JP4336064B2 - 画像自動伝送デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに関する。特に本発明は、写真画像を伝送可能なデジタルカメラ関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルカメラで撮影した写真をパーソナルコンピュータで印刷したり、アルバム編集するために、ユーザは、まずデジタルカメラとパーソナルコンピュータを所定のインターフェースにより接続していた。その後、ユーザは写真ごとにパーソナルコンピュータへの転送を行う。このような煩雑なデータ転送に代わって、近来、携帯電話等を使った、所定の場所へのデータ転送が考案されている。特開平10−336574号公報は、デジタルカメラのメモリ空き容量が設定量よりも小さくなるとデータモデムや携帯電話を用いて画像データを大容量のDBサーバに送信する発明を開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ただし、上記発明においては、メモリ空き容量以外に、データの転送に適する条件が考慮されていない。このため、デジタルカメラが画像データ転送に好ましくないタイミングにあるときでも、画像データ転送処理を行ってしまう。例えば、連続撮影をしようとする場合において、連続撮影によりメモリ空き容量が設定量に達すると、撮影中にもかかわらず画像転送処理が始まってしまう。通常は、撮影とデータ転送は同時に行えないので、データ転送により撮影が中断されてしまう。従って、データの転送は、より適切な条件を考慮する必要がある。たとえば、撮影後より早く、さらには確実に、またより安い通信費用で伝送することが求められる。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる画像自動伝送デジタルカメラを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、無線通信手段により、所定の場所に写真画像を伝送可能なデジタルカメラであって、所定の伝送許可条件が成立しているか否かを判断し、伝送許可条件が成立すると判断されたときに、写真画像の伝送を許可する伝送制御部を有し、所定の伝送許可条件は、撮影が完了したことを含む。
【0006】
本発明のデジタルカメラは、電力を供給するためのバッテリの蓄電状態を取得する蓄電状態取得部を有し、伝送許可条件は、さらにバッテリが所定の蓄電状態にあることを含んでもよい。
【0007】
本発明のデジタルカメラは、蓄電状態取得部によって取得したバッテリ残量情報に基づいて、異なる画質で写真画像を伝送できる旨をユーザに通知し、画質の選択を受け付ける画質選択受付手段を有し、伝送許可条件は、さらに選択された画質が所定の範囲以内にあることを含んでもよい。
【0008】
本発明のデジタルカメラは、時刻を認知するための時刻取得手段を有し、伝送許可条件は、さらに時刻が所定の時間帯であることであってもよい。
【0009】
本発明のデジタルカメラは、時刻取得手段によって取得した時間に基づいて、写真画像の伝送に適切な時間帯の終了までの時間をユーザに通知してもよい。
【0010】
本発明のデジタルカメラは、伝送する写真画像のデータ量を取得するデータ量取得手段を有し、伝送許可条件は、さらに、データ量から算出された、写真画像の伝送に要する費用が所定範囲内にあることであってもよい。
【0011】
データ量取得手段は、ユーザによってデータ量の選択を受け付けてもよい。
【0012】
伝送に要する費用が、単位時間ごとに設定されている場合において、伝送許可条件は、さらに、写真画像を伝送するときに、伝送時間内の最後の単位時間における、写真画像の伝送に使われない余り時間が所定値以下であることであってもよい。
【0013】
撮像後に撮像画像ごとに伝送を制限する伝送制限手段を有してもよい。
【0014】
写真画像を伝送する伝送先の電話番号を登録する番号登録手段を有し、登録された伝送先を携帯電話に通知して、写真画像を伝送させてもよい。
【0015】
写真画像を蓄え、伝送制御部に写真画像を供給するとともに、写真画像供給後に写真画像を消去する揮発性メモリと、さらに、伝送制御部による写真画像伝送後も写真画像を保持する不揮発性メモリとを有してもよい。
【0016】
伝送許可条件は、未伝送の写真画像の枚数が所定の枚数に達することであり、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してもよい。
【0017】
伝送許可条件は、撮影の終了後、所定時間が経過することであってもよい。 伝送許可条件は、デジタルカメラの電源をオフにする操作がなされることであり、未伝送の写真画像がある場合に、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してから電源をオフにしてもよい。
【0018】
伝送許可条件は、デジタルカメラの電源がオンになることであり、未伝送の写真画像がある場合に、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してもよい。
【0019】
本発明のデジタルカメラは、一時的に写真画像を順次保存するメモリを有し、伝送許可条件は、メモリ保存された写真画像の容量、または枚数が一定量以上になることであり、最も先に保存された写真画像を自動的に伝送してもよい。
【0020】
本発明のデジタルカメラは、無線通信手段が通信可能なとき、写真画像を自動的に伝送してもよい。
【0021】
本発明のデジタルカメラは、写真画像を伝送中に撮影動作が開始されたときに、伝送を中断し、撮影操作が停止した後に中断した伝送を再開してもよい。
【0022】
本発明のデジタルカメラは、伝送許可条件を複数有し、伝送許可条件を選択可能であってもよい。
【0023】
次に、本発明の第2の形態によると、無線通信手段により、所定の場所に写真画像を伝送する伝送制御方法であって、所定の伝送許可条件が成立したか否かを判定するステップと、所定の伝送許可条件が成立したと判定された場合に、写真画像を伝送する伝送制御ステップを有し、所定の伝送許可条件判定ステップは、撮影が完了したか否かを判定することを含む。
【0024】
伝送許可条件判定ステップは、電力を供給するためのバッテリの蓄電状態を取得する蓄電状態取得ステップを有し、伝送許可条件判定ステップは、さらにバッテリが所定の蓄電状態にあるか否かを判定することを含んでもよい。
【0025】
伝送許可条件判定ステップは、蓄電状態取得ステップによって取得したバッテリ残量情報に基づいて、異なる画質で写真画像を伝送できる旨をユーザに通知し、画質の選択を受け付ける画質選択受付ステップを有し、伝送許可条件判定ステップは、さらに選択された画質が必要とする伝送データ量が所定の範囲以内にあるか否かを判定してもよい。
【0026】
伝送許可条件判定ステップは、時刻を認知するための時刻取得ステップを有し、伝送許可条件判定ステップは、さらに時刻が所定の時間帯であるか否かを判定してもよい。
【0027】
伝送許可条件判定ステップは、時刻取得ステップによって取得した時間に基づいて、写真画像の伝送に適切な時間帯の終了までの時間をユーザに通知してもよい。
【0028】
伝送許可条件判定ステップは、伝送する写真画像のデータ量を取得するデータ量取得ステップを有し、伝送許可条件は、さらに、データ量から算出された、写真画像の伝送に要する費用が所定範囲内にあるか否かを判定してもよい。
【0029】
データ量取得ステップは、ユーザによってデータ量の選択を受け付けてもよい。
【0030】
伝送に要する費用が、単位時間ごとに設定されている場合において、伝送許可条件判定ステップは、さらに、伝送時間内の最後の単位時間における、写真画像の伝送に使われない余り時間が所定値以下であるときに、写真画像を伝送してもよい。
【0031】
伝送許可条件判定ステップは、撮像後に撮像画像ごとに伝送を制限する伝送制限ステップを有してもよい。
【0032】
伝送制御方法は、写真画像を伝送する伝送先の電話番号を登録する番号登録ステップを有し、登録された伝送先を携帯電話に通知して、写真画像を伝送させてもよい。
【0033】
伝送許可条件判定ステップは、未伝送の写真画像の枚数が所定の枚数に達しているか否かを判定し、所定の枚数に達している場合に未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してもよい。
【0034】
伝送許可条件判定ステップは、撮影の終了後、所定時間が経過したか否かを判定してもよい。
【0035】
伝送許可条件判定ステップは、デジタルカメラの電源をオフにする操作がなされたか否かを判定し、電源オフ操作がなされていると判定された場合に、未伝送の写真画像があるときは、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してから電源をオフにしてもよい。
【0036】
伝送許可条件判定ステップは、デジタルカメラの電源がオンになっているか否かを判定し、電源がオンになっていると判定された場合に、未伝送の写真画像があるときは、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してもよい。
【0037】
伝送制御方法は、一時的に写真画像を順次保存するステップを有し、伝送許可条件判定ステップは、保存された写真画像の容量、または画像のデータ量が所定量以上になっているか否かを判定し、保存された写真画像を順次自動的に伝送してもよい。
【0038】
伝送制御方法は、写真画像を伝送したあと、メインメモリから消去するステップをさらに有してもよい。
【0039】
伝送制御ステップは、無線通信ステップが通信可能か否かの情報を取得する通信状態取得ステップを有し、無線通信手段が通信可能なとき、写真画像を自動的に伝送してもよい。
【0040】
伝送制御ステップは、前記写真画像を伝送中に撮影動作が開始されたときに、伝送を中断し、撮影操作が停止した後に中断した伝送を再開する操作状態取得ステップを有してもよい。
【0041】
伝送許可条件判定ステップは、複数の条件に基づいて判定するステップを有してもよい。
【0042】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0044】
図1は、本発明にかかる画像自動伝送デジタルカメラ10のある実施の形態が利用されるシステム構成の概略を示す。画像自動伝送デジタルカメラ10は、無線通信手段により、画像受入端末14にデータ通信が可能である。画像受入端末14は、たとえばユーザが所有するパーソナルコンピュータ、または複数のユーザからデータを受入可能なサーバである。これにより、画像自動伝送デジタルカメラ10で撮影された写真画像は、画像受入端末14に伝送可能である。画像受入端末14において受け入れられた写真画像は、写真アルバムの編集等に用いることができる。
【0045】
無線通信手段には、ブルートゥースのような短距離無線通信技術を含んでもよい。図1では、画像自動伝送デジタルカメラ10と、画像受入端末14との通信に、携帯電話12を介している。この場合には、画像自動伝送デジタルカメラ10と携帯電話12との通信はブルートゥースを利用する。ただし、携帯電話12を介せずに、画像自動伝送デジタルカメラ10と画像受入端末14とが通信してもよい。この場合、図8に示すように、画像自動伝送デジタルカメラ10は、デジタルカメラ付携帯電話端末16等のような、撮像機能及び信号伝送機能が組み合わさった電子機器であってもよい。
【0046】
まず、画像自動伝送デジタルカメラ10の基本的な構成を述べ、その後で本発明の特徴である画像の自動伝送についての詳細を述べる。
【0047】
図2は、画像自動伝送デジタルカメラ10の構成の概略を示す。本実施形態の画像自動伝送デジタルカメラ10は、静止画の撮像の他に、動画および音声の記録再生を行うことができる。画像自動伝送デジタルカメラ10は、主に撮像ユニット20、音声取得ユニット130、制御ユニット40、処理ユニット60、表示ユニット100、および操作ユニット110を含む。
【0048】
撮像ユニット20は、撮影および結像に関する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィルタ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレンズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧信号として順次読み出される。
【0049】
画像自動伝送デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッタは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するために、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレインが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するための時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
【0050】
CCD30から出力される電圧信号、すなわちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、その結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジタル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。
【0051】
撮像ユニット20はさらに、ファインダ34とストロボ36を有する。ファインダ34には図示しないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメインCPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれが発光することで機能する。
【0052】
音声取得ユニット130は、外界の音声を取得するための機構部材および電気部材を含む。音声取得ユニット130は、音声を取り込んで処理を施すマイクロホン132および音声信号処理部134を含む。音声信号処理部134は、マイクロホン132が取り込んだ音声信号を必要なタイミングで順次A/D変換し、その結果得られた音声データ(以下単に「デジタル音声データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。音声信号処理部134は、ノイズを軽減するための処理や、音声レベルを調整する処理を行っても良い。
【0053】
制御ユニット40は、ズーム駆動部42、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動部48、それらを制御する制御系CPU50、測距センサ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離のデータ(以下単に「測距データ」という)および被写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は制御系CPU50へ送られる。制御系CPU50は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
【0054】
制御系CPU50は、1画像フレームのRGBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づいて絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそれぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
【0055】
制御系CPU50はまた、測光データに基づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り24の絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したとき、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処理部32へ出力される。
【0056】
処理ユニット60は、画像自動伝送デジタルカメラ10全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインCPU62と、これによって制御されるメモリ制御部64、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、通信I/F部80、音声出力部94を有する。メインCPU62は、シリアル通信などにより、制御系CPU50との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作クロックは、クロック発生器88から与えられる。クロック発生器88は、制御系CPU50、表示ユニット100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供する。
【0057】
メインCPU62には、キャラクタ生成部84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
【0058】
メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能なROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザによる設定情報や出荷時の調整値など、画像自動伝送デジタルカメラ10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されている。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCPU62のブートプログラムやシステムプログラムなどが格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にDRAMのように比較的安価で容量の大きな揮発性メモリで構成される。メインメモリ68は、撮像ユニット20および音声取得ユニット130から出力されたデータを格納するフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメインメモリ68は、処理ユニット60内外の各部とメインバス82を介してデータのやりとりを行う。
【0059】
YC処理部70は、デジタル画像データにYC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮されたデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプション装置制御部74を介してオプション装置76の一種であるメモリカードへ書き込まれる。
【0060】
処理ユニット60はさらにエンコーダ72をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介して圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ72によってビデオ信号へ変換される。
【0061】
オプション装置制御部74は、オプション装置76に認められる信号仕様およびメインバス82のバス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変換などを行う。オプション装置76として、メモリカードなどの外部記憶装置が接続されたときには、データの書き込みおよび読み出しは、同一のデータバスを介して行われても良い。このとき、オプション装置制御部74の一例としての外部記憶装置制御部が、同一のデータバスを介してデータの書き込みおよび読み出しを行うための制御を行う。画像自動伝送デジタルカメラ10は、オプション装置76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCMCIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよい。その場合、オプション装置制御部74は、PCMCIA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
【0062】
通信I/F部80は、画像自動伝送デジタルカメラ10がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−232C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネクタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほかに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成としてもよい。さらに、通信I/F部80は、ブルートゥースのような短距離無線通信技術を利用することにより、ブルートゥースに対応する機種、たとえば携帯電話等とデータ授受が可能である。
【0063】
音声出力部94は、メインメモリ68またはオプション装置76から読み出された音声データを、スピーカ98またはヘッドホン接続端子96を介してヘッドホンなどの外部機器へ出力するための処理を行う。具体的には、D/A変換処理、伸張処理、増幅処理などが行われる。これらの処理の一部または全てがメインCPU62で行われても良い。
【0064】
表示ユニット100は、LCDモニタ102とLCDパネル104を有する。それらはLCDドライバであるモニタドライバ106、パネルドライバ108によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さな白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情報を簡易的に表示する。
【0065】
操作ユニット110は、ユーザが画像自動伝送デジタルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示するために必要な機構および電気部材を含む。パワースイッチ112は、画像自動伝送デジタルカメラ10の電源のオンオフを決める。レリーズスイッチ114は、二段階押し込み構造になっていて、中途押下状態および最終押下状態の2つの状態においてそれぞれ作動する2つのスイッチを含む。一例として、中途押下状態で、自動フォーカス、自動露出などの記録品質調整処理が行われる。続いて最終押下状態で画像、音声などの情報の取込が行われる。そして、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメモリ68、オプション装置76等に記録される。操作ユニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモードダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよく、それらは図1において機能設定部116と総称されている。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。操作ユニット110で指定できる動作または機能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等がある。オーディオ操作ユニット120は、音声情報を再生するための操作キーを含む。動画再生操作ユニット122は、動画情報を再生するための操作キーを含む。オーディオ操作ユニット120および動画再生操作ユニット122は、一例として、「再生」、「停止」、「早送り」、「巻き戻し」、「反転」、「一時停止」などのキーを含む。
【0066】
以上の構成による主な動作は以下のとおりである。
【0067】
まず画像自動伝送デジタルカメラ10のパワースイッチ112がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メインCPU62は、機能設定部116の状態を読み込むことで、画像自動伝送デジタルカメラ10が、静止画撮影モード、静止画再生モード、動画撮影モード、動画再生モード、音楽再生モード、機能設定モード、データ転送モードのいずれにあるかを判断する。
【0068】
画像自動伝送デジタルカメラ10が静止画撮影モードにあるとき、メインCPU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測光データと測距データを得る。得られたデータに基づいて制御ユニット40が動作し、撮影レンズ22のピント、絞りなどの調整が行われる。調整が完了すると、LCDモニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示してユーザにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシャッタ26が閉じられ、CCD30の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像信号処理部32による処理の結果生成されたデジタル画像データはメインバス82へ出力される。デジタル画像データは一旦メインメモリ68へ格納され、この後YC処理部70と圧縮伸張処理部78で処理を受け、オプション装置制御部74を経由してオプション装置76へ記録される。記録された画像は、フリーズされた状態でしばらくLCDモニタ102に表示され、ユーザは撮影画像を知ることができる。以上で一連の撮影動作が完了する。
【0069】
画像自動伝送デジタルカメラ10が静止画再生モードの場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介してメインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示する。この状態でユーザが機能設定部116にて「順送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ102へ表示される。
【0070】
画像自動伝送デジタルカメラ10が動画撮影モードの場合、メインCPU62は、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する。中途押下状態が検出されたとき、メインCPU62は前述の静止画撮影モードのときと同様に記録品質調整処理を行う。このとき、同時に音声レベル調整処理が行われる。続いて、メインCPU62はレリーズスイッチ114の最終押下状態を監視する。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定の同期信号に基づいてCCD30の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。その後、静止画撮影モードのときと同様な処理を経てデジタル画像データが順次オプション装置76へ記録される。このとき、同時に音声取得ユニット130が取得した音声データが順次オプション装置76へ記録される。動画を記録している間、メインCPU62は、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する。中途押下状態が検出されると、メインCPU62は動画および音声の記録を停止する。
【0071】
画像自動伝送デジタルカメラ10が動画再生モードまたは音声再生モードの場合、メインCPU62は、操作ユニット110から伝達されるユーザの指示に基づいて、オプション装置制御部74を介してオプション装置76から動画データまたは音声データを読み出す。動画データの場合は、データフォーマットに応じて圧縮伸張処理部78、YC処理部70、および音声出力部94で必要な処理を施された後、画像が表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示され、音声がヘッドホン接続端子96またはスピーカ98に出力される。オーディオデータの場合は、音声出力部94で音声出力に必要な処理が施された後、ヘッドホン接続端子96を介して音声がヘッドホンへ出力される。スピーカ98へ音声が出力されても良い。ユーザは、機能設定部116、オーディオ操作ユニット120、または動画再生操作ユニット122を介して、「再生」、「停止」、「早送り」、「巻き戻し」、「反転」、「一時停止」などの指示を伝達し、所望の情報を再生することができる。
【0072】
以上は、画像自動伝送デジタルカメラ10の基本的な構成である。ここから、本発明の特徴である画像の自動伝送についての説明に移る。
【0073】
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図3は、本実施形態に係る伝送制御部150の構成を示す。伝送制御部150の構成は、主として処理ユニット60によって実現される。メインCPU62と、メインメモリ68や不揮発性メモリ60に格納またはロードされたプログラムが好適に機能する。伝送制御部150は、伝送制御部150は、不揮発性メモリ66、またはメインメモリ68に保持された画像を、通信I/F部80を介して画像自動伝送デジタルカメラ10の外部へ自動伝送する処理を制御する。
【0074】
図6は、本実施形態に係る伝送制御部150の、画像自動伝送デジタルカメラ10との構造上の結合を示すものである。ここでは、図3及び図6の双方を用いて、伝送制御部150の説明をする。
【0075】
本実施形態に係る伝送制御部150は、伝送許可条件判定部170、伝送処理部180、および伝送先登録部190を有する。
【0076】
伝送処理部180は、伝送許可条件判定部170において、画像を伝送するための所定の条件(伝送許可条件とよぶ)が成立すると判定されたとき、画像の伝送処理を実行する。そして、伝送処理された画像は、変調器及びアンテナを含む送信部182によって、携帯電話12に送信される。伝送許可条件判定部170は、蓄電状態取得部152、時刻取得部160、データ量取得部162、および伝送制限取得部164を有し、伝送許可条件の判定に必要な情報を入手する。
【0077】
伝送許可条件としては、まず撮影が完了したことが挙げられる。すなわち、ユーザによる撮影が完了したときに、自動的に撮影した画像の伝送処理が行われる。撮影が完了したときとは、たとえば撮影された画像が、不揮発性メモリ66、またはメインメモリ68に格納されたときである。ただし、画像がメモリに格納されてから所定の時間を猶予時間として設定し、この猶予時間に次の撮影が始まらなかったときに、伝送処理を行うこともできる。
【0078】
伝送許可条件には、前述した撮影完了時の他にも以下に述べる条件がある。
【0079】
撮影終了後では、画像伝送に適さない場合があるので、これを考慮に入れた伝送許可条件を追加する。
【0080】
画像自動伝送デジタルカメラ10は、各ユニットに電力を供給するバッテリ124を有する。伝送許可条件判定部170は、蓄電状態取得部152によってバッテリ124からその蓄電状態を取得し、伝達された蓄電状態が所定の蓄電状態にあるか判断する。所定の蓄電状態とは、たとえばバッテリが2Vまで充電可能な場合において、1.8V以上の起電力を有するときである。バッテリが所定の蓄電状態にあると判断されると、伝送処理部180に画像伝送の許可を通知する。バッテリが所定の蓄電状態にないとき、たとえば、撮像を行う前は所定の蓄電状態であったが、撮像を行った後に所定の蓄電状態にないときは、画像伝送は許可されない。
【0081】
さらに、画像伝送に要する通信費用が節約できるような伝送許可条件を追加する。
【0082】
伝送許可条件判定部170は、時刻取得部160によってタイマ86から時刻を取得し、取得した時刻にしたがって、画像伝送を行うか行わないかを判定する。たとえば、一般に通信に要する費用が高い日中は画像の伝送を行わず、通信費用の安い夜間において画像の伝送を許可する。これにより、通信費用を節約することができる。また、時刻取得部160は、時刻だけではなく、日にちや曜日も取得が可能であってもよい。
【0083】
通信費用節約のためには、以下の伝送許可条件も付加できる。
【0084】
データ量取得部162は、伝送する画像のデータ量を、不揮発性メモリ66及びメインメモリ68から取得する。伝送許可条件判定部170は、取得したデータ量からデータ送信に要する費用を算出する。データ送信費用の算出は、たとえば次のように行われる。費用が通信時間に対する従量制の場合、予め登録されたデータ通信速度、単位時間当りの通信費用を用いると、費用=単位時間当りの通信費用・データ量/データ通信速度となる。この費用が所定の金額以内であるとき、画像伝送が許可される。データ量が所定の金額を超えてしまう場合には、伝送する画像のデータ量を所定の金額に収まるデータ量に圧縮してから、伝送してもよい。これにより、通信費用の節約ができる。さらに、通信費用に関する情報は、電話通信網を介して更新できる。
【0085】
さらに、別の通信費用節約に関する伝送許可条件としては、通信費用がある単位時間ごとに行われる場合の条件がある。
【0086】
この条件の説明のために図4を用いる。図4は、課金時間と画像伝送時間との関係を示す。この場合は、通信に対する課金が、ある単位時間ごとに行われる(たとえば、通信時間1分当り10円が課金される。)。データ1の伝送に要する時間を1.25分、データ2の伝送に要する時間を0.6分とする。データ1の伝送時間は単位時間1個分では足りないので、単位時間2個を要する。従って、0.75分が実際にはデータ送信には使用されない余り時間となる。伝送許可条件判定部170は、この余り時間を算出し、余り時間が所定の余り時間以上の場合には伝送が許可されない。たとえば、所定の余り時間として0.5分が設定された場合には、データ1に対する余り時間は、0.75分なので、データ1だけでは送信されない。伝送許可条件判定部170は、データ送信を行わなかった場合には、次に送信するべきデータが来たときに、未伝送のデータ量と次のデータ量を足し合わせたときのデータ量について、余り時間を算出し、データ1つの場合と同様な判断を行う。例えば、データ1の次に送信するべきデータとして、データ2がある場合には、合計のデータ量は1.85分、余り時間は0.15分となる。余り時間が所定の余り時間未満なので、データ1とデータ2の伝送が許可される。ただし、未伝送のデータの合計データ量が、一定量に達したら、自動的に伝送をしてもよい。たとえば、合計データ量が3分に達した場合には、余り時間に関わらず伝送を行う。これにより、無駄な通信費用を削減することができる。
【0087】
以下、図3に基づく説明に戻る。
【0088】
さらに、ユーザによる伝送画像の取捨選択機能について説明する。
【0089】
撮影した写真の中には、撮影に失敗したものや、ユーザが気に入らないものがある。これらの写真については、伝送を行いたくない場合がある。そこで、伝送制御部150は、さらに伝送制限取得部164を有し、ユーザによる画像伝送の制限指示を取得する。画像伝送を制限する指示は、レリーズスイッチ114の操作により行われる。伝送許可条件判定部170は、画像伝送の制限指示がないと、画像伝送を許可するが、画像伝送の制限指示がある場合には、画像伝送を許可しない。 以上が、伝送許可条件に関する説明である。
【0090】
伝送制御部150は、伝送先の設定に関する制御を行う伝送先登録部190を有する。伝送先登録部190は、レリーズスイッチ114の操作による伝送先の電話番号の登録を受け付ける。受け付けた電話番号は、携帯電話12に伝達され、通信に使用される。これにより、伝送先の電話番号を設定する場合において、ユーザは携帯電話12を操作する必要がなく、画像自動伝送デジタルカメラ10による操作だけで済むので、手間が省ける。
【0091】
メインメモリ68(揮発性メモリ)および不揮発性メモリ66は、撮影された写真画像を保持する。メインメモリ68は、保持した写真画像を伝送制御部150に供給する。写真画像を供給した後、メインメモリ68からその写真画像は消去される。これにより、既に伝送した画像を不揮発性メモリ66から読み出すことができる。
【0092】
図10は、本実施形態に係る画像自動伝送デジタルカメラ10による画像自動伝送のフローチャートである。まず、画像自動伝送デジタルカメラ10は、画像を撮影する(S100)。撮影が終了したことを確認し(S102,Y)、撮影が終了したこと以外の伝送許可条件がある場合には(S103,Y)、伝送許可条件判定部170により、所定の伝送許可条件を判断するのに必要な情報を取得する(S104)。撮影が終了していない場合には(S102,N),撮影が引き続き継続される。次に、所定の情報を取得した後、伝送許可条件判定部170は、伝送許可条件を満たしているか否かを判定する(S106)。ここで、伝送許可条件が満たされるまでは伝送処理は行われない。S103において、撮影の終了以外の伝送許可条件がない場合には、伝送が可能であることを伝送処理部180に通知され、伝送処理がなされる(S108)。S106において、伝送許可条件を満たす場合にも、その旨が伝送処理部180に通知され、伝送処理(S108)が施される。そして、伝送先登録部164は、レリーズスイッチ114の操作による伝送先の電話番号の登録を受け付ける(S110)。最後に、伝送処理内容が送信部182に通知され、適切な画像が送信される(S112)。以上で第1実施形態による画像自動伝送のプロセスが終了する。
【0093】
図11は、図10におけるS104の情報取得段階の詳細フローチャートである。伝送許可条件判定部170はまず、蓄電状態取得部152によってバッテリの蓄電状態を把握する(S202)。つぎに、伝送許可条件判定部170は、時刻取得部160によってタイマ86から時刻を取得する(S204)。そして、伝送許可条件判定部170は、データ量取得部162によって不揮発性メモリ66及びメインメモリ68から画像のデータ量を取得する(S206)。最後に、伝送許可条件判定部170は、伝送制限取得部164によってユーザによる画像伝送の制限指示を取得する(S208)。以上で、本実施形態における伝送許可条件のための情報取得段階が終了する。
【0094】
以上のように、画像自動伝送デジタルカメラ10において撮影された画像を、所定の伝送条件に基づいて自動伝送することにより、より早く、かつ確実に、また通信費用をより安く画像を伝送することができる。
【0095】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図5は、本実施形態に係る伝送制御部150の構成を示す。図7は、本実施形態に係る伝送制御部150の画像自動伝送デジタルカメラ10との構造上の結合を示したものである。ここでは、図5及び図7の双方を用いて伝送制御部150を説明する。本実施形態に係る伝送制御部150は、画像伝送が可能な条件があったときに、自動的に画像伝送を始めることができる。伝送許可条件判定部170は、伝送許可条件の判定を行い、所定の伝送許可条件において伝送処理部180に伝送処理を指令する。伝送許可条件判定部170は、画像枚数取得部166、未操作時間取得部168、電源状態取得部172、およびメモリ状態取得部174を有し、伝送許可条件の判定に必要な情報を入手する。画像伝送に好適な伝送許可条件を以下に記述する。
【0096】
画像枚数取得部166は、不揮発性メモリ66及びメインメモリ68などのメモリ上に保持された、未伝送の写真画像の枚数を取得する。この枚数が所定の枚数に達した時点において、伝送許可条件判定部170は、伝送処理部180に画像伝送を指令する。所定枚数の設定は、ユーザが好みに応じて変えることができる。これにより、伝送する画像をまとめて送ることができるので、効率的に伝送処理を行うことができる。
【0097】
未操作時間取得部168は、撮像ユニット20によるシャッタ操作等の撮影操作が行われてから、他に操作が行われていない時間を取得する。この未操作時間が所定の時間に達した時点において、伝送許可条件判定部170は、伝送処理部180に画像伝送を指令し、送信部182に送信させる。たとえば、未操作時間が10秒に達した時点で、画像伝送を指令するとすれば、シャッタ操作等が10秒以内に連続して行われている間は、画像伝送が指令されないので、シャッタ操作等が画像伝送により中断されることなく行うことができる。
【0098】
電源状態取得部172は、画像自動伝送デジタルカメラ10の電源の状態をパワースイッチ112の状態から取得する。電源がオフにされた時点において、未伝送の写真画像がメモリ上に保持されたままである場合に、伝送許可条件判定部170は、伝送処理部180に画像伝送を指令する。伝送処理部180は、未伝送の写真画像をまとめて伝送する。伝送制御部150は、伝送完了後に電源をオフにする処理を行う。これにより、電源をオフにすることにより未伝送の写真画像が全て伝送済みになるので、画像を伝送し忘れることがなくなる。
【0099】
さらに、電源のオンオフに関する別の伝送許可条件を説明する。
【0100】
電源がオンにされた時点において、未伝送の写真画像が不揮発性メモリ66に保持されている場合において、伝送許可条件判定部170は、伝送処理部180に画像伝送を指令してもよい。これにより未伝送の写真画像は、次のカメラ起動時には確実に伝送される。
【0101】
メモリ状態取得部174は、メインメモリ68に保持された写真画像のデータ量および画像枚数を取得する。データ量および画像枚数が所定量に達した時点において、伝送許可条件判定部170は、伝送処理部180に画像伝送を指令する。ここで、伝送処理がされる際には、メインメモリ68に最も先に保持された画像が優先される。これにより、メインメモリ68の空き容量を常に一定量確保できる上に、後に撮影された画像はメインメモリ68に保持されているので、参照が可能である。
【0102】
以上の伝送許可条件に次のような条件を付加することができる。
【0103】
通信状態取得部250は、携帯電話12において通信が可能であるか否かに関する情報を取得する。携帯電話12が通信可能なときに、伝送処理部180は伝送を自動的に行う。たとえばトンネル内等において通信ができないときは、伝送処理を行わないので、伝送処理が待ち状態になることによる撮影操作等の中断が避けられる。
【0104】
また、操作状態取得部260は、画像自動伝送デジタルカメラ10の撮像ユニット20における撮影操作等を監視する。操作状態取得部260において、画像伝送中に撮影操作が検知されると、一旦画像伝送は中断する。操作状態取得部260は、撮影操作を引き続き監視し、一定時間操作がないことが確認されると、中断された画像伝送を再開する。これにより、画像伝送の完了を待つことなく、必要な撮影操作を実行することができる。
【0105】
なお、ユーザは、使い勝手に応じて、以上に述べた伝送許可条件を任意に選ぶことができる。例えば、カメラ操作時には、画像伝送処理を全く配慮したくない場合には、電源オフ時に伝送するようにすればよい。
【0106】
また、伝送処理部180は、送信部182を通して伝送速度を監視し、ある一定の伝送速度を下回った場合に伝送を取りやめるようにしてもよい。
【0107】
図12は、本実施形態に係る画像自動伝送デジタルカメラ10による画像自動伝送のフローチャートである。まず、画像自動伝送デジタルカメラ10は、画像を撮影する(S100)。撮影が終了したことを確認し(S102,Y)、撮影が終了したこと以外の伝送許可条件がある場合には(S103,Y)、伝送許可条件判定部170により、所定の伝送許可条件を判断するのに必要な情報を取得する(S124)。撮影が終了していない場合には(S102,N),撮影が引き続き継続される。次に、所定の情報を取得した後、伝送許可条件判定部170は、伝送許可条件を満たしているか否かを判定する(S106)。ここで、伝送許可条件が満たされるまでは伝送処理は行われない。S103において、撮影の終了以外の伝送許可条件がない場合には、伝送が可能であることを伝送処理部180に通知され、伝送処理がなされる(S108)。S106において、伝送許可条件を満たす場合にも、その旨が伝送処理部180に通知され、伝送処理(S108)が施される。次に、画像自動伝送デジタルカメラ10及び形態電話12が、伝送可能な状態であるか否かを判断するための情報を取得する(S126)。その取得した情報に基づいて、伝送処理部180が伝送可能か否かを確認する(S128)する。そして、伝送先登録部164は、レリーズスイッチ114の操作による伝送先の電話番号の登録を受け付ける(S110)。最後に、伝送処理内容が送信部182に通知され、適切な画像が送信される(S112)。以上で本実施形態による画像自動伝送のプロセスが終了する。
【0108】
図13は、図12におけるS124の情報取得段階の詳細フローチャートである。伝送許可条件判定部170はまず、画像枚数取得部166によって、メモリ上に保持された未伝送の写真画像の枚数を取得する(S210)。つぎに、伝送許可条件判定部170は、未操作時間取得部168によって、シャッタ操作等の撮影操作が行われてから他に操作が行われていない時間を、撮像ユニット20から取得する(S212)。そして、伝送許可条件判定部170は、電源状態取得部172によって、画像自動伝送デジタルカメラ10の電源の状態を取得する(S214)。最後に、伝送許可条件判定部170は、メモリ状態取得部174によって、メインメモリ68に保持された写真画像のデータ量及び画像枚数を取得する(S216)。以上で、本実施形態における伝送許可条件のための情報取得段階が終了する。
【0109】
図14は、図12におけるS126の情報取得段階の詳細フローチャートである。伝送制御部150はまず、通信状態取得部250によって、携帯電話12が通信可能であるか否かに関する情報を取得する(S218)。そして、伝送制御部150は、操作状態取得部260によって、画像自動伝送デジタルカメラ10における撮影操作等に関する情報を取得する(S220)。
【0110】
以上のように、画像自動伝送デジタルカメラ10において撮影された画像を、所定の伝送条件、または伝送許可条件に基づいて自動伝送することにより、ユーザのカメラ操作を邪魔しない好適な伝送許可条件において、速やかに画像を伝送することができる。
【0111】
最後に、本発明の第3実施形態を説明する。
図9において、本実施形態の伝送許可条件判定部170は、画質選択取得部176を含む点で第1実施形態と異なる。その他の機能要素は第1実施形態のものとほぼ同じなので、異なる機能以外の説明は省略する。画質選択取得部176は、蓄電状態取得部152がバッテリ124から取得したバッテリ残量情報に基づいた画質の違いによる伝送が可能である場合に、その旨を、LCDモニタ102を通し、機能設定部116を用いてユーザに選択させ、その選択を受け付ける。
【0112】
図15は、本実施形態に係る画質選択取得部176による画質選択段階のフローチャートである。まず、蓄電状態取得部152がバッテリ124の蓄電状態を取得する(S300)。ここで、伝送許可条件判定部170は、画像伝送に必要な所定のバッテリ残量があるか否かを判定する(S302)。所定のバッテリ残量があれば(S302,Y)、伝送許可条件判定部170は、画質を変更することで伝送が可能になるか否かを判定する(S306)。画質を変更しても伝送不可能なバッテリ残量しかない場合には(S306,N)、伝送は不許可となる(S316)。もし、画質変更をすることで伝送可能となる場合には、その旨を、LCDモニタ102を介してユーザに通知する(S308)。また、所定のバッテリ残量があっても(S302,Y)、画質選択をするか否かをユーザに選択させることができる(S304)。画質選択しない場合には(S304,N),そのまま伝送が許可となる(S314)。S308において、画質変更によって伝送可能となることがユーザに通知されると、画質選択取得部176は、ユーザから機能設定部116を用いて選択画質を受け付ける(S310)。そして、伝送許可条件判定部170は、選択画質を受け付けた画質選択取得部176を介して、選択された画質が伝送可能となるための所定の範囲以内にあるか否かを判定する(S312)。選択された画質が所定の範囲以内であると判定された場合には(S312,Y)、伝送が許可される(S314)。選択された画質が所定の範囲以内にない場合には(S312,N)、ユーザに画質選択を促す通知を、LCDモニタ102を通じて再度行い、選択された画質が所定の範囲以内となるまで伝送は許可されない。さらに、S308において、ユーザに伝送可能な画質のみの選択肢を通知し、S310において、あらかじめ伝送可能な画質のみを選択させるようにしてもよい。
【0113】
また、伝送する写真画像のデータ量を、機能設定部116を用いてユーザが選択する。さらに、バッテリ残量が一目で分かるように、LCDモニタ102上に表示する。バッテリ残量表示は、LED等を用いたものを、画像自動伝送デジタルカメラ10上に別途設けてもよい。
【0114】
さらに、時間帯によってデータ伝送料金が異なる場合、時刻取得部160によって取得した時刻に基づいて、時間取得部160は安い時間帯を監視する。そして、安い時間帯があと何分で終了するか等の通知を、LCDモニタ102を通してユーザにすることで、ユーザによる伝送許可条件設定の選択及びマニュアル伝送時の便宜を図る。
【0115】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0116】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によればデジタルカメラで撮影された写真画像を、好適な伝送条件において自動的に伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像自動伝送デジタルカメラ10のある実施の形態が利用されるシステム構成の概略を示す図である。
【図2】 画像自動伝送デジタルカメラ10の構成の概略を示すブロック図である。
【図3】 第1実施形態に係る伝送制御部150の構成を示す図である。
【図4】 課金時間と画像伝送時間との関係を示す図である。
【図5】 第2実施形態に係る伝送制御部150の構成を示す図である。
【図6】 第1実施形態に係る伝送制御部150の、画像自動伝送デジタルカメラ10内での構造を示す図である。
【図7】 第2実施形態に係る伝送制御部150の、画像自動伝送デジタルカメラ10内での構造を示す図である。
【図8】 本発明に係る画像自動伝送デジタルカメラ10の一形態であるデジタルカメラ付形態端末の、別の実施の形態が利用されるシステム構成の概略を示す図である。
【図9】 第3実施形態に係る伝送許可条件判定部170の、画像自動伝送デジタルカメラ10内での構造を示す図である。
【図10】 第1実施形態に係る画像自動伝送デジタルカメラ10による画像自動伝送のフローチャートである。
【図11】 図10におけるS104の情報取得段階の詳細フローチャートである。
【図12】 第2実施形態に係る画像自動伝送デジタルカメラ10による画像自動伝送のフローチャートである。
【図13】 図12におけるS124の情報取得段階の詳細フローチャートである。
【図14】 図12におけるS126の情報取得段階の詳細フローチャートである。
【図15】 第3実施形態に係る画質選択取得部176による画質選択段階のフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像自動伝送デジタルカメラ
12 携帯電話
14 画像受入端末
150 伝送制御部
170 伝送許可条件判定部
Claims (40)
- 所定の場所に写真画像を伝送可能な画像自動伝送デジタルカメラであって、
所定の伝送許可条件が成立しているか否かを判断し、前記伝送許可条件が成立すると判断されたときに、写真画像の伝送を許可する伝送制御部を有し、
前記伝送制御部は、
電力を供給するためのバッテリの蓄電状態を取得する蓄電状態取得手段と、
前記蓄電状態取得手段によって取得したバッテリ残量情報に基づいて、異なる画質で写真画像を伝送できる旨をユーザに通知し、画質の選択を取得する画質選択取得手段と
を有し、
前記伝送許可条件は、
前記バッテリが所定の蓄電状態にあることと、
選択された画質が必要とする伝送データ量が所定の範囲以内にあることと
を含む
画像自動伝送デジタルカメラ。 - 所定の場所に写真画像を伝送可能な画像自動伝送デジタルカメラであって、
所定の伝送許可条件が成立しているか否かを判断し、前記伝送許可条件が成立すると判断されたときに、写真画像の伝送を許可する伝送制御部を有し、
伝送に要する費用が、単位時間ごとに設定されている場合において、
前記伝送許可条件は、前記写真画像を伝送するときに、伝送時間内の最後の単位時間における、写真画像の伝送に使われない余り時間が所定値以下であることを含む
画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送制御部は、電力を供給するためのバッテリの蓄電状態を取得する蓄電状態取得手段を有し、
前記伝送許可条件は、前記バッテリが所定の蓄電状態にあることを含む
請求項2に記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送制御部は、前記蓄電状態取得手段によって取得したバッテリ残量情報に基づいて、異なる画質で写真画像を伝送できる旨をユーザに通知し、画質の選択を取得する画質選択取得手段を有し、
前記伝送許可条件は、選択された画質が必要とする伝送データ量が所定の範囲以内にあることを含む
請求項3に記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記所定の伝送許可条件は、撮影が完了したことを含む
請求項1から4のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送制御部は、時刻を認知するための時刻取得手段を有し、
前記伝送許可条件は、時刻が所定の時間帯であることを含む
請求項1から4のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送制御部は、前記時刻取得手段によって取得した時間に基づいて、写真画像の伝送に適切な時間帯の終了までの時間をユーザに通知する
請求項6に記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送制御部は、伝送する写真画像のデータ量を取得するデータ量取得手段を有し、
前記伝送許可条件は、前記データ量から算出された、前記写真画像の伝送に要する費用が所定範囲内にあることを含む
請求項1から7のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記データ量取得手段は、ユーザによってデータ量の選択を受け付ける
請求項8に記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送制御部は、撮像後に前記写真画像ごとに伝送を制限する伝送制限手段を有する
請求項1から9のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送制御部は、前記写真画像を伝送する伝送先の電話番号を登録する番号登録手段を有し、
登録された伝送先を携帯電話に通知して、前記写真画像を伝送させる
請求項1から10のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記写真画像を蓄え、前記伝送制御部に写真画像を供給するとともに、写真画像供給後に写真画像を消去する揮発性メモリと、
さらに、前記伝送制御部による写真画像伝送後も写真画像を保持する不揮発性メモリと
を有する
請求項1から11のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送許可条件は、未伝送の写真画像の枚数が所定の枚数に達することを含み、
未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送する
請求項1から12のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送許可条件は、撮影の終了後、所定時間が経過することを含む
請求項1から13のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送許可条件は、前記デジタルカメラの電源をオフにする操作がなされることを含み、
未伝送の写真画像がある場合に、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してから電源をオフにする
請求項1から14のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送許可条件は、前記デジタルカメラの電源がオンになることを含み、
未伝送の写真画像がある場合に、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送する
請求項1から15のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 一時的に前記写真画像を順次保存するメモリを有し、
前記伝送許可条件は、前記メモリに保存された前記写真画像の容量、または枚数が一定量以上になることを含み、
最も先に保存された前記写真画像を自動的に伝送する
請求項1から16のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 無線通信手段が通信可能なとき、前記無線通信手段により、前記写真画像を自動的に伝送する
請求項1から17のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記写真画像を伝送中に撮影動作が開始されたときに、伝送を中断し、撮影操作が停止した後に中断した伝送を再開する
請求項1から18のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 前記伝送許可条件を複数有し、伝送許可条件を選択できる
請求項1から19のいずれかに記載の画像自動伝送デジタルカメラ。 - 所定の場所に写真画像を伝送する画像自動伝送方法であって、
所定の伝送許可条件が成立したか否かを判定する伝送許可条件判定ステップと、
前記所定の伝送許可条件が成立したと判定された場合に、写真画像を伝送する伝送処理ステップを有し、
前記伝送許可条件判定ステップは、
電力を供給するためのバッテリの蓄電状態を取得する蓄電状態取得ステップと、
前記蓄電状態取得ステップによって取得したバッテリ残量情報に基づいて、異なる画質で写真画像を伝送できる旨をユーザに通知し、画質の選択を取得する画質選択取得ステップと
を有し、
前記伝送許可条件判定ステップは、
前記バッテリが所定の蓄電状態にあるか否かを判定し、
選択された画質が必要とする伝送データ量が所定の範囲以内にあるか否かを判定する
画像自動伝送方法。 - 所定の場所に写真画像を伝送する画像自動伝送方法であって、
所定の伝送許可条件が成立したか否かを判定する伝送許可条件判定ステップと、
前記所定の伝送許可条件が成立したと判定された場合に、写真画像を伝送する伝送処理ステップを有し、
伝送に要する費用が、単位時間ごとに設定されている場合において、
前記伝送許可条件判定ステップは、伝送時間内の最後の単位時間における、写真画像の伝送に使われない余り時間が所定値以下であるときに、前記写真画像を伝送する
画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、電力を供給するためのバッテリの蓄電状態を取得する蓄電状態取得ステップを有し、
前記伝送許可条件判定ステップは、前記バッテリが所定の蓄電状態にあるか否かを判定する
請求項22に記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、前記蓄電状態取得ステップによって取得したバッテリ残量情報に基づいて、異なる画質で写真画像を伝送できる旨をユーザに通知し、画質の選択を取得する画質選択取得ステップを有し、
前記伝送許可条件判定ステップは、選択された画質が必要とする伝送データ量が所定の範囲以内にあるか否かを判定する
請求項23に記載の画像自動伝送方法。 - 前記所定の伝送許可条件判定ステップは、撮影が完了したか否かを判定する
請求項21から24のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、時刻を認知するための時刻取得ステップを有し、
前記伝送許可条件判定ステップは、時刻が所定の時間帯であるか否かを判定する
請求項21から25のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、前記時刻取得ステップによって取得した時間に基づいて、写真画像の伝送に適切な時間帯の終了までの時間をユーザに通知する
請求項26に記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、伝送する写真画像のデータ量を取得するデータ量取得ステップを有し、
前記伝送許可条件判定ステップは、前記データ量から算出された、前記写真画像の伝送に要する費用が所定範囲内にあるか否かを判定する
請求項21から27のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記データ量取得ステップは、ユーザによってデータ量の選択を受け付ける
請求項28に記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、撮像後に前記写真画像ごとに伝送を制限する伝送制限ステップを有する
請求項21から29のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記画像自動伝送方法は、前記写真画像を伝送する伝送先の電話番号を登録する番号登録ステップを有し、
登録された伝送先を携帯電話に通知して、前記写真画像を伝送させる
請求項21から30のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、未伝送の写真画像の枚数が所定の枚数に達しているか否かを判定し、所定の枚数に達している場合に未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送する
請求項21から31のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、撮影の終了後、所定時間が経過したか否かを判定する
請求項21から32のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、デジタルカメラの電源をオフにする操作がなされたか否かを判定し、前記操作がなされていると判定された場合に、未伝送の写真画像があるときは、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送してから電源をオフにする
請求項21から33のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、デジタルカメラの電源がオンになっているか否かを判定し、前記電源がオンになっていると判定された場合に、未伝送の写真画像があるときは、未伝送の写真画像をまとめて自動的に伝送する
請求項21から34のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記画像自動伝送方法は、一時的に前記写真画像を順次保存するステップを有し、
前記伝送許可条件判定ステップは、前記保存された前記写真画像の容量、または画像のデータ量が所定量以上になっているか否かを判定し、
保存された順に前記写真画像を自動的に伝送する
請求項21から35のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記画像自動伝送方法は、前記写真画像を伝送したあと、メインメモリから消去するステップをさらに有する
請求項21から請求項36のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送処理ステップは、無線通信手段が通信可能か否かの情報を取得する通信状態取得ステップを有し、
前記無線通信手段が通信可能なとき、前記無線通信手段により、前記写真画像を自動的に伝送する
請求項21から37のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送処理ステップは、前記写真画像を伝送中に撮影動作が開始されたときに、伝送を中断し、撮影操作が停止した後に中断した伝送を再開する操作状態取得ステップを有する
請求項21から38のいずれかに記載の画像自動伝送方法。 - 前記伝送許可条件判定ステップは、複数の条件に基づいて判定するステップを有する
請求項21から39のいずれかに記載の画像自動伝送方法。
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