JP4335651B2 - 周辺監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などに搭載され、走行時に衝突を回避したり、衝突の被害を軽減するための周辺監視装置に関する。
従来から、自動車による交通事故を防止するために、たとえばABS(Antilock Brake
System )など、運転者の判断による制動操作が確実に行われるようにするシステムが用いられている。衝突などを回避する運転操作は、自動車の周囲の走行環境に応じて適切に選択されなければならない。そこで、車両の状況に応じて事故を未然に防ぐことができる車両周辺状況検出装置も提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。この車両周辺状況検出装置では、車両の周囲に存在する他の車両、自転車、歩行者、ガードレール、側壁等の障害物を、レーザ光を用いる距離検出装置によって探査し、障害物からの距離を検出している。車両の周囲の障害物の探査は、発信装置および受信装置の方向を変えて行う。
自動車の衝突防止用などには、無線電波を送受信するレーダ装置が使用されることが多い。レーダ装置は、他車両や障害物までの距離や相対速度などを検出可能であり、パルス方式やFM−CW方式など、種々の方式が提案されている。レーダ方式の違いは、探査目標までの距離に影響する。通常、遠距離の目標に対しFM−CW(Frequency Modulation
-Continuous Wave)方式での探査を行い、近距離の目標物があると判断するときには、パルス方式での探査も可能なレーダ送受信機も提案されている(たとえば、特許文献2参照。)。
特開平11−23715号公報 特開平11−258340号公報
特許文献1に開示されているような方向を変化させる距離検出装置は、たとえば車両のルーフの頂部に設置することで、周囲360°の角度範囲での検出が可能となる。しかしながら、同一の方向、たとえば前方の探査は間欠的に行われることになる。車両が走行している方向である前方には、対向車が存在する可能性がある。対向車が存在するときは、相互に接近するので、相対速度は大きくなり、相対距離が大きくても、短時間で衝突に至るおそれがある。
自動車の衝突回避を確実に行うためには、遠距離用レーダ装置と近距離用レーダ装置とを併用することが考えられる。特許文献2に開示されているレーダ送受信機では、FM−CW方式のレーダ装置を、パルス方式による近距離の目標物検出にも用いるけれども、同一のレーダ装置で異なる方式を切り換えることは、周波数帯やアンテナ指向性などを同一にしなければならないことを意味する。特に、アンテナ指向性は、遠距離用には狭い角度、近距離用には広い角度であることが望ましい。したがって、自動車の衝突回避のためには、近距離用のレーダ装置と遠距離用のレーダ装置とを含む複数のレーダ装置を搭載することが望ましい。
近距離用と遠距離用との両方のレーダ装置を併用すると、両方のレーダ装置に電源から動作用の電力を供給する必要がある。自動車では、電力を、走行用の駆動力を得るための原動機からの出力の一部を利用して発電する。複数のレーダ装置を併用すると、その電力消費の増大分が原動機に対する負担の増加となってしまう。自動車の衝突の危険は、自車の走行環境に応じて変化し、目標の探査に使用するレーダ装置として、遠距離用と近距離用とのいずれが適切かという判断も、走行環境等に応じて変化し、走行環境によっては不要なレーダ装置もありうる。たとえば、近距離に他車や障害物がなければ、近距離用のレーダ装置は不要である。逆に近距離に他車や障害物が存在して、衝突の危険が現実化しているときには、遠距離用のレーダ装置は不要である。
近距離用のレーダ装置と遠距離用のレーダ装置との両方を搭載している場合に、常時、両方のレーダ装置に電力を供給することは、自車の走行環境によっては特に必要のないレーダ装置にまで電力を供給してしまうこととなり、電力の無駄につながる。さらに、常時、両方のレーダ装置からのデータを取り込んで、目標を探査する処理を行うと、無駄な処理が行われ、処理に時間がかかってしまう。
本発明の目的は、遠距離用のレーダ装置と近距離用のレーダ装置とを併用しても、適切に切り換えて使用することができ、電力の無駄を避けることができる周辺監視装置を提供することである。
本発明は、少なくとも遠距離用と近距離用とを含む複数個のレーダ装置を使用して、自車の周辺を監視し、衝突の回避または軽減を図る周辺監視装置において、
自車の走行環境に基づいて、該複数個のうちから遠距離用または近距離用のレーダ装置の駆動を選択する選択手段
前記選択手段によって駆動が選択されるレーダ装置が検出するターゲットに対して、衝突可能性を判断する衝突判断手段と、
前記選択手段によって駆動が選択されるレーダ装置の検出結果に基づいて、制御する制御手段とを備え、
前記選択手段は、衝突判断手段による判断で衝突の可能性が高いと判断されるとき、前記遠距離用および近距離用のレーダ装置の駆動を同時に選択し、
遠距離用のレーダ装置で該ターゲットの方向を検出し、近距離用のレーダ装置で該ターゲットまでの距離と相対速度とを検出し、前記制御手段はこれら検出結果に基づいて、予め設定される衝突回避動作を行わせることを特徴とする。
また本発明は、道路地図データに対して自車の現在位置を検出可能なナビゲーション手段をさらに含み、
前記選択手段は、前記自車の走行環境を該ナビゲーション手段による現在位置の検出結果に応じて判断し、現在位置が予め定める近距離重視の条件を満たすときに前記近距離用のレーダ装置の駆動を選択することを特徴とする。
また本発明で、前記選択手段の予め定める近距離重視の条件は、前記現在位置が交差点内であることを特徴とする。
また本発明で、前記選択手段の予め定める近距離重視の条件は、前記自車が予め設定される基準よりも狭い道路に進入する場合であることを特徴とする。
また本発明で、前記選択手段の予め定める近距離重視の条件は、前記現在位置が予め設定される基準よりも曲率半径が小さいカーブを走行中の場合であることを特徴とする。
また本発明で、前記ナビゲーション手段は、交通渋滞を含む交通情報を取得可能であり、
前記選択手段は、前記現在位置が交通渋滞内であるときに前記近距離用のレーダ装置の駆動を選択し、該現在位置が交通渋滞の生じていない直線道路上であるときに前記遠距離用のレーダ装置の駆動を選択することを特徴とする。
また本発明で、前記選択手段は、選択したレーダ装置に電源供給を行って当該レーダ装置を駆動させ、選択されないレーダ装置に対しては少なくとも電源供給を抑制させるものであることを特徴とする。
また本発明は、前記選択手段は、前記遠距離用のレーダ装置の駆動を選択するときであっても、衝突判断手段による判断で衝突の可能性が高いと判断されるターゲットまでの距離が前記近距離用のレーダ装置で検出可能な範囲であるとき、該近距離用のレーダ装置を優先して駆動するように選択することを特徴とする。
また本発明で、前記選択手段は、前記衝突判断手段が前記ターゲットへの衝突を避けきれないと判断するときに、全てのレーダ装置への電源供給を停止することを特徴とする。
本発明によれば、周辺監視装置は、少なくとも遠距離用と近距離用とを含む複数個のレーダ装置を併用して自車の周辺を監視し、衝突の回避または軽減を図ることができる。また、衝突の可能性が高いと判断されるとき、遠距離用および近距離用のレーダ装置の駆動を同時に選択し、遠距離用のレーダ装置でターゲットの方向を検出し、近距離用のレーダ装置でターゲットまでの距離と相対速度とを検出し、検出結果に基づいて、予め設定される衝突回避動作を行うように制御するので、適切な衝突回避動作を行わせることができる。
また本発明によれば、選択手段は、道路地図データに対して自車の現在位置を検出可能なナビゲーション手段によって検出される自車の現在位置が予め定める近距離重視の条件を満たすときに近距離用のレーダ装置の駆動を選択するので、近距離の範囲を重視して障害物の探査などを行い、衝突の回避などを適切に行うことができる。
また本発明によれば、現在位置が交差点内であるときに、近距離の監視を重視するので、低速で走行する交差点内で近距離の範囲を適切に監視することができる。
また本発明によれば、自車が予め設定される基準よりも狭い道路に進入するときに、車速を落しても、自車の周囲の近距離の範囲を広く監視することができる。
また本発明によれば、カーブを曲るようなときには、遠距離用のレーダ装置の駆動を選択すると、自車線や対向車線の路側を越えて、他の車両などが走行していない範囲を監視してしまうので、近距離用のレーダ装置の駆動を選択することによって、近距離の範囲で自車の周囲を広く監視することができる。
また本発明によれば、交通渋滞を含む交通情報に基づき、現在位置が交通渋滞内であるときに近距離用のレーダ装置の駆動を選択し、現在位置が交通渋滞の生じていない直線道路上であるときに遠距離用のレーダ装置の駆動を選択して、交通渋滞の有無に応じて適切な自車周辺の監視を行うことができる。
また本発明によれば、選択したレーダ装置に電源供給を行って当該レーダ装置を駆動させ、選択されないレーダ装置に対しては少なくとも電源供給を抑制させることによって、選択されないレーダ装置で消費する電力を低減することができる。
また本発明によれば、遠距離用のレーダ装置の駆動を選択するときであっても、衝突の可能性が高いターゲットが接近する状態を、近距離用のレーダ装置で適切に監視することができる。
また本発明によれば、ターゲットへの衝突を避けきれないと判断するときに、全てのレーダ装置への電源供給を停止するので、衝突時にレーダ装置などが破損しても、電源供給が停止されているので、二次的な災害の発生を防ぐことができる。さらに一方のレーダの駆動を抑制することで他方の駆動レーダに対する一方のレーダからの電波の影響(たとえばノイズ等)を防止することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である周辺監視装置1の概略的な構成を示す。周辺監視装置1は、車両2に遠距離レーダ3を搭載して、車両2の前方に探査用のビーム4を向ける。ビーム4の角度は狭く、たとえば数10m先で数m程度の幅の範囲に広がる程度であり、100m以上の範囲を探査対象とすることができる。遠距離レーダ3のアンテナは、一定の角度範囲を周期的に走査可能に構成される場合もある。走査は、機械的または電気的に行われ、機械的な走査では、たとえば0.1秒間に数度の角度範囲を走査可能である。車両2には、複数、たとえば2つの近距離レーダ5,6も搭載される。合成される近距離レーダ5,6の探査用のビーム7の範囲は、車両2の前方に、遠距離レーダ3のビーム4よりも短距離で広い角度範囲に広がる。
遠距離レーダ3は、たとえば76GHzの周波数帯で、FM−CW方式でターゲットの探査を行う。近距離レーダ5,6は、たとえば24GHzの周波数帯で、SS(Spectrum
Spread)方式でターゲットの探査を行う。なお、周波数帯やレーダの方式は、異なるものを使用することもできる。遠距離レーダ3は、近距離レーダ5,6では探査不可能な遠方を探査することができるけれども、自車の直ぐ斜め前などは探査することができない。近距離レーダ5,6は、斜め前を含む横方向に広い範囲を探査することができる。また、無線電波を利用しないで、超音波やレーザ光を利用することもできる。さらに、車両2の周囲を撮像して、画像処理でターゲットを認識したりすることもできる。
周辺監視装置1は、以上のように、少なくとも遠距離用と近距離用とを含む複数個のレーダ装置を使用して、自車の周辺を監視し、衝突の回避または軽減を図るために、自車の走行環境や走行状態に基づいて、その複数個のうちから遠距離用または近距離用のレーダ装置の駆動を選択する選択手段8を有する。自車の周辺を監視し、衝突の回避または軽減がなされるレーダ装置は、選択手段8によって、走行環境や走行状態に応じて複数個のうちから選択されて駆動されるので、選択されないレーダ装置は駆動されず、電力消費の低減や処理の負担の軽減を図ることができる。
図2は、図1に示す周辺監視装置1の電気的構成を、より詳細に示す。選択手段8および制御手段9は、マイクロコンピュータなどを含む処理部10を、予め設定されるプログラムに従って動作させて実現される。遠距離レーダ3と近距離レーダ5,6との駆動を選択する選択手段8は、車速センサ11、ナビゲーション装置12、VICS(Vehicle
Information and Communication System)受信機13、ウインカスイッチ14、変速機15およびステアリング16などから発生される信号を入力する。遠距離レーダ3および近距離レーダ5,6を駆動する電力は、バッテリ(図では、「BATT」と略称する)20を電源として供給される。
バッテリ20と遠距離レーダ3および近距離レーダ5,6との間には、リレーなどを用いる電源スイッチ21,22がそれぞれ設けられる。電源スイッチ21,22のスイッチング状態は、選択手段8によって、個別に切換えることができる。電源スイッチ21,22が遮断状態になると、遠距離レーダ3および近距離レーダ5,6は、たとえばスタンバイ状態になり、動作は休止して、電力消費は低下する。完全に電力供給を停止すると、電力供給を再開するためには起動の手順を必要とし、円滑な駆動の切換を行うことが困難となる。電源スイッチ21,22としては、遠距離レーダ3や近距離レーダ5,6に内蔵される電源回路など、遮断の機能を持たせることもできる。これらレーダ3,5,6にはそれぞれアンテナ、駆動回路、発振回路、距離等を算出する処理回路等が含まれ、それぞれが独立して距離データ等を出力できる。
車速センサ11は、図1の車両2が走行する速度を、たとえば駆動軸が所定の角度だけ角変位する毎にパルスを出力させて検出する。駆動軸の角変位は走行距離に対応するので、単位時間当りのパルス数が車速に換算される。ナビゲーション装置12は、DVD−ROMやCD−ROMなどの記録媒体、またはハードディスク装置などに記憶される道路地図データに基づき、GPS(Global Positioning System )や推測航法などを利用して現在位置を検出したり、目的地までの経路案内などを行う。VICS受信機13は、FM放送や、道路に沿って設けられるビーコンからの放送などで送信される道路交通情報を受信する。VICSの道路交通情報には、交通渋滞が生じている道路の区間などについての情報が含まれる。
ウインカスイッチ14は、方向指示器であり、左折や右折を行うときや、車線変更に先行して、運転者により操作されることでウインカが点滅する。変速機15は、エンジンから駆動輪への駆動力伝達機構の途中に設けられ、エンジンの回転駆動力の伝達をクラッチで断続したり、接続する際に回転の倍率を変換したり、前進用と後退用とで回転方向を転換したりする動作が切換え可能である。手動変速機では、変速機15の動作状態は運転者の操作のみで切換えられる。多段階や無段階の自動変速機では、運転者の操作は基本的な指示に関するものとなり、変速動作は、加速や制動の操作に連動して、自動的に行われる。選択手段8には、変速機15の動作状態を表す信号が入力される。ステアリング16は、運転者による操向操作で角変位し、車両2の走行方向を変化させる。ステアリング16に操向操作による角変位を検出するセンサを設けておき、そのセンサの出力を選択手段8に入力する。
選択手段8によって駆動が選択されているレーダ装置によるターゲットの情報は、制御手段9に入力される。制御手段9は、ターゲットまでの距離や相対速度に基づいて、ターゲットとの衝突の危険性を判断し、警報器23、ブレーキ、スロットルアクチュエータ24およびステアリングアクチュエータ25などに制御信号を出力して、衝突の回避または軽減のための制御を行う。
図3は、図2の処理部10によって行われる周辺監視装置1としての概略的な制御手順を示す。車両2のイグニッションスイッチなどの操作で、周辺監視装置1の電源も投入され、動作が開始される。ステップa1からステップa8までの判断の組合わせや順序は、一例を示すだけであり、変更してもよいことはもちろんである。
電源投入後には初期化動作が行われ、初期化動作の終了後、ステップa1で、始動時か否かを判断する。始動時か否かの判断は、たとえば車速センサ11によって、電源投入後に車両2が移動する車速が検出されているか否かで行うことができる。また、電源投入後の変速機15やステアリング16への操作履歴などに基づいて行うこともできる。たとえば、変速機15でクラッチが接続されていない状態であったり、ステアリング16に対する操向操作が行われない状態であれば始動時と判断することができる。さらに、ナビゲーション装置12で検出する現在位置が電源投入時から変化していなければ、始動時と判断することもできる。始動時と判断すれば近距離レーダ5,6の駆動を選択し、始動時と判断しなければ遠距離レーダ3の駆動を選択する。始動時は、走行しても低速であり、自車の周囲のみを監視すればよいので、自車の周囲を短距離の範囲で広く監視するように、近距離レーダ5,6を適切に選択することができる。
ステップa1で始動時と判断しないときは、ステップa2で近距離レーダ5,6の有効範囲内に、衝突の可能性があるターゲットとなる対向車や先行車、障害物などが有るか否かを判断し、有ると判断すれば近距離レーダ5,6の駆動を選択し、有ると判断しなければ遠距離レーダ3の駆動を選択する。なお、ステップa2の判断時点では、遠距離レーダ3または近距離レーダ5,6のいずれが選択されていてもよい。遠距離レーダ3の駆動が選択されているときは、ターゲットが認識されており、そのターゲットまでの距離が近距離レーダ5,6の有効範囲まで接近しているか否かで判断する。近距離レーダ5,6の駆動が選択されているときは、ターゲットが認識されており、そのターゲットの検出が継続しているか否かで判断する。
制御手段9は、選択手段8によって駆動が選択されるレーダ装置が検出するターゲットに対して、衝突の可能性を判断する衝突判断手段として機能する。選択手段8は、遠距離レーダ3の駆動を選択するときであっても、衝突判断手段による判断で衝突の可能性が高いと判断されるターゲットまでの距離が近距離レーダ5,6で検出可能な範囲であるとき、近距離レーダ5,6を優先して駆動するように選択する。したがって、他の条件からは遠距離レーダ3の駆動を選択するときであっても、衝突の可能性が高いターゲットが接近する状態を、近距離レーダ5,6で適切に監視することができる。
ステップa2で近距離ターゲット有りと判断しないときは、ステップa3で車線変更か否かを判断する。車線変更は、ステアリング16に対する操向操作と、ウインカスイッチ14に対する指示操作とに基づいて検出する。また、車速センサ11が検出する車速の変化や、ナビゲーション装置12からの道路地図データなども考慮して判断する。車線変更時には、自車の近くに他車や障害物が多いと考えられる。
たとえば、高速度道路などでの走行車線、追越車線、登坂車線などの間の車線変更や、交差点の手前での車線変更は、道路地図データなどを参照して判断することができる。車線変更は、カメラを搭載して自車の周辺の道路を撮像し、画像処理で車線を認識して判断することもできる。選択手段8は、車線変更の操作状態を検出し、車線変更がなされると、近距離レーダ5,6の駆動を選択するので、車線変更時に自車の周囲の近距離の範囲を広く監視することができる。左折や右折などは、ナビゲーション装置12に設定されている経路情報や、車速センサ11によって検出される減速状態などに基づいて、車線変更とは異なる走行状態として判断される。
ステップa3で車線変更と判断しないときは、ステップa4で低速走行か否かを判断する。この判断は、たとえば車速センサ11によって検出される車速や、変速機15の動作状態などに基づいて行う。車速が徐行程度のときや、変速機15が自動変速機であって、変速レバーがドライブポジションではない低速のポジションに設定されているようなときは、低速走行と判断し、近距離レーダ5,6の駆動を選択する。選択手段8は、車速情報などに基づいて、高速走行時は遠距離レーダ3の駆動を選択し、低速走行時は近距離レーダ5,6の駆動を選択する。高速走行時は、遠方の対向車などを早期に監視対象とし、低速走行時は、自車の周囲で近距離の広い範囲を監視対象とすることができる。したがって、車速に応じて適切な距離の範囲で自車の周囲を監視することができる。
ステップa4で低速走行と判断しないときは、ステップa5で、ステアリング16の操向操作の状態などに基づいて、カーブを通過中であるか否かを判断する。ステアリング16の操作角度は、大略的に道路の曲率半径に反比例すると考えられる。曲率半径が小さいカーブを通過中であるときに遠距離レーダ3の駆動を選択しても、自車線側または対向車線側の路側外を探査することになり、地上の建造物や樹木などを障害物として多く検出してしまい、先行車や対向車はほとんど検出することができない。したがって、カーブを通過中であると判断するときは、近距離レーダ5,6の駆動を選択する。
すなわち、選択手段8は、ステアリング操作の状態を検出し、曲線を通過中は近距離レーダ5,6の駆動を選択するので、ステアリングホイールを一定の角度で留めるような場合に曲線を通過中と判断することができる。カーブを曲るようなときには、遠距離レーダ3の駆動を選択すると、自車線または対向車線の路側を越えて、他の車両などが走行していない範囲を監視してしまう。ステアリング操作の状態を検出して曲線を通過中と判断されれば、近距離レーダ5,6の駆動を選択することによって、近距離の範囲で自車の周囲を広く監視することができる。
以上で説明しているステップa1およびステップa3〜a5の各ステップは、近距離レーダ5,6の駆動を選択する走行状態にそれぞれ対応している。なお、ステップa5でのカーブを通過中であるか否かの判断は、ナビゲーション装置12から得られる道路上での現在位置に基づいて行うこともできる。すなわち、選択手段8は、予め定める近距離重視の条件として、現在位置が予め設定される基準よりも曲率半径が小さいカーブを走行中の場合であることとしておくこともできる。カーブを曲るようなときには、遠距離レーダ3では自車線や対向車線の路側を越えて、他の車両などが走行していない範囲を監視してしまう。近距離レーダ5,6の駆動を選択することによって、近距離の範囲で自車の周囲を広く監視することができる。
周辺監視装置1は、道路地図データに対して自車の現在位置を検出可能なナビゲーション手段としてのナビゲーション装置12を含み、選択手段8は、自車の走行環境をナビゲーション装置12による現在位置の検出結果に応じて判断し、現在位置が予め定める近距離重視の条件を満たすときに近距離レーダ5,6の駆動を選択する。現在位置が予め定める近距離重視の条件を満たすときに近距離レーダ5,6の駆動を選択するので、自車の走行環境のうち、近距離の範囲を重視して障害物の探査などを行い、衝突の回避などを適切に行うことができる。
ステップa5でカーブ通過と判断しないときは、ステップa6で、ナビゲーション装置12によって検出される自車の現在位置が交差点内であるか否かを判断する。自車の現在位置が交差点内であると判断するときは、近距離レーダ5,6の駆動を選択する。すなわち、選択手段8の予め定める近距離重視の条件は、現在位置が交差点内であることとするので、交差点内で近距離の範囲を適切に監視することができる。
ステップa6で交差点内と判断しないときは、ステップa7で、ナビゲーション装置12によって検出される自車の現在位置が狭い道路に進入する位置であるか否かを判断する。すなわち、選択手段8の予め定める近距離重視の条件は、自車が予め設定される基準よりも狭い道路に進入する場合であることとするので、車速を落して近距離の広い範囲の周辺を監視することができる。
ステップa7で狭い道路に進入しないと判断するときは、ステップa8で、ナビゲーション装置12によって検出される自車の現在位置が渋滞中の道路の区間内であるか否かを判断する。選択手段8は、VICS受信機13などから直接、またはナビゲーション装置12を介して、交通渋滞を含む交通情報を取得可能である。VICS受信機13は、ナビゲーション装置12内に含まれていたり、別体でも、渋滞情報はナビゲーション装置12の表示画面を利用して表示するなど、ナビゲーション装置12と密接に協同して動作し、ナビゲーション手段の一部として機能する。選択手段8は、現在位置が交通渋滞内であるときに近距離レーダ5,6装置の駆動を選択する。すなわち、選択手段8の予め定める近距離重視の条件は、渋滞中であるか否かである。
すなわち、交通渋滞を含む交通情報をVICS受信機13を含むナビゲーション手段で取得可能である。選択手段8は、現在位置が交通渋滞内であるときに近距離レーダ5,6の駆動を選択する。車両が密集している交通渋滞内では、低速で走行する自車の周囲を近距離でも広い範囲で監視することができる。交通渋滞が生じていない直線道路上では、自車は高速で走行し、遠距離の対向車などを早期に監視の対象とすることができる。したがって、交通渋滞の有無に応じて適切な自車周辺の監視を行うことができる。
なお、前述のように、ステップa1〜ステップa8の各ステップの判断順序を変更したり、判断を追加することもできる。また、たとえば、ステップa3では交差点内であるか否か、ステップa4では狭い道路進入か否か、ステップa5では渋滞中か否か、ステップa6ではカーブ通過か否かを判断して、条件が満たされれば近距離レーダ5,6を駆動するように選択するようにしてもよい。
ステップa8で、現在位置が交通渋滞の生じていない直線道路上であるときには、ステップa9で遠距離レーダ3の駆動を選択する。また、ステップa1〜a8で近距離レーダ5,6の駆動を選択すると判断しないときも、ステップa9で遠距離レーダ3の駆動を選択する。ただし、近距離レーダ5,6も間欠的に駆動する。
図1に示すように、遠距離レーダ3のビーム4の範囲は狭く、ビーム4の方向を変化させる走査を行っても、車両2の前側方などに死角が生じるおそれがある。車両2の移動に伴う走行環境の変化で、ビーム4の死角となる範囲に、他の車両や障害物が存在するようになる可能性があるので、たとえば1〜数秒毎に、短時間だけ短距離レーダ5,6の駆動を選択して、近距離の広い範囲の監視を行い、仮に近距離に障害物が存在し、衝突の可能性が高い場合は近距離レーダを全駆動させて回避行動を行うようにする。
ステップa10で選択手段8は、遠距離レーダ3または近距離レーダ5,6によって検出されるターゲットについて認識する処理を行う。ターゲットが認識されると、ターゲットまでの距離と相対速度とが算出される。
ステップa11で制御手段9は、選択手段8によって算出されるターゲットまでの距離が閾値L1よりも小さく、かつ相対速度が閾値V1よりも大きいか否かを判断する。閾値L1は、短距離レーダ5,6の有効範囲よりも大きくしておく。距離が閾値L1よりも小さく、相対速度が閾値V1よりも大きいときには、ターゲットまでの距離が近く、しかも急速に接近しているので、ステップa12で、制御手段9は警報器23などを作動させ、運転者に衝突の可能性が高いことを報知し、回避操作を促す。ステップa12での警報動作が終了した後は、ステップa1に戻る。ターゲットまでの距離が閾値L1よりは近く、近距離レーダ5,6の探査範囲よりは遠いときは、繰返して遠距離レーダ3で追跡することになり、ステップa11の条件が満たされれば、ステップa12での警報が続けて行われる。ステップa11の条件が満たされなければ、ステップ12での警報は行われず、ステップa1に戻るだけである。
ステップa1〜a8のいずれかのステップで近距離レーダ5,6の駆動が選択されると、ステップa13で、選択手段8は近距離レーダ5,6を駆動する。ただし、遠距離レーダ3も間欠的に駆動する。これにより、仮に近距離に障害物が存在しなくとも、遠距離で障害物が存在していれば、これを検出して早めに回避処置をとることができる(たとえば近距離に障害物なしでも遠距離に障害物が存在し、自車速が高速で相対速度も大きい場合、警報等が行える)。車両2の移動に伴う走行環境の変化で、近距離レーダ5,6のビーム7の範囲外に、他の車両や障害物が存在するようになる可能性があるので、たとえば1〜数秒毎に、短時間だけ遠距離レーダ3の駆動を選択して、遠距離の範囲の監視を行う。
ステップa14で選択手段8は、遠距離レーダ3または近距離レーダ5,6によって検出されるターゲットについて認識する処理を行う。ターゲットが認識されると、ターゲットまでの距離と相対速度とが算出される。
ステップa15で制御手段9は、選択手段8によって算出されるターゲットまでの距離が閾値L2よりも小さく、かつ相対速度が閾値V2よりも大きいか否かを判断する。閾値L2は、短距離レーダ5,6の有効範囲よりも小さくしておくことはもちろんである。距離が閾値L2よりも小さく、相対速度が閾値V2よりも大きいときには、ターゲットまでの距離が近く、しかも急速に接近しているので、ステップa16で、制御手段9は図2のブレーキ、スロットルアクチュエータ24を駆動して、衝突回避または被害軽減のための制御を行う。たとえばブレーキを作動させて制動し、スロットルでエンジンへの吸気を制限して加速を停止し、エンジンブレーキを効かせるようにする。
ステップa17で制御手段9は、ターゲットとの衝突回避が不可能となっているか否かを判断する。距離が近く、かつ相対速度が大きいときには衝突は回避不能であり、ステップa18で選択手段8は電源スイッチ21,22を制御し、遠距離レーダ3および近距離レーダ5,6への電源供給を停止する。すなわち選択手段8は、衝突判断手段としての制御手段9がターゲットへの衝突を避けきれないと判断するときに、全てのレーダ装置への電源供給を停止し、二次的な災害の発生を防ぐことができる。ステップa17で回避不可と判断しないとき、またはステップa15で条件が満たされないと判断するときは、ステップa1に戻る。
ステップa9およびステップa13で、選択手段8は、選択したレーダ装置に電源供給を行って当該レーダ装置を駆動させ、選択されないレーダ装置に対しては間欠駆動で少なくとも電源供給を抑制させ、選択されないレーダ装置で消費する電力を低減することができる。選択されないレーダ装置も、駆動が抑制されているだけなので、使用が必要になれば直ちに使用を再開することができる。特に、間欠的に駆動しておけば、駆動を選択しているレーダ装置での探査範囲外の監視も継続して行い、走行環境や走行条件の変化に対応させることができる。
図4は、図1および図2に示す周辺監視装置1で、本発明の実施の他の形態として行う処理部10の概略的な制御手順を示す。電源投入後には初期化動作が行われ、初期化動作の終了後、ステップb1で、近距離レーダ5,6を選択するか否かを判断する。ステップb1の判断は、図3のステップa1からステップa8までと同様に行う。ステップb1で近距離レーダ5,6を選択するのではないと判断すると、ステップb2からステップb5の各ステップは、図3のステップa9からステップa12までの各ステップとそれぞれ同様に動作する。
ステップb1で近距離レーダ5,6を選択すると判断するときは、ステップb6からステップb8までの各ステップを、図3のステップa13からステップa15までの各ステップとそれぞれ同様に実行する。ステップb8でターゲットまでの距離が近く、急速に接近していると判断するときは、ステップb9で、近距離レーダ5,6を駆動するとともに、遠距離レーダ3も駆動する。近距離レーダ5,6でターゲットまでの距離と相対速度とを検出し、遠距離レーダ3では、距離や相対速度だけでなく、スキャン方式を採用するのでターゲットの方向も検出する。すなわち、制御手段9は、選択手段8によって駆動を選択するレーダ装置が検出するターゲットに対して、衝突の可能性を判断する衝突判断手段として機能し、選択手段8は、衝突判断手段による判断で衝突の可能性が高いと判断されるとき、遠距離用および近距離用のレーダ装置の駆動を同時に選択する。制御手段9は、遠距離レーダ3でターゲットの方向を検出し、近距離レーダ5,6でターゲットまでの距離と相対速度とを検出し、検出結果に基づいて、予め設定される衝突回避動作を行うように制御する。
衝突回避動作として、ステップb10では図3のステップa16と同様に、ブレーキ、スロットルアクチュエータ24を制御して、減速操作をアシストする。ステップb11では、ステアリングアクチュエータ25を駆動して、衝突を回避する方向へ進路を変更するようにアシストする。このように制御手段9は、遠距離レーダ3でターゲットの方向を検出し、近距離レーダ5,6でターゲットまでの距離と相対速度とを検出し、検出結果に基づいて、予め設定される衝突回避動作を行うように制御するので、遠距離レーダ3と近距離レーダ5,6とを併用して、適切な衝突回避動作を行わせることができる。
ステップb12からステップb13までの各ステップは、図3のステップa17からステップa18までの各ステップとそれぞれ同等である。
本発明の実施の一形態である周辺監視装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 図1に示す周辺監視装置1の電気的構成を、より詳細に示すブロック図である。 図2の処理部10によって行われる周辺監視装置1としての概略的な制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の他の形態として、図2の処理部10によって行われる周辺監視装置1としての概略的な制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 周辺監視装置
2 車両
3 遠距離レーダ
5,6 近距離レーダ
8 選択手段
9 制御手段
10 処理部
11 車速センサ
12 ナビゲーション装置
13 VICS受信機
14 ウインカスイッチ
15 変速機
16 ステアリング
21,22 電源スイッチ
23 警報器
24 ブレーキ、スロットルアクチュエータ
25 ステアリングアクチュエータ

Claims (9)

  1. 少なくとも遠距離用と近距離用とを含む複数個のレーダ装置を使用して、自車の周辺を監視し、衝突の回避または軽減を図る周辺監視装置において、
    自車の走行環境に基づいて、該複数個のうちから遠距離用または近距離用のレーダ装置の駆動を選択する選択手段
    前記選択手段によって駆動が選択されるレーダ装置が検出するターゲットに対して、衝突可能性を判断する衝突判断手段と、
    前記選択手段によって駆動が選択されるレーダ装置の検出結果に基づいて、制御する制御手段とを備え、
    前記選択手段は、衝突判断手段による判断で衝突の可能性が高いと判断されるとき、前記遠距離用および近距離用のレーダ装置の駆動を同時に選択し、
    遠距離用のレーダ装置で該ターゲットの方向を検出し、近距離用のレーダ装置で該ターゲットまでの距離と相対速度とを検出し、前記制御手段はこれら検出結果に基づいて、予め設定される衝突回避動作を行わせることを特徴とする周辺監視装置。
  2. 道路地図データに対して自車の現在位置を検出可能なナビゲーション手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記自車の走行環境を該ナビゲーション手段による現在位置の検出結果に応じて判断し、現在位置が予め定める近距離重視の条件を満たすときに前記近距離用のレーダ装置の駆動を選択することを特徴とする請求項1記載の周辺監視装置。
  3. 前記選択手段の予め定める近距離重視の条件は、前記現在位置が交差点内であることを特徴とする請求項1または2に記載の周辺監視装置。
  4. 前記選択手段の予め定める近距離重視の条件は、前記自車が予め設定される基準よりも狭い道路に進入する場合であることを特徴とする請求項1または2に記載の周辺監視装置。
  5. 前記選択手段の予め定める近距離重視の条件は、前記現在位置が予め設定される基準よりも曲率半径が小さいカーブを走行中の場合であることを特徴とする請求項1または2に記載の周辺監視装置。
  6. 前記ナビゲーション手段は、交通渋滞を含む交通情報を取得可能であり、
    前記選択手段は、前記現在位置が交通渋滞内であるときに前記近距離用のレーダ装置の駆動を選択し、該現在位置が交通渋滞の生じていない直線道路上であるときに前記遠距離用のレーダ装置の駆動を選択することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の周辺監視装置。
  7. 前記選択手段は、選択したレーダ装置に電源供給を行って当該レーダ装置を駆動させ、選択されないレーダ装置に対しては少なくとも電源供給を抑制させるものであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の周辺監視装置。
  8. 記選択手段は、前記遠距離用のレーダ装置の駆動を選択するときであっても、前記衝突判断手段による判断で衝突の可能性が高いと判断されるターゲットまでの距離が前記近距離用のレーダ装置で検出可能な範囲であるとき、該近距離用のレーダ装置を優先して駆動するように選択することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の周辺監視装置。
  9. 前記選択手段は、前記衝突判断手段が前記ターゲットへの衝突を避けきれないと判断するときに、全てのレーダ装置への電源供給を停止することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の周辺監視装置。
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