JP4327689B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の側部へ衝撃力を受けたときに車両のルーフサイド部分における乗員の保護を強化した、車両用乗員保護装置の改良技術に関する。
近年、車両の側部へ衝撃力を受けたときに、特に乗員の頭部の保護性能を高めるために開発が進められている。
この種の車両用乗員保護装置には、例えば、ピラーからルーフの側縁にかけてルーフサイドエアバッグを収納し、一定以上の衝撃力を受けたときにルーフサイドエアバッグをサイドガラスに沿ってカーテン状に膨出するようにした技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3510061号公報
上記特許文献1に示す従来の車両は、車室に1個の座席又は前後2席を設けた乗用車であって、フロントピラーの車室側に、一定のピラー空間部を有してピラーガーニッシュを取付け、ルーフにおける側部コーナで車室側に、車室前後方向に細長い一定のルーフ空間部を設け、さらに車両用乗員保護装置を備えたというものである。
この車両用乗員保護装置は、ピラー空間部並びにルーフ空間部にルーフサイドエアバッグを収納し、ルーフサイドレールにインフレータを取付けるとともに、ルーフサイドレールにルーフサイドエアバッグを一定ピッチでボルトにて取付け、さらに、インフレータにガス供給管を介してルーフサイドエアバッグを接続した構成である。
このような車両用乗員保護装置によれば、車体側方から一定以上の衝撃力を受けたことをセンサが検出したときに、インフレータがガスを発生することで、ルーフサイドエアバッグをサイドガラスに沿って車室側へ膨張させることができる。
ところで、従来のルーフサイドエアバッグは、複数の膨張部を前後1列に配列したものである。複数の膨張部のうち、最も前の膨張部はピラーガーニッシュを破りつつ膨張することになる。
インフレータからルーフサイドエアバッグの後上部に供給されたガスは、最前の膨張部を始め、複数の膨張部の全てに急速に流入する。ルーフサイドエアバッグの後上部からガスを供給するので、最前の膨張部を膨張させるガス圧は比較的小さい。このため、最前の膨張部がピラーガーニッシュを破って膨張するときに、ピラーガーニッシュに作用する荷重は小さくてすむ。
しかしながら、車両のなかには、車室に前部座席と中間座席と後部座席の前後3席を設けた車種もある。このような車両においても、前後3席に座っている全乗員を、ルーフサイドエアバッグによって十分に保護できることが求められる。その分、ルーフサイドエアバッグの長さを大きくするとともに、ルーフサイドエアバッグを膨出させるためのガス流量を増大させることになる。
しかも、従来のルーフサイドエアバッグは、後上部からガスが流入するので、最前の膨張部までのガス流入経路が長い。この結果、ガス流入経路の圧力損失が増大するので、最前の膨張部を膨張させるガス圧は低下してしまう。
この点を考慮して、最前の膨張部を含め、全ての膨出部を迅速に且つ十分に膨張させるためには、ガス入口部を車室前後方向の略中央に設けることが考えられる。しかし、単にガス入口部を略中央に設けたのでは、最前の膨張部を膨張させるガス圧が増大し得る。このようなことから、適切なガス圧に設定することは極めて困難である。
本発明は、車室に前部座席と中間座席と後部座席の前後3席を設けた車両のための車両用乗員保護装置において、(1)ルーフサイドエアバッグによって前後3席に座っている全乗員を、より一層十分に保護することができるとともに、(2)ルーフサイドエアバッグを膨張・展開させたときに、ルーフサイドエアバッグからフロントピラーのピラーガーニッシュに過大な荷重が作用しないようにできる、技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車室11に前部座席12と中間座席13と後部座席14の前後3席を設けた車両10のための車両用乗員保護装置50であって、車体20の前部に設けられたフロントピラー21の車室11側に、一定のピラー空間部S2を有してピラーガーニッシュ54を取付け、また、ルーフ26の側部コーナ26aで車室11側に、車室11前後方向に細長い一定のルーフ空間部S1を設け、これらのピラー空間部S2並びにルーフ空間部S1にルーフサイドエアバッグ53を収納し、インフレータ51が発生したガスにより、ルーフサイドエアバッグ53をサイドガラス31,32,33に沿って車室11側へ膨張させることで、前後3席12,13,14の各乗員を保護するようにした車両用乗員保護装置50において、ルーフサイドエアバッグ53は、インフレータ51からガスの供給を受けるべく車室11前後方向の略中央に配置したガス入口部71F,71Rと、このガス入口部71F,71Rからルーフ空間部S1に沿って車室11前後方向に延びたガス主流路72F,72Rと、このガス主流路72F,72Rに通してガス入口部71F,71Rに一端を連通したインナチューブ73F,73Rと、前部座席12に対応する位置で膨張する前部バッグ部74Fと、中間座席13に対応する位置で膨張する中間バッグ部74Mと、後部座席14に対応する位置で膨張する後部バッグ部74Rとを備え、ガス入口部71F,71Rは、ガス主流路72F,72Rの中央側の端部を細長い管状に形成したものであり、これらの管の中にインナーチューブ73F,73Rの端部を気密性を有するように嵌合し、ガス入口部71F,71Rをガス主流路72F,72Rの細長い管とインナーチューブ73F,73Rの二重管で構成し、車室前後方向に同心に配列し、インナーチューブ73F,73Rは、気密性を有した布製等の柔軟性を有するシートを管状に丸めて縫製することで形成した直管であって、この直管の縁に鋼製の丸棒からなるロッド103L,103Rを芯金として沿わせた構成であり、これらの各バッグ部74F,74M,74Rにガス主流路72F,72Rを介してインナチューブ73F,73Rを連通させ、前部バッグ部74Fは、サイドガラス31に沿って車室11側へ膨張するときに、インナチューブ73Fからガス主流路72Fを介して流入するガスが、下方へ向かった後に前上方へ折り返す方向に流れるように膨張部75a,75bを構成するとともに、この膨張部75a,75bの後に隣接した後部膨張部75cを有しており、インナチューブ73Fには噴出孔86Fを有していることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車室に前部座席と中間座席と後部座席の前後3席を設けた車両のための車両用乗員保護装置において、ルーフサイドエアバッグに、(1)車室前後方向の略中央に配置したガス入口部と、(2)ガス入口部からルーフ空間部に沿って車室前後方向に延びたガス主流路と、(3)ガス主流路に通してガス入口部に一端を連通したインナチューブと、)ガス主流路を介してインナチューブに連通して、前部座席に対応する位置で膨張する前部バッグ部と、()ガス主流路を介してインナチューブに連通して、中間座席に対応する位置で膨張する中間バッグ部と、()ガス主流路を介してインナチューブに連通して、後部座席に対応する位置で膨張する後部バッグ部と、を備え、さらに(7)インナチューブは、ロッドを芯金として沿わせた構成であり、)前部バッグ部は、前部バッグ部をサイドガラスに沿って車室側へ膨張させるときに、インナチューブからガス主流路を介して流入するガスが、下方へ向かった後に前上方へ折り返す方向に流れるように膨張部を構成するとともに、この膨張部の後に隣接した後部膨張部を有しており、(9)インナチューブには噴出孔を有したものである。
インフレータが発生したガスは、車室前後方向の略中央に配置されたガス入口部及びインナチューブを介してガス主流路に流入し、ガス主流路から更に前部バッグ部、中間バッグ部及び後部バッグ部へ概ね均等に流れる。この結果、折り畳まれている各バッグ部は、膨張しつつサイドガラスに沿って車室側へ展開する。従って、前後3席に座っている全乗員を、確実に且つ十分に保護することができる。
さらには、ガス主流路から前部バッグ部へ流入したガスを、下方へ向かった後に前上方へ折り返す方向に流すことができる。
詳しくは、ガスが前部バッグ部へ流入し始めた時点では、折り畳まれている前部バッグ部は、下方へ向かうガスによって、下方へ押し広げられつつ、前部バッグ部の後部だけが膨張して展開する。
例えば、前部バッグ部のうち、ピラー空間部に折り畳まれている部分は、ピラーガーニッシュを破断して車室内に展開し始める。この時点では、膨張部のうち、前部バッグ部における前部のガス圧は極めて小さい。従って、前部バッグ部が車室内に展開し始めた時点で、前部バッグ部からピラーガーニッシュに過大な荷重が作用することはない。
その後、ガスが前上方へ折り返す方向に流れ始めた時点から、膨張部のうち、前部バッグ部における前上部の部分がガス圧によって、膨張し始める。ピラー空間部から前部バッグ部が車室内に展開した後に、前部バッグ部における前上部の部分が膨張するので、ピラーガーニッシュに過大な荷重が作用することはない。
このようにして、ルーフサイドエアバッグを膨張・展開させたときに、ルーフサイドエアバッグからピラーガーニッシュに、過大な荷重が作用することを防止できる。
しかも、車室前後方向の略中央にガス入口部を配置したので、ガス入口部から前部バッグ部までのガス流入経路を短くすることができ、ガス流入経路の圧力損失を低減することができる。この結果、前部バッグ部を車室内に膨張し展開させるのに十分なガス圧を、確保することができる。従って、前後3席に座っている全乗員を、より一層十分に保護することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。
図1は本発明に係る車両を車室側から見た側面図であり、車両10に車両用乗員保護装置50を備えたことを示す(ルーフサイドエアバッグ53を展開した状態)。なお、車両用乗員保護装置50については車両10の右側に配置した構成だけを示す。左側の車両用乗員保護装置50も右側と同様の構成なので、説明を省略する。
車両10は、車室11に前部座席12と中間座席13と後部座席14の前後3席を設けた、一般にミニバンと称する自動車である。このような車両10における車体20は、前部のフロントピラー21と、中間部2個の前ミドルピラー22並びに後ミドルピラー23と、後部のリヤピラー24とを有し、これらの各ピラー21〜24の上端にルーフサイドレール25を有し、ルーフサイドレール25でルーフ26を支える構成である。この車両10は、さらに各ピラー21〜24間に前部サイドガラス31、中間部サイドガラス32、後部サイドガラス33を備える。
さらに図1は、後部座席14のうち最も右側に座っている乗員Maを、シートベルト装置40によって拘束していることを示す。シートベルト装置40は、リトラクタ41に巻取られたシートベルト42を引出して、スルーリング43を通した後にロアアンカ44に掛け止めるようにしたものである。リトラクタ41は、リヤピラー24の下部に取付けたベルト巻取り器である。スルーリング43は、リヤピラー24の上部に取付けた部材である。ロアアンカ44は、後部座席14のクッションの側部に取付けた部材である。シートベルト42によって乗員Maの上半身並びに腰部を拘束することができる。
上記車両用乗員保護装置50は、車両10の側部に一定以上の衝撃力を受けたことを衝撃検出センサ(図示せず)で検出し、そのセンサ信号に応じてインフレータ51がガスを発生し、このガスを供給管52を介してルーフサイドエアバッグ53に供給することにより、ルーフサイドエアバッグ53がサイドガラス31〜33に沿って、車室11側へ膨張するものである。
膨張して車室11内に展開したルーフサイドエアバッグ53は、各サイドガラス31〜33を覆うとともに、各座席12〜14に座っている乗員Maの特に頭部Heを保護することができる。
図2は本発明に係る車両用乗員保護装置を車室側から見た斜視図であり、ルーフサイドエアバッグ53を収納した状態を示す。
図1及び図2に示すように、供給管52は、インフレータ51からルーフサイドエアバッグ53にガスを供給するガスパイプである。インフレータ51及び供給管52は、車体前後方向(紙面の左右方向)に延ばしてルーフサイドエアバッグ53に並列に配置している。
車体20は、ルーフ26における側部コーナ26aで車室11側に、車体前後方向(すなわち、車室前後方向)に細長い一定のルーフ空間部S1(空間部S1)を有し、このルーフ空間部S1にインフレータ51、供給管52及びルーフサイドエアバッグ53を収納することになる。
また、車体20は前部に設けたフロントピラー21の車室11側に、一定のピラー空間部S2を有してピラーガーニッシュ54を取付け、ピラー空間部S2にルーフサイドエアバッグ53の前部を収納したものである。
さらに車体20は、(1)フロントピラー21にブラケット55を介して、ルーフサイドエアバッグ53の前端部53aをバンド等の締結部材56によって取付け、(2)リヤピラー24にブラケット57を介してルーフサイドエアバッグ53の後端部53bをバンド等の締結部材58によって取付け、ルーフサイドレール25に各種固定機構61〜67によって取付けたものである。
図2に示すように、固定機構63は、第1取付ブラケット151と第2取付ブラケット152とからなる。
図3は本発明に係るルーフサイドエアバッグを展開した状態の車両用乗員保護装置を車室側から見た側面図である。
図1及び図3に示すように、ルーフサイドエアバッグ53は気密性を有した布製等の、柔軟性を有するシートからなり、(1)車室前後方向の略中央に配置した、前後2個のガス入口部71F,71Rと、(2)ガス入口部71F,71Rからルーフ空間部S1に沿って車室前後方向に延びた前後2個のガス主流路72F,72Rと、(3)これらのガス主流路72F,72Rに個別に通して、前後2個のガス入口部71F,71Rに一端を個別に連通した、前後2個のインナチューブ73F,73Rと、(4)前のインナチューブ73Fに、前のガス主流路72Fを介して連通し、前部座席12に対応する位置で膨張する前部バッグ部74Fと、(5)後のインナチューブ73Rに、後のガス主流路72Rを介して連通し、中間座席13に対応する位置で膨張する中間バッグ部74Mと、(6)後のインナチューブ73Rに、後のガス主流路72Rを介して連通し、後部座席14に対応する位置で膨張する後部バッグ部74Rとを、一体に備える。
前部バッグ部74Fは、前部バッグ部74Fを前部サイドガラス31に沿って車室11側へ膨張させるときに、前のガス主流路72Fから流入するガスが、下方へ向かった後に前上方へ折り返す方向に流れるように、前後3個の膨張部75a〜75cを構成したものである。
これらの膨張部75a〜75cは、前端の前部膨張部75a、中間の中間膨張部75b、後端の後部膨張部75cを1列に配列した構成である。前部膨張部75aと中間膨張部75bとは互いに密着し、中間膨張部75bと後部膨張部75cとは互いに密着している。
前部バッグ部74Fにおいて、中間膨張部75cは、上端の開口を前のガス主流路72Fにおける前端近傍に配置して連通し、前下端を前部膨張部75aの後下端の開口に連通したものである。前部膨張部75aは、後下端にのみ開口を有する。後部膨張部75cは、上端の開口を前のガス主流路72Fにおける前端近傍に配置して連通したものである。
中間バッグ部74Mは、前後2個のガス入口部71F,71Rの下方に配列した前後3個の膨張部76a〜76cからなる。これらの膨張部76a〜76cは、前端の前部膨張部76a、中間の中間膨張部76b、後端の後部膨張部76cを1列に配列した構成である。前部膨張部76aと中間膨張部76bとは互いに密着し、中間膨張部76bと後部膨張部76cとは互いに密着している。
中間バッグ部74Mにおいて、中間膨張部76bは、後上端の開口を後のガス主流路72Rにおける後端近傍に配置して連通し、前上端を前部膨張部76aの後上端の開口に連通したものである。前部膨張部76aは、後上端にのみ開口を有する。後部膨張部76cは、上端の開口を後のガス主流路72Rにおける後端近傍に配置して連通したものである。
後部バッグ部74Rは、後のガス主流路72Rよりも後方に配列した前後2個の膨張部77a、77bからなる。これらの膨張部77a、77bは、前端の前部膨張部77a、後端の後部膨張部77bを1列に配列した構成である。
前部膨張部77aは、前下端の開口を上部連通管78Aを介して後のガス主流路72Rの後端に連通するとともに、前下端の開口を下部連通管78Bを介して中間バッグ部74Mにおける後部膨張部76cの後部開口に連通したものである。
後部膨張部77bは、前下端の開口を前部膨張部77aの後下端の開口に連通したものである。
ところで、ルーフサイドエアバッグ53は、各バッグ部74F,74M,74Rの周囲に非膨張部79を一体に備える。非膨張部79は、前端の前部非膨張部79Aと、中間の中間非膨張部79Bと、後端の後部非膨張部79Cとからなる。
前部非膨張部79Aは、紐状又はバンド状の前ストラップ81を備える。後部非膨張部79Bは、紐状又はバンド状の後ストラップ82、及びスリット83を備える。
図3において、86F,86Rは前後2個のインナチューブ73F,73Rに各々開けた噴出孔である。
図4は本発明に係る車両用乗員保護装置の要部拡大図であり、図2に概ね対応させて表した。図5は図4の5−5線断面図である。
図5において、車両用乗員保護装置50の収納構造を更に詳しく説明する。上述したように車体20は、ルーフ26における側部コーナ26aで車室11側にルーフ空間部S1を有し、このルーフ空間部S1にインフレータ51、供給管52、折り畳んだ状態のルーフサイドエアバッグ53を収納したものである。
ここで、ルーフ空間部S1は、ルーフ26における側部コーナ26aと、ルーフ26の内張りとなるルーフライニング84との間に形成されたスペースである。
図4に示すように、車体前後方向に細長いインフレータ51は、前側先端のガス出口51aから供給管52を車体前方(図4の左側)へ延ばしたものである。このようなインフレータ51及び供給管52は、折り畳んだ状態のルーフサイドエアバッグ53に概ね沿わせて配置することになる。供給管52の前端は、ルーフサイドエアバッグ53のガス入口部71F,71Rに接続した構成である。
図5に示すように、ルーフサイドエアバッグ53は渦巻状に折り畳まれた(巻かれた)状態では、布製筒状のバッグカバー91によって包まれた収納状態である。なお、バッグカバー91は、ミシン目等の切れ目を有しており、ルーフサイドエアバッグ53が膨張したときの力で容易に開くことができる。
このように折り畳まれた状態のルーフサイドエアバッグ53は、バッグ用ブラケット92によってルーフサイドレール25に取り付けることができる。
一方、図4及び図5に示すように、インフレータ51は、インフレータ用ブラケット93によってルーフサイドレール25に取り付けることができる。また、供給管52は、供給管用ブラケット94によってルーフサイドレール25に取り付けることができる。
図4及び図5に示すように、バッグ用ブラケット92は、鋼板の折り曲げ成形品であり、バッグカバー91で包まれたルーフサイドエアバッグ53を挟み込むように保持するフォーク状の本体部92aと、本体部92aからルーフサイドレール25に沿って上方へ延びる板状の取付部92bとからなる。
一方、供給管用ブラケット94は、鋼板の折り曲げ成形品であり、供給管52に溶接等で固定した本体部94aと、本体部94aからバッグ用ブラケット92側へ延びた板状の取付部94bとからなる。
これらの取付部92b,94bをルーフサイドレール25に重ねて、各取付部92b,94bをルーフサイドレール25に1個のボルト95にて固定することにより、車体20に各ブラケット92,94をボルト95の共締めにより取付けることができる。この結果、供給管52とルーフサイドエアバッグ53とを、車体20にボルト95の共締めにより取付けることができる。
バッグ用ブラケット92と供給管用ブラケット94とボルト95との組合せ構造は、車体20に対する固定機構64を成す。
図5に示すインフレータ用ブラケット93も、供給管用ブラケット94と同様の構成である。このため、車体20に各ブラケット92,93をボルト95の共締めにより取付けることができる。この結果、インフレータ51とルーフサイドエアバッグ53とを、車体20にボルト95の共締めにより取付けることができる。
バッグ用ブラケット92とインフレータ用ブラケット93とボルト95との組合せ構造は、車体20に対する固定機構65を成す。
以上の説明から明らかなように、車両用乗員保護装置50は、インフレータ51からルーフサイドエアバッグ53にガスを供給する供給管52を、車体前後方向に延ばして、ルーフサイドエアバッグ53に並列に配置するとともに、インフレータ51及びルーフサイドエアバッグ53と共にルーフ空間部S1に収納し、インフレータ51並びに供給管52の少なくとも一方と、ルーフサイドエアバッグ53とを、車体20にボルト95,95の共締めにより取付けたものである。
インフレータ51に対してルーフサイドエアバッグ53を、より適切な位置に合わせた状態で、車体20に取付けることができるこのため、インフレータ51に対して、ルーフサイドエアバッグ53が捩れた状態で固定されることはない。従って、インフレータ51のガスをルーフサイドエアバッグ53に適切に供給して、ルーフサイドエアバッグ53を、より適切に且つ安定して膨張・展開させることができる。
さらには、インフレータ51並びに供給管52の少なくとも一方と、ルーフサイドエアバッグ53とを、車体20にボルト95,95の共締めにより取付けたので、その分、車体20に対する取付け箇所を低減することができる。従って、車体20に対するインフレータ51及びルーフサイドエアバッグ53の取付け部品数を低減し、且つ取付け工数を低減することができ、容易に取付けることができる。
図6は本発明に係るルーフサイドエアバッグのガス入口部周りの側面図であり、図3に対応させて表した。図7は図6の7−7線断面図である。
図6及び図7に示すように、ルーフサイドエアバッグ53は、このバッグ53における車室前後方向の略中央に配置した前後2個のガス入口部71F,71Rと、これら2個のガス入口部71F,71Rにおける各近傍同士を連結したブリッジ部87とを、備えたことを特徴とする。
前後2個のガス入口部71F,71Rは、互いに向かい合わせて前後1列に配置したものである。上述のように、供給管52は、ルーフサイドエアバッグ53に対し平行に配置して、車室前方にバッグ53中央まで延び、その前端を屈曲させてガス入口部71F,71R側へ向かって垂下部52aを延ばし、その先端に二股状に分岐した前後2個の接続管部52b,52bを設けることで、供給管52のガス供給先端部分を、垂下部52aと2個の接続管部52b,52bとで略T字状に形成したものである。
図6に示すように、バッグ53中央部において、前後のガス主流路72F,72Rは端部が前後に互いに一定距離だけ離れており、この離れた切り欠き状の凹部101を、バッグ本体部分(非膨出部分)にて繋がった構成である。
図6及び図7に示すように、前後のガス入口部71F,71Rは、ガス主流路72F,72Rの中央側の端部を、細長い管状に形成したものであり、これらの管の中にインナチューブ73F,73Rの端部を、気密性を有して嵌合している。このため、ガス入口部71F,71Rは、ガス主流路72F,72Rの細長い管とインナチューブ73F,73Rの端部との二重管であり、車室前後方向(図6の左右方向)に同心に配列することになる。
前後に延びる2個の接続管部52b,52bを、ガス入口部71F,71Rに差し込んでバンド102,102にて止めることで、互いに連結することができる。
インナチューブ73F,73Rは、気密性を有した布製等の、柔軟性を有するシートを管状に丸めて縫製することで形成した直管であって、この直管の縁に鋼製の丸棒からなるロッド103L,103Rを芯金として沿わせた構成である。
ところで、凹部101は切り欠き状であるから、一端側が開放している。ブリッジ部87は、凹部101の開放端同士を連結したものである。より具体的には、ガス主流路72F,72Rのうち、ガス入口部71F,71Rの基端部分又はその近傍をブリッジ部87にて繋いだ。このようなブリッジ部87は、例えば、ガス主流路72F,72Rを成すシートにおける、縁の一部を延長した一定幅の帯にて構成すればよい。
次に、上記構成のブリッジ部87の作用について、図6及び図8に基づき説明する。
図8は比較例のルーフサイドエアバッグのガス入口部周りの側面図であり、図6に対応させて表した。
図8に示す比較例の車両用乗員保護装置50Aは、ルーフサイドエアバッグ53Aの2個のガス入口部71F,71Rにおける各近傍同士をブリッジ部87(図6参照)にて連結していない構成である。このような、比較例のルーフサイドエアバッグ53Aは、略中央に前後2個のガス入口部71F,71Rを設けたことにより、ガス入口部71F,71R周りが前部と後部とで分離することになる。このため、ルーフサイドエアバッグ53Aを折り畳む作業時に、中央付近で(特に、ガス主流路72F,72Rで)前後が互いに捩れる心配があるので、改良の余地がある。
これに対し本発明では、図6及び図7に示すように、2個のガス入口部71F,71Rにおける各近傍同士をブリッジ部87にて連結したので、ルーフサイドエアバッグ53を折り畳む作業時に、中央付近で前後が互いに捩れることを、ブリッジ部87にて防止することができる。
このため、ルーフサイドエアバッグ53を十分に適切な状態に折り畳んで、ルーフ空間部S1(図1参照)に収納することができる。従って、インフレータ51が発生したガスによって、ルーフサイドエアバッグ53を一層確実に膨張させ展開させることができる。
次に、上記構成のルーフサイドエアバッグ53の作用について、図1、図3及び図9に基づき説明する。
図9(a)〜(c)は車両用乗員保護装置の作用図である。(a)は実施例の車両用乗員保護装置50の作動開始時を示す。(b)は実施例の車両用乗員保護装置50の作動途中を示す。(c)は比較例の車両用乗員保護装置50Bの作動途中を示す。
図9(c)に示す比較例の車両用乗員保護装置50Bは、ルーフサイドエアバッグ53Bにおける複数の膨張部75x・・・を前後1列に配列したものである。複数の膨張部75x・・・のうち、最も前の膨張部75xはピラーガーニッシュ54を破りつつ膨張することになる。このときに、最も前の膨張部75xのガス圧が大きいと、ルーフサイドエアバッグ53を膨張・展開させたときに、ルーフサイドエアバッグ53からフロントピラーのピラーガーニッシュ54に過大な荷重が作用し得る。
これに対して図3に示す実施例においては、インフレータ51(図3参照)が発生したガスは、車室前後方向の略中央に配置されたガス入口部71F,71Rを介してガス主流路72F,72Rに流入し、ガス主流路72F,72Rから更に前部バッグ部74F、中間バッグ部74M及び後部バッグ部74Rへ概ね均等に流れる。
この結果、折り畳まれている各バッグ部74F,74M,74Rは、膨張しつつ図1に示すようにサイドガラス31〜33に沿って車室11側へ展開する。従って、前後3席12〜14に座っている全乗員Maを、確実に且つ十分に保護することができる。
さらには、図9(a),(b)の矢印に示すように、前のガス主流路72Fから前部バッグ部74Fへ流入したガスは、下方へ向かった後に前上方へ折り返す方向に流れることができる。
詳しくは、図9(a)の矢印G1,G2に示すように、ガスが前部バッグ部74Fへ流入し始めた時点では、折り畳まれている前部バッグ部74Fは、下方へ向かうガスによって、下方へ押し広げられつつ、中間膨張部75b及び後部膨張部75cだけが膨張して展開する。例えば、前部バッグ部74Fのうち、ピラー空間部S2に折り畳まれている部分は、ピラーガーニッシュ54を破断して車室11内に展開し始める。この時点では、膨張部75a〜75cのうち、前部バッグ部74Fにおける前部膨張部75aのガス圧は極めて小さい。
従って、前部バッグ部74Fが車室11内に展開し始めた時点で、前部バッグ部74Fからピラーガーニッシュ54に過大な荷重が作用することはない。
その後、図9(b)に示すように、ガスが前上方へ折り返す方向(矢印G3)に流れ始めた時点から、75a〜75cのうち、前部バッグ部74Fにおける前部膨張部75aの前上部の部分がガス圧によって、膨張し始める。ピラー空間部S2から前部バッグ部74Fが車室11内に展開した後に、前部膨張部75aの前上部の部分が膨張するので、ピラーガーニッシュ54に過大な荷重が作用することはない。
このようにして、ルーフサイドエアバッグ53を膨張・展開させたときに、ルーフサイドエアバッグ53からピラーガーニッシュ54に、過大な荷重が作用することを防止できる。
しかも、車室前後方向の略中央に前のガス入口部71Fを配置したので、前のガス入口部71Fから前部バッグ部74Fまでのガス流入経路を短くすることができ、ガス流入経路の圧力損失を低減することができる。この結果、前部バッグ部74Fを車室11内に膨張し展開させるのに十分なガス圧を、確保することができる。従って、前後3席12〜14(図1参照)に座っている全乗員を、より一層十分に保護することができる。
なお、本発明は実施の形態では、インフレータ51並びに供給管52の少なくとも一方と、ルーフサイドエアバッグ53とを、車体20にボルト95,95の共締めにより取付けた構成であればよい。
本発明の車両用乗員保護装置50は、車両10の側部へ衝撃力を受けたときに乗員Maの頭部Heを保護することができるので、乗用車等の車両に好適である。
本発明に係る車両を車室側から見た側面図である。 本発明に係る車両用乗員保護装置を車室側から見た斜視図である。 本発明に係るルーフサイドエアバッグを展開した状態の車両用乗員保護装置を車室側から見た側面図である。 本発明に係る車両用乗員保護装置の要部拡大図である。 図4の5−5線断面図である。 本発明に係るルーフサイドエアバッグのガス入口部周りの側面図である。 図6の7−7線断面図である。 比較例のルーフサイドエアバッグのガス入口部周りの側面図である。 車両用乗員保護装置の作用図である。
符号の説明
10…車両、11…車室、12…前部座席、13…中間座席、14…後部座席、20…車体、21…フロントピラー、26…ルーフ、26a…ルーフにおける側部コーナ、31〜33…サイドガラス、50…車両用乗員保護装置、51…インフレータ、52…供給管、53…ルーフサイドエアバッグ、54…ピラーガーニッシュ、71F,71R…ガス入口部、72F,72R…ガス主流路、74F…前部バッグ部、74M…中間バッグ部、74R…後部バッグ部、Ma…乗員、He…頭部、S1…ルーフ空間部、S2…ピラー空間部。

Claims (1)

  1. 車室(11)に前部座席(12)と中間座席(13)と後部座席(14)の前後3席を設けた車両(10)のための車両用乗員保護装置(50)であって、車体(20)の前部に設けられたフロントピラー(21)の車室(11)側に、一定のピラー空間部(S2)を有してピラーガーニッシュ(54)を取付け、また、ルーフ(26)の側部コーナ(26a)で車室(11)側に、車室(11)前後方向に細長い一定のルーフ空間部(S1)を設け、これらのピラー空間部(S2)並びにルーフ空間部(S1)にルーフサイドエアバッグ(53)を収納し、インフレータ(51)が発生したガスにより、ルーフサイドエアバッグ(53)をサイドガラス(31,32,33)に沿って車室(11)側へ膨張させることで、前後3席(12,13,14)の各乗員を保護するようにした車両用乗員保護装置(50)において、
    前記ルーフサイドエアバッグ(53)は、前記インフレータ(51)からガスの供給を受けるべく車室(11)前後方向の略中央に配置したガス入口部(71F,71R)と、このガス入口部(71F,71R)から前記ルーフ空間部(S1)に沿って車室(11)前後方向に延びたガス主流路(72F,72R)と、このガス主流路(72F,72R)に通してガス入口部(71F,71R)に一端を連通したインナチューブ(73F,73R)と、前記前部座席(12)に対応する位置で膨張する前部バッグ部(74F)と、前記中間座席(13)に対応する位置で膨張する中間バッグ部(74M)と、前記後部座席(14)に対応する位置で膨張する後部バッグ部(74R)とを備え、
    前記ガス入口部(71F,71R)は、ガス主流路(72F,72R)の中央側の端部を細長い管状に形成したものであり、これらの管の中にインナーチューブ(73F,73R)の端部を気密性を有するように嵌合し、ガス入口部(71F,71R)をガス主流路(72F,72R)の細長い管とインナーチューブ(73F,73R)の二重管で構成し、車室前後方向に同心に配列し、
    前記インナーチューブ(73F,73R)は、気密性を有した布製等の柔軟性を有するシートを管状に丸めて縫製することで形成した直管であって、この直管の縁に鋼製の丸棒からなるロッド(103L,103R)を芯金として沿わせた構成であり、
    これらの各バッグ部(74F,74M,74R)に前記ガス主流路(72F,72R)を介してインナチューブ(73F,73R)を連通させ、
    前記前部バッグ部(74F)は、前記サイドガラス(31)に沿って前記車室(11)側へ膨張するときに、前記インナチューブ(73F)から前記ガス主流路(72F)を介して流入するガスが、下方へ向かった後に前上方へ折り返す方向に流れるように膨張部(75a,75b)を構成するとともに、この膨張部(75a,75b)の後に隣接した後部膨張部(75c)を有しており、前記インナチューブ(73F)には噴出孔(86F)を有している、
    ことを特徴とした車両用乗員保護装置(50)。
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