JP4310333B2 - 復号装置及び復号方法、及びmimo無線通信システム - Google Patents

復号装置及び復号方法、及びmimo無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおける受信装置での受信信号を復号する復号技術に関し、特に、反復型連立方程式解法である共役勾配法を用いた復号技術に関する。
無線通信システムにおいて、送信装置から送信される送信信号は、伝搬路中で周辺環境によって歪みを生じる。また、送信信号は、送信装置から受信装置に伝搬する過程で、様々な加法性雑音の影響を受ける。
また、MIMO(Multi-Input Multi-Output)システムでは、送信装置側及び受信装置側に複数のアンテナが設けられる(非特許文献1参照)。かかるMIMOシステム環境下においては、送信装置側の各々のアンテナから送信される送信信号が互いに干渉し、受信装置において受信される。
図1に、MIMOシステムにおける一般化したMIMO送信装置のブロック図を示す。図1において、MIMOシステムにおけるMIMO送信装置は、ストリーム解析器100、変調器101_1,101_2,…,101_n、アンテナ配置102、S/P変換器103_1,103_2,…,103_n、高速逆フーリエ変換器(Inverse Fast Fourier Transformer:以下「IFFT」という。)104_1,104_2,…,104_n、P/S変換器105_1,105_2,…,105_n、及び送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nを備えている。ここで、nは多重化数を表し、2以上の任意の整数である。
送信する所望のデータ系列は、ストリーム解析器100に入力される。ストリーム解析器100は、入力されたデータ系列を、n個のストリーム系列へ空間分割多重化する。多重化された各ストリーム系列は、変調器101_1,101_2,…,101_nにより、位相偏移変調(Phase Shift Keying:PSK)、直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation:QAM)等の変調方式で、コンスタレーション・マッピングされる。
変調信号は、アンテナ配置102において、時空間符号化(space-time coding:STC)される。尚、時空間符号化を行わず、空間多重のみ行う場合には、図1のアンテナ配置102は省略される。
次に、S/P変換器103_1,103_2,…,103_nにおいて、各変調信号のストリーム系列は、並列するN系列へ直並列変換される。
シリアル/パラレル変換されたN並列の変調信号は、IFFT104_1,104_2,…,104_nにおいて、直交波周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)変調される。
OFDM変調信号は、P/S変換器105_1,105_2,…,105_nでN並列から並直列変換され、ベースバンド信号から無線周波数信号に変調され、各送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nから送信される。
図2に、MIMOシステムにおける一般化したMIMO受信装置のブロック図を示す。MIMO受信装置は、受信アンテナ200_1,200_2,…,200_m、S/P変換器201_1,201_2,…,201_m、高速フーリエ変換器(fast Fourier transformer;以下「FFT」という。)202_1,202_2,…,202_m、P/S変換器203_1,203_2,…,203_m、伝搬路伝達関数推定器204、干渉除去復号器205、復調器206_1,206_2,…,206_m、ストリーム解析器207を備えている。ここで、伝搬路伝達関数推定器204及び干渉除去復号器205が、受信信号から送信信号を復号する復号装置を構成している。
MIMO送信装置から送信される無線周波数信号は受信m本(m≧2)の受信アンテナ200_1,200_2,…,200_mにより受信される。各受信アンテナで受信される無線周波数信号は、各送信アンテナから当該受信アンテナに至る伝搬路で、フェージングにより振幅と位相の歪みを受けている。各受信アンテナ200_1,200_2,…,200_mで受信されたm系列の無線周波数信号は、それぞれベースバンド信号へ復調される。
各復調信号は、S/P変換器201_1,201_2,…,201_mにおいてN並列へ直並列変換する。
直並列変換されたN並列の各復調信号は、FFT202_1,202_2,…,202_mにおいてOFDM復調される。
OFDM復調されたN並列の各信号は、P/S変換器203_1,203_2,…,203_mにより並直列変換される。これにより、OFDM復調されたm系列の直列信号系列が得られる。このm系列の直列信号系列は、伝搬路伝達関数推定器204及び干渉除去復号器205に入力される。
伝搬路伝達関数推定器204は、この並直列変換されたm系列の信号に基づき、伝搬路の伝達関数行列(以下「チャネル推定行列」という。)Hを推定する。また、干渉除去復号器205は、OFDM復調されたm系列の直列信号系列と、チャネル推定行列Hとに基づき、送信されたデータ系列の復号を行う。
干渉除去復号器205において復号された信号は、復調器206_1,206_2,…,206_mにおいて、PSK/QAMコンスタレーション・デマッピングされ、ストリーム解析器207において、m系列の空間多重化信号が元のデータ系列に復号される。
MIMOシステムは、その利用用途により2種類の伝送方式に大別することができる。一つめは、伝送容量増大を目的とする空間分割多重(space division multiplex:SDM)伝送方式である(特許文献1参照)。二つめは、高信頼性伝送を目的とする時空間符号化(space-time coding:STC)伝送方式である(特許文献2参照)。
SDM伝送方式では、複数の送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nから同一時刻・同一周波数帯域で、空間的に並列に送信信号を多重化した、互いに無相関な送信信号を送信することにより、周波数利用効率を向上させ、飛躍的な伝送容量の増大を図る方式である。SDM伝送方式では、複数の送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nから同一時刻・同一周波数帯で互いに無相関な送信信号を送信するため、受信アンテナ200_1,200_2,…,200_mで受信される受信信号は、各々の送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nからの送信信号が互いに干渉した状態で受信される。従って、受信信号から送信信号を復号するために、干渉除去を行う必要がある。
受信信号から送信信号を復号する手法は、一般に以下の直接法と反復法の2種類の方法に大別される。
一つめは、線形演算によって解を導出する直接法である。この演算処理は、図1の受信装置においては、干渉除去復号器205において行われる。
図3に、直接法を用いた干渉除去復号器205のブロック図を示す。図3の干渉除去復号器205は、重み行列演算器300及び線形演算復号器301を備えている。
送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nから受信アンテナ200_1,200_2,…,200_mに至る伝搬路の推定伝達関数行列(推定チャネル係数行列)
Figure 0004310333
は、伝搬路伝達関数推定器204により算出される。以下、(数1)のように「^」が付いた変数表記を「H^」のように記すこととする。重み行列演算器300は、推定チャネル係数行列H^に基づき、重み係数行列Wを算出する。重み係数行列Wは、送信信号ベクトルsと受信信号ベクトルRとの平均自乗誤差が最小となるように選択される。この重み係数行列Wを導出する基準として、ゼロフォーシング基準(Zero Forcing criterion:ZF基準),最小二乗誤差基準(Minimum Mean Square Error criterion:MMSE基準)がある(非特許文献1参照)。
ZF基準では、伝搬路伝達関数推定器204より得られる推定チャネル係数行列H^に基づいて、重み行列演算器300は、重み行列WZFを次式(1)によって算出する。
Figure 0004310333
ここで、(・)はエルミート行列を表す
MMSE基準では、伝搬路伝達関数推定器204より得られる推定チャネル係数行列H^及び雑音電力σに基づいて、重み行列演算器300は、重み行列WMMSEを次式(2)によって算出する。
Figure 0004310333
ここで、Iは単位行列を表す。
二つめは、任意の初期値から開始して、実測値と評価関数とから得られる理論値の差の二乗和が最小となるように、繰り返し演算処理を行い近似解に到達する反復手法である。反復手法の代表的なものとして、最急降下法がある(非特許文献2参照)。
最急降下法は、ある座標点xにおいて、残差の二乗和の減少が局所的に最大となるように反復を行い、解を探索する手法である。
一方、STC伝送方式は、複数の送信アンテナから、同一時刻・同一周波数帯域で互いに無相関の信号を多重化して送信する方式である。更に、複数時刻で互いに相関を有する送信信号を直交化させて送信することで送信ダイバーシチ効果が得られ、高信頼度伝送を図ることができる(特許文献2参照)。
また、SDM伝送方式、STC伝送方式に加えて、SDM伝送方式とSTC伝送方式とを組み合わせたMIMO通信システムが提案されている(非特許文献3,4)。同通信システムを導入することにより、SDM伝送方式の利点である周波数利用効率の向上による伝送容量の増大と、STC伝送方式の利点である送信ダイバーシチ効果による高信頼性伝送を同時に達成することが可能である。
上で説明した図1及び図2は、上述のSDM伝送方式,STC伝送方式,及び両者を組み合わせた伝送方式のすべてに対応した一般化されたMIMO通信システムを表している。
図4に、送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nと受信アンテナ200_1,200_2,…,200_mの間の伝搬路モデルを示す。
MIMO伝送システムの送信装置のn本の送信アンテナ106_1,106_2,…,106_nから送信される送信信号は、伝搬路を経てMIMOシステムの受信装置のm本の受信アンテナ200_1,200_2,…,200_mで受信される。この伝搬路は、一般に、直接波だけではなく、直接波と複数の反射波、又は複数の反射波のみからなるマルチパス・フェージング環境である。
図4に示す伝搬路における送信アンテナ−受信アンテナ間のチャネル係数を(表1)に示す。各チャネル係数は複素数であり、振幅及び位相が変動する・また、各チャネル係数はi.i.d(Independent Identically Distributed)独立無相関であるとする。
Figure 0004310333
アンテナ配置102で時空間符号を用いる場合、その送信信号は複数時刻に亘って送信される。この間、復号処理の整合上、伝搬路状態の変化はないものと仮定する。
送信信号ベクトルをs,チャネル係数行列をH,加法性白色ガウス雑音ベクトルをnとする。このとき、受信信号ベクトルRは式(3)により表すことができる。
Figure 0004310333
送信装置は、所望のデータ系列を伝送するに先立ち、チャネル係数推定用の既知のトレーニング系列を送信する。受信装置側の伝搬路伝達関数推定器204は、この既知のトレーニング系列を用いることによって、推定チャネル係数行列H^を求める。
直接法を用いた従来の送信信号復号法では、重み行列Wを、式(1)又は式(2)により推定チャネル係数行列H^に基づいて算出し、これを受信信号ベクトルRに乗算することにより送信信号ベクトルを導出することができる。
一方、反復法を用いた従来の送信信号復号法では、推定チャネル係数行列H^及び受信信号ベクトルRに基づき、残差二乗和の減少が局所的に最大となるように、反復計算を行い、送信信号ベクトルを導出する。
米国特許第6,097,771号明細書 米国特許第6,185,258号明細書 特許庁総務部技術調査課技術動向班,「標準技術集 MIMO (Multi Input Multi Output)関連技術」,[online],2005年3月25日,特許庁,[2006年10月31日検索],インターネット<URL : http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/mimo/mokuji.htm> 矢部博,八巻直一 著,「応用数値計算ライブラリ 非線形計画法」,朝倉書店,1999年6月. 平 明徳,石津 文雄,村上 圭司,「SDMおよびSTCを用いるMIMO-OFDMシステムの受信特性」,電子情報通信学会技術研究報告,社団法人電子情報通信学会,2003年6月20日,103(126),pp. 85-90. Xiangyang Zhuang, F.W.Vook, S.Rouquette-Leveil and K.Gosse, "Transmit diversity and spatial multiplexing in four-transmit-antenna OFDM", IEEE International Conference on Communication, vol. 4, May 2003, pp. 2316-2320. 戸川隼人,「共役勾配法」,教育出版,1977年.
上述のように、従来の直接法と反復法のいずれの手法を用いた場合でも、所望の重み行列の導出が可能であり、送信信号を復号することができる。
しかし、ZF基準,MMSE基準等の従来の直接法を用いた線形復号方式により送信信号の復号を行う場合、伝搬路のインパルス応答行列(若しくは周波数応答行列)の逆行列演算を行う必要がある。そのため、その演算処理過程において、少なくともO(N)の演算量が必要とされる。ここで、Nは送信アンテナの本数である。尚、本明細書においては、演算量は、乗算の回数を表すものとする。
一方、後者の従来の反復法を用いた場合、例えば、代表的なものとして最急降下法を用いた場合には、その演算処理過程は、O(N)の演算量で実現することができる。しかし、収束性の悪さから、反復演算回数が膨大となる場合があり、処理時間の関係上、実際の実用性には問題がある。
そこで、本発明の目的は、受信信号から送信信号を復号する過程において、必要とされる演算量を従来の直接法よりも削減するとともに、演算の反復回数を従来の反復法における反復回数よりも抑えることが可能な復号技術及びそれを用いたMIMO無線通信システムを提供することにある。
本発明に係る復号装置の第1の構成は、複数の送信アンテナから送信される変調された送信信号を、複数の受信アンテナにより受信し復調して得られた受信信号を復号する復号装置であって、復調された受信信号に基づき、伝搬路の伝達関数行列を推定する伝搬路伝達関数推定手段と、前記復調された受信信号と、前記伝搬路伝達関数推定器が出力する伝達関数行列に基づき、前記受信信号の干渉を除去し伝送データの復号を行う干渉除去復号手段と、を備え、前記干渉除去復号手段は、前記受信信号と前記伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を実行して伝送データの復号を行う共役勾配法復号手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、共役勾配法復号手段により、受信信号と伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を実行して伝送データの復号を行う。共役勾配法は、その原理上、係数行列、つまり無線通信システムにおけるチャネルのインパルス応答行列の次元数と同程度の反復回数で収束させることが可能である(非特許文献5参照)。従って、これにより従来の反復法による復号装置に比べて、実用上十分に速い演算処理が可能となる。
また、従来の直接法と比較すると、共役勾配法の解導出過程において、逆行列演算を用いないため、基本となる演算処理過程を削減することができる。従って、受信信号から送信信号を復号する演算処理過程において、演算量を削減することが可能となる。
本発明に係る復号装置の第2の構成は、前記第1の構成において、前記共役勾配法復号手段は、共役勾配法による復号演算を反復演算により実行することを特徴とする。
この構成によれば、演算処理を反復の形で分散処理を行うことができるようにしたことで、基本となる演算量を、従来の直接法と比べて大幅に削減することができる。
本発明に係るMIMO通信システムの構成は、伝送データを変調し、複数の送信アンテナから送信する送信装置と、前記送信装置から送信された送信信号を複数の受信アンテナで受信し復調し、その復調された受信信号から伝送データを復号する受信装置と、を備えたMIMO通信システムであって、前記受信装置は、前記復調された受信信号に基づき、伝搬路の伝達関数行列を推定する伝搬路伝達関数推定手段と、前記復調された受信信号と、前記伝搬路伝達関数推定器が出力する伝達関数行列に基づき、前記受信信号の干渉を除去し伝送データの復号を行う干渉除去復号手段と、を備え、前記干渉除去復号手段は、前記受信信号と前記伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を実行して伝送データの復号を行う共役勾配法復号手段を備えていることを特徴とする。
本発明に係る復号方法は、複数の送信アンテナから送信される変調された送信信号を、複数の受信アンテナにより受信し復調して得られた受信信号を復号する復号方法であって、前記復調された受信信号に基づき、伝搬路の伝達関数行列を推定する伝搬路伝達関数推定ステップと、前記復調された受信信号と、前記伝搬路伝達関数推定ステップにおいて得られる伝達関数行列に基づき、前記受信信号の干渉を除去し伝送データの復号を行う干渉除去復号ステップと、を有し、前記干渉除去復号ステップにおいては、前記受信信号と前記伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を実行して伝送データの復号を行う共役勾配法復号ステップを有していることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、受信信号と伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を実行して伝送データの復号を行うことにより、受信信号から送信信号を復号する過程において、演算処理を反復の形で分散させることが可能となり、基本となる演算量をO(N)(Nは送信アンテナ数)に削減することができる。また、その反復回数も、共役勾配法の原理上、伝搬路のインパルス応答行列の次元数と同程度の反復回数で収束させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例1に係るMIMO通信システムの送信装置及び受信装置の全体構成は、図1及び図2に示した一般化したMIMO送信装置及びMIMO受信装置と同様の構成であるとする。本実施例のMIMO通信システムは、図2の復号装置における干渉除去復号器205の構成に特徴を有する。
図5は、本発明の実施例1に係る干渉除去復号器205の構成を表すブロック図である。本実施例の干渉除去復号器205は、共役勾配法復号器302及び収束判定器303を備えている。
共役勾配法復号器302は、P/S変換器203_1,203_2,…,203_mから入力される受信信号ベクトルRと、伝搬路伝達関数推定器204から入力される推定チャネル係数行列H^に基づき、共役勾配法アルゴリズムの演算処理を行う。
収束判定器303は、共役勾配法復号器302が出力する演算結果を、ユーザ定義の収束値εと比較して収束判定を行い、収束した場合には復号送信信号s^を出力する。収束していない場合には、再び共役勾配法復号器302に演算処理を行わせ、収束条件を満たすまで反復演算を繰り返させる。
送信装置からOFDM変調された無線送信信号が受信アンテナ200_1,200_2,…,200_mで受信されると、S/P変換器201_1,201_2,…,201_m、FFT202_1,202_2,…,202_m、及びP/S変換器203_1,203_2,…,203_mは、それをOFDM復調し、P/S変換器203_1,203_2,…,203_mから受信信号ベクトルRが出力される。
この受信信号ベクトルRは、伝搬路伝達関数推定器204及び干渉除去復号器205に入力される。伝搬路伝達関数推定器204においては、上述したようにパイロット信号や受信信号ベクトルRに基づいて伝搬路の伝達関数の推定演算を行い、推定チャネル係数行列H^を出力する。
図6は、本発明の実施例1に係る干渉除去復号器205の動作を表すフローチャートである。
まず、ステップS1において、m個のP/S変換器203_1,203_2,…,203_mから共役勾配法復号器302に、受信信号ベクトルRが入力される。また、伝搬路伝達関数推定器204から共役勾配法復号器302に、推定チャネル係数行列H^が入力される。
次に、ステップS2において、共役勾配法復号器302に、収束判定値εが入力される。ここで、収束判定値εは固定値としてメモリ(図示せず)に記憶しておき、随時、共役勾配法復号器302に読み込ませるようにしてもよい。
次に、ステップS3において、共役勾配法復号器302に、送信信号ベクトルの初期値sが入力される。ここで、送信信号ベクトルの初期値sは固定値としてメモリ(図示せず)に記憶しておき、随時、共役勾配法復号器302に読み込ませるようにしてもよい。また、初期値sは任意の値とすることができる。
次に、ステップS4において、共役勾配法復号器302は、内部変数として保持している反復回数kを0にリセットする。
次に、ステップS5において、共役勾配法復号器302は、送信信号ベクトルの初期値s,推定チャネル係数行列H^,及び受信信号ベクトルRに基づき、次式(4)により初期残差ベクトルe(=e)を算出し、これを送信信号ベクトルs(=s)とともに収束判定器303に出力する。
Figure 0004310333
次に、ステップS6において、収束判定器303は、残差ベクトルeのノルム‖e‖を計算する。そして、ノルム‖e‖と収束判定値εを比較し、‖e‖≦εか否かを判定する。
この時点で、‖e‖≦εであれば、収束判定器303は、反復演算により近似解が求まっていると判断し、送信信号ベクトルsを復調器206_1,206_2,…,206_mに出力して(ステップS13)、動作を終了する。一方、‖e‖>εの場合、残差を更に減少すべく、次のステップS7に移行する。
ステップS7において、共役勾配法復号器302は、まず、次式(5)の演算を行うことにより残差ベクトルrの修正を行った後、次式(6)の演算を行うことにより残差ベクトルrの内積Yを算出する。
Figure 0004310333
次に、共役勾配法復号器302は、探索方向ベクトルの修正を行う。尚、この処理は、反復回数kが0か1以上かで次のように異なる処理がなされる。
ステップS8において、共役勾配法復号器302は、kが0であるか否かを判定する。
ここで、k=0の場合には、ステップS9において、共役勾配法復号器302は、探索方向ベクトルPを次式(7)の演算により設定する。
Figure 0004310333
一方、k>0の場合には、ステップS10において、共役勾配法復号器302は、探索方向ベクトルPを次式(8)の演算により設定する。
Figure 0004310333
次に、ステップS11において、共役勾配法復号器302は、探索方向の勾配が最小となるように、次式(9a),(9b)の演算を行うことにより、補正係数αを算出する。
Figure 0004310333
また、共役勾配法復号器302は、補正係数αに基づいて、次式(10a),(10b)の演算を行うことにより、送信信号ベクトルsと残差ベクトルeの更新を行う。
Figure 0004310333
以上の演算処理により、共役勾配法の反復処理の1イタレーション(iteration)の演算処理が終了し、ステップS12において、共役勾配法復号器302は、内部変数として保持している反復回数kをインクリメントする。そして、再びステップS6に戻り、更新された残差ベクトルeに基づき収束の判定を行う。
ステップS6からステップS12までの1イタレーションの演算処理を、‖e‖≦εの条件が満たされるまで反復して繰り返し、所望の回を導出する。
最後に、本実施例における干渉除去復号器205における演算量に関して詳細に説明する。本発明に係る干渉除去復号器205の復号処理過程は、上述のステップS1からステップS13に示した演算処理過程からなる。各ステップにおいて行われる演算処理に必要な演算量を(表2)に示す。(表2)において、Nは送信アンテナの総本数を表す。
Figure 0004310333
本実施例における干渉除去復号器205においては、各ステップにおいて(表2)に示した演算量が必要である。従って、干渉除去復号器205における一連の演算処理に必要とされる演算量の総計は、(2N+7N)である。従って、本実施例の干渉除去復号器205の演算量のオーダーは、O(N)である。
以上、説明したように、本実施例においては、干渉除去復号器205において、反復法である共役勾配法を用いて送信信号ベクトルsの推定演算を行うこととした。これにより、受信信号から送信信号を復号する演算処理過程において、その演算処理が反復の形で分散され、基本となる演算量をO(N)とすることができる。また、共役勾配法の原理上、反復回数もN回で収束可能となる。従って、従来の復号装置に比べて大幅に反復回数を削減することができる。
比較例として、直接法を用いた従来の復号装置であって、ZF基準の線形演算手法によるものを例にとって説明する。この場合、式(1)に示した推定チャネル係数行列H^の逆行列を計算する必要がある。逆行列を計算する一般的な手法としては、ガウスの消去法がよく用いられるが、その演算処理で必要とされる演算量はN/3である。しかしながら、式(1)に示すように、推定チャネル係数行列H^は、一般に、複素係数でありかつ非正方行列であることから、逆行列演算にはムーア・ペンローズの逆行列を用いる必要がある。この演算処理手法を用いた場合、演算量は、
Figure 0004310333
となる。
以上の概算結果により、本実施例に係るMIMO通信システムの干渉除去復号器205は、直接法を用いた従来の復号装置に対し、その演算量を
Figure 0004310333
から
Figure 0004310333
へ、ほぼ一桁削減することが可能であるといえる。
MIMOシステムにおける一般化したMIMO送信装置のブロック図である。 MIMOシステムにおける一般化したMIMO受信装置のブロック図である。 直接法を用いた干渉除去復号器205のブロック図である。 送信アンテナと受信アンテナの間の伝搬路モデルを表す図である。 本発明の実施例1に係る干渉除去復号器205の構成を表すブロック図である。 本発明の実施例1に係る干渉除去復号器205の動作を表すフローチャートである。
符号の説明
100 ストリーム解析器
101_1,101_2,…,101_n 変調器
102 アンテナ配置
103_1,103_2,…,103_n S/P変換器
104_1,104_2,…,104_n IFFT
105_1,105_2,…,105_n P/S変換器
106_1,106_2,…,106_n 送信アンテナ
200_1,200_2,…,200_m 受信アンテナ
201_1,201_2,…,201_m S/P変換器
202_1,202_2,…,202_m FFT
203_1,203_2,…,203_m P/S変換器
204 伝搬路伝達関数推定器
205 干渉除去復号器
206_1,206_2,…,206_m 復調器
207 ストリーム解析器
300 重み行列演算器
301 線形演算復号器
302 共役勾配法復号器
303 収束判定器

Claims (3)

  1. 複数の送信アンテナから送信される変調された送信信号を、複数の受信アンテナにより受信し復調して得られた受信信号を復号する復号装置であって、
    復調された前記受信信号に基づき、伝搬路の伝達関数行列を推定する伝搬路伝達関数推定手段と、
    前記復調された前記受信信号と、前記伝搬路伝達関数推定器が出力する前記伝達関数行列に基づき、前記受信信号の干渉を除去し伝送データの復号を行う干渉除去復号手段と、を備え、
    前記干渉除去復号手段は、前記受信信号と前記伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を反復演算により実行し、各反復回kにおいて、伝送データである送信信号ベクトルs (kは反復回数)、残差ベクトルe 、及び探索方向ベクトルP 演算を行う共役勾配法復号器と、
    前記共役勾配復号器が出力する前記残差ベクトルe のノルム‖e ‖と収束値εと比較して収束判定を行い、‖e ‖≦εの場合には複合された前記送信信号ベクトルs を最終的な前記伝送データとして出力する収束判定器と、を備え
    前記共役勾配法復号器は、
    前記送信信号ベクトルs の初期値s を所定の値に設定し、e =R−Hs の演算を行うことにより前記残差ベクトルe の初期値e を設定する初期値演算手段と、
    各反復回k(k=0,1,2,…)において、前記残差ベクトルe 及び前記伝達関数行列Hに基づいて、r =H ,Y =r ・r (但し、( ) は( )のエルミート共役を表す。以下同じ。)の演算を行うことにより、復号残差ベクトルr 及びその内積Y を算出する内積演算手段と、
    前記内積演算手段が算出する前記復号残差ベクトルr 及び前記内積Y に基づいて、前記反復回kが0の場合には前記探索方向ベクトルP を前記復号残差ベクトルr に設定し、前記反復回kが1以上の場合にはP =r +(Y /Y k−1 )P k−1 の演算を行うことにより前記探索方向ベクトルP を設定する探索方向ベクトル演算手段と、
    前記伝達関数行列H及び前記探索方向ベクトル演算手段が設定する前記探索方向ベクトルP に基づいて、F =HP ,α =Y /(F ・F )の演算を行うことにより補正係数α の算出を行う補正係数演算手段と、
    前回の反復回k−1における前記送信信号ベクトルs k−1 と前記探索方向ベクトルP と前記補正係数演算手段が算出する前記補正係数α に基づいて、s k+1 =s +α ,e k+1 =e −α の演算を行うことにより、次の反復回k+1における前記送信信号ベクトルs k+1 及び前記残差ベクトルe k+1 を算出する送信信号ベクトル更新手段と、を備え、
    前記収束判定器は、前記初期値演算手段又は前記送信信号ベクトル更新手段が算出する前記残差ベクトルe に基づいて、各反復回k(k=0,1,2,…)における前記残差ベクトルe のノルム‖e ‖に対して収束判定を行うものであることを特徴とする復号装置。
  2. 伝送データを変調し、複数の送信アンテナから送信する送信装置と、
    前記送信装置から送信された送信信号を複数の受信アンテナで受信し復調し、その復調された受信信号から伝送データを復号する受信装置と、
    を備えたMIMO通信システムであって、
    前記受信装置は、
    前記復調された前記受信信号に基づき、伝搬路の伝達関数行列を推定する伝搬路伝達関数推定手段と、
    前記復調された前記受信信号と、前記伝搬路伝達関数推定器が出力する前記伝達関数行列に基づき、前記受信信号の干渉を除去し伝送データの復号を行う干渉除去復号手段と、
    を備え、
    前記干渉除去復号手段は、前記受信信号と前記伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を反復演算により実行し、各反復回kにおいて、伝送データである送信信号ベクトルs (kは反復回数)、残差ベクトルe 、及び探索方向ベクトルP 演算を行う共役勾配法復号器と、
    前記共役勾配復号器が出力する前記残差ベクトルe のノルム‖e ‖と収束値εと比較して収束判定を行い、‖e ‖≦εの場合には複合された前記送信信号ベクトルs を前記伝送データとして出力する収束判定器と、を備え
    前記共役勾配法復号器は、前記送信信号ベクトルs の初期値s を所定の値に設定し、e =R−Hs の演算を行うことにより前記残差ベクトルe の初期値e を設定する初期値演算手段と、
    各反復回k(k=0,1,2,…)において、前記残差ベクトルe 及び前記伝達関数行列Hに基づいて、r =H ,Y =r ・r (但し、( ) は( )のエルミート共役を表す。以下同じ。)の演算を行うことにより、復号残差ベクトルr 及びその内積Y を算出する内積演算手段と、
    前記内積演算手段が算出する前記復号残差ベクトルr 及び前記内積Y に基づいて、前記反復回kが0の場合には前記探索方向ベクトルP を前記復号残差ベクトルr に設定し、前記反復回kが1以上の場合にはP =r +(Y /Y k−1 )P k−1 の演算を行うことにより前記探索方向ベクトルP を設定する探索方向ベクトル演算手段と、
    前記伝達関数行列H及び前記探索方向ベクトル演算手段が設定する前記探索方向ベクトルP に基づいて、F =HP ,α =Y /(F ・F )の演算を行うことにより補正係数α の算出を行う補正係数演算手段と、
    前回の反復回k−1における前記送信信号ベクトルs k−1 と前記探索方向ベクトルP と前記補正係数演算手段が算出する前記補正係数α に基づいて、
    k+1 =s +α ,e k+1 =e −α の演算を行うことにより、次の反復回k+1における前記送信信号ベクトルs k+1 及び前記残差ベクトルe k+1 を算出する送信信号ベクトル更新手段と、を備え、
    前記収束判定器は、前記初期値演算手段又は前記送信信号ベクトル更新手段が算出する前記残差ベクトルe に基づいて、各反復回k(k=0,1,2,…)における前記残差ベクトルe のノルム‖e ‖に対して収束判定を行うものであることを特徴とするMIMO通信システム。
  3. 複数の送信アンテナから送信される変調された送信信号を、複数の受信アンテナにより受信し復調して得られた受信信号を復号する復号方法であって、
    前記復調された前記受信信号に基づき、伝搬路の伝達関数行列を推定する伝搬路伝達関数推定ステップと、
    前記復調された前記受信信号と、前記伝搬路伝達関数推定ステップにおいて得られる前記伝達関数行列に基づき、前記受信信号の干渉を除去し伝送データの復号を行う干渉除去復号ステップと、
    を有し、
    前記干渉除去復号ステップにおいては、前記受信信号と前記伝達関数行列とに基づき、共役勾配法による復号演算を反復演算により実行し、各反復回kにおいて、伝送データである送信信号ベクトルs (kは反復回数)、残差ベクトルe 、及び探索方向ベクトルP 演算を行う共役勾配法復号ステップと、
    前記共役勾配復号ステップにおいて算出される前記残差ベクトルe のノルム‖e ‖と収束値εと比較して収束判定を行い、‖e ‖≦εの場合には複合された前記送信信号ベクトルs を最終的な前記伝送データとして出力する収束判定ステップと、を有し
    前記共役勾配法復号ステップにおいては、
    前記送信信号ベクトルs の初期値s を所定の値に設定し、e =R−Hs の演算を行うことにより前記残差ベクトルe の初期値e を設定する初期値演算ステップと、
    各反復回k(k=0,1,2,…)において、前記残差ベクトルe 及び前記伝達関数行列Hに基づいて、r =H ,Y =r ・r (但し、( ) は( )のエルミート共役を表す。以下同じ。)の演算を行うことにより、復号残差ベクトルr 及びその内積Y を算出する内積演算ステップと、
    前記内積演算ステップにおいて算出される前記復号残差ベクトルr 及び前記内積Y に基づいて、前記反復回kが0の場合には前記探索方向ベクトルP を前記復号残差ベクトルr に設定し、前記反復回kが1以上の場合にはP =r +(Y /Y k−1 )P k−1 の演算を行うことにより前記探索方向ベクトルP を設定する探索方向ベクトル演算ステップと、
    前記伝達関数行列H及び前記探索方向ベクトル演算ステップにおいて設定される前記探索方向ベクトルP に基づいて、F =HP ,α =Y /(F ・F )の演算を行うことにより補正係数α の算出を行う補正係数演算ステップと、
    前回の反復回k−1における前記送信信号ベクトルs k−1 と前記探索方向ベクトルP と前記補正係数演算ステップにおいて算出される前記補正係数α に基づいて、s k+1 =s +α ,e k+1 =e −α の演算を行うことにより、次の反復回k+1における前記送信信号ベクトルs k+1 及び前記残差ベクトルe k+1 を算出する送信信号ベクトル更新ステップと、を有し、
    前記収束判定においては、前記初期値演算ステップ又は前記送信信号ベクトル更新ステップにおいて算出される前記残差ベクトルe に基づいて、各反復回k(k=0,1,2,…)における前記残差ベクトルe のノルム‖e ‖に対して収束判定を行うとともに、前記収束判定の収束判定において‖e ‖>εの場合には、前記内積演算ステップ、前記探索方向ベクトル演算ステップ、前記補正係数演算ステップ、及び前記送信信号ベクトル更新ステップが反復実行することを特徴とする復号方法。
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