JP4329265B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽再生が可能な通信端末装置に関する。特に、音楽再生が可能な携帯型の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−308269号公報には、通常の通信機能の他に音楽再生機能を備えた携帯電話装置が開示されている。音楽情報記憶部には複数の曲目が記憶されており、ディスプレイ上にこれらの曲目を表示させてそこから再生したい曲を選択し、スピーカーを通してそれを聞くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の音楽再生機能付き携帯電話装置では、音楽再生中に着信があり、かつその着信が発信者番号情報を含まないものであった場合、音楽再生終了後に着信履歴を調べても発信者番号が不明なため、改めて電話を掛け直すことができなかった。
そこで、本発明の目的は、音楽を再生している間に着信がありかつその着信が発信者番号情報を含まないものであった場合に、ユーザーがその着信をそのまま見過ごしてしまうことのない通信端末装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による通信端末装置は、通信回線を利用した通信を行い、着信が発信者番号情報を含んでいるかどうかを検出する発信者番号情報検出手段を有する通信手段と、音楽の再生を行う音楽再生手段と、音楽再生手段による音楽再生時において、音楽再生手段及び通信手段の何れかについての制御を行う音楽再生時通信制御手段とを備え、音楽再生時通信制御手段は、音楽再生手段により音楽を再生している間に通信手段への着信があり、かつ発信者番号情報検出手段が着信に対し発信者番号情報を検出しなかった場合、その場で音楽再生を終了し、発信者番号情報検出手段が着信に対し発信者番号情報を検出した場合、音楽再生を継続すると共に、検出された発信者番号情報を記憶するものである。
【0005】
このような通信端末装置によれば、発信者番号情報が含まれず折り返し電話を掛け直すことができない着信に対しては、音楽再生がその場で終了されるため、ユーザーはそのまま着信を見過ごしてしまうことがない。
【0006】
音楽再生時通信制御手段は、音楽再生手段により音楽を再生している間に通信手段への着信があり、かつ発信者番号情報検出手段が着信に対し発信者番号情報を検出しなかった場合、その場で音楽再生を終了した後、着信に対して自動応答する自動応答手段を有するものであってもよい。これにより、音楽再生が終了した時点で即通話を開始することが可能となる。
【0007】
また、音楽再生時通信制御手段は、音楽再生手段により音楽を再生している間に通信手段への着信があり、かつ発信者番号情報検出手段が着信に対し発信者番号情報を検出しなかった場合、その場で音楽再生を終了した後、着信音を発生してその旨を報知する現着信報知手段を有するものであってもよい。これにより、音楽再生中に、発信者番号が含まれず折り返し電話を掛け直すことができない着信があったことを知ることができ、その場で着信に対しての対応をとることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明の各実施形態に係る通信端末装置について説明する。通信端末装置としては、携帯電話機、PHS(Personal Handy Phone)、PDA(Personal Digital Assistants)等の端末装置が考えられるが、ここでは、PHSを例にとって説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
図1は、第1実施形態に係るPHSの全体図である。PHS1は、上端部に設けられ電波の送受信を行うアンテナ2と、通話の際に使用されるスピーカー8及びマイクロホン9と、発信、着信時などの通話操作や、音楽再生の操作を可能にする操作部14と、操作部14に連動し、ユーザーに対して電話帳データや着信情報、再生する音楽情報などを表示する表示部15とを備えている。また、上部には表示部15の一部であるインジケータ25が設けられており、同様に着信などについての情報をユーザーに対して視覚的に報知する。操作部14には、通話キー23、終話キー24も含まれる。また、側面には更にヘッドホンジャック19が設けられ、音楽再生の際にはヘッドホンジャック19にヘッドホンを接続して使用することもできるようになっている。
【0010】
近年、インターネットを通して音楽情報を、MP3(MPEG Audio Layer3)データやMIDI(Musical instrument digital interface)データとして簡単にダウンロードすることが可能であり(ネット配信)、特にMP3データでは後述するように圧縮技術を使用して高音質のままネット上でやり取りすることができる。第1実施形態に係るPHS1では、このようにダウンロードした音楽情報を格納するメモリ(半導体メモリ16)と音楽再生機能を持たせることにより、ユーザーは自分の聞きたい音楽のカセットテープやMDなどを持ち歩かなくても、それらを聞くことができる。
【0011】
図2は、第1実施形態に係るPHSの概略構成を示すブロック図である。第1実施形態に係るPHS1は、上述したように通信機能(通信手段)と音楽再生機能(音楽再生手段)とを併せて有している。まず、通信機能に係る部分(通信手段)の構成について説明する。このPHS1は、アンテナ2で電波を送信又は受信する。無線部3は、受信時には、アンテナ2で捕らえられた所定の周波数の受信信号をダウンコンバートし、π/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)信号を出力する。PHSや携帯電話のように伝送路が無線の場合はアンテナを小型化するために高周波数の電波に情報信号を乗せる必要があるが、無線部3では、このように高い周波数をダウンコンバートすることで、次に説明するディジタル変復調部4での復調処理を可能にしている。一方、無線部3は、送信時には、入力されたπ/4シフトQPSK信号をアップコンバートし、所定の周波数の送信信号をアンテナ2に出力する。
【0012】
ディジタル変復調部4は、受信時には、無線部3から入力されたπ/4シフトQPSK信号に対して復調処理を施して電波からディジタル信号を取り出し、受信データを出力する。一方、送信時には、入力された送信データに対して変調処理を施してπ/4シフトQPSK信号を出力し、電波に音声信号を乗せることを可能にする。
【0013】
TDMA処理部5は、受信時には、ディジタル変復調部4から入力された受信データ、すなわち、複数スロットの時分割多重データより予め設定された下りスロットのデータを選択して再構成し、制御データ及び圧縮音声データに分離する。分離された制御データは制御部11へ出力され、圧縮音声データは音声コーデック部6へと出力される。制御部11へ出力されるデータには、発信者番号情報も含まれる(発信者が送信している場合には)。この発信者番号情報は通信手段の一部である発信者番号情報検出手段により検出される。一方、送信時には、入力された圧縮音声データ、及び制御データを予め設定された上りスロットに多重する。
【0014】
音声コーデック部6は、受信時には、TDMA処理部5から入力される音声圧縮データに対して復号化処理(誤り訂正処理を含む)を施して受信音声信号を出力する。一方、送信時には、入力された送信音声信号に対し、圧縮符号化処理(誤り訂正符号の付加処理を含む)を施して圧縮音声データを出力する。
【0015】
低周波アンプ7は、音声コーデック部6から入力された受信音声信号を増幅し、スピーカ8は、低周波アンプ7の出力音声信号による音声を出力する。また、送話器としてのマイクロホン9は、音声信号を入力し、低周波アンプ10は、マイクロホン9から入力された音声信号を増幅して音声コーデック部6に出力する。
【0016】
制御部11は、通信手段、音楽再生手段を含めたシステム全体を制御する。また、制御部11は、動作プログラム等が格納されているROM(Read Only Memory)11aと、無線通信を行う基地局に関する情報等を記憶するRAM(Random Access Memory)11bとを備えている。音楽再生手段による音楽を再生時において、音楽再生手段及び通信手段についての制御を行う音楽再生音楽再生時通信制御手段の動作プログラムもこのROM11aに格納されている。
【0017】
不揮発性メモリ12には、電話帳データ等の各種のデータが記憶されている。呼出音出力部13は、着信時に制御部11の制御によって所定の呼出音を出力する。この所定の呼出音とは、電話のベルの他、電子アラーム音、いわゆる「着メロ」と呼ばれる音楽を含む。呼出音出力部13は、マナーモードにおける振動の出力も可能となっている。
【0018】
操作部14は、例えば、発信を指示したり、着信時に応答するための通話キー23、通話を終了するための終話キー24、電話番号を入力するためのテンキー、電話帳データを検索するためのキー、音楽再生をする際に使用されるキー等、ユーザが各種の操作を行うためのキーを備えている。
【0019】
表示部15は、例えば、液晶表示器等で構成され、モノクロ又はカラーによる画像の表示を行う。この表示部15には、システムの状態の他に、電話帳データの検索で選択された電話帳データ、テンキーで入力される電話番号、再生する音楽情報等が表示される。また、着信があったときに画面やインジケータ25の点滅や所定の表示を行って、着信の報知を行うことも可能である。これらの不揮発性メモリ12、呼出音出力部13、操作部14、及び表示部15は、それぞれ制御部11に接続されている。
【0020】
次に、第1実施形態に係る携帯電話機の音楽再生機能(音楽再生手段)に係る部分について説明する。半導体メモリ16は、書き換え可能でリムーバブルな半導体記憶メディアである。例えば、フラッシュカード等が該当する。この半導体メモリ16にMP3等の圧縮技術を用いて圧縮した音楽データを格納する。MP3の圧縮技術を用いてデータを圧縮すると、音質の劣化は僅かであるにもかかわらず、通常のPCM信号に比べておよそ10分の1程度のデータ量にまで圧縮できるため、半導体メモリ16等の小容量のメディアを用いても十分な音楽再生時間を確保することが可能である。
【0021】
MP3デコーダ17は、DSP(Digital Signal Processor)等の半導体回路を備え、半導体メモリ16に格納されている音楽データを読み出し、PCM信号に伸長して出力する。
【0022】
ヘッドホンアンプ18は、DAC(Digital to Analog Converter)と、ローパスフィルタとを備えており、MP3デコーダ17から入力されたPCM信号に対してディジタル/アナログ変換を行い、アナログ信号に復調する。また、復調されたアナログ信号を十分な音量で再生できる振幅値まで増幅して出力する。
【0023】
ヘッドホンジャック19は、外部出力端子である。すなわち、スピーカ8の代りに図示しないヘッドホン等の外部再生機器に信号を出力するための信号端子である。通常、ヘッドホンジャック19にヘッドホン側の端子を接続した場合は、スピーカ8の駆動が停止するように構成されている。図1に示すように、ヘッドホンジャック19には、低周波アンプ7の出力信号、及びヘッドホンアンプ18の出力信号の双方が入力され、ユーザは、これらをヘッドホンで聞くことが可能である。なお、以上の半導体メモリ16、MP3デコーダ17、ヘッドホンアンプ、及びヘッドホンジャック19は、制御部11による制御を受ける。因みに、以上のブロック図の説明は、第1〜第4実施形態に対して該当するものである。
【0024】
図3は、第1実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。第1実施形態に係るPHS1は、音楽再生中にあった着信に対し、その発信者に対して音楽再生終了後に自動発信する自動発信型である。特に、着信に発信者番号情報が含まれていなかった場合には、その場で音楽再生を終了して自動応答する自動応答型でもある。このフローチャートを実現する音楽再生時通信制御手段は、音楽再生手段による音楽再生中に着信があった場合に代理応答して発信者に対してメッセージを送信する代理応答手段と、音楽を再生している間に着信がありかつ発信者番号情報検出手段がその着信に対し発信者番号情報を検出しなかった場合、音楽再生終了後に、前記着信に対して自動応答する自動応答手段と、音楽再生中に着信があった場合に音楽再生終了時に発信者に対して自動発信する自動発信手段と、音楽再生中に着信がありかつ着信が継続している間に音楽の再生が終了した場合に、その場で音楽再生を終了した後、発信者に対し自動応答する自動応答手段とを含んでいる。なお、手段とはソフトウエアプログラム及びソフトウエアプログラムを実現するためのハードウエアのことを示すものとする。
【0025】
ステップ100でPHS1の音楽再生手段により音楽を再生中に、ステップ101では着信があったかどうかを監視している。着信が検出されるとステップ102へ進み、発信者番号情報検出手段によりこの着信が発信者番号情報を含むものであるかどうかについて判断される。発信者番号情報通知を含むものであった場合にはステップ103へ進み、代理応答手段がこの着信に対し代理応答した後、回線は切断される。これによりユーザーは、現在音楽を再生しているため応答することができない旨を発信者に対して伝えることも可能である。また、発信者からのメッセージを録音するように動作プログラムを設計してもよい。なお、このステップ103の処理は省略してもよい。
【0026】
ステップ104ではステップ102で得た発信者の発信者番号情報を記憶し、ステップ105ではこの着信が終了したかどうかを監視している。着信が終了している場合にはステップ106へ進み、ここでは更に音楽再生が終了したかどうかについて監視している。音楽再生が終了するとステップ107へ進み、自動発信手段によりステップ104で記憶した発信者番号に自動発信する。このように、音楽再生が終了した時点で発信者に対して自動発信されるため、ユーザーはわざわざ着信履歴を調べて電話を掛け直す必要がない。なお、ユーザーが複数曲の音楽を再生している間に着信があった場合には、再生している音楽の曲間で再生終了する、ように動作プログラムを設計してもよい。これにより、全ての曲が終了する前に音楽再生を終了させ、自動発信などの対応をとることが可能となる。また、自動発信にあたっては、着信があった場合には必ず応答した相手をリスト化したホワイトリストを参照し、ホワイトリスト上の相手に対してだけ自動発信するようにしてもよい。ステップ108からは通常の発信動作により通話回線が確立される。
【0027】
ステップ102で着信に発信者番号情報が含まれていなかった場合にはステップ109へ進み、強制的に音楽再生が終了される(一時終了でもよい)。その後ステップ111へ進み、自動応答手段により着信に対して自動応答され、ステップ112で通話が確立する。発信者番号情報が含まれていない場合には、ユーザーは後から発信者に対して電話を掛け直すことができないため、このように音楽再生を中断し通話確立への手続きがとられることが有効である。なお、自動応答する前に、ユーザーに対し着信が入っていることを報知するようにしていもよい。
【0028】
また、ステップ105で着信がまだ終了していない場合にはステップ110へ進み、ここで更に音楽再生が終了したかどうかについて判断される。音楽再生がまだ終了していない場合にはステップ105へ戻る。音楽再生が終了している場合にはステップ111へ進み、自動応答手段により着信に対して自動応答し、ステップ112で通話が確立する。この際、自動応答する旨のメッセージを表示部15に表示し、その後に自動応答するようにしてもよい。このように、まだ着信が継続している間に音楽再生が終了した場合には、ユーザーは音楽再生終了時にそのまま通話を開始することができるため、着信履歴を調べて改めて電話を掛け直す必要がない。
【0029】
更に、ステップ106で音楽再生がまだ終了していなかった場合にはステップ113へ進み、ここで更に別の着信がないかどうかについて監視される。別の着信があった場合には、ステップ101へ戻り一つ目の着信と同様の手続きがとられる。別の着信がなかった場合には、ステップ106へ戻る。なお、このステップ113及びステップ114の処理は、次に説明する第2実施形態でも設けられてもよい。
【0030】
図4は、第2実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。第2実施形態に係るPHS1は、音楽再生中に着信があったことを音楽再生終了後に報知する報知型である。特に、着信に発信者番号情報が含まれていなかった場合には、その場で音楽再生を終了して報知する報知型である。このフローチャートを実現する音楽再生時通信制御手段は、音楽再生手段による音楽再生中に着信があった場合に代理応答して発信者に対してメッセージを送信する代理応答手段と、音楽再生中に着信があった場合に音楽再生終了時に発信者に対して着信があったことを報知する着信報知手段と、音楽を再生している間に着信がありかつ発信者番号情報検出手段が着信に対し発信者番号情報を検出しなかった場合、その場で音楽再生を終了した後、着信音を発生してその旨を報知する現着信報知手段とを含んでいる。
【0031】
ステップ200〜ステップ206については、第1実施形態のステップ100〜ステップ106と同様であるので説明を省略する。ステップ206で音楽再生が終了するとステップ207に進み、着信報知手段によりユーザーに対し着信音などで音楽再生中に着信があった旨が報知される。このように、音楽再生終了後に報知されるため、ユーザーは着信履歴を調べなくともその場で着信があったことを知ることができる。報知の際、発信者番号を表示部15に表示し、ステップ203で録音した相手のメッセージを再生してもよい。ステップ208からは通常の発信動作となる。なお、この報知には、呼出音出力部13によるベルやバイブや、表示部15のインジケータ25による点灯の何れかが使用される(以下、ユーザーに対する報知については同様とする)。
【0032】
ステップ202で発信者番号情報が含まれていなかった場合には、第1実施形態と同様、ステップ209へ進み、強制的に音楽再生が終了される。その後ステップ211へ進み、現着信報知手段によりユーザーが音楽を再生している間に着信があり現在まだその着信が継続中である旨が報知される。その後ステップ212へ進み、報知されたユーザーがその着信に対して通話キー23を押して応答したかどうかについて判定され、応答した場合には、ステップ213へ進み通話が確立される。ステップ212で応答しなかった場合にはステップ214へ進み、更に着信が終了されたかどうかについて判定され、着信がまだ終了していない場合にはステップ212へ戻り、着信が終了した場合にはステップ215へ進み、待受状態に移行する。第1実施形態と同様、発信者番号通知が成されていない場合には、ユーザーは後から発信者に対して電話を掛け直すことができないため、このように音楽再生を中断しその場で応答することを促すよう着信の報知が行われることが有効である。
【0033】
また、ステップ205で着信がまだ終了しない場合にはステップ210へ進み、ここで更に音楽再生が終了したかどうかについて判断される。音楽再生がまだ終了していない場合にはステップ205へ戻る。音楽再生が終了している場合にはステップ211へ進み、後の処理は前述したものと同様である。このように、まだ着信が継続している間に音楽再生が終了した場合には、ユーザーは音楽再生終了時にベルなどの発信音によりその旨が報知されるため、その場で着信に対して対応することが可能となる。
【0034】
図5は、第3実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。第3実施形態に係るPHS1は、音楽再生中に着信があった際、まず回線接続し、その後にその状態を保留し、更に音楽再生終了後に保留を解除する保留−自動解除型である。このフローチャートを実現する音楽再生時通信制御手段は、音楽再生手段による音楽再生中に着信があった場合に、まず自動応答して回線を接続し、その後その接続状態を保留する回線接続保留手段を含んでいる。回線接続保留手段は、音楽再生終了時にその保留状態を解除する機能もまた備えている。
【0035】
ステップ300〜ステップ302については、第1実施形態のステップ100〜ステップ102と同様である。ステップ302で、着信に発信者番号情報が含まれていた場合にはステップ303へ進み、回線接続保留手段により自動応答して回線を接続し、その後その接続状態を保留する。ステップ304では、発信者に対し「現在ユーザーは音楽再生中で電話に出られないため、回線は保留状態にある」、といった内容のメッセージを伝える。ここで、発信者に待機してもらう間、回線を通してBGMなど流すようにしてもよい。ステップ305では、音楽再生が終了されたかどうかについて判定され、終了するとステップ306へ進み、ここで保留状態を解除した後ステップ307へと進み、通話が開始される。このように回線接続状態が保留されると、ユーザーは改めて電話を掛け直す必要がないだけでなく、通信手段も回線接続操作を行う必要がないため、その場ですぐ発信者と通話を開始できるという利点がある。
【0036】
ステップ302で、その着信に発信者番号情報が含まれていなかった場合にはステップ308へと進む。ここからの処理は第1実施形態におけるステップ109から先の処理、又は第2実施形態におけるステップ209から先の処理の何れかが行われる。また、ステップ305で音楽再生が終了されていない場合にはステップ309へと進み、更に発信者側の端末が切断されていないか、即ち発信者もまだ回線接続保留状態を維持しているかどうかについて判定される。ここで、切断されていた場合にはステップ301へと戻る。切断されていない場合にはステップ305へと戻る。
【0037】
図6は、第4実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。第4実施形態に係るPHS1は、音楽再生中に着信があった際、まず回線接続し、その後にその状態を保留し、更に音楽再生終了後に保留状態にあることを報知する保留−報知型である。このフローチャートを実現する音楽再生時通信制御手段は、音楽再生手段による音楽再生中に着信があった場合に、まず自動応答して回線を接続し、その後その接続状態を保留する回線接続保留手段を含んでいる。回線接続保留手段は、音楽再生終了時に保留状態にあることを報知する機能もまた備えている。
【0038】
ステップ400〜405,408,409については、第3実施形態のステップ300〜305,308,309と同様である。ステップ405では、音楽再生が終了されたかどうかについて判定され、終了するとステップ406へ進み、保留状態であることをユーザーに対して発信音などにより報知した後ステップ407へと進み、ユーザーが保留状態を手動解除することにより通話が開始される。このように音楽再生終了後に報知されることで、ユーザーは音楽再生中に着信があり、現在回線接続が保留されている状態にあることを知ることができる。
【0039】
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、本発明を実施するにあたって単に最良の形態を示すに過ぎない前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の請求項の範囲内に該当する発明の全ての変更を包含し配置、構成などについて変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明による通信端末装置では、音楽を再生している間に着信がありかつその着信が発信者番号情報を含まないものであった場合には、その場で音楽再生が終了されるため、ユーザーはその着信をそのまま見過ごしてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施形態に係るPHSの全体図である。
【図2】図2は、第1実施形態に係るPHSの概略構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、第1実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。
【図4】図4は、第2実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。
【図5】図5は、第3実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。
【図6】図6は、第4実施形態に係るPHSにおいて、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2…アンテナ、8…スピーカー、9…マイクロホン、14…操作部、15…表示部、19…ヘッドホンジャック、23…通話キー、24…終話キー、25…インジケータ。

Claims (3)

  1. 通信回線を利用した通信を行い、着信が発信者番号情報を含んでいるかどうかを検出する発信者番号情報検出手段を有する通信手段と、
    音楽の再生を行う音楽再生手段と、
    前記音楽再生手段による音楽再生時において、前記音楽再生手段及び前記通信手段の何れかについての制御を行う音楽再生時通信制御手段とを備え、
    前記音楽再生時通信制御手段は、前記音楽再生手段により音楽を再生している間に前記通信手段への着信があり、かつ前記発信者番号情報検出手段が前記着信に対し前記発信者番号情報を検出しなかった場合、その場で音楽再生を終了し、前記発信者番号情報検出手段が前記着信に対し前記発信者番号情報を検出した場合、音楽再生を継続すると共に、検出された前記発信者番号情報を記憶する通信端末装置。
  2. 前記音楽再生時通信制御手段は、前記音楽再生手段により音楽を再生している間に前記通信手段への着信があり、かつ前記発信者番号情報検出手段が前記着信に対し前記発信者番号情報を検出しなかった場合、その場で音楽再生を終了した後、前記着信に対して自動応答する自動応答手段を有する請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記音楽再生時通信制御手段は、前記音楽再生手段により音楽を再生している間に前記通信手段への着信があり、かつ前記発信者番号情報検出手段が前記着信に対し前記発信者番号情報を検出しなかった場合、その場で音楽再生を終了した後、着信音を発生してその旨を報知する現着信報知手段を有する請求項1に記載の通信端末装置。
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