JP4338713B2 - 雪崩・落石等防護体の支柱連結具 - Google Patents

雪崩・落石等防護体の支柱連結具 Download PDF

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Description

本発明は、防護柵等の落石・雪崩等防護体の支柱連結具に関する。
従来から山腹の斜面部等に構築して落石や積雪等を受け止めて道路等への落下、流入を防止する防護柵が知られており、例えば、山腹の斜面部に間隔を置いて縦孔を穿孔し、この縦孔に建て込んだパイプ支柱を並設すると共に、これら各パイプ支柱に複数段のケーブルとともに金網を張設した落石等の防護柵(例えば特許文献1)が提案されている。
また、設定面に間隔をおいて穿孔した複数の縦孔に支柱を建て込み、これら支柱の間に上下に間隔を置いて架設する複数の索条体と共に防護用網体を張設した防護柵(例えば特許文献2)や、セメントを混合した混合材である無収縮モルタルを充填した落石・雪崩等保護構造物用充填鋼管を用い、この充填鋼管を基礎に固定する(例えば特許文献3)ものが知られている。
また、落石などの衝撃を摩擦エネルギーに変換して吸収するものとして、所定の間隔で支柱を設け、各支柱の間に水平ロープ材を水平方向のスライドを許容した状態で係留し、水平ロープ材の両端は固定し、各支柱間を水平ロープ材に掛止させたワイヤ製のネットで遮蔽し、前記水平ロープ材の途上にロープ材を重合させて形成した余長部と、余長部を一定の力で挟持する挟持具とにより、水平ロープ材に設定張力以上の張力が作用したとき、水平ロープ材が一定の摩擦力を保持したまま余長部が伸長して張力を吸収する緩衝部を形成した衝撃吸収柵(例えば特許文献4、特許文献5)が提案されている。
また、衝撃吸収杭において、埋設用の筒状体と、上部が地上に突出するように該筒状体に内挿される杭本体と、該筒状体と該杭本体との間に充填される充填材とを備えたもの(例えば特許文献6)がある。
特開平7−197423号公報 特開2002−115213号公報 特開2002−266321号公報 特開平6−197423号公報 特開平6−33709号公報 特開平9−203036号公報
上記特許文献3の防護柵では、斜面に構築した防護柵によって積雪や雪崩等を効果的に受け止めることで、落石や雪崩といった自然災害を抑制することができ、また、特許文献4及び5の衝撃吸収柵では、衝撃を支柱に伝える前に水平ロープ材の一部に形成した緩衝部の摺動により衝撃を吸収することができ、従来に比較して支柱の荷重負荷を軽減できる。
ところで、緩衝部を設けても、この種の防護柵において、支柱の強度が荷重に対する性能に大きく寄与し、支柱の強度を向上するには、支柱自体とともに取付強度を向上する必要がある。このため、基礎に形成した縦孔に支柱の下部を建て込み、所定の取付強度を得るようにしている。
そして、防護柵の設定条件により、支柱が長尺となる場合があり、例えば、雪崩予防柵などでは、積雪に応じた上部柵高さとこれに対応した下部部分が必要となり、支柱が長尺となる。一方、鋼管などを支柱の材料に用いる場合、防錆などの面からメッキ処理が施される。
そのようなメッキ処理は、メッキ槽に支柱を漬ける所謂どぶ漬けが行われるが、長尺な支柱を処理できるメッキ層が少なく、支柱が長くなると、製作工程と製作コストの面で不利になる。しかし、上記特許文献のものは、いずれも支柱又は杭に一体物を用いており、このような問題が予想される。
加えて、メッキ槽内の高温のメッキ液に支柱を漬けるため、熱影響により支柱に歪みが発生すると、製品誤差が大きくなる。さらに、長尺な支柱は、車載寸法に制限を受け易いと共に、現場搬入時にも制約を受け易く、施工性の低下を招き易い。
一方、製造面から見ると、支柱の使用される条件や場所などによって支柱の長さが異なる場合が多く、支柱上部は標準寸法に設定できても、地山に建て込む支柱下部の長さを、現場に合わせて変えるため、標準寸法で対応することができず、その都度、異なる長さの支柱を製造する必要がある。
このため、支柱は、多品種少量生産となり、また、予め標準品を製造しておくことができないため、納期遅れやコストアップを招く問題がある。
そこで、本発明は、支柱の運搬及び搬入が容易で、施工性に優れ、且つ支柱上部を標準化して製造しておくことができる雪崩・落石等防護体の支柱連結具を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、基礎に固定する支柱下部と、この支柱下部の上部に連結する支柱上部とを連結する支柱連結具において、上側に前記支柱上部の下端を挿入する上側受筒部と、下側に前記支柱下部の上部を挿入する下側受筒部と、前記支柱上部と前記支柱下部の一方に設けられた支柱側鍔継手と、この支柱側鍔継手と接続され前記上側受筒部と前記下側受筒部の一方に設けられた鍔継手とを備えるものである。
また、請求項2の発明は、前記上側受筒部と前記下側受筒部の他方に設けられた長さ方向のガイド部と、このガイド部に係合し、前記支柱上部と前記支柱下部の他方に設けられた長さ方向のガイド受け部とを備えるものである。
また、請求項3の発明は、前記支柱上部と前記支柱下部の他方に設けられた支柱側鍔継手と、この支柱側鍔継手と接続され前記上側受筒部と前記下側受筒部の他方に設けられた鍔継手とを備えるものである。
請求項1の構成によれば、前記下側受筒部に前記支柱下部の上端を挿入すると共に、
前記上側受筒部に前記支柱上部の下端を挿入し、支柱下部を設置場所に固定することにより、防護体の支柱を立設することができる。この場合、支柱連結具の一方の側は、鍔継手により簡便に連結できる。
このようにして、長尺な支柱を、支柱下部と支柱上部に分けて運搬、搬入することができ、現場での据付作業性を向上することができる。また、支柱をメッキ処理する場合では、一体物より支柱上部及び支柱下部は短くなるため、そのメッキ処理を容易に行うことができる。さらに、支柱上部と支柱下部とに分割することにより、支柱上部を標準化して予め製造しておくことができる。
また、請求項2の構成によれば、長さ方向のガイド部とガイド受け部とを係合することにより、受筒部内に支柱の端部をスムーズに挿入することができる。
また、請求項3の構成によれば、連結具の両方の側を、鍔継手により簡便に連結することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる雪崩・落石等防護体の支柱連結具を採用することにより、従来にない雪崩・落石等防護体の支柱連結具が得られ、その雪崩・落石等防護体の支柱連結具を夫々記述する。
以下、本発明の防護柵の実施例1について図1〜図7を参照して説明する。落石・雪崩等防護柵1は、複数の支柱2,2…を間隔をおいて並設し、それら支柱2,2…間に横ロープ材3,3…を多段に設けると共に、それら支柱2,2…間を網体4により閉塞してなる。
次に、前記支柱2の詳細について説明すると、その支柱2は、支柱上部2Uと支柱下部2Sとを支柱連結具5により連結してなり、それら支柱下部2Sと支柱上部2Uには、メッキ処理した鋼管Pにコンクリートなどの充填材Jを充填した充填鋼管が用いられている。尚、メッキ処理としては溶融亜鉛メッキが例示される。
前記支柱連結具5は、鋼管からなる筒本体6を備え、この筒本体6の上側に、前記支柱上部2Uの下端を挿入する上側受筒部6Uを有すると共に、その下側に、前記支柱下部2Sの上端を挿入する下側受筒部6Sを有し、それら両受筒部6U,6Sを長さ方向中央の補強板7により仕切っている。尚、この補強板7には鋼材が用いられ、該補強板7を筒本体6内に溶着して固定している。支柱連結具5にはメッキを施すことが好ましい。また、図4に示すように、前記補強板7の外周には、対向する位置に一対のガス抜き孔7A,7Aを穿設し、このガス抜き孔7Aは、補強板7の外周を切欠いて形成され、さらに、それらガス抜き孔7A,7Aと円周方向等間隔で、対向する位置に複数対の充填孔7B,7B,7B,7Bが設けられている。前記ガス抜き孔7A,7Aは、鍍金のどぶ漬けにおいて、ガスを逃がし、鍍金を良好に行うために設けられている。
尚、図中8は、鋼板等を三角形に形成した補強体であり、前記支柱2内に設けられる。
また、図中9は、支柱2の上部と、防護壁1の前側の斜面Sとを連結する控えロープ材であり、この控えロープ材9の一端を前記支柱2の上部に連結し、控えロープの他端を前記斜面Sにアンカー10により固定している。
前記下側受部6Sの下端には、下端の鍔継手11を設け、この鍔継手11に対応して、前記支柱下部2Sの外周には支柱側鍔継手12が設けられ、それら鍔継手11,12の間にはパッキンなどのリング状の止水部材13が配置される。そして、それら鍔継手11,12及び止水部材13には、締付具14のボルト14Aを挿通する挿通孔11A,12A及び挿通孔13Aが複数穿設されている。尚、6組の締付具14を用いている。この例の各鍔継手は、ボルトを挿通する挿通孔を有する鋼製のフランジである。
したがって、支柱下部2Sの上側を下側受筒部6Uに挿入し、鍔継手11,12間に止水部材13を挟み、挿通孔11A,12A,13Aにボルト14Aを挿通し、ワッシャを介してナット14Bを螺合することにより、鍔継手11,12を接続する。この状態で、前記支柱下部2Sの上端は前記補強板7に当接し、支柱連結具5より上側の荷重を、前記支柱下部2Sの上端と鍔継手11とにより受けるようになっている。
前記上側受筒部6Uの内周面には、長さ方向のガイド部たるガイド突条21を円周方向等間隔に複数設け、この例では6箇所設けられており、そのガイド突条21は前記上側受筒部6Uの長さと略等しく、その上側受筒部6Uの上端から中央の補強板7に向って高くなる傾斜面21Aを有し、補強板7位置において、複数の傾斜面21A,21A,21A,21A,21A,21Aの間隔は、支柱上部2Uの直径に対応している。前記支柱上部2Uの外周には、前記ガイド突条21に対応して、ガイド受け部たるガイド溝22が複数設けられ、この例では、前記ガイド突条21の半分の数である3箇所が円周方向等間隔に設けられており、前記ガイド溝22は、対をなす細長プレート22A,22Aの間により構成されている。前記ガイド突条21及び細長プレート22Aは、鋼材から形成され、それぞれ溶着などにより固定されている。そして、対向する傾斜面21A,21Aの間隔は、中央側に向ってテーパ状に緩やかに狭まっていく。
前記上側受部6Uの上端には、前記鍔継手11を設ける。この上端の鍔継手11と接続する鍔継手23を形成し、この鍔継手23を、短管からなる補助管24の下端に設ける。前記鍔継手23には、前記鍔継手11の挿通孔11Aに対応して、前記締付具14のボルト14Aを挿通する挿通する挿通孔23Aが複数穿設されている。尚、前記補助管24は、支柱連結具5の一部を構成するものである。
また、前記補助管24の上端には、鋼製の鍔部25を設ける。この鍔部25に重ねる半割プレート26,26と半割プレート27,27とを形成する。それら半割プレート26,26,27,27を合わせると、リング状をなし、その外形は鍔部25の外形に対応し、その内径は支柱上部2Uの外径に対応する。また、それら半割プレート26,26,27,27は、突合せ端部が重ならないようにずらして重ね合わされ、この状態で前記補助管24と支柱上部2Uとの隙間に連通する充填孔26A,27Aがそれぞれ穿設されている。そして、前記鍔部25に半割プレート26,26,27,27を重ね合わせ、これらを万力などの外締付具28により締め付けてセットする。こうすると、前記充填孔26A,27Aが連通し、それら半割プレート26,26,27,27により、補助管24の上端と、上側受筒部6Uに挿入した支柱上部2Uとの隙間を塞ぐことができる。尚、前記半割プレート26,27は、パッキンなどの止水部材からなる。また、前記補助管24は、前記筒本体6と略同形の鋼管からなる。
さらに、前記補助管24には、雌螺子孔29が円周方向に等間隔に並んで複数形成され、これら雌螺子孔29に調整兼用固定ボルト30が外側から螺合され、この固定ボルト30の先端が前記支柱上部2Uの外面に当接する。この例では、6個の雌螺子孔29と6本の固定ボルト30を用いている。そして、前記補助管24及び固定ボルト30により、支柱連結具5に対する支柱上部2Uの角度を調整する角度調整調整手段35を構成している。
そして、前記固定ボルト30の先端を前記支柱上部2Uに当接することにより、支柱上部2Uに補助管24を固定することができ、また、補助管24内面から突出する固定ボルト30の先端長さを調整することにより、補助管24及び支柱連結具5に対する支柱上部2Uの傾きを調整できる。この場合、図2に示すように、支柱連結具5の上側受筒部6Uに支柱上部2Uを挿入した状態で、該支柱上部2Uの下端は、ガイド突条21,21…の下端により支柱連結具5に位置決めされると共に、補強板7との間に僅かな隙間Kを有しており、これにおり、ガイド突条21,21…の下端を中心に支柱上部2Uを支柱連結具5に対して角度調整できる。尚、支柱上部2Uの角度調整においては、支柱上部2Uを中心から全周方向に1.5度程度傾けることが可能である。
また、図中31は充填材であり、高流動性無収縮モルタルなどのグラウト材等が用いられる。尚、前記半割プレート26,27及び外締付具28により、充填材の漏れを防止する蓋手段36を構成している。
そして、前記支柱上部2U,支柱下部2S及び支柱連結具5は、鍍金槽(図示せず)の鍍金液に漬けて鍍金処理される。
次に、前記防護柵1の施工方法などについて、支柱2を中心として説明する。まず、設置場所で、支柱下部2Sを建て込んだ後、支柱上部2Uを連結する場合について説明すると、防護柵1の設置場所である山の斜面Sなどに取付孔32を穿孔し、この穿孔にはボーリングが用いられ、前記取付孔32に支柱下部2Sを挿入して建て込む。尚、支柱下部2Sの上端を取付孔32に挿入する前に、前記上端を支柱連結具5の他側受筒部6S内に挿入し、鍔継手11,12の間に止水部材13を挟んだ状態で、締付具14により鍔継手11,12を連結する。
このようにした後、支柱下部2Sを取付孔32に所定深さ挿入し、例えば、図1に示すように、支柱下部2Sの上端を設置場所の表面位置まで挿入する。そして、取付孔32と支柱下部2Sとの間に隙間があれば、この隙間に取付孔用充填材33を充填して支柱下部2Sを設置場所に固定する。このように、支柱2の施工において、長尺な支柱2を、その支柱下部2Sを支柱上部2Uと分けて施工することができ、現場での据付作業性を向上することができる。また、支柱2の鋼管Pをメッキ処理する場合では、一体物より支柱上部2U及び支柱下部2Sは短くなるため、そのメッキ処理を容易に行うことができる。
このように支柱下部2Sの施工が終わった後、連続して、あるいは時間をおいて、支柱上部2Uの施工を行う。まず、支柱連結具5の上端の鍔継手12と補助管24の鍔継手23との間に止水部材13を挟んだ状態で、締付具14により鍔継手11,23を連結する。尚、補助管24を支柱上部2Uに挿通しておいて、支柱上部2Uを支柱連結具5に挿入した後、支柱連結具5に補助管24を連結してもよい。支柱連結具5の上端の補助管24を連結した後を例にして説明すると、補助管24の上部開口から支柱上部2Uを挿入し、この際、支柱連結具5内周のガイド突条21に、支柱上部2Uのガイド溝22を合わせ、支柱上部2Uを吊下していく。すると、図2に示すように、下方に向って間隔が狭くなる複数の傾斜面21A,21A…に案内されて、支柱上部2Uの下端が支柱連結具5の中央に案内され、且つ支柱上部2Uの下端と補強板7との間に僅かな隙間Kが保たれる。ここで、支柱上部2Uの荷重の一部を支持して吊上げた状態で、固定ボルト30の螺合量を調整することにより、支柱上部2Uの支柱連結具5に対する角度を調整し、角度調整後に、固定ボルト30により補助管24を介して支柱上部2Uを支柱連結具5に仮固定する。また、補強管24上端の鍔部25に半割プレート26,26と半割プレート27,27とを重ね合わせ、これらを複数の外締付具28,28により締付固定する。この場合、締付前に半割プレート26,26,27、27の内周を支柱上部2Uの外周に合わせて隙間を塞ぐことができる。尚、ガイド突条21とガイド溝22間には隙間があるが、これらの係合により、支柱連結具5に対して支柱上部2Uが回り止めされる。また、後述するように充填材31が硬化した後は、それらガイド突条21とガイド溝22により、支柱連結具5と支柱上部2Uとの一体化が図られる。
そして、一方の充填孔26A,27Aに充填ノズル(図示せず)を挿入し、その充填ノズルの先端から充填材31を内部に充填し、支柱上部2U及び支柱下部2Sと、支柱連結具5内との隙間を埋める。この場合、支柱連結具5に支柱上部2U,支柱下部2Sを挿入した後でも、充填孔26A,27Aから支柱上部2Uと一側受筒部6Sとの間に充填された充填材31は、複数の充填孔7B,7B…を通って支柱下部2Sと下側受筒部6Sとの間に充填され、支柱連結具5の下側の充填が完了したら、支柱上部2Uと上側受筒部6Uとの間に充填され、充填面が徐々に上昇し、余分な空気は他方の充填孔26A,27Aから排出され、また、上部は半割プレート26,26,27,27により塞がれているため、充填材31の漏れが防止される。
尚、充填材31が硬化する前であれば、前記固定ボルト30を用いて、支柱上部2Uを支柱連結具5に対して角度調整することができる。そして、充填した充填材31が硬化することにより、支柱上部2U,支柱下部2S及び支柱連結具5が一体化される。尚、充填材31を充填した後、前記外締付具28を緩めて外し、半割プレート26,27も取り外す(図7参照)。
次に、設置場所で、建て込み前に、支柱下部2Sと支柱上部2Uとを支柱連結具5によりを連結する場合について説明すると、工場で、支柱下部2Sと支柱上部2Uと支柱連結具5を作成し、そのまま設置場所又はその近傍まで搬入する。そして、設置場所又はその近傍で、例えば、支柱下部2Sと支柱上部2Uとを横向きとし、同様に横向きとした支柱連結具5にそれぞれの端部を挿入し、固定ボルト30により仮固定し、支柱連結具5の上下は塞ぎ、前記充填孔26A,27Aを上向きにした状態で、充填材31を充填し、充填材31を養生した後、支柱下部2Sを前記取付孔32に挿入して支柱2を立設する。
この場合、支柱下部2Sと支柱上部2Uと支柱連結具5とを別々に設置場所又はその近傍に搬入するから、それらの運搬及び搬入が容易となり、また、設置場所又はその近傍の作業に適した場所で、支柱連結具5により支柱下部2Sと支柱上部2Uとを一体化することができる。
尚、設置場所又はその近傍以外で、支柱下部2Sと支柱上部2Uとを支柱連結具5によりを連結するようにしてもよい。この場合、長尺な支柱2を支柱下部2Sと支柱上部2Uとに分割して製造するため、メッキ処理などの制約を受け難く、また、作業に適した場所で製造するから、安定した製品(支柱2)を製造することができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、設置場所たる斜面Sに固定する支柱下部2Sと、この支柱下部2Sの上部に連結する支柱上部2Uとを連結する支柱連結具5において、上側に支柱上部2Uの下端を挿入する上側受筒部6Uと、下側に支柱下部2Sの上部を挿入する下側受筒部6Sと、支柱上部2Uと支柱下部2Sの一方である支柱下部2Sに設けられた支柱側鍔継手12と、この支柱側鍔継手12と接続され前記上側受筒部6Uと下側受筒部6Sの一方である下側受筒部6Sに設けられた鍔継手11とを備えるから、下側受筒部6Sに支柱下部2Sの上端を挿入すると共に、前記上側受筒部6Uに支柱上部2Uの下端を挿入し、支柱下部2Sを斜面Sに挿入して固定することにより、防護体たる防護柵1の支柱2を立設することができ、このように下側受筒部6Sと支柱下部2Sとを鍔継手11,12により簡便に連結できる。したがって、長尺な支柱2を、支柱下部2Sと支柱上部2Uに分けて運搬、搬入することができ、現場での据付作業性を向上することができる。また、支柱2の鋼管Pをメッキ処理する場合では、一体物より支柱上部2U及び支柱下部2Sは短くなるため、そのメッキ処理を容易に行うことができる。
このように長尺な支柱2であっても、支柱上部2Uと支柱下部2Sとに分けて運搬及び搬入することができるため、搬送コストを削減することができる。また、支柱上部2Uと支柱下部2Sとに分けてメッキ処理ができるため、超長尺な支柱も製作可能となる。しかも、支柱上部2Uと支柱下部2Sとに分割することにより、支柱上部2Uを標準化して予め製作しておくことができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、上側受筒部6Uと下側受筒部6Sの他方である上側受筒部6Uに設けられた長さ方向のガイド部たるガイド突条21と、このガイド突条21に係合し、支柱上部2Uと支柱下部2Sの他方である支柱上部2Uに設けられた長さ方向のガイド受け部たるガイド溝22とを備えるから、長さ方向のガイド突条21とガイド溝22とを係合することにより、受筒部6内に支柱上部2Uの端部をスムーズに挿入することができる。
また、以下、実施例上の効果として、、支柱連結具5に対する支柱上部2Uの角度を調整する角度調整調整手段35を備えるから、その角度調整を容易に行うことができる。
また、請求項1の支柱連結具5を用いた支柱連結構造において、下側受筒部6Sに支柱下部2Sの上端を挿入すると共に、上側受筒部6Uに支柱上部2Uの下端を挿入し、下側受筒部6Sと支柱下部2Sの上端との間に充填材31を充填すると共に、上側受筒部6Uと支柱上部2Uの下端との間に充填材31を充填してなるから、支柱2を一体化して立設することができる。
また、このように本実施例では、請求項1の支柱連結具を用い、下側受筒部6Sに支柱下部2Sの上端を挿入すると共に、上側受筒部6Uに支柱上部2Uの下端を挿入し、下側受筒部6Sと支柱下部2Sの上端との間に充填材31を充填すると共に、上側受筒部6Uと支柱上部2Uの下端との間に充填材31を充填した後、設置場所に支柱2の下部を取り付けるから、支柱上部2Uと支柱下部2Sとをそれぞれ製作した後、所定の場所において、支柱上部2Uと支柱下部2Sとを支柱連結具5により連結して一体化する。そして、所定の場所が支柱製作工場であれば、寸法精度に優れた支柱2が得られ、一方、所定の場所が設置場所であれば、支柱上部2Uと支柱下部2Sとを分割したまま設置場所に搬入できるため、設置場所までの運搬及び搬入が容易となる。
さらに、請求項1の支柱連結具を用い、上側受筒部6Sに支柱下部2Sの上端を挿入すると共に、下側受筒部6Uに支柱上部2Uの下端を挿入し、下側受筒部6Sと支柱下部2Sの上端との間に充填材31を充填すると共に、上側受筒部6Uと支柱上部2Uの下端との間に充填材31を充填する支柱連結工法であって、設置場所たる斜面Sに支柱下部2Sを取り付けると共に、この支柱下部2Sの上端を下側受筒部6Sに挿入した後、上側受筒部6Uに支柱上部2Uの下端を挿入するから、支柱下部2Sを斜面Sに固定する現場施工と、支柱上部2Uを含む防護体たる防護柵1の上部の現場施工とを分けて行うことにより、据付作業に伴う施工性を向上することができる。また、支柱上部2Uの鋼管Kにはメッキ処理が施されているから、一体物より支柱上部2U及び支柱下部2Sがそれぞれ短くなるため、それらのメッキ処理を容易に行うことができる。
さらにまた、支柱連結具5を鋼製としたから、構造簡易にして量産性に優れたものとなり、しかも、充填材31として高流動性無収縮モルタルを用いることにより、充填性が良好となる。
図9は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、斜面Sに対して、実施例1の支柱2を略垂直に立設した防護柵1を示し、この例においても、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
図10〜図13は本発明の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、実施例1で示した補強管24,半割プレート26,26,27,27,外締付具28,ガイド突条21及びガイド溝22は用いておらず、支柱連結具5上端の鍔継手11に重ね合わせるリングプレート41,42と、支柱上部2Uの外周に設けた前記支柱鍔継手12を備える。
それらリングプレート41,42は、パッキンなどの止水部材からなり、前記支柱上部2Uの外周に外嵌する。また、前記鍔継手11,12の挿通孔11A,12Aに対応して、前記リングプレート41,42には挿通孔41A,42Aが穿設されており、それら挿通孔11A,41A,42A,12Aに、調整兼用固定長ボルト43が挿通され、この固定長ボルト43には、前記リングプレート42上でナット43Aが螺合され、その固定長ボルト43の頭部とナット43Aとの間に鍔継手11とリングプレート41,42が挟まれて固定され、これら固定されたリングプレート41,42により、支柱連結具5の上部と支柱上部2Uの外周との間の隙間が塞がれる。また、前記リングプレート41,42には、対をなす充填孔41B,41B,42B,42Bが穿設されており、これら充填孔41B,41B,42B,42Bに対応して、前記支柱上部2Uの鍔継手12には、充填孔12Bが穿設されている。
さらに、前記固定長ボルト43には、前記ナット43Aと間隔を置いて上部に受けナット43Bが螺合され、この受けナット43Bの上に前記支柱上部2Uの支柱側鍔継手12が載置され、さらに、その支柱側鍔継手12を挿通した固定長ボルト43にナット43Cを螺合する。
そして、この例では、前記支柱連結具5上端の鍔継手11,支柱上部2Uの外周に設けた支柱鍔継手12,固定長ボルト43及び受毛ナット43Bにより、前記角度調整手段35を構成し、また、リングプレート41,42などにより前記蓋手段36を構成している。
したがって、実施例1と同様に、支柱連結具5と支柱下部2Sとを連結した後、上側受筒部6U内に支柱上部2Uを挿入し、ナット43A,を締めて、上端の鍔継手11に固定長ナット43を固定する。そして、この固定長ナット43を、支柱上部2Uの支柱側鍔継手12の挿通孔12Aに挿通し、複数の受けナット43B,43B…の位置を調整することにより、支柱連結具5に対する支柱上部2Uの角度を調整でき、調整後、ナット43Cを締めることにより、その調整した角度で支柱連結具5に支柱上部2Uを固定できる。
そして、一方の充填孔12B,42B,41Bに充填ノズル(図示せず)を挿入し、実施例1と同様に、充填材31を充填し、他方の充填孔12B,42B,41Bが空気抜き孔となり、充填した充填材31が硬化することにより、支柱上部2U,支柱下部2S及び支柱連結具5が一体化される。
尚、施工手順は実施例1と同様に行うことができる。
このように本実施例では、請求項1及び2に対応して、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、また、このように本実施例では、請求項3に対応して、支柱上部2Uと支柱下部2Sの他方である支柱上部2Uに設けられた支柱側鍔継手12と、この支柱側鍔継手12と接続され上側受筒部6Uと下側受筒部6Sの他方たる上側受筒部6Uに設けられた鍔継手とを備えるから、支柱連結具5の両方の側を、鍔継手11,12により簡便に支柱上部2U及び支柱下部2S連結することができる。
図14は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、斜面Sに対して、実施例3の支柱2を略垂直に立設した防護柵1を示し、この例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、斜面などの地山に支柱を建て込んだ例を示したが、コンクリートなどの基礎を設けた設置面に支柱を建て込んでもよい。
本発明の実施例1を示す支柱連結具の使用状態の断面図である。 同上、支柱連結具回りの断面図である。 同上、支柱の分解斜視図である。 同上、支柱連結具の中央側の平断面図である。 同上、一側連結筒部の平断面図である。 同上、補助管の平断面図である。 同上、支柱の設置状態の断面図である。 本発明の実施例2を示す支柱連結具の使用状態の断面図である。 本発明の実施例3を示す支柱連結具の使用状態の断面図である。 同上、支柱連結具回りの断面図である。 同上、支柱の分解斜視図である。 同上、支柱上部の平断面図である。 同上、支柱の設置状態の断面図である。 本発明の実施例4を示す支柱連結具の使用状態の断面図である。
符号の説明
1 雪崩落石等防護柵(防護体)
2 支柱
2U 支柱上部
2S 支柱下部
5 支柱連結具
6U 上側受筒部
6S 下側受筒部
11 鍔継手
12 支柱側鍔継手
21 ガイド突条(ガイド部)
22 ガイド溝(ガイド受け部)

Claims (3)

  1. 基礎に固定する支柱下部と、この支柱下部の上部に連結する支柱上部とを連結する支柱連結具において、上側に前記支柱上部の下端を挿入する上側受筒部と、下側に前記支柱下部の上部を挿入する下側受筒部と、前記支柱上部と前記支柱下部の一方に設けられた支柱側鍔継手と、この支柱側鍔継手と接続され前記上側受筒部と前記下側受筒部の一方に設けられた鍔継手とを備えることを特徴とする雪崩・落石等防護体の支柱連結具。
  2. 前記上側受筒部と前記下側受筒部の他方に設けられた長さ方向のガイド部と、このガイド部に係合し、前記支柱上部と前記支柱下部の他方に設けられた長さ方向のガイド受け部とを備えることを特徴とする請求項1記載の雪崩・落石等防護体の支柱連結具。
  3. 前記支柱上部と前記支柱下部の他方に設けられた支柱側鍔継手と、この支柱側鍔継手と接続され前記上側受筒部と前記下側受筒部の他方に設けられた鍔継手とを備えることを特徴とする特徴とする請求項1記載の雪崩・落石等防護体の支柱連結具。

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