JP4311959B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像素子を有するビデオスコープを備えた電子内視鏡装置に関する。特に、観察部位を照射する光の光量を調整し、あるいは、撮像素子のシャッタスピードに基づく電荷蓄積量を調整すること等により、表示装置に映し出される被写体像の明るさを適正に維持するための調光処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子内視鏡装置では、被写体像に応じた画像信号がビデオスコープ内の撮像素子から読み出されると、被写体像の明るさを示す輝度値が算出される。そして、この輝度値と適正な明るさを示す参照輝度値との差に基づいて、例えば患部に照射される光の光量が絞りによって調整される。輝度値を算出する測光方式としては、被写体像全体の明るさ平均を求める平均測光や、被写体像全体の中で比較的輝度値の高い値を被写体像の明るさとするピーク測光があり、医師などのオペレータは必要に応じて測光方式を選択する。
【0003】
従来の電子内視鏡装置では、患部とビデオスコープの先端部とが近接した場合や、鉗子などの処置具の先端部が観察画像に現われた場合、観察画像の周辺領域ではハレーションが発生しやすい。ピーク測光方式を適用している状態で周辺領域にハレーションが発生すると、画面全体としては適正な明るさであるにも関らず、照射光量が減少するように光量調整が行われる。そのため、表示装置に明瞭に映し出すことが必要な観察対象部位の位置する中心付近のエリアをピーク測光領域に設定し、周辺エリアを平均測光領域に設定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−333901号公報(第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
医師等のオペレータは、ビデオスコープの操作部に設けられたアングルノブを操作してスコープ挿入部の先端部を上下左右のうちの所定の湾曲方向に湾曲させながら処置、観察等を行っており、注目する部位が画面中央付近で映し出されるようにノブが回転操作される。しかしながら、スコープ先端部を湾曲させることによって観察画面周辺あるいは観察画面以外にある注目部位を画面中央に映すまでの間、オペレータが注視しているエリアに対しては平均測光が適用される。そのため、観察画像全体の中で注視部分が暗く映し出され、内視鏡操作、観察、処置等に支障を来たす。
【0006】
そこで本発明では、ビデオスコープを操作している間、画面上で注視する部分に対して常にピーク測光をすることにより、注視する部分を表示装置に常に明瞭に映し出すことができる電子内視鏡装置、内視鏡用自動調光装置、自動調光方法、自動調光プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像素子を有するビデオスコープを備えた電子内視鏡装置は、被写体を照明するための光源と、被写体像全体の中で、中央にピーク測光領域を定めるとともに被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定める測光領域設定手段と、ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、平均測光領域において平均測光を実行することにより、撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する輝度算出手段と、代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持する被写体像明るさ調整手段とを備える。ビデオスコープには、先端部を湾曲させるための湾曲操作部が設けられている。
【0008】
例えば、代表輝度値算出手段は、ピーク測光領域のピーク値と平均測光領域の平均輝度値とにそれぞれ所定の係数を掛けて加算した値を代表輝度値として算出すればよい。また、被写体像明るさ調整手段は、絞りを開閉することにより被写体への光量を調整してもよく、あるいは撮像素子の電子シャッタ機能を利用して明るさ調整してもよい。平均測光としては平均測光領域の明るさ平均を算出すればよく、各画素の輝度値の平均を算出するか、あるいはヒストグラム分布を用いて平均値を算出してもよい。なお、測光領域設定手段は、明るさ調整される被写体像、すなわち、表示すべき被写体像に対してピーク測光領域および平均測光領域を設定する。例えば、撮像素子の画素数と表示される被写体像を構成する画素の画素数とが一致しない場合、間引きあるいは補間処理により画素変換された表示用被写体像に対して領域設定をすればよい。
【0009】
さらに本発明の電子内視鏡装置は、スコープ先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する湾曲検出手段と、湾曲方向および湾曲変化量に従って被写体像全体の中でピーク測光領域を移動させるピーク測光領域移動手段とを備えたことを特徴とする。例えば、ビデオスコープの操作部にはスコープ先端部を互いに直交する第1および第2の方向(例えば、左右上下方向)へそれぞれ湾曲させるための湾曲操作部が設けられており、所定の操作を行うことによりスコープ先端部が所定方向に沿って湾曲する。スコープ先端部に設けられた撮像素子には、スコープ先端面の向く方向に沿って観察される被写体像が形成され、湾曲操作部、すなわち先端部が真直ぐのニュートラルの状態において、ピーク測光領域が中央に設定すればよい。そして、湾曲操作によるスコープ先端部の湾曲動作に従って、ピーク測光領域が移動する。
【0010】
湾曲操作が開始されると、湾曲検出手段は、湾曲方向を検出するとともに、湾曲変化量を検出する。操作開始直後において湾曲変化量が生じるため、ピーク測光領域は、被写体像全体の中でその湾曲方向に沿った方向へ移動する。例えば、左方向へ湾曲すると、被写体像全体の中で左方向へ移動する。そして、湾曲操作を停止する際、湾曲操作開始時とは逆の湾曲変化量が生じるため、ピーク測光領域は元の中央付近に戻るように逆方向(例えば右方向)に沿って移動する。完全に湾曲操作が停止すると、湾曲変化量は生じないでピーク測光は中央に位置する。このように、スコープ先端部をニュートラル状態から所定角度まで湾曲させる間、ピーク測光領域は、初めに湾曲方向に応じた方向に沿って移動し、今度は逆方向に沿って移動しながら、最終的に中央位置に戻る。湾曲した状態からニュートラル状態に戻す場合においても同じである。
【0011】
注目する部位が観察画面の中央に映し出されている場合、オペレータはスコープ先端部を湾曲させず、その注視領域はピーク測光領域に重なる。一方、観察したい部位が画面周辺、画面外にある場合、その部分を画面中央へ映しだすように、所定方向へスコープ先端部を湾曲させるが、ピーク測光領域も湾曲動作に従って移動する。スコープ先端部を湾曲させている間、注視領域が常時ピーク測光領域に重なる。したがって、観察したい部位は常にピーク測光領域が実行され、適切な光量調整、さらには適切な診断、処置が行われる。
【0012】
湾曲操作部の操作位置とスコープ先端部の湾曲角度は、実質的に1:1の対応関係にあるとみなせる。よって、湾曲検出手段は、湾曲操作部の操作方向および操作変化量を検出することによりスコープ先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する。回転ノブなどの軸回転可能な湾曲操作部が適用される場合、湾曲方向検出手段は、湾曲操作部に対する回転操作時の回転方向情報を含む角速度を検出する。検出された角速度の正負、大きさにより、湾曲方向および湾曲変化量が検出される。例えば、スコープ先端部を互いに直交する2軸方向(上下左右方向)に沿って別々に湾曲させるための軸回転可能な第1の回転操作部および第2の回転操作部が設けられた場合、湾曲方向検出手段は、第1および第2の回転操作部に対する回転操作時の角速度をそれぞれ検出する。この場合、ピーク測光領域は、第1の方向および第2の方向それぞれ別々に移動する。
【0013】
ピーク測光領域を一定速度で移動させるようにしてもよいが、湾曲動作が大きいほど画面外に注目する部位があると考えられることから、湾曲動作に応じて移動量が変化するのが好ましい。従って、湾曲ピーク測光領域移動手段は、湾曲変化量の大きさに応じた移動量だけピーク測光領域を移動させるのがよい。例えば、湾曲検出手段は、湾曲操作部の操作変化量を検出することによりスコープ先端部の湾曲変化量を検出し、ピーク測光領域移動手段は、操作変化量の大きさに応じた移動量だけピーク測光領域を移動させる。
【0014】
一方、ピーク測光領域の移動量をスコープ先端部全体の湾曲量に対応させる場合、電子内視鏡装置は、スコープ先端部の連続的に所定方向へ湾曲する湾曲時間を検出する湾曲時間検出手段を備え、ピーク測光領域移動手段は、湾曲時間および湾曲変化量から求められる移動量だけピーク測光領域を移動させる。例えば、湾曲操作部に対する連続した所定方向への操作時間を検出することによりスコープ先端部の湾曲時間を検出する操作時間検出手段を備え、湾曲検出手段は、湾曲操作部の操作変化量を検出することによりスコープ先端部の湾曲変化量を検出し、ピーク測光領域移動手段は、操作時間および操作変化量に応じた移動量だけピーク測光領域を移動させる。
【0015】
オペレータが意識的にスコープ先端部を湾曲させようとしていなくても、内視鏡操作中には多少湾曲させてしまう。このような意識しない湾曲動作においてはピーク測光領域を移動させないのが望ましい。したがって、湾曲変化量の大きさに基づいて判断する場合、スコープ先端部の湾曲変化量の大きさが基準湾曲変化量の大きさを超えているか否かを判断する湾曲変化量大きさ判別手段を備えているのがよい。ピーク測光領域移動手段は、スコープ先端部の湾曲変化量の大きさが基準湾曲変化量の大きさを超えていない場合、ピーク測光領域を移動させない。ピーク測光領域移動手段は、操作変化量の大きさが基準操作変化量の大きさを超えていない場合、ピーク測光領域を移動させない。例えば、軸回転可能な湾曲操作部の場合、湾曲検出手段が、湾曲操作部に対する回転操作時の角速度を検出し、角速度の大きさが基準角速度の大きさを超えているか否かを判断する角速度大きさ判別手段を備える。ピーク測光領域移動手段は、角速度の大きさが基準角速度の大きさを超えていない場合、ピーク測光領域を移動させない。
【0016】
あるいは、連続的に湾曲している時間に基づいて、意識的にスコープ先端部を湾曲させているか判断してもよい。この場合、スコープ先端部の連続的に所定方向へ湾曲している湾曲時間が基準湾曲時間を超えているか否かを判断する湾曲時間判別手段を備え、ピーク測光領域移動手段は、湾曲時間が基準湾曲時間を超えていない場合、ピーク測光領域を移動させない。操作時間が基準操作時間を超えているか否かを判断する操作時間判別手段を備えればよく、ピーク測光領域移動手段は、操作時間が基準操作時間を超えていない場合、ピーク測光領域を移動させない。
【0017】
本発明の電子内視鏡装置用被写体像明るさ調整装置は、光源からの光で被写体を照明してビデオスコープの撮像素子により形成される被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定める測光領域設定手段と、前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する輝度算出手段と、前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持する被写体像明るさ調整手段と、スコープ先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する湾曲検出手段と、前記湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させるピーク測光領域移動手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明の電子内視鏡装置用被写体像明るさ調整方法は、光源からの光で被写体を照明してビデオスコープの撮像素子により形成される被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定め、前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出し、前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持し、スコープ先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出し、前記湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させることを特徴とする。
【0019】
本発明の電子内視鏡装置用被写体像明るさ調整プログラムは、光源からの光で被写体を照明してビデオスコープの撮像素子により形成される被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定める測光領域設定手段と、前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する輝度算出手段と、前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持する被写体像明るさ調整手段と、スコープ先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する湾曲検出手段により検出される湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させるピーク測光領域移動手段とを機能させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を参照して本発明の実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
【0021】
図1は、第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
【0022】
電子内視鏡装置には、CCD(Charge-Coupled Device)54を有するビデオスコープ50と、CCD54から読み出される信号を処理するプロセッサ10とが備えられており、被写体像を表示するモニタ32およびキーボード34がプロセッサ10に接続される。ビデオスコープ50はプロセッサ10に着脱自在に接続され、検査、手術等が開始されると、ビデオスコープの挿入部61が体内へ挿入される。
【0023】
ランプ電源スイッチ(図示せず)がONになると、ランプ制御回路11Aを含むランプ電源部11からランプ12へ電源が供給され、これによりランプ12から光が放射される。ランプ12から放射された光は、集光レンズ14を介してビデオスコープ50内に設けられたライトガイド51の入射端51Aに入射する。ライトガイド51は、ランプ12から放射される光を観察部位Sのあるビデオスコープ50の先端部60へ光を伝達する極細の光ファイバー束であり、光ファイバー束51を通った光は出射端51Bから出射する。これにより、照明用レンズである配光レンズ52を介して被写体である観察部位Sに光が照射される。
【0024】
観察部位Sにおいて反射した光は、対物レンズ53を通ってCCD54の受光領域に到達し、これにより観察部位Sの光学像がCCD54の受光領域に形成される。本実施形態では、カラー撮像方式として同時単板式が適用されており、CCDの受光面上にはイエロー(Ye)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリーン(G)の色要素が市松状に並べられた補色カラーフィルタ(図示せず)が受光領域の各画素位置に対応するよう配置されている。そして、CCD54では、観察部位Sの光学像が補色カラーフィルタの各色要素を通る色に応じた複数の画素信号から成る画像信号に変換され、所定時間間隔ごとに1フレームもしくは1フィールド分の画像信号が、色差線順次方式に従って順次読み出される。本実施形態では、カラーテレビジョン方式としてNTSC方式が適用されており、1/30(1/60)秒間隔ごとに1フレーム(1フィールド)分の画像信号が順次読み出され、初期信号処理回路55へ送られる。
【0025】
初期信号処理回路55には、プリアンプ、サンプルホールド回路、画像メモリ、画像処理回路(いずれも図示せず)などが含まれており、初期信号処理回路55に入力された画像信号は、各回路での処理後デジタル画像信号に変換され、画像メモリに一時的に格納される。画像メモリから読み出されたデジタル画像信号は画像処理回路においてホワイトバランス調整、ガンマ補正などの処理が施される。処理された画像信号はプロセッサ10へ送られる。また、初期信号処理回路55に入力された画像信号の輝度成分である輝度信号が生成されて所定のタイミングで調光回路23へ送られる。ここでは、NTSC方式に従って1/30(1/60)秒間隔ごとに輝度信号が送られる。
【0026】
プロセッサ信号処理回路28では、初期信号処理回路55から送られてくる画像信号に対して所定の処理が施される。処理された画像信号は、NTSCコンポジット信号、Y/C分離信号(Sビデオ信号)、RGB分離信号などのビデオ信号(映像信号)としてモニタ32へ出力され、これにより被写体像がモニタ32に映し出される。
【0027】
システムコントロール回路22には、CPU24、ROM25、RAM26が設けられており、CPU24はプロセッサ10全体を制御し、調光回路23、ランプ制御回路11A、プロセッサ信号処理回路28などの各回路に制御信号を出力する。タイミングコントロール回路30では、信号の処理タイミングを調整するクロックパルスがプロセッサ10内の各回路に出力され、また、ビデオ信号に付随される同期信号がプロセッサ信号処理回路28に送られる。システムコントロール回路22内のROM25には、電子内視鏡装置全体を制御するためのプログラムがあらかじめ記憶されている。
【0028】
ライトガイド51の入射端51Aと集光レンズ14との間には、被写体Sに照射される光の光量を調整する絞り16が設けられており、モータ18の駆動によって開閉する。本実施形態では、DSP(Digital Signal Processor)で構成された調光回路23により、絞り16を通過する光、すなわち被写体Sへ照射される光の光量が調整される。さらに本実施形態では、後述するように、モニタ32を通して表示される被写体像が複数のブロックに分割されており、ブロック毎に輝度平均値が算出される。そして、観察画像全体に対して平均測光が実行されるとともに、観察画像中央付近ではピーク測光が実行される。平均測光による輝度値とピーク測光による輝度値とに基づいて被写体像全体の明るさを示す輝度値が算出され、この輝度値に基づいて調光回路23からモータドライバ20へ制御信号が送られる。これにより、モータ18がモータドライバ20によって駆動され、その結果、絞り16が所定の開度となるように開く(あるいは閉じる)。
【0029】
ビデオスコープ50内には、ビデオスコープ50全体を制御するスコープ制御部56と、ビデオスコープ50に関連したデータがあらかじめ記憶されたEEPROM57とが設けられている。スコープ制御部56は、初期信号処理回路55を制御するとともに、EEPROM57からスコープ関連のデータを読み出す。ビデオスコープ50がプロセッサ10に接続されると、スコープ制御部56とシステムコントロール回路22との間でデータが送受信される。なお、本実施形態では、CCD54の画素数はモニタ32の画素数よりも少なく、CCD54に形成される被写体像が実質的にそのままモニタ32に表示される画像となる。
【0030】
ビデオスコープ50の操作部50Pにはアングルノブ58が設けられており、医師等のオペレータがアングルノブ58を回転操作することによってビデオスコープ50の先端部60が互いに直交な上下/左右方向へ湾曲する。アングルノブ58には角速度センサ59A、59Bが接続されており、操作ノブ58に対する回転操作に従って角速度センサ59A、59Bから回転操作に関する信号が検出され、調光回路23へ送られる。
【0031】
フロントパネル46には、自動調光において基準となる参照輝度値Yrの設定をするための設定スイッチ46Aが設けらており、オペレータがスイッチを操作すると、操作に応じた信号がシステムコントロール回路22へ送られる。参照輝度値のデータは、RAM26へ一時的に格納されるとともに、必要に応じてシステムコントロール回路22から調光回路23へ送られる。
【0032】
図2は、アングルノブ58を概略的に示した図である。
【0033】
アングルノブ58は、先端部60を左右方向に湾曲させるための左右ノブ58Aと上下方向に沿って湾曲させるための上下ノブ58Bから構成されており、上下ノブ58B、左右ノブ58Aには、それぞれ上下シャフト58D,左右シャフトCが接続されている。左右ノブ58A,もしくは上下ノブ58Bが回転操作されると、その回転操作に対し連動してシャフト58C,58Dが軸回転する。上下、左右シャフト58C,58Dはそれぞれ対応するプーリ(図示せず)に接続されており、プーリ各々の周りには先端部60まで延びるワイヤーが掛けられている。上下ノブ58A、あるいは左右ノブ58Bが操作されると、操作量に応じて先端部60が上下あるいは左右方向に湾曲する。上下シャフト58A、左右シャフト58Bにはそれぞれ角速度センサ59A、59Bが接続されており、先端部60の湾曲操作時におけるノブの回転方向の角速度が検出される。そして、後述するように、検出された角速度に応じた信号(以下これを角速度信号とする)がプロセッサ10の調光回路23へ送られる。
【0034】
図3、図4は、自動調光処理ルーチンを示した図であり、NTSC方式に従って1/30(1/60)秒毎にメインルーチン(図示せず)に割り込んで処理を実行する。図5は、複数のブロックにより構成される観察画像を示した図であり、図6は、アングルノブ58に対する回転操作に従うピーク測光領域の移動を示した図である。また、図7は、高輝度が微小領域に発生した観察画像を示した図である。
【0035】
ステップS101では、図5に示すように、観察画像Aを複数のブロックBxyに分割設定するとともに、ピーク測光領域A1および平均測光領域A2が設定される。
【0036】
図5に示す観察画像Aはモニタ32に表示される被写体像に対応しており、8×8=64個のブロックBxy(x=0〜7、y=0〜7)がマトリクス状に並ぶような状態で観察画像Aが構成される。ここでは添字xはモニタ32の画面の水平方向、添字yはモニタ32の画面の垂直方向を表す。さらに、各ブロックBxyは、8×8の画素Pxyij(i=0〜7、j=0〜7)によって構成されており、観察画像全体は、64×64(=4096)個の画素によって構成されている。ただし、添字iはモニタ32の画面の水平方向、添字jはモニタ32の画面の垂直方向を表す。各画素Pxyijはそれぞれ輝度値Yxyijを有し、各画素Pxyijの輝度値に応じた輝度信号がビデオスコープ50から調光回路23へ送られてくる。本実施形態では、被写体像の明るさを256段階に分けており、輝度値は輝度レベルとして0〜255のいずれかの値に定められる。
【0037】
観察画像Aに対しては、中心周りに境界線が描かれるピーク測光領域A1と観察画像全体からなる平均測光領域A2とが規定されており、ピーク測光領域A1ではピーク測光、平均測光領域A2では平均測光が実行される。ここでは、ピーク測光領域A1と平均測光領域A2の面積比は約1:3である。大腸など体内器官は管状になっているため、ビデオスコープ50の先端部60が器官内の中心方向を向いている場合、先端部60の周縁部が器官と近接している。言い換えれば、観察画像Aの周辺領域に映し出される部分が、器官内において先端部60と近接している内壁などになる。そして、オペレータは、先端部60が注目すべき部位に近づくと、先端部60を湾曲させて先端部60の先端面を注目部位へ向ける。観察画像A全体に対するピーク測光領域A1の範囲は、注目したい部位を観察画像Aの中央に映し出すこと、その部位全体に対してピーク測光を実行できることなどを考慮して定められる。ステップS101が実行されると、ステップS102へ進む。
【0038】
ステップS102では、左右ノブ58Aに対応する角速度センサ59Aにより検出されて送られてきた角速度信号から、角速度Rhが数値データとして検出される。ここでは、先端部60を左方向へ湾曲させるために左右ノブ58Aが操作された時に検出される角速度Rhを正の値で示し、右方向へ湾曲させるために左右ノブ58Aが回転操作された時に検出される角速度Rhを負の値で示す。また、角速度Rhは、回転操作前の先端部60の湾曲状態に応じた左右ノブ58Aの位置に基づいて検出される。そして、ステップS103では、検出された角速度Rhが閾値r1(>0)より大きいか否かが判断される。すなわち、左右ノブ58Aの操作された回転方向が先端部60を左方向へ湾曲させる方向(ここでは反時計周り)であるか否かが判断され、さらに、各速度Rhの大きさ(|Rh|)が閾値r1より大きいか否かが判断される。閾値r1は、ピーク測光領域A1を左右方向へ移動させるために最低限必要な角速度の大きさを示し、観察したい部位方向へ先端部60を湾曲させるために左右ノブ58Aが意識的に操作されたか否かを判断するための基準値となる。
【0039】
ステップS103において角速度Rhが閾値r1より大きいと判断された場合、すなわち、オペレータにより意識的に左右ノブ58Aが反時計周りに操作されたと判断された場合、ステップS104へ進む。ステップS104では、検出された角速度Rhの大きさに従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で所定量だけ左方向へ移動する(図6参照)。すなわち、注目したい部位のある左方向へ先端部60が湾曲するのに従い、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で左方向へ移動する。ステップS104が実行されると、ステップS108へ進む。
【0040】
一方、ステップS103において角速度Rhが閾値r1より大きくないと判断された場合、ステップS105へ進む。ステップS105では、角速度Rhが以下の式を満たすか否かが判断される。
―r1≦Rh≦r1 ・・・(1)
すなわち、オペレータは意識して左右ノブ58Aを操作しておらず、実質的に左右ノブ58Aが操作されていないか否かが判断される。
【0041】
ステップS105において角速度Rhが(1)式を満たすと判断された場合、ステップS106へ進み、ピーク測光領域A1は移動せずに中央付近に維持される。一方、角速度Rhが(1)式を満たさない、すなわち角速度Rhが−r1より小さいと判断された場合、先端部60を意識的に右方向へ湾曲させるために左右ノブ58Aが時計回りに回転操作されたとみなされ、ステップS107へ進む。ステップS107では、角速度Rhの大きさに従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で右方向へ所定量だけ移動する。ステップS106もしくはステップS107が実行されると、ステップS108へ進む。
【0042】
ステップS108では、上下ノブ58Bに対応する角速度センサ59Bによって検出されて送られてきた角速度信号から、角速度Rvが数値データとして検出される。ここでは、先端部60を上方向へ湾曲させるように上下ノブ58Bが操作された時に検出される角速度Rvを正の値で示し、下方向へ湾曲させるために上下ノブ58Bが操作された時に検出される角速度Rvを負の値で示す。そして、ステップS109では、検出された角速度Rvが閾値r2(>0)より大きいか否かが判断される。すなわち、上下ノブ58Bの操作された回転方向が先端部60を上方向へ湾曲させる方向(ここでは反時計周り)であるか否かが判断され、さらに、各速度Rvの大きさ(|Rv|)が閾値r2より大きいか否かが判断される。閾値r2は、ピーク測光領域A1を上下方向へ移動させるために最低限必要な角速度の大きさを示し、観察したい部位方向へ先端部60を湾曲させるために上下ノブ58Bが意識的に操作されたか否かを判断するための基準となる。
【0043】
ステップS109において角速度Rvが閾値r2より大きいと判断された場合、すなわち、オペレータにより意識的に上下ノブ58Bが操作されたと判断された場合、ステップS110へ進む。ステップS110では、検出された角速度Rvの大きさに従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で所定量だけ上方向へ移動する(図6参照)。すなわち、注目したい部位のある上方向へ先端部60が湾曲するのに従い、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で上方向へ移動する。ステップS110が実行されると、図4のステップS114へ進む。
【0044】
一方、ステップS109において角速度Rvが閾値r2より大きくないと判断された場合、ステップS111へ進む。ステップS111では、角速度Rvが以下の式を満たすか否かが判断される。
―r2≦Rv≦r2 ・・・(2)
すなわち、オペレータは意識して上下ノブ58Bを操作しておらず、実質的に上下ノブ58Bが操作されていないか否かが判断される。
【0045】
ステップS111において角速度Rvが(2)式を満たすと判断された場合、ステップS112へ進み、ピーク測光領域A1は移動せずに中央付近に維持される。一方、角速度Rvが(2)式を満たさない、すなわち角速度Rhが−r2より小さいと判断された場合、先端部60を意識的に下方向へ湾曲させるために上下ノブ58Bが操作されたとみなされ、ステップS113へ進む。ステップS113では、角速度Rvの大きさに従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で下方向へ所定量だけ移動する。ステップS112もしくはステップS113が実行されると、図4のステップS114へ進む。
【0046】
ステップS114では、64個のブロックBxyそれぞれについて、輝度の平均値(以下では、ブロック輝度平均値という)YBxyが算出される。
YBxy=ΣYxyij/64 ・・・(3)
各ブロックBxyのブロック輝度平均値YBxyが求められると、ステップS115へ進み、ピーク測光領域A1に対してピーク輝度値Ypが算出され、平均測光領域A2に対して平均輝度値Javeが算出される。
【0047】
平均輝度値Javeは、平均測光領域A2に属する各ブロックBxyのブロック輝度平均値YBxyに基づき、以下の式によって求められる。
ave=ΣYBxy/48 ・・・(4)
(但し、Σは平均測光領域A2内のx、yについてのみの和を表す。)
一方、ピーク値Ypの場合、ピーク測光領域A1内の各ブロックBxyの輝度平均値YBxyがそれぞれ比較され、その中で最大となる輝度平均値YBxyがピーク値Ypとして定められる。ステップS115が実行されると、ステップS116へ進む。
【0048】
ステップS116では、自動調光処理において参照輝度値Yrと比較される観察画像Aの輝度値Iが、以下の式に基づいて算出される。以下では、輝度値Iを代表輝度値という。
I=α×Jave+β×Ypp ・・・(5)
ただし、α、βは重み付け係数である。重み付け係数α、βの値は使用状況に合わせて設定すればよいが、ここではαはβに比べて十分小さい値に設定される。ステップS116が実行されると、ステップS117へ進む。
【0049】
ステップS117では、代表輝度値Iと参照輝度値Yrとの差と許容差Cとが比較される。参照輝度値Yrは、ここでは128に設定されている。代表輝度値Iと参照輝度値Yrとの差が許容差Cより大きい、すなわち許容範囲外の場合、ステップS118へ進み、その差に応じた制御信号が調光回路23からモータドライバ20へ送られる。その結果、被写体像の明るさが適正となるように絞り16が所定量だけ開閉駆動される。ステップS118が実行されると、処理ルーチンが終了する。一方、代表輝度値Iと参照輝度値Yrとの差が許容差C以下、すなわち許容範囲である場合、被写体像の明るさは実質的には適正であると判断され、そのまま処理ルーチンが終了する。
【0050】
図7では、ピーク測光領域A1内の一部の画素のみ高輝度である観察画像を示している。図7(A)に示すように、注目すべき部位がピーク測光領域A1内に映し出されている状態において、体内の粘膜や部位の微小な凹凸により、ブロックBxyの中で特定の画素Pxyij(図7(A)では、i=j=4、すなわちPxy44)のみ高輝度の状態にある。ブロックBxyの中で画素Pxy44以外の画素については参照輝度値Yr(=128)と等しく、画素Pxy44のみ高輝度値(=255)になっている。本実施形態では、ブロックBxyに対するブロック輝度平均値YBxyが算出され、他のブロックの輝度平均値YBxyと比較されながらピーク値Ypが決定される。したがって、画素Pxyijの輝度値がそのままピーク値Ypと算出されることはない。算出されるブロック輝度平均値YBxyは、高輝度の画素Pxyij以外の画素に基づいて実質的に算出される。
【0051】
また、図7(B)に示すように、体内の粘膜や部位の微小な凹凸の影響により、1画素だけでなく複数の画素による微小領域VSが高輝度状態にある場合においても、ブロックBxy毎にブロック輝度平均値YBxyが算出され、他のブロック輝度平均値YBxyと比較されながらピーク値Ypが算出されるため、高輝度状態となった画素のある微小領域VSの影響でそのままピーク値Ypが高輝度値に決定されることはない。
【0052】
このように本実施形態によれば、観察画像Aにおいてピーク測光が実行されるピーク測光領域A1と平均測光が実行される平均測光領域A2が設定され、ピーク測光領域A1は、観察画像Aの中で中央に設置される。一方、先端部60を湾曲させるために回転操作される左右ノブ58A、上下ノブ58Bにはそれぞれ角速度センサ59A、59Bが接続されており、回転操作されると角速度がそれぞれ検出される。そして、ピーク測光領域A1は、検出された角速度によって定められる移動方向および移動量に従い、観察画像Aの中で所定方向へ移動する。
【0053】
例えば、先端部60を真直ぐに伸びるニュートラルの状態から左方向へ湾曲させるために左右ノブ58Aが反時計回りに回転操作された場合、ピーク測光領域A1は初め左方向へ移動し、回転操作が終わるにつれて今度は反対の右方向へ移動し、元の中央付近に戻る。湾曲させた状態から先端部60をニュートラルな状態へ戻すために左右ノブ58Aが時計周りに回転操作されると、ピーク測光領域A1は、最初右方向へ移動するとともに、その後反対の左方向へ移動しながら元の中央付近に戻る。これにより、注視すべき部位の映し出された画像エリアは、常にピーク測光が実現される。
【0054】
なお、代表輝度値の算出には(5)式以外の方法で算出してもよい。また、ブロック輝度平均値YBxyは、輝度のヒストグラム分布を利用して算出してもよく、被写体像の明るさの平均的値を算出するように平均輝度値Javeを求めればよい。ピーク測光領域A1の範囲、大きさは、本実施形態の以外の範囲、大きさに設定してもよく、観察画像Aの中央部分に位置すればよい。また、平均測光領域の範囲を、ピーク測光領域A1を除いた観察画像Aの周辺領域に設定してもよい。
【0055】
本実施形態では、絞り16の開閉によりモニタ32に表示される被写体像の明るさ調整を行っているが、CCD54の電子シャッタ機能により読み出される電荷量を調整することにより、被写体像の明るさを調整してもよい。
【0056】
本実施形態では、先端部60を湾曲させるために回転操作用の左右、上下ノブ58A、58Bが設けられているが、回転以外の操作により湾曲させる湾曲操作部材を適用してもよい。さらに、先端部60の湾曲を直接検出する構成にしてもよい。
【0057】
次に、図8を用いて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、ノブが所定方向にある一定時間以上連続して操作されている場合、注目すべき観察部位へ向けて先端部60を意識的に湾曲させる操作が行われていると判断する。また、ノブの回転操作量に従ってピーク測光領域を移動させる。それ以外の構成については、実質的に第1の実施形態と同じである。
【0058】
図8は、第2の実施形態における自動調光処理ルーチンを示した図である。
【0059】
ステップS201では、時間変数T1、T2がそれぞれ0に設定される。時間変数T1およびT2は、それぞれ左右ノブ58Aおよび上下ノブ58Bが連続的に操作されている時間をカウントするための変数である。ステップS202では、図3のステップS102同様、左右方向の湾曲に関する角速度Rhが検出される。そして、ステップS203では、図3のステップS103同様、検出された角速度Rhが閾値r1より大きいか否かが判断される。
【0060】
ステップS203において角速度Rhが閾値r1より大きいと判断された場合、ステップS204へ進む。ステップS204では、時間変数T1が時間閾値t1より大きいか否かが判断される。時間閾値t1は、ピーク測光領域A1を左右方向へ移動させるのに最低限必要な連続操作時間に対応しており、先端部60を左方向へ湾曲させるための操作を連続的に閾値t1に応じた時間以上行っているか否かが判断される。
【0061】
ステップS204において時間変数T1が時間閾値t1より大きいと判断されると、先端部60を意識的に左方向へ湾曲させるための左右ノブ58Aの操作が時間閾値t1に相当する時間以上連続して行われたとみなされ、ステップS205へ進む。ステップS205では、左右ノブ58Aの回転移動量に従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で回転操作量に応じた移動量だけ左方向へ移動する。ただし、左右ノブ58Aの回転移動量は、計測された角速度Rhと時間変数T1とに基づいて算出される。一方、ステップS204において時間変数T1が時間閾値t1より大きくないと判断された場合、ステップS206へ進み、時間変数T1が1だけインクリメントされる。ステップS205もしくはステップS206が実行されると、ステップS213へ進む。
【0062】
一方、ステップS203において角速度Rhが閾値r1より大きくないと判断された場合、ステップS207へ進み、角速度Rhが上記(1)式を満たすか否かが判断される。ステップS207において角速度Rhが(1)式を満たすと判断された場合、ステップS208へ進み、ピーク測光領域A1は移動せずに中央付近に維持される。そして、ステップ209では、時間変数T1が0に設定される。ステップS209が実行されると、ステップS213へ進む。
【0063】
一方、ステップS207において角速度Rhが(1)式を満たさないと判断された場合、ステップS210へ進む。ステップS204同様、ステップS210では、時間変数T1が時間閾値t1より大きいか否かが判断される。時間変数T1が時間閾値t1より大きいと判断されると、先端部60を意識的に右方向へ湾曲させるための左右ノブ58Aの操作が時間閾値t1に相当する時間以上連続して行われたとみなされ、ステップS211へ進み、左右ノブ58Aの回転移動量に従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で所定量だけ右方向へ移動する。一方、ステップS210において時間変数T1が時間閾値t1より大きくないと判断された場合、ステップS212へ進み、時間変数T1が1だけインクリメントされる。ステップS211もしくはステップS212が実行されると、ステップS213へ進む。
【0064】
ステップS213では、図3のステップS108同様、上下方向の湾曲に関する角速度Rvが検出される。そして、ステップS214では、図3のステップS109同様、検出された角速度Rvが閾値r2より大きいか否かが判断される。
【0065】
ステップS214において角速度Rvが閾値r2より大きいと判断された場合、ステップS215へ進む。ステップS215では、時間変数T2が時間閾値t2より大きいか否かが判断される。時間閾値t2は、ピーク測光領域A1を上下方向へ移動させるのに最低限必要な連続操作時間に対応しており、先端部60を左方向へ湾曲させるための操作を連続的に閾値t2に応じた時間以上行っているか否かが判断される。
【0066】
ステップS215において時間変数T2が時間閾値t2より大きいと判断されると、先端部60を意識的に上方向へ湾曲させるための左右ノブ58Aの操作が時間閾値t2に相当する時間以上連続して行われたとみなされ、ステップS216へ進む。ステップS216では、上下ノブ58Bの回転移動量に従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で所定量だけ上方向へ移動する。上下ノブ58Bの回転移動量は、計測された角速度Rvと時間変数T2とに基づいて算出される。一方、ステップS215において時間変数T2が時間閾値t2より大きくないと判断された場合、ステップS217へ進み、時間変数T2が1だけインクリメントされる。ステップS216もしくはステップS217が実行されると、ステップS224へ進む。一方、ステップS214において角速度Rvが閾値r2より大きくないと判断された場合、ステップS218へ進み、角速度Rvが上記(2)式を満たすか否かが判断される。
【0067】
ステップS218において角速度Rvが(2)式を満たすと判断された場合、ステップS219へ進み、ピーク測光領域A1は移動せずに中央付近に維持される。そして、ステップ220では、時間変数T2が0に設定される。ステップS220が実行されると、ステップS224へ進む。
【0068】
一方、ステップS218において角速度Rvが(2)式を満たさないと判断された場合、ステップS221へ進む。ステップS210同様、ステップS221では、時間変数T2が時間閾値t2より大きいか否かが判断される。時間変数T2が時間閾値t2より大きいと判断されると、先端部60を意識的に下方向へ湾曲させるための左右ノブ58Aの操作が時間閾値t2に相当する時間以上連続して行われたとみなされ、ステップS222へ進み、上下ノブ58Bの回転移動量に従って、ピーク測光領域A1が観察画像A全体の中で所定量だけ下方向へ移動する。一方、ステップS221において時間変数T2が時間閾値t2より大きくないと判断された場合、ステップS223へ進み、時間変数T2が1だけインクリメントされる。ステップS222もしくはステップS223が実行されると、ステップS213へ進む。
【0069】
ステップS224〜228の実行は、図4のステップ114〜118の実行と同じである。すなわち、ブロック毎にブロック輝度平均値YBxyが算出され、ピーク測光領域A1、平均測光領域A2に対してそれぞれピーク輝度値Yp、平均輝度値Javeが算出される。そして、(5)式に基づいて代表輝度値Iが算出され、代表輝度値Iと参照輝度値Yrとの差が許容範囲であるか否かが判断される。許容範囲外の場合、絞り16が開閉駆動される。ステップS228が実行されると、ステップS202に戻る。
【0070】
なお、第1、第2の実施形態では観察画像Aは複数のブロックBxyに分割されているが、分割することなくピーク測光、平均測光を実行してもよい。
【0071】
図9は、第3の実施形態である電子内視鏡装置の観察画像を示した図である。第3の実施形態では、ピーク測光領域A1を構成する全ての画素の輝度値をそのまま比較してピーク値Ypが決定されるピーク測光が行われ、ピーク測光領域A2内にある全ての画素の輝度値を一律に平均して平均輝度値Javeを決定するに平均測光が行われる。
【0072】
【発明の効果】
このように本発明によれば、電子内視鏡装置において、ビデオスコープを操作している間、画面上で注視する部分に対して常にピーク測光をすることにより、注視する部分を表示装置に常に明瞭に映し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
【図2】アングルノブを概略的に示した図である。
【図3】第1の実施形態における自動調光処理ルーチンの前段部分を示した図である。
【図4】第1の実施形態における自動調光処理ルーチンの後段部分を示した図である。
【図5】複数のブロックにより構成される観察画像を示した図である。
【図6】ノブに対する操作に従うピーク測光領域の移動を示した図である。
【図7】高輝度が微小領域に発生した観察画像を示した図である。
【図8】第2の実施形態における自動調光処理ルーチンを示した図である。
【図9】第3の実施形態における観察画像を示した図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ
16 絞り
22 システムコントロール回路
23 調光回路
32 モニタ
50 ビデオスコープ
54 CCD(撮像素子)
58 アングルノブ(湾曲操作部)
58A 左右ノブ(第1の回転操作部)
58B 上下ノブ(第2の回転操作部)
59A、59B 角速度センサ
60 先端部(スコープ先端部)
Rv、Rh 角速度(湾曲方向、湾曲変化量)
r1、r2 閾値(基準湾曲変化量の大きさ)
t1、t2 時間閾値(基準操作時間)
A1 ピーク測光領域
A2 平均測光領域
I 代表輝度値

Claims (18)

  1. 挿入部の先端部に被写体を撮像するための撮像素子を有し、前記挿入部以外の部分に前記先端部を湾曲させるための湾曲操作部を有するビデオスコープを備えた電子内視鏡装置であって、
    前記被写体を照明するための光源と、
    被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定める測光領域設定手段と、
    前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する輝度算出手段と、
    前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持する被写体像明るさ調整手段と、
    前記湾曲操作部の操作方向および操作変化量を検出することにより、前記先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する湾曲検出手段と、
    前記湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させるピーク測光領域移動手段と
    を備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 前記湾曲操作部が軸回転可能な湾曲操作部であり、
    前記湾曲検出手段が、前記湾曲操作部に対する回転操作時における回転方向情報を含んだ角速度を検出することにより、前記先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  3. 前記湾曲操作部が、互いに直交する2軸方向に沿って別々に湾曲させるための軸回転可能な第1の回転操作部および第2の回転操作部により構成され、
    前記湾曲検出手段が、前記第1および第2の回転操作部に対する回転操作時におけるそれぞれの前記角速度を検出することを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡装置。
  4. 前記ピーク測光領域移動手段が、前記湾曲方向に対応した方向に前記湾曲変化量の大きさに応じた移動量だけ前記ピーク測光領域を移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  5. 前記ピーク測光領域移動手段が、前記回転方向情報に基づく方向に前記角速度の大きさに応じた移動量だけ前記ピーク測光領域を移動させることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
  6. 前記湾曲操作部に対する所定方向への連続した操作時間を検出することにより、前記先端部の湾曲時間を検出する湾曲時間検出手段をさらに有し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記湾曲方向に対応した方向に前記操作時間および前記操作変化量に応じた移動量だけ前記ピーク測光領域を移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  7. 前記湾曲操作部に対する所定方向への連続した回転操作時間を検出することにより、前記先端部の湾曲時間を検出する回転操作時間検出手段をさらに有し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記湾曲方向に対応した方向に前記操作時間および前記角速度の大きさに応じた移動量だけ前記ピーク測光領域を移動させることを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡装置。
  8. 前記第1および第2の回転操作部それぞれに対する所定方向への連続した回転操作時間をそれぞれ検出する第1の回転操作時間検出手段および第2の回転操作検出手段をさらに有し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記湾曲方向に対応した方向に前記回転操作時間および前記角速度の大きさに応じた移動量だけ前記ピーク測光領域を移動させることを特徴とする請求項3に記載の電子内視鏡装置。
  9. 前記操作変化量の大きさが基準操作変化量の大きさを超えているか否かを判断することにより、前記先端部の湾曲変化量の大きさが基準湾曲変化量の大きさを超えているか否かを判断する湾曲変化量大きさ判別手段をさらに有し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記操作変化量の大きさが基準操作変化量の大きさを超えていない場合、前記ピーク測光領域を移動させないことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
  10. 前記角速度の大きさが基準角速度の大きさを超えているか否かを判断する角速度大きさ判別手段とをさらに有し、
    前記湾曲検出手段が、前記湾曲操作部に対する回転操作時の前記角速度を検出し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記角速度の大きさが基準角速度の大きさを超えていない場合、前記ピーク測光領域を移動させないことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
  11. 前記第1の回転操作部および第2の回転操作部に応じた前記角速度の大きさが基準角速度の大きさを超えているか否かを判断する角速度大きさ判別手段とをさらに有し、
    前記湾曲検出手段が、前記第1および第2の回転操作部に対する回転操作時の前記角速度をそれぞれ検出し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記角速度の大きさが基準角速度の大きさを超えていない場合、前記ピーク測光領域を移動させないことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
  12. 前記操作時間が基準操作時間を超えているか否かを判断することにより、前記スコープ先端部の所定方向へ連続的に湾曲している湾曲時間が基準湾曲時間を超えているか否かを判断する湾曲時間判別手段をさらに有し、前記ピーク測光領域移動手段が、前記湾曲時間が基準湾曲時間を超えていない場合、前記ピーク測光領域を移動させないことを特徴とする請求項6に記載の電子内視鏡装置。
  13. 前記回転操作時間が基準回転操作時間を超えているか否かを判断する回転操作時間判別手段とをさらに有し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記回転操作時間が基準回転操作時間を超えていない場合、前記ピーク測光領域を移動させないことを特徴とする請求項7に記載の電子内視鏡装置。
  14. 前記第1の回転操作時間検出手段および第2の回転操作検出手段により検出された前記回転操作時間が、基準回転操作時間を超えているか否かを判断する回転操作時間判別手段とをさらに有し、
    前記ピーク測光領域移動手段が、前記回転操作時間が基準回転操作時間を超えていない場合、前記ピーク測光領域を移動させないことを特徴とする請求項8に記載の電子内視鏡装置。
  15. 光源からの光で被写体を照明してビデオスコープの撮像素子により形成される被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定める測光領域設定手段と、
    前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する輝度算出手段と、
    前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持する被写体像明るさ調整手段と、
    前記ビデオスコープの先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する湾曲検出手段と、
    前記湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させるピーク測光領域移動手段と
    を備えたことを特徴とする電子内視鏡装置用被写体像明るさ調整装置。
  16. 光源からの光で被写体を照明してビデオスコープの撮像素子により形成される被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定め、
    前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出し、
    前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持し、
    前記ビデオスコープの先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出し、
    前記湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させることを特徴とする電子内視鏡装置用被写体像明るさ調整方法。
  17. 光源からの光で被写体を照明してビデオスコープの撮像素子により形成される被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定める測光領域設定手段と、
    前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する輝度算出手段と、
    前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持する被写体像明るさ調整手段と、
    前記ビデオスコープの先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する湾曲検出手段により検出される湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させるピーク測光領域移動手段と
    を機能させることを特徴とする電子内視鏡装置用被写体像明るさ調整プログラム。
  18. 挿入部の先端部に被写体を撮像するための撮像素子を有し、前記挿入部以外の部分に前記先端部を湾曲させるための湾曲操作部を有するビデオスコープを備えた電子内視鏡装置であって、
    前記被写体を照明するための光源と、
    被写体像全体の中で、中央部にピーク測光領域を定めるとともに、被写体像の周辺部を少なくとも含むように平均測光領域を定める測光領域設定手段と、
    前記ピーク測光領域においてピーク測光を実行し、前記平均測光領域において平均測光を実行することにより、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて被写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する輝度算出手段と、
    前記代表輝度値に基づいて被写体像の明るさを適正に維持する被写体像明るさ調整手段と、
    前記先端部の湾曲方向および湾曲変化量を検出する湾曲検出手段と、
    前記湾曲方向および湾曲変化量に従って、前記ピーク測光領域を被写体像全体の中で移動させるピーク測光領域移動手段と
    を備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
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