JP4320933B2 - 表示用偏光板保護フィルム、その製造方法、偏光板及び表示装置 - Google Patents

表示用偏光板保護フィルム、その製造方法、偏光板及び表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学フィルム(以下、単にフィルムともいう)、その製造方法、液晶表示用偏光板及び表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、低電圧、低消費電力で、IC回路への直結が可能であり、そして、特に、薄型化が可能であることから、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の表示装置として広く採用されている。この液晶表示装置は、基本的な構成は、例えば液晶セルの両側に偏光板を設けたものである。
【0003】
偏光板は、一般にヨウ素や染料を吸着配向させたポリビニルアルコールフィルム等からなる偏光フィルムの表裏両側を、透明な樹脂層で積層した構成をもっているが、この透明樹脂層としては、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロースエステルの保護フィルムが、透明性が高く、寸法安定性に優れ、複屈折率が小さい等の理由から、好ましく用いられている。
【0004】
近年、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイはCRTに代わるモニタとして、大画面化・高画質化の為の開発が進んでいる。それに伴って、偏光板の保護フィルムに対する要求も厳しくなっている。特に光学特性はさらに厳しくなっており、光学的に等方性に優れ、均一でより低いレタデーションを有するフィルムが求められている。さらに生産性向上の観点や液晶ディスプレイ装着時の透明性等の観点から該フィルムの薄膜化が求められているが、従来の方法では、光学的等方性が悪化したり、平面性が劣化したり、カールが発生したりする等で取り扱いが困難になるといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上の事を鑑み、本発明は光学特性に優れ、かつ平面性がよくカールの少ない、取り扱い性に優れた光学フィルムを提供する事を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
鋭意検討の結果、本発明は以下の構成により達成された。
1.偏光子の少なくとも一面側に積層する表示用偏光板保護フィルムであって、数平均分子量(Mn)が50000≦Mn≦130000、重量平均分子量(Mw)が130000≦Mw≦290000であり、分子量と重量分率の関係において、重量分率が2つ以上の極大値をもつセルロースエステルを含有し、固形分濃度が17質量%以上35質量%以下であるドープを支持体上に流延後、剥離・乾燥して、下記式で示されるレタデーション値の範囲がRo≦5、Rt≦50で、偏光子の少なくとも一面側に積層される表示用偏光板保護フィルムを製造する事を特徴とする表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
Ro値(nm)=(Nx−Ny)×d
Rt値(nm)=((Nx+Ny)/2−Nz)×d
(式中、Nxは、フィルム面内の遅送方向の屈折率を表し、Nyは進送方向の屈折率を表し、Nzは厚み方向の屈折率を表し、dはフィルムの厚み(nm)を表す。)
2.前記セルロースエステル中に含まれる水分量が0.1〜2.0%である状態でドープ作成を行う事を特徴とする1に記載の表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
3.前記ドープ中の水分量が0.02〜0.7%である事を特徴とする2項に記載の表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
4.フィルム剥離後の乾燥工程にて、該フィルムを幅手方向に1.01〜2.5倍に延伸する事を特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
5.下記式で示されるレタデーション値の範囲がRo≦5、Rt≦50で、偏光子の少なくとも一面側に積層される表示用偏光板保護フィルムであって、数平均分子量(Mn)が50000≦Mn≦130000、重量平均分子量(Mw)が130000≦Mw≦290000であり、分子量と重量分率の関係において、重量分率が2つ以上の極大値をもつセルロースエステルを含有する事を特徴とする表示用偏光板保護フィルム。
Ro値(nm)=(Nx−Ny)×d
Rt値(nm)=((Nx+Ny)/2−Nz)×d
(式中、Nxは、フィルム面内の遅送方向の屈折率を表し、Nyは進送方向の屈折率を表し、Nzは厚み方向の屈折率を表し、dはフィルムの厚み(nm)を表す。)
6.前記セルロースエステルが炭素数2〜4のアシル基を含み、該アシル基の総置換度が2.60〜2.90である事を特徴とする5に記載の表示用偏光板保護フィルム。
7.前記セルロースエステルがアセチル置換度2.60〜2.80のトリアセチルセルロースである事を特徴とする6に記載の表示用偏光板保護フィルム。
8.前記セルロースエステルがアセチル置換度1.8〜2.2、プロピオニル置換度0.6〜1.0のセルロースアセテートプロピオネートである事を特徴とする7に記載の表示用偏光板保護フィルム。
9.5乃至8の何れか1項に記載の表示用偏光板保護フィルムを用いた事を特徴とする偏光板。
10.9記載の偏光板を用いた事を特徴とする表示装置。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
本発明のセルロースエステルフィルムは該セルロースエステルの平均分子量が特定の範囲にある事が必要である。平均分子量については、高速液体クロマトグラフィーを用いて測定できるので、これを用いて数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、Z平均分子量(Mz)を算出する事ができる。
【0009】
測定条件は以下の通りである。
【0010】
溶媒 : メチレンクロライド
カラム: Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3 本接続して使用した。)
カラム温度:25℃
試料温度: 0.1質量%
検出器: RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ: L6000(日立製作所(株)製)
流量 : 1.0ml/1min
校正曲線: 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株) 製)Mw=1000000〜500迄の13サンプルによる校正曲線を使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔に得ることが好ましい。
【0011】
本発明においては、数平均分子量(Mn)が50000≦Mn≦130000、重量平均分子量(Mw)が130000≦Mw≦290000、Z平均分子量(Mz)が190000≦Mz≦490000である。平均分子量がこれらの範囲を下回ると、引き裂き強度等の機械特性が劣化し、特に薄膜フィルム製膜時のフィルム破断を引き起こしやすい。逆に上回ると、セルロースエステルを含有するドープ液の粘度が上昇し、フィルム製膜の際の濾過圧、送液圧、流延圧の上昇を引き起こし、特に高速製膜時において生産適性上好ましくない。好ましい分子量範囲は60000≦Mn≦120000、150000≦Mw≦270000、220000≦Mz≦450000であり、更に好ましくは70000≦Mn≦90000、160000≦Mw≦250000、250000≦Mz≦430000である。
【0012】
また本発明においては、異なる平均分子量をもつ複数種のセルロースエステルを含有する事ができる。これにより高速製膜、或いは薄膜フィルム製膜時にフィルムに過剰な張力がかかる事によるフィルム破断への耐性が飛躍的に向上するだけでなく、より光学的等方性に優れたフィルムを得る事ができる。
【0013】
具体的には、セルロースエステルの分子量と重量分率の関係において、重量分率が2つ以上の極大値をもつ事が好ましい。このうち少なくとも1つの極大は平均分子量が60000≦Mn≦120000、150000≦Mw≦270000、220000≦Mz≦450000の範囲にあり、少なくとも1つは120000<Mn≦170000、270000<Mw≦380000、450000<Mz≦900000の範囲にあることが好ましい。より好ましくは少なくとも1つが70000≦Mn≦90000、160000≦Mw≦250000、250000≦Mz≦430000の範囲にあり、少なくとも1つが130000≦Mn≦160000、290000≦Mw≦350000、500000≦Mz≦800000の範囲にあることが好ましい。また、後者の分子量に相当するセルロースエステルの質量比率が、セルロースエステル総質量に対して3%〜50%である事が好ましい。更に該セルロースエステルを溶解したドープ液中の固形分濃度が17〜35質量%である事がより好ましい。
【0014】
本発明でいう固形分濃度とは、ドープ液の総質量に対するセルロースエステルの重量比率を指す。この値が17質量%より低いとドープ中の有機溶剤量が過多なためフィルム製膜時の乾燥負荷が増し、所望の製膜速度を達成する事ができないばかりか、平面性・カール特性に支障をきたし、さらには厚み方向のレタデーションの上昇を引き起こす。また、35質量%より高い領域ではセルロースエステルのみならず、可塑剤等の添加剤の溶解不良が起こり、送液時のフィルターへの目詰まりや、製膜時の異物故障発生の要因となってしまう。好ましい固形分濃度は18質量%以上32質量%以下、より好ましくは20質量%以上29質量%以下である。
【0015】
本発明において、セルロースエステル中のアルカリ土類金属の含有量は30ppm以下である事が光学特性に優れることから好ましい。この範囲を上回ると、該セルロースエステルを溶解したドープ液の粘度が大幅に増大するだけでなく、ドープ液の白濁化や異物によるフィルム表面の品質劣化等が生じる。より好ましい範囲は15ppm以下であり、全く含まない事が最も好ましい。
【0016】
本発明におけるアルカリ土類金属の含有量、つまり、カルシウム(Ca)分含有量、マグネシウム(Mg)分含有量等の金属成分は、絶乾したトリアセチルセルロースをマイクロダイジェスト湿式分解装置(硫硝酸分解)、アルカリ溶融で前処理を行った後、ICP−AES(誘導結合プラズマ発光分光分析装置)を用いて分析を行うことにより求めることができる。
【0017】
また、フィルム製膜時の剥離性向上のために、セルロースエステルが、中性構成糖成分に含まれるマンノース及びキシロースを特定の割合で含んでいる事が好ましい。すなわち、マンノース/キシロース(モル比)=0.35/1〜3/1である事が好ましく、0.35/1〜2/1である事がより好ましい。更に好ましくは0.7/1〜1.3/1である。
【0018】
さらに、セルロースエステルの中性構成糖成分中に含まれるマンノース及びキシロースの総含有量は1〜5モル%が好ましく、2〜3.5モル%がより好ましい。
【0019】
一方、セルロースエステル中に含まれる水分量は0.1%〜2.0%である事が好ましい。これにより該セルロースエステルを溶解したドープ液の粘度が低く維持出来るだけでなく、光学的等方性に優れたフィルムを得る事ができる。より好ましい範囲は0.1%〜1.5%であり、更に好ましくは0.1%〜1.0%である。
【0020】
また、同様な理由でセルロースエステルのドープ中の水分量は0.02%〜0.7%である事が好ましい。より好ましくは0.02%〜0.5%、更に好ましくは0.02%〜0.4%である。
【0021】
本発明のセルロースエステルを溶解したドープ液の粘度については、回転粘度計を用いる事で簡便に測定できる。回転粘度計については、例えばJIS−K7117に記載のブルックフィールド型粘度計を用いる事ができる。
【0022】
本発明のセルロースエステルフィルムの膜厚は任意に設定できるが、20〜65μmである事が、生産性向上の観点や、透明性により優れるといった観点から好ましい。より好ましくは30〜55μmである。
【0023】
本発明においては、光学的等方性を向上させる事が目的のひとつであるが、具体的にはフィルムのレタデーションを低く保つ事が必要である。レタデーションには面内の光学異方性を表すRo値とフィルム厚み方向の光学異方性を表すRt値とがあり、それぞれ以下の式で表される。
【0024】
Ro値(nm)=(Nx−Ny)×d
Rt値(nm)=((Nx+Ny)/2−Nz)×d
(式中、Nxは、フィルム面内の遅送方向の屈折率を表し、Nyは進送方向の屈折率を表し、Nzは厚み方向の屈折率を表し、dはフィルムの厚み(nm)を表す。)
レタデーション値の測定には、自動複屈折率計KOBRA−21ADH(王子計測機器(株)製)を用いて、波長が590nmにおいて、3次元屈折率測定を行い、屈折率Nx、Ny、Nzを求める事により得られる。
【0025】
レタデーション値の範囲は、Ro≦10、Rt≦60である事がフィルムの光学的異方性が少なく、液晶表示装置に組み入れた際に表示部の変色や光漏れが少ないため、好ましい。より好ましくはRo≦5、Rt≦50、更に好ましくはRo=0、Rt≦40である。
【0026】
本発明において、セルロースエステルのドープ中に含まれる有機溶剤総量のうち、貧溶媒の比率が3〜7%である事がより本発明の効果を発現できる。すなわち、この範囲を越えると、該ドープ液の粘度が急激に上がるだけでなく、白濁・溶解不良などの減少を引き起こす。より好ましい範囲は4〜7%、更に好ましい範囲は5〜6.5%である。
【0027】
本発明でいう貧溶媒とは、例えば低級脂肪族アルコールが挙げられ、具体的にはメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等があるが、これらに限定されない。
【0028】
本発明のフィルムで用いられるセルロースエステルの原料のセルロースとしては、特に限定はないが、綿花リンター、木材パルプ、ケナフなどを挙げることが出来る。またそれらから得られたセルロースエステルはそれぞれ任意の割合で混合使用することが出来る。
【0029】
本発明のセルロースエステルは、セルロース原料をアシル化剤が酸無水物(無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸)である場合には、酢酸のような有機酸やメチレンクロライド等の有機溶媒を用い、硫酸のようなプロトン性触媒を用いて反応される。アシル化剤が酸クロライド(CH3COCl、C25COCl、C37COCl)の場合には、触媒としてアミンのような塩基性化合物を用いて反応が行われる。具体的には特開平10−45804号公報に記載の方法で合成することが出来る。本発明のセルロースエステルは各置換度に合わせて上記アシル化剤量を調整混合して反応させたものである。セルロースエステルはこれらアシル基がセルロース分子の水酸基に反応する。セルロース分子はグルコースユニットが多数連結したものからなっており、グルコースユニットに3個の水酸基がある。この3個の水酸基にアシル基が誘導された数を置換度(モル%)という。例えば、本発明にて好ましく用いられるセルローストリアセテートはグルコースユニットの3個の水酸基全てがアセチル基が結合している(実際には2.6〜3.0)。その他のセルロースエステルとしてセルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、またはセルロースアセテートプロピオネートブチレートのようなアセチル基の他にプロピオネート基あるいはブチレート基が結合したセルロースエステルも好ましく用いられる。なお、プロピオネートは、n−の他に、iso−、ブチレートは、n−の他にiso−、sec−、tert−もそれぞれを含む。プロピオネート基の置換度が大きいセルロースアセテートプロピオネートは耐水性が優れ、機械強度も強い等、液晶画像表示装置用のフィルムとして特に有用である。
【0030】
アシル基の置換度の測定方法はASTM−D817−96に準じて測定することが出来る。本発明においては炭素数2〜4のアシル基を含み、該アシル基の総置換度が2.60〜2.90である事が好ましく、更に2.60〜2.80であることが好ましい。特に好ましい範囲としては2.65〜2.75である。
【0031】
又、本発明のフィルムで用いられるセルロースエステルがセルロースアセテートの場合については、総置換度と同様、酢化度(酢酸結合量)にも留意する必要がある。酢化度はセルロースアセテート中の酢酸の質量%で表され、これが高すぎるとドープの溶解性が劣化する。逆に酢化度が低すぎると、含水率が必要以上に上昇し、フィルム製膜後の保存性が大幅に劣化する。本発明のセルロースエステルがトリアセチルセルロースの場合、好ましい酢化度の範囲は58〜60%であり、更に好ましくは58.5〜59.5%である。
【0032】
本発明のフィルムの材料を溶解してドープを形成する溶媒としてはメチレンクロライド、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸アミル、アセトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキソラン、シクロヘキサノン、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3−ヘキサフルオロ−1−プロパノール、1,3−ジフルオロ−2−プロパノール等を挙げることが出来る。
【0033】
本発明のフィルム中には可塑剤を含む事が好ましい。
【0034】
用いることのできる可塑剤としては特に限定しないが、リン酸エステル系では、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート等、フタル酸エステル系では、ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート等、グリコール酸エステル系では、トリアセチン、トリブチリン、ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレート等を単独あるいは併用するのが好ましい。
【0035】
本発明のフィルムには、紫外線吸収剤を用いることが好ましく、紫外線吸収剤としては、液晶の劣化防止の点より波長380nm以下の紫外線の吸収能に優れ、かつ良好な液晶表示性の点より波長400nm以上の可視光の吸収が可及的に少ないものが好ましく用いられる。特に、波長380nmでの透過率が、10%以下である事が好ましく、より好ましくは5%以下、更に好ましくは2%以下である。
【0036】
紫外線吸収剤としては、例えばオキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物などがあげられるが、本発明はこれらに限定されない。
【0037】
本発明においてはこれら紫外線吸収剤の1種以上用いていることが好ましく、異なる2種以上の紫外線吸収剤を含有してもよい。
【0038】
紫外線吸収剤の添加方法はアルコールやメチレンクロライド、ジオキソランなどの有機溶媒に紫外線吸収剤を溶解してからドープに添加するか、または直接ドープ組成中に添加してもよい。無機粉体のように有機溶剤に溶解しないものは、有機溶剤とセルロースエステル中にデゾルバーやサンドミルを使用し、分散してからドープに添加する事ができる。
【0039】
本発明に好ましく用いられる紫外線吸収剤の使用量はセルロースエステルに対する質量%で、0.1質量%〜2.5質量%、好ましくは、0.5質量%〜2.0質量%、より好ましくは0.8質量%〜2.0質量%である。
【0040】
また本発明のフィルムには、すべり性向上、巻き取り後のブロッキング防止等の目的でマット剤として酸化珪素のような微粒子などを加えるのが好ましい。酸化珪素のような微粒子は有機物によって表面処理されていることが、フィルムのヘイズを低下できるため好ましい。表面処理で好ましい有機物としては、ハロシラン類、アルコキシシラン類、シラザン、シロキサンなどがあげられる。
【0041】
微粒子の平均粒径が大きいほうがマット効果は大きく、平均粒径の小さいほうは透明性に優れるため、好ましい微粒子の一次粒子の平均粒径は5〜50nmで、より好ましくは7〜14nmである。
【0042】
酸化珪素の微粒子としてはアエロジル(株)製のAEROSIL200、200V、300、R972、R972V、R974、R202、R812,OX50、TT600などがあげられ、好ましくはAEROSIL200V、R972V、R972、R974、R202、R812などがあげられる。
本発明の光学フィルムに用いられるセルロースエステルフィルムは、溶液流延製膜法により製造されるのが好ましい。溶液流延製膜法は例えば、セルロースエステルに対する良溶媒及び貧溶媒からなる混合溶媒に、セルロースエステル及び可塑剤を溶解したドープを、時間当たり一定量のドープを送り出す精密ギアポンプ等により、ダイスから、連続的に回転するエンドレスの支持体上に流延し、支持体上で溶媒を蒸発させ、ドープが固化した後ウェブを支持体から剥離し、ロール群によって搬送しながら乾燥する乾燥装置及び/又はテンター等を用いて幅保持しながらセルロースアセテートフィルムを得るものである。
【0043】
支持体から剥離する際のフィルム中の溶媒含有率はフィルムの剥離性、乾燥工程での負荷やレタデーション値の制御といった観点から、40〜120質量%である事が好ましい。
より好ましくは60〜100質量%である。
【0044】
テンターについては、フィルムの搬送方向にかかる張力によるレタデーション変動を適宜修正する事ができるため好ましく用いられ、ピンテンター方式又はクリップテンター方式等から任意に選択出来る。延伸倍率としては1.01〜2.5倍が好ましく、より好ましくは1.03〜1.5倍、更に好ましくは1.05〜1.1倍である。
【0045】
本発明の光学フィルムを表示用偏光板保護フィルムとして用いる場合、表示用偏光板を作製するに当たり、偏光子は、従来から公知のものを用いることが出来る。例えば、ポリビニルアルコールのような親水性ポリマーからなるフィルムを、沃素のような二色性染料で処理して廷伸したものや、塩化ビニルのようなプラスチックフィルムを処理してポリエンを配向したものを用いることが出来る。
【0046】
そして、表示用偏光板は、上記表示用偏光板保護フィルムを偏光子の少なくとも一面側に積層したものが好ましく用いられる。
【0047】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではない。
【0048】
実施例
表1に示したような成分量及び特性をもつセルロースエステルを用い、以下のようにドープ液1を調製した。
【0049】
(ドープ液1の調製)
トリアセチルセルロース TAC1 100kg
チヌビン326(チバスペシャルティケミカルズ社製) 0.3kg
チヌビン171(チバスペシャルティケミカルズ社製) 0.5kg
チヌビン109(チバスペシャルティケミカルズ社製) 0.5kg
エチルフタリルエチルグリコレート 2kg
トリフェニルフォスフェイト 10kg
アエロジル200V(日本アエロジル社製) 0.07kg
メチレンクロライド 320kg
エタノール 20kg
以上を密閉容器に投入し、加圧下で80℃に保温・攪拌しながら完全に溶解させた。
【0050】
(ドープ液2〜9の調製)
ドープ液1のセルロースアセテート及び調液処方を表1のように変更する以外は同様にして、ドープ液2〜9を調製した。なお、固形分濃度については、23℃におけるブルックフィールド型回転粘度計による粘度がドープ液1と同等になるように調整した。
【0051】
【表1】
Figure 0004320933
【0052】
(フィルム試料1の作製)
上記ドープ液1を濾過した後、ベルト流延装置を用い、ドープ温度33℃にてダイスより、ステンレスバンド支持体上に流延した。該支持体上で60秒間保持した後にステンレスベルト上から剥離し、多数のロールで搬送させながら乾燥させた。この時の剥離残留溶媒量は80%であった。この際、クリップテンターを用いて、フィルムを幅手方向に1.07倍に延伸しながら乾燥を行った。乾燥後、ロール状に巻き取る事で膜厚40μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルムを得た。
【0053】
(フィルム試料2〜12の作製)
フィルム試料1の使用ドープ液及び製膜条件を表2のように変更する以外は同様にして、フィルム試料2〜12を作製した。
【0054】
【表2】
Figure 0004320933
【0055】
作製したフィルム試料1〜12を用いて、以下の評価を行った。結果を表3に示す。
【0056】
<レタデーションの測定>
試料を23℃55%RH下で2時間 調湿したのち、該環境下で前述の自動複屈折率計KOBRA−21ADHを用いて面内のレタデーションRo及び厚み方向のレタデーションRtを測定・算出した。また、単位膜厚当たりのRt値を面配向度Pと称し、以下の式にて算出した。
【0057】
P=((Nx+Ny)/2−Nz)
<引き裂き強度の測定>
JIS−K7128記載のエルメンドルフ引き裂き法に準じ、引き裂き荷重を測定した。
【0058】
<水分量測定>
セルロースエステル中の水分量については、該セルロースエステル10gを秤量し、120℃オーブンにて1時間加熱した後で、加熱前後の質量差から
水分量(%)=(加熱前質量−加熱後質量)/加熱後質量×100
によって算出される。また、ドープ中の水分量については、カールフィッシャー滴定法等の一般的な方法で測定する事ができる。
【0059】
<カール測定>
幅手方向35mm、長手方向1mmに裁断した試料を用い、カール度の測定をJIS−K7619−1988のA法に準じて行った。
【0060】
<平面性の評価>
試料を1m四方に裁断し、蛍光灯下及びグリーンランプ下にて、製膜時に発生した表面の異物・キズ・押され跡・スジ・ムラ等を観察し、ランク付けを行った。
【0061】
ランク1:欠陥が全く見られず、極めて良好である
ランク2:僅かに欠陥が見られるが、実用に支障はない
ランク3:欠陥がやや目立ち、用途によっては実用に支障をきたす
ランク4:欠陥が目立ち、実用に支障をきたす
ランク5:欠陥が極めて多く、全く実用に適さない
【0062】
【表3】
Figure 0004320933
【0063】
以上の結果から、本発明の試料は各々光学特性に優れ、かつ平面性がよくカールの少ない、取り扱い性に優れた光学フィルムである事が分かる。
【0064】
<偏光板の作製>
厚さ120μmのポリビニルアルコールフィルムを、ヨウ素1kg、ホウ酸4kgを含む水溶液100kgに浸漬し50℃で6倍に延伸して偏光膜を作製した。この偏光膜の両面にアルカリ鹸化処理を行った本発明のセルロースエステルフィルム試料を完全鹸化型ポリビニルアルコール5%水溶液を粘着剤として各々貼り合わせ偏光板を作製した。
【0065】
尚、セルロースエステルフィルムの鹸化は、下記条件で、水洗、中和、水洗の順に行い、次いで80℃で乾燥を行った。
鹸化工程 2mol/リットル−NaOH 40℃ 90秒
水洗工程 水 30℃ 45秒
中和工程 10質量%HCl 30℃ 45秒
水洗工程 水 30℃ 45秒
<液晶表示装置としての特性評価>
15型TFTカラー液晶ディスプレーLA−1529HM(NEC製)の偏光板を剥がし、液晶セルを挟むようにして、前記作製した偏光板2枚を偏光板の偏光軸がもとと変わらないように互いに直交するように貼りつけ、15型TFTカラー液晶ディスプレーを作製した。これにより、セルロースエステルフィルムの偏光板としての特性を評価したところ、本発明の偏光板はコントラストが高く、優れた表示性を示した。これにより、液晶ディスプレーなどの画像表示装置用の偏光板として優れている事が確認された。

Claims (10)

  1. 偏光子の少なくとも一面側に積層する表示用偏光板保護フィルムであって、数平均分子量(Mn)が50000≦Mn≦130000、重量平均分子量(Mw)が130000≦Mw≦290000であり、分子量と重量分率の関係において、重量分率が2つ以上の極大値をもつセルロースエステルを含有し、固形分濃度が17質量%以上35質量%以下であるドープを支持体上に流延後、剥離・乾燥して、下記式で示されるレタデーション値の範囲がRo≦5、Rt≦50で、偏光子の少なくとも一面側に積層される表示用偏光板保護フィルムを製造する事を特徴とする表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
    Ro値(nm)=(Nx−Ny)×d
    Rt値(nm)=((Nx+Ny)/2−Nz)×d
    (式中、Nxは、フィルム面内の遅送方向の屈折率を表し、Nyは進送方向の屈折率を表し、Nzは厚み方向の屈折率を表し、dはフィルムの厚み(nm)を表す。)
  2. 前記セルロースエステル中に含まれる水分量が0.1〜2.0%である状態でドープ作成を行う事を特徴とする請求項1に記載の表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
  3. 前記ドープ中の水分量が0.02〜0.7%である事を特徴とする請求項2に記載の表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
  4. フィルム剥離後の乾燥工程にて、該フィルムを幅手方向に1.01〜2.5倍に延伸する事を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示用偏光板保護フィルムの製造方法。
  5. 下記式で示されるレタデーション値の範囲がRo≦5、Rt≦50で、偏光子の少なくとも一面側に積層される表示用偏光板保護フィルムであって、数平均分子量(Mn)が50000≦Mn≦130000、重量平均分子量(Mw)が130000≦Mw≦290000であり、分子量と重量分率の関係において、重量分率が2つ以上の極大値をもつセルロースエステルを含有する事を特徴とする表示用偏光板保護フィルム。
    Ro値(nm)=(Nx−Ny)×d
    Rt値(nm)=((Nx+Ny)/2−Nz)×d
    (式中、Nxは、フィルム面内の遅送方向の屈折率を表し、Nyは進送方向の屈折率を表し、Nzは厚み方向の屈折率を表し、dはフィルムの厚み(nm)を表す。)
  6. 前記セルロースエステルが炭素数2〜4のアシル基を含み、該アシル基の総置換度が2.60〜2.90である事を特徴とする請求項5に記載の表示用偏光板保護フィルム。
  7. 前記セルロースエステルがアセチル置換度2.60〜2.80のトリアセチルセルロースである事を特徴とする請求項6に記載の表示用偏光板保護フィルム。
  8. 前記セルロースエステルがアセチル置換度1.8〜2.2、プロピオニル置換度0.6〜1.0のセルロースアセテートプロピオネートである事を特徴とする請求項7に記載の表示用偏光板保護フィルム。
  9. 請求項5乃至8の何れか1項に記載の表示用偏光板保護フィルムを用いた事を特徴とする偏光板。
  10. 請求項9記載の偏光板を用いた事を特徴とする表示装置。
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