JP4311996B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具 Download PDF

Info

Publication number
JP4311996B2
JP4311996B2 JP2003270299A JP2003270299A JP4311996B2 JP 4311996 B2 JP4311996 B2 JP 4311996B2 JP 2003270299 A JP2003270299 A JP 2003270299A JP 2003270299 A JP2003270299 A JP 2003270299A JP 4311996 B2 JP4311996 B2 JP 4311996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment tool
curing agent
operation unit
endoscope treatment
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003270299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005021571A (ja
Inventor
康之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2003270299A priority Critical patent/JP4311996B2/ja
Publication of JP2005021571A publication Critical patent/JP2005021571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4311996B2 publication Critical patent/JP4311996B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

この発明は、一回の使用で使い捨てにされる内視鏡用処置具に関する。
内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通して使用される内視鏡用処置具は、体内粘膜を切ったり、破ったり、擦ったり或いは体内粘膜に突き刺したりされるので、処置具を介しての患者間感染を完全に防止するためには処置具を使い捨てにするのが最も効果的であり、使い捨てにした場合に使用者の経済的負担が大きくなり過ぎないように構造をシンプル化したものが各種提案されている(例えば、特許文献1)。
特表平3−500500号公報
しかし、構造をシンプル化してコストを削減しても、一度使用した内視鏡用処置具を必ず破棄するか消毒して再使用してしまうかは使用者の倫理観に任されているので、内視鏡用処置具が繰り返し使用されることを完全に無くすことは困難である。
そこで本発明は、一度使用された後は全く使用不能になって、再使用による患者間感染の恐れを完全に防止することができる内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用処置具は、先端作動部を遠隔的に駆動するために手元側操作部に相対的に移動可能に設けられた第1の部材と第2の部材との間の部分に、単独では硬化せず混合することにより時間の経過にしたがって硬化する二液型接着剤の主剤と硬化剤とを隣接して別々に封止配置すると共に、第1の部材と第2の部材とを相対的に移動させることにより主剤と硬化剤の各々の封止を破る開封部材を設けたものである。
なお、第1と第2の部材の一方の側に主剤と硬化剤が取り付けられて、他方の側に開封部材が取り付けられているとよく、主剤と硬化剤とが各々独立して封止部材内に封入されていて、開封部材が両封止部材を切り裂くための鋭利部を有していてもよい。
また、内視鏡用処置具を使用する前に第1の部材と第2の部材との相対的移動を規制し、内視鏡用処置具を使用する際には取り外される移動規制部材が手元側操作部に取り付けられていると、使用前に使用不能になってしまう事態を防止することができる。
本発明の内視鏡用処置具によれば、使用時に手元側操作部において先端作動部を遠隔的に駆動する操作を行うことにより、第1の部材と第2の部材とが相対的に移動して二液型接着剤の主剤と硬化剤の各々の封止が開封部材により破られ、それによって主剤と硬化剤が混合して時間の経過にしたがって二液型接着剤が硬化するので、内視鏡用処置具の使用後には第1の部材と第2の部材とが接着されて手元側操作部が作動しなくなり、内視鏡用処置具が一度使用された後は全く使用不能になって、再使用による患者間感染の恐れを完全に防止することができる。
内視鏡用処置具の手元側操作部の操作部本体に対してスライドする可動指掛けに二液型接着剤の主剤と硬化剤とを隣接して配置し、鋭利な開封部材を操作部本体に配置する。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は代表的な内視鏡用処置具の一つである内視鏡用生検鉗子を示しており、密着巻きコイルパイプ等からなる可撓性シース1の先端部分に先端作動部である一対の鉗子カップ2が嘴状に開閉自在に配置されており、可撓性シース1内に挿通配置された操作ワイヤ3を軸線方向に進退させることによって鉗子カップ2が開閉する。
可撓性シース1の基端に連結された手元側操作部10には、操作部本体11(第1の部材)の手元側端部に固定指掛け12が設けられ、操作ワイヤ3の基端が連結された糸巻状の可動指掛け13(第2の部材)が軸線方向にスライド自在に操作部本体11に係合している。
また、操作部本体11の先端側の部分に突出形成された当て付け部14と可動指掛け13との間には、工場出荷時から内視鏡検査に使用する直前まで操作部本体11に対する可動指掛け13のスライド移動を規制して鉗子カップ2が閉じた状態を保持するようにするための移動規制部材15が、きつく嵌め込まれた状態に挟着されている。なお、図3には移動規制部材15だけが断面をとって図示されている。
図4に示されるように、移動規制部材15は例えば断面形状がC字状の軟質プラスチック部材であり、少し力を入れて側方に押し出すことにより手元側操作部10から取り外すことができる。
そこで、内視鏡用処置具を内視鏡検査に使用する直前になったら、手元側操作部10から移動規制部材15を取り外し、矢印Aで示されるように可動指掛け13を固定指掛け12から遠ざかる方向にスライドさせることにより、操作ワイヤ3が押し込まれて一対の鉗子カップ2が嘴状に開く。次いで、可動指掛け13を固定指掛け12側に引き寄せることにより、操作ワイヤ3が牽引されて鉗子カップ2が閉じ、生検組織片を採取することができる。
図1は、手元側操作部10の操作部本体11と可動指掛け13との係合部分を示しており、可動指掛け13には操作部本体11が緩く通される孔13aが貫通形成されていて、その孔13aの内周面に形成された円周溝16内に、二液型接着剤の主剤と硬化剤とを別々に封入した二つの環状カプセル17,18(封止部材)が隣り合わせに並んで装填されている。この実施例の環状カプセル17,18は各々、中空のOリング状に形成されている。
二液型接着剤は、主剤と硬化剤が各々単独では硬化せず、主剤と硬化剤を混合することにより時間経過にしたがって硬化するものであるが、数分間で硬化するものではなく、硬化時間が常温において1〜3時間程度(80℃程度なら1時間以内でも可)のものが用いられる。
二液型接着剤の主剤と硬化剤とが別々に封入された二つの環状カプセル17,18は、薄くて低強度のプラスチック材等によって形成されており、可動指掛け13に対する操作部本体11の係合面には、環状カプセル17,18を切り裂いて開封する鋭利な刃先を有する開封部材19が側方に向けて突設されている。20は、可動指掛け13がスライド移動時に開封部材19と干渉しないように可動指掛け13に形成された直線溝である。
開封部材19は、工場出荷時から内視鏡検査に使用する直前までの間の可動指掛け13が固定指掛け12側に引き寄せられている状態では、図1に示されるように二つの環状カプセル17,18より先端寄りに位置している。
そして、内視鏡検査に使用される際に鉗子カップ2を開くために可動指掛け13を固定指掛け12から遠ざかる方向に移動させると、図2に示されるように、可動指掛け13と共に移動する二つの環状カプセル17,18が開封部材19により切り裂かれて、その内部の二液型接着剤の主剤と硬化剤が、操作部本体11と可動指掛け13との係合部分に流れ出して混合される。
その結果、内視鏡用処置具がその内視鏡検査に用いられている間は二液型接着剤の硬化が進行しないので可動指掛け13がスムーズにスライドして組織採取を行うことができるが、その内視鏡検査が終了して暫くすると二液型接着剤の硬化が進行して可動指掛け13が操作部本体11に対してスライドできなくなり、それ以後その内視鏡用処置具は使用不能になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、二液型接着剤の取り付け位置は鉗子カップ2(先端作動部)を遠隔的に駆動するために手元側操作部10に相対的に移動可能に設けられた二つの部材の間の部分であればどこでもよい。また、二液型接着剤の封止部材の形状は環状以外のどのような形状でも差し支えない。
また、本発明は生検鉗子以外の各種の内視鏡用処置具に採用が可能であり、可動指掛け13が操作部本体11に対して軸線周りに回転動作するような内視鏡用処置具に採用することもできる。
本発明の実施例の内視鏡用処置具の手元側操作部の使用前の状態の部分断面図である。 本発明の実施例の内視鏡用処置具の手元側操作部の使用後の状態の部分断面図である。 本発明の実施例の内視鏡用処置具の使用前の状態の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施例の内視鏡用処置具の使用後の状態の全体構成を示す側面図である。
符号の説明
2 鉗子カップ(先端作動部)
3 操作ワイヤ
10 手元側操作部
11 操作部本体(第1の部材)
12 固定指掛け
13 可動指掛け(第2の部材)
17,18 環状カプセル(封止部材)
19 開封部材

Claims (4)

  1. 先端作動部を遠隔的に駆動するために手元側操作部に相対的に移動可能に設けられた第1の部材と第2の部材との間の部分に、単独では硬化せず混合することにより時間の経過にしたがって硬化する二液型接着剤の主剤と硬化剤とを隣接して別々に封止配置すると共に、上記第1の部材と第2の部材とを相対的に移動させることにより上記主剤と上記硬化剤の各々の封止を破る開封部材を設けたことを特徴とする内視鏡用処置具。
  2. 上記第1と第2の部材の一方の側に上記主剤と上記硬化剤が取り付けられて、他方の側に上記開封部材が取り付けられている請求項1記載の内視鏡用処置具。
  3. 上記主剤と上記硬化剤とが各々独立して封止部材内に封入されていて、上記開封部材が上記両封止部材を切り裂くための鋭利部を有している請求項1又は2記載の内視鏡用処置具。
  4. 上記内視鏡用処置具を使用する前に上記第1の部材と上記第2の部材との相対的移動を規制し、上記内視鏡用処置具を使用する際には取り外される移動規制部材が上記手元側操作部に取り付けられている請求項1、2又は3記載の内視鏡用処置具。
JP2003270299A 2003-07-02 2003-07-02 内視鏡用処置具 Expired - Fee Related JP4311996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003270299A JP4311996B2 (ja) 2003-07-02 2003-07-02 内視鏡用処置具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003270299A JP4311996B2 (ja) 2003-07-02 2003-07-02 内視鏡用処置具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005021571A JP2005021571A (ja) 2005-01-27
JP4311996B2 true JP4311996B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=34190294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003270299A Expired - Fee Related JP4311996B2 (ja) 2003-07-02 2003-07-02 内視鏡用処置具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4311996B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005021571A (ja) 2005-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7087027B2 (ja) 動脈切開部を閉鎖するための閉鎖システム
JP5273980B2 (ja) 内視鏡用結紮具及び内視鏡結紮システム
JP4674975B2 (ja) 内視鏡用フード
JP4594612B2 (ja) 挿入補助具
JP5959770B2 (ja) 内視鏡の先端構造
JP2005131211A (ja) 内視鏡用の外付けチャンネル
JP6017741B1 (ja) オーバーチューブおよびマニピュレータシステム
US10632282B2 (en) Catheter assembly
JP2024060094A (ja) デバイス送出ツール及びシステム
JP5246394B2 (ja) クリップ、クリップユニット及びクリップ装置
JP4311996B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP6824507B2 (ja) 内視鏡治療装置
KR101667744B1 (ko) 일체형 일회용 내시경용 클립 처치 장치
JP2003061970A (ja) トロッカー外套管
EP3146907A1 (en) Thread affixation system
JP2006055446A (ja) 内視鏡用鉗子栓
US20210219965A1 (en) Coupler and surgical device with collar for covering a sterile flexible wrapper
JP4299746B2 (ja) 経皮的卵子採取用器具
JP2008099745A (ja) 超音波内視鏡用バルーン取り外し装置
JP4098972B2 (ja) 内視鏡用クリップ装置
JPH09528A (ja) 内視鏡的手術用補助装置
JP4184823B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP5319043B2 (ja) 内視鏡用穿刺針及び内視鏡装置
KR101922927B1 (ko) 내시경용 처치구
JP4014847B2 (ja) 汚染防止型内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060531

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090423

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090512

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees