JP4338941B2 - 紙片を掲示するクリップ - Google Patents
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Description
【0001】
スーパー、八百屋、ドラッグストアなどでは、段ボール箱の上半分をカットして、商品の入ったままの状態で、箱ごと陳列している現状がある。本発明は段ボール箱の切り口や稜に取り付いて、チラシ、値札などの紙片を掲示するクリップについてである。
【従来の技術】
【0002】
商品の入った段ボール箱の切り口に取り付いて、紙片を掲示する目的で従来のクリップを使おうとすると、取っ手のつまみが切り口の上に突き出して、商品の出し入れの邪魔になったり、クリップ自体の体面が大きく掲示紙面に覆い被ったり、目障りになったりするなどの問題がある。また云うに及ばず、段ボール箱の稜に取り付くクリップなどはない。これらのことからセロハンテープなどが使用されている現状がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(イ)段ボール箱の上半分をカットした、上縁断面の穴目に取り付いて紙片を掲示するクリップを得る。
(ロ)段ボール箱の外側の縦の稜線に表われる、段ボール断面の横穴に取り付いて、紙片を掲示するクリップを得る。
(ハ)段ボール箱の中の商品を、損傷させる心配のないクリップを得る。
(ニ)掲示紙片あるいは台紙として、段ボール紙片を使用できるクリップを得る。
(ホ)掲示紙面に覆い被さることなく、支持し掲示できるクリップを得る。
(ヘ)掲示紙面には僅かに当て付ける程度で、挟持し掲示できるクリップを得る。
(ト)段ボール箱の切り口の上にクリップが突き出すことなく、箱の側面に掲示ができるクリップを得る。
(チ)段ボール箱の切り口の上にクリップが突き出すことなく、箱の側面に傾きをもたせた掲示ができるクリップを得る。
(リ)段ボール箱の切り口断面の穴目に取り付いて、その上に掲げ上げて掲示するクリップを得る。
(ヌ)以上の課題を体し軽便に使用できるクリップを得て、広く利用に供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
2方に分ける基部をもち、一方にクリップ自体が取り付く足として、棒状の差し込みをもち、もう一方に紙片を支持し掲示するための手段をもつものとした。段ボール箱への取り付きは、段ボール箱を成す段ボール断面にもつ穴目に、クリップのもつ棒状の差し込みを差し込んで取り付くものとした。
【0005】
この発明のクリップは、細片の折り曲りからなるもので1本の差し込みをもって取り付くもの、2本の差し込みをもって取り付くものがある。1本の差し込みをもって取り付くクリップの場合は、ペアで使用することが基本である。掲示紙片の大きさに合わせて適切な位置の2箇所に取り付き、同時に掲示紙片の適切な位置の2箇所を支持し掲示するものである。そして紙片を支持し掲示するための手段として、段ボール紙片を掲示紙片とし、断面の穴目に差し込んで支持し掲示するクリップと、一般の紙片を掲示紙片として、挟み留めて支持し掲示するクリップをもつものとした。
【0006】
前者のクリップのうち、棒状の挿し留めをもつものをクリップA(図1〜4、11〜15)。
折り返しでつくる刺し留めをもつものをクリップB(図5、6)として分類し、後者のクリップは折り返しでつくる挟み留めるものと、バネ仕掛けで挟み留めるものに分け、折り返しでつくる挟み留めをもつクリップを更に3つに分け、基部から張り出して折り返し、基部を突き押すかたちに曲がり戻って、挟み留めるものをクリップC(図7〜9)。基部から折り返し、基部にもたせた突起を押さえ付けるかたちに挟み留めるものをクリップD(図10)。基部から折り返して延びる棒で、基部を押さえ付けるかたちに挟み留めるものをクリップE(図16)とし、そしてバネ仕掛けの挟み留めをもつものをクリップF(図17、18)として分類した。
【0007】
段ボール箱の手前側面に掲示する、あるいは奥側あるいは両脇の縁に掲げ上げて掲示する、また傾きをつけて掲示するなど、掲示する個所、状況により使用するクリップの選択肢をもてるものとして、クリップA、B、C、D、E、Fのそれぞれにいくつかのパターンをもつものとした。
本出願に於ける特許請求範囲は、図1、2、3、4、5、6、10、11、12、13、14、15に係る範囲である。
図の説明に於いて、「段ボールからなる紙片の断面にもつ穴目に挿し込む機能を有する部分」について、図1、2、3、4、11、12、13、14、15の場合は「挿し留め」の名称を使用し、図5、6の場合は「刺し留め」の名称を使用し、図10の場合は「挟み留め」の名称を使用するものであるが、請求項の記載に於いては、これらを総称して「挿し留め部」の名称で記載する。
また、「差し込み」の名称を使用して説明する部分は、請求項の記載に於いては、これを「差し込み部」の名称で記載する。
【0008】
クリップA(図1〜4、11〜15)、クリップB(図5、6)は、掲示紙面に覆い被さらずに紙片を支持し掲示するクリップである。段ボール箱をカットした切れ端など、段ボール紙片を掲示紙片あるいは台紙として使用するクリップで、段ボール紙片が断面にもつ穴目に挿し込んで(クリップA)、あるいは刺し込んで(クリップB)支持し、掲示するクリップとした。
【0009】
クリップA(図1〜4、11〜15)は、紙片を支持し掲示する手段として挿し留めをもつものである。挿し留めは後述する差し込みと同じように、しっくり挿し留めるために多様な形態をとることができるが、段ボール箱の穴目は破れ易く剥れ易いので、強く突っ張らないようにソフトタッチにして、しかも動かないように、滑って外れないように取り付かなければならない。
【0010】
実施例では、針金などの丸い棒でつくるものはくねりをもたせ、プラスチックなどの角棒でつくるものは、その角を活かすものとした。くねりをもつ挿し留めは、段ボール紙片の下断面から挿し込んで支持するばかりでなく、上断面から挿し込んでも(図3、4)ずり落とすことなく、しっかりと支持することができる。
【0011】
クリップB(図5、6)は、紙片を支持し掲示する手段として刺し留めをもつものである。刺し留めは、基部に接して折り返しのものである。掲示紙片とする段ボールの断面を当ててその穴目に刺し込んだ時、基部が押さえとなって外れないように支持し掲示することができる。
【0012】
刺し留めをもつクリップBは、掲示紙片あるいは台紙とする段ボール紙片の多様性に対応するものである。段ボール紙片は紙厚が厚いもの薄いものがあり、それにつれて波状の断面をつくる穴目も、大きいもの小さいものがある。クリップの挿し留めの太さにかかわらず、基部が押さえとなって抜け外れしにくいものとしているので、刺し留めを細めのものにすることで、多様なサイズの穴目をもつ紙片に対応するバリエーションをもつことができる。
【0013】
クリップC(図7、8、9)、クリップD(図10)、クリップE(図16)、クリップF(図17、18)は、段ボール紙片に限らず一般に使われている掲示紙片を挟み留めて掲示するクリップである。図7〜10、16〜17は、縦長の細片で挟持するので、掲示紙面には僅かにかかるだけで挟み留めできるクリップである。そして図7〜10、16は基部からの折り返しでつくる挟み留めのクリップである。図17、18はバネ仕掛けをもつ挟み留めのクリップである。
【0014】
クリップC(図7、8、9)は、紙片を支持し掲示する手段として挟み留めをもつもので、基部を突き押すかたちに折り返しの挟み留めをもつクリップで、挟み留めの張り出しを大きくもち、つまみとしても使用する、つまみ兼挟み留めをもつクリップである。バネの力を損なわないように、折り返し部分を短くもつと良い。
【0015】
クリップD(図10)は、紙片を支持し掲示する手段として挟み留めをもつもので、基部から折り返して延びる棒を、基部にもつ突起に押し付けるかたちの挟み留めをもつクリップである。基部に突起をつくり、基部からの折り返しで、その突起を押さえつけるかたちで押し挟むものである。下からの折り返しの折り曲り部分で紙片を支え、丈長に延び上がりの折り返しで紙片の上部を押さえつけることができるので、縦幅の広い紙片でもしっかり挟み留めて掲示することができる。尚クリップD(図10)のもつ折り返しの挟み留めは、クリップB(図5、6)と同様に刺し留めとしても使用できるもので、段ボール紙片も掲示紙片として使用することができる。
【0016】
図11、12に示すクリップAは、図1〜4と同じく掲示紙片あるいは台紙とする段ボール紙片を支持し掲示するクリップであるが、段ボール箱の外側の縦の稜線上に表われる段ボールの断面横穴に取り付いて掲示するクリップである。また2本の差し込みをもって取り付くこと、それと段ボール紙片の横穴に挿し留めることから、クリップをペアで使用しなくても段ボール紙片を支持し掲示することができる。
【0017】
図11に示すクリップAは、段ボール箱側面の相隣る2つの面が交わる稜の奥向きに隣る面の横穴に差し込んで取り付き、手前の面に掲示するクリップである。M字状に折れ曲がる縦2本を差し込みとし、M字の2つの山こぶ部分をつまみとして、またM字の中心から横に突き出す部分を挿し留めとするクリップである。
【0018】
図12に示すクリップAは、段ボール箱側面の相隣る2つの面が交わる稜の手前の面の横穴に差し込んで取り付き、その手前側に掲示するクリップである。M字状に折れ曲がりM字の片方の山を低く、もう片方の山が高いものにし、低い山の頂を差し込みのストッパーとし、高い山の突き出した部分をつまみとするものである。そしてM字の両端2本を差し込みとし、中の1本を挿し留めとするクリップである。
【0019】
クリップE(図16)は、紙片を支持し掲示する手段として挟み留めをもつもので、折り返しの折り曲りをバネとして挟み留めるクリップである。基部に接するかたちに折り返し、基部に押さえつくかたちの挟み留めである。
【0020】
クリップF(図17、18)は、紙片を支持し掲示する手段として挟み留めをもつもので、バネ仕掛けをもつ挟み留めのクリップである。図17は洗濯バサミ状に縦長のものとし、ペアで使用することを基本としたものであるが、図18は横幅のあるものとし、2本の差し込みをもち1個で紙片を挟持し掲示するクリップである。
【発明の実施の形態】
【0021】
一口に段ボール箱と言っても種々雑多である。使用されている紙厚もそれぞれ異なるものである。ここではみかん箱、りんご箱、ジュースの箱で広く用いられている段ボール箱を主な対象としての実施例である。広く用いられている段ボール箱とは、箱の正面あるいは側面のどちらかの横幅が37センチの標準サイズをもったものである。
【0022】
上記の段ボール箱の断面にもつ波状の穴目は、波幅(波の高さ)は約5ミリ、また波の山から山、谷から谷までの波長は約8.6ミリのものが多い。8.6ミリの波長の中で波の天地が表紙に糊付けされることから、そこにつくられる穴目となる空間波長は約6ミリになる。しかし空間波長の約6ミリは、平均的な値であって並列する全ての波形が同じに並んでいるわけではなく、押しつぶされていたり、歪んでいたりして、小さな穴目になっていたり、大きな穴目になっていたり形も大きさも揃っていない場合が多い。
【0023】
更に段ボールの穴目を利用して取り付く場合の問題点として、段ボールの段を形成する波打ち状の芯と、裏及び表から貼り合わせる表紙との貼り合わせは、糊が薄く、とても剥がれやすいことである。従ってクリップの差し込みを窮屈状態に張り込もうとしてサイズを太めにしても、窮屈状態になるどころか糊付けを剥がしてしまい、ゆるゆる状態にしてしまうことになる。従っていかに柔軟に突き込みができて、しかもしっかりと取り付くことのできるものにするか、このことも大きな課題である。
【0024】
図1〜12は針金を折り曲げてつくったクリップである。そして段ボール箱の切り口断面の穴目に取り付く差し込みは、図11、12のものを除いてくねりをもつ棒状のものとした。くねりをもたせることで段ボール箱の穴目に、糊を剥がさないよう無理を少なくして柔軟に差し込みができ、またくねりのバネと摩擦が効果的に働いて穴目の中に突っ張って取り付くことができる。因みに実施例ではクリップ自体が取り付くための差し込みの長さは8センチ、取っ手とするつまみの張り出しは1センチとした。針金は14番手(2.0〜1.9ミリ)のものを使用した。
【0025】
段ボール箱の手前側面に掲示するクリップ(図3、5、6、7、8、10)の差し込みは、側面から見てくねりがなく、正面から見てくねりをもつ、即ち平面的に左右にだけ波打ち状にくねりをもつものとした。因みに差し込みの長さは8センチ、波幅は6ミリとした。また段ボール箱の切り口の縁上に、掲げ上げて掲示するクリップ(図1、2、4、9)の差し込みは、側面から見ても正面から見てもくねりをもつ、即ち立体的に螺旋状にくねるものとした。因みに差し込みの長さは8センチ、螺旋状の外径は5ミリとした。その理由は後述する。なお、図11、12の差し込みについても後述する。
【0026】
図13、14はプラスチックの板を切り抜いてつくったものである。差し込みは3ミリ×4ミリの長方形の断面をもつ角棒状にし、目一杯に穴目に付きこむのではなく、角棒の角を当てこすり、適度な突っ張り状態をつくり安定するものにした。図15の差し込みは、丸棒にくねりをもたせたものである。図16、17の差し込みは3ミリ×4ミリの長方形の断面をもつ角棒で、図13、14の場合と同様の取り付きをする。
【0027】
以下図面を参照して説明する。図1〜4は紙片を支持し掲示する手段として挿し留めをもつクリップAである。挿し留めは差し込みと同じく、くねりをもつものとした。一方に差し込みをもち、もう一方に挿し留めをもつ、そして2方に折り分ける基部は、差し込み及び挿し留めのストッパーとなり、挿し留めの向きや傾きをつくる部位である。また取っ手とするつまみをもつ部位でもある。ストッパーとつまみを兼ねる場合(図1、2、3)、また別個にもつ場合(図4)がある。
【0028】
図1、2、4は、段ボール箱の切り口の縁上に段ボール紙片を掲げ上げて掲示するものである。また図2、4はストッパーを基部の両端にもち掲示位置を高くしたものである。図3は箱の手前側の切り口に取り付いて、正面手前の側面に掲示するものである。図1、2は掲示紙片の下断面から突き込んで支持するので、脱落することなく掲示することができる。図3、4は掲示紙片の上断面から突き込んで支持するものであるが、一方に持つ差し込みと同じく、くねりをもつ棒状の挿し留めにすることで脱落することなく紙片を支持することができる。図1、2、3、4とも上斜めに向く傾きをもって掲示するものである。尚、傾きの程度は任意に設定して良い。因みに実施例では、挿し留めの長さ及び径は差し込みと同じにした。
【0029】
図5、6は紙片を支持し掲示する手段として刺し留めをもつクリップBである。基部から折り返して、基部に接するかたちで基部に沿う刺し留め(54、64)をもち、段ボール紙片をその断面から刺し留めたとき、基部が押さえとなってしっかり支持することができる。刺し留めも直状に限るものではなく、挿し留めと同様にくねりをもたせたものにしても良い。その場合更に強く刺し留めるものにできる。一方に差し込みを、もう一方に刺し留めを折り分ける基部は差し込みのストッパーとなり、刺し留めの向き、傾きをつくる部位である。また掲示紙片を裏から押さえ付ける押さえでもある。更に取っ手とするつまみをもつ部位である。つまみは刺し留めをつくる折り返し部分にもつものとした。クリップBはつまみをもつことが実用する上で不可欠である。
【0030】
図5、6は段ボール箱の手前側の切り口に取り付いて、正面手前の側面に掲示するものである。図5は垂直に掲示のもの、図6は上斜めに向く傾きに掲示のもの。図5と6は傾きだけが異なるものである。かように傾きの設定は自由である。また図3のものを図4のごとくに基部の丈を長くし背伸びさせたように、図6のものも段ボール箱の切り口の縁上に掲げ上げて掲示するものにできる。かように2方に折り分ける形や丈は自由に設定することができる。因みに図5の実施例では押さえとする基部の丈を12センチ、刺し留めの長さを8センチとした。
【0031】
図7、8、9は紙片を支持し掲示する手段として、挟み留めをもつクリップCである。図7は基部から内に折り返して、2方に分ける基部の折り曲りをバネにして挟み留めるもので、段ボール箱の側面に掲示紙片を直接に挟み留めるものである。そして図8、9は基部から外に折り返し、基部を正面から突き押す形の挟み留めをもつものである。なお挟み留めの張り出しは、つまみとしても兼用する。2方に折り分ける基部は差し込みのストッパーとなり、挟み留めの向き、傾きをつくる部位である。また挟み留めの受けとするものである。
【0032】
図7は掲示紙片を上から挟持し、図8、9は掲示紙片を下から挟持するクリップである。図7、8は段ボール箱の手前側の切り口に取り付いて、正面手前の側面に掲示するものである。図9は基部の丈を長くして、挟み留めを差し込みより上の位置に持ち上げたもので、段ボール箱の切り口の縁上に掲げ上げて掲示するクリップである。因みに図7、8の実施例では、挟み留めの受けとなる基部の丈は12センチ、突き押さえの位置は折り返しから3センチの位置にした。
【0033】
図10は紙片を支持し掲示する手段として、挟み留めをもつクリップDである。基部に突起をもち、基部からの折り返しの挟み留めで、その突起を押さえ付ける形に挟み留める。2方に折り分ける基部は、差し込みのストッパーとなり挟み留めの向き、傾きをつくる部位である。また挟み留めの受けとするものである。なお取っ手とするつまみをもつ部位である。
【0034】
図10は主として腰のある紙片を掲示するクリップである。図10は段ボール箱の手前側の切り口に取り付いて、正面手前の側面に掲示するものであるが、図3のものを図4にしたように、また図8のものを図9にしたように、同じく基部の丈を長くもち、背伸びさせて段ボール箱の切り口の縁上に掲げ上げて掲示するものにできる。図10は掲示紙片を下から支持し上部で押し挟むので、縦幅の広い紙片を掲示するのに適したクリップである。
【0035】
それぞれのクリップが取りついて掲示する個所として大きく分けて、(1)段ボール箱の手前または奥の側面に掲示するものと、(2)段ボール箱の切り口の縁上に掲示するものがある。前者の場合は取りつく個所が、段ボール箱の手前側の縁、あるいは例外的に奥側の縁であり、取りつき個所の切り口にもつ波形の断面は、正面から見て横波であり、差し込みにつくるくねりも横にだけ波打ちのものとすることができ、取り付けたときクリップが一定の向きに取りつくので扱い易い。
【0036】
後者の場合、段ボール箱の手前側の縁上に取り付いて掲示すると、商品そのものが見えにくくなり、また商品の取り出しにも邪魔になるので、一般的には奥側の縁に取りつけて掲示することになるが、別の箱が奥側に接して積み上げられている場合など、奥側にはみ出した掲示をすることはできない。図1、9の如きクリップは傾きをつけたために、掲示部分が箱の外側にはみ出したものになり使用することができない。このような場合、奥側の縁ではなく左右両脇の切り口に取りついて、箱の中上に掲示できると都合が良い。段ボール箱の奥側の切り口断面であると横波の断面、また左右両脇の切り口断面であると縦波の断面をもつ。どちらの断面にも適宜に取りついて掲示できるクリップとして、縁上に掲げ上げて掲示するクリップ(図1、2、4、9)は、差し込みの形状を立体的な螺旋状のくねりをもつものにすると良い。
【0037】
段ボール箱の多くは、上半分をカットしたとき、縁の全てに縦穴の断面を見るものであるが、段ボール箱の組み立て方により、段ボール箱外側の縦の稜に、横穴の断面が表われるものもある。図11、12は、段ボール箱外側の縦の稜に現れる横穴に取り付いて、紙片を支持し掲示するクリップである。段ボール箱外側の縦に並ぶ横穴に取り付き、一方掲示紙片とする段ボール紙片の横穴に挿し留めて掲示する場合、差し込みが1本であると挿し留めは横を指して座ることができずに回転してしまう。図11、12は差し込みを2本にしたことで、縦に並ぶ横穴に取り付いて、段ボール紙片の断面横穴に挿し留めて支持し掲示することができる。段ボール箱の右端の稜、左端の稜、どちらにでも同様に取り付いて使用することができる。
【0038】
この種の段ボール箱に使用される段ボール紙は、紙厚が約3ミリ、段をつくる波形の芯は波の山から山、谷から谷までが約6ミリ、その波がつくる山形の穴目は高さ2ミリ、山裾の幅3ミリのものが多い。芯紙の糊付けの班などもあり、14番手(2.0〜1.9ミリ)の針金ではきついので、16番手(1.6〜1.5ミリ)の針金を用いると良い。穴目が小さいので差し込みにくねりをもたせなくても、安定した取り付きが得られる。実施例では差し込みの長さ8センチ、挿し留めの長さ6センチ、つまみの張り出し1センチとした。
【0039】
図1〜12は針金でつくったクリップであるが、これは試作しやすい素材だからでもある。量産するに至っては、針金でつくるもの、プラスチックを成型してつくるものなどが考えられる。図13、14はプラスチックの板を切り抜いてつくったクリップAの実施例である。クリップ自体が取りつくための差し込みと、段ボール紙片を支持し掲示するための挿し留めとの対応を、図13では2対2、また図14では段ボール紙片を横目に使用し、横の穴目に突き込んで支持する挿し留めをもつものにした。
【0040】
図15は図1の如きクリップについて、掲示する傾きを自在に調整させる工夫として、市販されているクリップで使用されている自在調整の継ぎ手を、基部に用いるのも1方法であることを確認した実施例である。
【0041】
図16は紙片を支持し掲示する手段として、挟み留めをもつクリップEである。断面3ミリ×4ミリのプラスチック素材の棒状の細板を、曲げ折って作ったもので、折り返しで挟み押える挟み留めクリップである。適切な寸法の角棒からなる差し込みはくねりをもたせなくても、段ボールの穴目にしっくり取り付いて安定する。勿論先端は尖らせておき、スムーズに差し込みできるものである必要がある。なお折り返し部分に設けたつまみの張り出しが、押さえのバネを一層弾力的にする。
【0042】
図17は紙片を支持し掲示する手段として挟み留めをもつクリップFである。図17の挟み留めは、バネ仕掛けをもつ市販の洗濯バサミ形のクリップを使用して実施した。バネ仕掛けをもつので、つまみを押さえて口を開ける必要があり、任意の2箇所に取り付いてペアで使用する場合、片方ずつ口を開けて挟みつけることになり、後の挟みつけは先に挟みつけた方をずり動かして挟みつけることになるので、線や面の挟み合いとせず、挟み合い部分は点の出っ張りをつくり点で挟むものにすると良い。
【0043】
挟み留めを縦細長にせず、一般に使われている横幅のあるものにして、ペアで使用するのではなく、1つで紙片を支持し掲示するクリップとするのも1つの方法である。図18は横幅のあるバネ付きクリップの軸芯を両側に引き出して、その延長を差し込みにしたものである。軸芯にはビニールを被った針金(8番手、4.0〜3.9ミリ)を使用した。クリップを逆向きにするなど、軸回りを堅めにしておき回転させることで下からも上からも挟みとめることができ、また傾きも任意に掲示できるものである。捩じりを加えた2本の差し込みを持つものとした。尚2本の差し込みは、長さが異なるものにしておくと差し込みやすく使いやすい。クリップ自体の体面が大きくて目障りになるが、そのことを除けば誠に便利に使えるものである。
【0044】
差し込み及び挿し留めは、針金を用いてくねりをもつもの、またプラスチックを用い四角い断面をもつものを説明したが、基本的には波打ち状の仕切りで作られた断面をもつ段ボールの山形の穴目の中に柔軟に突っ張った状態で取りつくものであれば良く、クリップに使用する素材などにより多様な形態をとることができる。
云うなれば、段ボールの穴目に突き込み可能とする棒状であれば良いとするものである。
段ボール箱の切り口の縁上に掲げ上げて掲示するクリップの場合、足である差し込みの丈の長さを調節できると都合が良い。足を継ぎ足して使用できるものとするのも1つの方法である。
【0045】
本発明のクリップは、段ボール箱に使用される板紙の断面の穴目の大きさに依存するものであるから、幾種類かのサイズのものをもつことになる。
【発明の効果】
【0046】
段ボール箱の切り口断面にもつ穴目に差し込んで取りつくクリップを得て、箱の中の商品に触れる心配なく取りついて掲示できるものとした。また商品が箱の隅から隅までぎっしり詰め合わせている場合でも、取りついて掲示できるものを得た。
【0047】
段ボール箱の外側の縦の稜線に表われる、段ボール紙断面の横穴に取り付いて掲示できるクリップを得た。
【0048】
掲示する個所、掲示する方法、掲示する紙片に応じ、使用するクリップの選択肢をもち、適宜、適切な掲示ができるものとなった。
【0049】
段ボール紙片を、掲示紙片あるいは台紙としてその断面にもつ穴目に差し込んで(クリップA)、あるいは挿し込んで(クリップB)支持し掲示するクリップを得て、掲示紙面をまる見えの状態で掲示できるものとなった。
【0050】
掲示紙面には、僅かな体面の押さえで挟持し掲示するクリップを得て、目障りにならず、紙面を覆うことなく掲示できるものとなった。
【0051】
手前側の縁に取りついて、取っ手を縁上に突き出すことなく、正面手前の側面に掲示できるものとなった。
【0052】
クリップが取りつく個所の手前の位置に、傾きをもって掲示できるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図12】本発明に於ける実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明に於ける実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図17】本発明に於ける実施例を示す斜視図である。
【図18】本発明に於ける実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
11、21、31、41、51、61、71、81、91 基部
101、111、121、131、141、151、161、171、181 基部
12、22、32、42、52、62、72、82、92 差し込み
102、112、122、132、142、152、162、172、182 差し込み
13、23、33、43、119、129、133、143、153 挿し留め
54、64 刺し留め
75、85、95、106、167、178、188 挟み留め
a、b、c、d、e、f 折り曲り
Claims (2)
- (イ)段ボール箱の切り口の穴目に取り付いて、段ボールからなる紙片を掲示するクリップであって、
基部、及び段ボールの切り口の穴目に差し込む機能を有する棒状の差し込み部、及び段ボールからなる紙片の断面がもつ穴目に挿し込む機能を有する棒状の挿し留め部を有し、
(ロ)基部は、差し込み部と挿し留め部を連結し、
(ハ)基部は、差し込み部ならびに挿し留め部が、差し込み部ならびに挿し留め部を超えて突き込まれないためのストッパーとなる機能を有する、
(ニ)以上の構成を有する紙片を掲示するクリップ。 - 基部が、差し込み部の差し込み方向に対し、挿し留め部の挿し込み方向を調整し得る機能を有する請求項1記載の紙片を掲示するクリップ。
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