JP4322893B2 - 無線送信装置及び無線送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、同一の周波数チャネルを用い、異なる複数の送信アンテナより送信し、複数の受信アンテナを用いて信号を受信し、各送受信アンテナ間のチャネル応答行列をもとに受信局側でデータの復調を行うMIMO(Multiple−Input Multiple−Output)通信を用い、複数の送信装置から、同時に一つもしくは複数の通信相手(通信装置)への情報伝達を実現する高速無線アクセスシステムの送信技術に関する。
近年、2.4GHz帯または5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステムとして、IEEE802.11g規格、IEEE802.11a規格などの普及が目覚しい。これらのシステムでは、マルチパスフェージング環境での特性を安定化させるための技術である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用い、最大で54Mbpsの伝送速度を実現している。ただし、ここでの伝送速度とは物理レイヤ上での伝送速度であり、実際にはMAC(Medium Access Control)レイヤでの伝送効率が50〜70%程度であるため、実際のスループットの上限値は30Mbps程度である。一方で、有線LANの世界ではEthernet(登録商標)の100Base−Tインタフェースをはじめ、各家庭にも光ファイバを用いたFTTH(Fiber to the home)の普及から、100Mbpsの高速回線の提供が普及しており、無線LANの世界においても更なる伝送速度の高速化が求められている。
そのための技術としては、MIMO技術が有力である。このMIMO技術とは、送信局側において複数の送信アンテナから同一チャネル上で異なる独立な信号を送信し、受信局側において同じく複数のアンテナを用いて信号を受信し、各送信アンテナ/受信アンテナ間のチャネル応答行列を求め、この行列を用いて送信局側で各アンテナから送信した独立な信号を推定し、データを再生するものである。
図7は伝搬環境に最適となるように送信指向性を制御し、空間多重により伝送速度を向上させる、従来技術における送信部の構成例である。
送信装置のアンテナ素子数をMとし、通信相手である受信装置のアンテナ素子数をMとし、さらに、同周波数帯において送信する通信系列数をLとして、シングルユーザにおいて最適となる指向性制御を示す。
符号900は、データ分割回路、符号901−1〜901−Lは変調回路、符号902は送信信号変換回路、符号903−1〜903−Mは無線部、符号904−1〜904−Mはアンテナ素子、符号905は送信ウエイト演算回路、符号906はチャネル応答行列取得回路を示すものである。
アンテナ素子904−1〜904−M及び無線部903−1〜903−Mは、無線信号の送受信を行うことが可能であり、各アンテナ素子904−1〜904−Mと、他の通信装置の各アンテナ素子との間のチャネル応答行列が、チャネル応答行列取得回路906において推定される。このチャネル応答行列の取得方法の詳細はここでは明記しないが、アンテナ素子904−1〜904−Mにおいて、既知信号の受信を行った際に得られる情報、もしくは受信信号のフィードバック情報に含まれる情報に基づいて、チャネル応答行列の情報が取得される。
このチャネル応答行列の情報は、送信ウエイト演算回路905に入力され、この送信ウエイト演算回路905は、各信号系列のそれぞれのアンテナ素子における送信ウエイトを算出する。
次に、送信用のデータがデータ分割回路900に入力されると、データ分割回路900は、1系統の信号をL系統の信号系列に分割し、それぞれの信号系列を変調回路901−1〜901−Lに入力する。すると、変調回路901−1〜901−Lは、MIMOチャネル推定用のプリアンブル信号等を付与し、変調した後、これら変調された信号を、送信信号変換回路902に入力する。送信信号変換回路902は、送信データと送信ウエイトとを乗算して、無線部903−1〜903−Mに入力する。そして、これら入力された信号がアンテナ素子904−1〜904−Mを介して無線信号として送信される。
チャネル応答行列取得回路906において得られたチャネル応答行列H(Mr×Mt行列)は、下式のように特異値分解により、右側特異行列V(Mr×Mtユニタリ行列)、左側得意行列U(Mr×Mrユニタリ行列)及び固有値√λを対角要素とし、非対角行列を0とする行列D(Mr×Mt行列)に分けることができる。
Figure 0004322893
ここで、Hijは、送信装置のj番目のアンテナから受信装置のi番目のアンテナまでの伝達係数を表している。また、Vijは、送信装置において、j番目の送信ビームに対するi番目のアンテナ素子に適用する送信ウエイトを表している。また、Uijは、受信装置のj番目の送信ビームに対するi番目のアンテナの受信信号に適用する受信重みの複素共役を表している。
ここで、固有値λは、各パスの伝送容量の大きさを表す(λ≧λ・・・≧λMr)。また、上付きの添え字Hは共役複素行列を表す。
このようにして得られたVに基づいて、対応する固有値の大きいものから通信に用いる空間多重数Lだけ列ベクトルを選択して得られる上り送信ウエイトWを、送信装置の送信ウエイトとし、Uから通信に使用するL個の行ベクトルを選択して得られる上り受信ウエイトW’を、受信装置の受信重みとすることで、各信号で特異値λに対応する最大の伝送容量を実現することができる。
なお、WとW’を下式に示す。
Figure 0004322893
Figure 0004322893
L=Mrとした場合では、送信信号S(Mr×1ベクトル)に、送信ウエイトVを用いて送信装置によって送信することで、受信信号X(Mr×1ベクトル)は以下のように表せる。
Figure 0004322893
よって、受信信号Xに、例えばUの共役複素転置行列を乗算することで、それぞれ対応する固有値の平方根が乗算された送信信号Sを得ることができ、各信号は、固有値λだけ熱雑音Nに対する比(SN比)が高くなり、伝送容量が最大となる通信を実現できる。
上記の手段は、単一の通信相手に対する最大の伝送容量を得ることを可能とするが、アンテナ素子数が増大していくと、演算量が膨大となるのに対し、通信速度の増大効果は低下する。
このような問題に対し、複数の送信装置を用い、これら複数の送信装置間の同期を完全にとることで、仮想的に大規模アレーをつくり、下り回線の送信速度を増大させることが考えられる。このとき、送信装置Ma個を用いるものとし、i番目の送信装置のアンテナ素子数をMT(i)、i番目の送信装置と通信相手との間のチャネル応答行列をH(i)とし、全体チャネル応答行列Haを、Ha=(H(1),H(2),・・・,H(Ma))と表すと、特異値分解して得られる右側特異行列Vaを送信ウエイトとし、固有値に基づく電力配分を行うことで、このチャネルでの最大の伝送容量を得ることができる。受信信号X(Mr×1ベクトル)は以下のように表せる。
Figure 0004322893
しかし、実際には、各送信装置間で位相の補償を行うことは非常に難しいため、実際の通信では数式5は以下のように書き直される。
Figure 0004322893
ここで、Q(i)は、exp(jθ(i))を対角要素とするMt(i)×Mt(i)の対角行列である。よって、送信ウエイトは直交性を保てず、通信品質は著しく劣化する。
(Miyashita,K.;Nishimura,t.;Ohgane,T;Ogawa,Y.;Takatori,Y.;Keizo Cho;‘High data−rate transmission with eigenbeam−space division multiplexing(E−SDM) in a MIMO Channel,’ ‘Vehicular Technology Conference,2002.Proseedings.VTC 2002−Fall.2002 IEEE 56th,Volume:3、24−28 Sept.2002 Pages:13 02_1306 Vol.3)
以上の技術を用いれば、完全無相関で与えた伝達係数MIMOチャネル応答行列においては、送受のアンテナ素子数を増加させるほど通信速度を高めることができる。
しかし、実伝搬環境においては、固有値の分布に大きな偏りが生じることや、チャネル間相関などの作用により、その通信速度の増加はアンテナ素子数が増えるほど低下してくることが予想されている。にもかかわらず、送受のアンテナ数を増加させれば、送信及び受信をするために送受の装置に必要とされる演算量は著しく増大する。そのため、装置単体のアンテナ素子を著しく増大させることなく、更なる周波数利用効率の増大を得ることが必要となる。
すなわち、上記の手段は単一の通信相手に対する最大の伝送容量を得ることを可能とするが、アンテナ素子数が増大していけば、演算量が膨大となるのに対し、通信速度の増大効果は低下する。これらに対し、アンテナ素子を増やすのではなく、送信装置を増やし、複数の送信装置同士で同期をとって送信することが考えられるが、送信装置間で位相まで同期をとることは難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、送信装置同士で簡易の同期(タイミング同期)を取るだけで、高速な通信を実現するエリアを拡大することができる無線送信装置及び無線送信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る無線送信方法は、それぞれ複数のアンテナ素子を備え、互いに時間同期のとれた2つ以上の無線装置の中から、送信を行う無線装置を選択し、少なくとも一つの通信相手に対して送信を行う無線送信方法であって、自無線装置と通信相手との間の伝搬環境情報を推定する伝搬環境情報推定ステップと、前記伝搬環境情報推定ステップによって得られた伝搬環境情報のうち少なくとも一部を用いて送信ウエイトを決定する送信ウエイト決定ステップと、各無線装置から入力された送信ウエイト及び伝搬環境情報によって、送信に用いる無線装置、データストリーム数、及び、変調方式や符号化率を有する伝送モードを決定する伝送モード決定ステップと、前記伝送モード決定ステップによって決定されたデータストリーム及び伝送モードに合わせて、入力された送信データを適切な無線装置に振り分ける振り分けステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信方法は、それぞれ複数のアンテナ素子を備え、互いに時間同期のとれた2つ以上の無線装置の中から、送信を行う無線装置を選択し、少なくとも一つの通信相手に対して送信を行う無線送信方法であって、自無線装置と通信相手との間の伝搬環境情報を推定する伝搬環境情報推定ステップと、通信相手の用いている自無線装置以外の無線装置の送信ビームに対応する受信ウエイトを推定する受信ウエイト推定ステップと、前記伝搬環境情報推定ステップによって得られた伝搬環境情報のうち少なくとも一部と通信相手の受信ウエイトとを用いて、ヌル空間伝搬環境情報を推定し、送信ウエイトを決定する送信ウエイト決定ステップと、各無線装置から入力された送信ウエイト及び伝搬環境情報によって、送信に用いる無線装置、データストリーム数、及び、変調方式や符号化率を有する伝送モードを決定する伝送モード決定ステップと、前記伝送モード決定ステップによって決定されたデータストリーム及び伝送モードに合わせて、入力された送信データを適切な無線装置に振り分ける振り分けステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信方法は、請求項2に記載の無線送信方法であって、前記受信ウエイト推定ステップは、前記通信相手から送信された信号の受信信号から、前記通信相手の送信ウエイトを推定し、上り下り回線の対称性から受信ウエイトを推定するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信方法は、請求項2記載の無線送信方法であって、前記受信ウエイト推定ステップは、自無線装置以外の無線装置で推定した伝搬環境情報を用いることによって通信相手の受信ウエイトを推定するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信方法は、請求項1〜4記載の無線送信方法であって、通信相手が複数の場合には、まず各通信相手に対し、最も高い伝送速度を達成できる無線装置を送信用に割り当て、その上で余剰の無線装置を用いてデータストリームを割り振った場合の伝送品質を評価する評価ステップを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信装置は、複数本のアンテナ素子を備えた複数の無線装置と、少なくとも1つの制御装置とを備え、複数の無線装置と少なくとも一つの通信相手のアンテナ素子、もしくはそれらアンテナ素子に形成されるビームにより構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して、少なくとも一つの通信相手に対し、複数のデータストリームを同一周波数チャネル及び同一時刻に空間多重してMIMO通信を行うことが可能な無線通信システムにおいて利用されるものであり、前記制御装置により送信データが振り分けられ、Ma個の無線装置を利用し、L(1)〜L(Ma)個の空間多重により信号を送信する無線送信装置であって、i番目の無線装置において、Mt(i)(Mt(i)≧1:整数)本のアンテナ素子を具備し、前記無線装置は、前記各アンテナ素子に接続され、受信時には受信信号からベースバンド信号に変換し、チャネル情報取得回路に入力し、送信時には送信信号を無線信号としてアンテナ素子から送信を行う無線部と、前記無線部から入力された信号から、1つもしくは複数の通信相手に対するチャネル応答行列を推定し、通信相手と送信信号が決定すると、送信を行う通信相手のチャネル応答行列を送信ウエイト演算回路に入力するチャネル情報取得回路と、前記チャネル情報取得回路から入力されたチャネル応答行列を元に、送信ウエイトを求め、送信ウエイトを用いた際に形成される送信ビームと通信相手との間のビームチャネル応答行列を、データ配分評価回路に入力する送信ウエイト演算回路と、入力された各データストリームに変調を行う変調回路と、前記変調回路により変調された各通信系列に、前記送信ウエイト演算回路により決定された送信ウエイトを乗算し、対応するアンテナ素子に接続された無線部に出力を行う送信信号変換回路と、を備え、前記制御装置は、前記送信ウエイト演算回路から入力されたビームチャネル応答行列を用いて、データストリームの配分と、そのデータストリームに割り当てる伝送モードの決定を行うデータ配分評価回路と、前記データ配分評価回路により決定されたデータストリームの配分及び伝送モードに基づき、入力された送信データをシリアル−パラレル変換し、前記変調回路に入力するデータ分割回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信装置は、請求項6に記載の無線送信装置であって、前記チャネル情報取得回路は、入力された受信信号から、通信相手の無線部から入力された信号からチャネル応答行列、通信相手の送信ウエイト、及び、通信相手の自無線装置の送信ビーム以外に対応する受信ウエイトの推定を行い、前記送信ウエイト演算回路に出力し、前記送信ウエイト演算回路は、入力されたチャネル応答行列と、通信相手の受信ウエイトから、この受信ウエイトと直交するヌル空間受信ウエイトを求め、このヌル空間受信ウエイトとチャネル応答行列から求められるヌル空間チャネル応答行列から、送信ウエイトを決定し、得られたビームチャネル応答行列を前記データ配分評価回路に出力することを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信装置は、請求項6に記載の無線送信装置であって、前記データ配分評価回路は、各無線装置から入力されたビームチャネル応答行列から、データストリームの割り当てを決定する際に、通信相手における受信ウエイトの推定も行い、これらを前記送信ウエイト演算回路に入力し、前記送信ウエイト演算回路は、入力された受信ウエイトの情報から、この受信ウエイトと直交するヌル空間受信ウエイトを求め、このヌル空間受信ウエイトとチャネル応答行列から求められるヌル空間チャネル応答行列から、送信ウエイトを決定し、得られたビームチャネル応答行列をデータ配分評価回路に出力することを特徴とする。
また、本発明に係る無線送信装置は、請求項7又は請求項8に記載の無線送信装置であって、前記送信ウエイト演算回路は、入力された通信相手の受信ウエイト及びチャネル応答行列から、ヌル空間チャネル応答行列を求め、送信ウエイトを決定し、このときこの送信ウエイトに対応する伝送品質の推定を行い、得られたビームチャネル応答行列と、伝送品質の推定結果を前記データ配分評価回路に出力し、前記データ配分評価回路は、入力されたビームチャネル応答行列と、伝送品質の推定結果から、この無線装置の送信ビームを用いるかを判定することを特徴とする。
本発明によれば、送信装置同士で簡易の同期(タイミング同期)を取るだけで、高速な通信を実現するエリアを拡大することができる。
以下、本発明の実施形態における無線送信装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としての無線送信装置を示したものである。
図1において、制御装置に接続された無線装置の数をMa’、送信時に選択された無線装置の数をMa、i番目の無線装置のアンテナ素子数をMt(i)、i番目の無線装置で用いるデータストリーム数をL(j),j番目の通信相手のアンテナ素子数をMr(j)とする。また、これら接続された無線装置は、時間同期がとれているものとする。
無線送信装置は、複数の無線装置1−100〜1−Ma00と、これら複数の無線装置1−100〜1−Ma00のそれぞれに接続された制御装置1−000とを備えている。
なお、複数の無線装置1−100〜1−Ma00の構成はほぼ同一であるので、ここでは代表として一つの無線装置1−100について説明する。
制御装置1−000は、データ配分評価回路1−002と、送信するデータが入力されるデータ分割回路1−001とを備えており、これらデータ配分回路1−002とデータ分割回路1−001とが互いに接続されている。
また、無線装置1−100は、複数の変調回路1−101−1〜1−101−L(1)を備えている。これら複数の変調回路1−101−1〜1−101−L(1)は、送信信号変換回路1−102に接続されている。そして、送信信号変換回路1−102は、複数の無線部1−103−1〜1−103−Mt(1)に接続されている。また、複数の無線部1−103−1〜1−103−Mt(1)は、それぞれアンテナ素子1−104−1〜1−104−Mt(1)に接続されている。さらに、複数の無線部1−103−1〜1−103−Mt(1)は、チャネル情報取得回路1−106に接続されている。
チャネル情報取得回路1−106は、送信信号変換回路1−102に演算結果を入力する送信ウエイト演算回路1−105に接続されている。
アンテナ素子1−104−1〜1−104−Mt(1)及び無線部1−103−1〜1−103−Mt(1)は、無線信号の送受信を行うことができるようになっている。そして、無線部1−103−1〜1−103−Mt(1)において変換された受信信号をもとに、チャネル情報取得回路1−106は、各無線装置1−100〜1−Ma00の各アンテナ素子1−104−1〜1−Ma04−Mt(Ma)と、通信相手の受信アンテナもしくは送信ビームとの間のチャネル応答行列(伝搬環境情報)を推定する。
このチャネル応答行列の取得方法は公知技術を適用すればよいため、ここでは詳細な説明を省略するが、アンテナ素子1−104−1〜1−104−Mt(1)において既知信号の受信を行った際に得られる情報、もしくは受信信号のフィードバック情報に含まれる情報によって、各通信相手に対するチャネル応答行列の情報(チャネル情報)が取得される。
この無線装置1−100において推定された通信相手に対するチャネル情報は、チャネル情報取得回路1−106から送信ウエイト演算回路1−105に入力される。そして、送信ウエイト演算回路1−105は、入力されたチャネル情報をもとに送信ウエイトを演算し、通信相手に対するチャネル情報、もしくは送信ビームと通信相手の受信アンテナとの間のチャネルを表すビームチャネル情報を、制御装置1−000のデータ配分評価回路1−002に入力する。このとき、図1に示していないMa’−Ma個の無線装置においても、ビームチャネル情報が演算され、それらビームチャネル情報が、データ配分評価回路1−002に入力される。
通信相手及びその送信すべきデータが決定されると、データ配分評価回路1−002は、入力されたMa’個の無線装置と通信相手との間のチャネル情報、もしくはビームチャネル情報から、Ma個の無線装置を送信装置として選択し、k番目の無線装置に、データストリーム数L(k)を割り当て、変調方式や誤り訂正の符号化率などからなる伝送モードを決定し、データ分割回路1−001に入力する。データ分割回路1−001は、データ配分評価回路1−002により決定されたように、送信を行うデータを分割し、当該無線装置の変調回路及び送信ウエイト演算回路にデータ、もしくはデータ及び伝送モードを入力する。
送信に割り当てられた例えば無線装置1−100に入力されたデータは、入力されたデータ量もしくはその伝送モードの情報を用いて、変調回路1−101−1〜1−101−L(1)によりMIMOチャネル推定用のプリアンブル信号等が付与され、変調され、その変調された信号が、送信信号変換回路1−102に入力される。
また、送信ウエイト演算回路1−105は、入力されたデータ量もしくはその伝送モードの情報を用いて、用いるべき送信ウエイトを、送信信号変換回路1−102に入力するする。
送信信号変換回路1−102は、変調回路1−101−1〜1−101−L(1)によって入力された変調信号に対し、送信ウエイト演算回路1−105によって入力された送信ウエイトを乗算し、その乗算した信号を、無線部1−103−1〜1−103−Mt(1)に入力する。そして、無線部1−103−1〜1−103−Mt(1)の出力信号が、アンテナ素子1−104−1〜1−104−Mt(1)を介して無線信号として送信される。
制御方法の一例を以下に示す。通信相手の数が1つ(1ユーザ)であることを考える。
まず、制御装置1−000に接続されたMa’個の無線装置のうち、i番目の無線装置(符号を1−i00とする。他の構成要素の符号についても、ここでは符号iを使用して説明する。)において、チャネル情報取得回路1−i06は、i番目の無線装置1−i06のアンテナ素子1−i04−1〜1−i04−Mt(i)と通信相手全空間チャネル応答行列H(i)(Mr×Mt(i)行列)の推定を行い、その結果を送信ウエイト演算回路1−i05に入力する。
送信ウエイト演算回路1−i05は、H(i)を用いて、送信ウエイトW(i)を演算する。例えば、W(i)としては、H(i)をH(i)=U(i)D(i)V(i)と特異値分解した際に得られる右側特異行列V(i)を用いることができる。または、V(i)と高い相関を持つと考えられる行列や、ランダムマトリックス、各列ベクトルのうち1成分のみを1とし、残りを0とする行列も用いることができる。ただし、これらはユニタリ行列、もしくはユニタリ行列の一部でなければならない。1を各列ベクトルの1要素とする行列では、アンテナ素子選択を行う制御となる。
送信ウエイト演算回路1−i05は、演算された送信ウエイトを用いた送信ビームと通信相手局のアンテナもしくは受信ビームとの間のビームチャネル応答行列(ビームチャネル情報)H(i)W(i)をデータ配分評価回路1−002に入力する。
データ配分評価回路1−002は、入力されたH(1)W(1)〜H(Ma’)W(Ma’)のビームチャネル応答行列の列ベクトルから、La個の列ベクトルを選択する。ここでLa≦Mrである。選択されたLa個の列ベクトルからなる総合ビームチャネル応答行列は以下の式のように表せる。
Figure 0004322893
ここで、HbはMr×Laの行列であり、La=L(1)+L(2)+・・・+L(Ma)であり、P(i)は電力配分行列であり、L(i)×L(i)の対角行列で、j行j列の要素、Pi,jはi番目の無線装置のj番目のデータストリームに割り当てる電力値の平方根の値を表す。この電力値は等電力配分やH(i)の固有値に基づく注水定理などにより決定することができ、‖P(i)‖ は各無線装置の持つ回路の性能などにより決定され、制御装置1−000は予め知っていることができる。また、‖P(i)‖ はPAPRに対する耐性などから、その無線装置に割り当てるデータストリーム数や、送信データに応じて変化させることもできる。ここで‖A‖Fはフロベニウスノルムの値を表す。
データ配分評価回路1−002は、このHと通信相手で用いる復号アルゴリズムの情報から、各データストリームの品質を表す何らかのパラメータ(例えば、信号対雑音比[SNR])を推定する。そして、データ配分評価回路1−002は、それらのパラメータからフレーム誤り率が規定値以下となり、系全体の伝送速度が最も高くなるように、もしくは、優先順位の高い通信相手に対し高い伝送速度を達成するように、またはこれらの伝送速度で、推定されるフレームエラーレートを最小とする無線装置とそのデータストリーム数と伝送モードの組み合わせを決定する。
例えば、通信相手がMLDを復号アルゴリズムとして実装しているのであれば、受信相手におけるSNRは、H の固有値を求めることよって得ることができる。また、受信相手がZFやMMSE等の線形の復号アルゴリズムを用いるのであれば、Hに対応する受信ウエイトから、ノイズエンハンスメントを考慮し、信号対干渉雑音比(SINR)を求めることができる。
また、ここで全ての通りを評価する必要はなく、H(i)W(i)のうち、列ベクトルのノルムの大きいものを選択したり、又は、Laより大きい数のH(i)W(i)のうち列ベクトルのノルムの大きいものを選択し、これらの中で組み合わせて、系全体の伝送速度を高くする、もしくは優先順位の高い通信相手に対して高い伝送速度を可能にする、もしくはこれらの伝送速度で通信を行う際に推定されるフレームエラーレートが最小となるようなSNR、SINRが得られるものを選択したりすることができる。
干渉成分を減らすためには、Maを小さい数にした方がよく、送信電力を大きくしたい場合には、Maを大きく選択する。
得られたSNRやSINRから、例えば、受信電力と対応する変調方式のテーブルを予め作成しておき、SNRが5〜10dBならBPSK、10〜16dBならQPSK、16〜23dBなら16QAM、23〜30dBなら64QAM、30dB以上なら256QAM、のように設定値を用いて変調方式を決定することができる。
このように決定されたデータストリーム数L(1)〜L(Ma)に対応する伝送モードがデータ分割回路1−001に入力される、データ分割回路1−001は、入力された送信データをシリアル−パラレル変換し、各無線装置に入力する。そして、各無線装置は、それら各無線装置において指定された送信ウエイト、もしくは送信ウエイト及び電力配分を用いて送信を行うことができる。
よって各通信相手に対し、i番目の通信相手に決定された送信ウエイトをW(i)(Mt(i)×L(i)行列)とすると、通信相手における受信信号X(Mr×1ベクトル)は、以下の式で表すことができる。
Figure 0004322893
この数式8により、上記数式6とは異なり、送信ウエイトWの列ベクトル成分で、全て同じ位相回転がかかるため、位相回転行列Q(i)には全く特性の変化を受けない形となっていることが分かる。
また、本実施形態において、各無線装置の送信ウエイト演算回路が、他無線装置の送信ストリームに対応する通信相手の受信ウエイトを知ることで、各無線装置からの送信信号が直交するように制御することができ、通信相手の復号演算負荷を軽減できる。
時分割複信(Time Division Multiplex:TDD)での通信を行う場合、チャネル情報取得回路は、通信相手の用いる送信ウエイトを受信信号から推定することで、上り回線と下り回線の対称性を利用し、通信相手の用いている受信ウエイトも推定することができる。チャネル情報取得回路が、この受信ウエイトの情報も送信ウエイト演算回路に入力することで、送信ウエイト演算回路は、その受信ウエイト以外の空間に送信を行うように送信ウエイトを評価することができる。
ここでは、1番目の無線装置に注目し、通信相手が2番目の無線装置からの送信信号に対する受信ウエイトを推定することを考える。1番目の無線装置は、通信相手からの既知信号の受信を行った際に得られる情報を元に推定するか、もしくは受信信号に含まれるフィードバック情報に含まれる情報により、チャネル応答行列H(1)を予め知っているものとする。
通信相手が、2番目の無線装置に対し、送信ウエイトWt(2)を用いて、既知信号S0を送信したとすると、1番目の無線装置では、受信信号X0(1)が、
X0(1)=H(1)Wt(2)S0
のように受信されることとなる。
ここでは、熱雑音は省略した。既知信号S0を全ての無線装置が知っていたものとすると、1番目の無線装置は、H(1)、S0及び受信したX0(1)を用いて、通信相手の2番目の無線装置に対する送信ウエイトを、
Wt(2)=(H(1))X0(1)(S0)
のように求めることができる。
ここでは、(A)は行列Aの擬似逆行列を表す。上り下りの回線の対称性が成り立つなら、通信相手の送信ウエイトは、通信相手が用いる受信ウエイトと等しくなるため、この送信ウエイトを通信相手の第2の無線装置に対して形成する受信ウエイトとして用いることができる。
または、自無線装置以外の無線装置で推定したチャネル応答行列を用いることによって通信相手の受信ウエイトを推定することができる。
すなわち、制御装置のデータ配分評価回路において、第2の無線装置から入力されたH(2)から、受信ウエイトを演算し、第1の無線装置に出力することができる。受信ウエイトとしては、例えば、H(2)をH(2)=U(2)D(2)V(2)と特異値分解した際に得られる、U(2)の行ベクトルの複素共役ベクトルを選択できる。もしくは、第2の無線装置で、通信相手が用いている送信ウエイトを推定し、それを制御装置に出力し、制御装置から第1の無線装置に出力することで、通信相手の第2の無線装置に対する受信ウエイトを推定することができる。
チャネル情報取得回路は、通信相手が用いている受信ウエイトをWr(Mr×Lu行列)とすると、この中から自無線装置からのデータストリームに対応する受信ビーム以外のLu’(≦Lu)の列ベクトルを選択し、ヌル空間受信ウエイトWr’(Mr×(Mr−Lu’)行列)を算出する。Wr’の列ベクトルはWrの列ベクトルと完全には直交し、Wr’×Wr=0となる。0は全ての要素が0である行列であり、ここでは、(Mr−Lu’)×Lu’行列となっている。i番目の無線装置1−i00の送信ウエイト演算回路1−i05は、このヌル空間受信ウエイトを用いて得られるヌル空間チャネル応答行列H(i)’=Wr’H(i)を演算し、このH(i)’からヌル空間送信ウエイトW(i)’を決定することができる。
送信ウエイトとしては、例えばヌル空間チャネル応答行列に特異値分解を行うことで得られる右側特異行列を選択することができる。このヌル空間送信ウエイトW(i)’を用いて、ビームチャネル応答行列H(i)W(i)’がデータ配分評価回路1−002に入力され、データ配分評価回路1−002は、無線装置とデータストリーム数、伝送モードを選択する。また、このとき、通信相手が用いていた受信ウエイトに対応するデータストリーム以外に、新たに加えるデータストリームが単一の無線装置(例えばj番目)によるものであった場合、j番目のヌル空間チャネル応答行列は、前回の通信で選択された総合ビームチャネル応答行列H'と完全に直交するため、これらを選択し直し、新たな総合ビームチャネル応答行列を求める必要はなく、ヌル空間チャネル応答行列から推定されるデータストリームのSNRやSINRを用いることができるため、データ配分評価回路1−002の演算負荷は著しく軽減される。
または、本実施形態において、データ配分評価回路1−002は、決定された無線装置とそのデータストリームに対応する通信相手の受信ウエイトをデータ分割回路1−001に入力する。データ分割回路1−001は、これらの情報を送信ウエイト演算回路に入力する。この次の送信タイミングにおいては、i番目の無線装置の送信ウエイト演算回路1−i05は、データ分割回路1−001から入力された受信ウエイトを用いてヌル空間送信ウエイトを求め、ビームチャネル応答行列H(i)W(i)’をデータ配分評価回路1−002に入力し、これらの情報からデータ配分評価回路1−002は、無線装置、及びデータストリーム数、伝送モードを決定することができる。
また、通信相手の数が複数(複数ユーザ)であっても、データ配分評価回路1−002は、各データストリームのSNRもしくはSINRを推定し、伝送モードを考慮して最適な組み合わせを選択することで、同様に制御することができる。
この場合には各通信相手について、基本的には最も高いデータレートを達成できる無線装置が割り振られる。その上で、余剰の無線装置を用いて更なるデータレートの増大が図れないかをデータ配分評価回路1−002が評価する。
また、通信相手からの上りリンクは、最も高い伝送品質を得る無線装置にのみ送信することとし、下りにおいて、複数の無線装置から送信する際には、当該無線装置に新たに1つもしくは2つまでしか加えないように制限することで、データ配分評価回路1−002の演算負荷を軽減できる。
次に、以上説明してきた実施形態に関する送信処理をフローチャートに示す。
図2に、本発明の実施形態における送信フロー(第1の送信フロー)を示す。
各チャネル情報取得回路は、通信を行う前に、送信を行う通信相手に対応するチャネル応答行列を予め推定する(S101)。そして、各送信ウエイト演算回路は、そのチャネル応答行列を用いて送信ウエイトを演算し、この送信ウエイトにより形成される送信ビームと通信相手の受信アンテナ(もしくは受信ビーム)との間のビームチャネル応答行列を算出する(S102)。
データ配分評価回路は、各無線装置によって取得されたビームチャネル応答行列の列ベクトルからLa個の列ベクトルを選択し、総合ビームチャネル応答行列を形成し(S103)、この総合ビームチャネル行列から、達成可能なデータレートとその伝送品質を推定し(S104)、規定のフレームエラーレート以下となる条件を満たし、全体の伝送速度が最大、もしくは優先順位の高い通信相手に対する伝送速度が高くなるように、選択すべき無線装置、そのデータストリーム数、伝送モードを決定する(S105)。
通信相手と送信データが決定される(S100)と、データ分割回路は、送信データをシリアル−パラレル変換し、全La個のストリームに分割し、対応する無線装置(i番目)に対応する数(L(i)個)データストリームを各無線装置に送信する(振り分ける)(S111)。
そして、各変調回路は、変調処理及び既知信号の付与を行う(S112)。送信信号変換回路は、シンボル単位で処理を行い、例えばk番目の通信相手に対するシンボルでの信号ベクトルをSとし、k番目の通信相手に対する送信ウエイトをWとすると、S→W・Sの信号変換処理を実施する(S113)。
このように、処理されたベースバンド信号を、各アンテナに対応する無線部が、RF信号に変換して送信する(S114)。
なお、上記フローチャートは、適宜変更可能である。
例えば、以下のような他の送信処理を行うこともできる。
図3に、他の送信フロー(第2の送信フロー)を示す。
各チャネル情報取得回路は、通信を行う前に、送信を行う通信相手に対応するチャネル応答行列を予め推定する(S201)。
また、各チャネル情報取得回路は、このとき上り下り回線の対称性を用いるか、通信相手から送信された信号の受信信号に含まれるフィードバック情報を用いるか、もしくは、制御装置から情報を取得するか等の手段によって、通信相手の用いていた受信ウエイトを推定する(S206)。なお、上り下り回線の対称性を用いる場合には、上述のように、通信相手から送信された信号の受信信号から、通信相手の送信ウエイトを推定し、それから回線の対称性によって、受信ウエイトを推定する。また、制御装置から情報を取得する場合には、上述のように、受信ウエイトに対応する送信を行った無線装置において推定した、通信相手の受信ウエイト情報を用いる。
さらに、各チャネル情報取得回路は、推定されたチャネル応答行列と、自無線装置からの送信信号に対応するもの以外の受信ウエイトから、ヌル空間受信ウエイトを求め、ヌル空間チャネル応答行列を算出する(S201´)。さらに、各送信ウエイト演算回路は、このヌル空間チャネル応答行列を用いて送信ウエイトを演算し、この送信ウエイトにより形成される送信ビームと通信相手の受信アンテナ(もしくは受信ビーム)との間のビームチャネル応答行列を算出する(S202)。
そして、データ配分評価回路は、各送信ウエイト演算回路によって取得されたビームチャネル応答行列の列ベクトルからLa個の列ベクトルを選択し、総合ビームチャネル応答行列を形成し(S203)、この総合ビームチャネル行列から、達成可能なデータレートとその伝送品質を推定する(S204)。さらに、データ配分評価回路は、規定のフレームエラーレート以下となる条件を満たし、全体の伝送速度が、最大、もしくは優先順位の高い通信相手に対する伝送速度が高くなるように、選択すべき無線装置、そのデータストリーム数、伝送モードを決定する(S205)。
通信相手と送信データが決定される(S200)と、データ分割回路は、送信データをシリアル−パラレル変換し、全La個のストリームに分割し、対応する無線装置(i番目)に対応する数(L(i)個)データストリームを各無線装置に送信する(S211)。
そして、各変調回路は、変調処理及び既知信号の付与を行う(S212)。送信信号変換回路は、シンボル単位で処理を行い、例えばk番目の通信相手に対するシンボルでの信号ベクトルをSとし、k番目の通信相手に対する送信ウエイトをWとすると、S→W・Sの信号変換処理を実施する(S213)。
このように、処理されたベースバンド信号を、各アンテナに対応する無線部が、RF信号に変換して送信する(S214)。
また、以下のようなさらに他の送信処理を行うこともできる。
図4に、さらに他の送信フロー(第3の送信フロー)を示す。
各チャネル情報取得回路は、通信を行う前に、送信を行う通信相手に対応するチャネル応答行列を予め推定する(S301)。
また、各チャネル情報取得回路は、このとき上り下り回線の対称性を用いるか、通信相手から送信された信号の受信信号に含まれるフィードバック情報を用いるか、もしくは、制御装置から情報を取得するか等の手段によって、通信相手の用いていた受信ウエイトを推定する(S305)。そして、各チャネル情報取得回路は、推定されたチャネル応答行列と、白無線装置からの送信信号に対応するもの以外の受信ウエイトから、ヌル空間受信ウエイトを求め、ヌル空間チャネル応答行列を算出する(S301´)。さらに、各送信ウエイト演算回路は、このヌル空間チャネル応答行列を用いて送信ウエイトを演算し、この送信ウエイトを用いることによるデータストリームの伝送品質(SNRやSINR)を評価し、この送信ウエイトにより形成される送信ビームと通信相手の受信アンテナ(もしくは受信ビーム)との間のビームチャネル応答行列を算出する(S302)。
このように、第3の送信フローでは、ビームチャネル応答行列と対応する伝送品質を予め推定するため、第2の送信フローで総合ビームチャネル応答行列を形成し、その上で伝送品質を推定するより演算量を削減できる。
そして、データ配分評価回路は、ヌル空間チャネル応答行列の伝送品質と、前回の通信時と同様に選択された総合ビームチャネル行列の伝送品質を比較し(S303)、推定されるフレームエラーレート以下となる条件を満たし、全体の伝送速度が最大、もしくは優先順位の高い通信相手に対する伝送速度が高くなるように、新しく選択すべき無線装置、そのデータストリーム数モードを決定する(S304)。
通信相手と送信データが決定される(S300)と、データ分割回路は、送信データをシリアル−パラレル変換し、全La個のストリームに分割し、対応する無線装置(i番目)に対応する数(L(i)個)データストリームを各無線装置に送信する(S311)。
各変調回路は、変調処理及び既知信号の付与を行う(S312)。信号変換回路は、シンボル単位で処理を行い、例えばk番目の通信相手に対するシンボルでの信号ベクトルをSとし、k番目の通信相手に対する送信ウエイトをWとすると、S→W・Sの信号変換処理を実施する(S313)。
このように、処理されたベースバンド信号を、各アンテナに対応する無線部が、RF信号に変換して送信する(S314)。
無線装置の数を2とし(Ma=2)、各無線装置の送信素子数を8素子とし(Mt(1)=Mt(2)=8)、通信相手の受信素子数を4素子とし、ライスフェージング環境を考え、各無線装置及びそのアンテナ素子と通信相手との間のチャネルは完全無相関であるとし、i番目の無線装置と通信相手との間のチャネル応答行列を以下のように与えた。
Figure 0004322893
LOS(i)は、ランク1の4×8行列であり、HNLOS(i)は各要素が分散値Γ(i)[dB]、平均0の複素ガウス分布で与えられる4×8チャネル応答行列であり、Kは直接波の全体に占める割合を示すライスフェージングの特徴を決定付けるものであり、ここでは6dBと与えた。
E(||H(i)|| )=E(||HLOS(i)|| )=E(||HNLOS(i)|| )=8×4×Γ(1)となっている。熱雑音の分散値を1とすることで、Γ(i)はSISOチャネルのSNRを表す。
ここでは、以下の3つの提案方法についてその特性を示す。
(1)上記第1の送信フローにより、各無線装置から固有ベクトル送信を行い、通信相手における復号アルゴリズムとしてMLDを用いる場合。
(2)上記第1の送信フローにより、各無線装置から固有ベクトル送信を行い、通信相手における復号アルゴリズムとしてZFを用いる場合。
(3)上記第3の送信フローにより、各無線装置から固有ベクトル送信を行い、通信相手における復号アルゴリズムとしてZFを用いる場合。
それぞれの伝送品質を評価するためのパラメータとして、到達可能なデータレート(Achievable data rate)を用い、それぞれ、以下に示す。
(1)の場合には到達可能なデータレートC1は、以下の式で表せる。
Figure 0004322893
Cはシャノンによって定義されたある信号レベルにおいて理論的に伝送できる情報量の最大値である。
ここで、λw,jは、決定された総合ビームチャネル応答行列Hの相関行列H の固有値を表す。
また、(2)の場合には、到達可能なデータレートC2は以下のように表せる。
Figure 0004322893
ここで、[A]は行列Aのj番目の行ベクトルを示す。
さらに、(3)の到達可能なデータレートC3は、以下のように表せる。
Figure 0004322893
ここで、λ1,iは、第1の無線装置のチャネル応答行列H(1)の相関行列H(1)H(1)の固有値であり、λ'2,iは、第2の無線装置のヌル空間チャネル応答行列W(2)‘H(2)の相関行列の固有値であり、Pj,iはj番目の無線装置のi番目のデータストリームへの電力配分値である。
また、比較のため、無線装置が1つ(Single AP)であった場合の到達可能なデータレートを以下の式で表す。
Figure 0004322893
図5は、チャネル応答行列をランダムに与え、5000回試行した到達可能データレートの累積確率50%値のΓ(1)、Γ(2)を5〜33dBまで変化させた結果である。
方法(3)が最も高い到達可能データレートを達成していることがわかる。無線装置が1つ(Single AP)の場合の結果は、総送信電力が1/2になっているため、総送信電力を一定とした結果(Single AP +3dB)も同時に示す。
方法(2)の場合において、単一無線装置送信電力2倍のものとほぼ同じ特性になっているが、方法(1)、(2)は到達可能データレート30bit/sec/Hzを、約3dB程度低いSNRで達成可能なことが示されている。
図6は、無線装置の送信アンテナの自由度を2とした場合の到達可能データレートの累積確率50%値の値である。
このシナリオはマルチユーザの環境を想定しており、干渉除去、もしくはデータ送信のため、各APが自由度6を既に用いている場合を表す。このようなシナリオでは、単一無線装置モデルは著しくデータレートが小さくなっている。これは、最大のデータストリーム数が2までと限定されてしまうことによる。これに対し、方法1)や2)は、4データストリームまで活用できるため、約2倍の到達可能データレートを達成している。
以上詳細に説明した様に、本発明によれば、複数の無線装置を制御装置において協調して用いることで、位相同期を取ることなく、新しい周波数帯も用いることなく、高い伝送速度と、高い伝送速度を達成できる通信エリアを拡大することを可能とする。
本発明の実施形態の無線送信装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態における第1の送信フローを示す図である。 本発明の実施形態における第2の送信フローを示す図である。 本発明の実施形態における第3の送信フローを示す図である。 提案方法の効果を示す図である。 提案方法の効果を示す図である。 従来技術における送信部の構成例を示す図である。
符号の説明
1−001 データ分割回路
1−002 データ配分評価回路
1−000 制御回路
1−101−1〜1−Ma01−L(Ma) 変調回路
1−102〜l−Ma02 送信信号変換回路
1−103−1〜1−Ma03−Mt(Ma) 無線部
1−104−1〜1−Ma04−Mt(Ma) アンテナ素子
1−105〜l−Ma05 送信ウエイト演算回路
1−106〜l−Ma06 チャネル情報取得回路
1−100〜1−Ma00 無線装置

Claims (7)

  1. それぞれ複数のアンテナ素子を備え、互いに時間同期のとれた2つ以上の無線装置の中から、送信を行う無線装置を2つ以上選択し、少なくとも一つの通信相手に対して送信を行う無線送信方法であって、
    自無線装置と通信相手との間のチャネル応答行列を推定するチャネル応答行列推定ステップと、
    通信相手の用いている自無線装置以外の無線装置の送信ビームに対応する受信ウエイトを推定する受信ウエイト推定ステップと、
    前記チャネル応答行列推定ステップによって得られたチャネル応答行列のうち少なくとも一部と通信相手の受信ウエイトとを用いて、該受信ウエイトと直交するヌル空間受信ウエイトを求め、該ヌル空間受信ウエイトとチャネル応答行列から求められるヌル空間チャネル応答行列から、送信ウエイトを決定する送信ウエイト決定ステップと、
    各無線装置から入力された送信ウエイト及びチャネル応答行列によって、送信に用いる無線装置、データストリーム数、及び、変調方式や符号化率を有する伝送モードを決定する伝送モード決定ステップと、
    前記伝送モード決定ステップによって決定されたデータストリーム及び伝送モードに合わせて、入力された送信データを前記伝送モード決定ステップによって決定された送信に用いる無線装置に振り分ける振り分けステップと、
    を備えることを特徴とする無線送信方法。
  2. 請求項に記載の無線送信方法であって、
    前記受信ウエイト推定ステップは、
    前記通信相手から送信された信号の受信信号から、前記通信相手の送信ウエイトを推定し、上り下り回線の対称性から受信ウエイトを推定するステップ
    を含むことを特徴とする無線送信方法。
  3. 請求項記載の無線送信方法であって、
    前記受信ウエイト推定ステップは、
    自無線装置以外の無線装置で推定したチャネル応答行列を用いることによって通信相手の受信ウエイトを推定するステップ
    を含むことを特徴とする無線送信方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の無線送信方法であって、
    通信相手が複数の場合には、まず各通信相手に対し、最も高い伝送速度を達成できる無線装置を送信用に割り当て、その上で余剰の無線装置を用いてデータストリームを割り振った場合の伝送品質を評価する評価ステップ
    を備えることを特徴とする無線送信方法。
  5. それぞれ複数本のアンテナ素子を備え、互いに時間同期のとれた複数の無線装置と、少なくとも1つの制御装置とを備え、複数の無線装置と少なくとも一つの通信相手のアンテナ素子、もしくはそれらアンテナ素子に形成されるビームにより構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して、少なくとも一つの通信相手に対し、複数のデータストリームを同一周波数チャネル及び同一時刻に空間多重してMIMO通信を行うことが可能な無線通信システムにおいて利用されるものであり、前記制御装置により送信データが振り分けられ、Ma(Ma≧2:整数)個の無線装置を利用し、L(1)〜L(Ma)個の空間多重により信号を送信する無線送信装置であって、
    i番目の無線装置において、Mt(i)(Mt(i)≧1:整数)本のアンテナ素子を具備し、
    前記無線装置は、
    前記各アンテナ素子に接続され、受信時には受信信号からベースバンド信号に変換し、チャネル情報取得回路に入力し、送信時には送信信号を無線信号としてアンテナ素子から送信を行う無線部と、
    前記無線部から入力された信号から、1つもしくは複数の通信相手に対するチャネル応答行列を推定し、通信相手と送信信号が決定すると、送信を行う通信相手のチャネル応答行列を送信ウエイト演算回路に入力するチャネル情報取得回路と、
    前記チャネル情報取得回路から入力されたチャネル応答行列を元に、送信ウエイトを求め、送信ウエイトを用いた際に形成される送信ビームと通信相手との間のビームチャネル応答行列を、データ配分評価回路に入力する送信ウエイト演算回路と、
    入力された各データストリームに変調を行う変調回路と、
    前記変調回路により変調された各通信系列に、前記送信ウエイト演算回路により決定された送信ウエイトを乗算し、対応するアンテナ素子に接続された無線部に出力を行う送信信号変換回路と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記送信ウエイト演算回路から入力されたビームチャネル応答行列を用いて、送信に用いる無線装置、データストリームの配分、及び、そのデータストリームに割り当てる伝送モードの決定を行うデータ配分評価回路と、
    前記データ配分評価回路により決定されたデータストリームの配分及び伝送モードに基づき、入力された送信データをシリアル−パラレル変換し、前記データ配分評価回路により決定された送信に用いる無線装置の前記変調回路に入力するデータ分割回路と、
    を備え
    前記チャネル情報取得回路は、
    入力された受信信号から、通信相手の無線部から入力された信号からチャネル応答行列、通信相手の送信ウエイト、及び、通信相手の自無線装置の送信ビーム以外に対応する受信ウエイトの推定を行い、前記送信ウエイト演算回路に出力し、
    前記送信ウエイト演算回路は、
    入力されたチャネル応答行列と、通信相手の受信ウエイトから、この受信ウエイトと直交するヌル空間受信ウエイトを求め、このヌル空間受信ウエイトとチャネル応答行列から求められるヌル空間チャネル応答行列から、送信ウエイトを決定し、得られたビームチャネル応答行列を前記データ配分評価回路に出力する
    ことを特徴とする無線送信装置。
  6. それぞれ複数本のアンテナ素子を備え、互いに時間同期のとれた複数の無線装置と、少なくとも1つの制御装置とを備え、複数の無線装置と少なくとも一つの通信相手のアンテナ素子、もしくはそれらアンテナ素子に形成されるビームにより構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して、少なくとも一つの通信相手に対し、複数のデータストリームを同一周波数チャネル及び同一時刻に空間多重してMIMO通信を行うことが可能な無線通信システムにおいて利用されるものであり、前記制御装置により送信データが振り分けられ、Ma(Ma≧2:整数)個の無線装置を利用し、L(1)〜L(Ma)個の空間多重により信号を送信する無線送信装置であって、
    i番目の無線装置において、Mt(i)(Mt(i)≧1:整数)本のアンテナ素子を具備し、
    前記無線装置は、
    前記各アンテナ素子に接続され、受信時には受信信号からベースバンド信号に変換し、チャネル情報取得回路に入力し、送信時には送信信号を無線信号としてアンテナ素子から送信を行う無線部と、
    前記無線部から入力された信号から、1つもしくは複数の通信相手に対するチャネル応答行列を推定し、通信相手と送信信号が決定すると、送信を行う通信相手のチャネル応答行列を送信ウエイト演算回路に入力するチャネル情報取得回路と、
    前記チャネル情報取得回路から入力されたチャネル応答行列を元に、送信ウエイトを求め、送信ウエイトを用いた際に形成される送信ビームと通信相手との間のビームチャネル応答行列を、データ配分評価回路に入力する送信ウエイト演算回路と、
    入力された各データストリームに変調を行う変調回路と、
    前記変調回路により変調された各通信系列に、前記送信ウエイト演算回路により決定された送信ウエイトを乗算し、対応するアンテナ素子に接続された無線部に出力を行う送信信号変換回路と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記送信ウエイト演算回路から入力されたビームチャネル応答行列を用いて、送信に用いる無線装置、データストリームの配分、及び、そのデータストリームに割り当てる伝送モードの決定を行うデータ配分評価回路と、
    前記データ配分評価回路により決定されたデータストリームの配分及び伝送モードに基づき、入力された送信データをシリアル−パラレル変換し、前記データ配分評価回路により決定された送信に用いる無線装置の前記変調回路に入力するデータ分割回路と、
    を備え、
    前記データ配分評価回路は、
    各無線装置から入力されたビームチャネル応答行列から、データストリームの割り当てを決定する際に、通信相手における受信ウエイトの推定も行い、これらを前記送信ウエイト演算回路に入力し、
    前記送信ウエイト演算回路は、
    入力された受信ウエイトの情報から、この受信ウエイトと直交するヌル空間受信ウエイトを求め、このヌル空間受信ウエイトとチャネル応答行列から求められるヌル空間チャネル応答行列から、送信ウエイトを決定し、得られたビームチャネル応答行列をデータ配分評価回路に出力する
    ことを特徴とする無線送信装置。
  7. 請求項又は請求項に記載の無線送信装置であって、
    前記送信ウエイト演算回路は、
    入力された通信相手の受信ウエイト及びチャネル応答行列から、ヌル空間チャネル応答行列を求め、送信ウエイトを決定し、このときこの送信ウエイトに対応する伝送品質の推定を行い、得られたビームチャネル応答行列と、伝送品質の推定結果を前記データ配分評価回路に出力し、
    前記データ配分評価回路は、
    入力されたビームチャネル応答行列と、伝送品質の推定結果から、この無線装置の送信ビームを用いるかを判定する
    ことを特徴とする無線送信装置。
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