JP4315447B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)の投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、この入賞となる前の状態で当選役抽選により当選役が抽選されている状態を内部入賞とする。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、メダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はメダルを大量に獲得するということを目的の1つとし、ボーナスゲームモードに移行する権利が得やすい台を選択してゲームを行おうとするのが一般である。ボーナスゲームモードには例えばビッグボーナス(以下BB)モードがある。BBモードは、大量のメダルを獲得できるRBモードに複数回移行される。また、RBモードに移行される前に、通常モードよりも小役の当選確率が高くなるRB導入モードに移行される。RB導入モードで予め定められた当選役(例えばリプレイ)が入賞するとRBモードに移行する。これらRBモードやRB導入モードの繰り返しによって、BBモードでは大量のメダルを獲得することができる。
上記のようなスロットマシンでは、ストップボタンが押下されたときに、例えば入賞有効ライン上に位置している図柄から連続する所定個数(いわゆる引き込み範囲)の図柄の中に、抽選により決定された当選役を構成する当選図柄が含まれているか否かが判定される。そして、当選図柄が含まれている場合にリールが停止するまでの時間が遅延され、当選図柄が入賞有効ライン上に停止される。これにより、当選図柄が入賞有効ライン上に位置するときにストップボタンを操作することのできない遊技者でも当選役を入賞させることが可能になり、遊技を公平に行うことができる。
最近では、スロットマシンでのリールの停止制御の特性を利用し、前述したRB導入モードでリプレイに当選した場合に、リプレイが入賞しないタイミングでストップボタンを押下する、いわゆる「リプレイ外し」と称される攻略法が遊技者の間で広く知られている。リプレイ外しは、例えばリプレイを構成するリプレイ図柄が引き込み範囲外に位置するときにストップボタンを押下し、リプレイの入賞を防ぐことによって行われる。リプレイ外しに成功すれば、RB導入モードで遊技の回数を増加させることが可能になるため、RB導入モードで未実施の遊技を多く残してBBモードが終了した場合に比べてより多くのメダルを獲得できる。
しかしながら、上述したスロットマシンでは、当選図柄が引き込み範囲外に位置するときにストップボタンを押下すると当選役を入賞させることが不能となるが、引き込み範囲の広さはスロットマシンの機種や当選役によって様々であり、引き込み範囲の広さによっては、技量の低い初心者にとっては当選役を入賞させることが困難な場合があり、この場合、技量の高い熟練者には有利になるが、初心者には遊技への不公平さを抱かせる要因になり、初心者のスロットマシンへの興味が削がれる一因となっていた。
また、上述したスロットマシンでは、ストップボタンを一度押下してしまうと遊技の結果が決まってしまうため、引き込み範囲外に小役図柄が位置するときにストップボタンを押下してしまった場合やリプレイ外しを行ったときにリプレイ図柄が引き込み範囲内に位置するときにストップボタンを押下してしまった場合など、ストップボタンを押下したときのタイミングの誤りは、遊技者の獲得するメダルの枚数に損失を生じさせるため、遊技者はストップボタンを押下するたびに緊張感を強いられていた。このことは、遊技を長時間行ったときの疲労の一因となるため、短時間で遊技を切り上げる遊技者を増加させてしまい、これにより、スロットマシンの稼働率が下がってしまうことがあった。さらに、熟練者によっては、ストップボタンを押下した瞬間に、停止させる図柄が引き込み範囲内に位置するか否かを察知できてしまうため、ストップボタンを押下したタイミングを誤ってしまったときの落胆は、瞬時に察知できない初心者よりも大きく、このことが熟練者に緊張感を抱かせる一因となっていた。
上記問題点を解決するために、本発明は、変動されている図柄を停止させる際の緊張感を緩和するとともに、遊技者の技量によって生じる利益の格差を縮めることができるようにした遊技機及びプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る本発明のスロットマシンは、外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、回転中の前記リールを停止させるストップボタンとを備え、通常モードと、前記通常モードよりもペイアウト率が高い特別モードとでの遊技が行われ、前記特別モードは、互いに異なる特典が付与される第1遊技モード及び第2遊技モードで構成されるとともに前記第1遊技モードで所定回数の遊技が行われるか又は前記第2遊技モードに所定回数移行すると終了し、前記第1遊技モードの遊技中に予め定められた移行図柄が前記入賞有効ライン上に停止すると前記第1遊技モードから前記第2遊技モードに移行し、前記リールの回転中に入賞有効ライン上の図柄から連続する所定個数の図柄の中に前記移行図柄が含まれない特定タイミングでストップボタンを押下すると前記移行図柄以外の図柄が前記入賞有効ライン上に停止するスロットマシンにおいて、前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に複数回の操作が可能な疑似停止操作手段と、前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に前記疑似停止操作手段が操作された場合、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングが前記特定タイミングと同一のタイミングであったか否かを判定する疑似停止判定手段と、前記疑似停止判定手段で前記判定が行われるたびに、前記判定の結果を記憶する判定結果記憶手段と、前記判定結果記憶手段に記憶した前記判定の結果が、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングと前記特定タイミングとが一致する結果のときに前記ストップボタン押下された場合には、前記ストップボタン押下されたタイミングに関わらず、前記移行図柄以外の図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールを停止させる停止制御手段とを設けたものである。
上記目的を達成するために、請求項2に係る本発明のスロットマシンは、外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、回転中の前記リールを停止させるストップボタンとを備え、前記リールの回転中に入賞有効ライン上の図柄から連続する所定個数の図柄の中に特典図柄が含まれる特定タイミングでストップボタンを押下すると前記特典図柄が前記入賞有効ライン上に停止し、所定枚数のメダルが払い出されるスロットマシンにおいて、前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に複数回の操作が可能な疑似停止操作手段と、前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に前記疑似停止操作手段が操作された場合、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングが前記特定タイミングと同一のタイミングであったか否かを判定する疑似停止判定手段と、前記疑似停止判定手段で前記判定が行われるたびに、前記判定の結果を記憶する判定結果記憶手段と、前記判定結果記憶手段に記憶した前記判定の結果が、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングと前記特定タイミングとが一致する結果のときに前記ストップボタン押下された場合には、前記ストップボタン押下されたタイミングに関わらず、前記特典図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールを停止させる停止制御手段とを設けたものである。
なお、用いるプログラムは、変動している複数種類の図柄を停止させる停止操作手段と、図柄の変動中で前記停止操作手段の操作前に複数回の操作が可能な疑似停止操作手段と、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングが、遊技者に遊技上の特典が付与される特定タイミングと一致していたか否かを判定する疑似停止判定手段と、前記疑似停止判定手段によって前記タイミングが前記特定タイミングと一致していたことが判定された後に前記停止操作手段が操作された場合には、前記停止操作手段が操作されたタイミングに関わらず、前記特典が付与されるように図柄を停止させる停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのものである。
また、使用する記録媒体は、変動している複数種類の図柄を停止させる停止操作手段と、図柄の変動中で前記停止操作手段の操作前に複数回の操作が可能な疑似停止操作手段と、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングが、遊技者に遊技上の特典が付与される特定タイミングと一致していたか否かを判定する疑似停止判定手段と、前記疑似停止判定手段によって前記タイミングが前記特定タイミングと一致していたことが判定された後に前記停止操作手段が操作された場合には、前記停止操作手段が操作されたタイミングに関わらず、前記特典が付与されるように図柄を停止させる停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
本発明によれば、疑似停止判定手段によって疑似停止操作手段が操作されたタイミングが停止操作手段の操作時の特定タイミングと一致していたことが判定された後に停止操作手段が操作された場合には、停止操作手段が操作されたタイミングに関わらず、遊技者に遊技上の特典が付与されるように図柄を停止させるので、変動されている図柄を停止させる前に遊技の結果を確定させることが可能になり、しかも、疑似停止操作手段は複数回の操作が可能なので、変動されている図柄を停止させる際の緊張感を緩和するとともに、遊技者の技量によって生じる利益の格差を縮めることができる。
遊技を行うことができる上限の回数が設定された第1遊技モードと、複数種類の図柄のうちの移行図柄が前記入賞有効ライン上に停止したことを契機に第1遊技モードから移行され、遊技者に付与される特典の種類が第1遊技モードと異なる第2遊技モードとを設定し、特定タイミングを、予め設定された特定の図柄が入賞有効ライン上に位置するときに停止操作手段が操作されたときとし、第1遊技モードの遊技において、特定の図柄が入賞有効ライン上に位置するときに疑似停止操作手段が操作されると、停止制御手段は、停止操作手段が操作されたタイミングに関わらず、移行図柄が前記入賞有効ライン上に停止しないように図柄を停止させるので、第1遊技モードでの遊技を行う回数を増やすことが可能になり、特典を獲得するうえで遊技者を有利にすることができる。
また、入賞有効ライン上に位置する図柄から連続する予め設定された所定個数の図柄の中に特典図柄があるときに疑似停止操作手段が操作されると、停止制御手段は、停止操作手段が操作されたタイミングに関わらず、特典図柄を入賞有効ライン上に停止させるので、特典図柄を入賞有効ライン上させることができなかったときの特典の損失が生じることを防止でき、これにより、遊技を公平なものにできる。
図1にスロットマシン10の外観を示し、先ず、スロットマシン10の遊技の流れの概略を説明する。図1に示すスロットマシン10には、通常モード及びBBモードの2種類の遊技モードが設定されている。通常モードでの当選役抽選でBBモードに移行する権利を与えるBBに当選し、BBを入賞させると通常モードからBBモードに移行される。
BBモードは、RBモード(第2遊技モード)に3回移行されるか又はRB導入モード(第1遊技モード)での遊技が30回(遊技を行うことができる上限の回数)行われると終了される。BBモードでは先ずRB導入モードに移行される。RB導入モードは、メダルの払い出し(遊技者に付与される特典)を伴う小役の当選確率が通常モードよりも高くなり、RBモードに移行させるか否かが抽選により決定される。RB導入モードでは、当選役抽選がRB導入モードからRBモードに移行させるか否かを決定する抽選を兼ねており、当選役抽選でリプレイに当選し、リプレイを入賞させるとRBモードに移行される。なお、本実施形態のスロットマシン10では、RBモードへ移行する契機となる当選役としてリプレイを代用しており、リプレイを構成するリプレイ図柄は請求項2中の「移行図柄」に相当する。RBモードは、メダルの払い出しを伴う所定の当選役が8回入賞されるか又は12回の遊技が行われると終了する。前記所定の当選役と小役とは当選役の種類が異なり、また、小役は複数種類設定されているため、RBモードとRB導入モードとは遊技者に付与される特典の種類が異なると言い換えることができる。RBモード及びRB導入モードは、通常モードよりもペイアウト率が高くなるように当選役の当選確率が設定されている。
スロットマシン10には、収納箱11と前面扉12とからなる筐体10aが設けられている。前面扉12には表示窓13が設けられ、表示窓13の奥には第1リール14a、第2リール14b、第3リール14cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の図柄が一定の間隔で配列され、リールが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になる。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ライン15が横3本斜め2本の合計5本が設定される。
遊技の開始に先立ってメダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ラインが一本有効化され、2枚の投入では中段の入賞有効ラインに上段及び下段の入賞有効ラインを加えた横3本、3枚の投入ではさらに斜めの入賞有効ラインを2本加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっており、クレジットされているメダルの枚数は、クレジット枚数表示器17により表示される。
スタートレバー18が押下されると第1〜第3リール14a〜14cが一斉に回転を開始し、図柄が変動される。この後、ストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。ストップボタン(停止操作手段)19a〜19cが押下されると、それぞれに対応する第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止される。第1〜第3リール14a〜14cが回転を開始してから40秒の間にストップボタン19a〜19cが押下されなかった場合には第1〜第3リール14a〜14は自動的に停止(以下「自動停止」と称する)される。
ストップボタン19a〜19cの側方には疑似停止ボタン(疑似停止操作手段)20が設けられている。疑似停止ボタン20は、図柄の変動中、すなわち第1〜第3リール14a〜14cの回転中で、ストップボタン19a〜19cの押下前に複数回の操作が可能になる。また、第1〜第3リール14a〜14cが自動停止してしまった場合は疑似停止ボタン20の操作は無効化される。
なお、本実施形態では、RB導入モードでリプレイが入賞しないようにストップボタン19a〜19cを押下する、いわゆる「リプレイ外し」を行うときに疑似停止ボタン20を用いる場合の例について説明する。リプレイ外し行う際には、先ずストップボタン19a,19bを押下して第2,第3リール14a,14bを停止させる。これにより、入賞有効ライン15上にリプレイ図柄が2個並んだ状態となる。そして、リプレイ図柄が並んでいる入賞有効ライン15上に第1リール14aに配列されたリプレイ外しの対象となる予め設定された特定の図柄(以下、「リプレイ外し図柄」と称する)が位置するときにストップボタン19aを押下するとリプレイ外しが成功となる。
疑似停止ボタン20は、後述する操作モード選択ボタン21の操作によってリプレイ外しを行う際に任意の操作が可能となる。第1リール14aのリプレイ外し図柄が入賞有効ライン15上に位置するときに疑似停止ボタン20が押下されると、この後、ストップボタン19a〜19cが押下されたときに、ストップボタン19a〜19cが押下されたタイミングに関わらず、リプレイが入賞しないように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が行われる。
ストップボタン19a〜19cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態で遊技を行うときに操作される1ベットボタン、MAXベットボタン、ペイアウトボタンなどの各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
また、この操作パネル上には、上記の各種ボタンに加えて、操作モード選択ボタン21が設けられている。スロットマシン10では、ストップボタン19a〜19cのみの操作が有効化される通常操作モードと、ストップボタン19a〜19cに加えて疑似停止ボタン20の操作が有効化される疑似操作モードとが設定されている。そして、操作モード選択ボタン21が押下されるたびに通常操作モードと疑似操作モードとが交互に切り替えられる。
前面扉12の前面で表示窓13の上方には液晶パネル22が設けられている。液晶パネル22では、操作モード選択ボタン21が押下されるたびに、通常操作モードと疑似操作モードとのいずれに移行されているかが表示されるとともに、疑似停止ボタン20が押下されたタイミングが、リプレイ外しに成功するタイミング(特定タイミング)と一致していたか否かが表示される。また、液晶パネル22からは、当選役抽選で当選した当選役の種類が報知される。
前面扉12の下部にはメダル受け皿23が設けられており、このメダル受け皿23には、遊技でメダルの払い出しを伴う当選役が入賞されたときに配当メダルが払い出し口24から払い出される。
図2に示すように、スロットマシン10の作動は基本的にCPU30a及びメモリ31を含む制御部30によって管制される。制御部30にはCPU30a及びメモリ31の他、後述する電子抽選部39、当選役決定部40が設けられている。また、CPU30aは、疑似停止判定部(疑似停止判定手段)41を備えている。
メダルセンサ32はメダル投入口16から投入された適正なメダルを検知し、メダルの検知信号をCPU30aに入力する。CPU30aは、投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ32からの検知信号に基づいて計数し、入賞有効ライン15を有効化する本数を決定する。
スタート信号センサ33はスタートレバー18が押下されたことを検知する。スタートレバー18の押下が検知されると、遊技スタート信号がスタート信号センサ33からCPU30aに入力される。CPU30aは、遊技スタート信号に応答して第1〜第3リール14a〜14cを回転させ、メモリ31のROM領域に格納されたプログラムにしたがって遊技の処理を開始する。
CPU30aとリール駆動コントローラ34とは停止制御手段を構成する。各リールの駆動及び停止制御は、CPU30aとリール駆動コントローラ34とによって行われる。それぞれのリールは個別のステッピングモータ35a〜35cの駆動軸に取り付けられており、各ステッピングモータ35a〜35cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。なお、メモリ31のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
ステッピングモータ35a〜35cは、CPU30aから供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、CPU30aから供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール14a〜14cの回転角を制御することができ、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部36a〜36cが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ37a〜37cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ37a〜37cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号としてCPU30aに入力される。
CPU30aには、各々のステッピングモータ35a〜35cに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。CPU30aは、フォトセンサ37a〜37cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メモリ31のROM領域には、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられた図柄テーブルが格納されている。CPU30aは、この図柄テーブルを参照しながら、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中段の入賞有効ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別し、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄が入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
ストップボタンセンサ38a〜38cは、ストップボタン19a〜19cが押下されたときにストップ信号をCPU30aに入力する。CPU30aは、第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始され、第1〜第3リール14a〜14cの回転速度が定常速度に達した時点でストップボタン19a〜19cの操作を有効化する。ストップボタン19a〜19cが押下されてストップ信号が入力されると、CPU30aとリール駆動コントローラ34は、ストップボタン19a〜19cに対応する第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を開始する。また、CPU30aはタイマーを備えており、第1〜第3リール14a〜14cの回転を開始させると同時にタイマーを作動させる。そして、第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始されてから40秒経過するまでの間にストップボタン19a〜19cが操作されなかった場合には、第1〜第3リール14a〜14cを自動停止させる。
第1〜第3リール14a〜14cの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマに区画されており、各コマに図柄が1個づつ割り当てられている。メモリ31のROM領域には、第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う際にCPU30aによって参照される複数種類の停止テーブルが格納されている。停止テーブルでは、ストップボタン19a〜19cを押下したときに入賞有効ライン15上に位置する図柄の図柄コードと、このときに第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでに要するコマ数とが対応づけられている。このため、ストップボタン19a〜19cを押下すると入賞有効ライン15上に停止する図柄の種類が決定される。停止テーブルは、当選役の種類、第1〜第3リール14a〜14cを停止させた順番、入賞有効ライン15上に停止させた図柄の種類によって、第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでに要するコマ数が異なるように複数種類設けられている。
第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は、図柄5個分の0〜4コマの範囲(以下、「引き込み範囲」と称する)内で行われる。例えばストップボタン19a〜19cが押下されたときに、入賞有効ライン15上に位置している図柄から連続する最大4個(予め設定された所定個数)の図柄の中に、当選役抽選で決定された当選役を構成する当選図柄が含まれている場合には、当選図柄が入賞有効ライン15上に停止するように停止テーブルのコマ数が設定されている。このように、引き込み範囲内に位置する図柄を入賞有効ライン15上に停止させる停止制御を引き込み制御と称する。
リプレイ外しの際には、第1リール14aのリプレイ外し図柄が入賞有効ライン15上に位置するときにストップボタン19aが押下されると、リプレイ図柄が引き込み範囲外となる停止テーブルが選択される(以下、「蹴飛ばし制御」と称する)。これにより、リプレイ図柄が入賞有効ライン15上に停止せず、リプレイが入賞不能となる。
なお、第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は、停止テーブルを用いる方式に限らず例えばストップボタン19a〜19cを押下したときに入賞有効ライン15上に位置する図柄の図柄コードに応じて停止させる図柄の優先順位を決定し、引き込み範囲内で優先順位の最も高い図柄を入賞有効ライン15上に停止させるなど、適宜の方式によって行ってよい。優先順位を決定する方式でリプレイ外しを可能にする停止制御を行うには、例えば第2、第3リール14b、14cが停止されて特定の入賞有効ライン15上にリプレイ図柄が2個並んだ状態となり、この入賞有効ライン15上に予め設定されたリプレイ外し図柄が位置するときにストップボタン19aが押下されたときに、リプレイ図柄の優先順位を他の図柄より低くし、リプレイ図柄が入賞有効ライン15上に引き込まれないようにすればよい。また、本実施形態では、入賞有効ライン上に位置するときにストップボタン19a〜19cが押下されると予め蹴飛ばし制御が行われるように設定された図柄を「特定の図柄」としているが、リプレイ図柄同士の間隔を図柄5個分以上の間隔とし、この場合に、図柄の変動する方向における上流側のリプレイ図柄から図柄4個分以上の間隔がある図柄を「特定の図柄」としてもよい。この場合は、入賞有効ライン15上に特定の図柄が位置するときにストップボタン19a〜19cが押下されると、リプレイ図柄が引き込み範囲外となり、リプレイを入賞させることができなくなる。
スタート信号センサ33から遊技スタート信号が入力されると、CPU30aは電子抽選部39を作動させる。電子抽選部39は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを備え、遊技が開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部40に入力される。
当選役決定部40は通常モードで使用される当選役抽選テーブルを備えている。当選役抽選テーブルでは、乱数発生器で発生する全乱数値を予め設定された数値範囲ごとにグループ化した複数の乱数値グループが設定されている。乱数値グループのそれぞれには、BB、小役、リプレイの3種類の当選役及びハズレが割り当てられている。
当選役決定部40では、乱数値サンプリング回路でサンプリングされた乱数値が当選役抽選テーブルと比較され、比較した乱数値がいずれの乱数値グループに属する値であるかが判定される。これにより、3種類の当選役又はハズレのいずれかが決定される。
なお、小役は1種類に限らず複数種類設定してもよく、この場合は、小役が割り当てられる乱数値グループを複数種類設け、それぞれの乱数値グループに小役をその種類ごとに割り当てればよい。また、当選役決定部40には、通常モード用の当選役抽選テーブルの他に、BBが内部入賞した状態での遊技、RBモードでの遊技、RB導入モードでの遊技などで用いられる当選役抽選テーブルが設けられている。各当選役抽選テーブルでは、割り当てられている当選役の種類や当選確率が異なっている。当選確率は当選役抽選テーブルに割り当てられている乱数値グループの数値範囲の大きさを変化させることによって設定することが可能になる。
操作モード選択ボタン21が押下されると、これに応答してCPU30aは疑似停止判定部41を作動する。疑似停止判定部41は、疑似停止ボタン20が押下されたタイミングが、リプレイ外しに成功するタイミングと一致していたか否か、すなわち、リプレイ外し図柄が入賞有効ライン15上に位置するタイミングで疑似停止ボタン20が押下されたか否かを判定する。疑似停止判定部41には、疑似停止ボタン20の操作信号が入力される。疑似停止判定部41は、疑似停止ボタン20が押下されたタイミングでストップボタン19aが押下された場合に入賞有効ライン15上に位置する図柄の種類を第1リール14aの回転位置に基づいて識別する。これにより、リプレイ外し図柄が入賞有効ライン15上に位置するときに疑似停止ボタン20が押下されたか否かが判定される。疑似停止判定部41での判定が行われると、CPU30aはメモリ(判定結果記憶手段)31からグラフィックデータを読み出して液晶パネル22から判定の結果を表示し、メモリ31のRAM領域に判定の結果を書き込む。メモリ31に書き込まれた判定の結果は、再び疑似停止ボタン20が操作されて疑似停止判定部41で判定が行われた場合に書き換えられる。
ホッパー装置42は、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿23に払い出すか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ31のROM領域に格納されており、CPU30aがこれを読み取ってホッパー装置42を駆動する。
次に上記のように構成されたスロットマシンの作用について説明する。スロットマシン10では、先ず通常モードでの遊技が行われる。遊技の開始に先立ってメダルを1〜3枚投入すると、投入されたメダルの枚数がCPU30aによりカウントされる。スタートレバー18の操作を行うとスタート信号センサ33からCPU30aに遊技スタート信号が入力され、第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始される。
スタートレバー18の操作と同時に電子抽選部39及び当選役決定部40によって当選役抽選が行われる。当選役抽選が終了すると、液晶パネルから抽選結果が表示され、ストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。CPU30a及びリール駆動コントローラ34はリールごとに設けられたパルスカウンタのカウント値を参照しながらストップボタン19a〜19cが押下されたタイミングを監視し、当選図柄が入賞有効ライン15上に停止しやすいように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。当選役抽選でBBに当選し、BBを入賞させると通常モードからBBモードに移行する。BBモードでは先ずRB導入モードでの遊技が実行される。RB導入モードでは、1〜3枚のメダルベットで遊技が行われる。RB導入モードでリプレイに当選し、これを入賞させるとRB導入モードからRBモードに移行される。BBモードはRB導入モードでの遊技が30回行われるか又はRBモードに3回移行されると終了される。
ここで、RB導入モードでリプレイに当選し、疑似停止ボタン20を用いてリプレイ外しを行ったときの遊技の流れについて、図3のフローチャートを用いて説明する。
当選役抽選でリプレイに当選すると、液晶パネル22からリプレイに当選したことが表示される。そして、スタートレバー18が押下されると第1〜第3リール14a〜14cが回転を開始する。CPU30aは第1〜第3リール14a〜14cの回転を開始時にタイマーを作動する。これにより、第1〜第3リール14a〜14cが回転した時間が計測される。第1〜第3リール14a〜14cが回転した時間が40秒経過したときにはCPU30a及びリール駆動コントローラ34は第1〜第3リール14a〜14cを自動停止させる。
第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始してから40秒が経過する前に遊技者が操作モード選択ボタン21を押下すると、通常操作モードから疑似停止操作モードに移行する。これにより、ストップボタン19a〜19cに加えて疑似停止ボタン20の操作が有効化される。そして、遊技者は回転する第1リール14aを観察しながら、入賞有効ライン15上に第1リール14aのリプレイ外し図柄が位置するタイミングを狙って疑似停止ボタン20を押下する。
疑似停止ボタン20が押下されると、CPU30aは疑似停止判定部41を作動する。疑似停止判定部41は、疑似停止ボタン20が押下されたタイミングが入賞有効ライン15上に第1リール14aのリプレイ外し図柄が位置するタイミングと同一のタイミングであったか否かを判定する。
判定が終了すると、CPU30aは液晶パネル22を作動し、判定の結果を報知させ、これと同時にメモリ31のRAM領域に判定の結果を書き込む。CPU30aは液晶パネル22による報知を単に「一致」又は「不一致」のみならず、例えば「1コマ早い」、「1コマ遅い」など、リプレイ外しが成功するタイミングからどのくらいずれたタイミングで疑似停止ボタン20が押下されたかを報知する。これにより、遊技者は、ストップボタン19a〜19cを押下するときのタイミングを図る練習を行うことができ、また、再び疑似停止ボタン20を押下するときにタイミングを図る際の参考にすることができる。疑似停止ボタン20の押下の後、遊技者はストップボタン19a〜19cを押下するか又は疑似停止ボタン20を再び押下するかを選択する。
遊技者は、例えば判定の結果、2つのタイミングが不一致となったときなどに疑似停止ボタン20を再び押下する。この場合、再び疑似停止判定部41で判定が行われると、メモリ31に書き込まれている判定の結果が書き換えられる。
また、判定の結果、2つのタイミングが一致していた場合、遊技者はストップボタン19a〜19cを押下する。この場合、先ずストップボタン19b,19cを押下した後にストップボタン19aを押下すると、CPU30a及びリール駆動コントローラ34はリプレイ図柄の蹴飛ばし制御を行うように第1リール14aを停止させる。これにより、リプレイ外しに成功する。
このように、疑似停止ボタン20によって、ストップボタン19a〜19cを押下するときのタイミングを複数回図ることができるので、リプレイ外しを行う際に強いられる緊張感を緩和することができる。また、例えば技量の低い初心者など、回転する第1〜第3リール14a〜14cを観察しながらストップボタン19a〜19cを操作するタイミングを図ることが苦手な遊技者にとっても、リプレイ外しを繰り返し行うことができるので、技量の高い熟練者との間に獲得するメダルの枚数に格差がつくことを防止できる。したがって、リプレイ外しを失敗したときの落胆を軽減することが可能になり、さらに、タイミングを図ってストップボタン19a〜19cを押下する練習を実際の遊技で行うことができる。また、疑似停止ボタン20を押下することによって遊技の進行を遅らせることができるため、遊技者の過大な投資を行うことを防止でき、これにより、遊技者の射幸心を煽ることを防止できる。
なお、疑似停止ボタン20を押下することなく、ストップボタン19a〜19cのみが押下された場合も、第1リール14aのリプレイ外し図柄をリプレイ図柄が2個揃った入賞有効ライン15上に停止させればリプレイ外しを行うことができる。また、第1〜第3リール14a〜14cを自動停止させた場合には、別途行われる抽選に当選すると、リプレイ外しが行われるように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が行われる。
なお、疑似停止ボタン20はリプレイ外しを行うときとは異なる機会に使用するようにしてもよい。例えば、小役図柄を互いの間隔が図柄5個分以上(各小役図柄同士の間隔が引き込み範囲外となる)となるように配列し、これに加えて、小役図柄の代わりとなり得る代用図柄を、小役図柄との間隔が図柄4個分以内(小役図柄と代用図柄との間隔が引き込み範囲内)となるように配列する。これにより、第1〜第3リール14a〜14cのいずれかが停止すると、小役図柄又は代用図柄のいずれかが入賞有効ライン15上に停止する。そして、図4に示すように、小役に当選し、ストップボタン19a〜19cのいずれかが押下され、小役図柄を入賞有効ライン15上に停止させることができなかった場合(いわゆる小役の取りこぼし)に、CPU30aは通常操作モードから疑似停止操作モードに移行させる。この状態で回転中の残りのリールを観察しながら疑似停止ボタン20を押下する。疑似停止判定部41は小役図柄が入賞有効ライン15上に位置するタイミングで疑似停止ボタン20が押下されたか否かを判定する。そして、判定の結果、小役図柄が入賞有効ライン15上に位置するタイミングで疑似停止ボタン20が押下されさらに小役図柄が引き込み範囲外に位置するときに残りのストップボタンが押下された場合には、CPU30aは、残りのリールが停止されたときに代用図柄を入賞有効ライン15上に停止させる停止テーブルを用いて停止制御を行う。また、疑似停止ボタン20が小役図柄が入賞有効ライン15上に位置するタイミングで押下されなかった場合には、CPU30aは、残りのリールが停止されたときに小役図柄のみを入賞有効ライン15上に停止させることが可能で、代用図柄が入賞有効ライン15上に停止させない停止テーブルを用いて停止制御を行う。
この例では、小役の取りこぼしを事前に防止することが可能になり、小役を取りこぼすことによって生じたメダルの損失に対する遊技者の損失感を低減することができる。また、小役の取りこぼしが発生した際に自動的に疑似停止操作モードに移行するので、例えば技量の低い初心者などの遊技者にとっては、回転するリールを観察しながらタイミングを図ってストップボタン19a〜19cを押下する練習をすることができる。なお、当選役抽選でハズレとなったときにも練習は可能となるが、この場合は、ストップボタン19a〜19cを押下したタイミングが適正であっても小役を入賞させることができないので、遊技者はタイミングが適正か否かを判断するのが困難となる。このため、疑似停止ボタン20を用いたほうが、ストップボタン19a〜19cを押下するタイミングを図る練習を行ううえで効果的である。さらに、一回ストップボタン19a〜19cを押下しただけで遊技の結果が決定されないため、第1〜第3リール14a〜14cが自動停止するまでの間に複数回の練習を行うことができる。このため、小役を入賞させたときの遊技者の達成感を高めることができる。
図5は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)60をスロットマシン10にインストールする例を示しており、記録媒体60には図3又は図4のフローチャートで示すような手段を、CPU30aとメモリ31とを含むコンピュータ61で実現するためのプログラムが格納されている。例えば、図3又は図4のフローチャートに示すような手段を記録媒体60に格納する場合、変動している複数種類の図柄を停止させる停止操作手段と、図柄の変動中で前記停止操作手段の操作前に複数回の操作が可能な疑似停止操作手段と、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングが、遊技者に遊技上の特典が付与される特定タイミングと一致していたか否かを判定する疑似停止判定手段と、前記疑似停止判定手段によって前記タイミングが前記特定タイミングと一致していたことが判定された後に前記停止操作手段が操作された場合には、前記停止操作手段が操作されたタイミングに関わらず、前記特典が付与されるように図柄を停止させる停止制御手段としてコンピュータ61を機能させるためのプログラムを記録媒体60に記録する。そして、この記録媒体60を読み取り装置62に装填して、プログラムをスロットマシン10にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体60を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体60から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
上記各実施形態では、疑似判定部41での判定が行われるたびに、その結果を液晶パネル22によって報知したが、液晶パネル22による報知は、遊技者が任意に選択できるようにしてもよい。この場合、例えば、液晶パネル22による報知を行わせたにもかかわらず、リプレイ外しの失敗や小役の取りこぼしなどが発生してしまったときには、次回の小役が入賞したときに、例えば1回の失敗で遊技者が獲得するメダルの枚数を1枚減らす、あるいは、2回の失敗で遊技者が獲得するメダルの枚数を2枚減らすなど、遊技者にペナルティーを与えるようにしてもよい。
上記各実施形態では、リプレイ外し及び小役の取りこぼしが発生した際に疑似停止ボタン20を押下する場合について説明したが、例えば、BBの内部入賞中など、変動中の図柄を停止させると遊技者に遊技上の特典が付与される機会であれば、適宜の機会に本発明を適用してよい。
なお、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、液晶パネルなどを用いたスロットマシンなどの他の遊技機にも等しく適用することができる。さらに、上記実施形態のように、入賞有効ラインが横3本、斜め2本の合計5本設定された遊技機に限らず、その他の入賞有効ライン数の遊技機にも本発明は適用可能である。
本発明を用いたスロットマシンの外観図である。 図1に示すスロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。 疑似停止ボタンを操作してリプレイ外しを行う場合の遊技の流れを示すフローチャートである。 小役の取りこぼしが発生した際に疑似停止ボタンを操作する場合の遊技の流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
符号の説明
10 スロットマシン
20 疑似停止ボタン(疑似停止操作手段)
21 操作モード選択ボタン
22 液晶パネル
30 制御部
30a CPU
31 メモリ
34 リール駆動コントローラ
41 疑似停止判定部(疑似停止判定手段)
60 記録媒体
61 コンピュータ
62 読み取り装置

Claims (2)

  1. 外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、回転中の前記リールを停止させるストップボタンとを備え、通常モードと、前記通常モードよりもペイアウト率が高い特別モードとでの遊技が行われ、前記特別モードは、互いに異なる特典が付与される第1遊技モード及び第2遊技モードで構成されるとともに前記第1遊技モードで所定回数の遊技が行われるか又は前記第2遊技モードに所定回数移行すると終了し、前記第1遊技モードの遊技中に予め定められた移行図柄が前記入賞有効ライン上に停止すると前記第1遊技モードから前記第2遊技モードに移行し、前記リールの回転中に入賞有効ライン上の図柄から連続する所定個数の図柄の中に前記移行図柄が含まれない特定タイミングでストップボタンを押下すると前記移行図柄以外の図柄が前記入賞有効ライン上に停止するスロットマシンにおいて、
    前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に複数回の操作が可能な疑似停止操作手段と、
    前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に前記疑似停止操作手段が操作された場合、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングが前記特定タイミングと同一のタイミングであったか否かを判定する疑似停止判定手段と、
    前記疑似停止判定手段で前記判定が行われるたびに、前記判定の結果を記憶する判定結果記憶手段と、
    前記判定結果記憶手段に記憶した前記判定の結果が、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングと前記特定タイミングとが一致する結果のときに前記ストップボタン押下された場合には、前記ストップボタン押下されたタイミングに関わらず、前記移行図柄以外の図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールを停止させる停止制御手段とを設けたことを特徴とするスロットマシン
  2. 外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、回転中の前記リールを停止させるストップボタンとを備え、前記リールの回転中に入賞有効ライン上の図柄から連続する所定個数の図柄の中に特典図柄が含まれる特定タイミングでストップボタンを押下すると前記特典図柄が前記入賞有効ライン上に停止し、所定枚数のメダルが払い出されるスロットマシンにおいて、
    前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に複数回の操作が可能な疑似停止操作手段と、
    前記リールの回転中で前記ストップボタンの押下前に前記疑似停止操作手段が操作された場合、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングが前記特定タイミングと同一のタイミングであったか否かを判定する疑似停止判定手段と、
    前記疑似停止判定手段で前記判定が行われるたびに、前記判定の結果を記憶する判定結果記憶手段と、
    前記判定結果記憶手段に記憶した前記判定の結果が、前記疑似停止操作手段が操作されたタイミングと前記特定タイミングとが一致する結果のときに前記ストップボタン押下された場合には、前記ストップボタン押下されたタイミングに関わらず、前記特典図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールを停止させる停止制御手段とを設けたことを特徴とするスロットマシン
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