JP4330688B2 - 料金収受システム、料金収受方法 - Google Patents

料金収受システム、料金収受方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば料金収受システム、料金収受方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノンストップ自動料金収受システム(以下ETCシステムと称す)は、有料道路の料金所に設置されたアンテナと、車両に搭載した車載器の間で無線通信を行い、現行の通行券による料金収受に代わり、料金所を無人化するシステムである。なおETCは登録商標である。
【0003】
このETCシステムを利用した場合、料金所に収受員が居ないことから、従来の料金所のように出口ブースで現金を支払うことはできない。
【0004】
したがって、料金の支払方法としては、プリペイドカードなどによる前払い方式か、クレジットカードなどによる後払い方式となる。現在、ETCシステムに利用するカードはETC専用のカードが検討されており、ETCを利用しようとするものは、ETC専用のカードを所有しなくてはならない。
【0005】
しかし、ETC専用のカードでの運用を考えると、利用用途が限られることから、ETCシステムの普及の妨げになる。
【0006】
そこで、ETC専用のカードの他に、汎用のクレジットカードも使用できるようにすることが検討されている。
ところで、汎用のクレジットカードの使用を考えた場合、セキュリティチェックに時間がかかるという問題がある。
【0007】
ETCシステムの場合、車載器とアンテナが無線通信により情報を交換できるのは、車両が出口料金所に進入したときに出口車線にそれぞれ設置されているアンテナの通信領域を車両が通行しているときに限られる。通信領域は4〜5メートルである。
【0008】
仮に車両が40km/hの速度で走行しているとすれば、通信領域の区間で通信可能な時間は0.5秒以下となる。
【0009】
一方、デパートなどでショッピングをし、クレジットカードで料金の支払いを行った場合、クレジットカードの使用料金の検索や使用者のブラックリスト検索処理を実施し、クレジットカードが使用可能か否かを判定してからクレジットカードでの決済処理に移るため、数秒〜数十秒程度かかるのが普通である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このようにETCシステムにおける通行料金の支払いに汎用のクレジットカードを利用することは、ETCシステムの普及に欠かせないことであるが、有料道路の出口での通信時間を考えた場合、汎用のクレジットカードでは使用可否判定に時間がかかりすぎてしまいETCシステムには利用できず、これでは利用者が不便を感じ、ETCシステムの普及が危ぶまれるという問題があった。
【0011】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、自動料金収受システムの料金決済に汎用クレジットカードを使用することのできる料金収受システム、料金収受方法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の料金収受システムは、有料道路の入口に設置され、前記入口に進入する車両に搭載され料金決済用の識別情報が記録された汎用のカード状記憶媒体を装着して無線による情報の送受信を行う車載器と無線通信を行い、前記車載器に入口情報を書き込むと共に前記車載器から前記カード状記憶媒体の識別情報を取得する入口無線通信手段(7)と、前記入口無線通信手段(7)により取得された前記汎用のカード状記憶媒体の識別情報が予め使用不可の識別情報を登録したリストに登録されているか否かによって前記カード状記憶媒体の使用可否を判定する判定手段(1)と、前記有料道路の本線に設置され、前記本線を走行中の車両に搭載された前記車載器と無線通信して、前記判定手段により判定された判定結果を前記車載器に書き込む一方、本線走行中に新たに前記車載器に挿入されたカード状記憶媒体からカード状記憶媒体の識別情報を取得する本線無線通信手段(9)と、前記有料道路の出口に設置され、前記出口に向かう車両に搭載された車載器と無線通信を行い前記車載器に記憶されている判定結果を取得する出口無線通信手段(10)と、前記出口無線通信手段(10)により得られた判定結果が、前記カード状記憶媒体が使用否の場合、遮断機で車両を停止させ係員処理とする一方、前記カード状記憶媒体が使用可の場合、前記カード状記憶媒体の識別情報にて料金収受処理を行う料金収受処理手段(3)とを具備したことを特徴としている。
【0019】
本発明の料金収受方法は、車両に搭載され、料金決済用の識別情報が記録された汎用あるいは専用のカード状記憶媒体を装着した車載器と入口無線通信手段(7)とで無線通信を行い、前記入口無線通信手段(7)が前記車載器に入口情報を書き込むと共に前記車載器から前記カード状記憶媒体の識別情報を取得する工程と、前記入口無線通信手段(7)により取得された前記カード状記憶媒体の識別情報が予め使用不可の識別情報を登録したリストに登録されているか否かによって前記カード状記憶媒体の使用可否を判定手段(1)が判定する工程と、この判定結果を、前記有料道路の本線に設置された本線無線通信手段(9)が前記車両に搭載された前記車載器と無線通信を行い前記車載器に書き込む一方、本線走行中に新たに前記車載器に挿入されたカード状記憶媒体からカード状記憶媒体の識別情報を取得する工程と、前記有料道路の出口に設置された出口無線通信手段(10)が前記出口に向かう車両に搭載された車載器と無線通信を行い前記車載器に記憶されている前記判定結果を取得する工程と前記出口無線通信手段(10)により得られた判定結果が、前記カード状記憶媒体が使用否の場合、料金収受処理手段(3)が遮断機で車両を停止させ係員処理とする一方、前記カード状記憶媒体が使用可の場合、前記カード状記憶媒体の識別情報にて料金収受処理を行う工程とを有することを特徴としている。
【0022】
本発明では、有料道路の入口あるいは本線に設置された無線通信手段を使用して車両に搭載された車載器に装着されたカード状記憶媒体の情報を取得し、カード状記憶媒体が使用か可能か否かを判定し、この判定結果の情報を無線通信手段を通じて車載器に書き込んでおき、有料道路の出口において車載器との無線通信により得られた車載器の情報に基づき料金収受処理を行うので、有料道路の出口に到達した車両から一々カード状記憶媒体の情報を取得してその使用可否判定を上位コンピュータに依頼するといった時間のかかる処理が不要になり、自動料金収受システムにおいて専用のカード状記憶媒体ばかりでなく汎用のカード状記憶媒体を使用できるようになる。
【0023】
また、本発明では、有料道路の入口に車両が進入してくると、入口に設置された入口無線通信手段で、車両に搭載された車載器と無線通信を行い車載器に入口情報を書き込むと共に車載器からカード状記憶媒体の識別情報を取得する。そして、取得したカード状記憶媒体の識別情報に基づきカード状記憶媒体の使用可否を判定する。この間に車両が有料道路の本線に到達し本線を走行すると、本線無線通信手段を使用して、上記判定結果の情報を本線を走行中の車両に搭載された車載器に書き込む。車両が有料道路の出口から出る際に、出口に設置された出口無線通信手段を使用して出口に向かう車両に搭載された車載器と無線通信を行い車載器に記憶されている情報を取得し、得られた車載器の情報を基に料金収受処理を行うので、有料道路の出口に到達した車両から一々カード状記憶媒体の情報を取得してその使用可否判定を上位コンピュータに依頼するといった時間のかかる処理が不要になり、自動料金収受システムにおいて専用のカード状記憶媒体ばかりでなく汎用のカード状記憶媒体を使用できるようになる。
【0024】
自動料金収受システム、いわゆるETCシステムで汎用のカード状記憶媒体、例えばクレジットカードなどを使用するためには、使用されるクレジットカードが使用可能か否かを判定する処理(カード利用料金情報の検索やブラックリスト検索情報を含む)を、出口料金所を通過する前に実施しなければならない。
【0025】
しかし、現行のETCシステムでは、車載器の情報を読み取るのは、入口料金所の入口車線を通行するときのわずかな時間(1秒以下)と、出口料金所の出口車線を通行するときのわずかな時間(1秒以下)のみである。
したがって、入口車線を通行するときにクレジットカードの情報を読み取った結果、カードが使用不可能であった場合、利用者へ警告を通知できる次の機会は出口車線を通行するときであり、この場合、車両が出口のETC車線に進入したときに警告を出すことになり、この時点でカードが使用不可能であることが解って間に合わない。
このため、ETCシステムで汎用クレジットカードを使用するためには、車載器の情報を読み取る機会をもう少し増やす必要がある。
【0026】
そこで、本発明では、車載器に装着されたクレジットカードが使用可能であるか否かを有料道路の本線を走行中に判定することで、有料道路の出口において無線通信により料金収受処理を行えるようになり、自動料金収受システムの料金決済に汎用クレジットカードを使用することができる。
【0027】
車両が有料道路の本線を走行中に判定するためには、既に実用化が検討されている自動運転システム用に有料道路の本線上に複数設置されたアンテナを利用する。
【0028】
なお、本発明では、高速道路上で、車載器にカードが装着されるたびにそのカードが使用可能であるか否かを判定し、判定結果で使用可能な場合は車載器にその判定結果の情報を記憶し、判定結果で使用不可能な場合は、車載器にその旨を伝え報知する。
【0029】
したがって、車両が出口車線に入る際には、カードが使用可能か否かを利用者が解っており、カードが使用可能であればETC専用車線に入れば自動収受処理で料金決済を行える。また、カードが使用不可能であれば、始めから有人の出口ブースへ向かうことで、カード以外の方法で料金決済を行える。
【0030】
また、自動運転システム用のアンテナを用いない方法もある。
具体的には、例えば携帯電話や自動車電話などの既存の移動体通信システムの設備を使用する方法、あるいは本線上にETCシステム専用の複数のアンテナを設置する方法などがあるが、この他、将来実施することが検討されている高速道路の自動運転システム用に高速道路の本線上に設置されているアンテナを利用するようにしてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
図1は本発明の料金収受システムに係る一つの実施の形態であるノンストップ自動料金収受システム(以下ETCシステムと称す)の構成を示す図である。
【0033】
同図において、1は判定手段としてのホストコンピュータである。このホストコンピュータ1には有料道路、例えば高速道路の出入口の料金所の入口車線および出口車線にそれぞれ設置されたETC処理機2,3と、高速道路を走行する車両を自動運転させる自動運転システム(以下AHSと称す)の処理機(以下AHS処理機4と称す)とが専用の通信回線5を介して接続されている。ETC処理機2は入口料金所情報の書き込み処理などの入口処理を行うものである。ETC処理機3は料金収受処理を行うものである。AHS処理機4は高速道路を走行中の車両に対して自動運転制御を行うものである。
【0034】
ETC処理機2,3およびAHS処理機4は電話回線6にも接続されている。ETC処理機2には入口アンテナ7が接続されている。入口アンテナ7は入口車線から高速道路の車両走行路(以下本線と称す)に入る車両に搭載された車載器11に入口料金所情報を無線通信で渡し記憶させるためのものである。車載器11には、スロットが設けられており、このスロットにICカードあるいはクレジットカードなどのカード状記憶媒体が装着されている。ICカードはETCシステム専用の料金収受用カードである。クレジットカードは例えば料金後払い式の汎用のカードである。
【0035】
AHS処理機4には通信制御機8を介して複数のアンテナ9が接続されている。これら複数のアンテナ9は高速道路の本線に沿って配置されている。これら複数のアンテナ9は高速道路の本線上を走行中の車両の車載器11からAHS用の情報とETC用の情報とを無線通信で得るものである。ETC処理機3には出口アンテナ10が接続されている。出口アンテナ10は出口車線を車両が通過する際に車両に搭載された車載器11との無線通信で車両側の情報(車種情報,車載器ID,入口料金所情報,カード使用可否判定結果の情報,カードNo.など)を取得しこれらの情報を基にETC処理機3が料金収受処理を行うためのものである。
【0036】
以下、図2〜図4を参照してこのETCシステムの動作を説明する。
このETCシステムでは、汎用クレジットカード決済を希望する利用者(ドライバー)は、自分が運転する車両が高速道路に入る前に、車載器11に汎用クレジットカードを挿入する。車載器11は、挿入されたカードが汎用クレジットカードであることをカードの磁気情報などから検知する。
【0037】
そして、その車両が高速道路の入口車線を通過するときに、車両が入口アンテナ7の無線通信エリアに入ると、入口アンテナ7から通信要求が行われ、車載器11からの応答待ちとなる。
【0038】
ここで、車載器11からの応答がなければ、ETC処理機2は無線通信が不可能と判定し(図2のS101のNo)、ETC処理ではなく通常の通行券を発行する処理を行う(S102)。
【0039】
一方、車両に搭載された車載器11から応答があると、ETC処理機2は入口アンテナ7と車載器11との無線通信が可能となったものと判定し(S101のYes)、情報の送受信が行われるようになる。この情報の送受信で、車載器11からはETC処理機2に、まず、車載器IDが送られてくるので、ETC処理機2はこの車載器IDを読み取り(S103)、続いて、車載器11に装着されているカードNo.例えば汎用クレジットカードのID番号などが送られてくるので、ETC処理機2はこのカードNo.を読み取る(S104)。このカードNo.を料金決済用の識別情報という。
【0040】
また、この無線通信で車載器11にはETC処理機2から入口料金所情報が得られ、車載器11の内部のメモリに入口料金所情報が書き込まれる(S105)。 続いて、ETC処理機2は車両側から得られた汎用クレジットカードのID番号(カードNo.)をこのETCシステムの上位コンピュータであるホストコンピュータ1に専用の通信回線5を通じて転送する。
【0041】
クレジットカードのID番号を受け取ったホストコンピュータ1は、通常の店頭でのクレジットカード決済と同様にオン・ラインでそのクレジットカード関連のサーバにアクセスしカード利用額の検索やブラックリスト(リスト)の検索を行い、そのクレジットカードが使用可能なカードか否かを判定する。
【0042】
ここで、クレジットカードが例えば使用不可能である場合はそのことを利用者に伝えなければならないが、ホストコンピュータ1側で判定が確定する頃には車両は既にETCシステムの入口車線を通過してしまっているので、入口料金所のETC処理機2に接続されている入口アンテナ7での無線通信では、そのカードが使用不可能であることを車載器11に通知できない。
【0043】
そこで、ホストコンピュータ1は本線に複数設置されたAHS用のアンテナ9を使用して、クレジットカードが使用不可能であることを本線上を走行中の車両の車載器11に無線通信で通知する。
【0044】
この場合、図3に示すように、本線上を走行する車両に搭載された車載器11と本線に沿って複数設置されたAHS用のアンテナ9との通信が可能になると(S201のYes)、ASH処理機4は、車載器11に対して車載器11にセットされているカードのカードNo.を送るよう指示し、これにより、車載器11からカードNo.が送られ、ASH処理機4は、アンテナ9を通じてカードNo.を読み取る(S202)。
【0045】
そして、ASH処理機4は、上記ETC処理機2の処理と同様に、車両側から得られたカードNo.をホストコンピュータ1に専用の通信回線5を通じて転送する。
【0046】
カードNo.を受け取ったホストコンピュータ1は、受け取ったカードNo.を基に検索処理を行う(S203)。
【0047】
ここで、既にカード使用可否の判定結果が出ていれば、判定結果の情報をASH処理機4、通信制御機8およびアンテナ9を通じて車載器11に通知する。
【0048】
一方、検索結果、入口料金所での情報とは異なる場合、ホストコンピュータ1は本線走行中に新たに装着されたカードと判定し、上記同様に通常の店頭でのクレジットカード決済と同様にオン・ラインでそのクレジットカード関連のサーバにアクセスしカード利用額の検索やブラックリスト検索を行い、そのクレジットカードが使用可能なカードか否かを判定する(S204)。
【0049】
この判定結果、クレジットカードが使用不可能なカードであれば(S204のNo)、この判定結果の情報をASH処理機4、通信制御機8およびアンテナ9を通じて車載器11に通知する。
【0050】
走行中の車両の車載器11がこの判定結果の情報(使用不可能)を受信すると、車載器11は表示や音声などでクレジットカードが使用不可能である旨(警告)を利用者に通知する(S205)。
【0051】
利用者がこの警告に気付いて、車載器11から使用不可能なカードを取り出し別のクレジットカード、あるいはETCシステム専用のカードなどを車載器11に挿入すると、車載器11は再びAHS用のアンテナ9と無線通信を開始し、アンテナ9で得られた新たなカードの情報を通信制御機8およびAHS処理機4がホストコンピュータ1に転送し、ホストコンピュータ1はAHS処理機4から得られた新たなカードの情報を基に車載器11に装着されているカードが使用可能なカードか否かを再度判定する。
【0052】
このように高速道路上で新しいカードが車載器11に装着されるたびにAHS用のアンテナ9を介してカードの情報がホストコンピュータ1に送られ、ホストコンピュータ1において、そのカードが使用可能か否かを判定し、判定結果、使用可能であれば(S204のYes)、その判定結果の情報を車載器11の内部のメモリなどに記憶させる(S206)。なおカードが使用不可能である場合も使用不可能の通知と共に判定結果が車載器11に記憶される。
【0053】
そして、クレジットカードあるいはICカードなどが車載機11に装着された車両が出口料金所の出口車線に進入し、出口アンテナ10の無線通信エリアに入り、車載器11とアンテナ10との間で無線通信が可能となると(図4のS301のYes)、車載器11はアンテナ10との無線通信で、自身に記憶されていた車両側の情報、つまりカードが使用可能か否かという判定結果の情報、入口料金所情報、車両IDなどをETC処理機3へ送信する。
【0054】
車両側の情報が得られたETC処理機3は、その情報に含まれる判定結果の情報から、車載器11に装着されたカードが使用可能か否かを判定し(S302)、カードが使用可能であれば(S302のYes)、これまで通りのETC処理を行う。
【0055】
また、カードが使用不可能であるか(S302のNo)、あるいは車載器11との通信が不可能であれば(S301のNo)、ETC処理機3は、車両発進制御機(遮断器など)で車両を停止させ、係員に通報し、係員による処理となる(S304)。
【0056】
なお、このETCシステムにおいて、AHS用のアンテナ9の代わりに、携帯電話システムのアンテナやLeaky Coaxial Cable を利用してクレジットカードによる料金支払いを行うようにしてもよい。
【0057】
このようにこの実施の形態のETCシステムによれば、入口料金所を通過する際または本線上でクレジットカードの使用可否を判定しこの判定結果の情報を少なくとも本線上で車載器11に書き込んでおくことで、出口料金所の出口車線では車載器11から判定結果の情報を得るだけで料金収受処理を行えるので、出口車線でクレジットカードの使用可否判定に時間を費やすことがなくなり、ETCシステムでの料金支払いに汎用のクレジットカードを使用することができる。
【0058】
このように汎用のクレジットカードが使用できるということは、ETCシステムをより使いやすく身近なものとしETCシステムの普及に貢献することができる。また、近い将来、クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどの機能を一枚のICカードで行うシステムも検討されており、これらの汎用のICカードを使用可能にすることはETCシステムを運営する上での必須条件となる。
【0062】
発明によれば、有料道路の入口あるいは本線に設置された無線通信手段を使用して車両に搭載された車載器に装着されたカード状記憶媒体の情報を取得し、カード状記憶媒体が使用か可能か否かを判定し、この判定結果の情報を無線通信手段を通じて車載器に書き込んでおき、有料道路の出口において車載器との無線通信により得られた車載器の情報に基づき料金収受処理を行うので、有料道路の出口に到達した車両から一々カード状記憶媒体の情報を取得してその使用可否判定を上位コンピュータに依頼するといった時間のかかる処理が不要になり、自動料金収受システムにおいて専用のカード状記憶媒体ばかりでなく汎用のカード状記憶媒体を使用できるようになる。
【0063】
発明によれば、有料道路の入口に車両が進入してくると、入口に設置された入口無線通信手段で、車両に搭載された車載器と無線通信を行い車載器に入口情報を書き込むと共に車載器からカード状記憶媒体の識別情報を取得する。そして、取得したカード状記憶媒体の識別情報に基づきカード状記憶媒体の使用可否を判定する。この間に車両が有料道路の本線に到達し本線を走行すると、本線無線通信手段を使用して、上記判定結果の情報を本線を走行中の車両に搭載された車載器に書き込む。車両が有料道路の出口から出る際に、出口に設置された出口無線通信手段を使用して出口に向かう車両に搭載された車載器と無線通信を行い車載器に記憶されている情報を取得し、得られた車載器の情報を基に料金収受処理を行うので、有料道路の出口に到達した車両から一々カード状記憶媒体の情報を取得してその使用可否判定を上位コンピュータに依頼するといった時間のかかる処理が不要になり、自動料金収受システムにおいて専用のカード状記憶媒体ばかりでなく汎用のカード状記憶媒体を使用できるようになる。
【0064】
この結果、自動料金収受システムの料金決済に汎用クレジットカードを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のETCシステムの構成を示す図。
【図2】このETCシステムにおいて入口車線での動作を示すフローチャート。
【図3】このETCシステムにおいて本線での動作を示すフローチャート。
【図4】このETCシステムにおいて出口車線での動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2,3…ETC処理機、4…AHS処理機、5…専用の通信回線、6…電話回線、7…入口アンテナ、8…通信制御機、9…AHS用のアンテナ、10…出口アンテナ、11…車載器。

Claims (5)

  1. 有料道路の入口に設置され、前記入口に進入する車両に搭載され料金決済用の識別情報が記録された汎用のカード状記憶媒体を装着して無線による情報の送受信を行う車載器と無線通信を行い、前記車載器に入口情報を書き込むと共に前記車載器から前記カード状記憶媒体の識別情報を取得する入口無線通信手段(7)と、
    前記入口無線通信手段(7)により取得された前記汎用のカード状記憶媒体の識別情報が予め使用不可の識別情報を登録したリストに登録されているか否かによって前記カード状記憶媒体の使用可否を判定する判定手段(1)と、
    前記有料道路の本線に設置され、前記本線を走行中の車両に搭載された前記車載器と無線通信して、前記判定手段により判定された判定結果を前記車載器に書き込む一方、本線走行中に新たに前記車載器に挿入されたカード状記憶媒体からカード状記憶媒体の識別情報を取得する本線無線通信手段(9)と、
    前記有料道路の出口に設置され、前記出口に向かう車両に搭載された車載器と無線通信を行い前記車載器に記憶されている判定結果を取得する出口無線通信手段(10)と、
    前記出口無線通信手段(10)により得られた判定結果が、前記カード状記憶媒体が使用否の場合、遮断機で車両を停止させ係員処理とする一方、前記カード状記憶媒体が使用可の場合、前記カード状記憶媒体の識別情報にて料金収受処理を行う料金収受処理手段(3)
    を具備したことを特徴とする料金収受システム。
  2. 前記判定手段は、
    カード関連のサーバにアクセスし、前記汎用のカード状記憶媒体の識別情報を用いてカード利用額の検索または前記リストの検索を行った結果で前記カード状記憶媒体の使用可否を判定することを特徴とする請求項1記載の料金収受システム。
  3. 前記判定手段は、
    前記入口無線通信手段により取得された識別情報から使用不可能と判定した使用不可能なカード状記憶媒体が前記車載器から取り出された後、本線走行中に新たに前記車載器に挿入されたカード状記憶媒体から前記本線無線通信手段が取得したカード状記憶媒体の識別情報に基づき前記カード状記憶媒体の使用可否を再判定することを特徴とする請求項1記載の料金収受システム。
  4. 前記本線無線通信手段が、
    前記有料道路の車線に沿って配置された、車両を自動的に運転させる自動運転システムのアンテナであることを特徴とする請求項1記載の料金収受システム。
  5. 車両に搭載され、料金決済用の識別情報が記録された汎用あるいは専用のカード状記憶媒体を装着した車載器と入口無線通信手段(7)とで無線通信を行い、前記入口無線通信手段(7)が前記車載器に入口情報を書き込むと共に前記車載器から前記カード状記憶媒体の識別情報を取得する工程と、
    前記入口無線通信手段(7)により取得された前記カード状記憶媒体の識別情報が予め使用不可の識別情報を登録したリストに登録されているか否かによって前記カード状記憶媒体の使用可否を判定手段(1)が判定する工程と、
    この判定結果を、前記有料道路の本線に設置された本線無線通信手段(9)が前記車両に搭載された前記車載器と無線通信を行い前記車載器に書き込む一方、本線走行中に新たに前記車載器に挿入されたカード状記憶媒体からカード状記憶媒体の識別情報を取得する工程と、
    前記有料道路の出口に設置された出口無線通信手段(10)が前記出口に向かう車両に搭載された車載器と無線通信を行い前記車載器に記憶されている前記判定結果を取得する工程と
    前記出口無線通信手段(10)により得られた判定結果が、前記カード状記憶媒体が使用否の場合、料金収受処理手段(3)が遮断機で車両を停止させ係員処理とする一方、前記カード状記憶媒体が使用可の場合、前記カード状記憶媒体の識別情報にて料金収受処理を行う工程と
    を有することを特徴とする料金収受方法。
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