JP4315558B2 - システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声データ記録再生装置とコンピュータからなるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、音声記録再生装置即ちテープレコーダの用途の一つとして、口述記録がある。この口述記録は、例えば、予め送るべき手紙の内容をテープレコーダにてテープに音声で記録しておき、秘書などにこの録音したテープを渡し、この秘書などは、そのテープを再生して音声を聞きながら手紙をタイプ作成する、あるいは、会議の内容を録音しておき、後でこの録音を聞きながら議事録を作成する、等、様々な利用法がある。
【0003】
また近年、音声記録再生装置に於いては、装置の小型化の要求から、例えば、特開昭63−259700号公報に開示されているように、記録媒体として、磁気テープの代わりに半導体メモリを使用する装置が開発されてきている。
【0004】
このような半導体メモリに音声データを記録する音声データ記録再生装置では、半導体メモリが装置本体から脱着できない構成になっているものもある。このような装置で、前述したような口述記録に於いて秘書などに記録した音声データを渡してタイプ作成してもらいたい場合、即ち、当該装置以外の音声再生装置などの他の外部装置でこの半導体メモリに記録された音声データを利用したい場合には、ケーブルなどを接続して外部装置にこの音声データを転送することになる。
【0005】
ここで、最近のパーソナルコンピュータ(PC)の普及に伴って、タイプ作成もこのPC上で動作するワードプロセッサで行われるのが普通となっている。このPCは、多くがサウンド機能を備えているものであり、音声データを当該PCに接続されたスピーカから再生出力することが可能となっている。そこで、上記音声データ記録再生装置からPCに記録されている音声データを転送して、PC上でその音声データを再生しながらワードプロセッサでタイプ入力するという使用法が見られるようになってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、いわゆるプラグ・アンド・プレィと称される機能に準拠したUSB(Universal Serial Bus)という、多数の機器を接続できるインタフェース仕様を採用したPCが普及してきている。これを利用すれば、従来のシリアルケーブル等のケーブル接続によるデータ転送に比較して格段に高速に音声データを音声データ記録再生装置からPCに転送することが可能となる。
【0007】
一方、従来の音声データ記録再生装置では、PCにデータ転送を行う際には、フラッシュメモリ等の半導体メモリから読み出した音声データに対してエラー訂正処理を行ってから転送するようになっている。ところが、一般に、音声データ記録再生装置で用いられる中央演算処理装置(CPU)の能力がそれほど高くないため、上記USBのような高速転送可能な転送経路を使用したとしても、このエラー訂正処理にかかる時間がボトルネックとなり、高速なデータ転送の妨げとなっている。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、高速にデータ転送を行うことの可能なシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明によるシステムは、音声データ記録再生装置とコンピュータからなるシステムであって、
上記音声データ記録再生装置は、
フラッシュメモリからなる記録媒体と、
入力された音声信号をディジタルデータに変換する変換手段と、
上記ディジタルデータを、所定バイト数のパケット単位でそしてパケット毎にエラー訂正用データを付加し、上記記録媒体に記録する記録手段と、
上記記録媒体に記録された上記ディジタルデータを、上記パケット単位でパケットに付加されたエラー訂正用データと共に、送信する送信手段と、
を具備し、
上記コンピュータは、
上記音声データ記録再生装置から送信された上記ディジタルデータを受信する受信手段と、
上記受信手段で受信した上記ディジタルデータのパケットに対して、当該パケットと共に受信した上記エラー訂正用データを用いて、エラー訂正を行うエラー訂正手段と、
を具備し、
上記音声データ記録再生装置は、上記コンピュータからの要求に応じて上記送信手段の送信動作を実行させることを特徴とする。
【0012】
即ち、請求項1に記載のシステムによれば、音声データ記録再生装置は、コンピュータからの要求に応じて、音声信号に対応するディジタルデータを、所定バイト数のパケット単位でパケットに付加されたエラー訂正用データと共に、パケット毎に送信し、コンピュータ側では、受信した上記ディジタルデータのパケットに対して、当該パケットと共に受信した上記エラー訂正用データを用いて、エラー訂正を行うようにしている。
【0013】
また、請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1に記載のデータ転送システムに於いて、上記音声データ記録再生装置及び上記コンピュータは共に中央演算処理装置を有し、
上記コンピュータの中央演算処理装置は、上記音声データ記録再生装置の中央演算処理装置よりもデータの処理能力が高いことを特徴とする。
【0014】
即ち、請求項2に記載のデータ転送システムによれば、データの処理能力が高い中央演算処理装置を備えるコンピュータ側でエラー訂正処理を行うようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。
【0018】
図1の(A)は、本発明の一実施の形態に係るシステムの構成を示すもので、送信装置としてのデータ記録再生装置を複数接続可能で該データ記録再生装置との間でデータの転送を行うことが可能な受信装置としてのPC10と、該PC10に接続される複数のUSB機器として構成された送信装置の内の一つである音声データ記録再生装置20とを示す図である。
【0019】
ここで、音声データ記録再生装置20では、マイクロホン(MIC)21が増幅器(AMP)22、ローパスフィルタ(LPF)23、及びアナログ/ディジタル(A/D)変換器24を介して、システム制御部25に接続されている。このシステム制御部25は、CPUで構成され、音声データの圧縮/伸長を行う機能を備えている。このシステム制御部25には、音声データの記録媒体としての不揮発性半導体メモリ26と、電源制御部27とが接続されている。また、このシステム制御部25には、ディジタル/アナログ(D/A)変換器28、LPF29、及びパワーAMP30を介してスピーカ31が接続されている。
【0020】
さらに、このシステム制御部25には、操作入力部32が接続されている。この操作入力部32は、録音ボタンREC及び停止ボタンSTOPの他、特に図示はしないが、再生ボタン,早送りボタン,早戻しボタン,Iマークボタン,Eマークボタン,エンドレス録音切り換えボタン,等を含む。
【0021】
ここで、IマークやEマークとは、次のようなものである。即ち、半導体メモリ26には複数の文章が記録されることから、この種の音声データ記録再生装置20では、文章録音者により録音時に、Iマークボタンを操作することにより、半導体メモリ26に記録された複数文章間の優先関係を示すインストラクション(I)マークというタイピストや秘書向けの指示用インデックスマークを記録することができるようになっており、文章録音者は、このIマークを使って、音声によって具体的に優先関係を指示するということが可能になっている。また、複数文章間の区切りを示すために、Eマークボタンの操作により、エンド(E)マークというインデックスマークを記録することができるようになっている。
【0022】
また、上記システム制御部25には、USBケーブル40を介してPC10との通信を行うためのデータ転送用データ変換部33が接続されている。このデータ転送用データ変換部33は、PC等の外部機器から信号を受信する手段、外部機器へ接続確認完了信号を送信する手段、及びデータを送信する手段を構成している。また、このデータ転送用データ変換部33は、USBケーブル40が接続されたときに接続確認信号34をシステム制御部25の端子T1に供給するようになっている。
【0023】
即ち、音声データ記録再生装置20では、MIC21より得られるアナログ信号を、AMP22により増幅し、LPF23を通した後、A/D変換器24によってディジタル信号に変換して、システム制御部25に入力して符号化し、この符号化されたデータを、半導体メモリ26に記録する。このとき、例えば、上Eマークで区切られる一つの文章を1ファイルとして記録する。
【0024】
また、半導体メモリ26に記録されているデータは、システム制御部25により読み出されて復号化され、この復号化された読み出しデータは、D/A変換器828を入力し、LPF29を経てアナログ信号に変換される。そして、このLPF29から出力された信号は、パワーAMP30により増幅され、スピーカ31より音として外部に出力される。
【0025】
なおここで、半導体メモリ26に記憶されるデータは、録音時に、ファイルにおけるパケット単位であるnバイトブロック、例えば512バイト毎にエラー訂正コードが付されて記憶されるようになっており、再生時には、システム制御部25は、半導体メモリ26から読み出したデータに対してそのエラー訂正コードによるエラー訂正処理を行ってから復号化を行うことになる。
【0026】
さらに、この半導体メモリ26に記録されたデータは、システム制御部25により読み出されてデータ転送用データ変換部33に入力され、USBケーブル40を介してPC10に転送されるようになっている。この場合は、詳細は後述するが、エラー訂正処理を行うことなく、半導体メモリ26から読み出した上記512バイト毎のデータをそのまま転送するものである。
【0027】
次に、このような構成の音声データ記録再生装置20を複数接続可能なPC10の動作を説明する。
【0028】
図2は、PC10で実行される音声データ記録再生装置20の制御用プログラムのフローチャートである。
【0029】
即ち、この制御用プログラムが起動されると、まず、画面表示や各パラメータの設定等の初期設定を行う(ステップS11)。この初期設定に於いては、まず、現在接続されている全てのUSB対応機器を調査して接続テーブルを作成し、そしてその後、この接続テーブルに基づいて、所望のUSB機器である音声データ記録再生装置20についての制御切り替え(パラメータ設定)を行うものである。なお、これら接続テーブルの作成処理及びパラメータ設定処理については、本出願人による特願平11−189098号に詳述されているので、ここではその説明を省略する。
【0030】
こうして、初期設定終了後、PC10では、音声データ記録再生装置20の制御用のメイン画面をモニタに表示して(ステップS12)、マウス又はキーボードの入力待ちとなる(ステップS13)。
【0031】
ここで、マウス又はキーボード入力によりファイル転送処理が指示されると(ステップS14)、詳細は後述するようなファイル転送処理サブルーチンがコールされて、音声データ記録再生装置20からUSBケーブル40を介してファイルを受け取る(ステップS15)。そしてその後、マウス又はキーボード入力により、この制御用プログラムの終了が指示されたか否かを判別し(ステップS16)、終了が指示されていないければ上記ステップS13に戻る。
【0032】
また、マウス又はキーボード入力によりファイル再生が指示されると(ステップS17)、ファイル再生処理サブルーチンがコールされる(ステップS18)。このファイル再生処理サブルーチンにおいては、ファイル再生コマンドを音声データ記録再生装置20に送信することで、音声データ記録再生装置20においてその指定されたファイルが再生される。そしてその後、上記ステップS16に進む。
【0033】
また、マウス又はキーボード入力によりレコーダ記録情報確認が指示されると(ステップS19)、レコーダ記録情報確認処理サブルーチンがコールされる(ステップS20)。このレコーダ記録情報確認処理サブルーチンにおいては、レコード記録数確認コマンドを音声データ記録再生装置20に送信することで、音声データ記録再生装置20から半導体メモリ26に記録されているレコードの数が送り返されてくるので、それをモニタに表示する。そしてその後、上記ステップS16に進む。
【0034】
また、マウス又はキーボード入力によりPC時間設定が指示されると(ステップS21)、時間設定処理サブルーチンがコールされる(ステップS22)。この時間設定処理サブルーチンにおいては、時間設定コマンド(PC内蔵時計が計時している時間データを含む)を音声データ記録再生装置20に送信することで、音声データ記録再生装置20においてその内蔵時計がPC10の時間に同期される。そしてその後、上記ステップS16に進む。
【0035】
また、マウス又はキーボード入力により録音処理が指示されると(ステップS23)、録音処理サブルーチンがコールされる(ステップS24)。この録音処理サブルーチンにおいては、録音処理コマンドを音声データ記録再生装置20に送信することで、音声データ記録再生装置20において半導体メモリ26への録音が行われる。そしてその後、上記ステップS16に進む。
【0036】
而して、上記ステップS16において、制御用プログラムの終了が指示されたと判別された場合には、電力パワーダウン処理サブルーチンがコールされる(ステップS25)。この電力パワーダウン処理サブルーチにおいては、音声データ記録再生装置20の電源をローパワーにするコマンドを音声データ記録再生装置20に送信することで、音声データ記録再生装置20を省電力モードに移行させる。
【0037】
一方、音声データ記録再生装置20に於いては、システム制御部25は、特に図示はしないが、次のように動作する。
【0038】
即ち、図示しない電源スイッチの投入に応じて、まず、不図示の内部ワークメモリやレジスタ等の初期化を実行した後、操作入力部32の何れかの操作ボタンが操作されたか否かを判別し、その操作ボタンの操作に応じた処理を行うものである。つまり、録音ボタンRECが押された場合には録音処理を実行し、不図示の再生ボタンが押された場合には再生処理を実行する。また、不図示の早送りボタンが押された場合には早送り処理を実行し、不図示の早戻しボタンが押された場合には早戻し処理を実行する。これら録音処理、再生処理、早送り処理、早戻し処理については、従来と同様の処理であるため、ここではその詳細は省略する。
【0039】
また、操作ボタンが押されていない状態では、データ転送用データ変換部33からの接続確認信号34により、USBケーブル40のコネクタが接続されているか否かをチェックしており、コネクタが接続されている場合に、PC10から認識コード転送要求またはリモート操作要求があると、それに応じた処理を行う。即ち、上記ステップS11の所期設定時にPC10からUSBケーブル40を介した認識コード転送要求を、データ転送用データ変換部33により受信すると、システム制御部25は、記録媒体としての不揮発性半導体メモリ26の所定のエリアに予め記憶されている、当該音声データ記録再生装置20が有する固体の識別情報であるレコーダ認識コードを読み出して、それをPC10に転送する。また、上記ステップS15,S18,S20,S22,S24,S25の各サブルーチンにおいてPC10からUSBケーブル40を介したリモート操作要求(コマンド)を、データ転送用データ変換部33により受信すると、システム制御部25は、図2の(A)に示すようなリモート処理サブルーチンを実行する。
【0040】
即ち、まず、PC10からコマンドを受信したかどうか確認し(ステップS31)、受信していない場合には上位の接続処理サブルーチンに戻る。
【0041】
これに対して、何らかのコマンドを受信した場合には、まず、それが上記ステップS15で送信されてくるファイル転送コマンドであるかどうか判別し(ステップS32)、そうであれば、ファイル転送処理を実行する(ステップS33)。このファイル転送処理の詳細については後述するが、PC10から要求されたファイルの音声データを半導体メモリ26から読み出してデータ転送用データ変換部33に供給し、USBケーブル40を介してPC10に転送する処理である。そして、上位の接続処理サブルーチンに戻る。
【0042】
また、PC10から送られてきたのが上記ステップS18でのファイルの再生コマンドであれば(ステップS34)、その指定されたファイルの音声データを半導体メモリ26から読み出して、前述したような処理を行ってスピーカ31から再生出力する(ステップS35)。そして、上位の接続処理サブルーチンに戻る。
【0043】
上記ステップS20において送信されるレコード記録数確認コマンドを受信した場合には(ステップS36)、半導体メモリ26を参照してレコード記録数を確認し、図示しない表示部に表示する(ステップS37)。また、その記録数の情報を、データ転送用データ変換部33及びUSBケーブル40を介してPC10に送信することで、PC10のモニタ上に表示することもできる。そして、その後、上位の接続処理サブルーチンに戻る。
【0044】
また、上記ステップS22で送信されてくるPCの時間設定コマンドを受信した場合には(ステップS38)、図示しない内蔵時計をPC10の時計と同期させ(ステップS39)、その後、上位の接続処理サブルーチンに戻る。
【0045】
上記ステップS25でPC10から送られてくる電源をローパワーにするコマンドを受信した場合には(ステップS40)、電源制御部27により電力パワーダウンつまり省電力モードに設定する処理を実行して(ステップS41)、上位の接続処理サブルーチンに戻る。
【0046】
そして、上記ステップS24において送信されてくる録音処理コマンドを受信した場合には(ステップS42)、前述したようにMIC21から入力された音声の録音処理を実行した後(ステップS43)、上位の接続処理サブルーチンに戻る。
【0047】
なお、上記ステップS33におけるファイル転送処理実行時に、PC10側で、上記ステップS15としてコールされるファイル転送サブルーチンは、図1の(B)に示すようになっており、上記ステップS33におけるファイル転送処理サブルーチンは、図1の(C)に示すようになっている。また、この場合のPC10と音声データ記録再生装置20との間の通信手順は、図3の(B)に示すようになっている。
【0048】
即ち、PC10は、上記ステップS11で設定されたパラメータに応じた転送速度に設定した後、操作者によって指定された転送を要するファイルのファイル番号を、USBケーブル40を介して音声データ記録再生装置20へ送信する(ステップS151)。
【0049】
音声データ記録再生装置20のシステム制御部25は、この転送を要するファイルのファイル番号を受信すると(ステップS331)、それに応じて、まず転送準備として、そのファイルに関するファイルサイズ(L)等のファイル情報を読み出し(ステップS332)、その後、実際にそのファイル情報をPC10へ転送する(ステップS333)。なお、上記転送準備としては、必要によりデータ転送フォーマットの変更等を行うことも含む。
【0050】
PC10側では、この音声データ記録再生装置20から送信されてきた上記ファイル情報を取得する(ステップS152)。そして次に、PC10は、上記ファイルにおけるパケット単位であるnバイトブロック、例えば512バイト分のデータとエラー訂正コードの転送を要求する信号を音声データ記録再生装置20へ送信して(ステップS153)、受信待ちとなる(ステップS154)。
【0051】
音声データ記録再生装置20側では、このデータ転送要求を受信すると(ステップS334)、該音声データ記録再生装置20側からPC10側へ、そのパケット単位である512バイト分のデータを転送する(ステップS335)。このとき、音声データ記録再生装置20のシステム制御部25は、半導体メモリ26から読み出した音声データに対して再生時のようなエラー訂正処理を行うことなく、読み出したデータをそのまま転送する。そして、その512バイト分のデータに付加されて半導体メモリ26に記憶されている6バイト分のエラー訂正コードは、PC側へ転送するようにしている(ステップS336)。
【0052】
こうして音声データ記録再生装置20から512バイト分のデータを受信すると(ステップS154)、PC10は、L−512を演算し、その結果を新たなファイルサイズLとして記憶する(ステップS155)。そして更に、上記音声データ記録再生装置20から転送されてきたエラー訂正コードを受信して(ステップS156)、上記受信した512バイト分のデータに対してそのエラー訂正コードを使用してエラー訂正処理を実行し、エラー訂正されたデータを図示しないメモリに記憶する(ステップS157)。その後、上記ステップS155で新たに記憶したファイルサイズLが512バイト以上であるか否かを判別し(ステップS158)、そうであれば、PC10は、上記ステップS153乃至ステップS158の処理を繰り返す。
【0053】
而して、上記ステップS158で、ファイルサイズLが512バイト未満となったと判別したならば、PC10は、残りのLバイト(n’バイト)分のデータとエラー訂正コードの転送を要求する信号を音声データ記録再生装置20へ送信して(ステップS159)、そのn’バイト分のデータとエラー訂正コードを受信してエラー訂正処理をすることで、この一連のファイル転送処理を終了する。その後、メモリに記憶した転送されてきたデータを、上記ステップS11で設定されたパラメータに応じた変換方法(例えばデータ伸長方式)に従って変換し、ファイルとして保存することになる。
【0054】
即ち、上記512バイト分のデータの転送要求及びそれに応じた転送は、上記ファイルのデータの残りが512バイト未満になるまで繰り返される。そして最後に、PC10側から音声データ記録再生装置20側へ、残りのバイト分(n’バイトブロック)のデータを転送するよう要求がなされ、該音声データ記録再生装置20側からPC10側へ、その残りのバイト分のデータを転送したならば(ステップS337)、音声データ記録再生装置20のシステム制御部25は、このファイル転送処理を終了する。
【0055】
以上のように、本実施の形態では、音声データ記録再生装置20側で、音声信号に対応するディジタルデータの記録時に、エラー訂正コードを生成してそのディジタルデータと共に半導体メモリ26に記録しておき、上記ディジタルデータをPC10側に転送する際、PC10のCPUよりもデータ処理能力が低い音声データ記録再生装置20のシステム制御部25ではエラー訂正を行わずに、エラー訂正コードを含む音声データを送信し、PC10側のデータ処理能力が高いCPUで、その受信した音声データに含まれるエラー訂正コードを用いて上記音声データのエラー訂正を行うようにしている。即ち、データ転送時に処理に時間のかかるエラー訂正処理を処理能力の高いPC10側で行うようにし、音声データ記録再生装置20はそのような処理を行うことなく半導体メモリ26に記憶されたデータを転送するだけで良いので、高速にデータ転送を行うことが可能となる。
【0056】
例えば、8MBのデータを転送するのに、従来は3分50秒の転送時間が必要であったのに対し、本実施の形態を適用すると、1分30秒に転送時間が短縮するということが、本発明者の実験により確認されている。
【0057】
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能である。
【0058】
例えば、PC10と音声データ記録再生装置20との接続をUSBにより行うものとして説明したが、これに限定されるものではない。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、高速にデータ転送を行うことの可能なシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の一実施の形態に係るシステムの構成を示す図であり、(B)は受信装置としてのPCにおけるファイル転送サブルーチンのフローチャート、(C)は送信装置としての音声データ記録再生装置におけるファイル転送サブルーチンのフローチャートである。
【図2】PCで実行される制御用プログラムのフローチャートである。
【図3】(A)は音声データ記録再生装置におけるリモート処理のフローチャートであり、(B)はPCと音声データ記録再生装置との間の通信手順を説明するための図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ(PC)
20 音声データ記録再生装置
21 マイクロホン(MIC)
22 増幅器(AMP)
23,29 ローパスフィルタ(LPF)
24 アナログ/ディジタル(A/D)変換器
25 システム制御部
26 不揮発性半導体メモリ
27 電源制御部
28 ディジタル/アナログ(D/A)変換器
30 パワーAMP
31 スピーカ
32 操作入力部
33 データ転送用データ変換部
34 接続確認信号
40 USBケーブル
Claims (2)
- 音声データ記録再生装置とコンピュータからなるシステムにおいて、
上記音声データ記録再生装置は、
フラッシュメモリからなる記録媒体と、
入力された音声信号をディジタルデータに変換する変換手段と、
上記ディジタルデータを、所定バイト数のパケット単位でそしてパケット毎にエラー訂正用データを付加し、上記記録媒体に記録する記録手段と、
上記記録媒体に記録された上記ディジタルデータを、上記パケット単位でパケットに付加されたエラー訂正用データと共に、送信する送信手段と、
を具備し、
上記コンピュータは、
上記音声データ記録再生装置から送信された上記ディジタルデータを受信する受信手段と、
上記受信手段で受信した上記ディジタルデータのパケットに対して、当該パケットと共に受信した上記エラー訂正用データを用いて、エラー訂正を行うエラー訂正手段と、
を具備し、
上記音声データ記録再生装置は、上記コンピュータからの要求に応じて上記送信手段の送信動作を実行させることを特徴とするシステム。 - 上記音声データ記録再生装置及び上記コンピュータは共に中央演算処理装置を有し、
上記コンピュータの中央演算処理装置は、上記音声データ記録再生装置の中央演算処理装置よりもデータの処理能力が高いことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
Priority Applications (2)
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