JP4331136B2 - シリンダブロック - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのシリンダブロックに関する。
エンジンではシリンダボア壁を適度な温度とすべく、シリンダボア壁の周囲に形成されたウォータジャケット内にウォータポンプから圧送される冷却水を流通させるようにしている。機関運転時にシリンダボアの上部は高温となりやすいのに対して、シリンダボアの下部は加熱されにくいが、シリンダブロックの構造を簡素化するため、ウォータジャケットは通常シリンダボアの上部側と下部側とが連通した一体の構造となっている。また、冷却水はウォータジャケット内を流通する過程で加熱されて温度が上昇するため、上流側のシリンダボア壁に比べて下流側のシリンダボア壁は冷却されにくい。このため、各シリンダのシリンダボア壁の部分によっては冷却の過不足が生じることとなる。
こうした問題に対して、例えば特許文献1の技術では、ウォータジャケットの下部に断熱部材を挿入することで温度が低いと想定されるシリンダボア壁の下部側の冷却を調整するようにしている。また冷却水路の断面積を異ならせることにより下流側の冷却水の流速を上流側よりも大きくすることで、下流側に位置するシリンダのシリンダボア壁の冷却を促進させるようにしている。
特開2002−30989号公報
ところが、機関運転状態によってはシリンダボア壁の温度分布が予め想定されたものとは異なったものとなることがある。すなわち、シリンダボア壁の上部と下部との温度差が予想以上に大きくなったり、逆にその温度差が予想よりも小さくなったりすることがある。また、冷却水の上流側のシリンダボア壁と下流側のシリンダボア壁においても同様のことが起こり得る。このため、機関運転時における各シリンダボア壁の温度分布を予め想定して各シリンダボア壁の冷却度合を決めたとしても、局所的に冷却の過不足が生じてしまうおそれがあった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことのできるシリンダブロックを提供することにある。
以下、上記目的を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、複数のシリンダを備えるエンジンの各シリンダボア壁の周囲に冷却水を流通させるウォータジャケットの形成されたシリンダブロックにおいて、前記ウォータジャケット内に、断熱部材を備えるとともに自身の温度に応じて熱変形することを通じて前記各シリンダボア壁と前記断熱部材との距離を調整することにより前記各シリンダボア壁の冷却を調整する冷却調整部材をシリンダの軸方向に複数備えることをその要旨とする。
上記構成によれば、シリンダブロックは、ウォータジャケット内に断熱部材を備えるとともに自身の温度に応じて熱変形することを通じて各シリンダボア壁と断熱部材との距離を調整することにより各シリンダボア壁の冷却を調整する冷却調整部材をシリンダの軸方向に複数備えている。このためシリンダボア壁毎に、それぞれウォータジャケット内に備えられている冷却調整部材の温度に応じて同部材により独立して冷却の調整が行われるとともに、各シリンダボア壁においては同部材によりシリンダの軸方向に複数の独立した冷却調整が行われることとなる。したがって、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。
ウォータジャケットは通常、シリンダボアの上部側と下部側とが連通した一体の構造となっているため、冷却水が流通する際に、シリンダの軸方向、例えばウォータジャケット内の上部から下部へ、あるいは下部から上部へと流れることがある。したがって、請求項1に記載の冷却調整部材を備えた場合であっても、ウォータジャケット内において同部材の配置されている位置以外の他の位置から同部材の配置された位置へと温度の異なる冷却水が流入すると、各シリンダ壁の冷却の調整が困難となる場合がある。
この点請求項2に記載の発明によれば、前記ウォータジャケットがシリンダの軸方向に独立して複数形成され、前記冷却調整部材が各ウォータジャケット内にそれぞれ備えられている。これにより、ウォータジャケット内において上述したような温度の異なる冷却水がシリンダの軸方向へ流れることが規制されため、シリンダの軸方向において複数の独立した冷却調整を効果的に行うことができる。
また請求項3に記載の発明によるように、前記冷却調整部材が自身の配置された部分の前記各シリンダボア壁の冷却を調整するといった構成を採用すれば、少なくとも同部材の配置された部分の各シリンダボア壁の冷却が調整される。このため、同部材の配置された部分における各シリンダボア壁の冷却の調整を確実に行うことができる。
具体的には、請求項4に記載される発明によるように、前記冷却調整部材が前記ウォータジャケット内の冷却水の流れを調整するといった構成を採用することができる。
上記構成によれば、冷却調整部材によってウォータジャケット内の冷却水の流れが調整される。このため、例えば高温となっているシリンダボア壁の部位では、冷却水の流れを強くする、すなわち冷却度合を大きくするとともに、低温となっている部位では、冷却水の流れを弱くする、すなわち冷却度合を小さくするように冷却調整部材が熱変形するようにすれば、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。
当該シリンダボア壁の冷却を調整すべく同シリンダボア壁に配置された冷却調整部材が熱変形すると、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置する他のシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット内では冷却水の流れに悪影響が生じる場合がある。例えば、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置する他のシリンダボア壁が高温となっている場合であっても、当該シリンダボア壁の温度が低いために冷却を抑制すべく冷却調整部材が熱変形すると、他のシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット内に十分な冷却水を流すことができない場合がある。
この点請求項5に記載の発明によれば、前記冷却調整部材が、前記ウォータジャケット内をシリンダボア壁側とその反対側とに分割するとともにシリンダボア壁側の冷却水の流れを調整する。これにより、当該シリンダボア壁の冷却を調整するために必要となるシリンダボア壁側の冷却水の流れと、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置する他のシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット内へと冷却水を流通させるための上記反対側の冷却水の流れとがそれぞれ分割される。したがって、当該シリンダボア壁に配置された冷却調整部材が熱変形し冷却水の流れが調整された場合であっても、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置する他のシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット内での冷却水の流れに悪影響が生じることを抑制することができる。
また請求項6に記載される発明によるように、前記冷却調整部材が前記シリンダボア壁から冷却水への放熱を調整するといった構成を採用することもできる。
上記構成によれば、冷却調整部材によってシリンダボア壁から冷却水への放熱が調整される。これにより、例えばシリンダボア壁のうちで高温となっている部位ではシリンダボア壁から冷却水への放熱が促進される一方、低温となっている部位ではシリンダボア壁から冷却水への放熱が抑制されるように冷却抑制部材が熱変形することで、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。
<第1実施形態>
本発明にかかるシリンダブロックを具体化した第1実施形態について、図1、図2を参照して詳細に説明する。本実施形態では複数のシリンダを備えるエンジンの一例として直列3気筒エンジンを採用している。
図1は本実施形態のシリンダブロックを図示しないシリンダヘッド側から見た平面図を示している。
図1に示されるように、シリンダブロックは各シリンダボア壁を形成するシリンダブロック内周部10と同シリンダブロック内周部10を囲むシリンダブロック外周部20とを備えて構成され、シリンダブロック内周部10の内側が各シリンダボアとなっている。本実施形態ではシリンダブロックを構成するシリンダブロック内周部10およびシリンダブロック外周部20を鉄系部材によって一体形成しているが、これらを別々に形成した後に一体に組付けてもよい。
シリンダブロック内周部10とシリンダブロック外周部20との間の領域には、図示しないウォータポンプから圧送される冷却水を各シリンダボア壁の周囲に流通させるためのウォータジャケット30が形成されている。本実施形態では、図示しない冷却水入口から流入した冷却水が、図1に示される矢印の方向でウォータジャケット30内を流通している。
図2は図1に示されるA−A線に沿ったシリンダブロックの縦断面構造を示している。
図2に示されるように、ウォータジャケット30内にはシリンダの軸方向に2つの水平隔壁40a,40bが形成されており、これら2つの水平隔壁40a,40bによってウォータジャケット30はシリンダの軸方向に3つの独立した冷却水路30A,30B,30Cに分割されている。本実施形態では、冷却水路30A,30B,30Cはともに等しい容量を有する領域であるとともに、同水路30A,30B,30Cのシリンダの軸方向における幅はそれぞれ均一となっている。
図1に示されるように、ウォータジャケット30内のうちでシリンダの軸方向上側に位置する冷却水路30A内には冷却調整部材50Aが配設されている。冷却調整部材50Aはシリンダブロック外周部20の内周面上の位置ACにおいて同部材50Aの中央部50ACが固定されており、同中央部50AC以外の他の部分が自身の温度に応じた熱変形により変位する。
冷却調整部材50Aは、長方形の板が湾曲した形状であって、図1に示されるように、同部材50Aの横方向の長さは、同部材50Aが熱変形した際に同部材50Aの固定されていない端部50AR,50ALがシリンダブロック内周部10の外周面に当接することのできる大きさとなっている。冷却調整部材50Aの縦方向の長さ、すなわちシリンダの軸方向の長さは、冷却水路30Aの幅と略等しくなっている。
本実施形態では、2種類の熱膨張率の異なる金属を重ね合わせることにより形成されるバイメタルの表面に、熱伝導率の低い樹脂等をコーティングすることで冷却調整部材50を構成している。
ここまでは冷却水路30Aに対応して配設された冷却調整部材50Aについて説明したが、冷却水路30B,30Cにおいてもこれらに対応する冷却調整部材50B,50Cがそれぞれ冷却調整部材50Aと同様の態様にて配設されている。またその他のシリンダボアにおいても各冷却水路30A〜30Cに対応して冷却調整部材50A〜50Cがそれぞれ同様の態様にて配設されている。
次に本実施形態のシリンダブロックの作用について、図1,図3を参照して説明する。なお、本実施形態では第2気筒の冷却水路30A内において、シリンダボア壁の温度が低い場合および高い場合の例として0℃および80℃の場合についてそれぞれ説明する。
シリンダボア壁の温度が0℃の場合には、冷却調整部材50Aの温度も略0℃となっている。この場合、図1に示されるように、冷却調整部材50Aは自身が熱変形することによって同部材50Aの端部50AR,50ALがシリンダブロック内周部10の外周面上の位置AR,ALにてそれぞれ当接している。これにより、冷却水路30A内においては冷却水が冷却調整部材50Aの配設位置よりも下流へと流れなくなる。このように冷却調整部材50Aの温度の低い部位における冷却水の流れが禁止されることで、シリンダボア壁の冷却が抑制されるとともに、暖機が促進されることとなる。なおこのようにウォータジャケット内において冷却水を流通させない場合には、ウォータポンプから圧送される冷却水の圧力が弱められるように同ウォータポンプを制御してもよい。
次に機関の運転にともなってシリンダボア壁の温度が80℃まで上昇すると、冷却調整部材50A自身の温度も80℃近くまで上昇する。この場合、図3に示されるように、位置AR,ALにてシリンダブロック内周部10の外周面と当接していた冷却調整部材50Aの端部50AR,50ALは、同部材52Aが熱変形することによりシリンダブロック外周部20の内周面上の位置AR1,AL1にて同内周面と当接している。これにより、冷却水路30A内においては冷却調整部材50Aの配設位置よりも下流へと冷却水が流れるようになる。このように冷却調整部材50Aの温度の高い部位において冷却水が流れるようになることで、シリンダボア壁の冷却が促進される。
なお、シリンダボア壁の温度が0〜80℃の間にある場合には、その温度に応じて冷却調整部材50Aが熱変形する。
またその他の冷却水路30B,30Cおよびその他のシリンダボア壁のウォータジャケット30内においても、上述した冷却調整部材50Aと同様に冷却調整部材50B,50Cによってシリンダボア壁の冷却調整が各シリンダボア壁の温度分布に応じて独立して行われる。
<実施形態の効果>
(1)本実施形態にかかるシリンダブロックは、ウォータジャケット30内に各シリンダボア壁の冷却を調整するように自身の温度に応じて熱変形する冷却調整部材50をシリンダの軸方向に3つずつ備えている。このためシリンダボア壁毎に、それぞれウォータジャケット30内に備えられている冷却調整部材50の温度に応じて同部材50により独立して冷却の調整が行われるとともに、各シリンダボア壁においては同部材50によりシリンダの軸方向に3つの独立した冷却調整が行われることとなる。したがって、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。
(2)従来のウォータジャケットは通常、シリンダボアの上部側と下部側とが連通した一体の構造となっているため、冷却水が流通する際に、シリンダの軸方向、例えばウォータジャケット内の上部から下部へ、あるいは下部から上部へと流れることがある。したがって、冷却調整部材50を備えた場合であっても、ウォータジャケット内において同部材50の配置された位置以外の他の位置から同部材の配置された位置へと温度の異なる冷却水が流入すると、各シリンダ壁の冷却の調整が困難となる場合がある。
この点本実施形態によれば、ウォータジャケット30がシリンダの軸方向に独立して3つ(冷却水路30A,30B,30C)形成され、冷却調整部材50が各ウォータジャケット(冷却水路30A,30B,30C)内にそれぞれ備えられている。これにより、ウォータジャケット30内において上述したような温度の異なる冷却水がシリンダの軸方向へ流れることが規制されるため、シリンダの軸方向において3つの独立した冷却調整を効果的に行うことができる。
(3)冷却調整部材50によってウォータジャケット30内の冷却水の流れが調整される。具体的には、高温となっているシリンダボア壁の部位では、冷却水の流れを強くする、すなわち冷却度合を大きくするとともに、低温となっている部位では、冷却水の流れを弱くする、すなわち冷却度合を小さくするように冷却調整部材50が熱変形するため、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。
<第2実施形態>
本発明にかかるシリンダブロックを具体化した第2実施形態について、図4〜図6を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、ウォータジャケット32内に2つの水平隔壁40a,40bを備える点については第1実施形態と共通しているが、後述する垂直隔壁42を更に備えている点および冷却調整部材52をシリンダブロック内周部10の外周面に固定している点が第1実施形態と大きく異なっている。なお、ウォータジャケット32内の構成以外のその他の構成は第1実施形態と同様のものを採用している。
図4は本実施形態のシリンダブロックの縦断面図を示している。
図4に示されるように、ウォータジャケット32内にはシリンダブロック内周部10とシリンダブロック外周部20との中間位置に同内周部10の外周面および同外周部20の内周面と平行に垂直隔壁42が形成されている。ウォータジャケット32は垂直隔壁42によってシリンダボア側、すなわちシリンダブロック内周部10側に位置する内部水路32iと、その反対側、すなわちシリンダブロック外周部20側に位置する外部水路32oとに分割されている。
こうした垂直隔壁42と上述した水平隔壁40とによって、ウォータジャケット32内はシリンダの軸方向上側から順に6つの冷却水路32Ai,32Ao、32Bi,32Bo、32Ci,32Coに分割されている。
本実施形態では垂直隔壁42をシリンダブロック内周部10やシリンダブロック外周部20と同様に鉄系材料によって形成しているが、例えばこれをアルミニウム合金等によって形成してもよい。
図5は本実施形態のシリンダブロックの斜視図を示している。なお、シリンダブロックの内部構造を理解し易いように、図4では手前側のシリンダブロック外周部20を敢えて省略して示している。
図5に示されるように、垂直隔壁42には内部水路32iと外部水路32oとを連通する開口部44が形成されている。開口部44は各冷却水路32A,32B,32Cにおいて冷却水の上流側と下流側とにそれぞれ1つずつ形成されている。冷却水路32Aの上流側に形成されたものを開口部44Au、下流側に形成されたものを開口部44Adと称することにする。本実施形態では開口部44が曲率を有する長方形に形成されるとともに、全ての開口部44は同じ大きさで形成されている。
図6(a)はシリンダブロックの断面図であって、特に第2気筒の冷却水路32Aの片側部分を拡大して示している。本実施形態では、図示しない冷却水入口から流入した冷却水が、図6(a)に示される矢印の方向で冷却水路32A内を流通している。
図6(a)に示されるように、シリンダブロック内周部10の外周面上であって開口部44Auの近傍には、冷却調整部材52Aが配設されている。冷却調整部材52Aはシリンダブロック内周部10の外周面上の位置B1にて同部材52Aの一端52ARが固定されており、固定されている一端を除いた他の部分が自身の温度に応じた熱変形により変位する。
本実施形態の冷却調整部材52Aは、長方形の板が湾曲した形状であって、同部材52Aの縦方向の長さ、すなわちシリンダの軸方向の長さは、冷却水路30Aの幅と略等しく
なっている。このため冷却調整部材52Aは、図6(a)に示されるように、同部材52Aが熱変形し垂直隔壁42の内周面に当接した際には、内部水路32Ai内において同部材52Aの配置されている位置よりも下流への冷却水の流れが禁止される。
本実施形態においては冷却調整部材52を2種類の熱膨張率の異なる金属を重ね合わせたバイメタルにより構成している。
ここまでは冷却水路32A内に対応して配設された冷却調整部材52Aについて説明したが、冷却水路32B,32Cにおいてもこれらに対応する冷却調整部材52B,52Cがそれぞれ冷却調整部材52Aと同様の態様にて配設されている。またその他のシリンダボアにおいても冷却水路32A〜32Cに対応して冷却調整部材52A〜52Cがそれぞれ同様の態様にて配設されている。
次に本実施形態のシリンダブロックの作用について、図6(a)〜(c)を参照して説明する。なお、本実施形態では第2気筒の冷却水路32A内において、シリンダボア壁の温度が低い場合、中程度の場合、および高い場合の例として0℃(図6(a))、40℃(図6(b))、および80℃(図6(c))の場合についてそれぞれ説明する。
シリンダボア壁の温度が0℃の場合には、冷却調整部材52Aの温度も略0℃となっている。この場合、図6(a)に示されるように、冷却調整部材52Aは自身が熱変形することによって同部材52Aの固定されていない他端52ALが垂直隔壁42の内周面上の位置B2にて当接している。これにより、内部水路32Ai内においては冷却水が冷却調整部材52Aの配設位置よりも下流へと流れなくなり、内部水路32Ai内を流れるはずの冷却水は開口部44Auを介して外部水路32Aoへと流入するとともに、同外部水路32Aoを通じて下流へと流れることとなる。このように冷却調整部材52Aの温度の低い部位における冷却水の流れが禁止されることで、シリンダボア壁の冷却が抑制されるとともに、暖機が促進されることとなる。
次に機関の運転にともなってシリンダボア壁の温度が40℃まで上昇すると、冷却調整部材52A自身の温度も40℃近くまで上昇する。この場合、図6(b)に示されるように、冷却調整部材52Aは温度上昇にともなって熱変形することで、同部材52Aの他端52ALはシリンダブロック内周部10側の位置B3まで変位している。具体的には冷却調整部材52Aの他端52ALの位置は、シリンダブロック内周部10の外周面と垂直隔壁42の内周面との中間位置まで変位することとなる。これにより、内部水路32Ai内に冷却水がある程度流れるようになる。
さらに機関の運転が進むことでシリンダボア壁の温度が80℃まで上昇すると、冷却調整部材52A自身の温度も80℃近くまで上昇する。この場合、図6(c)に示されるように、冷却調整部材52Aは温度上昇にともなって更に熱変形することで、同部材52Aの他端52ALはシリンダブロック内周部10の外周面上の位置B4にて当接している。これにより、内部水路32Ai内を流れる冷却水の流量が増加し、シリンダボア壁の冷却が促進されることとなる。
またその他の冷却水路32B,32Cおよびその他のシリンダボア壁のウォータジャケット32内においても、上述した冷却調整部材52Aと同様に冷却調整部材52B,52Cによってシリンダボア壁の冷却調整が各シリンダボア壁の温度に応じて独立して行われる。
<実施形態の効果>
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)当該シリンダボア壁の冷却を調整すべく同シリンダボア壁に配置された冷却調整部材が熱変形すると、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置する他のシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット内では冷却水の流れに悪影響が生じる場合がある。例えば、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置する他のシリンダボア壁が高温となっている場合であっても、当該シリンダボア壁の温度が低い場合に冷却を抑制すべく冷却調整部材が熱変形すると、他のシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット内に十分な冷却水を流すことができない場合がある。
この点本実施形態によれば、前記冷却調整部材52が、前記ウォータジャケット32内をシリンダボア壁側の内部水路32iとその反対側の外部水路32oとに分割するとともに内部水路32iの冷却水の流れを調整する。これにより、当該シリンダボア壁の冷却を調整するために必要となる外部水路32iの冷却水の流れと、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置する他のシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット内へと冷却水を流通させるための上記反対側の冷却水の流れとがそれぞれ分割される。したがって、上記当該シリンダボア壁に配置された冷却調整部材52が熱変形し冷却水の流れが調整された場合であっても、当該シリンダボア壁よりも冷却水の下流に位置するシリンダボア壁の周囲のウォータジャケット32における冷却水の流れに悪影響が生じることを抑制することができる。
<第3実施形態>
本発明にかかるシリンダブロックを具体化した第3実施形態について、図7を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、ウォータジャケット34内に水平隔壁40および垂直隔壁42を備えていない点、および冷却調整部材54がシリンダボア壁から冷却水への放熱を調整するための断熱部材を更に備えている点において第1実施形態および第2実施形態と大きく異なっている。なお、ウォータジャケット内の構成以外のその他の構成は第1,2実施形態と同様のものを採用している。
図7はシリンダブロックを図示しないシリンダヘッド側から見た平面図を示している。本実施形態では、図示しない冷却水入口から流入した冷却水が、図7(a),(b)にそれぞれ示される矢印の方向でウォータジャケット34内を流通している。
図7(a)に示されるように、ウォータジャケット34内であってシリンダの軸方向上側部分には、自身の配置された部分の各シリンダボア壁の冷却を調整する冷却調整部材54Aが配設されている。冷却調整部材54Aは、断熱部材54Aiと変形部材54Atとを備えており、シリンダブロック内周部10の外周面上の位置C1において同変形部材54Atの中央部54AtCが固定されている。
断熱部材54Aiおよび変形部材54Atはそれぞれ、長方形の板が湾曲した形状となっている。変形部材54Atの横方向の長さは、図7(a)に示されるように、同部材54Atが熱変形した際に断熱部材54Aiの固定されていない端部54AiR,54AiLがシリンダブロック内周部10の外周面に当接することのできる大きさとなっている。断熱部材54Aiのシリンダの軸方向の長さは、ウォータジャケット34のシリンダの軸方向の長さ、すなわちウォータジャケット34の深さの略3分の1となっている。
断熱部材54Aiは、図7(b)に示されるように、同部材54Aiがシリンダブロック内周部10の外周面に当接した際に同シリンダブロック内周部10の外周面上側部分の大半を覆うことのできる大きさとなっている。変形部材54Atは自身が熱変形した際に断熱部材54Aiをシリンダブロック外周部20の内周面に当接させることができるようになっている。
本実施形態では断熱部材54Aiを熱伝導率の低い樹脂により形成するとともに、変形部材54Atを第1実施形態および第2実施形態にて採用したものと同様のバイメタルにより形成している。
ここまではウォータジャケット34内においてシリンダの軸方向の上側部分に配設された冷却調整部材54Aについて説明したが、シリンダの軸方向の下側部分および中央部分においてもこれらに対応する冷却調整部材54B,54Cがそれぞれ冷却調整部材54Aと同様の態様にて配設されている。またその他のシリンダボアにおいても同様にウォータジャケット34内においてシリンダの軸方向の上側部分、中央部分、および下側部分に却調整部材54A〜54Cがそれぞれ同様の態様にて配設されている。
次に本発明にかかるシリンダブロックの作用について、図7(a),(b)を参照して説明する。なお、本実施形態では第2気筒のウォータジャケット34内において、シリンダボア壁上であってシリンダの軸方向の上側部分における温度が低い場合、および高い場合のそれぞれの例として、冷却調整部材54Aの温度が0℃(図7(b))、および80℃(図7(a))の場合についてそれぞれ説明する。
シリンダボア壁の温度が0℃の場合には、冷却調整部材54Aの温度も略0℃となっている。このとき変形部材54Atの温度も同様に略0℃となっているため、図7(b)に示されるように、変形部材54Atが熱変形することによって、断熱部材54Aiがシリンダブロック内周部10の外周面に当接している。この場合、断熱部材54Aiが同部材の配設されているシリンダブロック内周部10の外周面上側部分の大半を覆うこととなるため、同部分から冷却水への放熱が抑制される。こうしてシリンダボア壁のうちで低温となっている部位では冷却調整部材54Aによって冷却が抑制され、暖機が促進されることとなる。
次に機関の運転にともなってシリンダボア壁の温度が80℃まで上昇すると、冷却調整部材54Aを構成する変形部材54Atの温度も80℃近くまで上昇する。この場合、図7(a)に示されるように、温度上昇にともなって変形部材54Atが熱変形することで、断熱部材54Aiはシリンダブロック外周部20の内周面と当接することとなる。これにより、断熱部材54Aiとシリンダボア壁との距離が最大となることで、シリンダボア壁から冷却水への放熱量が増加するとともに、断熱部材54Aiとシリンダボア壁との間の冷却水の流れが強くなり、シリンダボア壁の冷却が促進されることとなる。
またその他の冷却調整部材54B,54Cが配設されている部位、およびその他のシリンダボア壁のウォータジャケット34内においても、上述した冷却調整部材54Aと同様に冷却調整部材54B,54Cによってシリンダボア壁の冷却調整が各シリンダボア壁の温度に応じて独立して行われる。
<実施形態の効果>
(1)冷却調整部材54が自身の配置された部分の各シリンダボア壁の冷却を調整するものであるため、少なくとも同部材の配置された部分の各シリンダボア壁の冷却が調整される。このため、同部材の配置された部分における各シリンダボア壁の冷却の調整を確実に行うことができる。
(2)冷却調整部材54によってシリンダボア壁から冷却水への放熱が調整される。具体的には、シリンダボア壁のうちで高温となっている部位ではシリンダボア壁から冷却水への放熱が促進される一方、低温となっている部位ではシリンダボア壁から冷却水への放熱が抑制されるように冷却調整部材54が熱変形するため、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。
(3)本実施形態によれば、シリンダボア壁から冷却水への放熱量をシリンダボア壁と断熱部材との距離を調整するといった簡易な構成によりシリンダボア壁から冷却水への放熱を調整することができる。
<変更例>
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記冷却調整部材52の配設態様は、先の第2実施形態において例示したものに限られない。例えば図8に示されるように、冷却調整部材56Aの一端56ALを垂直隔壁42に固定してもよい。この場合、予め冷却調整部材56Aを垂直隔壁42に固定し、その後に垂直隔壁42をシリンダブロックに組付けるようにすればよい。これにより、シリンダブロック自体の構成を簡易なものとすることができる。さらに、冷却調整部材56Aの温度が低い場合に同部材56Aがシリンダブロック内周部10の外周面と当接するように熱変形することに加えて、同部材56Aの温度が高い場合には、図8の破線で示されるように、同部材56Aがシリンダブロック外周部20の内周面と当接するように変形するようにしてもよい。この場合、外部水路32Ao内を流通する冷却水が内部水路32Ai内へと流れるようになるため、高温時に内部水路32Ai内の冷却水の流量が増加することでシリンダボア壁の冷却を促進することができる。また、図9に示されるように、シリンダブロック内周部10の外周面上であって開口部44Adの近傍に、さらに冷却調整部材58Aを配設するようにしてもよい。この場合、冷却調整部材58A自身の温度が高いときには、同部材58Aがシリンダブロック内周部10の外周面と当接するように熱変形し、同部材58A自身の温度が低いときには同部材58Aの固定されていない一端58ARが垂直隔壁42の内周面と当接するように熱変形するようにすればよい。これにより、冷却水が下流側から上流側へと逆流することを防止することができ、上述したシリンダボア壁の冷却調整をさらに的確に行うことができるようになる。
・上記冷却調整部材50,52,54の配置態様は、先の実施形態において例示したものに限られない。例えば、冷却調整部材50,52,54をウォータジャケット30,32,34内においてシリンダの軸方向に4つ以上配置してもよい。この場合、シリンダボア壁のシリンダの軸方向における温度分布をより細かく調整することができる。
・上記冷却調整部材50,52,54を構成する材料は先の実施形態において例示したものに限られない。例えば自身の温度に応じて熱変形する形状記憶合金であってもよい。要するに、各シリンダボア壁の冷却を調整するように自身の温度に応じて熱変形するものであればよい。
・上記エンジンにおけるシリンダの数は、先の実施形態において例示した数に限られない。例えば直列4気筒エンジンや直列6気筒エンジンであってもよいし、V型6気筒エンジンやV型8気筒エンジンであっても良い。上述したように、本発明にかかる冷却調整部材50,52,54は自身の温度に応じて熱変形することで各シリンダボア壁の冷却の調整を行うものであるため、このようにエンジンの気筒数を任意に変更した場合であっても、各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。また冷却水の流通方向を任意に変更した場合であっても、同様の理由から各シリンダボア壁の実際の温度分布に応じた冷却を行うことができる。
・上記水平隔壁40a,40bの数は、先の実施形態において例示した数に限られない。例えば、ウォータジャケット30,32,34内において冷却調整部材50,52,54をシリンダの軸方向に4つ以上配設する場合には、これら冷却調整部材50,52,54の数に応じて水平隔壁40を3つ以上形成することでウォータジャケット30,32,34をさらに多くの独立した冷却水路に分割すれば、冷却水のシリンダの軸方向への流れを効果的に規制することができる。
・上記冷却調整部材50,52,54による冷却調整の態様は、先の実施の形態において例示したもの、すなわち、ウォータジャケット内の冷却水の流れを調整するものや、シリンダボア壁から冷却水への放熱を調整するものに限られない。要するに、冷却調整部材が各シリンダボア壁の冷却を調整するように自身の温度に応じて熱変形するものであればよい。
本発明の第1実施形態にかかるシリンダブロックの平面図。 図1におけるA−A線に沿った断面図。 上記シリンダブロックの平面図。 本発明の第2実施形態にかかるシリンダブロックの断面図。 同シリンダブロックの斜視図。 本発明の第2実施形態にかかるシリンダブロックの平面図。 (b)同シリンダブロックの平面図。 同シリンダブロックの平面図。 本発明の第3実施形態にかかるシリンダブロックの平面図。 同シリンダブロックの平面図。 本発明のシリンダブロックの変更例を示す平面図。 本発明のシリンダブロックの他の変更例を示す平面図。
符号の説明
10…シリンダブロック内周部、20…シリンダブロック外周部、30,32,34…ウォータジャケット、30A,30B,30C、32Ai,32Ao,32Bi,32Bo,32Ci,32Co…冷却水路、32i…内部水路、32o…外部水路、40…水平隔壁、42…垂直隔壁、44,44Au,44Ad,44Bu,44Bd,44Cu,44Cd…開口部、50,50A,50B,50C,52,52A,52B,52C,54,54A,54B,54C,56A,58A…冷却調整部材、54Ai…断熱部材、54At…変形部材。

Claims (6)

  1. 複数のシリンダを備えるエンジンの各シリンダボア壁の周囲に冷却水を流通させるウォータジャケットの形成されたシリンダブロックにおいて、
    前記ウォータジャケット内に、断熱部材を備えるとともに自身の温度に応じて熱変形することを通じて前記各シリンダボア壁と前記断熱部材との距離を調整することにより前記各シリンダボア壁の冷却を調整する冷却調整部材をシリンダの軸方向に複数備える
    ことを特徴とするシリンダブロック。
  2. 前記ウォータジャケットはシリンダの軸方向に独立して複数形成され、前記冷却調整部材は各ウォータジャケット内にそれぞれ備えられる請求項1に記載のシリンダブロック。
  3. 前記冷却調整部材は自身の配置された部分の前記各シリンダボア壁の冷却を調整する請求項1または2に記載のシリンダブロック。
  4. 前記冷却調整部材は前記ウォータジャケット内の冷却水の流れを調整する請求項1〜3のいずれかに記載のシリンダブロック。
  5. 前記冷却調整部材は、前記ウォータジャケット内をシリンダボア壁側とその反対側とに分割するとともにシリンダボア壁側の冷却水の流れを調整する請求項1〜4のいずれかに記載のシリンダブロック。
  6. 前記冷却調整部材は前記シリンダボア壁から冷却水への放熱を調整する請求項1〜3のいずれかに記載のシリンダブロック。
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