JP4338475B2 - 燃料壁膜質量の決定方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気管噴射式の内燃機関における燃料壁膜質量の決定方法および装置に関するものである。
吸気管噴射式の内燃機関においては、いわゆる壁膜効果が存在する。この場合、吸気管内に噴射された燃料は全てが内燃機関の燃焼室内に入らず、一部吸気管または噴射弁に壁膜として堆積する。動的エンジン運転において、特に負荷切換変化があったとき、この壁膜質量は変化する。この結果、内燃機関の排気系内における設定燃空比に偏差が発生する。壁膜質量の変化はモデルを介して補正される。このようにして、排気系内における設定燃空比の偏差を補償することができる。
吸気管噴射式の内燃機関において、負荷切換変化があったときに、内燃機関の排気系内の設定燃空比の偏差を補償するために、吸気管または噴射弁における燃料壁膜質量を決定する方法および装置を提供することが本発明の課題である。
本発明によれば、吸気管噴射式の内燃機関における燃料壁膜質量の決定方法において、内燃機関のシリンダの吸気弁が開く前に全て吸気管内に行われる燃料噴射から、燃料壁膜質量が決定され、このように決定された燃料壁膜質量に対する値が、開いている吸気弁を介してシリンダの燃焼室内に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の比の関数として補正される。
また、本発明によれば、吸気管噴射式の内燃機関における燃料壁膜質量の決定装置は、内燃機関のシリンダの吸気弁が開く前に全て吸気管内に行われる燃料噴射から、燃料壁膜質量を決定するための手段と、このように決定された燃料壁膜質量に対する値を、開いている吸気弁を介してシリンダの燃焼室内に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の比の関数として補正するための手段と、を備えている。
本発明による決定方法および本発明による決定装置は、従来技術に比較して、燃料噴射が全て内燃機関のシリンダの吸気弁が開く前に吸気管内に行われるこの燃料噴射から、燃料壁膜質量が決定され、このように決定された燃料壁膜質量に対する値が、開いている吸気弁を介してシリンダの燃焼室内に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の比の関数として補正されるという利点を有している。このようにして、負荷切換変化があったとき、噴射燃料質量が全て吸気弁が開く前に噴射されたか、またはその全てまたは一部が、開いている吸気弁内に噴射されたかには無関係に、先行制御手段としてのいわゆる移行補償により、排気系内の燃空比(空燃比)の変化を阻止ないし補償することができる。したがって、移行補償に対して、開いている吸気弁内への燃料の少なくとも一部の噴射に基づく燃料壁膜質量の変化が考慮される。
本発明は更に、有利な拡張および改善が可能である。
開いている吸気弁を介して燃焼室内に燃料が噴射される時間の、全有効噴射時間に対する比が求められたとき、開いている吸気弁を介してシリンダの燃焼室内に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の比の、特に簡単な決定方法が得られる。この場合、開いている吸気弁を介して燃焼室内に燃料が噴射される時間において、噴射弁から吸気弁までの燃料の飛行時間が考慮されるとき、それは特に有利である。このようにして、燃料が燃焼室内に到達可能な時間を特に正確に決定し、したがって決定された燃料壁膜質量の特に確実な補正を実行することができる。
他の利点は、開いている吸気弁を介して燃焼室内に燃料が噴射されるクランク角範囲の、エンジン回転速度の関数として全有効噴射時間に割り当てられているクランク角範囲に対する比が求められることにより、前記比が決定されることにある。このようにして、開いている吸気弁を介してシリンダの燃焼室内に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の比を、噴射過程の間における種々のクランク角を評価することにより、特に簡単に決定することができる。
他の利点は、壁膜補償の範囲内において、負荷の急変が同じ場合に、内燃機関の排気系内の燃空比に対して、燃料が全て吸気弁が開く前に噴射される場合と同じ値が得られるように、前記比の関数として燃料壁膜質量の決定値に対する補正係数が決定されることにある。このようにして、決定燃料壁膜質量の、簡単且つそれぞれの内燃機関に適合された、したがって特に正確な補正が可能であり、この補正は、噴射燃料質量が全て吸気弁が開く前に噴射されたか、またはその全てまたは一部が、開いている吸気弁内に噴射されたかとは無関係に、きわめて確実な移行補償が可能である。
他の利点は、調節可能なカム軸におけるカム軸位置の変化により、燃料噴射の終了に対する導入角の変化により、または噴射弁を離れてから吸気弁に到達するまでの燃料の飛行時間から得られる飛行角の変化により、前記比が変化されることにある。このようにして、開いている吸気弁内に噴射される燃料質量を特にフレキシブルに変化させることができる。
図3に吸気管噴射式の内燃機関1が略図で示されている。内燃機関1は、燃焼室15およびピストン85を有する少なくとも1つのシリンダ20を含み、ピストン85は、図3には示されていないクランク軸を駆動する。燃焼室15内に、吸気弁5を介して、吸気管10から燃料/空気混合物を供給可能である。燃焼室15内の燃焼後に発生した排気ガスは、排気弁90を介して排気系30内に供給される。吸気管10から燃焼室15内に吸い込まれた燃料/空気混合物は、点火プラグ55により点火される。吸気弁5および排気弁90は、当業者に既知のように、クランク軸から駆動されるカム軸により、したがってシリンダ20のクランク角の関数として開閉させることができる。吸気弁5および排気弁90を、エンジン制御装置60を介して、完全に可変に操作することも可能である。このために、図3においては、吸気弁5および排気弁90は、エンジン制御装置60と破線結合で示されている。吸気管10に供給された空気質量は、空気質量流量測定装置、例えばホット・フィルム空気質量流量計65により測定され、また形成された測定信号はエンジン制御装置60に供給される。吸気管10内への空気供給量は、例えばエンジン制御装置60から電気的に操作可能な絞り弁50により調節可能である。この場合、絞り弁50は、空気の流れ方向においてホット・フィルム空気質量流量計65の後方に配置されている。空気の流れ方向は、図3において吸気管10内の矢印により示されている。吸気管10内で空気の流れ方向において絞り弁50の後方に吸気管圧力センサ70が配置され、吸気管圧力センサ70は、吸気管10内の圧力を測定し且つ対応する測定信号をエンジン制御装置60に伝送する。吸気弁5と絞り弁50との間で吸気管10内に、吸気管10内に燃料を噴射するための噴射弁25が配置されている。排気系30内にλセンサ75が配置され、λセンサ75は、排気系30内の酸素含有量を決定し且つそれをエンジン制御装置60に伝送する。酸素含有量から、エンジン制御装置60は、排気系30内の燃空比を決定することができる。さらに、シリンダ20にクランク角センサ80が配置され、クランク角センサ80は、当業者に既知のように、実際クランク角を測定し且つ場合によりそれをエンジン制御装置60に伝送する。
以上の考察は、例としてシリンダ20に対して行われたものであるが、同様に複数のシリンダにも使用可能である。
エンジン制御装置60は、図1に示されている本発明による壁膜決定および補正ユニット35を含み、壁膜決定および補正ユニット35は、エンジン制御装置60内でハードウェアによりおよび/またはソフトウェアにより形成されてもよい。クランク角センサ80から与えられるクランク角の時間線図から、エンジン制御装置60は、内燃機関1のエンジン回転速度を当業者に既知のように決定することができる。ホット・フィルム空気質量流量計65により決定され且つ燃焼室15内に供給された空気質量と、吸気管圧力センサ70から提供された吸気管圧力と、クランク角センサ80により決定されたエンジン回転速度とから、エンジン制御装置60は、当業者に既知のように、例えばモデルによりシリンダ20の相対充填量rlpを決定することができる。相対充填量rlpは、壁膜決定および補正ユニット35において、ブロック91から、吸気管10および/または噴射弁25における燃料壁膜質量を決定する燃料壁膜質量決定手段40に供給される。この場合、燃料壁膜質量決定手段40は、壁膜特性曲線ないし壁膜関数を形成し、壁膜特性曲線ないし壁膜関数は、入力変数としての相対充填量rlpを、出力変数として関連の燃料壁膜質量wfに変換する。この場合、壁膜特性曲線は、全て吸気弁5が開く前に吸気管10内に行われる燃料噴射から決定される。これは、言い換えると、全燃料質量が蓄積されること、即ち開いている吸気弁5内には噴射されないことを意味する。この条件下で、絞り弁50の位置の対応する変化により、したがって相対充填量rlpの対応する変化によって形成される負荷の急変により、壁膜特性曲線が適用される。これは、燃料噴射量を変化させるために、絞り弁50のそれぞれの位置に対して、ないしこれから得られるそれぞれの相対充填量rlpに対して、形成される壁膜効果が正確に補償され且つλセンサ35により決定された排気系30内の燃空比の変化が正確に補償されるように、エンジン制御装置60が噴射弁25を操作することにより行うことができる。このとき、このために必要な燃料過剰量は、絞り弁50のそれぞれの位置において形成される燃料壁膜質量に対応する。次に、これが関連の相対充填量rlpに対する出力変数として、壁膜特性曲線内に記憶されてもよい。
このように燃料壁膜質量決定手段40により決定された燃料壁膜質量wfは、次に第3の乗算素子107に供給される。
ブロック92を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、ピストン85の給気切換上死点に対するピストン85の点火上死点のクランク角位置を表わす360°のクランク角が供給される。360°のクランク角は第1の減算素子101に供給される。ブロック93を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、給気切換上死点に対する吸気弁5の開放時点クランク角位置を表わすクランク角WNWREOが供給される。この場合、クランク角WNWREOは、一般に固定設定され、ないしエンジン制御装置60内で既知であり、且つ加算素子102に供給される。ブロック94を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、吸気弁5の閉鎖時点クランク角位置に対する点火上死点クランク角位置を表わすクランク角WESSOTが供給される。この場合、クランク角WESSOTは、同様に一般に固定設定され、ないしエンジン制御装置60内で既知であり、且つ同様に加算素子102に供給される。したがって、加算素子102は、クランク角WNWREOおよびWESSOTの和を形成する。この和は、第1の減算素子101において、クランク角360°から減算される。したがって、第1の減算素子101の出力に、吸気弁5が開かれているクランク角範囲、即ち吸気弁5の開放時点から吸気弁5の閉鎖時点までのクランク角範囲に対応するクランク角woe_wが存在する。クランク角woe_wは、次に第2の減算素子103に供給される。ブロック95を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、吸気弁5の閉鎖時点クランク角に対する燃料噴射の終了時点クランク角を表わすクランク角weeが供給される。この場合も同様に、クランク角weeは、一般に固定設定され、ないしエンジン制御装置60内で既知であり、且つ第3の減算素子104に供給される。ブロック96を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、シリンダ20のクランク軸角速度vwkwが供給され、この場合、角速度vwkwは、クランク角センサ80の測定信号から、当業者に既知のようにエンジン制御装置60で決定することができる。この場合、クランク軸角速度vwkwは、内燃機関1のエンジン回転速度に対応する。角速度vwkwは第1の乗算素子105に供給される。ブロック97を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、燃料の液滴が噴射弁25を離れてから吸気弁5に到達するまでに要する時間を表わす燃料飛行時間tkrfが供給される。飛行時間tkrfは、エンジン制御装置60において、既知の噴射角および噴射圧力と、既知の噴射弁25と吸気弁5との間の間隔との関数として、当業者に既知のように決定され、且つ同様に第1の乗算素子105に供給される。したがって、第1の乗算素子105は、角速度vwkwと燃料飛行時間tkrfとの積を形成する。このように形成された積は、噴射弁25から吸気弁5までの燃料の飛行時間に対応するクランク角wkrfである。クランク角wkrfは、同様に第3の減算素子104に供給され、且つ第3の減算素子104において、クランク角weeから減算される。したがって、第3の減算素子104の出力において、吸気弁5の閉鎖時点クランク角に対する飛行時間の終了時点クランク角に対応するクランク角weeotkrfが得られる。クランク角weeotkrfは、第2の減算素子103に供給され、且つ第2の減算素子103において、クランク角woe_wから減算される。この結果、第2の減算素子103の出力において、開かれた吸気弁5内に燃料が到達可能なクランク角範囲に対応するクランク角が得られ、ここでは、それが、吸気弁5の開放後の噴射弁25からの燃料の噴射によるものか、または燃料の飛行時間tkrfの間のものであるかを問わない、第2の減算素子103の出力は、次に最大値選択素子(MAX)109に供給され、最大値選択素子109には、他の入力を介してブロック98から値0が供給されている。最大値選択素子109は、次に、0と、第2の減算素子103から提供されたクランク角とから最大値を形成する。これは、第2の減算素子103の出力が負であるとき、したがって燃料質量が全て吸気弁5が開く前に吸気管10内に噴射され、且つ燃料の飛行時間tkrfを考慮しても、燃料が開いている吸気弁5内に噴射されないとき、最大値選択素子109の出力は0であることを意味する。これに対して、第2の減算素子103の出力が正である場合、第2の減算素子103の出力は最大値選択素子109の出力にも対応し、一方で最大値選択素子109の出力は除算素子108に供給されている。ブロック99を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、同様に角速度vwkwが供給される。この場合には、角速度vwkwは第2の乗算素子106に供給される。ブロック100を介して、壁膜決定および補正ユニット35に、全有効噴射時間te_wが供給される。この時間は、噴射弁25が開かれている時間に対応し、且つ固定設定され、またはエンジン制御装置60で既知である。全有効噴射時間te_wは、同様に第2の乗算素子106に供給される。したがって、第2の乗算素子106において、角速度vwkwと全有効噴射時間te_wとから積が形成される。この積は、実際角速度vwkwにおいて全有効噴射時間te_wに対応するクランク角wteである。クランク角wteは、次に同様に除算素子108に供給される。除算素子108において、最大値選択素子109の出力、したがって噴射弁25から噴射された燃料が開かれている吸気弁5内に到達可能なクランク角範囲が、クランク角wte、したがって全有効噴射時間に対するクランク角範囲により除算される。この結果は、開かれている吸気弁5を介してシリンダ20の燃焼室15内に噴射される燃料質量の全噴射燃料質量に対する比vtiである。即ち、この比は、燃料が開いている吸気弁5を介して燃焼室15内に噴射されるクランク角範囲の、全燃料噴射が行われるクランク角範囲に対する比である。この比vtiは、さらに、燃料が開いている吸気弁5を介して燃焼室15内に噴射される時間の、全有効噴射時間te_wに対する比でもある。この比vtiは、決定された燃料壁膜質量を補正する燃料壁膜質量補正手段45に入力変数として供給され、燃料壁膜質量補正手段45は、補正関数ないし補正特性曲線を含み、且つこの補正特性曲線により、比vtiを、燃料壁膜質量に対する補正係数を示す出力変数ftineoに変換し、出力変数ftineoは、同様に第3の乗算素子107に供給されている。
補正特性曲線ないし補正係数ftineoの適用に対して、例えば導入角とも呼ばれるクランク角weeの間、燃料質量の少なくとも一部が、開いている吸気弁5を介して燃焼室15内に到達するように、噴射がより遅い時点までシフトされてもよい。このとき、補正特性曲線は、壁膜補償の範囲内において、負荷の急変が同じ場合に、内燃機関1の排気系30内の燃空比に対して、燃料が全て吸気弁5が開く前に噴射される場合と同じ値が得られるように、比vtiの関数として適用される。このとき、燃料壁膜質量に対する補正係数ftineoは、補正係数ftineoだけ補正された補償燃料壁膜質量が、負荷切換において、排気系30内の変化の必要な移行補償を保証するように、この比の関数とし適用されている。このために、補正係数ftineoは、第3の乗算素子107において、補正燃料壁膜質量dwfを決定するために、燃料壁膜質量決定手段40の出力、したがって決定された燃料壁膜質量wfと乗算される。
燃料が開いている吸気弁5内に噴射されない場合、比vtiは0に等しく且つ補正係数ftineoは1に等しいので、燃料壁膜質量の補正は行われない。比vtiが1に等しいとき、全燃料質量は開いている吸気弁5内に噴射される。この場合には、形成される燃料壁膜質量は小さいので、このとき補正係数ftineoはそれに対応して1より小さくなる。
したがって、図1に示す機能図により、比vtiに対して、次式が形成される。
Figure 0004338475
ここで、°KWは、°クランク軸を表わす。
比vtiが時間の範囲内で計算される場合、次式が得られる。
Figure 0004338475
ここで、tioeは、燃料が噴射弁25から噴射され且つ同時に吸気弁5が開かれている時間である。式(2)の分子の和は、燃料が、開いている吸気弁5を介して燃焼室15内に噴射される時間に対応し、この場合、噴射弁25から吸気弁5までの燃料の飛行時間tkrfが考慮される。
即ち、図1に示す機能図による比vtiの計算において、噴射される燃料質量は2つの部分に分割される。この場合、吸気弁5が開く時点が基準とされる。この場合、上記のモデル概念においては、噴射された燃料質量の少なくとも一部が開いている吸気弁5内に噴射されるときには、燃料壁膜質量は補正されなければならないことから出発される。即ち、噴射された燃料質量の分割は比vtiにより定義される。即ち、この場合、比vtiは、開いている吸気弁5を介して燃焼室15内に到達した噴射燃料質量の全噴射燃料質量に対する比である。吸気弁5が開く時点を基準点として特定することにより、上記のようにこの時点を基準に燃料を分割する場合、燃料の飛行時間tkrfのみならず、カム軸により、またはエンジン制御装置60の側の完全に可変な弁調節により可能な、吸気弁5が開く時点の調節もまた考慮されなければならない。
吸気弁5用の調節可能なカム軸を進み方向にシフトした場合、それは、導入角weeの範囲内で、噴射時点を遅れ方向にシフトするのと同じ効果を有している。吸気弁5用のカム軸を進み方向にシフトすることにより、吸気弁5はより早く開く。したがって、噴射開始時点が一定の場合、開いている吸気弁5を介して燃焼室15内により多量の燃料が到達することになる。導入角weeの範囲内で、噴射時点が遅れ方向にシフトされた場合、燃料の噴射はより遅く開始される。したがって、吸気弁5の開放時点が一定の場合、同様に、開いている吸気弁5を介して燃焼室15内により多量の燃料が到達することになる。
一般的に、比vtiは、次の3つの調節変数、即ち
(1)吸気弁5用カム軸が調節可能な場合における吸気弁5の開放カム軸位置の、クランク角wnwveだけの変化、したがって吸気弁5が開く時点の変化、
(2)燃料噴射終了の、吸気弁5が閉じる時点のクランク角に対する導入角weeの変化、
(3)燃料の液滴が噴射弁25を離れてから吸気弁5に到達するまでの飛行時間から得られる飛行角wkrfの、角速度vwkwの関数としての変化、
により可変である。
図2a−図2dに、上記の3つの調節変数による比vtiの調節に対する4つの例が示されている。この場合、4つの例は全て、同じクランク角基準点を有する、シリンダ20の作業行程の範囲内に組み込まれている。ここで、符号ZOTは、ピストン85の点火上死点を示し、符号LWOTは、ピストン85の給気切換上死点を示す。点火上死点ZOTおよび給気切換上死点LWOTは、相互に360°のクランク角だけ離れている。点火上死点ZOTおよび給気切換上死点LWOTの間に、吸気弁5が開くクランク角位置EOEが存在する。吸気弁5の開放クランク角位置EOEに続いて、吸気弁5の閉鎖クランク角位置ESが存在する。点火上死点ZOTおよび給気切換上死点LWOTの位置は、4つの全ての例に対して同じである。吸気弁5の開放クランク角位置EOEおよび吸気弁5の閉鎖クランク角位置ESは、図2a、図2cおよび図2dに対しては同じである。
図2aの第1の例においては、噴射弁25からの燃料の噴射は全有効噴射時間te_wの間に行われ、図2aにおいてこれがハッチングで示されている。関連のクランク角範囲はクランク角wteにより表わされている。同様に、給気切換上死点と、吸気弁5が開くクランク角EOEとの間のクランク角範囲WNWREOが示されている。さらに、クランク角EOEとクランク角ESとの間のクランク角範囲woe_wが示され、クランク角範囲woe_wは、吸気弁5が開かれているクランク角範囲を表わす。さらに、燃料噴射の終了と吸気弁5が閉じるクランク角との間の導入角weeが示されている。この導入角weeは、上記のように、図2aに示されているような、飛行時間に対する導入角を表わすクランク角wkrfと、飛行時間のない導入角を考慮したクランク角weeotkrfとから構成されている。さらに、4つの全ての例に対して、吸気弁5の閉鎖クランク角と点火上死点ZOTとの間のクランク角WESSOTが示されている。図2aにはさらに、吸気弁5が開かれているときに噴射弁25からの燃料噴射が行われるクランク角範囲に対応するクランク角wtioeが示されている。
次に、図2aにおける比vtiは、次式により計算される。
Figure 0004338475
ここで、図2bにおいては、吸気弁5の開放クランク角および吸気弁5の閉鎖クランク角をそれぞれ、カム軸位置の変化により、値wnwveだけ進み方向にシフトするように設計されている。したがって、吸気弁5の開放クランク位置EOEよりもクランク角wnwveだけ進み方向にシフトされた吸気弁5の開放クランク角EOE1が得られる。それに対応して、吸気弁5の閉鎖クランク角ESよりもクランク角wnwveだけ進み方向にシフトされた吸気弁5の閉鎖クランク角ES1が得られる。このようにして、上記のように、燃料の噴射クランク角範囲が同じままである場合、図2aに比較してより多量の燃料部分が、開いている吸気弁5内に噴射される。導入角weeもまたクランク角wnwveだけ上昇されたとき、上記とは逆方向に作用するので、燃料噴射クランク角範囲wteを、同様にクランク角wnwveだけ進み方向にシフトさせた、第2の導入角wee1が得られる。したがって、開いている吸気弁5内への燃料の噴射クランク角範囲wtioeは不変のままである。飛行時間クランク角範囲wkrfもまた、全有効噴射クランク角範囲wteと全く同様に不変のままである。しかしながら、導入角はクランク角wnwveだけ上昇されるので、第1の飛行時間のない導入角weeotkrfよりもクランク角wnwveだけ上昇された、第2の飛行時間のない導入角weeotkrf1もまた得られる。カム軸位置がクランク角wnwveだけ変化することに基づき、給気切換上死点LWOTと吸気弁5の開放クランク角EOE1との間の新たなクランク角範囲WNWREO1もまた得られる。クランク角WESSOTもまたWESSOT+wnwveに上昇される。しかしながら、クランク角wtioeおよびwkrfおよびwteは、上記手段により不変のままであるので、比vtiもまた変化しない。
図2cの第3の例においては、図2aに記載の吸気弁5の開放クランク角EOEおよび吸気弁5の閉鎖クランク角ESが使用されるので、給気切換上死点LWOTと吸気弁5の開放クランク角EOEとの間のクランク角範囲WNWREOは、図2aから既知の値を有している。さらに、全有効噴射クランク角範囲wteは、図2cにおいても不変であると仮定する。しかしながら、図2cの例においては、図2aからの第1の導入角weeより大きい第3の導入角wee2が選択されるので、燃料噴射は進み方向にシフトされ、開いている吸気弁5内への燃料の噴射のための、図2aおよび図2bからのクランク角範囲wtioeよりも小さい第2のクランク角範囲wtioe2が得られる。図2a、図2bおよび図2cの例に対しては、角速度vwkw、したがって内燃機関1のエンジン回転速度は、一定のままであると仮定する。したがって、これらの3つの例の全てにおいて、飛行時間を有する導入角wkrfは同じ大きさである。したがって、開いている吸気弁5内への噴射に対する第2のクランク角範囲wtioe2は低減され、全有効噴射に対するクランク角範囲wteは同じままである場合、比vtiは、図2aおよび図2bの例よりも低減されている。
図2cの例においては、第3の導入角wee2は図2aの第1の導入角weeよりも増大され且つ飛行時間を有する導入角wkrfは図2aの例と同じ大きさであるので、図2cの例においては、第3の導入角wee2と同じ割合で上昇された第3の飛行時間のない導入角weeotkrf2が得られる。
図2cの例において、導入角を、図2aから既知の値よりも低減させた場合、それに対応して、飛行角ないし飛行時間を有する導入角wkrfが同じままである場合、全有効噴射クランク角範囲wteが同様に図2aの例と同じままであるかぎり、開いている吸気弁5に導かれる燃料の全有効噴射燃料に対する割合、したがって比vtiを上昇させることができる。
図2dの例においても同様に、図2aに示すような吸気弁5の開放クランク角EOEおよび吸気弁5の閉鎖クランク角ESが使用されるので、給気切換上死点LWOTと吸気弁5の開放クランク角EOEとの間のクランク角範囲WNWREOは、図2aの例と同じ大きさである。図2dの例においては、さらに、全有効噴射クランク角範囲wteは不変のままとされるべきである。
ここで、図2dの例においては、内燃機関1のエンジン回転速度、したがって角速度vwkwが上昇されたので、燃料飛行時間の間により大きいクランク角が進められると仮定する。これは、図2a−図2cよりも拡大された第2の飛行時間を有する導入角wkrf3が得られることを意味する。比vtiを図2aの例と比較して変化させないようにするために、飛行時間のない導入角weeotkrfは、図2aの例に比較して不変のままとされる。これは、図2dの例においては、第2の飛行時間を有する導入角wkrf3の、図2a−図2cに示す第1の飛行時間を有する導入角wkrfに対する割合と同じ割合で、図2aからの導入角weeよりも上昇された第4の導入角wee3が形成されなければならないことを意味する。これに対応して、燃料噴射は進み方向にシフトされるので、図2aおよび図2cからの第1のクランク角範囲wtioeよりも、第2の飛行時間を有する導入角wkrf3が第1の飛行時間を有する導入角wkrfより上昇された値だけ小さい、開いている吸気弁5内への燃料の噴射に対する第3のクランク角範囲wtioe3が得られる。
図2dの例において、エンジン回転速度、したがって角速度vwkwが低下された場合、それに対応して、飛行角もまた図2aの例よりも低下するであろう。導入角weeを図2aと同じままとし且つ全有効噴射クランク角範囲wteも同じままとした場合、比vtiは低下するであろう。この場合、飛行時間のない導入角weeotkrfは、それに対応して図2aの例よりも上昇するであろう。燃料飛行時間が一定の場合、エンジン回転速度がより高くなったとき、より小さいエンジン回転速度のときよりも大きいクランク角が進められる。
上記の4つの例から、例として、比vtiが、上記の3つの調節変数の関数として、即ち吸気弁5のカム軸が調節可能な場合におけるカム軸位置の変化の関数として、噴射過程の終了に対する導入角の変化ないし飛行角、したがって飛行時間を有する導入角の変化がどのように可変であるかがわかる。
上記のように、噴射弁25から噴射された燃料質量は常に完全には蓄積されないで、一部または全部が開いている吸気弁5内に噴射される。開いている吸気弁5内に噴射された燃料部分は燃料壁膜質量に全く寄与しないかまたは僅かに寄与するにすぎない。これは本発明の補正係数ftineoによる補正によって考慮され、この場合、この補正係数ftineoにより、開いている吸気弁5に噴射された燃料質量の、噴射弁25から吸気管10内に噴射された全燃料質量に対する比が考慮される。
本発明による吸気管噴射式の内燃機関における燃料壁膜質量の決定方法および装置を説明するための機能図である。 図2a−図2dは、開かれている吸気弁内への燃料噴射の種々の可能な変更態様図である。 本発明に係る吸気管噴射式の内燃機関の概略全体図である。
符号の説明
1 内燃機関
5 吸気弁
10 吸気管
15 燃焼室
20 シリンダ
25 噴射弁
30 排気系
35 壁膜決定および補正ユニット
40 燃料壁膜質量決定手段
45 燃料壁膜質量補正手段
50 絞り弁
55 点火プラグ
60 エンジン制御装置
65 ホット・フィルム空気質量流量計
70 吸気管圧力センサ
75 λセンサ
80 クランク角センサ
85 ピストン
90 排気弁
91−100 ブロック
101、103、104 減算素子
102 加算素子
105、106、107 乗算素子
108 除算素子
109 最大値選択素子
dwf 補正燃料壁膜質量
EOE、EOE1 吸気弁開放クランク角位置
ES、ES1 吸気弁閉鎖クランク角位置
ftineo 燃料壁膜質量に対する補正係数
°KW °クランク軸
LWOT 給気切換上死点
rlp 相対充填量
te_w 全有効噴射時間
tioe 燃料の噴射と吸気弁の開放とが同時に行われる時間
tkrf 燃料飛行時間
vti 最大値選択素子の出力/wte
vwkw クランク軸角速度
wee、wee1、wee2、wee3 導入角(吸気弁閉鎖時点クランク角に対する燃料噴射終了時点クランク角を表わすクランク角)
weeotkrf、weeotkrf1、weeotkrf2 飛行時間のない導入角
WESSOT 吸気弁閉鎖と点火上死点との間のクランク角
wf 燃料壁膜質量
wkrf、wkrf3 燃料飛行時間クランク角(飛行時間を有する導入角)
wnwve クランク角シフト値
woe_w 吸気弁開放クランク角範囲
WNWREO、WNWREO1 給気切換上死点と吸気弁開放との間のクランク角
wte 全有効噴射時間に対応するクランク角
wtioe、wtioe1、wtioe2、wtioe3 燃料噴射が吸気弁の開放中に行われるクランク角範囲
ZOT 点火上死点

Claims (7)

  1. 全燃料質量が蓄積され、開いている吸気弁(5)内には噴射されないように内燃機関(1)のシリンダ(20)の吸気弁(5)が開く前に全て吸気管(10)内に行われる燃料噴射から、燃料壁膜質量が決定されること、および
    噴射された燃料質量の少なくとも一部が開いている吸気弁(5)内に噴射されるとき、前記の決定された燃料壁膜質量に対する値が、開いている吸気弁(5)を介してシリンダ(20)の燃焼室(15)内に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の比の関数として補正されること、
    を特徴とする吸気管噴射式の内燃機関における燃料壁膜質量の決定方法。
  2. 開いている吸気弁(5)を介して燃焼室(15)内に燃料が噴射される時間の、全有効噴射時間に対する比が求められることにより、開いている吸気弁(5)を介してシリンダ(20)の燃焼室(15)に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の前記比が決定されることを特徴とする請求項1に記載の決定方法。
  3. 開いている吸気弁(5)を介して燃焼室(15)内に燃料が噴射される時間において、噴射弁(25)から吸気弁(5)までの燃料の飛行時間が考慮されることを特徴とする請求項2に記載の決定方法。
  4. 開いている吸気弁(5)を介して燃焼室(15)内に燃料が噴射されるクランク角範囲の、エンジン回転速度の関数として全有効噴射時間に割り当てられているクランク角範囲に対する比が求められることにより、開いている吸気弁(5)を介してシリンダ(20)の燃焼室(15)に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の前記比が決定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の決定方法。
  5. 前記の決定された燃料壁膜質量の値に対する補正係数が、壁膜補償の範囲内において負荷の急変が同じ場合に内燃機関(1)の排気系(30)内の燃空比の値として燃料が全て吸気弁(5)が開く前に噴射される場合の燃空比の値と同じ値が得られるように、開いている吸気弁(5)を介してシリンダ(20)の燃焼室(15)に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の前記比の関数として決定されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の決定方法。
  6. 調節可能なカム軸におけるカム軸位置の変化により、燃料噴射の終了に対する導入角の変化により、または噴射弁(25)を離れてから吸気弁(5)に到達するまでの燃料の飛行時間から得られる飛行角の変化により、開いている吸気弁(5)を介してシリンダ(20)の燃焼室(15)に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の前記比が変化されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の決定方法。
  7. 全燃料質量が蓄積され、開いている吸気弁(5)内には噴射されないように内燃機関(1)のシリンダ(20)の吸気弁(5)が開く前に全て吸気管(10)内に行われる燃料噴射から、燃料壁膜質量が決定するための手段(40)と、
    噴射された燃料質量の少なくとも一部が開いている吸気弁(5)内に噴射されるとき、前記の決定された燃料壁膜質量に対する値を、開いている吸気弁(5)を介してシリンダ(20)の燃焼室(15)内に噴射される燃料質量と全噴射燃料質量との間の比の関数として補正するための手段(45)と、
    を備えたことを特徴とする吸気管噴射式の内燃機関における燃料壁膜質量の決定装置。
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