JP4330431B2 - 冷却ファン制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、ホイルローダ、除雪車などの作業用車両に搭載される冷却ファンの回転速度を制御するための冷却ファン制御システムに関するものである。
一般に、ホイルローダなどの作業用車両は低速(例えば、35km/h)で走行されるため、交通渋滞をしばしば引き起こす。そのため従来より、作業用車両の高速化(例えば、50km/h)と加速性能の向上とが望まれていた(加速性能を向上させるものとして、例えば、特許文献1参照。)。
これに対して、作業用車両の車体を同じにして従来より大きな馬力のエンジンを搭載することで対応することが可能である。しかしこの方法では、作業用車両の高速化は可能となるが、冷却ファンがエンジン直結であるため加速時に高速回転され必要以上の動力を消費するので加速性能が十分に向上しない。
特開2002−315105号公報(第2−3頁)
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、作業用車両の加速性能を向上させることができる冷却ファン制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明は、作業用車両に搭載される冷却ファンの回転速度を制御する冷却ファン制御システムであって、上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、該油圧モータに油圧回路を介して接続された、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、該油圧回路に設けられた、上記油圧モータに送給される油量を調整する油量調整装置と、上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、上記作業用車両のホイストアームの位置、バケットの角度及び作業機操作レバーの位置のうちの少なくとも1つからなる走行情報を検出する走行状態検出装置と、上記走行状態検出装置で検出された走行情報に基づいて作業用車両が作業状態であるか走行状態であるかを判断し、かつ、上記加速状態検出装置で検出された加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であるか非加速状態であるかを判断し、それら判断結果に基づいて上記油量調整装置を制御する制御装置とを備え、上記制御装置は、作業用車両が走行状態で且つ加速状態であると判断したときに上記冷却ファンが減速または停止されるように上記油量調整装置を制御する。
た、上記発明とは別の本願発明は、作業用車両に搭載される冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御システムであって、上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、該油圧モータに送給する油の量を変えることができるように構成された、エンジンによって駆動される可変速式油圧ポンプと、上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、上記作業用車両のホイストアームの位置、バケットの角度及び作業機操作レバーの位置のうちの少なくとも1つからなる走行情報を検出する走行状態検出装置と、上記走行状態検出装置で検出された走行情報に基づいて作業用車両が作業状態であるか走行状態であるかを判断し、かつ、上記加速状態検出装置で検出された加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であるか非加速状態であるかを判断し、それら判断結果に基づいて上記油量調整装置を制御する制御装置とを備え、上記制御装置は、作業用車両が走行状態で且つ加速状態であると判断したときに上記冷却ファンが減速または停止されるように上記可変速式油圧ポンプを制御する
れらの構成では、加速時に冷却ファンを減速または停止することにより、冷却ファンの動力を抑制している。これにより、油圧ポンプの負荷が小さくなり、この分多くのエンジン動力を作業用車両の加速に使用することが可能となる。その結果、作業用車両の加速性能を向上させることが可能となる。なお、ここで、「加速状態」とは、作業用車両が走行中に加速する場合だけでなく、発進時に加速する場合も含む。
また、作業用車両が走行状態でないとき、すなわち作業状態であるときなどエンジンが高負荷状態であるときに、作業用車両の加速状態に応じて冷却ファンを減速または停止するとエンジンが過熱状態になる場合がある。これに対処するため、本発明では、加速状態検出装置に加えて走行状態検出装置を設けることにより、作業用車両が「走行状態」であるときに限定して加速性能を向上させるこができるようにしている。なお、「走行状態」とは、作業用車両が主に一般道を走行する場合であって、作業状態にない場合をいう。
上記走行状態検出装置、上記作業用車両のホイストアームの位置、バケットの角度及び作業機操作レバーの位置のうちの少なくとも1つを検出するように構成される。これらのパラメータはいずれも作業用車両の走行状態を示すものである。これらのパラメータを用いれば、作業用車両が走行状態であるか否かを容易に判断することができる。その結果、作業用車両が走行状態にあるときに冷却ファンを確実に減速または停止させることができる。これにより、作業用車両が走行状態であるときに作業用車両の加速性能を向上させることができる。なお、「作業機操作レバー」とは、作業用車両に取り付けられた作業機、例えば、ホイストアーム、バケットなどを操作するためのレバーである。
特に、上記油量調整装置を、電磁切換弁または電磁切換リリーフ弁とすることが望ましい。この構成では、電磁切換弁または電磁切換リリーフ弁を切り換えることにより、油圧モータに送給される油を連通したり遮断する。これにより、冷却ファンを運転したり停止する。より具体的には、冷却ファン運転中は油が油圧ポンプから油圧モータに送られる。冷却ファン停止中は油が油圧ポンプから油圧モータに送られることなく油タンクに戻される。これにより、油圧ポンプの負荷が小さくなり、この分多くのエンジン動力を作業用車両の加速に使用することが可能となる。その結果、作業用車両の加速性能を向上させることができる。また、電磁切換弁または電磁切換リリーフ弁をON/OFF制御に代えて電磁比例制御としてもよい。これにより、油圧モータに送給される油量を調整して冷却ファンを所望の回転速度に減速させることができる。この場合も、油圧ポンプから油圧モータに送給されない油は油タンクに戻される。これにより、油圧ポンプの負荷が小さくなり、この分多くのエンジン動力を作業用車両の加速に使用することが可能となる。また、上記切換弁または切換リリーフ弁は電磁式に限らず、例えばパイロット圧式としても良い。
前記制御装置は、前記ホイストアームの位置が所定高さの範囲にあること、前記ホイストアームの高さ位置が所定高さの範囲にあり前記作業機操作レバーの位置が中立位置にあること、前記バケットの角度が所定範囲内にあること、及び、前記バケットの角度が所定範囲内にあり前記作業操作レバーの位置が中立位置にあること、のうち少なくとも1つが成立すると、作業用車両が走行状態であると判断するようにしてもよい。
また、上記発明とは別の本願発明は、作業用車両に搭載される冷却ファンの回転速度を制御する冷却ファン制御システムであって、上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、該油圧モータに油圧回路を介して接続された、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、該油圧回路に設けられた、上記油圧モータに送給される油量を調整する油量調整装置と、上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、上記作業用車両の運転モードを作業モードおよび走行モードに切り換える切換スイッチと、該切換スイッチが走行モードに切り替わったときで、かつ、上記加速状態検出装置から得られた加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であると判断したときに、作業用車両の加速状態に応じて上記冷却ファンが減速または停止されるように上記油量調整装置を制御し、上記切換スイッチが作業モードに切り替わったときには作業用車両の加速状態に応じて冷却ファンを減速または停止させないように構成された制御装置とを備える。
また、上記発明とは別の本願発明は、作業用車両に搭載される冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御システムであって、上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、該油圧モータに送給する油の量を変えることができるように構成された、エンジンによって駆動される可変速式油圧ポンプと、上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、上記作業用車両の運転モードを作業モードおよび走行モードに切り換える切換スイッチと、該切換スイッチが走行モードに切り替わったときで、かつ、上記加速状態検出装置から得られた加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であると判断したときに、作業用車両の加速状態に応じて上記冷却ファンが減速または停止されるように上記可変速式油圧ポンプを制御し、上記切換スイッチが作業モードに切り替わったときには作業用車両の加速状態に応じて冷却ファンを減速または停止させないように構成された制御装置とを備える
これらの構成により、上記同様、作業用車両が走行状態であるときに限定して作業用車両の加速性能を向上させることができる。
上記加速状態検出装置が、作業用車両のアクセルペダルの角度、変速段数、エンジン燃料噴射制御量、エンジンまたはトランスミッションの出力回転速度のうち少なくとも1つを検出するように構成されることが好ましい。
これらのパラメータはいずれも作業用車両の加速状態を示すものである。従って、これらのパラメータを用いれば、作業用車両が加速状態であるか否かを容易に判断することができる。その結果、作業用車両が加速状態にあるときに冷却ファンを確実に減速または停止させることができる。これにより、作業用車両の加速性能を向上させることができる。
また、上記発明は、作業用車両のエンジン過熱状態に関する過熱情報を検出する過熱状態検出装置をさらに備えており、制御装置が、過熱状態検出装置よって検出された過熱情報を受け取り、該過熱情報に基づいてエンジンが過熱状態であるか否かを判断して、エンジンが過熱状態であると判断したときに冷却ファンが減速または停止されないように上記油量調整装置または可変速式油圧ポンプを制御すべく構成されることが望ましい。また、この過熱状態検出装置がエンジンの冷却水の水温を検出するように構成されることが望ましい。
この構成では、過熱状態検出装置によりエンジンが過熱状態であるか否かを判断して、冷却ファンが減速または停止されているときにエンジンが過熱状態であると判断されたとき、または、冷却ファンを減速または停止させるときにエンジンが過熱状態であると判断されたとき、冷却ファンが減速または停止されないようにしているので、エンジンは過熱状態にならない。これにより、エンジンを過熱状態にすることなく作業用車両の加速性能を向上させることができる。
また、本発明は、作業用車両が加速状態でかつ走行状態であると判断したとき、または加速状態であると判断したときに冷却ファンを所定時間減速または停止させるように上記油量調整装置または可変速式油圧ポンプを制御すべく構成されてもよい。
この構成では、冷却ファンが減速または停止する時間を制限しているので、この時間を適宜設定することでエンジンが過熱状態になることを抑制することが可能となる。これにより、上記同様エンジンを過熱状態にすることなく作業用車両の加速性能を向上させることができる。
本発明にかかる冷却ファン制御システムによれば、作業用車両が作業状態ではなく走行状態であるときに加速性能を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る冷却ファン制御システムが適用されるホイールローダの側面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る冷却ファン制御システムの概略構成を示すブロック図である。図3は、図2の冷却ファン制御システムの制御系の動作を示すフローチャートである。なお、ホイールローダは冷却ファン制御システムが適用される車両の一例である。
図1に示すように、ホイールローダWLは車体Dを備え、この車体Dの下部前方および下部後方に一対の車輪Wがそれぞれ設けられている。車体Dの前方部にホイストアームAの基端部が回転自在に取り付けられ、このホイストアームAを昇降するアームシリンダACの一端部が車体Dの前方部に取り付けられ、その他端部がホイストアームAの基端部側に取り付けられている。ホイストアームAの先端部にはバケットBが回転自在に取り付けられている。さらに、バケットBはレバーLを介して車体Dの前方部に回動自在に取り付けられたバケットシリンダBCに接続されている。このバケットシリンダBCによって図1中の矢符が示すようにバケットBを回動させることができるようになっている。
車体Dには、動力を発生するエンジンEが搭載されている。車体DのエンジンEの後方には、図示されていないが、例えば、エンジンE冷却用の冷却水を冷却するラジエータR、およびこれを通風冷却するための冷却ファンCFが配設されている。また、エンジンEには、後述の冷却ファンCFを駆動させる油圧モータOMに作動油を圧送する油圧ポンプOP、および、ホイールローダWLの走行速度(車速)を変えるトランスミッションTMなどがトルクコンバータTCを介して接続されている。このトランスミッションTMは車輪Wに連結され、エンジンEから車輪Wに動力を伝達している。さらに、車体Dには、ホイールローダWLの走行方向を変更するステアリングシリンダSCが設けられ、これにより車体Dが操舵される。
また、車体Dには、操作室ORが設けられており、その中に車体Dを操舵するハンドルH、トランスミッションTMを操作するシフトレバーSL、作業機としてホイストアームAおよびバケットBを操作する作業機操作レバーM、ホイールローダWLを加速するためのアクセルペダルAP、並びに、これらを操作することによってホイールローダWLの運転を制御する運転制御装置(図示せず)などが設けられている。この運転制御装置には、後述の冷却ファンCFの制御系(制御装置)3を含む。
図2のブロック図に基づいて本発明の一実施形態に係る冷却ファン制御システムについて説明する。なお、図1に示したホイールローダの構成部品と同等の部品には、同じ番号を付し詳細な説明を省略する。
図2に示すように、冷却ファン制御システムは、ラジエータRを通風冷却する冷却ファンCFを駆動させる駆動系1と、ホイールローダWLの運転状態に関する運転情報を検出する検出系2と、この検出系2からの運転情報に基づいて駆動系1を制御する制御系3とを備える。
駆動系1は、冷却ファンCFを駆動させる油圧モータOM、この油圧モータOMに送給する作動油量を調整する電磁切換弁(油量調整装置)4、およびこの電磁切換弁4を介して油圧モータOMに作動油を送給する油圧ポンプOPを備える。
油圧モータOMは、油圧で駆動される公知のアキシャルまたはラジアル式ピストンモータ、ベーンモータ、ギアモータなどからなり、その駆動軸端に冷却ファンCFが連結されている。油圧モータOMの出口は油圧回路を介して油タンクTに接続されており、また油圧モータOMの入口は油圧回路を介して電磁切換弁4に接続されている。油圧モータOMは後述の油圧ポンプOPから送給される作動油により回転される。これにより冷却ファンCFが回転される。
油圧ポンプOPは、上述したようにエンジンEにトルクコンバータTCを介して連結されており、このエンジンEによって駆動される。このような油圧ポンプOPとして、公知のアキシャル若しくはラジアル式ピストンポンプ、ベーンポンプ、ギアポンプなどを使用することができる。この油圧ポンプOPの出口は油圧回路を介して電磁切換弁4に接続されている。
電磁切換弁4は、ソレノイドによって内蔵するスプールが駆動されポジションを切り換えて流路が切り換えられるように構成されている公知の電磁切換弁である。この電磁切換弁4は、後述の制御系3に電気的に接続されており、その内部流路が制御系3からの出力信号に基づいて切り換えられるようになっている。そして、この電磁切換弁4をポジション4aに切り換えると油圧ポンプOPから油圧モータOMに作動油が送給され、ポジション4bに切り換えると油圧ポンプOPから油圧モータOMへ作動油が送給されることなくタンクTに戻される。これにより、油圧モータOMが駆動されたり停止される。
制御系3は、冷却ファンCFの運転を制御する制御演算部31と、この制御演算部31の動作手順を規定するプログラム(冷却ファンCFの運転を制御するプログラムなど)、または、制御演算部31によって処理されるべきデータを記憶する記憶部32と、制御演算部31で演算した演算結果を電磁切換弁4に出力したり検出系2からの出力信号を受け取るインターフェース33とを備える。ここで、制御演算部31はマイクロプロセッサを主体に構成されており、記憶部32はリードオンリーメモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)などから構成されている。
検出系2は、アクセルペダルAPの角度5aを検出する角度センサ5、エンジンEの出力回転速度6aを検出する第1回転速度センサ6、トランスミッションTMの出力回転速度7aを検出する第2回転速度センサ7、ホイストアームAの高さ位置8aを検出する位置センサ8、バケットBの角度BAを検出する角度センサBAS、ラジエータRの水温9aを検出する温度センサ9、変速段数SLaを出力するシフトレバーSL、作業機操作レバーMの位置Maを出力する作業機操作レバーM、およびエンジン燃料噴射制御量10aを出力するエンジン・コントロール・モジュール(ECM)10などから構成される。これらはインターフェース33とそれぞれ電気的に接続されており、各出力信号がインターフェース33に入力されるようになっている。
これらの出力信号のうちアクセルペダルAPの角度5a、変速段数SLa、エンジン燃料噴射制御量10a、エンジンEの出力回転速度6a、およびトランスミッションTMの出力回転速度7aはホイールローダWLの加速状態を示す加速情報であり、これらは単独または組み合わせて使用される。例えば、アクセルペダルAPの角度5aが所定角度以上であるときにホイールローダWLが加速状態であると判断することができる。その他、変速段数SLaが1または2段でアクセルペダルAPの角度5aが所定角度以上であること、アクセルペダルAPの角度5aが所定時間内に所定角度以上に変化したこと(すなわち、アクセルペダルAPの回転角速度が所定値を超えること)、変速段数SLaが1または2段でクセルペダルAPの回転角速度が所定値を超えること、エンジン燃料噴射制御量10aが所定値を超えること、変速段数SLaが1または2段でエンジン燃料噴射制御量10aが所定値を超えること、または、エンジンEの出力回転速度6aとトランスミッションTMの出力回転速度7aとの比が所定値以上であることなどでもホイールローダWLが加速状態であると判断することができる。これらの所定角度または所定値(判定基準値)は、予め実験などにより設定されており、記憶部32に記憶されている。なお、これらの加速情報を検出する角度センサ5、第1および第2回転速度センサ6、7、シフトレバーSL、およびECM10などが加速状態検出装置を構成する。
また、ホイストアームAの高さ位置8a、バケットBの角度BA、作業機操作レバーMの位置Ma、またはエンジンE若しくはトランスミッションTMの出力回転速度6a、7aはホイールローダWLの走行状態を示す走行情報であり、これらは単独または組み合わせて使用される。例えば、ホイストアームAの位置8aが所定高さの範囲にあること、ホイストアームAの高さ位置8aが所定高さの範囲にあり作業機操作レバーMの位置が中立位置(作業していない状態)にあること、バケットの角度BAが所定範囲内にあること、バケットの角度BAが所定範囲内にあり作業操作レバーMの位置が中立位置にあること、または、エンジンEの出力回転速度6aとトランスミッションTMの出力回転速度7aとの比が所定値以下であることなどにより、ホイールローダWLが走行状態であることを判断することができる。これらの所定高さまたは所定値(判定基準値)は、予め実験などにより設定されており、記憶部32に記憶されている。なお、これらの走行情報を検出する位置センサ8、角度センサBAS、第1および第2回転速度センサ6、7、および作業機操作レバーMなどが走行状態検出装置を構成する。
また、走行情報を得る方法として、上記方法に代えて図2に示した電磁切換弁4とインターフェース33の出力側との間にホイールローダWLの運転モードを作業モードおよび走行モードに切り換える切換スイッチ11を設けてもよい。ここでは、切換スイッチ11として物理スイッチを用いているが、論理スイッチとして制御系3内に設けても構わない。この構成では、オペレータが切換スイッチ11を切り換えることにより、ホイールローダWLの運転モードを走行モードおよび作業モードに切り換えられるようになっている。
また、ラジエータRの水温9aは、エンジンEが過熱状態であるか否かを示す過熱情報である。この場合、ラジエータRの水温9aが所定値(例えば、100℃)を超えたときに過熱状態であると判断する。なお、この所定値(判定基準値)は、予め実験などにより設定されており、記憶部32に記憶されている。なお、この過熱情報を検出する温度センサ9などが過熱状態検出装置を構成する。
図3のフローチャートに基づいて上述した制御系3の動作を説明する。
まず、ホイールローダWLが加速状態であるか否か判断し(ステップS1)、ホイールローダWLが加速状態であると判断したとき、前回ホイールローダWLが加速状態であったか否かを判断する(ステップS2)。前回ホイールローダWLが加速状態であった場合、冷却ファンCFは負荷状態(ロード状態)のままである。具体的には、制御系3からの出力信号に基づいて図2に示した電磁切換弁4をポジション4bからポジション4aに切り換える。ただし、電磁切換弁4がポジション4aである場合には、ポジションを切り換えずにそのままの状態を維持する。これにより、油圧ポンプOPから送給される作動油は油圧モータOMに送給され、これに連結する冷却ファンCFが回転される。その結果、エンジンEの過熱が抑制される。
ステップS2において、前回ホイールローダWLが加速状態でなかった場合、ホイールローダWLが走行状態にあるか否かを判断する(ステップS3)。ホイールローダWLが走行状態でない場合、冷却ファンCFは負荷状態(ロード状態)のままである。これにより、エンジンEの過熱が抑制される。
ステップS3において、ホイールローダWLが走行状態である場合、ラジエータRの水温9aが所定値を超えるか否か判断する(ステップS4)。ラジエータRの水温9aが所定値を超える場合、冷却ファンCFは負荷状態(ロード状態)のままである。これにより、エンジンEの過熱が抑制される。ラジエータRの水温9aが所定値を超えない場合、冷却ファンCFを所定期間無負荷状態(アンロード状態)にする(ステップS5)。具体的には、制御系3からの出力信号に基づいて図2に示した電磁切換弁4の内部流路を流路4aから流路4bに切り換える。これにより、油圧ポンプOPから送給される作動油は油タンクTに全て戻され、油圧モータOMには作動油が送給されない。その結果、油圧モータOMは停止し、この油圧モータOMに連結される冷却ファンCFも停止する。
以上のステップS1〜S5を繰り返し実行することで、冷却ファンCFの動力を抑制することができる。これにより、油圧ポンプOPの負荷が小さくなり、その分多くのエンジンEの動力をホイールローダWLの加速に用いることが可能となる。その結果、ホイールローダWLの加速性能を向上させることができる。
上記ステップS1〜S5のうちステップS2〜S4は、上述したようにホイールローダWLの加速性能を向上させるときにエンジンEが過熱状態になることを抑制するために設けられている。そのうちステップS2は、特に、上述した「アクセルペダルAPの角度5aが所定角度以上であること」、または、「変速段数SLaが1または2段でアクセルペダルAPの角度5aが所定角度以上であること」をホイールローダWLが加速状態であるか否かの判断基準にする場合に必要とされる。すなわち、アクセルペダル5aはホイールローダWLの加速後も所定角度以上の状態が続く場合がある。例えば、ホイールローダWLが停止状態から加速して高速状態のまま走行し続ける場合はこの状態となる。このような状態のとき冷却ファンCFは常にアンロードになってしまいエンジンEが過熱状態になる可能性が高い。これを抑制するためにステップS2を設けることが必要となる。従って、上記判断基準を使用しない場合にはステップS2を省略することができる。
ステップS3は、エンジンEの過熱が予想される場合、すなわちホイールローダWLが走行状態でないとき、例えばエンジンEが高負荷状態である「作業中」に、ホイールローダWLの加速状態に応じて冷却ファンCFが減速または停止されることによってエンジンEが過熱状態になることを抑制するために設けられている。これにより、ステップS4においてラジエータRの水温9aが所定値になる前にエンジンEの過熱を抑制することができる。なお、ラジエータRの水温9aの所定値をステップS3に対応する値まで下げることにより、ステップS3を省略することができる。これにより、冷却ファン制御システムの制御を簡素化することができる。
ステップS4は、ホイールローダWLが作業中であるか否かを問わずエンジンEの過熱を抑制するために設けられている。
上述した実施形態の変形例として、上記電磁切換弁4に代えて電磁リリーフ弁を用いても良い。また、別の変形例として、上記電磁切換弁4に代えて内部に可変絞り機構を有する電磁比例弁または電磁比例リリーフ弁などを用いてもよい。この場合、上記電磁比例弁または電磁比例リリーフ弁と制御系3のインターフェース33とが電気的に接続されており、制御系3からの出力信号に基づいて可変絞り機構の開度が適宜調整されるようになっている。これにより、ホイールローダWLの加速状態に応じた冷却ファンCFの運転制御を行うことができる。
また、別の変形例として、電磁式切換弁4に代えてパイロット圧式切換弁またはパイロット圧式リリーフ弁を用いても良い。
また、別の変形例として、電磁切換弁4を設けることなく油圧ポンプOPを可変速タイプにしてもよい。このような油圧ポンプOPとして、例えば、公知の斜板式油圧ポンプを用いることができる。この場合、油圧ポンプOPと制御系3のインターフェース33とが電気的に接続されており、制御系3からの出力信号に基づいて油圧ポンプOPの斜板の傾斜角が制御されるようになっている。すなわち、油圧ポンプOPから送給される作動油の量を変えることができる。その結果、油圧モータOMの回転速度が変えることができる。これにより、ホイールローダWLの加速状態に応じた冷却ファンCFの運転制御を行うことができる。
本発明に係る冷却ファン制御装置は、加速性能を向上させることが必要な作業用両の用途に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る冷却ファン制御システムが適用されるホイールローダの側面図である。 本発明の一実施形態に係る冷却ファン制御システムの概略構成を示すブロック図である。 図2の冷却ファン制御システムの制御系の動作を示すフローチャートである。
1…駆動系
2…検出系
3…制御系
4…電磁切換弁
WL…ホイールローダ
OP…油圧ポンプ
OM…油圧モータ
CF…冷却ファン

Claims (10)

  1. 作業用車両に搭載される冷却ファンの回転速度を制御する冷却ファン制御システムであって、
    上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、
    該油圧モータに油圧回路を介して接続された、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、
    該油圧回路に設けられた、上記油圧モータに送給される油量を調整する油量調整装置と、
    上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、
    上記作業用車両のホイストアームの位置、バケットの角度及び作業機操作レバーの位置のうちの少なくとも1つからなる走行情報を検出する走行状態検出装置と、
    上記走行状態検出装置で検出された走行情報に基づいて作業用車両が作業状態であるか走行状態であるかを判断し、かつ、上記加速状態検出装置で検出された加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であるか非加速状態であるかを判断し、それら判断結果に基づいて上記油量調整装置を制御する制御装置とを備え、
    上記制御装置は、作業用車両が走行状態で且つ加速状態であると判断したときに上記冷却ファンが減速または停止されるように上記油量調整装置を制御する、冷却ファン制御システム。
  2. 前記制御装置は、前記ホイストアームの位置が所定高さの範囲にあること、前記ホイストアームの高さ位置が所定高さの範囲にあり前記作業機操作レバーの位置が中立位置にあること、前記バケットの角度が所定範囲内にあること、及び、前記バケットの角度が所定範囲内にあり前記作業操作レバーの位置が中立位置にあること、のうち少なくとも1つが成立すると、作業用車両が走行状態であると判断する、請求項1記載の冷却ファン制御システム。
  3. 作業用車両に搭載される冷却ファンの回転速度を制御する冷却ファン制御システムであって、
    上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、
    該油圧モータに油圧回路を介して接続された、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、
    該油圧回路に設けられた、上記油圧モータに送給される油量を調整する油量調整装置と、
    上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、
    上記作業用車両の運転モードを作業モードおよび走行モードに切り換える切換スイッチと、
    該切換スイッチが走行モードに切り替わったときで、かつ、上記加速状態検出装置から得られた加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であると判断したときに、作業用車両の加速状態に応じて上記冷却ファンが減速または停止されるように上記油量調整装置を制御し、上記切換スイッチが作業モードに切り替わったときには作業用車両の加速状態に応じて冷却ファンを減速または停止させないように構成された制御装置とを備えた、冷却ファン制御システム。
  4. 作業用車両に搭載される冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御システムであって、
    上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、
    該油圧モータに送給する油の量を変えることができるように構成された、エンジンによって駆動される可変速式油圧ポンプと、
    上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、
    上記作業用車両のホイストアームの位置、バケットの角度及び作業機操作レバーの位置のうちの少なくとも1つからなる走行情報を検出する走行状態検出装置と、
    上記走行状態検出装置で検出された走行情報に基づいて作業用車両が作業状態であるか走行状態であるかを判断し、かつ、上記加速状態検出装置で検出された加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であるか非加速状態であるかを判断し、それら判断結果に基づいて上記油量調整装置を制御する制御装置とを備え、
    上記制御装置は、作業用車両が走行状態で且つ加速状態であると判断したときに上記冷却ファンが減速または停止されるように上記可変速式油圧ポンプを制御する、冷却ファン制御システム。
  5. 前記制御装置は、前記ホイストアームの位置が所定高さの範囲にあること、前記ホイストアームの高さ位置が所定高さの範囲にあり前記作業機操作レバーの位置が中立位置にあること、前記バケットの角度が所定範囲内にあること、及び、前記バケットの角度が所定範囲内にあり前記作業操作レバーの位置が中立位置にあること、のうち少なくとも1つが成立すると、作業用車両が走行状態であると判断する、請求項4記載の冷却ファン制御システム。
  6. 作業用車両に搭載される冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御システムであって、
    上記冷却ファンを駆動する油圧モータと、
    該油圧モータに送給する油の量を変えることができるように構成された、エンジンによって駆動される可変速式油圧ポンプと、
    上記作業用車両の加速状態に関する加速情報を検出するための加速状態検出装置と、
    上記作業用車両の運転モードを作業モードおよび走行モードに切り換える切換スイッチとを備え、
    該切換スイッチが走行モードに切り替わったときで、かつ、上記加速状態検出装置から得られた加速情報に基づいて作業用車両が加速状態であると判断したときに、作業用車両の加速状態に応じて上記冷却ファンが減速または停止されるように上記可変速式油圧ポンプを制御し、上記切換スイッチが作業モードに切り替わったときには作業用車両の加速状態に応じて冷却ファンを減速または停止させないように構成された制御装置とを備えた、冷却ファン制御システム。
  7. 上記加速状態検出装置が、作業用車両のアクセルペダルの角度、変速段数、エンジン燃料噴射制御量、エンジンまたはトランスミッションの出力回転速度のうち少なくとも1つを検出するように構成された、請求項1乃至6のいずれかに記載の冷却ファン制御システム。
  8. 上記作業用車両のエンジンの過熱状態に関する情報を検出する過熱状態検出装置をさらに備えており、
    上記制御装置は、上記過熱状態検出装置によって検出された過熱情報を受け取り、該過熱情報に基づいてエンジンが過熱状態であるか否かを判断して、エンジンが過熱状態であると判断したときに上記冷却ファンが減速または停止されないように上記油量調整装置または可変速式油圧ポンプを制御すべくなしてある、請求項1乃至7のいずれかに記載の冷却ファン制御システム。
  9. 上記過熱状態検出装置が、エンジンの冷却水の水温を検出するように構成された、請求項8記載の冷却ファン制御システム。
  10. 上記制御装置は、作業用車両が加速状態でかつ走行状態であると判断したとき、または加速状態であると判断したときに上記冷却ファンが所定時間減速または停止されるように上記油量調整装置または可変速式油圧ポンプを制御すべくなしてある、請求項1乃至9のいずれかに記載の冷却ファン制御システム。
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