JP4325990B2 - 木材破砕装置 - Google Patents

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この発明は、木材を破砕するための木材破砕装置に関するものである。
木材を破砕するための木材破砕装置として、自走式の木材破砕装置(木材破砕機械)がある(例えば、特許文献1参照)。この自走式の木材破砕装置は、図9に示すように、回転式破砕機(破砕体)61と、軸心廻りに回転して回転式破砕体61に木材を供給するタブ(回転式タブ)62とを備えたものである。なお、上記タブ62及び回転式破砕体61等は機体63に付設され、また、この機体63には走行体64が付設されている。そして、タブ62の上部にはホッパ68が付設され、このホッパ68に木材を投入することによって、タブ62内に木材が供給される。これにより、木材を回転式破砕体61にて破砕して、その破砕物をこの回転式破砕体61の下方に供給して、搬送コンベア65にて外部へ排出するものである。
ところで、上記特許文献1に記載の自走式の木材破砕機械では、機体63の後方側に、エンジン囲い体70を配置して、上記エンジンが収納されるエンジン室71を設けている。また、エンジン室71の隣には、各種機器が収納される機器収納室(機器収納部)73が設けられている。この収納室73は機体63に機器カバー体72を配置して形成している。
そして、上記木材破砕機械では、エンジン囲い体70の上部には、エンジンフードとしての蓋部材74が付設されると共に、このエンジン囲い体70の後方開口部が後面カバー75にて塞がれている。この場合、搬送コンベア65が突出している方を前方と呼び、搬送コンベア65が突出していない方を後方と呼ぶ。そして、上壁部77と側壁部78等にて外装カバーを構成し、この上壁部77と側壁部78との間に、図10に示すように、上方に向かって開口する隙間79が設けられる。すなわち、上壁部77は、上面壁77aとこの外周縁から垂下される垂下壁77bとからなり、側壁部78は後面カバー75からなる。この隙間79は上記図9のA部において形成される。また、エンジン囲い体70には、エンジン室71の点検用開口部が設けられ、図11のように、この開口部にはドア80が付設されている。この場合、エンジン囲い体70の上面カバー70aにて構成される上壁部77と、ドア80にて構成される側壁部78との間に、上方に向かって開口する隙間81が設けられる。
特開2002−192969号公報(第4−5頁、図1)
ところで、破砕時(特に、タブ62内において木材が少ない時)には、破砕片(破砕物)の一部が回転式タブ62及びホッパ68を通過して、外部へ飛散する。このため、上記したように隙間79、81を有していれば、飛散した破砕片(破砕物)が隙間79、81からエンジン室71内に入り込むことになる。エンジン室71に破砕物(木材粉)が侵入すれば、このエンジン室71に収納されたエンジンや冷却用ファン等に対して悪影響を与え、これらが故障したり、オーバーヒートしたり、損傷したりするおそれがある。さらに、このようにエンジン室71等に破砕物に侵入すれば、破砕物が堆積して、腐敗する場合があり、腐敗すれば、衛生上好ましくないと共に、腐敗臭が発生する。しかも、破砕物が木材粉であるために、この堆積粉は水分を含んでおり、この水分によって、エンジン室71等内の金属部品の腐食が促進される。さらに、エンジン室点検用の開口部のドア80の上部に破砕物(木材粉)に溜まる場合もある。このようなときに、ドア80を開ければ、ドア上部に溜まった破砕物が落下して、作業者の衣服等を汚すおそれがある。
また、上記図9のB部においては、図12に示すように外装カバー82を上面カバー83a、83bにて構成しており、上面カバー83a、83bとの間に隙間84が生じる。このため、隙間84にウレタン樹脂等からなる介装部材85を詰めて内部に破砕物が侵入しないようにする場合があった。しかしながら、介装部材85を装着する場合では、カバー脱着時に介装部材85を傷めたり、この経年劣化により介装部材85自体が傷んだり、介装部材85の上面カバー接着部においてはがれが生じたりするおそれがある。そのため、内部への破砕物の侵入を長期にわたって安定して防止することができない。
さらに、外装カバー82の上面カバー83a、83bを、図13に示すように、機体63に設けられるフレーム86に取付ける場合がある。すなわち、上下方向のフレーム86に横方向のフレーム87a、87bを取付け、一方のフレーム87aに一方の上面カバー83aの端部を載置状として、ボルト部材とナット部材とからなる固着具88を介してこのフレーム87aに上面カバー83aの端部を取付けると共に、他方のフレーム87bに他方の上面カバー83bの端部を載置状として、固着具88を介してこのフレーム87bに上面カバー83bの端部を取付けている。
このため、図13のように機体63に設けられるフレーム86を利用した場合、横方向のフレーム87a、87bを必要とする。ところで、この外装カバー82が、例えば、この木材破砕装置を駆動させるための油圧回路における操作弁等が収納される機器収納部の上壁部を構成するものであれば、上面カバー83a、83bを外して、この機器収納部内を点検する必要がある。しかしながら、このような点検の際には、横方向のフレーム87a、87bのために操作弁、及びこの近傍での点検作業が極めて行い難く、作業性に劣ることになる。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、エンジン室等の装置内部への破砕物(木材粉)の侵入を防止できて、破砕物によるエンジン等への悪影響を回避することが可能な木材破砕装置を提供することにある。
請求項の木材破砕装置は、木材を破砕機1にて破砕する木材破砕装置において、端部E1、E2同士が接合される一対の上面カバー44、44を有する外装カバー42を備え、一方の上面カバー44の端部E1は、略水平方向第1部46と、この略水平方向第1部46の先端から上下方向に延びる上下方向部47と、この上下方向部47の下端から他方の上面カバー44側に延びる略水平方向第2部48とを有し、一方の上面カバー44の略水平方向第1部46の上面に他方の上面カバー44の端部E2を重ね合せたことを特徴としている。
上記請求項の木材破砕装置では、一方の上面カバー44の略水平方向第1部46の上面に他方の上面カバー44の端部E2を重ね合せたので、端部E1、E2同士が接合される一対の上面カバー44、44間に、上方に向かって開口する開口部が生じない。このため、一対の上面カバー44、44の接合部において、上方からの破砕物の装置内部への侵入を防止できる。しかも、一方の上面カバー44の端部E1は、略水平方向第1部46と、この略水平方向第1部46の先端から上下方向に延びる上下方向部47と、この上下方向部47の下端から他方の上面カバー44側に延びる略水平方向第2部48とを有するものであり、強度上優れ、他方の上面カバー44の端部E2が一方の上面カバー44の略水平方向第1部46に重ね合わされた際には、他方の上面カバー44の端部E2を安定して受けることができる。すなわち、この一対の上面カバー44に接合部において、ウレタン樹脂等からなる介在部材や横方向のフレームを必要としない。
請求項の木材破砕装置によれば、端部同士が接合される一対の上面カバー間に、上方に向かって開口する開口部が生じないので、破砕物の装置内部内への上方からの侵入を防止することができる。このため、装置内部での破砕物の堆積を回避することができ、装置内部の破砕物の水分による機器の腐食を防止できて、長期にわたって破砕作業を安定して行うことができる。また、装置内部での破砕物の腐敗による悪臭の発生を防止でき、この木材破砕装置の近くの作業者は快適に作業を行うことができる。しかも、他方の上面カバーの端部が一方の上面カバーの略水平方向第1部に重ね合わされた際には、他方の上面カバーの端部を安定して受けることができる。このため、このウレタン樹脂等の介装部材を必要とせず、カバー脱着時の取り扱いが容易となると共に、破砕物の侵入防止性の信頼性が向上する。また、強度上優れ、横方向のフレーム等を設けることなく、一対の上面カバーの端部同士を安定して接合することができるので、上面カバーを取外して装置内部の操作弁等を点検する場合の点検作業性が向上する。
次に、この発明の木材破砕装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は木材破砕装置の側面図であり、図2はその背面図である。この木材破砕装置は自走式であって、回転式破砕機(破砕体)1と、軸心廻りに回転して回転式破砕機1に木材を供給する略円筒状のタブ(回転式タブ)2とを備えたものである。そして、上記タブ2及び回転式破砕機1等は機体3に付設され、この機体3には走行体4が付設されている。また、タブ2の上部にはホッパ5が付設され、このホッパ5に木材を投入することによって、タブ2内に木材が供給される。これにより、木材を回転式破砕体1にて破砕して、その破砕物(破砕片)をこの回転式破砕体1の下方に供給して、搬送コンベア6にて外部へ排出するものである。なお、この木材破砕装置においては、走行体4を履帯式としたが、タイヤ式であってもよい。また、走行体4を設けずに定置式としたり、可搬式の木材破砕装置としたりしてもよい。
この場合、機体3の後方側において、タブ2は図示省略の駆動機構にてその軸心廻りに回転可能とされ、また、ホッパ5は機体3から立設された支柱7・・に支持され、その下端部がタブ2の上端部に遊嵌状に外嵌されている。そして、タブ2の下部側に上記破砕機1が配設されている。ここで、搬送コンベア6が突出している方を前方と呼び、搬送コンベア6が突出していない方を後方と呼ぶ。なお、ホッパ5はその投入口8が水平面に対して傾斜しており、さらに、この投入口8には一部を覆う飛散防止カバー9が付設されている。
積込機械(図示省略)等にてホッパ5の投入口8に木材(被破砕物)を投入すると、木材は回転しているタブ2に投入され、この回転しているタブ2によって破砕機1に導入される。そして、破砕機1にて木材が破砕され、所定粒度以下の破砕片(木材片)が、図示省略のスクリーンを介して、上記したように、搬送コンベア6に供給されて外部へ排出される。また、破砕時に破砕片の一部が上方へ飛散するが、その上方へ飛散した破砕片は飛散防止カバー9に衝突してホッパ5からの外部への飛散を防止している。
ところで、機体3の前方側には、図示省略のエンジン等が収納されるエンジン室10が設けられ、このエンジン室10よりも後方側に機器収納部11が設けられている。すなわち、機体3にエンジン囲い体12が配置され、このエンジン囲い体12の内部をもってエンジン室10が構成される。また、図1と図3と図4に示すように、エンジン囲い体12は、囲い本体13と、この囲い本体13の上壁14の開口部を塞ぐ外カバー15と、囲い本体13の一方の側方に付設される側方カバー16とを備える。そして、囲い本体13には側カバー16と反対側の他方の側方に図3に示すように、点検用開口部18が形成され、この点検用開口部18がドア20にて塞がれている。
ドア20はその前端部20aが、囲い本体13の枠体21の一方(ドア側)の前端縦枠22に図示省略のヒンジ機構を介して揺動可能に枢結されている。そして、このドア20は、図5に示すように、その上端部23が内方へ湾曲し、さらにその上端縁部23aが略水平状に形成されている。また、囲い本体13の上壁14にはカバー部材24がボルト部材17とナット部材19とからなる固定具38にて付設されている。このカバー部材24は、その両側端部が下方に垂下した垂下部24a、24bが形成された平板体からなり、枠体21を前後方向に連結する連結部25に取付けられる。連結部25は水平片部25aと傾斜片部25bとからなり、水平片部25aを枠体21の水平方向部26に重ね合わせて、連結部25のナット部材28に、カバー部材24及びスペーサ部39に挿通されるボルト部材27を螺着することによって、カバー部材24を枠体21に取付けている。
この際、ドア20の上端縁部23aと、カバー部材24の外方の垂下部24aとが上下にラップしている。すなわち、カバー部材24の垂下部24aにて上端縁部23aを上方から覆っている。また、カバー部材24の垂下部24aの近傍にはこの垂下部24aの沿って垂下壁部29が設けられ、ドア20の上端縁部23aと、カバー部材24の垂下部24aとで構成される横方向に開口する隙間Sをカバー部材24の内部側から覆っている。ところで、エンジン囲い体12とドア20等を外装カバー30と呼ぶことができ、この外装カバー30は、囲い本体13の上壁14にて構成する上壁部31と、ドア20にて構成することができる略鉛直壁部32とを有することになって、この上壁部31(上壁14)と略鉛直壁部32(ドア20)との間の境部に、破砕物(破砕片)の装置内部内への上方からの侵入を防止する重ね合せ構造33を設けたことになる。
すなわち、破砕作業等において、飛散防止カバー9にてすべての破砕物(破砕片)のホッパ5からの外部へ飛散を防止できるものではなく、一部の破砕物がホッパ5の投入口8から外部へ飛散する。この場合、破砕物は上方に向かって飛散するので、この上方へ飛散した破砕物がこの装置に落下する。また、被破砕物である木材の積込時(投入時)等における埃もこの装置近傍に浮遊しているので、このような埃もこの装置内に落下するおそれがある。しかしながら、この装置では、上壁部31(上壁14)と略鉛直壁部32(ドア20)との間において、上方に向かって開口する隙間が設けられず、上方から落下する破砕物等(この場合、破砕物及び埃)が装置内部(この場合、エンジン室10)への侵入を防止することができる。この場合、カバー部材24の一方(ドア側)の垂下部24aはいわゆる庇部37を構成し、しかも、下方に垂下しており、この庇部37上に上方からの破砕物(木材片)等が溜まらない。また、カバー部材24の垂下部24aの近傍にはこの垂下部24aの沿って垂下壁部29が設けられているので、破砕物等の装置内部への横方向からの侵入を防止するラビリンス部34を設けたことになる。このため、装置内部への破砕物等の侵入を一層防止することができる。
ところで、エンジン室10の前方側には前面カバー35が設けられている。このため、図6に示すように、エンジン囲い体12の外カバー15と前面カバー35との上面との間の境部に、重ね合せ構造33を設けている。この場合、囲い本体13の上壁14に延設部36を設け、この延設部36を前面カバー35側に突出させている。また、延設部36はその先端部には前面カバー35側に向かって順次下方へ傾斜した庇部37を備える。すなわち、この場合も、エンジン囲い体12と前面カバー35等を外装カバー30と呼べば、囲い本体13の上壁14が上記上壁部31となり、前面カバー35が上記略鉛直壁部32となる。したがって、上壁部31と略鉛直壁部32との間の境部において、上方に向かって開口する開口部が設けられず、上方から破砕物等が上方から飛散したとしても、この上方からの破砕物等の装置内部(エンジン室10)への侵入を防止することができる。しかも、延設部36の先端部には前面カバー35側に向かって順次下方へ傾斜した庇部37を備えるので、上方から飛散した破砕物(木材粉)等はこの庇部37に溜まり難く、下方へ落下していくことになる。
上記機器収納部11は、図1に示すように、機体3に設けられる機器囲い体41にて構成され、その外装カバー42の上壁43は、図7と図8に示すように、複数の上面カバー44・・にて構成される。この場合、まず、エンジン囲い体12側の上面カバー44aとその隣の上面カバー44bについて説明する。一方(前方側)の上面カバー44aの端部(後端部)E1は、略水平方向第1部46と、この略水平方向第1部46の先端から上下方向に延びる上下方向部47と、この上下方向部47の下端から他方の上面カバー44b側に延びる略水平方向第2部48とを有し、一方の上面カバー44aの略水平方向第1部46の上面に他方の上面カバー44bの端部(前端部)E2を重ね合わせている。そして、この重ね合せ部50において、ボルト部材51とナット部材52とからなる固定具53にて、上面カバー44a、44bの端部E1、E2を連結している。
また、上面カバー44bと、これより後方の上面カバー44cとについて説明すれば、この場合、上面カバー44bが一方の上面カバーとなり、上面カバー44cが他方の上面カバーになる。このため、上面カバー44bの後端部E1に、略水平方向第1部46と、この略水平方向第1部46の先端から上下方向に延びる上下方向部47と、この上下方向部47の下端から他方の上面カバー44b側に延びる略水平方向第2部48とを有する。そして、上面カバー44bの略水平方向第1部46の上面に上面カバー44cの端部(前端部)E2を重ね合わせ、この重ね合せ部50において固定具53にて、上面カバー44b、44cの端部E1、E2を連結している。なお、各上面カバー44の下面には、前後方向と直交する方向である左右方向(横方向)の補強部材55が付設されている。すなわち、この補強部材55は、断面扁平略U字状の本体部55aと、この本体部55aに連設された鍔部55b、55bとからなり、鍔部55b、55bが上面カバー44の下面に溶接等の固着手段にて固着されている。
このため、一方の上面カバー44の略水平方向第1部46の上面に他方の上面カバー44の端部E2を重ね合せたので、端部E1、E2同士が接合される一対の上面カバー44、44間に、上方に向かって開口する開口部が生じない。すなわち、一対の上面カバー44、44の接合部において、上方からの破砕物等の装置内部への侵入を防止できる。しかも、一方の上面カバー44の端部E1は、略水平方向第1部46と、この略水平方向第1部46の先端から上下方向に延びる上下方向部47と、この上下方向部47の下端から他方の上面カバー44側に延びる略水平方向第2部48とを有するものであり、強度上優れ、他方の上面カバー44の端部E2が一方の上面カバー44の略水平方向第1部46に重ね合わされた際には、他方の上面カバー44の端部E2を安定して受けることができる。すなわち、この一対の上面カバー44、44に接合部において、ウレタン樹脂等からなる介在部材や横方向のフレームを必要としない。
上記木材破砕装置では、上記重ね合せ構造33により、破砕物等の装置内部への上方からの侵入を防止することができる。このため、装置内部での破砕物等の堆積を回避することができ、破砕物等の水分による金属部分(装置内部の各種機器や外装カバー自体等)の腐食を防止できて、長期にわたって破砕作業を安定して行うことができる。また、装置内部での破砕物等の腐敗による悪臭の発生を防止でき、この木材破砕装置の近くの作業者は快適に作業を行うことができる。
また、重ね合せ構造33としては図5と図6等に示すように簡単な構造であり、低コストにて、破砕物等の装置内部への侵入を安定して防止することができるので、装置内部への破砕物等の侵入防止の信頼性が向上する。さらに、先端部が下方へ傾斜した庇部37を有するものであれば、庇部37上に破砕物等が溜まらず、装置内部へ侵入するのを防止できる。例えば、図5に示すように、略鉛直壁部32がエンジン室点検用の開口部18のドア20である場合に、庇部37上に破砕物等が溜まらないので、このドア20を開いた際に、破砕物等が落下しない。このため、エンジン室10を点検する際に作業者が破砕物等にて汚れることを防止できる。特に、図5に示すように、ラビリンス部34を有するものであれば、装置内部への破砕物等の侵入を一層防止することができる。これにより、装置内部への破砕物等の侵入防止の信頼性が確実に向上する。
図7と図8に示すように、端部E、E同士が接合される一対の上面カバー44、44間に、上方に向かって開口する開口部が生じないので、破砕物等の装置内部内への上方からの侵入を防止することができる。このため、装置内部での破砕物等の堆積を回避することができ、装置内部の破砕物等の水分による機器の腐食を防止できて、長期にわたって破砕作業を安定して行うことができる。また、装置内部での破砕物等の腐敗による悪臭の発生を防止でき、この木材破砕装置の近くの作業者は快適に作業を行うことができる。しかも、ウレタン樹脂等の介装部材を必要とせず、カバー脱着時の取り扱いが容易となると共に、破砕物等の侵入防止性の信頼性が向上する。また、横方向のフレームを設けることなく、一対の上面カバー44、44の端部E、E同士を安定して接合することができるので、上面カバー44を取外して装置内部の操作弁等を点検する場合の点検作業性が向上する。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、重ね合せ構造33としては、図5や図6に示した部位(位置)に限るものではなく、従来において上方に開口する開口部が形成されていた部位に設けることができる。また、図4において、その重ね合せ構造33は、上壁部31である上壁14が上方に位置し、略鉛直壁部32であるドア20の上端縁部23aが下方に位置しているが、逆に、上端縁部23aが上方に位置し、上壁14が下方に位置するようにしてもよい。さらに、上記図5において、カバー部材24を使用して重ね合せ構造33を構成していたが、このようなカバー部材24を使用することなく、上壁14をドア20側に延設して、このような重ね合せ構造33を構成してもよい。また、上記図7における外装カバー42は、複数枚の上面カバー44を使用するものであるが、この上面カバー44の数としても増減可能である。
この発明の木材破砕装置の実施形態を示す側面図である。 上記木材破砕装置の背面図である。 上記木材破砕装置の前方側からの要部簡略斜視図である。 上記木材破砕装置の後方側からの要部簡略斜視図である。 上記図3のC部拡大断面図である。 上記図3のD部拡大断面図である。 上記木材破砕装置の機器収納部を構成する外装カバーの拡大断面図である。 上記外装カバーの斜視図である。 従来の木材破砕装置の側面図である。 上記図9のA部拡大断面図である 従来の木材破砕装置のエンジン収納室のドアを示す断面図である。 上記図9のB部拡大断面図である。 従来の木材破砕装置の機器収納部を構成する外装カバーの要部断面である。
符号の説明
1・・破砕機、23a・・上端縁部、30・・外装カバー、31・・上壁部、32・・略鉛直壁部、33・・重ね合せ構造、34・・ラビリンス部、42・・外装カバー、44・・上面カバー、E・・端部

Claims (1)

  1. 木材を破砕機(1)にて破砕する木材破砕装置において、端部(E1)(E2)同士が接合される一対の上面カバー(44)(44)を有する外装カバー(42)を備え、一方の上面カバー(44)の端部(E1)は、略水平方向第1部(46)と、この略水平方向第1部(46)の先端から上下方向に延びる上下方向部(47)と、この上下方向部(47)の下端から他方の上面カバー(44)側に延びる略水平方向第2部(48)とを有し、一方の上面カバー(44)の略水平方向第1部(46)の上面に他方の上面カバー(44)の端部(E2)を重ね合せたことを特徴とする木材破砕装置。
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