JP4327783B2 - 電力系統のノードグループ区分装置およびその方法 - Google Patents

電力系統のノードグループ区分装置およびその方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力系統のノード(母線)間インピーダンス情報を基に、ノードに対する電圧調整機器の設置計画の是非を判定することができるようにした電力系統のノードグループ区分装置およびその方法に関する。
電力系統では、各ノードの電圧を基準電圧に維持する運用が行われており、そのための電圧調整機器として、変圧器や静止形調相器、あるいは同期調相機等を使用している。図25は、一般的な電力系統を示す図である。図中、101はノード(母線)、102は送電線、103はタップ調整機能付変圧器(電圧制御機能有)、104は固定変圧器(電圧制御機能無)、105は調相(静止型調相用コンデンサ)、106は調相(シャントリアクトル)、そして107は同期調相機である。
ノード電圧を基準電圧に保つという観点から言えば、電圧調整機器としてのタップ調整機能付変圧器103、調相(静止型調相用コンデンサ)105、調相(シャントリアクトル)106、そして同期調相機107等は全てのノードに設置され、全てのノードを監視点とすることが望ましい。しかしながら、通常の電力系統は図25に示すように電圧調整機器の設置台数はノードの数に比べて少なく、また監視点に設定するノードの数も限定される。このため、限られた数の電圧調整機器で全てのノードの電圧可制御性を効率よく維持することが求められている。
上記に加えて、電力系統の拡大に伴いノードの増設が行われると、電圧調整機器及び監視点を追加するか否か見極める必要がある。他方、ある特定のノードを複数の電圧調整機器で重複して監視している場合には、電圧調整機器1台当たりの調整の効果が薄れるため、冗長な電圧調整機器を他のノードに移設する必要がある。
従来では、このような課題に対して、電圧調整機器設置の台数を制約条件とし、また、各ノードにおける標準電圧との偏差を目的関数として、設置計画を行う電圧調整機器の組合せを変化させながらその都度潮流計算を行って最適配置計画を行うようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−47151
従来行われてきた最適配置計画では、制約条件の設定によって大きく結果が変化し、またノードと電圧調整機器との組合せパターンも、演算量の問題からある程度までしか考慮できず、制約条件やノードと電圧調整機器との組合せパターンの作成には、運用者の経験や知識が必要であった。このため、より簡易に電圧調整機器の設置計画を判定する手法が望まれていた。
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、電圧維持能力の観点から、ノード間のインピーダンス情報を基にして相関関係の強いノード単位で電力系統をグループ分けし、電力系統運用の計画、保守を効率よく行うことのできる電力系統のノードグループ区分装置およびその方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る電力系統のノードグループ区分装置の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、変圧器や調相及び同期調相機が設置される制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける監視点グループとの論理和を算出する手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る電力系統のノードグループ区分装置の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、変圧器や調相及び同期調相機が設置される制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける制御機器グループとの論理和を算出する手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に係る電力系統のノードグループ区分装置の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける監視点グループ及び制御機器グループとの論理和を算出する手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る電力系統のノードグループ区分装置の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと監視点グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出する手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る電力系統のノードグループ区分装置の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて前記等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと制御機器グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出する手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項6に係る電力系統のノードグループ区分装置の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて前記等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと監視点グループおよび制御機器グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出する手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項7に係る電力系統のノードグループ区分装置の発明は、系統データを参照して制御機器を設置したと仮定して任意のノード電圧を確率的に増減させた時の各ノードにおける電圧標準偏差を算出する手段と、前記電圧標準偏差が予定の閾値以上となるノード間を相関関係ありとし、相関関係の有無を接続の有無で示した簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記簡易モデルおよび前記ノードグループを参照しノード間マトリックスを作成する手段と、ノード間マトリックスの監視点グループを参照し、相関ノード集合を作成する相関ノード集合検索手段と、前記相関ノード集合および前記ノード間マトリックスの制御機器グループのノードを参照し、制御機器グループに属するノードにおける全グループとの1の数の合計を算出するノード間相関算出手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項8に係る電力系統のノードグループ区分方法の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出するステップと、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成するステップと、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、変圧器や調相及び同期調相機が設置される制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分ステップと、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成するステップと、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける監視点グループとの論理和を算出するステップと、を備えたことを特徴とする。
さらに、また請求項9に係る電力系統のノードグループ区分方法の発明は、系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出するステップと、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成するステップと、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分ステップと、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成するステップと、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと監視点グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出するステップと、を備えたことを特徴とする。
またさらに、請求項10に係る電力系統のノードグループ区分方法の発明は、系統データを参照して制御機器を設置したと仮定して任意のノード電圧を確率的に増減させた時の各ノードにおける電圧標準偏差を算出するステップと、前記電圧標準偏差が予定の閾値以上となるノード間を相関関係ありとし、相関関係の有無を接続の有無で示した簡易モデルを作成するステップと、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分ステップと、前記簡易モデルおよび前記ノードグループを参照しノード間マトリックスを作成するステップと、ノード間マトリックスの監視点グループを参照し、相関ノード集合を作成する相関ノード集合検索ステップと、前記相関ノード集合および前記ノード間マトリックスの制御機器グループのノードを参照し、制御機器グループに属するノードにおける全グループとの1の数の合計を算出するノード間相関算出ステップと、を備えたことを特徴とする。
論理和算出手段によって算出された論理和の結果が0となるその他グループのノードは、自ノードの電圧が基準電圧値から逸脱した場合、逸脱を電圧無効電力制御装置によって把握できないということを意味しているので、そのノードに対して今後、電力系統に電圧無効電力制御装置を設置する計画立案に際して監視点とすべきノードとして特定することが可能となる。
以下、本発明に係る電力系統のノードグループ区分装置の実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、各図を通じて対応する要素については、同一符号をつけて説明を適宜省略する。
(実施形態1)
(構成)
図1は、本実施形態1に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図である。
図1において、11はオンラインで取得するかあるいは予めオフラインで取得した系統データ25を用いて全ノード間の等価インピーダンス10を作成する等価インピーダンス算出手段である。12は全ノード間の等価インピーダンス10を参照して等価モデル16を作成し、さらに、この等価モデル16を基にして簡易モデル17を作成する簡易モデル作成手段である。なお、全ノード間の等価インピーダンス10の求め方、等価モデル16および簡易モデル17の作成の仕方については後述する。
13は簡易モデル17を参照して簡易モデル17中のノードを相関関係の強いノード毎にグループ分け(グルーピング)し、複数のノードグループ18を作成するノードグループ区分手段である。14は簡易モデル17および複数のノードグループ18を参照してノード間マトリックス19Aを作成するノード間マトリックス作成手段である。
ここで、ノード間マトリックス19Aは、電圧無効電力制御装置(VQC)等の監視点となるグループ(以下、監視点グループという)19-1、変圧器や調相及び同期調相機が設置される制御機器の接続点となるグループ(以下、制御機器グループという)19-2および監視点でも制御点でもない何もしないグループ(以下、その他グループという)19-3の3つのグループに区分されている。
15Aは、ノード間マトリックス19中その他グループ19-3の各ノードに対応する監視点グループ19-1を参照して論理計算を行うことにより、電圧基準値の逸脱したノードを電圧無効電力制御装置によって把握できるか否かを判定する論理和算出手段である。
(作用)
次に、図2〜図10を参照して本実施形態1の作用について説明する。
まず、図2を参照してループ構成が未知の電力系統における任意のノードA−B間での等価インピーダンスの求め方について説明する。ノードAとノードBとの間のインピーダンスを求めるにあたり、ノードA−B間に適当な電流を流し、その時のノードA−ノードB間に生じる電圧差を求める。そして、電圧差を電流で除算(電圧差/電流)してインピーダンスを算出する。例えばノードAに+1PU、ノードBに−1PUの電流を注入すると、電流はノードA−B間に存在するループ構成が未知の電力系統を通ってノードA−B間に流れる。電流が流れたことによって生じた電圧差が、求めるべきノードA−Bの電圧差VABである。実際の電力系統の場合には、以上の処理を全ノード間に展開することにより全ノード間等価インピーダンス10を算出することができる。具体的にはノードアドミタンス行列の逆行列を計算すれば2ノード間の電圧差が求まる。例えば、図3に示すノードiおよびjからなる2ノード電力系統モデルにおける等価インピーダンスの算出方法は次のようになる。
図3において、r、xおよびbはそれぞれ送電線全体の抵抗分、インダクタンス分(リアクタンス分)およびサセプタンス分であり、bcは各ノードi、jにそれぞれ接続されたコンデンサや調相用リアクトル等の電圧調整機器である。
図3に示すノードi、ノードjからなる2ノード電力系統では、以下の式(1)が成り立つ。
Figure 0004327783
前述した抵抗分r、インダクタンス分xおよびサセプタンス分bは既知の定数として系統データ25に設定されており、およびに先に述べた符号の異なる単位電流(1PU、−1PU)を用いることにより、直ちにおよびが求まり、ノードi、ノードj間の電圧差が求まる。
図3で示した2ノードをnノードまで拡張すると、以下の式(2)が成立する。
Figure 0004327783
式(2)中、Yはノードアドミタンス行列であり、要素Yijには以下の式(3)が成り立つ。
Figure 0004327783
任意の2ノードi、j間の電圧差を求めるには、2ノードモデルの場合と同様におよびを符号の異なる単位電流(+1PU、−1PU)とし、それ以外のノード電流を0とした状態で、以下の式(4)を求めればよい。
Figure 0004327783
以上で等価インピーダンスの求め方について説明を終えたので、次に、簡易モデル作成手段12について述べる。簡易モデル作成手段12は、図4で示したような電力系統を例えば図5で示す電力系統等価モデル16に置き換える。この場合、図4のノードA、B、C、・・・Fを○に置き換え、各ノードA、B、C、・・・F間の等価インピーダンスをノード間接続(―)にそれぞれ置き換える。簡易モデル作成手段12は、さらに図5で示した等価モデル16について、前記等価インピーダンス算出手段11で算出したノード間の等価インピーダンスが所定の閾値以上となる接続(―)を削除する。この結果、図6で示す簡易電力系統モデル17が得られる。
図7は、前述した図25に対応する一般的な電力系統を示す図であり、ノードa、b、c、・・・、qから構成されている。図8はこの電力系統図から上述した手法により作成した簡易電力系統モデルである。図8において、ノードc−ノードe間、ノードg−ノードi間およびノードl−ノードm・n間を接続する破線は、前述した所定の閾値以上のインピーダンスを有しているために削除されていることを意味する。
次に、ノードグループ区分手段13は、例えば図8で示す簡易電力系統モデルを既知の手法を用いて図9で示すように監視点グループ19-1、制御機器グループ19-2およびその他グループ19-3の3グループにグループ分けする(グルーピングする)。図中、太い実線で囲まれたノード(a、c、i)が監視点グループ19-1であり、細い実線で囲まれたノード(d、e、f、j、k、o、p、q)が制御機器グループ19-2である。そして、破線で囲まれたノード(b、g、h、l、m、n)がその他グループ19-3である。
次に、ノード間マトリックス作成手段14は、まず図9の監視点グループ19-1、制御機器グループ19-2およびその他グループ19-3をそれぞれ行および列に並べて対称行列を作成し、次にこの対称行列について、図9の簡易電力系統モデル17の接続(−)の有無に応じて行列要素を「1」または「0」にした図10のノード間マトリックス19Aを作成する。
次に、論理和算出手段15Aは、この作成したノード間マトリックス19Aにおいて、縦ならびにその他グループ19-3の各ノードに着目し、当該ノードに対応する監視点グループ19-1に属するノード(図10中の一点鎖線枠部分)との論理和(OR)を横ならびに算出する。ここで、論理和を横ならびに算出するとは、例えば図10中の一点鎖線枠部分において、その他グループ19-3の1行目のノードbと監視点グループ19-1に属するノードの1列〜3列との交点にある行列要素(1、1、0)の論理和を横ならびに算出する。この場合、論理和(OR)結果は1である。
次に、その他グループの2行目のノードgと監視点グループに属するノードの1列〜3列との交点にある行列要素(0、0、0)の論理和を横ならびに算出する。この場合、論理和(OR)結果は0である。同様にして、その他グループ19-3の3行目のノードh〜6行目のノードnにそれぞれ対応する監視点グループ19-1に属するノードの1列〜3列との交点にある行列要素全てについての論理和を横ならびに算出する。この結果、その他グループのノードb〜nに関する論理和は次のようになる。すなわち、ノードb;1、ノードg;0、ノードh;0、ノードi;1、ノードm;1、ノードn;1となる。
(効果)
論理和算出手段15Aによって算出された論理和の結果が0となるその他グループ19-3に属するノードgおよびノードhは、自ノードの電圧が基準電圧値から逸脱した場合、逸脱を電圧無効電力制御装置によって把握できないということを意味する。
このため、論理和の結果が0となったノードgおよびノードhについては、今後の電力系統の計画立案に際して、電圧無効電力制御装置を設置して監視点とすべきノードであるという認識を持つことができる。
(実施形態2)
本実施形態2に係る電力系統のノードグループ区分装置について説明する。
(構成)
図11は本実施形態2に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図であり、図12は本実施形態2に係るノード間マトリックスである。
本実施形態2のと前述した実施形態1との相違点は、まず、電力系統の構成が実施形態1が対象とする系統とは異なる構成(図示せず)であるため、電力系統に基づいて作成されるノード間マトリックス19B(図12)が19A(図10)と異なる点と、論理和算出手段15Bが、ノード間マトリックス19B中その他グループ19-3の各ノードに対応する制御機器グループ19-2を参照して論理計算を行うことにより、電圧維持能力が低いか否かを判定するようにした点にある。
なお、本実施形態2は、ノード間マトリックスを図12のノード間マトリックス19Bに限定する必然性はないので、論理和算出手段15Bが、実施形態1で使用したノード間マトリックス19A(図10)を参照するような形態であっても差し支えない。その他は図1と同じなので、説明を省略する。
(作用)
本実施形態2の論理和算出手段15Bは、図12のノード間マトリックス19B中で縦ならびにその他グループ19-3の各ノードに着目し、当該ノードに対応する制御機器グループ19-2に属するノードとの論理和を横ならびに算出する点に特徴がある。すなわち、その他グループ19-3の行と制御機器グループ19-2の列とが交差する一点鎖線枠内の各ノードに着目し、当該ノードに対応する制御機器グループ19-2に属するノードとの論理和を横ならびに算出する点にある。ここで、論理和を横ならびに算出するとは、図12の一点鎖線枠内において、例えば、1行目の(1、0、0、0、0、0)のOR結果:1、2行目の(0、0、0、0、1、0)のOR結果:1、・・・のようにOR結果を求めることである。
(効果)
本実施形態2によれば、論理和算出手段15Bによって算出された論理和の結果が0となるその他グループ19-3のノードは、電圧維持能力が低いことを示す。このため、論理和が0のノードに対しては、今後、電力系統の電圧可制御性維持のために制御機器を設置すべきノードとして認識することができる。
(実施形態3)
本実施形態3に係る電力系統のノードグループ区分装置について説明する。
(構成)
図13は本実施形態3に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図であり、図14は本実施形態3に係るノード間マトリックスである。
本実施形態3と前述した実施形態1の構成図(図1)との相違点は、実施形態2同様に電力系統の構成が実施形態1が対象とする系統とは異なる構成(図示せず)としたことから、この電力系統に基づいて作成された図14のノード間マトリックス19Cが19Aとは異なる点と、論理和算出手段15Cが、ノード間マトリックス19C中その他グループ19-3の各ノードに対応するグループとして、監視点グループ19-1に替えて監視点グループ19-1および制御機器グループ19-2を参照して論理計算を行うようにした点にある。その他は図1と同じなので、説明を省略する。
(作用)
図14で示したノード間マトリックス19Cにおいて、論理和算出手段15Cは、縦ならびにその他グループ19-3の各ノードに着目し、当該ノードに対応する監視点グループ19-1および制御機器グループ19-2に属するノードとの論理和(OR)を横ならびに算出する。因みに、その他グループ19-3の1行目のノードと監視点グループ19-1および制御機器グループ19-2に属するに属するノードの交点にある行列要素(0、0、0、0、0、0、0、0、1、0、0、0、0、0)の論理和を横ならびに算出する。この場合、論理和(OR)結果は1である。また、同様にして、その他グループ19-3の7行目のノードに対応する監視点グループ19-1に属するノードおよび制御機器グループ19-2に属するノードとの論理和を横ならびに算出する。この場合の論理結果は、0である。以下同様にして、その他グループ19-3のすべての行の各ノードに着目し、当該ノードに対応する監視点グループ19-1および制御機器グループ19-2に属するノードとの論理和を横ならびに算出し、論理結果を求める。
(効果)
論理和算出手段15Cによって算出された論理和の結果が0となるその他グループ19-3のノードは、電圧無効電力制御装置が電圧逸脱を把握できず、さらに電圧維持能力が低いため、当該ノードが電力系統の電圧安定化維持の観点から最弱点ノードであることを意味する。このため、これらの最弱点ノードについては、今後の電力系統立案計画において、監視点に指定すべきノードとか、あるいは制御機器の設置対象にすべきノードとして認識することができる。
(実施形態4)
本実施形態4に係る電力系統のノードグループ区分装置について説明する。
(構成)
図15は本実施形態4に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図であり、図16は本実施形態4に係るノード間マトリックスである。そして、図17は代表点の集合を求める過程のステップ1(STEP1)を、図18は代表点の集合を求める過程のステップ2(STEP2)をそれぞれ説明する図である。
本実施形態4と前述した実施形態1との相違点は、まず、電力系統の構成が実施形態2同様に実施形態1が対象とする系統とは異なる構成(図示せず)としたことから、その電力系統に基づいて作成されるノード間マトリックス19Dがノード間マトリックス19Aとは異なる点と、ノード間マトリックス19Dを参照して論理計算を行う手段として、論理和算出手段15Aに替えてノード間相関算出手段20Aとした点にある。
なお、ノード間相関算出手段20Aは、ノード間マトリックス19Dの特に監視点グループ19-1を参照して論理計算を行うようになっている。
(作用)
図16のノード間マトリックス19Dにおいて、論理和結果が0となるノードの集合をK(要素数=k)とした時、ノード間相関算出手段20Aは集合K内の各ノードに着目し、当該ノードにおける横ならびに1の数の合計を算出する。ノード間相関算出手段20Aは論理和算出手段15A等とは異なり、全てのグループのノードとの対応を対象とする。1の数が最大となるノードをNi(i≦k)とし、Niと相関関係がある(行列要素が1)のノードの集合をL(要素数≦k)とした場合、ノードNiは集合Lを代表するノードとして扱うことができる。即ち、1の数が最大となるノードNiはグループLの代表点となる。
集合L内のノードはノードNiに代表されるので、ノード間マトリックス19内のノードNi及び集合L内の各ノードの行列要素を全て0とする。その後、再度ノード間相関算出手段20Aにより演算を実施し、1の数が最大となるノードを算出する。以降、これを繰り返すことにより、代表点の集合を求める。
次に、上記の代表点の集合を求める過程を図17に基づいて説明する。図17は、図16のノード間マトリックス19Dに対して、行列要素番号を補足し、かつ一例として要素番号15,21,24,25が集合Kとなるケースを示した図である。同図にて、先に述べた集合K、ノードNi、及び集合Lがどのように変化していくかを以下に示す。
*STEP 1(図17)
集合K={15,21,24,25}
ノードNi=15(1の数=5で集合Kの中で最大)
集合L={9,15,21,22,26}
集合L内の自ノード15、及び21の行列要素を全て0にすると、図18のようになる。
*STEP 2(図18)
集合K={24,25}
ノードNi=24(1の数=4で集合Kの中で最大)
集合L={12,24,25,26}
集合L内の自ノード24、及び25の行列要素を全て0にする。
すると、STEP1(初期状態)における集合K内の各ノードの行列要素が全て0となるので、この時点で完了となる。即ち、現在監視点に設定されていないノード{15,21,24,25}に対して、ノード15及び24を代表点として新たに監視点とすればよいことがわかる。
(効果)
ノード間相関算出手段20Aで算出したノードNiは、集合Lを代表するノードであるため、当該ノードを新たに電圧無効電力制御の監視点とすることで、グループL内のノード全ての監視が行える。また、上記を繰り返すことにより、現在のノードで新たに監視すべき最小の代表ノードの集合を算出することができる。
(実施形態5)
本実施形態5に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図である。
(構成)
図19は本実施形態5に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図であり、図20は本実施形態5に係るノード間マトリックスである。
図19において、本実施形態5と前述した実施形態4との相違点は、ノード間マトリックス19Eを参照して論理計算を行う手段として、ノード間相関算出手段20Aに替えてノード間相関算出手段20Bを採用した点にあり、ノード間相関算出手段20Bは、ノード間マトリックス19Eの特に制御機器グループ19-2を参照して論理計算を行うようにした点においても異なる。その他は図15と同じなので、説明を省略する。
(作用)
図20のノード間マトリックス19Eにおいて、論理和結果が0となるノードの集合をK(要素数=k)とした時、ノード間相関算出手段20Bは集合K内の各ノードに着目し、当該ノードにおける横ならびの1の数の合計を算出する。ノード間相関算出手段20Bは論理和算出手段15A等とは異なり、全てのグループのノードとの対応を対象とする。1の数が最大となるノードをNi(i≦k)、Niと相関あり(行列要素が1)のノードの集合をL(要素数≦k)とした場合、ノードNiは集合Lを代表するノードとして扱うことができる。即ち、ノードNiはグループLの代表点となる。
集合L内のノードはノードNiに代表されるので、ノード間マトリックス19E内のノードNi及び集合L内の各ノードの行列要素を全て0とする。その後、再度ノード間相関算出手段20Bにより演算を実施し、1の数が最大となるノードを算出する。以降、これを繰り返すことにより、代表点の集合を求める。
(効果)
ノード間相関算出手段20Bで算出したノードNiは、集合Lを代表するノードであるため、当該ノードを新たに制御機器の設置点とすることで、グループL内のノード全ての電圧維持が行える。また、上記を繰り返すことにより、現在のノードで新たに制御機器の設置対象とすべき最小の代表ノードの集合を算出することができる。
(実施形態6)
実施形態6に係る電力系統のノードグループ区分装置について説明する。
(構成)
図21は本実施形態6に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図であり、図22は本実施形態6に係るノード間マトリックスである。
本実施形態6と前述した実施形態4の構成図(図15)との相違点は、ノード間マトリックス19Fを参照して論理計算を行う手段として、ノード間相関算出手段20Aに替えてノード間相関算出手段20Cを採用した点にあり、ノード間相関算出手段20Cは、ノード間マトリックス19Fの特にその他グループ19-3を参照し、論理計算を行う点においても異なる。
(作用)
図22は、図10と同様のノード間マトリックス19Fである。同図22において、論理和結果が0となるノードの集合をK(要素数=k)とした時、ノード間相関算出手段20Cは集合K内の各ノードに着目し、当該ノードにおける横ならびの1の数の合計を算出する。ノード間相関算出手段20Cは論理和算出手段15Aとは異なり、全てのグループのノードとの対応を対象とする。1の数が最大となるノードをNi(i≦k)、Niと相関関係がある(行列要素が1)ノードの集合をL(要素数≦k)とした場合、ノードNiは集合Lを代表するノードとして扱うことができる。即ち、ノードNiはグループLの代表点となる。
集合L内のノードはノードNiに代表されるので、ノード間マトリックス19 F内のノードNi及び集合L内の各ノードの行列要素を全て0とする。その後、再度ノード間相関算出手段20Cにより演算を実施し、1の数が最大となるノードを算出する。以降、これを繰り返すことにより、代表点の集合を求める。
(効果)
以上述べたように、本実施形態6によれば、ノード間相関算出手段20Cで算出したノードNiは、集合Lを代表するノードであるため、当該ノードを新たに電圧無効電力制御の監視点としたり、あるいは制御機器の設置点とすることで、電圧逸脱の監視または電圧制御の効果が得られる。即ち、代表ノードNi全てに上記対策を行うことにより、系統内の全ノードに電圧逸脱監視または電圧制御を行うことができる。
(実施形態7)
本実施形態7に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図である。
(構成)
図23は、本実施形態7に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図であり、図24は本実施形態7に係るノード間マトリックスである。本実施形態7と前述した実施形態4との相違点は、等価インピーダンス算出手段11で全ノード間の等価インピーダンス10を作成する代わりに、電圧標準偏差算出手段21が系統データ25を用いて電圧標準偏差22を作成し、この電圧標準偏差22を簡易モデル作成手段12に入力するように構成した点と、ノード間マトリックス19の特に監視点グループ19-1を参照して新たに相関ノード集合24を作成する相関ノード集合検索手段23を設けるように構成した点と、ノード間相関算出手段20Dが相関ノード集合24及びノード間マトリックス19Gの特に制御機器グループ19-2を参照して論理計算を行うようにした点において相違する。その他は図21と同じなので、説明を省略する。
(作用)
図24は、図22と同様のノード間マトリックス19Gである。電圧標準偏差算出手段21は、系統データ25を参照し、モンテカルロシミュレーション等の既知の手法により、制御機器を設置したと仮定してあるノード電圧を確率的に増減させた時の各ノードにおける電圧標準偏差22を算出する。簡易モデル作成手段12は、等価インピーダンスによる接続(−)の有無に代わりに、電圧標準偏差22がある閾値以上となるノード間を相関関係有とし、相関関係の有無を接続の有無で示した図6と同様な簡易電力系統モデル17を作成する。ノード間マトリックス作成手段14がノード間マトリックス19Gを作成した後、相関ノード集合検索手段23は任意の監視点グループのノードと相関あり(行列要素が1)となる制御機器グループ19-2のノード集合を検索し、相関ノード集合24を作成する(図24では監視点グループの第1番目ノードについて検索)。ノード間相関算出手段20Dは制御機器グループノードに着目し、横ならびの1の数の合計を算出する。
(効果)
ノード間相関算出手段20Dで求めた1の数が少ないノードほど、当該ノードの電圧変化の影響が及ぶノード数が少ないことを示す。電圧無効電力制御にて、ある監視点の電圧を制御するために制御機器の制御を行った時、当該監視点ノード以外のノードに影響が出ると、制御が行えない場合がある。例えば、監視点ノードの電圧を増加させた際に、他の正常なノード電圧も増加するというような場合である。そのため、将来の機器設置場所を決定する際に、当該監視点との相関が1となる相関ノード集合24の内、ノード間相関算出手段20Dで求めた1の数が最小なノードを制御機器設置候補にすれば良いことを示している。
なお、前述した実施形態1ないし6は特定の電圧変化幅のみに対する電圧感度のようなものであるのに対し、本実施形態7はノード電圧増減を確率的に行うことにより、電圧の標準偏差を算出している。これにより、電力系統のノード電圧変動を統計的に把握することができる。
本発明の実施形態1に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図。 系統構成が未知である電力系統の図。 2つのノードを有する電力系統モデル。 電力系統の一例を示す図。 本発明の実施形態1に係る簡易モデル作成手段による電力系統等価モデル変換後の図。 本発明の実施形態1に係る簡易モデル作成手段による簡易電力系統モデル作成時の図。 一般的な電力系統を示した図。 本発明の実施形態1に係る簡易モデル作成手段による接続削除の一例を示した簡易電力系統モデル図。 ノードグループ分け後の簡易電力系統モデル図。 本発明の実施形態1に係るノード間マトリックスの一例を示した図。 本発明の実施形態2に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図。 本発明の実施形態2に係るノード間マトリックスの図。 本発明の実施形態3に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図。 本発明の実施形態3に係るノード間マトリックスの図。 本発明の実施形態4に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図。 本発明の実施形態4に係るノード間マトリックスの図。 図16のノード間マトリックスに基づいて代表点の集合を求める過程のステップ1を説明する図。 図16のノード間マトリックスに基づいて代表点の集合を求める過程のステップ2を説明する図。 本発明の実施形態5に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図。 本発明の実施形態5に係るノード間マトリックスの図。 本発明の実施形態6に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図。 本発明の実施形態6に係るノード間マトリックスの図。 本発明の実施形態7に係る電力系統のノードグループ区分装置の構成図。 本発明の実施形態7に係るノード間マトリックスの図。 一般的な電力系統を示す図。
符号の説明
10…全ノード間等価インピーダンス、11…等価インピーダンス算出手段、12…簡易モデル作成手段、13…ノードグループ区分手段、14…ノード間マトリックス作成手段、15…論理和算出手段、16…等価モデル、17…簡易モデル、18…ノードグループ、19…ノード間マトリックス、20…ノード間相関算出手段、21…電圧標準偏差算出手段、22…電圧標準偏差、23…相関ノード集合検索手段、24…相関ノード集合、25…系統データ、101…ノード(母線)、102…送電線、103…タップ調整機能付変圧器(電圧制御機能有)、104…固定変圧器(電圧制御機能無)、105…調相(静止型調相用コンデンサ)、106…調相(シャントリアクトル)、107…同期調相機。

Claims (10)

  1. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、変圧器や調相及び同期調相機が設置される制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける監視点グループとの論理和を算出する手段と、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分装置。
  2. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、変圧器や調相及び同期調相機が設置される制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける制御機器グループとの論理和を算出する手段と、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分装置。
  3. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける監視点グループ及び制御機器グループとの論理和を算出する手段と、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分装置。
  4. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと監視点グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出する手段と、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分装置。
  5. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて前記等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと制御機器グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出する手段と、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分装置。
  6. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出する手段と、全ノード間を接続した等価モデルにて前記等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成する手段と、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと監視点グループおよび制御機器グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出する手段と、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分装置。
  7. 系統データを参照して制御機器を設置したと仮定して任意のノード電圧を確率的に増減させた時の各ノードにおける電圧標準偏差を算出する手段と、前記電圧標準偏差が予定の閾値以上となるノード間を相関関係ありとし、相関関係の有無を接続の有無で示した簡易モデルを作成する手段と、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分手段と、
    前記簡易モデルおよび前記ノードグループを参照しノード間マトリックスを作成する手段と、ノード間マトリックスの監視点グループを参照し、相関ノード集合を作成する相関ノード集合検索手段と、前記相関ノード集合および前記ノード間マトリックスの制御機器グループのノードを参照し、制御機器グループに属するノードにおける全グループとの1の数の合計を算出するノード間相関算出手段と、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分装置。
  8. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出するステップと、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成するステップと、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、変圧器や調相及び同期調相機が設置される制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分ステップと、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成するステップと、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードにおける監視点グループとの論理和を算出するステップと、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分方法。
  9. 系統データを参照して電力系統の各ノード間の等価インピーダンスを算出するステップと、全ノード間を接続した等価モデルにて等価インピーダンスが予定の閾値以上の接続を削除し簡易モデルを作成するステップと、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分ステップと、前記ノードグループおよび前記簡易モデルを参照して接続の有無を示したノード間マトリックスを作成するステップと、前記ノード間マトリックスを参照してその他グループに属するノードと監視点グループとの論理和が0となるその他グループのノードに着目し、当該ノード間における1の数の合計を算出するステップと、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分方法。
  10. 系統データを参照して制御機器を設置したと仮定して任意のノード電圧を確率的に増減させた時の各ノードにおける電圧標準偏差を算出するステップと、前記電圧標準偏差が予定の閾値以上となるノード間を相関関係ありとし、相関関係の有無を接続の有無で示した簡易モデルを作成するステップと、各ノードを電圧無効電力制御の監視対象となる監視点、制御機器設置点およびその他のノードグループに区分するノードグループ区分ステップと、前記簡易モデルおよび前記ノードグループを参照しノード間マトリックスを作成するステップと、ノード間マトリックスの監視点グループを参照し、相関ノード集合を作成する相関ノード集合検索ステップと、前記相関ノード集合および前記ノード間マトリックスの制御機器グループのノードを参照し、制御機器グループに属するノードにおける全グループとの1の数の合計を算出するノード間相関算出ステップと、を備えたことを特徴とする電力系統のノードグループ区分方法。
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