例えば、動作電源電圧や動作温度の範囲を大きくする必要のある場合には、情報保持時のワード線の電圧を制御することが必要となってくる。ワード線の電圧を制御することにより、ビット線に接続したトランジスタのオフ時のインピーダンスを温度や電圧に応じて変化させることができ、情報保持条件を満足させることに有効である。しかし、図7(a),(b)に示した形態のトランジスタを用いた場合には、その必要がないか、必要があっても簡単な制御で済ませることが可能となる。
したがって、以上述べてきた本実施の形態の半導体装置によれば、上記の読み出し書き込みと情報保持の方式によって、リフレッシュ動作が不要となり、使いやすいメモリが実現できる。また、読み出し時に再書き込みを行うので、読み出し時の情報の非破壊のためのトランジスタの設計制約がなくなり、動作マージンが増加する。さらに、情報の破壊を前提にした設計により情報の保持電流を少なくすることが容易となるので、上記のようなチャネル部が薄く、リークが非常に少ないトランジスタを用いることによって待機電流を非常に小さくすることが可能となる。また、キャパシタとして上記のような素子を用いることで低コストが実現される。
図8〜図10に、これまで述べてきたメモリセルを半導体基板上に実現する場合のその平面構造の一例を、また、図11に、対応する断面構造の一例を示す。ここでは、図5に示したメモリセルの回路構成を仮定し、また、キャパシタC0として、前述のMIMキャパシタを適用した場合を仮定している。層の数が多いので、平面構造を示すために下の(基板に近い)ものから順に、図8から図10へと分けて示した。なお、図8(a)、図9(a)、図10(a)はメモリセルの平面構造を、図8(b)、図9(b)、図10(b)は、各層の名称(符号)と平面図に用いた記号との対応を示している。また、図8(a)、図9(a)、図10(a)には、図5の回路との電気的な対応が分かるように、主なところに、図5の回路に対応する部分の符号を示している。なお、層が重なった場合は、下の層も見えるように表示しているが、図8のFG,SG,Lのように斜線の模様をつけた層が重なる場合は分かりにくいので、下の層は輪郭のみ示し、上の層の模様のみを示した。図8(a)、図9(a)、図10(a)の平面図において、外周部に粗い破線で示したのはメモリセルMCの境界領域である。メモリアレイを形成する場合には、この境界線を重ねて並べればよい。なお、層間のスペース、層の幅などの制約は、製造プロセスに依存するが、ここでは、図を見やすくするために,各パターンの寸法・比率等を変えて描いている。
図8には、第1ポリシリコン層FG、第2ポリシリコン層SG、拡散層L、第1金属層M1、コンタクト層CONTを示してある。コンタクト層CONTは、第1ポリシリコン層FG、第2ポリシリコン層SG、あるいは拡散層Lと、それらの上部にある第1金属層M1を接続するための層である。図5のトランジスタMP1は、図8(a)の上部左にある拡散層部分に、トランジスタMP2は上部右にある拡散層部分に形成されている。また、図5のトランジスタMN1,MN2は、図8(a)の下部に形成されている。これらは、図7(a)に示した構造のチャネル部分が非常に薄いTFTトランジスタである。図8(a)の下部に第1ポリシリコン層FGと第2ポリシリコン層SGが並んでいるが、ここの第2ポリシリコン層SGがトランジスタMN1,MN2のゲート電極である。トランジスタのチャネル層は、第2ポリシリコン層SGの下に、第1ポリシリコン層FGを繋ぐように形成されている。
図9には、図8に示した層より上方の層が示してある。M2、M3、VIA1、VIA2は、それぞれ第2金属層、第3金属層、第1ビア層、第2ビア層である。第1ビア層VIA1は第1金属層M1と第2金属層M2とを接続するためのものであり、第2ビア層VIA2は、第2金属層M2と第3金属層M3を接続するための層である。ビット線対BL,/BLは、図9(a)に示したように第2金属層M2でメモリセル領域の上下方向に配線されている。図9(a)には、2つの第3金属層M3があるが、大きい方は、図5のキャパシタC0の下部電極となるもので、電気的には記憶ノードN2に接続されている。もう一方の第3金属層M3は、電気的には記憶ノードN1に接続されており、後述するようにキャパシタC0の上部電極に接続される。
図10には、第4金属層M4、キャパシタC0の上部電極層MU、第3ビア層VIA3が示してある。第3ビア層VIA3は、第3金属層M3もしくはキャパシタC0の上部電極層MUを第4金属層M4に接続するための層である。図9と較べると分かるように、記憶ノードN1は、いったん第4金属層M4に上げてから第3ビア層VIA3によりキャパシタC0の上部電極層MUに接続されている。
なお、前記したように、メモリアレイを形成する場合には上記メモリセルをセル境界に重ねて並べればよいが、その場合、図8に示したように、ワード線WLは第1ポリシリコン層FGで構成されているので、ワード線WLの方向に多くのメモリセルを接続するとワード線の抵抗による信号遅延が問題となる場合がある。そのような場合には、新たに、ワード線WLの上方に平行に第4金属層M4を配置して、適当な数のメモリセルごとに隙間を空け、ワード線WLに相当する第1ポリシリコン層FGと、上方に設けた第4金属層M4とをシャントするか、あるいはワード線WLを階層構造として、第1ポリシリコン層FG層で形成されるローカルワード線の長さを短くすればよい。
図11は、図8〜図10のA−A切断面における断面図である。なお、実際の半導体装置では、層の断面は、図のように真四角にはならないが、ここでは、層の上下関係を分かりやすくするために真四角で表現してある。半導体基板SUB、素子分離領域ISOの酸化膜の上部に、図8に示した第1ポリシリコン層FG、第2ポリシリコン層SGがあるが、この部分に、図5のトランジスタMN1,MN2が形成されている。また、図の上部にキャパシタC0の上部電極層MUと、下部電極に相当する第3金属層M3とが示してある。このキャパシタC0の上部電極層MUと下部電極の間には層間膜ILがある。この層間膜ILは、実際には、MIMキャパシタに関する前述の文献にあるように、例えばバリア金属層や、五酸化タンタル層など複数の層から構成されるが、図11では省略している。
以上のように、図8〜図11に示したメモリセル構造によれば、図5のメモリセルにおいて、キャパシタC0をトランジスタの上部に配置できるので、メモリセルを高集積に実現できる。したがって、本実施の形態によれば、平面型のMIMキャパシタの形成によるプロセス工程の増加が少ないことと、高集積であることから、低コストなメモリが実現できる 。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本願において開示される発明は、SRAMなどのメモリを含む半導体装置について適用可能である。
(a),(b)は、本発明の一実施の形態による半導体装置において、メモリセルの等価回路とその動作を示す図である。 (a),(b)は、本発明の一実施の形態による半導体装置において、メモリセルの情報保持の原理と条件を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体装置において、メモリアレイの構成を示す図である。 (a),(b)は、本発明の一実施の形態による半導体装置において、キャパシタをトランジスタで構成した場合のメモリセルの等価回路とその動作を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体装置において、キャパシタを一つにした場合のメモリセルの等価回路を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体装置において、図1のメモリセルに対して、nチャネルトランジスタとpチャネルトランジスタを置き換えた場合のメモリセルの等価回路を示す図である。 (a),(b)は、本発明の一実施の形態による半導体装置において、チャネル部がごく薄いトランジスタの構造を示す断面図である。 (a),(b)は、図5のメモリセルを半導体基板上に形成する場合の第1金属層までの平面構造を示す図である。 (a),(b)は、図5のメモリセルを半導体基板上に形成する場合の第3金属層までの平面構造を示す図である。 (a),(b)は、図5のメモリセルを半導体基板上に形成する場合の第4金属層までの平面構造を示す図である。 図8〜図10のA−A切断面における断面図である。
符号の説明
MN1〜MN6,MP1〜MP7 トランジスタ
C0〜C2 キャパシタ
N1,N2 記憶ノード
WL,WL1,WLn ワード線
BL,/BL,BL1,/BL1,BLm,/BLm ビット線
PL プレート電極
PRG プリチャージ回路
PR,PSA,NSA 信号線
SA センスアンプ
MC メモリセル
SUB 半導体基板
CH チャネル部
ISO 素子分離領域
OX 絶縁膜
GND 電源
VH 高電位
VL 低電位
M1 第1金属層
M2 第2金属層
M3 第3金属層
M4 第4金属層
MU キャパシタC0の上部電極層
IL 層間膜
FG 第1ポリシリコン層
SG 第2ポリシリコン層
L 拡散層
CONT コンタクト層
VIA1 第1ビア層
VIA2 第2ビア層
VIA3 第3ビア層

Claims (7)

  1. キャパシタに情報を蓄積するメモリセルを含む半導体装置であって、
    前記メモリセルは、
    第1ビット線と前記キャパシタの第1電極とにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極がワード線に接続された第1トランジスタと、
    第2ビット線と前記キャパシタの第2電極とにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極が前記ワード線に接続された第2トランジスタと、
    前記キャパシタの第1電極と第1電源とにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極が前記キャパシタの第2電極に接続された第3トランジスタと、
    前記キャパシタの第2電極と前記第1電源とにソースドレイン経路が接続され、ゲート電極が前記キャパシタの第1電極に接続された第4トランジスタとを含んで構成され、
    前記第1、第2トランジスタのオフ状態でのインピーダンスは、前記第3、第4トランジスタのオフ状態でのインピーダンスよりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項記載の半導体装置において、
    前記第1、第2トランジスタのチャネル長Lとチャネル幅Wとの比L/Wは、前記第3、第4トランジスタのチャネル長Lとチャネル幅Wとの比L/Wよりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項記載の半導体装置において、
    前記第1、第2トランジスタの閾値電圧は、前記第3、第4トランジスタの閾値電圧よりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項記載の半導体装置において、
    前記キャパシタは電界効果型トランジスタで構成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項記載の半導体装置において、
    前記第3、第4トランジスタは、チャネル部の厚さが8nm以下である電界効果型トランジスタであることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項記載の半導体装置において、
    前記第3、第4トランジスタは、チャネル部の厚さが5nm以下である電界効果型トランジスタであることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項記載の半導体装置において、
    前記キャパシタの第1電極と第2電極がいずれも金属であることを特徴とする半導体装置。
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