JP4336276B2 - メタデータ作成方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、任意の映像からその映像中の各イベントに関する情報のメタデータを作成するメタデータ作成装置に関し、特に、映像中の任意の着目シーンをタグ付けすることによって、瞬時に検索可能とするために有効なメタデータを作成するメタデータ作成方法及び装置に関する。
ライブ映像あるいはビデオ録画(VTR)映像からダイジェスト版のビデオコンテンツやスポーツ公式戦記録映像を作成したり、ビデオ録画映像中から着目シーン(例えば、サッカーのビデオ映像でのゴールシーン、野球のビデオ映像でのホームランやダブルプレー、三振のシーン)を検索してその着目シーンを表示させるためには、あらかじめ、映像においてどの部分が着目シーンであるかを判別してその着目シーンの開始時刻及び終了時刻を識別し、さらに各着目シーンに対してタグ(そのシーンが何のシーンであるかを示す情報)付けしておく必要がある。そのような作業を一般にアノテーション作業と呼ぶ。一連の映像中のどの部分が着目シーンであるかが判別されるとともに、各着目シーンへのタグ付けが終われば、単なるダイジェスト版のビデオコンテンツを作成する場合であれば、オリジナルの映像から着目シーンを取り出して順番に接続するだけで、そのビデオコンテンツが完成する。さらに、ダイジェスト版のビデオコンテンツであっても、省略をしないで1試合をまるまる収録したビデオコンテンツであっても、着目シーンへのタグ付けを行うことで、他のデータ、例えばスポーツの場合の公式記録と組み合わせることにより、前半○分のA選手によるゴールシーンとか、後半○分のCK(コーナーキック)のシーンを即座に検索してそのシーンをビデオ再生することが可能になる。
しかしながら、現状では、映像データを与えてそこから着目シーンを自動的に抽出することは難しい。例えば、サッカーの場合、ゴールシーンなのか、反則のためにノーゴールとなっているシーンなのかを機械だけで判断することは困難である。そこで、従来は、映像に対するアノーテーション作業は、その過半を人の手作業で行っているのが現状である(非特許文献1)。具体的には、図10に示すように従来は、対象となるVTR映像やライブ映像を再生しながらその映像を視聴している記録者が着目シーンを見つけ出し、あるいは、ライブ映像(例えば、スポーツ試合の現場)をVTRなどで撮影しながらその現場にいる記録者が着目シーンとなるべきシーンを判別し、映像表示開始からのその着目シーンの開始時刻、終了時刻を測定し(ライブでの測定の場合であればライブ撮影の開始時点からの相対的な時間あるいは絶対的な時刻で各着目シーンの開始時刻、終了時刻を測定し)、また何のシーンであるかなどの情報とともに、測定したそれらの時刻を例えば紙に手書きで記録している。そして、メタデータを例えばXML(eXtensible Markup Language)で記述するために、各着目シーンについて、開始時刻や終了時刻、何のシーンであるかの情報(タグ)を手入力でパーソナルコンピュータ(PC)に入力している。
山本 大介、"半自動ビデオアノテーションとそれに基づく意味的ビデオ検索に関する研究(名古屋大学工学部電気電子・情報工学科卒業論文)"、[Online]、2003年2月、名古屋大学大学院情報科学研究科メディア科学専攻長尾研究室、[2004年3月2日検索]、インターネット〈URL:http://www.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/papers/yamamoto_sotsuron03.xml〉あるいは〈URL:http://www.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/papers/pdfs/yamamoto_sotsuron03.pdf〉
したがって、従来の方法では、映像中からどこが着目シーンであるかを判別して開始及び終了の時刻指定を行いさらにタグ付けを行ってメタデータを作成するための一連の作業に対して多大な手作業を必要とし、特に、メタデータ作成対象の映像が多数あるときや、映像中の着目シーンの数が多い場合には、メタデータ作成のために膨大な時間を要する、という問題点がある。
本発明の目的は、任意の映像における着目シーンの時刻指定や着目シーンに対するタグ付けを容易にすることで、その映像に対するメタデータ作成を支援するメタデータ作成方法及び装置を提供することにある。
本発明のメタデータ作成方法は、映像から任意の着目シーンを切り出して着目シーンに対応するメタデータを作成するメタデータ作成方法であって、第1のキーまたはボタンに対する記録者の操作を受け付けて現在時刻を読み出し、該現在時刻を作業開始時刻として設定するステップと、第2のキーまたはボタンに対する、着目シーンを記録しようとする記録者の操作を受け付けて着目シーンごとに、第2のキーまたはボタンに対する操作時点を識別するステップと、予め定められている開始算出用時間及び継続時間に基づき、着目シーンごとに、操作時点より開始算出用時間だけ早いシーン開始時刻を作業開始時刻からの経過時間として求め、シーン開始時刻から継続時間の経過後であるシーン終了時刻を作業開始時刻からの経過時間として求め、その着目シーンに関してシーン開始時刻とシーン終了時刻とを含む時刻系列情報を生成するステップと、時刻系列情報に基づいてメタデータを作成するステップと、を有する。さらに、複数の第2のキーまたはボタンのうち操作に用いられたキーまたはボタンを識別して、対象とする着目シーンに対応するイベントの種類を判別するステップと、イベントの種類ごとに予め定められた開始算出用時間と継続時間とを格納するデータベースを検索して、判別されたイベント種類に対応する開始算出用時間と継続時間とを取得するステップと、を設け、取得された開始算出用時間と継続時間とに基づいてシーン開始時刻及びシーン終了時刻を求めるととともに、判別されたイベント種類に対応するタグ情報を時刻系列情報に含ませるようにしてもよい。
本発明のメタデータ作成装置は、映像から任意の着目シーンを切り出して着目シーンに対応するメタデータを作成するメタデータ作成装置であって、着目シーンを記録しようとする記録者のキーまたはボタン操作を受け付けて着目シーンごとに、キーまたはボタン操作の操作時点を識別する入力部と、予め定められている開始算出用時間及び継続時間に基づき、着目シーンごとに、操作時点から開始算出用時間だけ早いシーン開始時刻を作業開始時刻からの経過時間として求め、シーン開始時刻から継続時間の経過後であるシーン終了時刻を作業開始時刻からの経過時間として求め、その着目シーンに関してシーン開始時刻とシーン終了時刻とを含む時刻系列情報を生成する時刻発生部と、時刻系列情報に基づいてメタデータを作成するメタデータ変換部と、を有する。さらに、イベントの種類ごとに予め定められた開始算出用時間と継続時間とを格納するデータベースと、データタグ付け部と、を有し、入力部が、キーまたはボタン操作に用いられたキーまたはボタンを識別して、対象とする着目シーンに対応するイベントの種類を判別し、時刻発生部が、データベースを検索して、判別されたイベント種類に対応する開始算出用時間と継続時間とを取得し、取得された開始算出用時間と継続時間とに基づいてシーン開始時刻及びシーン終了時刻を求め、データタグ付け部が、判別されたイベント種類に対応するタグ情報を時刻系列情報に含ませるようにしてもよい。
本発明によれば、メタデータ作成に関して、記録者のキー操作などによる入力時刻に対応して、複数の着目シーンのそれぞれに対して開始時刻、終了時刻をメタデータに容易に設定することが可能となる、という効果が得られる。
次に、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の一形態のメタデータ作成装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すメタデータ作成装置は、VTR映像やライブ映像を視聴しているあるいはライブ撮影の現場にいてその撮影の対象となるスポーツ試合などを観戦している記録者からの入力を受け付け、時刻系列情報を生成する時刻系列生成部10と、時刻系列情報を例えばXMLで記述されたメタデータに変換するメタデータ変換部20と、を備えている。時刻系列生成部10には、現在時刻を常時出力する時計部11と、キーボード30などが接続する入力部12と、入力部12への入力に基づいてシーンの開始時刻と終了時刻を決定し、時刻系列情報を生成する時刻発生部13と、を備えている。メタデータ変換部20には、各タグ(セグメント)に対してセグメント情報を対応させてメタデータに変換する相対時間変換部21が設けられている。
図2は、図1に示したメタデータ作成装置の動作原理を説明する図である。説明のため、キーボード30には、少なくとも「0」、「1」、「2」のキーあるいはボタンが設けられているものとする。
キーボード30から入力部12に対して最初に「0」が入力されると、入力部12は、時計部11から現在時刻を読み出し、それを作業開始時刻(init_time)に設定する。その後、キーボード30からのキー入力を順次受け付ける。ここでキー「1」が押下された場合には着目シーンの開始であると識別しその時の時刻を時計部11から読み出して時刻発生部13に通知し、キー「2」が押下された場合には着目シーンの終了であると識別しそのときの時刻を時計部11から読み出して時刻発生部13に通知する。時刻発生部13は、入力部12から通知された時刻とinit_time(作業開始時刻)と差分をとって、シーン開始時刻、シーン終了時刻とし、テキスト形式で時刻系列情報を生成する。記録者は、着目シーンごとに、そのシーンの開始時にはキー「1」を押下し終了時にキー「2」を押下する。そして、映像中の全ての着目シーンが終わり、着目シーンの抽出作業を終える場合には、キー「0」を押下する。その結果、時刻系列情報のテキストデータには、着目シーンごとに1行が割当てられ、各着目シーンの行には、そのシーンの開始時刻と終了時刻と連番で振られたタグ(タグ1、タグ2、…、タグn)とが記録されている。最後にキー「0」が押下された場合には、入力部12はその旨を時刻発生部13に通知し、時刻発生部13は、時刻系列情報のテキストデータの末尾に「end」だけを有する行を追加して、一連の時刻系列生成の処理を終了する。
メタデータ変換部20では、相対時間変換部21が、入力した時刻系列情報のテキストデータに基づき、各タグに対してセグメント情報等を対応させてメタデータに変換する。時刻系列生成部10からの時刻系列情報は、あくまで、作業開始時刻init_time(最初に「0」が入力された時刻)からの相対的な時間で表されているものに過ぎず、本来の映像再生開始時からの時刻で表記されているわけではない。作業開始時刻init_timeは、記録者によって任意に決められてしまうものなので、本来その映像が備えている時間軸の原点(映像コンテンツとしての開始点)とはずれており、そのため、時刻系列生成部10からの時刻系列情報での時刻を採用して映像中のシーンの検索を行った場合に、意図したシーンを検索できない可能性がある。そこで、相対時間変換部21は、各シーンの開始時刻や終了時刻などを、作業開始時刻init_timeを基準としたものから、その映像の本来の開始時からの時間表記のものに変換する。XML形式によるメタデータは、例えば、セグメント開始時刻要素、セグメント終了時刻要素、セグメント継続時間要素、検索用メタデータ要素(イベントの種別)、各シーン(セグメント)ごとに一意に定められたセグメントIDなどを各要素を含んでいる。
図3は、時刻系列生成部10での処理を示すフローチャートである。処理が開始すると、まず、キーボード30においてキー「0」が押下されたかどうかを判定してキー「0」が押下されるまで待ち合わせ(ステップ101)、キー「0」が押下されたら、作業開始時刻init_timeに現在時刻を設定する(ステップ102)。次に、キー入力があるかどうかを待ち合わせ(ステップ103)、キー入力があった場合にはどのキー入力であるかを判別する(ステップ104)。キー「1」が入力した場合には、T=現在時刻−init_timeを求めてこのTをシーン開始時刻として、時刻系列情報のテキストデータにおける現在行の次の行の先頭に記録し(ステップ105)、ステップ103に戻る。キー「2」が入力した場合には、T=現在時刻−init_timeを求めてこのTをシーン終了時刻として、時刻系列情報のテキストデータにおける現在行に追加し、タグを付加し、その行を終りにし(ステップ106)、ステップ103に戻る。キー「0」が入力した場合には、時刻系列情報のテキストデータにおける現在行の次の行に「end」を記録し、そのテキストデータのファイルをクローズして(ステップ107)、処理を終了する。「0」、「1」、「2」以外のキー入力があった場合には、そのキー入力を無視するものとして、ステップ103に戻る。
以上説明した処理では、着目シーンごとにその開始時点と終了時点とにおいて記録者はキー操作を行う必要があるが、それでは記録者にとってキー操作が煩雑に感じられるような場合もある。着目シーンの継続時間をほぼ一定としてよいような場合には、着目シーンごとに1回のキー操作で済ませるようなことも可能である。図4は、その場合の時刻系列発生部10での処理を示している。
ここでは、予め2つの時間パラメータ(開始算出用時間S、継続時間D)を設定する。Sは、記録者によるキー入力があったときに、そのキー入力よりどれだけ前の時点をシーン開始時刻とするかを示すものであり、記録者によるボタン押下のタイミングが少し遅れることを想定したものである。Dは、着目シーンの継続時間を示している。
処理が開始すると、まず、キーボード30においてキー「0」が押下されたかどうかを判定してキー「0」が押下されるまで待ち合わせ(ステップ111)、キー「0」が押下されたら、作業開始時刻init_timeに現在時刻を設定する(ステップ112)。次に、キー入力があるかどうかを待ち合わせ(ステップ113)、キー入力があった場合にはどのキー入力であるかを判別する(ステップ114)。キー「1」が入力した場合には、T1=現在時刻−init_time−Sを求めてこのT1をシーン開始時刻とし、また、T2=現在時刻−init_time+Dを求めてこのT2をシーン終了時刻とし、時刻系列情報のテキストデータにおける現在行の次の行に、これらシーン開始時刻、シーン終了時刻及びタグを付加してその行を終りにし(ステップ115)、ステップ103に戻る。キー「0」が入力した場合には、時刻系列情報のテキストデータにおける現在行の次の行に「end」を記録し、そのテキストデータのファイルをクローズして(ステップ116)、処理を終了する。「0」、「1」以外のキー入力があった場合には、そのキー入力を無視するものとして、ステップ113に戻る。
図5は、ボタン押下とシーン開始時刻、シーン終了時刻との関係を示す図である。
さらに本発明では、スポーツの試合の映像に対して、着目シーンの抽出とともに、各着目シーンがどのようなイベント(野球の場合ならホームランとか三振、サッカーの場合であればゴールとかフリーキック)に対応するかのタグ付けを同時に行うようにすることもできる。図6は、このようなメタデータ作成装置の構成を示すブロック図である。
図6に示すメタデータ作成装置は、図1に示したメタデータ作成装置と同様のものであるがさらに、データタグ付け部15と、データベース16とを備えている。このメタデータ作成装置においては、データタグ付け部15は、キーボード30のどのキーが押下されたかに応じて、どのようなイベントが発生したかを識別し、時刻系列情報のテキストデータに含まれる各シーンのタグに、イベントの種類を特定するための情報を付加する。また、イベントの種類に応じて、上述した継続時間Dの値を変化させることが好ましいので、データベース16には、イベントの種類ごとに継続時間Dの値が格納されている。野球の場合、例えば、ホームランに対してはDを30秒程度に設定し、ダブルプレーに対してはDを10秒程度に設定すればよい。なお、イベントの種類に応じて、記録者がそのイベントが起きたと認識するために必要な時間が変化する可能性もあるので(例えば、サッカーのゴールシーンの場合、ゴールにボールが入る前の数秒間あるいは十数秒間にわたる一連のプレーも含めて着目シーンとしたいので)、Sについてもイベントの種類に応じて変化させるようにすることが好ましい。S,Dの値は、イベントの種類に応じて経験値に基づいて定められる。
このメタデータ作成装置を用いる場合、記録者は、キーボード30のキーを押下する際に、イベントの種類に応じてキーを用いるものとする。例えば、野球の場合、キー「1」はホームラン、キー「2」は三振、キー「3」は盗塁、などのように割当てておく。サッカーの場合であれば、キー「1」をゴール、キー「2」をフリーキック(FK)、キー「3」をペナルティーキック(PK)、などのように割当てておけばよい。もちろん、どのキーにどのイベントを対応させるかは、予め定めておく必要がある。後述するように、ネットワークを介してキー入力を行う場合には、時刻系列生成部及びメタデータ作成部として機能するサイトに接続する際に、そのサイトから記録者に対してキーとイベントとの対応関係が指示されることになる。そして、VTR映像やライブ撮影時において記録者は、イベントが起こるたびにそのイベントの種類を識別し、イベントの種類に応じたキーを押下する。その結果、入力部12は、どのキーが押下されたかによってどの種類のイベントが発生したかを識別し、それに応じて時刻発生部13はデータベース16を検索してそのイベント種類に対応したS,Dの値を読み出し、読み出した値とキー入力があった時刻とに基づいて、上述と同様にして、イベント開始時刻、イベント終了時刻を決定する。そして、データタグ付け部15は、識別したイベント種類に応じたタグ付けを行う。
図7は、時刻系列発生部10におけるそのような処理を示すフローチャートである。処理が開始すると、まず、キーボード30においてキー「0」が押下されたかどうかを判定してキー「0」が押下されるまで待ち合わせ(ステップ121)、キー「0」が押下されたら、作業開始時刻init_timeに現在時刻を設定する(ステップ122)。次に、キー入力があるかどうかを待ち合わせ(ステップ123)、キー入力があった場合にはどのキー入力であるかを判別する(ステップ124)。「0」以外のキー入力であった場合には、キーに応じてイベント種類を識別し(ステップ125)、データベース16を検索してイベント種類に応じたパラメータS,Dを読み出し(ステップ126)、T1=現在時刻−init_time−Sを求めてこのT1をシーン開始時刻とし、また、T2=現在時刻−init_time−S+Dを求めてこのT2をシーン終了時刻とし、時刻系列情報のテキストデータにおける現在行の次の行に、これらシーン開始時刻、シーン終了時刻及びタグを付加してその行を終りにし(ステップ127)、ステップ103に戻る。この際、タグには、イベント種類に対応した情報が含まれるようにする。一方、キー「0」が入力した場合には、時刻系列情報のテキストデータにおける現在行の次の行に「end」を記録し、そのテキストデータのファイルをクローズして(ステップ128)、処理を終了する。
メタデータ変換部20は、このようにして生成された時刻系列情報のテキストデータから、XMLによって記述されたメタデータを生成する。図8は、生成したメタデータの一例を示している。
このようにしてこの実施形態では、着目シーンを抽出してその開始時刻や終了時刻を決定すると同時に、イベント種類に応じたタグ付けを行うことができる。なお、1回のキー入力によってシーン開始時刻とシーン終了時刻の両方が定められるようになっているが、図3に示した処理のように、シーン開始時刻とシーン終了時刻とを陽にかつ別個に指定するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明において、記録者が、着目シーンの開始及び終了時に入力を行い、あるいは着目シーンに対応したイベントの発生を認識してその旨を入力する際に用いられるものは、上述したキーボードに限られるものではない。キーボードの代わりに、例えば、テンキーを有する携帯電話機などを使用することも可能である。その場合は、携帯電話機から無線回線を介して入力部12に入力がなされることになる。本発明において、記録者が行うキー操作あるいはボタン操作としては、機構部品としてのキースイッチあるいはボタンスイッチを指によって押下する操作だけでなくいわゆるソフトキーあるいはソフトボタンに対する操作、例えば、タッチパネル上に表示されているキーあるいはボタンを押す操作や、表示装置の画面上に表示されているキーあるいはボタンのアイコンをマウスでクリックするなどの操作も含まれる。
さらには、図9に示すように、インターネットなどのネットワーク4を介して時刻系列発生部10に接続する端末50をも入力のために用いることができる。端末50としては、キーボードなどを備える一般的なパーソナルコンピュータを用いることができる。時刻系列発生部10及びメタデータ作成部20は、例えば、端末50に対する映像配信機能を有する(あるいは有しない)サーバとして構成することができる。
以上説明したメタデータ作成装置は、それを実現するためのコンピュータプログラムを、パーソナルコンピュータなどのコンピュータに読み込ませ、そのプログラムを実行させることによっても実現できる。そのようなプログラムは、CD−ROMなどの記録媒体によって、あるいは、ネットワークを介して、コンピュータに読み込まれる。そのようなコンピュータは、一般に、CPUと、プログラムやデータを格納するためのハードディスク装置と、主メモリと、キーボードやマウスなどの入力装置と、液晶ディスプレイなどの表示装置と、CD−ROM等の記録媒体を読み取る読み取り装置と、ネットワークとの接続に用いられる通信インタフェースとから構成されている。このコンピュータでは、上述したプログラムを格納した記録媒体を読み取り装置に装着して記録媒体からプログラムを読み出してハードディスク装置に格納し、あるいは、ネットワークを介してプログラムをハードディスク装置に格納し、その後、ハードディスク装置に格納されたプログラムをCPUが実行することにより、上述した時刻系列発生部10及びメタデータ作成部20として機能することになる。
本発明の実施の一形態のメタデータ作成装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す装置の動作原理を示す図である。 図1に示す装置における時刻系列生成部の処理を示すフローチャートである。 図1に示す装置における時刻系列生成部の処理の別の例をを示すフローチャートである。 ボタン押下とシーン開始時刻、シーン終了時刻との関係を示す図である。 本発明の別の実施形態のメタデータ作成装置の構成を示すブロック図である。 図5に示す装置における時刻系列生成部の処理を示すフローチャートである。 XMLによって記述されたメタデータの一例を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態のメタデータ作成装置の構成を示すブロック図である。 従来のメタデータ作成方法を説明する図である。
符号の説明
10 時刻系列生成部
11 時計部
12 入力部
13 時刻発生部
15 データタグ付け部
16 データベース
20 メタデータ変換部
21 相対時間変換部
30 キーボード
40 ネットワーク
50 端末

Claims (7)

  1. 映像から任意の着目シーンを切り出して該着目シーンに対応するメタデータを作成するメタデータ作成方法であって、
    第1のキーまたはボタンに対する記録者の操作を受け付けて現在時刻を読み出し、該現在時刻を作業開始時刻として設定するステップと、
    第2のキーまたはボタンに対する、着目シーンを記録しようとする前記記録者の操作を受け付けて着目シーンごとに、前記第2のキーまたはボタンに対する操作時点を識別するステップと、
    予め定められている開始算出用時間及び継続時間に基づき、前記着目シーンごとに、前記操作時点から前記開始算出用時間だけ早いシーン開始時刻を前記作業開始時刻からの経過時間として求め、前記シーン開始時刻から前記継続時間の経過後であるシーン終了時刻を前記作業開始時刻からの経過時間として求め、当該着目シーンに関して前記シーン開始時刻と前記シーン終了時刻とを含む時刻系列情報を生成するステップと、
    前記時刻系列情報に基づいてメタデータを作成するステップと、
    を有する、メタデータ作成方法。
  2. 複数の前記第2のキーまたはボタンのうち操作に用いられたキーまたはボタンを識別して、対象とする着目シーンに対応するイベントの種類を判別するステップと、
    イベントの種類ごとに予め定められた前記開始算出用時間と前記継続時間とを格納するデータベースを検索して、判別されたイベント種類に対応する前記開始算出用時間と前記継続時間とを取得するステップと、
    をさらに有し、
    取得された開始算出用時間と継続時間とに基づいて前記シーン開始時刻及び前記シーン終了時刻を求めるととともに、前記判別されたイベント種類に対応するタグ情報を前記時刻系列情報に含ませる、請求項に記載のメタデータ作成方法。
  3. 映像から任意の着目シーンを切り出して該着目シーンに対応するメタデータを作成するメタデータ作成装置であって、
    着目シーンを記録しようとする記録者のキーまたはボタン操作を受け付けて着目シーンごとに、前記キーまたはボタン操作の操作時点を識別する入力部と、
    予め定められている開始算出用時間及び継続時間に基づき、前記着目シーンごとに、前記操作時点から前記開始算出用時間だけ早いシーン開始時刻を作業開始時刻からの経過時間として求め、前記シーン開始時刻から前記継続時間の経過であるシーン終了時刻を前記作業開始時刻からの経過時間として求め、当該着目シーンに関して前記シーン開始時刻と前記シーン終了時刻とを含む時刻系列情報を生成する時刻発生部と、
    前記時刻系列情報に基づいてメタデータを作成するメタデータ変換部と、
    を有する、メタデータ作成装置。
  4. イベントの種類ごとに予め定められた前記開始算出用時間と前記継続時間とを格納するデータベースと、
    データタグ付け部と、
    をさらに有し、
    前記入力部は、前記キーまたはボタン操作に用いられたキーまたはボタンを識別して、対象とする着目シーンに対応するイベントの種類を判別し、
    前記時刻発生部は、前記データベースを検索して、判別されたイベント種類に対応する前記開始算出用時間と前記継続時間とを取得し、取得された開始算出用時間と継続時間とに基づいて前記シーン開始時刻及び前記シーン終了時刻を求め、
    前記データタグ付け部は、前記判別されたイベント種類に対応するタグ情報を前記時刻系列情報に含ませる、請求項に記載のメタデータ作成装置。
  5. 前記作業開始時刻は、前記記録者による作業開始時刻用のキーまたはボタン操作があったときの現在時刻として前記入力部によって定められる、請求項3または4に記載のメタデータ作成装置。
  6. 前記キーまたはボタン操作は、ネットワークを介して前記入力部に受け付けられる、請求項乃至のいずれか1項に記載のメタデータ作成装置。
  7. コンピュータを請求項3乃至6のいずれか1項に記載のメタデータ作成装置として動作させるプログラム。
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