JP4316733B2 - 座標入力装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は座標入力装置及び記録媒体に係り、特に、パネル上の接触の有無を検出し接触された位置の座標を入力座標とする座標入力装置及び記録媒体に関する。
パーソナルコンピュータなどでは、表示画面に表示されたアイコンなどをタッチすることにより操作を行えるタッチパネルが用いられている。タッチパネルは、パネルに接触することにより積層された一対のシート状の電極を接触させ、接触した位置の座標情報を出力するもので、基本的には一つのスイッチとして動作している。タッチパネルは一つのスイッチとして動作するだけであり、マウスなどのように座標入力の他に2つのボタンによる入力を可能とようにすることは困難であった。
【0002】
【従来の技術】
表示画面にタッチすることにより入力を可能とする座標入力装置が開発されている。この種の座標入力装置は、表示パネル上に配置され、表示パネル上の位置を指示できるように構成されている。
タッチパネルは、上下の電極の接触を検出し、電極の電位分布などにより接触した位置の座標を検出し、表示パネルに表示されたポインタの位置決めなどを行っていた。このとき、従来のタッチパネルの構造上の特性から上下の電極が接触しているか否か、つまり、オン・オフの表現しかできない。このため、1つのスイッチとして動作している。
【0003】
このため、タッチパネルがウィンドウズなどのGUI(Graphical User Interface)ベースのOSで用いられる場合、タッチすることにより、マウスで言うところの左右のボタンのいずれか一方の表現しか行うことができない。
そこで、ウィンドウズCEなどにおいては、タッチパネルをタッチすることがマウスで言うところの左ボタン操作の表現に相当させ、キーボード上の所定のキーを操作しながら、タッチパネルを操作することがマウスで言うところの右ボタン操作の表現に相当させることにより、複数の機能を表現可能としている。
【0004】
また、ウィンドウズにおいては、タスクトレイに表示されているアイコンを1度タッチした直後に再タッチしたときの操作には、右ボタンに相当させることにより複数の機能を表現可能としている。
また、ペン先が伸縮可能な専用ペンによりタッチするタッチパネルの場合には、専用ペンのペン先を伸縮させることにより左ボタンを表現し、専用ペンに設けられたボタンを操作することにより右ボタンを表現するようにしたものもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来のタッチパネルなどの座標入力装置では、タッチだけでウィンドウズにおける座標入力及び2つのボタン操作に対応させることは困難であり、他にマウスなどの2ボタンをもつ座標入力装置が必要であった。
また、タッチパネルにより2ボタン機能を実現しようとすると、専用ペン又はキーボードとの連携が必要であり、ノートパソコンなどに搭載する場合に、コストが高くなる等の問題点があった。
【0006】
さらに、タッチパネルでタッチを単純に左ボタンに相当するように設定すると、単に座標を指定したいときでも左ボタンの操作が行われ、邪魔な機能となり、操作性が良くない等の問題点があった。
また、タッチパネル上の所定の領域に右ボタンに相当する領域を設け、設定された領域をタッチすることにより右ボタンを実現するようにすることも考えられるが、操作が煩雑になり、操作性が悪い等の問題点があった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、座標入力以外の他の機能を操作性よく拡張できる座標入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の座標入力装置は、操作面が操作されたときに、該操作面上のタッチ操作された位置座標を検出する操作検出手段と、前記操作検出手段で検出されるタッチ操作の位置座標及びタイミングに応じて前記位置座標以外の予め設定された操作情報を出力する機能拡張手段を有し、前記機能拡張手段は、前記操作検出手段により第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に該第1のタッチ操作が解除され、第2の時間内に、前記操作検出手段により該第1のタッチ操作が検出された位置座標を中心とする第1の領域に隣接する第2の領域で第2のタッチ操作が検出され、前記第1の時間内に該第2のタッチ操作が解除されたときに第1のシングルクリック操作情報を出力し、前記操作検出手段により第1のタッチ操作が検出され、前記第1の時間経過したときに、タッチ操作情報を出力し、前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に前記第1のタッチ操作が解除されたときに第2のシングルクリック操作情報を出力し、前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に前記第1のタッチ操作が解除され、第2の時間内に、前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出された位置座標を中心とする第1の領域で第2のタッチ操作が検出され、前記第1の時間内に該第2のタッチ操作が解除されたときにダブルクリック操作情報を出力する構成とされている。
【0009】
本発明によれば、操作の位置及びタイミングに応じて座標情報以外の予め設定された操作情報を出力することにより、例えば、タッチパネルなどの座標情報のみを入力する座標入力装置などにおいてもマウスの左右ボタンの操作に相当する操作を実行することができる
【0010】
本発明によれば、所定の操作位置を操作した後に、所定の操作位置から離間した他の位置を操作することにより、他の操作情報を出力することにより、操作位置だけから他の操作情報を出力できる
【0011】
本発明によれば、操作を行うタイミングにより例えば、タッチパネルなどの座標情報のみを入力する座標入力装置などにおいてもマウスの左右ボタンの操作に相当する操作を実行することができる
【0012】
本発明によれば、操作により得られる操作位置に応じて得られるベクトルに基づいて他の操作を検知することにより、ベクトルの位置及び大きさ並びに方向に応じて座標入力以外の他の操作を実現できるので、タッチパネルなどの座標情報のみを入力する座標入力装置などにおいてもマウスの左右ボタンの操作に相当する操作を実行することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例のシステム構成図を示す。
本実施例のコンピュータシステム1は、コンピュータ本体2、表示部3、タッチパネル部4、キーボード5から構成される。
表示部3及びタッチパネル部4はコンピュータ本体2に接続される。表示部3は、LCD(Liquid Crystal Device )から構成され、コンピュータ本体2から供給される表示データに応じた表示を行う。
【0014】
また、タッチパネル部4は、シート状の抵抗膜と電極とを所定のスペースを介して積層した構成とされており、所定の位置に接触することにより座標情報を出力する。タッチパネル部4は、表示部3の表示画面上に配置され、表示部3の表示画面に対応した部分の座標をコンピュータ本体2に出力するようにされている。
【0015】
コンピュータ本体2は、タッチパネル部4から供給された座標情報に応じた位置に表示部3に表示されるポインタの位置を制御する。また、タッチパネル部4は、後述するように接触タイミング及び位置に応じてマウスの左ボタン及び右ボタンに対応する情報をコンピュータ本体2に供給する。
図2は本発明の第1実施例のタッチパネル部のブロック構成図を示す。
【0016】
タッチパネル部4は、タッチパネル11、駆動回路12、MCU13、外部インタフェース14から構成される。
タッチパネル11は、駆動回路12と接続され、駆動回路12から供給されるX座標駆動電圧及びY座標駆動電圧により駆動され、接触位置に応じたX座標検出電圧Vx 及びY座標検出電圧Vy を駆動回路12に供給する。
【0017】
駆動回路12は、タッチパネル11から供給されたX座標駆動電圧Vx 及びY座標駆動電圧Vy をMCU13に供給する。
MCU13は後述するように駆動回路13から供給されるX座標駆動電圧Vx 及びY座標駆動電圧Vy に応じて接触位置に応じて座標情報を検出するとともに、座標情報の発生のタイミング及び位置に応じて左ボタン及び右ボタン操作情報を出力する。MCU13は、外部インタフェース14に接続されている。外部インタフェース14は、MCU13で生成された座標情報及び左ボタン及び右ボタン操作情報をコンピュータ本体2に供給する。
【0018】
図3は本発明の第1実施例のコンピュータ本体のブロック構成図を示す。
コンピュータ本体2は、パーソナルコンピュータハードウェア部21、OS22、デバイスドライバ23、アプリケーションソフト24を有する。
パーソナルコンピュータハードウェア部21は、タッチパネル部4の外部インタフェース14から供給される座標情報及び左ボタン及び右ボタン操作情報を受信し、OS22に通知する。OS22は、受信した座標情報及び左ボタン及び右ボタン操作情報をデバイスドライバ23を介してアプリケーションソフト24に供給する。
【0019】
アプリケーションソフト24は、座標情報及び左ボタン及び右ボタン操作情報に応じた処理を実行する。
次に、タッチパネル部4のMCU13の動作を説明する。
図4は本発明の第1実施例のMCUの処理フローチャートを示す。
MCU13では、タッチパネル11のタッチを監視しており、タッチパネル11でタッチを検出すると(ステップS1)、タッチされた座標をチェックする(ステップS2)。
【0020】
ステップS1、S2でタッチが検出され、座標がチェックされると、タッチパネル11でのリリースが監視される(ステップS3)。ステップS3で、リリースが検出されると、後述するように出力データをチェックする(ステップS4)。ステップS4でのチェック結果により出力データの有無を判定する(ステップS5)。
【0021】
ステップS5で出力データが存在すれば、出力データをコンピュータ本体2に出力した後、ステップS1のリターンする(ステップS5、S6)。また、ステップS5で出力データが存在しなければ、そのままステップS1にリターンする。
上記ステップS1〜S6を繰り返すことにより座標情報、左ボタン及び右ボタン情報を検出して、コンピュータ本体2に供給する。
【0022】
次にステップS1のタッチ検出処理について詳細に説明する。
図4は本発明の第1実施例のタッチ検出処理の処理フローチャートを示す。
ステップS1のタッチ検出処理では、まず、接触有無が判定される(ステップS1−1)。
ステップS1−1で、非接触が検出されると、MPU13の内部に非接触状態を示す情報がセットされる(ステップS1−2)。
【0023】
また、ステップS1−1で、接触が検出されると、タッチパネル11から供給されるX座標検出電圧Vx 及びY座標検出電圧Vy からタッチパネル11上でのタッチされた位置の座標を検出する(ステップS1−3)。
次に、リリース済み又は新規接触か否かを判定する(ステップS1−4)。ステップS1−4で、リリース済み又は新規接触の場合には、現在時刻をTfnにセットするとともに、接触した位置の座標を開始座標Pstartに設定した後、ステップS1−2で非接触情報をセットする(ステップS1−5、S1−6)。
【0024】
ステップS1−4で、リリース済み又は新規接触ではないと判断された場合には、次に、前回セットされた開始座標PstartからステップS1−3で検出された座標位置までのベクトルが求められる(ステップS1−7)。
さらに、ステップS1−5で前回セットされた現在時刻Tfnと今回検出された現在時刻との時間差、すなわち、前回接触と今回接触との時間間隔Tnn(=|Tfn−(現在時刻)|)を求める(ステップS1−8)。
【0025】
次に、前回接触と今回接触との接触の時間間隔Tnnが予め設定されたオン時間Tonより大きいか否かを判定する(ステップS1−9)。
ステップS1−9で、前回接触と今回接触との時間間隔Tnnが予め設定されたオン時間Tonより小さければ、前回接触と今回接触とは接触時の誤操作と判断してステップS1−2により非接触をセットする。
【0026】
また、ステップS1−9で、前回接触と今回接触との時間間隔Tnnが予め設定されたオン時間Tonより大きければ、次に、今回接触位置座標Vが前回接触時の座標を中心として予め設定された所定の範囲Voutside の外の領域にあるか否かを判断する(ステップS1−10)。
ステップS1−10で、今回接触位置座標Vが前回接触時の座標を中心として予め設定された所定の範囲Voutside の外の領域にあれば、拡張操作の範囲ではないと判断して、タッチ出力設定するとともにクリックモードを初期化する(ステップS1−11)。ステップS1−11でクリックモードを初期化した後、接触状態を示す内部情報をセット状態とする(ステップS1−12)。
【0027】
また、ステップS1−10で、今回接触位置座標Vが前回接触時の座標を中心として予め設定された所定の範囲Voutside の内の領域にあれば、次に、前回接触と今回接触との時間間隔Tnnがオン時間Tonより長い、所定の拡張操作時間Ttouch より小さいか否かを判断する(ステップS1−13)。
ステップS1−13で、前回接触と今回接触との時間間隔Tnnが拡張操作時間Ttouch より大きければ、拡張操作の操作時間にはないと判断して、タッチ出力設定するとともに、クリックモードを初期化する(ステップS1−14)。
【0028】
ステップS1−13で、前回接触と今回接触との時間間隔Tnnが拡張操作時間Ttouch より小さければ、次に、拡張ステージか否かを判定する(ステップS1−15)。なお、拡張ステージか否かの判定は、後述するリリース検出処理により判定される。
ステップS1−15で、拡張ステージであれば、内部の状態をダブルクリックモード化するとともに、ダブルクリック座標をセットする(ステップS1−16)。また、ステップS1−15で、拡張ステージでなければ、内部の状態をクリックモード化するとともに、クリック座標をセットする(ステップS1−17)。ステップS1−16、S1−17でMPU13の内部にモード及び座標がセットされると、ステップS1−12により接触状態がセットされ、ステップS1−1に戻り、再びタッチ検出が監視される。
【0029】
上記ステップS1のタッチ検出処理でセットされた座標がステップS2でチェックされた後、ステップS3のリリース検出処理が行われる。
次にステップS3のリリース検出処理について説明する。
図6は本発明の第1実施例のリリース検出処理の処理フローチャートを示す。
ステップS3のリリース検出処理では、まず、接触が検出されたか否かが判定される(ステップS3−1)。
【0030】
ステップS3−1で接触が検出されると、接触された状態でリリースされていいないので、リターンして、リリースされるのを監視する。
また、ステップS3−1で、接触でない状態が検出されると、次に、前回接触されていて、今回リリースされたのか否かが判定される(ステップS3−2)。
ステップS3−2で、前回接触されて接触されいない場合には、タッチもリリースもされていないと判断できるので、リターンしてリリースされるのを監視する。
【0031】
また、ステップS3−2で、前回接触されていて今回リリースされたと判断された場合には、前回現在時刻Tnfが測定されているか否かが判定される(ステップS3−3)。
ステップS3−3で、前回現在時刻Tnfが測定されていない場合には、現在時刻を測定しTnfとした後(ステップS3−4)、接触をセットする(ステップS3−19)。また、ステップS3−3で、前回現在時刻Tnfが測定されている場合には、次に、前回現在時刻Tnfと今回リリース検出時の現在時刻との時間差、すなわち、リリースされている時間Tff(=|Tnf−(今回現在時刻)|を算出する(ステップS3−5)。
【0032】
ステップS3−5で、リリース時間Tffが算出されると、次に、リリース時間Tffが予め設定されたオフ時間Toff 以上か否かが判断される(ステップS3−6)。ステップS3−6で、リリース時間Tffがオフ時間Toff 以下であれば、操作における誤差の範囲であると判断し、ステップS3−19でMPU13内部に接触をセットする。
【0033】
また、ステップS3−6で、リリース時間Tffがオフ時間Toff 以上あれば、リリースされたと判断し、次に、MPU13内部にセットされるモードが非クリックモードか否かが判断される(ステップS3−7)。モードが非クリックモードか否かは、ステップS1のタッチ検出処理のステップS1−11、S1−14、S1−16、S1−17の処理結果により決定される。
【0034】
ステップS3−7で、クリックモードである場合には、次に、リリース時間Tffが予めリリースであると検出するために設定された所定時間Trelease 以上か否かを判定する(ステップS3−8)。ステップS3−8で、リリース時間Tffが所定時間Trelease 以下である場合には、操作の誤差の範囲であると判断して、ステップS3−19により接触状態をセットする。
【0035】
また、ステップS3−8で、リリース時間Tffが所定時間Trelease 以上であると判断された場合には、MPU13にリリースである旨を認識させるリリース出力を設定し(ステップS3−9)、現在時刻などのパラメータを初期化した後(ステップS3−10)、非接触状態を示す情報をセットした後(ステップS3−11)、リターンし、ステップS3−1に戻り、リリースを検出する。
【0036】
また、ステップS3−7で、非クリックモードではない、すなわち、ステップS1のタッチ検出処理のステップS1−11、S1−14、S1−16、S1−17でクリックモードが既に設定されている場合には、次に、リリース時間Tffが予めクリックを検出されるために設定された所定のクリック時間Tclick 以上であるか否かを判定する(ステップS3−12)。
【0037】
ステップS3−12で、リリース時間Tffがクリック時間Tclick より大きければ、次に、ダブルクリックか否かを判定する(ステップS3−13)。
ステップS3−13でダブルクリックでない、すなわち、シングルクリックの場合には、左クリックの操作であると判断して、左クリック出力を設定する(ステップS3−14)。ステップS3−14で左クリック出力が設定されると、ステップS3−10、S3−11によりパラメータを初期化した後、非接触状態をセットして、リターンする。
【0038】
また、ステップS3−13で、ダブルクリックであると判断されると、次に、右クリックであるか否かが判断される(ステップS3−15)。ステップS3−15の右クリックの判定は、後述するように前回のクリックにより検出された座標と今回のクリックにより検出された座標との位置に応じて判断される。
ステップS3−15で右クリックであると判断されると、右クリック出力を設定し(ステップS3−16)、ステップS3−10、S3−11によりパラメータを初期化した後、非接触状態をセットして、リターンする。
【0039】
ステップS3−15で、右クリックではないと判断されると、ダブルクリック出力を設定し(ステップS3−17)、ステップS3−10、S3−11によりパラメータを初期化した後、非接触状態をセットして、リターンする。
また、ステップS3−12で、リリース時間Tffがクリック時間Tclick より短い場合には、拡張ステージ化、すなわち、ダブルクリックモードを設定するための設定を行う(ステップS3−18)。
【0040】
また、ステップS3−18で、拡張ステージ化されると、ステップS3−11で非接触をセットし、ステップS3−1にリターンする。
上記のステップS1〜S3のタッチ検出処理及びリリース検出処理により出力としてタッチ、左クリック、右クリック、ダブルクリックの複数の出力を設定することができる。
【0041】
次に、ステップS1−11、S1−14及びステップS3−14、S3−15のタッチ、左クリック、右クリック、ダブルクリックの判定方法について説明する。
図7は本発明の第1実施例のタッチ操作を説明するための図、図8は本発明の第1実施例の左クリックの操作を説明するための図、図9は本発明の第1実施例のダブルクリックの操作を説明するための図、図10は本発明の第1実施例の右クリックの操作を説明するための図を示す。
【0042】
まず、タッチ操作について説明する。
タッチ操作は、ステップS1のタッチ検出処理により図7に示すようにペン31をタッチパネル11にオン時間Ton以上接触させ、かつ、所定の範囲Voutside 以上移動させた場合、及び、所定時間Ttouch 以上接触し続けた場合に実現される。
【0043】
次に、左クリック操作について説明する。
左クリック操作は、ステップS3のリリース検出処理により設定され、図8に示すようにペン31をタッチパネル11にオン時間Ton以上接触させた後、時間Ttouch 以内にリリースし、クリック時間Tff以上リリースすることにより判断される。
【0044】
次にダブルクリック操作について説明する。
ダブルクリック操作は、ステップS3のリリース検出処理により設定され、図9に示すようにペン31により1回目にクリック操作が検出された座標を中心として半径Voutside の範囲の内に2回目のクリック操作が行われると、ダブルクリックと判断する。
【0045】
次に、右クリック操作について説明する。
右クリック操作は、ステップS3のリリース検出処理により設定され、図10に示すようにペン31により1回目にクリック操作が検出された座標P1を中心として半径r1 の範囲Voutside1と半径r2の範囲Voutside2との間の領域に2回目のクリック操作が行われると、右クリック操作と判断する。
【0046】
なお、本実施例では、従来の構成で可能であった操作に右クリック操作を追加した構成としたが、右クリック操作は図10に示す操作に限られるものではない。
図11は本発明の第1実施例の第1変形例の動作を説明するための図を示す。
本変形例では、図11に示すように範囲Voutside1、Voutside2を角度θ1、θ2、θ3、θ4に分割し、角度に応じて操作を異ならせることにより複数の操作を可能とする。
【0047】
例えば、ペン31によりポイントP1をクリックした後、ポイントP21をクリックすることにより右クリック、ポイントP1をクリックした後ポイントP22をクリックすることにより第1の操作、ポイントP1をクリックした後ポイントP23をクリックすることにより第2の操作、ポイントP1をクリックした後ポイントP24をクリックすることにより第3の操作というように右クリック他に多種の操作に対応できる。また、範囲Voutside1、Voutside2に加えて半径r3(>r2>r1)の範囲Voutside3を追加することによりポイントP1をクリックした後ポイントP31、P32、P33、P34をクリックすることにより更に多数の操作を追加できる。
【0048】
また、右クリック操作は、ダブルクリック操作とは異なる操作であればよいので、例えば、1回目をクリックとし、2回目を所定時間以上タッチすることにより、ダブルクリックの操作と異なる操作として、右クリックとしてもよい。
図12は本発明の第1実施例の第2変形例の動作を説明するための図を示す。
まず、ポイントP1で1回目のクリックを行い、次に、1回目にクリック操作が検出された座標P1を中心として半径r1 の範囲Voutside 内のポイントP2に所定時間以上タッチをすることににより右クリック操作と判断する。
【0049】
なお、本実施例では、タッチは1種類であったが、左右タッチ出力設定を行うようにしてもよい。
図13は本発明の第1実施例の第3変形例のタッチ処理の処理フローチャート、図14は本発明の第1実施例の第3変形例のリリース処理の処理フローチャートを示す。図5、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0050】
本実施例は、ステップS1−11で出力されるタッチ出力設定を左タッチ出力とし(ステップS1−21)、ステップS1−14で出力されるタッチ出力設定を右タッチ出力としてなる(ステップS1−22)。また、ステップS1−17で、通常のクリックを左クリックとして左クリックモードに設定するようにしてなる(ステップS1−23)。ステップS1−23により左クリックモードが設定されると、図14に示すリリース処理のステップS3−15によりダブルクリックが判定されたときに、左ダブルクリックとして判定が行われ、左ダブルクリック出力が設定される(ステップS3−23)。
【0051】
図15は本発明の第1実施例の第3変形例の左タッチ出力の動作説明図を示す。
図15に示すようにポイントP1をタッチしたポイントP1を中心として半径r1の範囲Voutside 外のポイントP2をタッチすると、左タッチと判断して、左タッチ出力を設定する。
【0052】
図16は本発明の第1実施例の第3変形例の右タッチ出力の動作説明図を示す。
図16に示すようにポイントP1をタッチしたポイントP1を中心として半径r1の範囲Voutside 内のポイントP3をタッチすると、右タッチと判断して、右タッチ出力を設定する。
【0053】
なお、本実施例では、タッチパネル部4のMPU13で右クリックを判定するようにしたが、コンピュータ本体2でソフトウェアにより操作を判定するようにしてもよい。
図17は本発明の第2実施例のコンピュータ本体のブロック構成図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0054】
本実施例では、タッチパネル部4のMPU13で処理を行っていた右ボタンなどの判定をコンピュータ本体31にインストールされるデバイスドライバ32により行うようにしてなる。
このとき、デバイスドライバ32は、OS22の割込処理部33から供給されるハードウェア割込及びOS22のタイマ処理部34から供給されるタイマ割込により制御を行う。割込処理部33はタッチパネル部4からタッチパネル11の接触による座標データが供給されたときに、デバイスドライバ32にハードウェア割込をかけるとともに、割込データを供給する。
【0055】
図18は本発明の第2実施例のデバイスドライバのハードウェア割込発生時の処理フローチャートを示す。
OSからハードウェア割込が発生されると、ハードウェア割込ではタッチパネル部4からOSを介して供給された割込データが有効なデータか否かのチェックを行う(ステップS11−1、S11−2)。
【0056】
ステップS11−2で、有効なデータであれば、前回のタッチパネル部4から供給されたデータがタッチパネル11がオンを示す状態か否かが判定される(ステップS11−3)。
ステップS11−3で、前回タッチパネル部4から供給されたデータがオンであれば、次に、今回タッチパネル部4から供給されたデータがオンか否かを判定する(ステップS11−4)。
【0057】
ステップS11−4で今回タッチパネル部4から供給されたデータがオフの場合には、前回のオンから今回のオフに変化したので、後述するオフ発生処理を行う(ステップS11−5)。
また、ステップS11−4で、今回タッチパネル部4から供給されたデータがオンの場合には、前回から今回にかけてオンが継続しているので後述するオン継続処理を行う(ステップS11−6)。
【0058】
ステップS11−3で、前回タッチパネル部4から供給されたデータがオフである場合にも、今回タッチパネル部4から供給されたデータがオンか否かを判定する(ステップS11−7)。
ステップS11−7で、前回タッチパネル部4から供給されたデータがオンの場合には、前回のオフから今回のオンに変化したので、後述するオン発生処理を行う(ステップS11−8)。
【0059】
また、ステップS11−7で、今回タッチパネル部4から供給されたデータがオフの場合には、前回から今回にかけてオフが継続しているので後述するオフ継続処理を行う(ステップS11−9)。
次に、ステップS11−5のオフ発生処理について説明する。
図19は本発明の第2実施例のデバイスドライバのオフ発生処理の処理フローチャートを示す。
【0060】
ステップS11−5のオフ発生処理では、まず、オン状態である段階T1 か否かが判断される(ステップS12−1)。
ステップS12−1で、段階T1で、オフが発生された場合には、まず、現在座標、すなわち、タッチパネル部4から供給されたデータの座標をP2にセットし(ステップS12−2)、段階T1を計時するタイマを解除する(ステップS12−3)。
【0061】
次に、ステップS12−3で現在時刻が段階T1の状態である期間である時間(t1 +t1low)内か否かを判定する(ステップS12−4)。
ステップS12−4で現在時刻が予め設定された時刻(t1 +t1low)以上である場合には、現在時刻をt2 にセットし(ステップS12−5)、段階をT2に設定する(ステップS12−6)。さらに、段階T2に予め設定された時間t2high を計時するタイマを起動し(ステップS12−7)、ステップS12−1にリターンする。
【0062】
ステップS12−4で、時間(t1 +t1low)内にあれば、段階をT0、すなわち、最初のオフの段階に設定し(ステップS12−8)、時刻t0 を現在時刻セットした後(ステップS12−9)、ステップS12−1にリターンする。
ステップS12−1で、段階がT1でなければ、次に、段階がT3か否かを判定する(ステップS12−10)。
【0063】
ステップS12−10で、段階がT3でない、すなわち、オフ状態を示す段階T0、T2又はT4であれば、段階がオフ待ちか否かを判断する(ステップS12−11)。ステップS12−11で、オフ待ちであれば、ステップS12−8、ステップS12−9により段階をT0に戻し、現在時刻t0 として状態を初期化する。
【0064】
また、ステップS12−11で、段階がオフ待ちの状態でなければ、左スイッチがオフとされた出力をアプリケーションに供給した後(ステップS12−12)、ステップS12−8、S12−9を実行して、初期状態の戻し、ステップS12−1にリターンする。
また、ステップS12−10で、2回目のオン状態である段階T3であると判断された場合には、現在座標をP4にセットし(ステップS12−13)、段階T3を計時したタイマを解除する(ステップS12−14)。
【0065】
次に、現時時刻が段階T3の期間を示す時間(t3 +t3low)以上か否かを判定する(ステップS12−15)。ステップS12−15で、現在時刻、すなわち、オンからオフになった時刻が時間(t3 +t3low)以下すなわち、段階T3内であれば、ステップS12−8、S12−9に戻って、段階T0に初期化する。
【0066】
ステップS12−15で、現在時刻が時間(t3 +t3low)以上、すなわち、段階T3であるべき時刻を越えた場合には、現在時刻をt4に設定し(ステップS12−16)、段階をT3の次の段階である段階T4とする(ステップS12−17)。
ステップS12−17で、段階をT4にすると、段階T4の期間t4high を計時するタイマを起動したリターンする。
【0067】
次に、ステップS11−6のオン継続処理について説明する。
図20は本発明の第2実施例のオン継続処理の処理フローチャートを示す。
オン継続処理では、まず、オン状態を示す段階T1であるか否かを判定する(ステップS13−1)。
ステップS13−1で、段階T1であると判断されると、次に、現在座標と段階T1の開始時の座標P1との差|(現在座標)−P1|が予め設定された範囲P1limitより大きいか否かを判断する(ステップS13−2)。
【0068】
ステップS13−2で、現在座標と段階T1の開始時の座標P1との差が範囲P1limitを越えた場合には、段階T1の期間t1を計時するタイマを解除する(ステップS13−3)とともに、段階をオン待ち状態した後、例えば、左スイッチをオン出力する。(ステップS13−5)。
また、ステップS13−2で、現在座標と段階T1の開始時の座標P1との差が範囲P1limit内であれば、リターンする。
【0069】
さらに、ステップS13−1で、段階T1ではない場合には、次にオン継続しているのが、段階T3か否かが判断される(ステップS13−6)。
ステップS13−6で、段階T3であれば、段階がオン待ちか否かを判断する(ステップS13−8)。ステップS13−8で、オン待ちであれば、リターンする。
【0070】
また、ステップS13−8で、オン待ちでなければ、座標を出力する。
以上により左ボタンオンを検出できるとともに、左ボタンタッチを検出できる。
次に、ステップS11−8のオン発生処理について説明する。
図21に本発明の第2実施例のオン発生処理の処理フローチャートを示す。
【0071】
オフからオンへの状態変移が発生すると、段階T0から段階T1に、又は、段階T2から段階T3に段階を一つ進める(ステップS14−1)。
次に、ステップS14−1で進めた段階がT1か否かを判断する(ステップS14−2)。
ステップS14−2で、段階T1のときには、現在時刻をt1、現在座標をP1にセットする(ステップS14−3)。
【0072】
次に、時刻t1が段階T0の期間を示す(t0+t1low)か否かを判定する(ステップS14−4)。
ステップS14−4で、現在時刻t1が段階T0の期間を示す(t0+t1low)より大きければ、現在座座標P0を出力し(ステップS14−5)、段階T1の期間を計数するタイマを起動する(ステップS14−6)。
【0073】
また、ステップS14−4で、現在時刻t1が段階T0の期間を示す(t0+t1low)より小さい場合には、現在座標を出力し(ステップS14−7)、左ボタンをオン出力した後(ステップS14−8)、オフ待ちとした後リターンする(ステップS14−9)。ステップS14−2で、段階がT1でない場合には、次に、段階がT3か否かが判断される(ステップS14−10)。
【0074】
ステップS14−10で、段階がT3の場合には、現在時刻をT3にセットし、現在座標をP3にセットする(ステップS14−11)。また、段階T2の期間t2を計数するタイマを解除する(ステップS14−12)。
ステップS14−12で、段階T2の期間t2を計数するタイマが解除されると、次に、現在時刻t3が段階T2の終了時刻(t2 +t2low)より大きいか否かを判定する(ステップS14−13)。
【0075】
ステップS14−13で、現在時刻t3が段階T2の終了時刻(t2 +t2low)より大きいときには、段階T3の期間であるt3high を計測するタイマを起動してリターンする(ステップS14−14)。
また、ステップS14−13で、現在時刻t3が段階T2の終了時刻(t2 +t2low)に達していないときには、段階T1であると判断して、現在時刻をt1とし、現在座標をP1とし、ステップS14−5に戻って、座標を出力し、段階T1を計時するタイマを起動する。
【0076】
以上がタッチパネルがオンしたときの処理である。
次に、図18のステップS11−9に示すオフ継続処理について説明する。
図22は本発明の第2実施例のオフ継続処理の処理フローチャートを示す。
ステップS11−9のオフ継続処理では、オフ発生時刻t0 から現在時刻を減算することにより、オフ継続時間tosを算出して、リターンする(ステップS15)。
【0077】
以上が本実施例のハード割込による処理である。
次に、タイマ割込処理について説明する。
図23は本発明の第2実施例のタイマ割込処理の処理フローチャートを示す。タイマ割込処理では、まず、タイマの計時時間が段階T1の開始時刻t1に達したか否かが判定される(ステップS16−1)。
【0078】
ステップS16−1で、タイマの計時時間が段階T1の開始時刻t1に達したと判断されたときには、後述する段階T1に応じた割込処理であるT1割込処理を行う(ステップS16−2)。T1割込処理後は、リターンされる。
また、ステップS16−1でタイマの計時時間が段階T1の開始時刻t1に達していないと判断されたときには、段階T2の開始時刻t2に達したか否かが判断される(ステップS16−3)。
【0079】
ステップS16−3で、タイマの計時時間が段階T2の開始時刻t2に達したと判断されたときには、後述する段階T2に応じた割込処理であるT2割込処理を行う(ステップS16−4)。T2割込処理後は、リターンされる。
また、ステップS16−3で、段階T2でないと判断されたときには、段階T3の開始時刻t3に達したか否かが判断される(ステップS16−5)。
【0080】
ステップS16−5でタイマの計時時間が段階T3の開始時刻t3に達したと判断されると、後述する段階T3に応じた割込処理であるT3割込処理を行う(ステップS16−6)。T3割込処理後は、リターンされる。
ステップS16−5でタイマの計時時間が段階T3の開始時刻t3に達したと判断さえると、次にタイマの計時時間が段階T4の開始時刻t4に達したか否かが判断される(ステップS16−7)。
【0081】
ステップS16−7で、タイマの計時時間が段階T4の開始時刻t4に達したと判断されると、後述する段階T4に応じた割込処理であるT4割込処理を行う(ステップS16−8)。T4割込処理後は、リターンされる。
また、ステップS16−7で、タイマの計時時間が段階T4の開始時刻t4に達していないと判断されたときには、タイマの計時時間を段階T0の開始時刻t0にセットし、リターンする(ステップS16−9)。
【0082】
以上により、T1割込処理、T2割込処理、T3割込処理、T4割込処理が行われる。
次にT1割込処理について説明する。
図24は本発明の第2実施例のT1割込処理の処理フローチャートを示す。
図23に示されるステップS16−2のT1割込処理では、まず、後述するスイッチをオン出力するスイッチオン出力処理が行われ(ステップS17−1)、段階をオフ待ちに設定する(ステップS17−2)。
【0083】
以上のように、T1割込処理により例えば、スイッチがオンしたことが認識される。
次に、T2割込処理について説明する。
図25は本発明の第2実施例のT2割込処理の処理フローチャートを示す。
図23に示されるステップS16−4のT2割込処理が発生すると、1回目のスイッチを出力処理が行われる(ステップS18−1)。
【0084】
ステップS18−1で第1のスイッチの状態がオン出力されると、次に、第1のスイッチのオン状態に対してシングルクリック又はダブルクリックの発生を予約する。
以上により、T2割込処理により例えば、第1のスイッチがシングルまたはダブルクリックされることが認識される。
【0085】
次に、T3割込処理について説明する。
図26は本発明の第2実施例のT3割込処理の処理フローチャートを示す。
図23に示されるステップS16−6のT3割込処理が発生すると、後述する第2のスイッチをオンするスイッチオン出力処理が行われる(ステップS19−1)。
【0086】
ステップS19−1でマウスの右ボタンに相当するスイッチがオンされると、オフ待ち状態に設定する(ステップS19−2)。
以上により、T2割込処理により第1のスイッチのオン出力が行われる。
次に、T4割込処理について説明する。
図27は本発明の第2実施例のT4割込処理の処理フローチャートを示す。
【0087】
図23に示されるステップS16−8では、まず、段階T2、T3、T4での位置P2、P3、P4が所定の半径R1の円C1の中に存在するか否かを判断する(ステップS20−1)。
ステップS20−1で、段階T2、T3、T4での位置P2、P3、P4が所定の半径R1の円C1の中に存在する場合には、マウスの左ボタンに相当するスイッチを出力するとともに(ステップS20−2)、シングルクリック又はダブルクリックを発生する(ステップS20−3)。
【0088】
また、ステップS20−1で半径R1の円C1内に段階T2での座標位置P2が存在し、かつ、円C1の半径R1より大きい半径R2の円C2の範囲に段階T4での座標位置P4が存在するか否かを判断する(ステップS20−4)。
ステップS20−4で、段階T2での座標位置P2が円C1内に存在し、かつ、段階T4での座標位置P4が円C2内に存在するときには、後述する第2のスイッチをオンにする処理を行い(ステップS20−5)、段階をT2に設定した後(ステップS20−6)、後述するシングクリック又はダブルクリックを発生するための処理を行う(ステップS20−7)。
【0089】
また、ステップS20−4で、半径R1の円C1内に段階T2での座標位置P2が存在しないかあるいは、円C1の半径R1より大きい半径R2の円C2の範囲に段階T4での座標位置P4が存在しない場合には、スイッチの操作はないものとして、段階T0に移行する(ステップS20−8)。
次に、図20に示すステップS13−5のスイッチオン出力処理について説明する。
【0090】
図28は本発明の第2実施例のスイッチオン出力処理の処理フローチャートを示す。
スイッチオン出力処理では、まず、ボタンスワップが行われたか否かが判断される(ステップS21−1)。ボタンスワップは、例えば、座標位置が座標位置P1を中心として半径R1の範囲C1内に存在するか否かによって判断される。すなわち、座標位置が範囲C1の外になるとボタンスワップが発生したと判断する。
【0091】
ステップS21−1で、ボタンスワップが発生すると、第2のスイッチをオンとする(ステップS21−2)。また、ステップS21−1で、ボタンスワップが発生しなければ、第1のスイッチをオンとする(ステップS21−3)。
ステップS21−2、S21−3で、第2又は第1のスイッチがオンされると、次に、段階がオンか否かを判定する(ステップS21−4)。ステップS21−4で、段階がオン待ちのときには、段階をT0に設定し、リターンし(ステップS21−5)、段階がオン待ちでないときにはそのままリターンする。
【0092】
以上により第1又は第2のスイッチがオンされる。
次に、第1のスイッチのオン出力処理について説明する。
図29は本発明の第2実施例の第1のスイッチのオン出力処理の処理フローチャートを示す。
第1のスイッチのオン出力処理は、図21に示すステップS14−8、図24に示すステップS17−1、図25に示すステップS18−1、図27に示すステップS20−2の処理に相当する。
【0093】
第1のスイッチのオン出力処理では、まず、ボタンスワップの有無を判定する(ステップS22−1)。
ステップS22−1で、ボタンスワップがなければ、第1のスイッチをオンにする(ステップS22−2)。また、ステップS22−3で、ボタンスワップがあれば、第2のスイッチのオン出力を実行する(ステップS22−4)。
【0094】
以上により、第1のスイッチのオン処理が行われる。
次に、第2のスイッチのオン出力処理について説明する。
図30は本発明の第2実施例の第2のスイッチのオン出力処理の処理フローチャートを示す。
第2のスイッチのオン出力処理は、図26に示すステップS19−1、図27に示すステップS20−5の処理に相当する。
【0095】
第2のスイッチのオン出力処理では、まず、ボタンスワップの有無を判定する(ステップS23−1)。
ステップS23−1で、ボタンスワップがなければ、第2のスイッチをオンにする(ステップS23−2)。また、ステップS23−3で、ボタンスワップがあれば、第1のスイッチをオン出力を実行する(ステップS23−4)。
【0096】
以上により、第2のスイッチのオン出力が行われる。
次に、シングルクリック又はダブルクリック発生処理について説明する。
図31は本発明の第2実施例のクリック発生処理の処理フローチャートを示す。
シングルクリック又はダブルクリックの発生処理は、図27に示すステップS20−3、S20−7のシングル又はダブルクリックの発生処理に相当する。
【0097】
シングルクリック又はダブルクリック発生処理では、まず、全スイッチのオフ出力を実行する(ステップS24−1)。
次に、ステップS24−1のオフの段階が段階T2か否かを判定する(ステップS24−2)。
ステップS24−2で、段階T2になると、段階を段階T0に設定してリターンする(ステップS24−3)。
【0098】
また、ステップS24−2で、ステップS24−1のオフの段階が段階T2でなければ、次に、ステップS24−1のオフの段階が段階T4であるか否かが判定される(ステップS24−4)。
ステップS24−4で、ステップS24−1のオフの段階が段階T4であると、次に、段階をT2に戻し(ステップS24−5)、図25に示すT2割込処理の発生を予約した後(ステップS24−6)、リターンする。
【0099】
また、ステップS24−4で、段階T4ではない場合には、段階を段階T0に設定してリターンする(ステップS24−7)。
以上にようにステップS24−6で、図25に示すT2割込処理が実行され、シングル又はダブルクリックの発生予約が行われる。
次に、本実施例の動作を図面とともに説明する。
【0100】
図32は本発明の第2実施例の動作説明図を示す。図32は段階T0〜T4の状態を示す。
段階T0、T2はタッチパネルをリリースした状態であり、段階T1、T3はタッチパネルをタッチした状態を示す。
図32に実線で示すようにリリースとタッチとのタイミングが設定される。段階T1、T2、T3、T4に移行するタッチ及びリリースのタイミングは、図32に示す時刻t0 、t1 、t2 、t3 、t4 からの時刻t0low、t0high 、t1low、t1high 、t2low、t2high 、t3low、t3high 、t4low、t4high により決定される。
【0101】
まず、タッチパネルがタッチからリリースされると、現在時刻が時刻t0とされる。時刻t0から予め設定された所定時間tolow経過すると段階T0とされる。段階T0の期間である時間t0low〜t0high の間にタッチパネルがタッチされると、現在時刻が時刻t1にセットされる。時刻t1から所定時間t1low経過すると、段階T1に移行する。なお、時間t0low〜t0high の間でタッチパネルがタッチされずにリリースのままであると、現在時刻が再びt0 にセットされる。
【0102】
また、段階T1の期間である時間t1low〜t1high の間にタッチパネルがリリースされると、現在時刻が時刻t2 にセットされる。時刻t2 から所定時間t2low経過すると、段階T2に移行する。なお、時間t1low〜t1high の間でタッチパネルがタッチのままでリリースされないと、現在時刻が再びt0 にセットされる。
【0103】
さらに、段階T2の期間である時間t2low〜t2high の間にタッチパネルがタッチされると、現在時刻が時刻t3 にセットされる。時刻t3 から所定時間t3low経過すると、段階T3に移行する。なお、時間t2low〜t2high の間でタッチパネルがタッチされないと、現在時刻が再びt0 にセットされる。
また、段階T3の期間である時間t3low〜t3high の間にタッチパネルがタッチされると、現在時刻が時刻t4 にセットされる。時刻t4 から所定時間t4low経過すると、段階T4に移行する。なお、時間t4low〜t4high の間でタッチパネルがリリースされないと、現在時刻が再びt0 にセットされる。
【0104】
段階T4の期間である時間t4low〜t4high の間にタッチパネルがリリースされると、ダブルクリックと判定され、タッチのままであると、他の操作であると判定された後、現在時刻が再びt0 にセットされる。
上記の時刻判定によりクリック、ダブルクリック、ボタンスワップなどの操作を判定できる。
【0105】
なお、段階T0〜T4の期間を決定する時刻t0low、t0high 、t1low、t1high 、t2low、t2high 、t3low、t3high 、t4low、t4high を設定することにより、操作タイミングを調整できる。
また、マウスの左ボタン、右ボタンに相当する第1のスイッチ及び第2のスイッチの識別には、第1実施例と同様に操作位置を識別する。
【0106】
図33〜図35は本発明の第2実施例の操作を説明するための図を示す。
まず、マウスの左ボタンをシングルクリック及びダブルクリックの操作に相当する操作について図33とともに説明する。
段階T0でタッチパネルの位置P1をタッチすることにより、段階T1となる。段階T1で、位置P1を中心とした半径R1内の位置P2でリリースし、段階T2に移行した後、リリースのまま時刻t2high を経過し、段階T0に移行すると、マウスの左ボタンをシングルクリックしたものと認識される。
【0107】
また、段階T2に移行した後、時刻t2high の前に、位置P1を中心とした半径R1内の位置P3でタッチパネルがタッチされると、段階T3に移行される。段階T3に移行された後、時刻t3high までに再び位置P1を中心とした半径R1内の位置P4でタッチパネルがリリースされると、段階T4に移行する。段階T4で、時刻t4high まで、タッチがなければ、マウスの左ボタンをダブルクリックしたものと認識される。
【0108】
次に、マウスの右ボタンをシングルクリックする操作について図34とともに説明する。
段階T0でタッチパネルの位置P1をタッチすることにより、段階T1となる。段階T1で、位置P1を中心とした半径R1内の位置P2でリリースすると、段階T2に移行する。次に、段階T2に移行した後、時刻t2high の前に、位置P1を中心とした半径R1の外で、かつ、位置P1を中心とした半径R2内の位置P3でタッチパネルがタッチすることにより、段階T3に移行する。段階T3に移行した後、時刻t3high までに位置P1を中心とした半径R1外で、かつ、位置P1を中心とした半径R2内の位置P4でリリースされると、段階T4に移行する。
【0109】
段階T4に移行した後、時刻t4high までにタッチがなければ、マウスの右ボタンをシングルクリックしたものと認識される。
次に、他の操作について図35とともに説明する。
段階T0でタッチパネルの位置P1をタッチし、段階T1になった後、時刻t1high を越えて、タッチパネルにタッチしたまま位置P1を中心とした半径R1外の位置Pに移動されると、クリックとは判断されない。
【0110】
なお、本実施例では位置P1を中心として半径R1と半径R2との内外での位置及び所定のタイミングで、タッチ及びリリースを検出することにより右ボタンのクリックを判定したが、位置P1を中心として所定の角度範囲を設定することにより、さらに多くの機能を追加できるようになる。
図36は本発明の第2実施例の変形例の動作説明図を示す。
【0111】
本変形例では、図36に示すようにタッチパネルを1回目にタッチした位置P1を中心として半径R1の外側で、かつ、位置P1を中心として半径R2の内側の領域を不感帯Sab、Sbc、Scd、Sdaを介して領域Sa 、Sb 、Sc 、Sd に分割する。
ここで、段階T1で位置P1をタッチした後、段階T2で、領域Sa をタッチし、段階T3でリリースしたときには、右ボタンをクリックしたと認識し、段階T1で位置P1をタッチした後、段階T2で、領域Sb をタッチし、段階T3でリリースしたときには、第2の操作を行ったものと認識し、段階T1で位置P1をタッチした後、段階T2で、領域Sc をタッチし、段階T3でリリースしたときには、第3の操作を行ったものと認識し、段階T1で位置P1をタッチした後、段階T2で、領域Sd をタッチし、段階T3でリリースしたときには、第4の操作を行ったものと認識する。
【0112】
以上により右ボタン、クリックに加えて、第2〜第3の操作を認識できるようになる。また、領域Sa 、Sb 、Sc 、Sd の間に不感帯Sab、Sbc、Scd、Sdaを設けることにより誤操作を防止できる。
また、領域をさらに増加させることにより更に多くの操作を実現できる。
【0113】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1、5によれば、操作の位置及びタイミングに応じて前記座標情報以外の予め設定された操作情報を出力することにより、例えば、タッチパネルなどの座標情報のみを入力する座標入力装置などにおいてもマウスの左右ボタンの操作に相当する操作を実行することができる等の特長を有する。
【0114】
請求項2、6によれば、所定の操作位置を操作した後に、所定の操作位置から離間した他の位置を操作することにより、他の操作情報を出力することにより、操作位置だけから他の操作情報を出力できる等の特長を有する。
請求項3、7によれば、操作を行うタイミングにより例えば、タッチパネルなどの座標情報のみを入力する座標入力装置などにおいてもマウスの左右ボタンの操作に相当する操作を実行することができる等の特長を有する。
【0115】
請求項4、8によれば、操作により得られる操作位置に応じて得られるベクトルに基づいて他の操作を検知することにより、ベクトルの位置及び大きさ並びに方向に応じて座標入力以外の他の操作を実現できるので、タッチパネルなどの座標情報のみを入力する座標入力装置などにおいてもマウスの左右ボタンの操作に相当する操作を実行することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシステム構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のタッチパネル部のブロック構成図である。
【図3】本発明の第1実施例のコンピュータ本体のブロック構成図である。
【図4】本発明の第1実施例のMPUの処理フローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例のタッチ検出処理の処理フローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例のリリース検出処理の処理フローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例のタッチ操作を説明するための図である。
【図8】本発明の第1実施例の左クリック操作を説明するための図である。
【図9】本発明の第1実施例のダブルクリック操作を説明するための図である。
【図10】本発明の第1実施例の右クリック操作を説明するための図である。
【図11】本発明の第1実施例の他の機能実現する変形例の操作を説明するための図である。
【図12】本発明の第1実施例の右クリックの他の操作を説明するための図である。
【図13】本発明の第1実施例のタッチ検出処理の変形例の処理フローチャートである。
【図14】本発明の第1実施例のリリース検出処理の変形例の処理フローチャートである。
【図15】本発明の第1実施例のタッチ検出処理の変形例の動作説明図である。
【図16】本発明の第1実施例のタッチ検出処理の変形例の動作説明図である。
【図17】本発明の第2実施例のコンピュータ本体のブロック構成図である。
【図18】本発明の第2実施例のデバイスドライバのハードウェア割込発生時の処理ふろーチャートである。
【図19】本発明の第2実施例のデバイスドライバのオフ発生処理の処理フローチャートである。
【図20】本発明の第2実施例のオン継続処理の処理フローチャートである。
【図21】本発明の第2実施例のオン発生処理の処理フローチャートである。
【図22】本発明の第2実施例のオフ継続処理の処理フローチャートである。
【図23】本発明の第2実施例のタイマ割込処理の処理フローチャートである。
【図24】本発明の第2実施例のT1割込処理の処理フローチャートである。
【図25】本発明の第2実施例のT2割込処理の処理フローチャートである。
【図26】本発明の第2実施例のT3割込処理の処理フローチャートである。
【図27】本発明の第2実施例のT4割込処理の処理フローチャートである。
【図28】本発明の第2実施例のスイッチオン出力処理の処理フローチャートである。
【図29】本発明の第2実施例の第1のスイッチのオン出力処理の処理フローチャートである。
【図30】本発明の第2実施例の第2のスイッチのオン出力処理の処理フローチャートである。
【図31】本発明の第2実施例のクリック発生処理の処理フローチャートである。
【図32】本発明の第2実施例の動作説明図である。
【図33】本発明の第2実施例のクリック操作を説明するための図である。
【図34】本発明の第2実施例のクリック操作を説明するための図である。
【図35】本発明の第2実施例の他の操作を説明するための図である。
【図36】本発明の第2実施例の変形例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム
2 コンピュータ本体
3 表示装置
4 タッチパネル部
5 キーボード
11 タッチパネル
12 駆動回路
13 MCU
14 外部インタフェース
21 PCハードウェア
22 OS
23 デバイスドライバ
24 アプリケーションソフト
31 ペン

Claims (2)

  1. 操作面が操作されたときに、該操作面上のタッチ操作された位置座標を検出する操作検出手段と、
    前記操作検出手段で検出されるタッチ操作の位置座標及びタイミングに応じて前記位置座標以外の予め設定された操作情報を出力する機能拡張手段を有し、
    前記機能拡張手段は、
    前記操作検出手段により第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に該第1のタッチ操作が解除され、第2の時間内に、前記操作検出手段により該第1のタッチ操作が検出された位置座標を中心とする第1の領域に隣接する第2の領域で第2のタッチ操作が検出され、前記第1の時間内に該第2のタッチ操作が解除されたときに第1のシングルクリック操作情報を出力し、
    前記操作検出手段により第1のタッチ操作が検出され、前記第1の時間経過したときに、タッチ操作情報を出力し、
    前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に前記第1のタッチ操作が解除されたときに第2のシングルクリック操作情報を出力し、
    前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に前記第1のタッチ操作が解除され、第2の時間内に、前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出された位置座標を中心とする第1の領域で第2のタッチ操作が検出され、前記第1の時間内に該第2のタッチ操作が解除されたときにダブルクリック操作情報を出力する座標入力装置。
  2. コンピュータに、
    座標入力装置の操作面がタッチ操作されたときに、該操作面上のタッチ操作された位置座標を検出させる操作検出手順と、
    前記操作検出手順で検出されるタッチ操作の位置座標及びタイミングに応じて前記位置座標以外の予め設定された操作情報を出力する機能拡張手順とを実行させ、
    前記機能拡張手段は、前記操作検出手段により第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に該第1のタッチ操作が解除され、第2の時間内に、前記操作検出手段により該第1のタッチ操作が検出された位置座標を中心とする第1の領域に隣接する第2の領域で第2のタッチ操作が検出され、前記第1の時間内に該第2のタッチ操作が解除されたときに第1のシングルクリック操作情報を出力させ、
    前記操作検出手段により第1のタッチ操作が検出され、前記第1の時間経過したときに、第2のタッチ操作情報を出力し、
    前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に該第1のタッチ操作が解除されたときに第2のシングルクリック操作情報を出力し、
    前記操作検出手段により前記第1のタッチ操作が検出され、第1の時間内に該第1のタッチ操作が解除され、第2の時間内に、前記操作検出手段により該第1のタッチ操作が検出された位置座標を中心とする第1の領域で第2のタッチ操作が検出され、前記第1の時間内に該第2のタッチ操作が解除されたときにダブルクリック操作情報を出力させるプログラムが記録された記録媒体。
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