JP4339287B2 - 給油所システム - Google Patents

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Description

本発明は、給油所システムに関する。
近年、ガソリンスタンドでの油液、物品の販売促進やサービスの強化を支援するための給油所システムが開発されている。かかるシステムについては下記の先行技術がある。
特開2003−118800号(要約書) 特開平07−132802号(要約書、図2) 特開平06−064695号(要約書)
前記特許文献1には、ガソリンスタンドが顧客の給油、洗車、オイル交換、コーティングなどのサービス購入履歴と、サービス購入を伴わない接客履歴とをガソリンスタンドで入力し、当該履歴をサービス管理センターに送信して、その後、接客履歴に応じて初期設定で設定したサービスの種類及び提供条件に従ってサービス管理センターがサービス情報を顧客にメール送信する顧客サービス管理システムが開示されている。このシステムでは、給油所で入力した給油履歴、オイル交換履歴、車検履歴などの各種顧客情報を管理センターで管理して特定顧客に有用な特定情報を配信する。
前記特許文献2には、来所した給油客のPOS顧客管理情報を無線通信方式で給油現場の従業員に伝達して、該従業員が伝達された情報に基づいて現場対応で顧客に所定の販売促進を行うシステムが開示されている。
前記特許文献3には、給油場に位置する店員の上腕部に携帯端末装置を装着し、この携帯端末装置において取引データを入力できるようにするとともに、携帯端末装置および店舗内装置の間で入力された取引データを含むデータを無線送受信するシステムが開示されている。
しかし、前記特許文献1のシステムでは、接客履歴などの各種情報の入力の手間がかかる。また、管理センターから顧客への情報の配信は一方向的であるから、配信情報に対する顧客のアクションは顧客の意志に任せるしかない。
また、前記特許文献2,3のシステムでは、無線送信された顧客情報を基に給油所の従業員が直接顧客と面談して販売促進を行うことができるが、送信情報は過去の当該商品の販売実績に基づく情報であり、また、情報の種類も様々であるから、総花的な接客アプローチにしかならない、つまり、的を絞った効果的な接客アプローチを行うことができない。また、これらのシステムでは、全給油客についての膨大な顧客データを給油所で管理しなければならない。
上記問題に鑑み、本発明の目的の1つは、情報入力の手間が要らず、かつ、給油所側で膨大な顧客情報を常時管理することなく、顧客情報を利用した適切な制御を行うことができる給油所システムを提供することである。
本発明の他の目的は、アプローチをすべき所定の顧客に対して、給油所スタッフが適切な接客アプローチを速やかに行うことができる給油所システムを提供することである。
本発明のある態様の給油所システムは、給油用のポンプと給油量を計量する流量計と給油用の給油ノズルとを有する給油装置を給油ポイントごとに備えた給油所システムであって、給油所内に設けられ、前記給油装置に接続されたPOS端末と、給油所内に給油ポイントごとに設けられ、前記給油装置および前記POS端末に接続されていると共に、給油ごとに燃料油の購入情報を出力可能な精算装置と、前記給油所から離れた場所に設けられ、前記POS端末に通信回線を介して接続された顧客情報管理センタとを備え、前記POS端末は前記精算装置から出力された燃料油の購入情報に基づく過去の給油情報を一時的に記憶可能なバッファを有し、前記精算装置は、顧客ごとの識別コードが記憶された給油カードの情報の読み取りおよび書き込みを行う給油カードリーダ・ライタを有し、前記顧客情報管理センタは:前記POS端末の前記バッファから前記通信回線を介して送信された過去の給油情報に基づいて、顧客ごとの顧客データを前記識別コードと関連付けて記憶する顧客情報記憶部と;前記顧客情報記憶部に記憶された顧客データにおいて、所定の給油回数、給油量の累計および給油金額の累計のうちの1以上についての特定客条件を満たす特定客の識別コードと、顧客が受けることができるサービスの内容、給油所スタッフが顧客に対して勧めるべき販売商品および顧客に対して伝達すべきメッセージのうちの少なくとも1つを示すサービス情報とを関連付けた特定客データを前記POS端末に配信するように制御するセンタ制御手段と;を有し、前記POS端末は:前記顧客情報管理センタから配信された特定客データを記憶する特定客データ記憶部と;前記給油カードリーダ・ライタにより読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されているか否かを判別する判別手段と;前記給油カードリーダ・ライタにより読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると前記判別手段により判別された場合に、特定客についての所定の制御を行うPOS制御手段と;を有する。
かかる態様では、給油所は自動的に集積される過去の給油情報(販売管理データなど)を管理センターに送信するだけで顧客情報管理センターから所望の顧客データ(特定客データ)の配信を受けられるので、情報入力の手間なしで、有用なデータを得ることができる。
給油所のPOS端末では所望の特定客データのみを管理するから、膨大な顧客情報を常時管理する必要がなくなる。これにより処理の迅速化が図られる。
また、特定客データは顧客と当該顧客に対して行うべき接客や販促とを関連付けたデータであるので、かかるデータに基づいて特定客についてのみ所定の制御を行うことで、的を絞った効果的な接客や販売促進を図り得る。
特定客条件としては、たとえば、販売促進の可能性の高い顧客に絞る条件を指定することができ、この場合、販売促進に有用な特定客データを用いることができるので、効果的な販売促進を図り得る。
なお、顧客情報管理センタには、顧客が受けることができる複数のサービスの内容、給油所スタッフが顧客に対して勧めるべき複数の販売商品および顧客に対して伝達すべき複数のメッセージのうちの少なくとも1つを記憶した項目記憶部が設けられてもよい。この場合、項目記憶部から記憶から必要なデータを読み出して、該データを識別コードと関連付けることで、特定客データが作成されてもよい。
また、本態様の給油所システムにおいては、給油所内に設けられ、前記POS端末に接続された出力手段を更に備え、前記判別手段により、前記読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると判別された場合、前記特定客データにおける前記識別コードに対応するサービス情報が前記出力手段により出力されてもよい。
こうすれば、顧客が特定客である場合に、出力手段によるサービス情報の出力により、該特定客に対してどのような接客ないし販促(アプローチ)をすればよいかを、給油所スタッフが即座に認識することができる。
前記出力手段は、前記精算装置に設けられたプリンタであってもよい。この場合、前記判別手段により、前記読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると判別されると、前記特定客データにおける前記識別コードに対応するサービス情報が印字された伝票が前記プリンタから発行される。
特定客である場合には、アプローチのきっかけとなるサービス情報を印字した伝票がプリンタから発行されるので、給油客からかかる伝票を受け取れば、給油所スタッフがどのようなアプローチをすべきかを直ちに判断できる。
また、本態様の給油所システムにおいては、給油所内に設けられ、前記POS端末に接続された無線送信機と、前記無線送信機から送信されたデータを受信する携帯端末とを更に備え、前記判別手段により、前記読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると判別された場合、当該特定客が給油を行っている給油ポイントを特定する給油ポイント情報が前記無線送信機を介して前記携帯端末に送信されて、前記携帯端末により前記給油ポイント情報が音声出力および/または表示されるようにしてもよい。
この場合、事務所内にいない給油所スタッフでも、携帯端末を携帯することでアプローチに必要な情報を得ることができる。また、特定客がどの給油ポイントで給油しているのかが分かるので、顧客が給油所から出る前に積極的に給油所スタッフからアプローチできる。その点で、このシステムは、給油所スタッフが給油操作を行わず、顧客が自らノズルを取って給油操作を行うセルフサービス式の給油所において、特に有用である。また、特に不慣れな給油所スタッフや新人スタッフであっても、つまり、特定客を知らないスタッフであっても、すぐにアプローチできる。
前記精算装置のプリンタを用いた制御と、前記無線送信機および携帯端末を用いた制御を、組み合わせて行うようにしてもよい。この場合、顧客が帰る前に確実にアプローチするために、前記携帯端末による音声出力および/または表示が、給油の開始後で、かつ、前記プリンタからの領収書の発行前に行われるのが好ましい。更に好ましくは、前記音声出力および/または表示は、給油カード排出後で領収書の発行前に行われる。こうすれば、給油カードの取り忘れを防止できる。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
給油所スタッフの顧客へのアプローチの概要:
本実施形態の給油所システムでは、所定の給油客(特定客)に対して給油所スタッフが所定の接客ないし販売促進のアプローチを行うが、まず、このアプローチがどのように行われるかを、図1を参照して簡単に説明する。
本システムでは、後述の顧客情報管理センターで販売促進に有用な加工データを作成し、該加工データを給油所のPOS端末20に配信する。この加工データは、特定の顧客(特定客)の識別コードと該特定客に対して行うべきアプローチに供する情報とを関連付けて記憶したものであり、給油所のPOS端末20に記憶される。
給油所では、前記加工データに基づいて、特定客が給油した場合に、給油ポイントPごとに設けられた精算装置10から、所定のメッセージ、販売促進項目およびサービス項目が印字されたメッセージ伝票70を発行する。また、該メッセージ伝票70を発行したこと及びどの給油ポイントPから伝票70を発行したのかを、音声変換装置31および無線送信機32を介して、音声出力等により、携帯端末33を携帯している給油所スタッフに伝達する。
伝票発行を伝達された給油所スタッフは伝票70の発行された給油ポイントPに向かい、特定客にアプローチを行う。この際、スタッフは発行された伝票70を見て、該伝票に印字された販売促進項目やサービス項目を参照して、必要な販売促進、サービスの提供、事務所への顧客誘導などの適切な対応を行うことができる。
このようなシステムにより、給油所ステッフが、顧客に応じた適切なアプローチをタイムリーに行うことができる。
次に前記アプローチを行うための本給油所システムの構成について説明する。
全体構成:
図2に示すように、本給油所システムは、給油所内の装置等と給油所から離れた場所にある顧客情報管理センタ50とからなる。
給油所内には、POS端末(管理装置)20が給油所の事務所内に設けられている。該POS端末20には、事務所内の音声変換装置31や、事務所の外の給油フィールド(車を停車させて実際に給油を行うエリア)の複数台の給油装置9や精算装置(POS外設)10などが、図示しないインターフェイスを介して、たとえば、ethernet(登録商標)や業界標準のSS-LANなどにより互いに接続されている。給油装置9および精算装置10は互いに接続されており、両装置9,10は給油ポイントP1,P2,…ごとに設けられている。前記POS端末20は、給油所内に設けられた給油装置9や精算装置10などの管理を行うものであり、たとえばパソコンで構成されている。なお、図2および図3において、ethernetによる接続は実線で示し、SS-LANによる接続は一点鎖線で示している。
前記音声変換装置31は、音声データの無線送信を行う無線送信機32に接続されている。無線送信機32から無線送信された音声データを受信する携帯端末33は音声出力手段を有し、給油所スタッフ(従業員)が携行している。該携帯端末33からは前記受信した音声データに従って音声が出力される。この音声出力により、スタッフはPOS端末20から送信されたデータを認識することができる。携帯端末33にはイヤホンや所定の表示手段が設けられていてもよい。
一方、POS端末20は、電話回線(通信回線の一例)により、給油所から離れた場所に存在する顧客情報管理センタ(以下、単に「センタ」という。)50に接続されている。センタ50は、POS端末20から送信されたデータに基づいて、所定のデータを作成(加工)し、該作成したデータをPOS端末に配信するものである。センタ50は、CPUやメモリなどからなり前記データの作成や配信を制御するセンタ制御手段51や、所定のデータを記憶する顧客情報記憶部52およびサービス情報記憶部53などを有する。
POS端末20には、前記センタ50へ所定のデータを送信するためのバッファ21や、前記センタ50から配信されたデータを記憶するための特定客データ記憶部22などが設けられている。
なお、給油所内の給油ポイント(被給油車を停車させて給油を行う場所)Pは、たとえば、図8Bのように事務所の外の給油フィールドに配置されている。図8Bでは、給油フィールド内には前記給油装置9や精算装置10などを有する第1〜第4計量ユニット(アイランド)11 〜14 が配置されており、各計量ユニット11 〜14 における対向する2つの面には、それぞれ、給油装置9や精算装置10が設けられている。給油ポイントP1〜P8は、各計量ユニット11 〜14 の各面に対応する位置に設けられている。給油客は、各給油ポイントP1〜P8において、該給油ポイントに対応する面の給油装置9や精算装置10を操作して給油を行うことができる。計量ユニットは必ずしも図8Bのような配置ではなく、種々の配置が可能であり、たとえば、並列に配置される場合もある。
図4Aは、前記精算装置10の正面図である。図4Aに示すように、精算装置10の正面に設けられた操作パネル10Aには、表示器12、貨幣投入口13A、給油カード投入口14A、クレジットカード投入口16A、レシート発行口19A、人検知センサ18およびスピーカー17などが設けられている。
後述するように、顧客は、図4Aの精算装置10に、給油カードや貨幣などを投入した後に給油装置9から給油を行い、該給油後に精算装置10から返却された給油カード、伝票、領収書などを受け取る。
給油装置9:
図3に示すように、前記給油装置9には、たとえばマイコンなどからなる給油機制御手段91が設けられている。給油機制御手段91には、たとえば、「レギュラー」、「ハイオク」および「軽油」などの油種別に給油機93および給油ノズル92が接続されている。給油機93は、それぞれ、油送用のポンプ(図示せず)および給油量を計量する流量計(図示せず)を備えており、給油用の給油ノズル92に接続されている。
給油機制御手段91は給油機93の制御を行うものであり、後述する給油予定情報に従って、所定の油種の給油ノズル92からの給油を可能とすると共に、給油量のカウントを行い精算装置10や前記POS端末20(図2)に、油種および給油量などからなる給油実績などを送信する。
精算装置10:
精算装置10はマイコン(POS制御手段の一例、判別手段の一例)11を備えている。マイコン11は、CPU11aおよび記憶部11bを備えている。
マイコン11は、前記給油装置9から受信した給油実績(油種および給油量)と所定の精算単価に基づいて給油金額(支払金額)を算出し、前記給油が行われる毎に、当該給油時の年月日、時刻、給油量、油種、投入金額、買上金額および釣銭などの購入情報を前記POS端末20(図2)に送信する。
前記マイコン11には、表示器12、貨幣(紙幣)識別機13、給油カードリーダ・ライタ14、カード発行機15、クレジットカードリーダ16、スピーカー17、人検知センサ18およびプリンタ19が図示しないインターフェイスを介して接続されている。
前記表示器(表示手段)12は、たとえば、液晶表示器を備えたタッチスクリーンからなり、たとえば、図10A、図10Bなどの表示画面を表示させる表示手段を構成していると共に、表示画面に表示されたボタンや選択スイッチ(図示せず)などにタッチすることで入力を行う入力手段を構成している。この入力手段には、たとえば、油種と給油量または給油金額を含む給油予定情報を入力するための図示しない表示やスイッチなどが含まれる。また、この表示器12には、後述する単価ランクを表示させることができる。
プリンタ19は、たとえば、サーマルプリンタやカッタなどを備えており、レシート発行口19A(図4A)から、領収書などの発行を行う。
前記貨幣識別機(貨幣識別手段)13は、貨幣投入口13A(図4A)から投入された紙幣を識別するものであり、紙幣の種類や枚数(個数)の判別を行う。
クレジットカードリーダ16は、前記クレジットカード投入口16A(図4A)から挿入(投入)されたクレジットカードからクレジットカードの登録情報を読み取り、前記マイコン11に当該登録情報を送信する。
前記カード発行機15は、給油カードを未使用の状態でストックしており、新たな給油カードを発行可能である。
前記給油カードリーダ・ライタ14は、給油カード投入口14A(図4A)から挿入(投入)された給油カードの情報の読み取り、書き込みおよび印字を行う。
POS端末20:
POS端末20は、精算装置10からの購入情報や、給油機制御手段91から精算装置10を介して送信されてきた給油実績などに基づいて、燃料油の売上げ等の各種情報を管理する。また、POS端末20は、精算装置10からの購入情報に基づく過去の給油情報をセンタ50に送信し、センタ50から配信される特定客データを受信する。POS端末には、前記バッファ21および特定客データ記憶部22の他、単価記憶部26などが設けられている。
前記バッファ21は、前記精算装置10からの購入情報に基づく過去の給油情報を一時的に蓄積可能であり、該バッファ21に記憶された過去の給油情報は、POS端末20の所定の操作により、あるいは、自動的に(たとえば、毎日夜12時に)、前記センタ50に送信される。バッファ21の記憶はセンタ50への送信ごとに消去される。
前記特定客データ記憶部22は、前記センタ50から配信された特定客データ、販売促進項目テーブル、サービス項目テーブルおよびメッセージテーブルなどを記憶している。特定客データは、所定の特定客条件を満たす特定客についてのデータである(すべての顧客についてのデータではない)。
図6Cに示すように、特定客データは、特定客ごとに、サービス情報フラグ(サービス情報の一例)を給油カード(顧客)ごとの給油カード番号(識別コードの一例)と関連付けたデータである。サービス情報フラグは、販促項目フラグ、サービス項目フラグおよびメッセージフラグからなる。
図7Aに示すように、販売促進項目テーブルは、給油所スタッフが顧客に対して勧めるべき販売商品を示す複数の販売促進項目Aを販促項目フラグA1,A2,…と関連付けたデータテーブルである。たとえば、“オイル”の販促はフラグA1と関連付けられて記憶されており、“タイヤ”の販促はフラグA2と関連付けられて記憶されており、“車検”の販促はフラグA3と関連付けられて記憶されている。
図7Bに示すように、サービス項目テーブルは、顧客が受けることができるサービスの内容を示す複数のサービス項目Bをサービス項目フラグB1,B2,…と関連付けたデータテーブルである。たとえば、“窓拭き”のサービスはフラグB1と関連付けられて記憶されており、“タイヤワックス”のサービスはフラグB2と関連付けられて記憶されており、“シャンプー洗車”のサービスはフラグB3と関連付けられて記憶されている。
図7Cに示すように、メッセージテーブルは、顧客に対して伝達すべき複数の販促/サービスメッセージCをメッセージフラグC1,C2,…と関連付けたデータテーブルである。たとえば、シャンプー洗車のプレゼントを示すメッセージはフラグC2と関連付けられて記憶されており、10回目の給油によるプレゼントを示すメッセージはフラグC3と関連付けられて記憶されている。
後述するように、顧客が特定客である場合、前記特定客データ記憶部22の記憶内容を参照して、特定客データから当該特定客のサービス情報フラグを読み出し、前記各テーブルから前記サービス情報フラグに対応する販促項目等を読み出して、所定の画面表示や伝票発行を行う。
前記単価記憶部26には、図6Bに示す単価ランクテーブルが記憶されている。すなわち、前記単価記憶部22には、単価ランク(給油カード1,給油カード2,…)ごとに、レギュラー給油の精算単価、ハイオク給油の精算単価および軽油給油の精算単価からなる単価情報が、単価ランク情報(R01,R02,…)と関連付けられて記憶されている。精算単価は、給油カード1,給油カード2,…とランクが上がるにつれて安くなるように設定されている。
給油カード:
給油カードは、たとえば、残高を記憶しており、該残高を用いて、あるいは、該残高と現金とを併用して代金を支払うことが可能なカードであり、図4Bに示すように、カード情報記憶部41を有する。カード情報記憶部41は、たとえば、磁気記録により更新可能な記憶部であり、利用可能残高、単価ランク情報等のカード情報が、給油カード番号と関連付けられて記憶されている。なお、前記単価記憶部22のうちのどの単価ランクが適用されるかは、カード情報記憶部41に記憶された単価ランク情報により決定される。
顧客情報管理センター50:
センタ50は、センタ制御手段51、顧客情報記憶部52および項目記憶部53を有する。後述するように、これらの記憶部52,53は、前記特定客データ(図6C)の作成の際に読み出されて用いられる。
前記顧客情報記憶部52は、給油所のPOS端末20から送信された前記バッファ21の過去の給油情報に基づいて、顧客ごとの過去の給油情報(顧客データ)を給油カード番号と関連付けた顧客情報テーブル(図6A)を記憶している。すなわち、顧客情報記憶部52には、給油回数、給油量の累計、給油金額の累計、前回給油年月日などが、給油カード番号と関連付けられて記憶されている。なお、センタ50が複数の給油所を管理している場合は、給油所ごとに顧客情報記憶部52が設けられていてもよい。
前記項目記憶部53には、図5に示す項目テーブルが記憶されている。すなわち、項目記憶部53は、複数の販売促進項目、複数のサービス項目および複数のメッセージなどの項目を、所定のフラグA1,A2,…,B1,B2,…,C1,C2,…と関連付けて、記憶している。
前記顧客情報記憶部52のデータの更新は以下のように行われる。
給油が行われると、給油ごとに前記精算装置10から購入情報がPOS端末20のバッファ21に送信され、該バッファ21に過去の給油情報のデータが蓄積される。すなわち、給油が行われる毎に、給油年月日、給油金額、給油量などを、給油カード番号と関連付けて記憶していく。
そして、POS端末20側で所定の操作が行われると、前記バッファ21に蓄積された過去の給油情報のデータがセンタ50に送信されると共に、前記バッファ21の記憶が消去される。POS端末20から過去の給油情報のデータを受信したセンタ50では、センタ制御手段51が、前記過去の給油情報に基づいて、顧客情報記憶部50のデータを更新記憶させる。
なお、このセンタ50への過去の給油情報の送信は、自動的に、たとえば、毎日夜12時に行われるように制御されてもよい。この場合、顧客情報記憶部50のデータの更新も自動的に行われる。
特定客データの作成および配信:
次に、前記特定客データの作成等について、図8Aに示すフローチャートに従って、具体的に説明する。
まず、ステップS1で給油所からのデータ配信要求がセンタ50に送られる。このデータ配信要求は、所定の給油客、給油量の累計および給油金額のうちの1以上についての特定客条件と、当該特定客条件を満たす場合の販促項目、サービス項目およびメッセージとを指定する情報を含んでおり、複数の特定客条件を含んでいてもよい。このデータ配信要求は、ファクシミリやEメールなどの手段を用いて伝達できる他、前記電話回線を介して伝達(送信)することもできる。また、このデータ配信要求は、所定の時間ごとに自動的に(たとえば、毎週月曜日の所定の時間に)、行われるように制御されてもよい。
データ配信要求の内容としては、たとえば、
(1)特定客条件が過去の給油回数が9回の客(次回の給油で給油回数が10回目の給油となる客)であり、この条件に合致する客にはオイルの販促および窓拭きサービスを行うと共にメッセージC3(図7C)を伝達する、
(2)特定客条件が過去の給油量の累計が200L以上の客であり、この条件に合致する客にはタイヤの販促およびシャンプー洗車サービスを行うと共にメッセージC2(図7C)を伝達する、
(3)特定客条件が過去の給油量の累計が500L以上の客であり、この条件に合致する客には車検の販促およびタイヤワックスのサービスを行うと共にメッセージC1(図7C)を伝達する、
との内容とすることができる。
続くステップS2では、センタ50は、前記データ配信要求に基づいて、特定客データの作成を行う。
まず、センタ制御手段51は、前記顧客情報記憶部52の記憶を参照して、前記特定客条件を満たす特定客を抽出すると共に、前記項目記憶部53の記憶を参照して、前記データ配信要求の内容に基づいて、該特定客に対応する販促項目、サービス項目およびメッセージ項目のフラグを該特定客のカード番号と関連付けた特定客データを作成する。たとえば、たとえば、データ配信要求が前記(1)〜(3)を内容とする場合、前記(1)〜(3)のいずれかの特定客条件を満たす特定客について、給油カード番号と指定されたフラグとを関連付けた図6Cの特定客データが作成される。
また、センタ制御手段は、作成された特定客データに用いられた項目のフラグとそのフラグの内容(販売促進項目、サービス項目、メッセージ)とを互いに関連付けた販売促進項目テーブル(図7A)、サービス項目テーブル(図7B)およびメッセージテーブル(図7C)を作成する。
続くステップS3では、前記作成された特定客データおよび各テーブル(付帯データ)が、センタ50から給油所のPOS端末20へ配信されて、ステップS4に進む。ステップS4では、給油所に配信された特定客データおよび各テーブルを、前記POS端末20の特定客データ記憶部22に記憶させてデータの配信が完了する。
給油方法:
つぎに、図9に示すフローチャートに従い、前記給油所スタッフの特定客へのアプローチが行われる給油所システムの給油の手順について具体的に説明する。
顧客が給油カードを給油カード投入口14Aから挿入すると、図9に示すステップS11に進み、前記給油カードリーダ・ライタ14が給油カードの挿入を検出して、ステップS12に進む。
ステップS12では、給油カードリーダ・ライタ14が当該給油カードから、前記カード情報記憶部31に記憶されているカード情報(給油カード番号、単価ランク、利用可能残額など)を読み出してマイコン11に送信し、ステップS13に進む。
ステップS13では、マイコン11が前記カード情報に基づき、当該給油カードが正規のカードであるか否かの判別を行い、正規のカードであると判別した場合には、ステップS14に進む。正規のカードではないと判別した場合には、ステップS41に進む。ステップS41では、表示器12に給油カードを受け付けられない旨の表示を行うと共に、該給油カードを給油カード投入口14Aから排出する。
ステップS14では、前記カード情報のうちの給油カード番号が前記特定客データ記憶部22に記憶されているか否かを判別して、つまり、当該給油客が特定客に該当するか否かを判別して、ステップS15に進む。
ステップS15では、マイコン11が、精算単価を油種ごとに表示した油種の設定画面を表示器12に表示させる。ここで、精算単価としては、前記カード情報のうちの単価ランク情報に対応する精算単価が前記単価記憶部26から読み出され、該読み出された単価が表示される。油種(給油予定情報の一部)が指定されるとステップS16に進む。
ステップS16では、給油の設定画面を表示器12に表示させる。給油の指定としては、たとえば、満タンや所望のプリセット量またはプリセット金額を指定することができる。給油(給油予定情報の一部)が指定されると、ステップS17に進む。
ステップS17では、給油カードの残額があるかどうかを判別する。給油カードの残高があると判別された場合は、ステップS18に進む。給油カードの残高がないと判別された場合は、ステップS42に進む。
ステップS18では、現金が投入されたか否かを判別する。貨幣識別機13が現金の投入を検出した場合は投入された現金の額を算出して、ステップS19に進む。一方、貨幣識別機13が現金の投入を検出しない場合はそのままステップS19に進む。
前記ステップS17で給油カードの残額がない場合、ステップS42で、現金が投入されたか否かを判別する。貨幣識別機13が現金の投入を検出した場合は投入された現金の額を算出して、ステップS19に進む。一方、現金の投入が検出されない場合は、ステップS43に進み、現金の投入を促す画面を表示して一定時間現金の投入を待った後、給油カードPを給油カード投入口14Aから排出する。
ステップS19では、給油が開始可能になり、給油ノズルの所定の操作により給油が開始され、ステップS20に進む。なお、給油開始から給油完了までの間、図10Aのように、前記カード情報のうちの単価ランク情報に対応する単価ランクが表示される。このような表示を行うことで、顧客が適用される単価ランクを視認できる。
ステップS20において、前記給油予定情報に基づいて給油が完了すると、マイコン11が給油装置9から送信される給油実績および前記精算単価に基づいて今回給油の給油金額を算出する。ここで、これらの給油実績および給油金額等は、今回給油の購入情報として、前記POS端末20のバッファ21に記憶され、ステップS21に進む。
ステップS21において、前記ステップS14で特定給油客に該当すると判別された場合は、ステップS22に進む。一方、前記ステップS14で特定給油客でないと判別された場合は、ステップS44に進む。
特定客である場合の処理:
ステップS22では、前記給油カード番号に対応する3つのサービス情報フラグを前記特定客データ記憶部22の特定客データから読み出し、そのうち、メッセージのサービス情報フラグに対応するメッセージを前記特定客データ記憶部22のメッセージテーブルから読み出して表示器12に表示して、ステップS23に進む。たとえば、給油カード番号“0402040424”の場合、メッセージのサービス情報フラグは“C3”(図6C)であるから、図7Cにおける“C3”に対応するメッセージが表示器12に表示される(図10B)。かかる表示を行うことで、後に所定のプレゼント引換券が発行されることを顧客が知ることができる。したがって、顧客がプレゼント引換券を受け取らずに帰ってしまうという事態を防止できる。
ステップS23では、給油カードのカード情報記憶部31に、今回の給油後の利用可能残高、単価ランク情報などが、必要に応じて、新たなカード情報として書き換えられ、ステップS24に進む。ステップS24では、例えば、当該給油月日、投入金額、新たな残額、単価ランク情報などが、必要に応じて、給油カードの所定の印字領域(図示せず)に印字されて、ステップS25に進む。
ステップS25では、給油カードが給油カード投入口14Aから排出され、ステップS26に進む。ステップS26では、たとえば、図11のように、メッセージ印字欄71、販促項目印字欄72およびサービス項目印字欄73を有するメッセージ伝票70がプリンタ19により発行され、ステップS27に進む。この際、前記給油カード番号に対応する3つのサービス情報フラグを前記特定客データ記憶部22の特定客データから読み出し、メッセージのサービス情報フラグに対応するメッセージを前記特定客データ記憶部22のメッセージテーブルから読み出して前記メッセージ印字欄71に印字し、販促項目のサービス情報フラグに対応する販促項目を前記特定客データ記憶部22の販売促進項目テーブルから読み出して前記販促項目印字欄72に印字し、サービス項目のサービス情報フラグに対応するサービス項目を前記特定客データ記憶部22のサービス項目テーブルから読み出して前記サービス項目印字欄73に印字する。
たとえば、給油カード番号“0402040424”の場合、図6Cに示すように、メッセージのサービス情報フラグは“C3”で、販促項目のサービス情報フラグは“A1”で、サービス項目のサービス情報フラグは“B1”であるから、図7Cにおける“C3”に対応するメッセージがメッセージ印字欄71に印字され、図7Aにおける“A1”に対応する販売促進項目“オイル”が販促項目印字欄72に印字され、図7Bにおける“B1”に対応するサービス項目“窓拭き”がサービス項目印字欄73に印字される(図11)。
なお、メッセージ伝票70の発行は、給油カードの排出と同時に、あるいは、それよりも前に行われてもよい。
ステップS27では、マイコン11が、前記メッセージ伝票70が発行された旨の発行通知を、給油が行われた給油ポイントを特定する給油ポイント情報(P1,P2,…)と共に、POS端末20に送信して、ステップS28に進む。送信された発行通知等はPOS端末20から音声変換装置31に送信され、音声データに変換される。音声データは無線送信機32により給油所スタッフが携行している携帯端末33に無線送信される。音声データを受信した携帯端末33は、給油ポイント情報を含む音声出力を行う(たとえば、「1番給油ポイントでメッセージ伝票を発行しました。」)。前記発行通知等の送信は、前記伝票の発行と同時に行われてもよい。
ステップS28では、顧客が必要に応じて所定の操作を行うと、所定の領収書がプリンタ19により発行されて、一連の給油処理が完了し、ステップS29に進む。
ステップS29では、前記携帯端末33からの音声出力により、給油所スタッフは、どの給油ポイントで特定客が給油を行ったかを知り、当該給油ポイントに向かう。そして、当該給油ポイントで発行された前記メッセージ伝票70の販促項目印字欄72やサービス項目印字欄73を見ることで、当該特定客に対してどの商品の販促を行えばよいかや、どのサービスを行えばよいのかをスタッフが即座に把握することができるから、顧客に対して、速やかで、かつ、的確なセールス/サービスアプローチを行うことができる。
たとえば、図11の伝票を取った給油客に対して無線通信を受けた給油所スタッフが直接給油客にアプローチをすることでサービス(プレゼント)を受けるために店内に入ろうか迷っている客に店内に入るきっかけを与え、従業員は伝票を見ることでその客に対して何をすればよいのか(図11の場合はオイル増販と窓拭き)が判る。
なお、このアプローチは、音声出力の後であればいつでも行うことができ、前記ステップS28の領収書の発行と同時に、あるいは、それより前に行われてもよい。
特定客でない場合の処理:
特定客でない場合、つまり、前記ステップS14で特定客に該当しないと判別された場合は、前述と同様のステップS15〜S21の処理が行われた後、ステップS44〜S47の処理が行われる。ステップS44〜S46は、前述のステップS23〜S25の処理と同様であり、ステップS47は前記ステップS28の処理と同様である。
以上のとおり、図面を参照しながら、好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書をみて、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、前記携帯端末での音声出力に代えて、あるいは、これと併用して、携帯端末に前記発行通知や給油ポイント情報を画面表示するようにしてもよい。
また、特定客データは、必ずしも、サービス情報フラグを特定客の給油カード番号と関連付けたデータである必要はなく、販促項目等の内容を給油カード番号に直接関連付けたデータであってもよい。
本発明は、給油所システムなどに適用することができる。
本発明の実施形態にかかる給油所システムにおける、給油所スタッフの特定客へのアプローチの概要を示す図である。。 本システムの全体構成を示す概略構成図である。 精算装置、給油装置およびPOS端末を示す概略構成図である。 Aは精算装置の正面図であり、Bは給油カードの概略構成図である。 項目記憶部の記憶内容を示すテーブルである。 Aは顧客情報記憶部の記憶内容を示すテーブル、Bは単価記憶部の記憶内容を示す単価ランクテーブルであり、Cは特定客データ記憶部の記憶内容を示す特定客データテーブルである。。 A〜Cは、それぞれ、特定客データ記憶部の記憶内容を示すテーブルである。 Aは特定客データのPOS端末への配信を示すフローチャート、Bは給油ポイントの配置を示す給油所の平面図である。 本システムを用いたアプローチの手順を示すフローチャートである。 A,Bは表示器の表示画面の一例を示す正面図である。 メッセージ伝票の一例を示す正面図である。
符号の説明
11:マイコン
12:表示器
13:貨幣識別機
14:給油カードリーダ・ライタ
19:プリンタ
20:POS端末
21:バッファ
22:特定客データ記憶部
26:単価記憶部
32:無線送信機
33:携帯端末
50:顧客情報管理センタ
51:センタ制御手段
52:顧客情報記憶部
70:メッセージ伝票
9:給油装置
91:給油機制御手段
92:給油ノズル
P,P1,P2,…:給油ポイント

Claims (7)

  1. 給油用のポンプと給油量を計量する流量計と給油用の給油ノズルとを有する給油装置を給油ポイントごとに備えた給油所システムであって、
    給油所内に設けられ、前記給油装置に接続されたPOS端末と、
    給油所内に設けられ、前記POS端末に接続された出力手段と、
    給油所内に給油ポイントごとに設けられ、前記給油装置および前記POS端末に接続されていると共に、給油ごとに燃料油の購入情報を出力可能な精算装置と、
    前記給油所から離れた場所に設けられ、前記POS端末に通信回線を介して接続された顧客情報管理センタとを備え、
    前記POS端末は前記精算装置から出力された燃料油の購入情報に基づく過去の給油情報を一時的に記憶可能なバッファを有し、
    前記精算装置は、顧客ごとの識別コードが記憶された給油カードの情報の読み取りおよび書き込みを行う給油カードリーダ・ライタを有し、
    前記顧客情報管理センタは:
    前記POS端末の前記バッファから前記通信回線を介して送信された過去の給油情報に基づいて、顧客ごとの顧客データを前記識別コードと関連付けて記憶する顧客情報記憶部と;
    前記顧客情報記憶部に記憶された顧客データにおいて、所定の給油回数、給油量の累計および給油金額の累計のうちの1以上についての特定客条件を満たす特定客の識別コードと、顧客の車両が給油所で受けることができるサービスの内容、給油所スタッフが顧客に対して勧めるべき車両に関する販売促進項目および顧客に対して伝達すべき前記サービスもしくは前記販売促進に関するメッセージのうちの少なくとも1つを示すサービス情報とを関連付けた特定客データを前記POS端末に配信するように制御するセンタ制御手段と;を有し、
    前記POS端末は:
    前記顧客情報管理センタから配信された特定客データを記憶する特定客データ記憶部と;
    前記給油カードリーダ・ライタにより読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されているか否かを判別する判別手段と;
    前記給油カードリーダ・ライタにより読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると前記判別手段により判別された場合に、前記特定客データにおける前記識別コードに対応する前記サービス情報が前記出力手段により出力されるように制御するPOS制御手段と;を有する、
    給油所システム。
  2. 請求項において、前記出力手段が前記精算装置に設けられたプリンタであり、
    前記判別手段により、前記読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると判別された場合、前記特定客データにおける前記識別コードに対応する前記サービス情報が印字された伝票が前記プリンタから発行されるように、前記POS制御手段により制御される給油所システム。
  3. 請求項1において、給油所内に設けられ、前記POS端末に接続された無線送信機と、前記無線送信機から送信されたデータを受信する携帯端末とを更に備え、
    前記判別手段により、前記読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると判別された場合、当該特定客が給油を行っている給油ポイントを特定する給油ポイント情報が前記無線送信機を介して前記携帯端末に送信されて、前記携帯端末により前記給油ポイント情報が音声出力および/または表示されるように、前記POS制御手段により制御される給油所システム。
  4. 請求項において、前記精算装置にはプリンタが更に設けられており、
    前記判別手段により、前記読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると判別された場合、前記特定客データにおける前記識別コードに対応するサービス情報が印字された伝票が前記プリンタから発行されるように、前記POS制御手段により制御される給油所システム。
  5. 請求項において、前記判別手段により、前記読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると判別された場合に、前記携帯端末による音声出力および/または表示が、給油の開始後で、かつ、前記プリンタからの領収書の発行前に行われるように、前記POS制御手段により制御される給油所システム。
  6. 給油用のポンプと給油量を計量する流量計と給油用の給油ノズルとを有する給油装置を給油ポイントごとに備えた給油所システムであって、
    前記給油装置に接続されたPOS端末と、
    前記給油ポイントごとに設けられ、前記給油装置および前記POS端末に接続されていると共に、顧客ごとの識別コードが記憶された給油カードの情報の読み取りおよび書き込みを行う給油カードリーダ・ライタおよびプリンタを有する精算装置と、
    前記POS端末に接続された無線送信機と、
    前記無線送信機から送信されたデータを受信する携帯端末と、を備え、
    前記POS端末は:
    所定の特定客条件を満たす特定客の車両が給油所で受けることができるサービスの内容、給油所スタッフが当該特定客に対して勧めるべき車両に関する販売促進項目および当該特定客に対して伝達すべき前記サービスもしくは前記販売促進に関するメッセージのうちの少なくとも1つを示すサービス情報と、当該特定客の識別コードとを関連付けた特定客データを記憶する特定客データ記憶部と;
    前記給油カードリーダ・ライタにより読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されているか否かを判別する判別手段と;を有し、
    前記給油カードリーダ・ライタにより読み取られた給油カードの識別コードが前記特定客データ記憶部に記憶されていると前記判別手段により判別された場合に、当該特定客が給油を行っている給油ポイントを特定する給油ポイント情報が前記無線送信機を介して前記携帯端末に送信されて、前記携帯端末により前記給油ポイント情報が音声出力および/または表示され、かつ、前記特定客データにおける前記識別コードに対応するサービス情報が印字された伝票が前記プリンタから発行されるようにした給油所システム。
  7. 請求項1からのいずれか1項において、前記POS端末は複数の給油単価と該複数の給油単価に対応する単価ランク情報とを互いに関連付けて記憶する単価記憶部を更に有し、
    前記精算装置は表示手段を更に有し、
    給油の際に、適用される単価ランク情報を前記単価記憶部から読み出して前記表示手段に表示させるようにした給油所システム。
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