JP4310560B2 - Agricultural machine - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畦越えやトラックへの積載を容易に行えるようにした農作業機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
乗用田植機等のように走行車体の後部に農作業部が設けられた農作業機は、機体の後部が重いため、畦越えやトラックへの積載等で機体が前上りになる時、前輪が浮き上がってバランスを失う危険性がある。そこで、走行車体の前部に必要に応じて前方に突出させることのできる押し下げアームを設け、畦越えやトラックへの積載の際には、前方に突出させた押し下げアームを作業者が押えて機体前部の浮き上がりを防止するように構成した農作業機がある。この種の農作業機において、押し下げアームを突出させると操向輪が直進状態に固定される機能を有するものは従来からあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の農作業機は、作業者が押し下げアームを押えながら機体を操向することができなかったので、例えばトラックへの積載時、幅の狭い歩み板の上を車輪が通るように機体を移動させるのが難しかった。また、上記従来の農作業機は、押し下げアームを操作しながら走行を停止させることができなかったので、緊急時に危険を回避できないおそれがあった。本発明は、これら従来の農作業機の問題点を解消し、畦越えやトラックへの積載を安全確実に行えるようにすることを課題としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、以下の各発明を行った。すなわち、請求項１にかかる農作業機は 走行車体の後部に農作業部が設けられた農作業機において、前記走行車体の前部に、必要に応じて前方に突出させ、作業者の力で機体の前部を下側に押し下げるための押し下げアームを設け、該押し下げアームを前方に突出する状態で左右方向に回動可能に構成して、その回動と操向装置の動作とを連動させる連動手段を設けるとともに、該押し下げアームの把持部の近傍に、走行系統への伝動を断つことのできるクラッチ操作具と、走行系統の駆動力を制動することのできるブレーキ操作具とを兼ねたレバーを設け、さらに、操向ハンドルにステアリング入力軸を連結し、該ステアリング軸の回転力がパワーステアリング装置によって増幅してステアリング出力軸に出力され、左右の前輪が操舵されるように構成するとともに、ステアリング入力軸に固定した取付プレートに平面視略Ｖ字形のステアリングストッパを回動自在に取り付け、該ステアリングストッパの外周面に各操作機構取付用コラムに固定して設けたストッパピンを当接させるように付勢するスプリングを設け、前記ステアリングストッパのＶ字の谷部にストッパピンが位置した中立位置から操向ハンドルを左右に一定角度回動させると、ステアリングストッパの外面先端部がストッパピンに係合して、該一定角度を越える操向ハンドルの回動を規制するように構成したことを特徴と、している。
【０００５】
請求項２にかかる農作業機は、上記請求項1に記載の農作業機において、左右の後輪ブレーキペダルから回動アーム及び第一連結ロッドを介してそれぞれの後輪ブレーキ装置を作動させるように構成し、前記回動アームと第一連結ロッドとを連結する連結ピンが第一連結ロッドの長孔に摺動自在に嵌合するとともに、前記回動アームが第一連結ロッドの取付穴に嵌合し、さらに該取付穴にテーパ状の規制プレートを挿入して、該規制プレートをスプリングで回動アームの基部側に引っ張るように構成したものである。
ことを特徴としている。
【０００７】
請求項1に記載の発明により、押し下げアームを押えながら機体を操向することが可能となるとともに、押し下げアームを押えながら機体を緊急停止させることが可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる農作業機として、図面に表された乗用田植機について説明する。図１乃至図３に示す田植機１は、油圧シリンダで３ａで昇降作動させる昇降リンク装置３を介して、走行車体２の後方に農作業部として４条植の植付部４を昇降可能に装着している。植付部４は公知の構成で、苗載台５の苗を４組の植付装置６，…により圃場に植付けるようになっている。また、走行車体２の前端左右中央部に、畦越えやトラックへの積載時に使用する押し下げアーム７が設けられている。これについては後述する。
【０００９】
走行車体２は、左右各一対の前輪１０，１０及び後輪１１，１１を備えた四輪駆動車両で、機体の前部に配したミッションケース１２の左右側面から側方に突設された前輪フレーム１３，１３の先端部に前輪ファイナルケース１４，１４が設けられ、その前輪ファイナルケース１４，１４の変向可能な回動ケース部から外向きに突出する前輪車軸に操向輪である前輪１０，１０が取り付けられている。また、ミッションケース１２の背面部にはメインフレーム１５の前端部が固着され、そのメインフレーム１５の後端左右中央部にローリング自在に取り付けられた後輪フレーム１６の左右両端に設けられている後輪ギヤケース１７，１７から外向きに突出する後輪車軸に後輪１１，１１が取り付けられている。
【００１０】
エンジン２０はメインフレーム１５の上に搭載されている。エンジン２０の回転動力は、第一ベルト伝動装置２１、第二ベルト伝動装置２２、及び第三ベルト伝動装置２３を介してミッションケース１２へ伝達される。第一ベルト伝動装置２１及び第三ベルト伝動装置２３は、駆動軸側のプーリと従動軸側のプーリとに伝動比が異なる２本の伝動ベルトが左右並列に巻き掛けられており、いずれか一方の伝動ベルトに張力を与えることで２段階に変速可能に構成されている。第一ベルト伝動装置２１は「通常速」と超低速（約０．１ｍ／秒）の「畦際速」とに切り替え、第三ベルト伝動装置２３は副変速を「高速」と「低速」に切り替えるようになっている。また、第三ベルト伝動装置２３は、２本の伝動ベルトのいずれも張力を与えないようにすることによりエンジン２０からミッションケース１２への伝動を断つ主クラッチとしての機能を有している。なお、第一ベルト伝動装置２１の駆動側プーリには、図示しないオルタネータを駆動する伝動ベルトも巻き掛けられている。
【００１１】
図４はミッションケースの内部を表している。ミッションケース１２に伝達された動力は、主変速装置２５によって「前進移動速」「前進作業速」「後進速」及び「中立」のいずれかに選択的に切り替えられる。変速後の動力は、前輪用動力と後輪用動力に分離される。そして、前輪用動力は、前輪ブレーキ装置２６が設けられた軸２７を介して前輪デフ装置２８に伝達され、該前輪デフ装置から前輪フレーム１３，１３内のフロントアクスル２９，２９を介して前輪ファイナルケース１４，１４へ伝達されて前輪１０，１０を駆動する。また、後輪用動力は、左右個別に制動可能な後輪ブレーキ装置３０，３０を経由してミッションケース１２の背面部に取り出され、それから後輪伝動軸３１，３１を介して後輪ギヤケース１７，１７ヘ伝達されて後輪１１，１１を駆動する。ミッションケース１２に伝達された動力の一部は主変速装置２５から植付クラッチ３３を経由して植付部動力として取り出され、その植付部動力は、第一植付伝動軸３４、ギヤケース３５、及び第二植付伝動軸３６を介して植付部４へ伝達されて植付部の各部を駆動する。
【００１２】
エンジン２０の上部はエンジンカバー４０で覆われており、その上に操縦席４１が設置されている。そして、この操縦席４１から操作可能な範囲内に、操向ハンドル４２及びその他の各種操作具が設けられている。４３は主変速と副変速の変速位置を切り替える変速レバー、４４は植付クラッチ３３の入切操作と植付部４の昇降操作をする植付・昇降レバー、４５は第一ベルト伝動装置２１を「畦際速」に操作する畦際走行レバー、４６は第三ベルト伝動装置２３を伝動切りの状態に操作する主クラッチペダル、４７Ｌ，４７Ｒは左右の後輪ブレーキ装置３０，３０をそれぞれ個別に操作する後輪ブレーキペダルである。次に、これら操作具の操作機構について説明する。
【００１３】
図５及び図６に操向装置を示す。操向装置はパワーステアリング機構で、操向ハンドル４２に連結された角度変更可能なステアリング入力軸５０の回転力がパワーステアリング装置５１によって増幅してステアリング出力軸５２に出力される。ステアリング出力軸５２にはピットマンアーム５３が取り付けられ、該ピットマンアームと前輪ファイナルケース１４，１４の回動ケース部に一体形成されたナックルアーム５４，５４とがタイロッド５５，５５で連結されている。これにより、操向ハンドル４２を回動操作すると、それに応じて左右の前輪１４，１４が操舵される。
【００１４】
また、ステアリング入力軸５０に固定の取付プレート５６に平面視略Ｖ字形のステアリングストッパ５７が回動自在に取り付けられている。このステアリングストッパ５７は、図６（ｂ）に示す中立位置を死点にして死点越えする図示しないスプリングによって、各操作機構取付用コラム５８に固定して設けたストッパピン５９に外周面が当接するように付勢されている。中立位置から操向ハンドル４２を左右に一定角度回動させると、図６（ａ），（ｃ）に示すように、ステアリングストッパ５７の外面先端部とストッパピン５９が係合し、それ以上操向ハンドル４２を回動させられなくなる。つまり、ステアリングストッパ５７とストッパピン５９によって操向ハンドルの最大切れ角が決定されている。この操向ハンドルの最大切れ角を決定する機構は、従来の機構に比べ簡単な構造であるので、安価に作ることができる。例えば、左最大切れ角から右最大切れ角へは、操向ハンドル２回転強である。
【００１５】
図７及び図８に主クラッチ操作機構を示す。主クラッチペダル４６は支持軸６１に回動自在に取り付けられている。そして、主クラッチペダル４６と一体回動するアーム６２に、主クラッチ切りロッド６３と前輪ブレーキ作動ロッド６４とが連結されている。
【００１６】
主クラッチ切りロッド６３の前端部にはフック６５が固着されており、これに主クラッチ切りピン６６Ａ，６６Ｂが係合している。この主クラッチ切りピン６６Ａ，６６Ｂが取り付けられているアーム６７Ａ，６７Ｂと、第三ベルト伝動装置２３の伝動ベルトに張力を付与するためのテンションプーリ６８Ａ，６８Ｂが取り付けられているアーム６９Ａ，６９Ｂとは、水平軸７０回りに一体に回動するように設けられ、引っ張りスプリング７１Ａ，７１Ｂによってテンションプーリを伝動ベルトに押し付ける側に付勢している。主クラッチペダル４６が踏み込まれていないときは、変速レバー４３に連動するリンク７２Ａ，７２Ｂの動作により、一方のテンションプーリ６６Ａ（又は６６Ｂ）は伝動ベルトを押し付け、他方のテンションプーリ６６Ｂ（又は６６Ａ）は伝動ベルトから離れて、副変速が「高速」或は「低速」伝動状態になっている。主クラッチペダル４６を踏み込むと、主クラッチ切りピン６６Ａ，６６Ｂが共に後方に引かれ、両方のテンションプーリ６６Ａ，６６Ｂが伝動ベルトから離れて主クラッチ切りとなる。
【００１７】
前輪ブレーキ作動ロッド６４の前端部は、前輪ブレーキ装置２６の操作アーム７３に連結されている。このため、主クラッチペダル４６を踏み込むと、主クラッチ切りとなると同時に、前輪ブレーキがかかるようになっている。
【００１８】
また、主クラッチペダル４６の裏面側には、先端部が鍵状に形成されたロックアーム７５が回動自在に設けられている。そして、このロックアーム７５と一体の回動アーム７６と、トルクスプリング７７によって一定方向に付勢されている連動アーム７８とがロッド７９にて連結されている。これにより、主クラッチペダル４６を一定以上踏み込むと、ロックアーム７５の鍵状部がロックピン８０に係合し、主クラッチペダル４６が踏み込んだ状態のままに保持される。主クラッチペダル４６から足を離した状態で主クラッチペダル４６の内側近傍に設けたロック解除ペダル８１を踏むと、ロックアーム７５がロックピン８０から外れ、主クラッチペダル４６が通常位置に戻る。
【００１９】
図９及び図１０に後輪ブレーキ操作機構を示す。左右の後輪ブレーキペダル４７Ｌ，４７Ｒは、ペダル取付軸８２に個別に回動自在に取り付けられているが、必要に応じて連結プレート８３により両者が一体に回動するよう連結可能である。後輪ブレーキペダル４７Ｌ（又は４７Ｒ）を踏み込むと、その動作が回動アーム８４、第一連結ロッド８５、回動プレート８６、第二連結ロッド８７、及びシフタアーム８８を介してシフタ８９に伝達され、左右それぞれの側の後輪ブレーキ装置３０を作動させる。符号９０は戻しスプリングである。
【００２０】
回動アーム８４と第一連結ロッド８５とを連結する連結ピン９１は、第一連結ロッド８５の長穴８５ａに摺動自在に嵌合している。回動アーム８４は該回動アームよりも上下幅の広い第一連結ロッド８５の取付穴８５ｂに嵌合しているが、この取付穴８５ｂには回動アーム８４と別に規制プレート９２が挿入されており、取付穴８５ｂの中で回動アーム８４が移動しないように規制している。上記規制プレート９２は、回動アーム８４の先端側ほど上下幅が広いテーパ状をし、スプリング９３によって回動アーム８４の基部側に引っ張られている。これにより、摩耗等によって左右の後輪ブレーキ装置３０の遊び量に差が生じると、その分だけ規制プレート９２が回動アーム８４の基部側に引っ張られ、左右の遊び量が等しくなるように自動的に調整される。このため、左右の後輪ブレーキペダル４７Ｌ，４７Ｒを連結した場合に、左右一方だけに後輪ブレーキがかかる事態を防止できる。
【００２１】
次に、押し下げアームについて説明する。図１１に示すように、押し下げアーム支持フレーム１０１から下方に垂設した垂直軸１０２に筒体１０３が回動自在に嵌合し、その筒体に対し上下に回動自在に押し下げアーム７が取り付けられている。押し下げアーム７はループ状で、その先端部にセンターマーカ１０４が着脱可能に取り付けられるようになっている。収納スプリング１０５によって押し下げアーム７は上方に引っ張られており、外力が加わっていないときには、押し下げアーム７がほぼ垂直に起立した収納状態となっている（図１、図２参照）。使用時には、作業者が手動で押し下げアーム７を下方に回動させる（図１２参照）。
【００２２】
押し下げアーム７が使用位置にあるときには、該アームの後端部に固着された連動手段としてのステアリングピン１０７がピットマンアーム５３に形成されている前後方向（中立時）の長穴５３ａに遊嵌する。このため、使用位置にある押し下げアーム７を垂直軸１０２回りに回動操作することにより、前輪１０，１０を操舵することができる。
【００２３】
また、押し下げアーム７には、把持部７ａの近傍に、クラッチ操作具兼ブレーキ操作具である停止レバー１０８が設けられている。この停止レバー１０８は押し下げアーム７を押えながら操作を行える。停止レバー１０８はステアリングワイヤ１０９を介して前記連動アーム７８と連結されており、このレバーを操作することにより、主クラッチ切と同時に、前輪ブレーキをかけて機体を停止させられるようになっている。
【００２４】
図１２は田植機をトラックに積み込む状態を表している。圃場１１０とトラックの荷台１１１との間に架け渡した歩み板１１２上を移動させる際には、副変速は「畦際速」にして、操向ハンドル４２を中立にしたまま直進させる。この時、作業者は操縦席４１から降りて機体の前方に立ち、使用位置まで回動させた押し下げアーム７を下向きに押え、機体の前部が浮き上がらないようにする。歩み板１１２から脱輪しそうになったなら、押し下げアーム７を垂直軸１０２回りに左右に回動させることにより前輪１０，１０を操舵して、機体の進路を修正する。このため、幅の狭い歩み板でも安全確実に移動することができる。また、押し下げアーム７による操舵では脱輪が回避できない場合や、実際に脱輪してしまった場合等の緊急時には、停止レバー１０８を操作して機体を停止させられるので、重大事故の発生を未然に防止できる。
【００２５】
なお、副変速用伝動ベルト装置は、図１３に示す構成としてもよい。この伝動ベルト装置１２０は、ベルト溝幅を変更可能な二つのプーリ１２１，１２２が共通の回転軸１２３に取り付けられ、両プーリに入力側の伝動ベルト１２４と出力側の伝動ベルト１２５がそれぞれ掛けられている。上記プーリ１２１，１２２は、回転軸１２３に固定の固定部材１２１ａ，１２２ａと、回転軸１２３に対し軸方向に摺動自在な筒体１２６に固定された可動部材１２１ｂ，１２２ｂとからなっており、シフタフォーク１２７により筒体１２６を摺動させると、一方のプーリのベルト溝幅は広くなって有効プーリ径が小さくなり、他方のプーリのベルト溝幅は狭くなって有効プーリ径が大きくなるようになっている。入力側プーリ１２１のベルト溝幅を広くすると共に、出力側プーリ１２２のベルト溝幅を狭くすると、低速伝動になる。逆に、入力側プーリ１２１のベルト溝幅を狭くすると共に、出力側プーリ１２２のベルト溝幅を広くすると、高速伝動になる。両プーリのベルト溝幅は連続的に変更可能であるので、変速比を無段階に調節することができる。また、両プーリのベルト溝幅を同時に変更するので、変速の範囲を大きく設定することができる。さらに、２軸間の伝動ベルトの数が１本ですむので、あまり側方に張り出させることなく、左側前輪との干渉を避けて配置することができる。
【００２６】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明にかかる農作業機は、機体が前上りに傾斜する時に機体の前部を下側に押し下げるための押し下げアームによって機体を操向することができ、しかも、該押し下げアームの操作を行いながら機体の走行を停止させることができるので、畦越えやトラックへの積載を安全確実におこなえるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】 田植機の側面図である。
【図２】 田植機の正面図である。
【図３】 走行車体の一部を省略した平面図である。
【図４】 ミッションケースの平面断面図である。
【図５】 操向装置の側面図である。
【図６】 ステアリングストッパの作用を示す図である。
【図７】 主クラッチ操作機構の側面図である。
【図８】 主クラッチ操作機構の正面図である。
【図９】 左右の後輪ブレーキペダルの背面図である。
【図１０】 （ａ）後輪ブレーキ操作機構の側面図、及び（ｂ）Ｓ−Ｓ断面図である。
【図１１】 押し下げアームと操向装置及び主クラッチ操作機構の関係を示す斜視図である。
【図１２】 田植機のトラック積載時への状態を表す側面図である。
【図１３】 異なる構成の変速ベルトユニットの平面図である。
【符号の説明】
１ 田植機（農作業機）
２ 走行車体
３ 昇降リンク装置
４ 植付部（農作業部）
７ 押し下げアーム
７ａ 把持部
１０ 前輪（操向車輪）
１１ 後輪
１２ ミッションケース
２０ エンジン
２３ 第三ベルト伝動装置（主クラッチ）
２６ 前輪ブレーキ装置
３０ 後輪ブレーキ装置
４２ 操向ハンドル
４３ 変速レバー
４６ 主クラッチペダル
４７Ｌ，４７Ｒ 後輪ブレーキペダル
５３ ピットマンアーム（操向装置）
９２ 規制プレート
１０４ センターマーカ
１０７ ステアリングピン（連動手段）
１０８ 停止レバー（クラッチ操作具、ブレーキ操作具）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an agricultural machine that can easily cross a fence or load on a truck.
[0002]
[Prior art]
Agricultural machines that have a farming unit at the rear of the traveling vehicle body, such as a riding rice transplanter, are heavy at the rear of the machine. There is a risk of losing balance. Therefore, a push-down arm that can be protruded forward as needed is provided at the front of the traveling vehicle body, and when the vehicle is over the fence or loaded on a truck, the operator presses the push-down arm that protrudes forward. There is an agricultural machine configured to prevent the front from lifting. Conventionally, this type of agricultural machine has a function of fixing a steering wheel in a straight traveling state when a push-down arm is protruded.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional farm work machine described above, since the operator could not steer the machine body while holding down the push-down arm, for example, when loading on a truck, the machine body so that the wheel passes over a narrow step board. It was difficult to move. Moreover, since the conventional farm work machine cannot stop traveling while operating the push-down arm, there is a risk that danger cannot be avoided in an emergency. An object of the present invention is to eliminate the problems of these conventional agricultural machines, and to make it possible to safely and reliably carry out overpasses and load on trucks.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the following inventions were made. That is, the agricultural machine according to claim 1 is an agricultural machine in which an agricultural work unit is provided at the rear part of the traveling vehicle body. Part of providing the depressed arm for pressing down the lower, the depressed arm configured to be rotatable in the horizontal direction in a state of projecting forward, the interlock means for interlocking the operation of the rotation and the steering device In addition to providing a lever that doubles as a clutch operating tool that can cut off transmission to the traveling system and a brake operating tool that can brake the driving force of the traveling system, in the vicinity of the gripping portion of the push-down arm, In addition, a steering input shaft is connected to the steering handle, the rotational force of the steering shaft is amplified by the power steering device and output to the steering output shaft, and the left and right front wheels are steered. In addition, a substantially V-shaped steering stopper is mounted on a mounting plate fixed to the steering input shaft so as to be rotatable, and is fixed to each operation mechanism mounting column on the outer peripheral surface of the steering stopper . When a spring that biases the stopper pin to contact is provided, and the steering handle is rotated by a certain angle from the neutral position where the stopper pin is located in the V-shaped valley of the steering stopper, the outer surface of the steering stopper The distal end portion is engaged with the stopper pin, and the rotation of the steering handle exceeding the predetermined angle is restricted.
[0005]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the agricultural machine according to the first aspect, wherein the rear wheel brake device is operated from the left and right rear wheel brake pedals via the rotating arm and the first connecting rod. The connecting pin that connects the rotating arm and the first connecting rod is slidably fitted into the elongated hole of the first connecting rod, and the rotating arm is fitted into the mounting hole of the first connecting rod. Further, a tapered restriction plate is inserted into the mounting hole, and the restriction plate is pulled by the spring toward the base side of the rotating arm.
It is characterized by that.
[0007]
The invention described in claim 1, it becomes possible to steer the aircraft while pressing the depressed arm, it is possible to urgently stop the aircraft while pressing the depressed arm.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, as a farming machine according to the present invention, a riding rice transplanter shown in the drawings will be described. The rice transplanter 1 shown in FIGS. 1 to 3 is mounted with a four-row planting part 4 as an agricultural work part so that it can be raised and lowered behind the traveling vehicle body 2 via a lifting link device 3 that is lifted and lowered by a hydraulic cylinder 3a. is doing. The planting part 4 has a known configuration, and the seedlings on the seedling stage 5 are planted in the field by four sets of planting devices 6. In addition, a push-down arm 7 is provided at the front left and right central portions of the traveling vehicle body 2 to be used when passing over a ridge or loading on a truck. This will be described later.
[0009]
The traveling vehicle body 2 is a four-wheel drive vehicle that includes a pair of left and right front wheels 10 and 10 and rear wheels 11 and 11, and is a front wheel that protrudes laterally from the left and right side surfaces of a transmission case 12 disposed at the front of the aircraft. Front wheel final cases 14, 14 are provided at the front ends of the frames 13, 13, and the front wheel 10 is a steered wheel on a front wheel axle that protrudes outward from a turnable rotating case portion of the front wheel final cases 14, 14. , 10 are attached. Further, the front end of the main frame 15 is fixed to the rear portion of the transmission case 12, and the rear provided at the left and right ends of the rear wheel frame 16 that is attached to the center of the rear end of the main frame 15 so as to be freely rollable. The rear wheels 11 and 11 are attached to the rear wheel axle that protrudes outward from the wheel gear cases 17 and 17.
[0010]
The engine 20 is mounted on the main frame 15. The rotational power of the engine 20 is transmitted to the transmission case 12 via the first belt transmission device 21, the second belt transmission device 22, and the third belt transmission device 23. In the first belt transmission device 21 and the third belt transmission device 23, two transmission belts having different transmission ratios are wound around the drive shaft side pulley and the driven shaft side pulley in parallel on the left and right sides. The transmission belt can be shifted in two steps by applying tension to the transmission belt. The first belt transmission 21 is switched between “normal speed” and “coast speed” of ultra-low speed (about 0.1 m / sec), and the third belt transmission 23 is switched between “high speed” and “low speed”. It is supposed to switch. Further, the third belt transmission device 23 has a function as a main clutch that cuts off the transmission from the engine 20 to the transmission case 12 by preventing any of the two transmission belts from applying tension. A transmission belt for driving an alternator (not shown) is also wound around the driving pulley of the first belt transmission device 21.
[0011]
FIG. 4 shows the inside of the mission case. The power transmitted to the mission case 12 is selectively switched by the main transmission 25 to one of “forward movement speed”, “forward operation speed”, “reverse speed”, and “neutral”. The power after the shift is separated into front wheel power and rear wheel power. The front wheel power is transmitted to the front wheel differential device 28 via the shaft 27 provided with the front wheel brake device 26, and the front wheel final is transmitted from the front wheel differential device through the front axles 29 and 29 in the front wheel frames 13 and 13. It is transmitted to the cases 14 and 14 to drive the front wheels 10 and 10. Further, the rear wheel power is taken out to the rear portion of the transmission case 12 via the rear wheel brake devices 30 and 30 that can be braked separately on the left and right sides, and then the rear wheel gear case 17 via the rear wheel transmission shafts 31 and 31. , 17 are transmitted to drive the rear wheels 11. A part of the power transmitted to the mission case 12 is taken out from the main transmission 25 as planting power through the planting clutch 33, and the planting power is generated by the first planting transmission shaft 34 and the gear case 35. And, it is transmitted to the planting part 4 through the second planting transmission shaft 36 to drive each part of the planting part.
[0012]
An upper portion of the engine 20 is covered with an engine cover 40, and a cockpit 41 is installed thereon. A steering handle 42 and other various operating tools are provided within a range operable from the cockpit 41. 43 is a shift lever for switching the shift position between the main shift and the sub shift, 44 is a planting / elevating lever for performing an on / off operation of the planting clutch 33 and a lifting operation of the planting unit 4, and 45 is a first belt transmission device 21. A coasting lever that operates to “collision speed”, 46 is a main clutch pedal that operates the third belt transmission device 23 in a transmission cut state, and 47L and 47R individually control the left and right rear wheel brake devices 30 and 30 respectively. The rear wheel brake pedal to be operated. Next, the operation mechanism of these operation tools will be described.
[0013]
5 and 6 show the steering device. The steering device is a power steering mechanism, and the rotational force of the steering input shaft 50 that is connected to the steering handle 42 and can change the angle is amplified by the power steering device 51 and output to the steering output shaft 52. A pitman arm 53 is attached to the steering output shaft 52, and the pitman arm and knuckle arms 54, 54 formed integrally with the rotating case portion of the front wheel final cases 14, 14 are connected by tie rods 55, 55. Thus, when the steering handle 42 is turned, the left and right front wheels 14 and 14 are steered accordingly.
[0014]
Further, a substantially V-shaped steering stopper 57 in plan view is rotatably attached to an attachment plate 56 fixed to the steering input shaft 50. The steering stopper 57 has its outer peripheral surface abutted against a stopper pin 59 fixed to each operating mechanism mounting column 58 by a spring (not shown) that moves from the neutral position shown in FIG. It is energized to touch. When the steering handle 42 is rotated to the left and right by a certain angle from the neutral position, as shown in FIGS. 6 (a) and 6 (c), the front end portion of the steering stopper 57 and the stopper pin 59 are engaged, and the steering operation is further performed. The direction handle 42 cannot be rotated. That is, the maximum turning angle of the steering handle is determined by the steering stopper 57 and the stopper pin 59. Since the mechanism for determining the maximum turning angle of the steering handle has a simple structure as compared with the conventional mechanism, it can be made at low cost. For example, from the left maximum turning angle to the right maximum turning angle, the steering handle is slightly rotated twice.
[0015]
7 and 8 show the main clutch operating mechanism. The main clutch pedal 46 is rotatably attached to the support shaft 61. A main clutch disengaging rod 63 and a front wheel brake operating rod 64 are connected to an arm 62 that rotates integrally with the main clutch pedal 46.
[0016]
A hook 65 is fixed to the front end portion of the main clutch disconnecting rod 63, and main clutch disconnecting pins 66A and 66B are engaged therewith. Arms 67A and 67B to which the main clutch disconnecting pins 66A and 66B are attached, and arms 69A and 69B to which tension pulleys 68A and 68B for applying tension to the transmission belt of the third belt transmission device 23 are attached Is provided so as to rotate integrally around the horizontal axis 70, and is biased by the tension springs 71A, 71B to the side where the tension pulley is pressed against the transmission belt. When the main clutch pedal 46 is not depressed, one of the tension pulleys 66A (or 66B) presses the transmission belt and the other tension pulley 66B (or 66A) by the operation of the links 72A and 72B interlocked with the speed change lever 43. Is away from the transmission belt and the sub-shift is in a “high speed” or “low speed” transmission state. When the main clutch pedal 46 is depressed, the main clutch disengagement pins 66A and 66B are both pulled rearward, and both tension pulleys 66A and 66B are separated from the transmission belt to disengage the main clutch.
[0017]
The front end portion of the front wheel brake operating rod 64 is connected to the operation arm 73 of the front wheel brake device 26. Therefore, when the main clutch pedal 46 is depressed, the main clutch is disengaged and at the same time the front wheel brake is applied.
[0018]
A lock arm 75 having a tip formed in a key shape is rotatably provided on the back side of the main clutch pedal 46. A rotating arm 76 integral with the lock arm 75 and an interlocking arm 78 biased in a fixed direction by a torque spring 77 are connected by a rod 79. Accordingly, when the main clutch pedal 46 is depressed more than a certain amount, the key-like portion of the lock arm 75 is engaged with the lock pin 80, and the main clutch pedal 46 is held in the depressed state. When the lock release pedal 81 provided near the inside of the main clutch pedal 46 is stepped on with the foot off the main clutch pedal 46, the lock arm 75 is disengaged from the lock pin 80, and the main clutch pedal 46 returns to the normal position.
[0019]
9 and 10 show the rear wheel brake operation mechanism. The left and right rear wheel brake pedals 47L and 47R are individually attached to the pedal attachment shaft 82 so as to be freely rotatable. However, they can be connected to each other by a connecting plate 83 as needed so as to rotate together. When the rear wheel brake pedal 47L (or 47R) is depressed, the operation is transmitted to the shifter 89 via the rotation arm 84, the first connection rod 85, the rotation plate 86, the second connection rod 87, and the shifter arm 88. The rear wheel brake device 30 on each of the left and right sides is operated. Reference numeral 90 denotes a return spring.
[0020]
A connecting pin 91 that connects the rotating arm 84 and the first connecting rod 85 is slidably fitted in the elongated hole 85 a of the first connecting rod 85. The pivot arm 84 is fitted in the mounting hole 85b of the first connecting rod 85, which is wider than the pivot arm, and a regulating plate 92 is inserted into the mounting hole 85b separately from the pivot arm 84. The rotation arm 84 is restricted from moving in the mounting hole 85b. The restriction plate 92 has a tapered shape with a wider vertical width toward the distal end side of the turning arm 84, and is pulled by the spring 93 toward the base side of the turning arm 84. As a result, when there is a difference in the play amount of the left and right rear wheel brake devices 30 due to wear or the like, the restriction plate 92 is pulled to the base side of the rotating arm 84 by that amount, and the left and right play amounts are automatically equalized. Adjusted. For this reason, when the left and right rear wheel brake pedals 47L and 47R are connected, it is possible to prevent a situation in which the rear wheel brake is applied to only one of the left and right sides.
[0021]
Next, the push-down arm will be described. As shown in FIG. 11, a cylinder 103 is rotatably fitted to a vertical shaft 102 that is suspended downward from a push-down arm support frame 101, and a push-down arm 7 is attached to the cylinder so as to be rotatable up and down. It has been. The push-down arm 7 has a loop shape, and a center marker 104 is detachably attached to the tip of the push-down arm 7. The push-down arm 7 is pulled upward by the storage spring 105, and when no external force is applied, the push-down arm 7 is in a stowed state in which the push-down arm 7 stands substantially vertically (see FIGS. 1 and 2). At the time of use, the operator manually rotates the push-down arm 7 downward (see FIG. 12).
[0022]
When the push-down arm 7 is in the use position, the steering pin 107 as interlocking means fixed to the rear end of the arm is loosely fitted in the longitudinal hole 53a formed in the pitman arm 53 (in the neutral position). . Therefore, the front wheels 10 and 10 can be steered by rotating the push-down arm 7 in the use position around the vertical axis 102.
[0023]
Further, the push-down arm 7 is provided with a stop lever 108 that is a clutch operating tool and a brake operating tool in the vicinity of the grip portion 7a. The stop lever 108 can be operated while pressing the push-down arm 7. The stop lever 108 is connected to the interlocking arm 78 via a steering wire 109, and by operating this lever, the vehicle body can be stopped by applying the front wheel brake at the same time as the main clutch is disengaged.
[0024]
FIG. 12 shows a state where the rice transplanter is loaded on the truck. When moving on the step board 112 spanned between the field 110 and the truck bed 111, the sub-shift is set to “collision speed” and the steering handle 42 is made to go straight while being neutral. At this time, the operator gets out of the cockpit 41 and stands in front of the aircraft, and presses down the push-down arm 7 rotated to the use position so that the front portion of the aircraft does not float up. When it is likely that the wheel will be removed from the step board 112, the front wheels 10 and 10 are steered by turning the push-down arm 7 left and right around the vertical axis 102 to correct the course of the aircraft. For this reason, even a narrow step board can be moved safely and reliably. In case of emergency such as when the steering by the push-down arm 7 cannot avoid the wheel removal, or when the vehicle has actually been derailed, the aircraft can be stopped by operating the stop lever 108. Can be prevented.
[0025]
The sub-transmission transmission belt device may be configured as shown in FIG. In this transmission belt device 120, two pulleys 121 and 122 capable of changing the belt groove width are attached to a common rotating shaft 123, and an input-side transmission belt 124 and an output-side transmission belt 125 are respectively hung on both pulleys. ing. The pulleys 121 and 122 include fixed members 121a and 122a fixed to the rotating shaft 123, and movable members 121b and 122b fixed to a cylindrical body 126 slidable in the axial direction with respect to the rotating shaft 123. When the cylindrical body 126 is slid by the shifter fork 127, the belt groove width of one pulley is increased and the effective pulley diameter is decreased, and the belt groove width of the other pulley is decreased and the effective pulley diameter is increased. It has become. If the belt groove width of the input side pulley 121 is widened and the belt groove width of the output side pulley 122 is narrowed, low speed transmission is achieved. Conversely, if the belt groove width of the input side pulley 121 is narrowed and the belt groove width of the output side pulley 122 is widened, high speed transmission is achieved. Since the belt groove width of both pulleys can be changed continuously, the gear ratio can be adjusted steplessly. Further, since the belt groove widths of both pulleys are changed at the same time, the shift range can be set large. Furthermore, since only one transmission belt is required between the two shafts, the belt can be arranged while avoiding interference with the left front wheel without over-extending.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, the agricultural machine according to the present invention can steer the machine body by the push-down arm for pushing the front part of the machine body downward when the machine body tilts forward, and the push-down arm Because the aircraft can be stopped while performing the above operations, it has become possible to safely and reliably carry over the fence and load on the truck.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a rice transplanter.
FIG. 2 is a front view of a rice transplanter.
FIG. 3 is a plan view in which a part of a traveling vehicle body is omitted.
FIG. 4 is a plan sectional view of the mission case.
FIG. 5 is a side view of the steering device.
FIG. 6 is a view showing an operation of a steering stopper.
FIG. 7 is a side view of the main clutch operating mechanism.
FIG. 8 is a front view of a main clutch operating mechanism.
FIG. 9 is a rear view of left and right rear wheel brake pedals.
10A is a side view of a rear wheel brake operation mechanism, and FIG. 10B is an SS cross-sectional view.
FIG. 11 is a perspective view showing a relationship between a push-down arm, a steering device, and a main clutch operating mechanism.
FIG. 12 is a side view showing a state when the rice transplanter is loaded with a truck.
FIG. 13 is a plan view of a transmission belt unit having a different configuration.
[Explanation of symbols]
1 Rice transplanter (agricultural machine)
2 Traveling body 3 Elevating link device 4 Planting part (agricultural work part)
7 Push-down arm 7a Grip part 10 Front wheel (steering wheel)
11 Rear wheel 12 Mission case 20 Engine 23 Third belt transmission (main clutch)
26 Front wheel brake device 30 Rear wheel brake device 42 Steering handle 43 Shift lever 46 Main clutch pedal 47L, 47R Rear wheel brake pedal 53 Pitman arm (steering device)
92 Restriction plate 104 Center marker 107 Steering pin (interlocking means)
108 Stop lever (clutch operating tool, brake operating tool)

Claims (2)

走行車体の後部に農作業部が設けられた農作業機において、前記走行車体の前部に、必要に応じて前方に突出させ、作業者の力で機体の前部を下側に押し下げるための押し下げアームを設け、該押し下げアームを前方に突出する状態で左右方向に回動可能に構成して、その回動と操向装置の動作とを連動させる連動手段を設けるとともに、該押し下げアームの把持部の近傍に、走行系統への伝動を断つことのできるクラッチ操作具と、走行系統の駆動力を制動することのできるブレーキ操作具とを兼ねたレバーを設け、さらに、操向ハンドルにステアリング入力軸を連結し、該ステアリング軸の回転力がパワーステアリング装置によって増幅してステアリング出力軸に出力され、左右の前輪が操舵されるように構成するとともに、ステアリング入力軸に固定した取付プレートに平面視略Ｖ字形のステアリングストッパを回動自在に取り付け、該ステアリングストッパの外周面に各操作機構取付用コラムに固定して設けたストッパピンを当接させるように付勢するスプリングを設け、前記ステアリングストッパのＶ字の谷部にストッパピンが位置した中立位置から操向ハンドルを左右に一定角度回動させると、ステアリングストッパの外面先端部がストッパピンに係合して、該一定角度を越える操向ハンドルの回動を規制するように構成したことを特徴とする農作業機。In a farm machine having a farm working part provided at the rear part of a traveling vehicle body, a push-down arm for projecting forward to the front part of the traveling vehicle body as needed and pushing the front part of the machine body downward by the operator's force the provided the depressed arm configured to be rotatable in the horizontal direction in a state of projecting forward, provided with an interlocking means for interlocking the operation of the rotation and the steering device, the gripping portions of the depressed arms There is a lever near the clutch operating tool that can cut off the transmission to the traveling system and a brake operating tool that can brake the driving force of the traveling system, and the steering input shaft is attached to the steering handle. The steering shaft is configured so that the rotational force of the steering shaft is amplified by the power steering device and output to the steering output shaft, and the left and right front wheels are steered. The steering stopper pivotally mounted in plan view a V-shape to a fixed mounting plate to the input shaft, so as to abut against the stopper pin provided fixed to the operating mechanism mounting column on the outer peripheral surface of the steering stopper When the steering handle is turned to the left and right by a certain angle from the neutral position where the stopper pin is located in the V-shaped valley of the steering stopper, the outer end of the steering stopper engages with the stopper pin. Then , the agricultural machine is configured to restrict the rotation of the steering handle beyond the certain angle . 左右の後輪ブレーキペダルから回動アーム及び第一連結ロッドを介してそれぞれの後輪ブレーキ装置を作動させるように構成し、前記回動アームと第一連結ロッドとを連結する連結ピンが第一連結ロッドの長孔に摺動自在に嵌合するとともに、前記回動アームが第一連結ロッドの取付穴に嵌合し、さらに該取付穴にテーパ状の規制プレートを挿入して、該規制プレートをスプリングで回動アームの基部側に引っ張るように構成した請求項1に記載の農作業機。  The rear wheel brake device is configured to operate from the left and right rear wheel brake pedals via the rotating arm and the first connecting rod, and a connecting pin for connecting the rotating arm and the first connecting rod is the first. A slidably fitted into the long hole of the connecting rod, the rotating arm is fitted into the mounting hole of the first connecting rod, and a tapered regulating plate is inserted into the mounting hole, and the regulating plate 2. The agricultural working machine according to claim 1, wherein the spring is pulled by a spring toward the base side of the rotating arm.

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