JP4308879B1 - トレーオーブン - Google Patents

トレーオーブン Download PDF

Info

Publication number
JP4308879B1
JP4308879B1 JP2008304216A JP2008304216A JP4308879B1 JP 4308879 B1 JP4308879 B1 JP 4308879B1 JP 2008304216 A JP2008304216 A JP 2008304216A JP 2008304216 A JP2008304216 A JP 2008304216A JP 4308879 B1 JP4308879 B1 JP 4308879B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
transfer device
baking
baking tray
ascending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008304216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010124778A (ja
Inventor
高橋  功
Original Assignee
株式会社ワールド精機
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ワールド精機 filed Critical 株式会社ワールド精機
Priority to JP2008304216A priority Critical patent/JP4308879B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4308879B1 publication Critical patent/JP4308879B1/ja
Publication of JP2010124778A publication Critical patent/JP2010124778A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

【課題】焼成時に焼成室内が高温になっても上部移送装置の作動が不安定になることを防止して、搬送経路を構成する上昇搬送装置と下降搬送装置間の上部での上部移送装置による焼成トレーの移送をより円滑に、かつ確実に行うことができるトレーオーブンを提供する。
【解決手段】トレーオーブン(T)は、焼成室(2)内に焼成トレーを上方向へ移送する上昇搬送装置(3)と、下方向へ移送する下降搬送装置(4)と、上昇搬送装置(3)の上部から下降搬送装置(4)の上部へ焼成トレーを移送する上部移送装置(5)と、下降搬送装置(4)の下部から上昇搬送装置(3)の下部へ移送する下部移送装置(6)とを備えており、上部移送装置(5)は、ガイド部材(51,52)と、ガイド部材(51,52)に沿って移動することができ焼成トレーを押す送り枠(533)を有する移動体(53)と、移動体(53)を移動させるリンク装置(55)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレーオーブンに関するものである。更に詳しくは、焼成トレーの搬送経路を焼成室の形状に合わせることによりデッドスペースを小さくして小型化ができるオーブンにおいて、焼成時に焼成室内が高温になっても、搬送経路を構成する上送り装置と下送り装置間の上部での焼成トレーの移送をより円滑に、かつ確実に行うことができるものに関する。
パンなどを焼成するオーブンには、焼成室内で焼成トレーを循環させて焼成効率を向上させるトレーオーブンがある。このようなトレーオーブンとしては、例えば本願発明者が提案した特許文献1に記載のオーブンがある。
特許文献1記載のオーブンは、焼成室内の前部側に設けてあり焼成トレーを垂直方向に上昇させる上送り装置、その後部側に設けてあり焼成トレーを垂直方向に下降させる下送り装置、焼成トレーを上送り装置側から下送り装置側へ移送する上部横送り装置及び焼成トレーを下送り装置側から上送り装置側へ移送する下部横送り装置を備えており、焼成室内のデッドスペースを小さくしてスペース効率を高めることによりオーブンを小型化できるというものである。
特開平9−140319
前記従来のオーブンは、オーブンを小型化する目的の達成のためには十分に有用である。しかしながら、このオーブンは、次のような課題も生じていた。
すなわち、オーブンの上部横送り装置においては、焼成トレーを押して移送する送り板が移行バーを介在させて駆動チェーンに取り付けられている。駆動チェーンの張りは、焼成室内が加熱されていないときにも動くことができるように常温において張りがきつくなりすぎないように調節する必要がある。
このように調節すると、焼成時に焼成室内が高温になれば、駆動チェーンが熱膨張によって伸びて、張りが弛んでしまうことになる。駆動チェーンが弛むと、駆動チェーンに取り付けてある送り板の姿勢が定まらず、ガイドされているとはいっても力が作用する方向へ容易に傾いてしまい、送り板のいわゆる「踊り」が生じる。
したがって、焼成トレーを上部横送り装置で移送する際の駆動チェーンが周動するストロークは一定でも、姿勢が不安定な送り板で押される焼成トレーの移動ストロークは必ずしも一定せず、下送り装置の載置部材へ移送された焼成トレーが載置部材上で本来の位置とは位置がずれて不安定になることがあった。
(本発明の目的)
本発明の目的は、焼成トレーの搬送経路を焼成室の形状に合わせることによりデッドスペースを小さくして小型化ができるオーブンにおいて、焼成時に焼成室内が高温になっても上部移送装置(上部横送り装置)の作動が不安定になることを防止して、搬送経路を構成する上昇搬送装置(上送り装置)と下降搬送装置(下送り装置)間の上部での上部移送装置による焼成トレーの移送をより円滑に、かつ確実に行うことができるオーブンを提供することである。
前記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
本発明は、
焼成トレーを焼成室内で循環させて被焼成物を焼成するトレーオーブンにおいて、
焼成室内に、
焼成トレーを上方向へ移送する上昇搬送装置と、
焼成トレーを下方向へ移送する下降搬送装置と、
前記上昇搬送装置の上部から前記下降搬送装置の上部へ焼成トレーを移送する上部移送装置と、
前記下降搬送装置の下部から前記上昇搬送装置の下部へ焼成トレーを移送する下部移送装置と、
を備えており、
前記上部移送装置は、
前壁と後壁間に水平に架設されたガイド部材を備え、該ガイド部材間には移動体が前後方向へ移動できるように装着されており、
前記移動体には、焼成トレーを押す送り枠が固定してあり、
前記移動体はリンク装置により駆動され、
該リンク装置は、天壁を貫通した回転軸と、該回転軸によって間欠的に回転するクランク及び連接部材により構成されており、
前記連接部材の先端部は、前記移動体に回動できるようにして取り付けられ、
前記クランクの長さは、前記回転軸を中心とする回転直径が、焼成トレーを前記上昇搬送装置側から前記下降搬送装置側へ移送するのに必要なストロークと同じになるように設定されており、
前記クランクが一回転することにより、前記移動体の前記上昇搬送装置側から前記下降搬送装置側への後進と、下降搬送装置側から上昇搬送装置側への前進を行うことができるようにしてある、
トレーオーブンである。
(作用)
本発明に係るトレーオーブンの作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を前記各部に限定するものではない。
パン生地等の被焼成物を載せた焼成トレーは、作業窓部等を開けて上昇搬送装置(3)の載置部に載置される。上昇搬送装置(3)は、一定時間ごとに間欠的に作動している。
焼成トレーが上方へ送られて上部の所定位置にきたとき、上昇搬送装置(3)と下降搬送装置(4)が停止している間に上部移送装置(5)が作動し、リンク装置(55)のクランク(552)の回転によって移動体(53)が後方へ移動する。
これに伴い、焼成トレーの前方に位置していた送り部(533)が焼成トレーを押しながら後方へ移動し、焼成トレーを下降搬送装置(4)の載置部に移送し、その後直ちに元の位置に戻る。
載置部に移動した焼成トレーは、下降搬送装置(4)により下方へ間欠的に送られ、下部の所定の位置にくると、下降搬送装置(4)と上昇搬送装置(3)が停止している間に下部移送装置(6)が作動し、焼成トレーの後方に位置していた送り部が前方へ移動し、焼成トレーを上昇搬送装置(3)の載置部に移送し、その後直ちに元の位置に戻る。
焼成トレーは、再び上昇搬送装置(3)により上方へ送られ、これを繰り返して焼成室(2)内で循環する。焼成トレーが焼成室(2)内を循環することにより、被焼成物は効率よくむらなく焼成される。また、焼成トレーの搬送軌跡を焼成室(2)の形状に沿って直線的にすることができ、焼成室(2)内に従来のオーブンのような大きなデッドスペースはできない。
本発明は、焼成トレーの搬送経路を焼成室の形状に合わせることによりデッドスペースを小さくして小型化ができるトレーオーブンにおいて、上部移送装置に駆動手段としてリンク装置を採用しているので、搬送チェーンとは相違して焼成室が高温になっても上部移送装置の作動が不安定になることはなく、上昇搬送装置と下降搬送装置間の上部での上部移送装置による焼成トレーの移送をより円滑に、かつ確実に行うことができる。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係るトレーオーブンの一実施の形態を示す正面中央縦断面説明図、
図2は側面中央縦断面説明図、
図3は上部横断面説明図である。
なお、図1は図2ではA−Aに対応する位置、図2は図1ではB−Bに対応する位置、図3は図1ではC−Cに対応する位置を断面した図である。
また、以下の説明において、トレーオーブンにおける焼成トレーの横方向への搬送手段である上部移送装置5以外の構造は従来の一般的なものであるので、それらについての説明は概略に止め、詳細な説明は省略する。
トレーオーブンTのボディー1の内部には焼成室2が設けてある。ボディー1の正面側の中段部には、ドア11を備えた作業窓部10(図1に図示)が設けてある。
焼成室2の底部にはバーナー(図示省略)が前後方向に設けてある。焼成室2内の前部側(図1で左側)には上昇搬送装置3が設けてあり、後部側(図1で右側)には下降搬送装置4が設けてある。また、焼成室2内の上部側には、上部移送装置5が設けてあり、下部には下部移送装置6が設けてある。
(上昇搬送装置3)
上昇搬送装置3は、図2に示すように焼成室2の左右側に垂直方向に設けられている搬送チェーン31、32を備えている。搬送チェーン31、32の上部には、それぞれ駆動軸33が前後方向に水平に設けてある。
この駆動軸33は二重軸構造となっており、後部側の下降搬送装置4の搬送チェーン41、42も同時に駆動するものである。駆動軸33は、搬送チェーン41、42と上昇搬送装置3の搬送チェーン31、32をそれぞれ逆方向に周動回転させる。
駆動軸33は、その全長と同じ長さの内軸331を備えている。内軸331の長さ方向中央部は、内軸331を回転自在に保持する吊り部材39によって天壁26から吊られている。内軸331の前部側には内軸331の長さの1/2よりやや短い筒状の外回転軸332が内軸331に対し回転できるようにして嵌め込んである。外回転軸332の前部側は焼成室2の前壁24を貫通して、軸受具25により内軸331と共に軸支してある。
また、内軸331の後部側には内軸331の長さの1/2よりやや短い筒状の外回転軸333が内軸331に対し回転できるようにして嵌め込んである。外回転軸333の後部側は焼成室2の後壁22を貫通して、軸受具23により内軸331と共に軸支してある。
駆動軸33は、外回転軸332、333が図示していない駆動装置によりチェーン及びスプロケットを介して駆動される。
焼成室2内の左側に位置している駆動軸33における前部側の外回転軸332の回転方向は外回り回転であり、後部側の外回転軸333は内回り回転(図2で右回り)である。
また、焼成室2内の右側に位置している駆動軸33における前部側の外回転軸332の回転方向は外回り回転であり、後部側の外回転軸333は内回り回転(図2で左回り)である。
搬送チェーン31、32を構成する前部側の各外回転軸332には、前後に所要の間隔をおいてスプロケット37、38が取り付けてある(図1、図3参照)。
また、各駆動軸33の下方には、それぞれ従動軸34が前後方向に水平に設けてある。
各従動軸34は二重軸構造であり、内軸340の両端部は、前壁24と後壁22に軸端具36によって軸支されている。
各軸端具36は、上下に一定の範囲で昇降動ができると共に圧縮バネ(図示省略)を介し常時下方へ付勢してある。これによって、焼成室2内の温度変化により搬送チェーン31、32の後述するローラチェーン310、320及び搬送チェーン41、42のローラチェーン410、420の長さが熱で変化したときに、張りを好適に維持できるようにしている。
各従動軸34の前部側には、内軸340の長さの1/2よりやや短い筒状の外回転軸343が内軸340に対し回転できるようにして嵌め込んである。また、各従動軸34の後部側には、内軸340の長さの1/2よりやや短い筒状の外回転軸344が内軸340に対し回転できるようにして嵌め込んである。なお、いずれの外回転軸343、344も前後方向に移動しないようにしてある。
前記前部側の外回転軸343には、前後に所要の間隔をおいてスプロケット341、342が取り付けてある。搬送チェーン31の駆動軸33のスプロケット37、38とその下方にある従動軸34のスプロケット341、342間には、それぞれローラチェーン310、310が巻き掛けてある。また、搬送チェーン32の駆動軸33のスプロケット37、38とその下方にある従動軸34のスプロケット341、342間にはローラチェーン320、320が巻き掛けてある。
各ローラチェーン310、320の外周側には、焼成トレー7を載置するためのL板状の載置部材35が等間隔で所要数取り付けてある。各載置部材35は、前後のローラチェーン310、310間及びローラチェーン320、320間に水平に架け渡して取り付けてある。
(下降搬送装置4)
焼成室2内の前記上昇搬送装置3の後部側には、下降搬送装置4が設けてある。下降搬送装置4は、上昇搬送装置3とほぼ同様の構造であるので、相違する構造を主に説明し、他の同じ構造については説明を一部省略する。
下降搬送装置4は、焼成室2の左右側、かつ前記搬送チェーン31、32の後部側に垂直方向に設けられている搬送チェーン41、42を備えている(図1、図3参照)。搬送チェーン41、42は、前記各駆動軸33の外回転軸333の前後に取り付けてあるスプロケット43、44を備えている。
また、各駆動軸33の下方に設けられている前記各従動軸34の後部側の外回転軸344には、それぞれスプロケット45、46が前後に取り付けてある。
搬送チェーン41側の外回転軸333のスプロケット43、44と外回転軸344のスプロケット45、46の間には、ローラチェーン410、410が巻き掛けてある。また、搬送チェーン42側の外回転軸333のスプロケット43、44と外回転軸344のスプロケット45、46の間には、ローラチェーン420、420が巻き掛けてある。
また、ローラチェーン410、410及びローラチェーン420、420の外周側には、前記載置部材35と同様の載置部材47が等間隔で所要数取り付けてある。
前記構造によれば、各駆動軸33の前部側の外回転軸332が外回り方向へ回転することにより、ローラチェーン310、310及びローラチェーン320、320は、載置部材35を上昇させる方向へ周動回転する。
また、駆動軸33の後部側の外回転軸333が内回り方向へ回転することにより、ローラチェーン410、410及びローラチェーン420、420は、載置部材47を下降させる方向へ周動回転する。なお、前記各載置部材35、47の移動は、駆動装置により間欠的に行われる。
(上部移送装置5)
焼成室2内の上部には、上昇搬送装置3の上部から下降搬送装置4の上部へ焼成トレーを移送する上部移送装置5が設けてある。
上部移送装置5は、天壁26近くの前壁24と後壁22間に前後方向に、かつ水平に架設された案内部であるガイド部材51、52を備えている。ガイド部材51、52は、断面コ字状に形成され、開放側を向かい合わせにして同じ高さに固定されている。
ガイド部材51、52の間には、移動体53が装着されている。移動体53は、長方形状に組まれた本体531の両側の前後の合計四箇所に走行ローラ532を備えており、各走行ローラ532をガイド部材51、52に嵌め入れて前後方向へ移動できるように装着されている。
また、本体531の前後方向の長さは、ガイド部材51、52の長さの1/2以下に設定され、焼成トレー7を上昇搬送装置3側から下降搬送装置4側へ移送することができるストロークを確保できるようにしている。
移動体53の本体531の前端部には、送り枠533が下方へ向けて垂直に固定してある。送り枠533の下端部の横部材は、最上部に停止している焼成トレー7に当たる高さに設定されている。また、移動体53の本体531の前部上面には、次に説明するリンク装置55の連接部材553の先端部を回動できるようにして取り付ける取付軸534が設けられている。
移動体53が移動する空間部と天壁26との間の空間部において焼成室2内の後部側には、リンク装置55が設けられている。リンク装置55は、天壁26を貫通した回転軸551、回転軸551によって一定方向へ回転するクランク552及び連接部材553により構成されている。クランク552の長さは、回転軸551を中心とする回転直径が、焼成トレー7を上昇搬送装置3側から下降搬送装置4側へ移送するのに必要なストロークと同じになるように設定されている。
また、連接部材553の先端部は、前記したように移動体53の本体531の前部の取付軸534に回動できるようにして取り付けてある。
この構造によれば、クランク552が図3に示す位置から一回転することにより、移動体53の上昇搬送装置3側から下降搬送装置4側への後進と、下降搬送装置4側から上昇搬送装置3側への前進(戻り)を行うことができる。
(下部移送装置6)
焼成室2内の下部には、下降搬送装置4の下部から上昇搬送装置3の下部へ焼成トレー7を移送する下部移送装置6が設けてある。
下部移送装置6は、焼成室2内の前後部に横方向に設けてある駆動軸61と従動軸62を備えている。駆動軸61と従動軸62は、焼成室2の両側壁27、28を貫通して軸受具29によって軸支してある。
駆動軸61と従動軸62の左右側の搬送チェーン31、32及び搬送チェーン41、42よりやや内側にはスプロケット611、611及びスプロケット621、621が取り付けてある。
スプロケット611と621の間には、コンベヤチェーン63、64が巻き掛けてある。駆動軸61には、駆動装置からの正逆回転方向の駆動力がチェーンとスプロケット(何れも図示省略)を介し伝えられる。コンベヤチェーン63、64は、上部に焼成トレー7を架け渡すように載せて上昇搬送装置3側へ搬送することができる。
なお、駆動装置は、ボディー1の上面または外部側に設けられている。駆動装置は、駆動モーター、インテキシングドライブを備えた減速機(何れも図示省略)を有し、前記上昇搬送装置3、下降搬送装置4、上部移送装置5、下部移送装置6を駆動する。
(作 用)
図1ないし図3を参照して本実施の形態に係るトレーオーブンTの作用を説明する。
なお、駆動装置による上昇搬送装置3、下降搬送装置4、上部移送装置5及び下部移送装置6の可動部の作動タイミング及びその他の制御は、公知手段により行われる。
パン生地等の被焼成物を載せた焼成トレー7は、作業窓部10のドア11を開けて上昇搬送装置3の搬送チェーン31、32の載置部材35、35間に水平に架けわたして載置される。上昇搬送装置3は、一定時間ごとに間欠的に作動(例えば焼成トレー7は1秒間で1ストローク送られ、4秒間停止する等)しており、焼成トレー7の載置は4秒間の停止時に容易にできる。
焼成トレー7が間欠的に上方へ送られて上部の所定位置にきたとき、上昇搬送装置3と下降搬送装置4が停止している間に上部移送装置5が作動し、リンク装置55のクランク552の回転によって移動体53が後方へ移動する。これに伴い、最上部にある焼成トレー7の前方に位置していた送り枠533が焼成トレー7を押しながら後方へ移動し、焼成トレー7を下降搬送装置4の載置部材47、47間に移送し、その後直ちに元の位置に戻る。
載置部材47、47の上に移送された焼成トレー7は、下降搬送装置4により下方へ間欠的に送られ、下部の所定の位置にくると、下部移送装置6のコンベヤチェーン63、64の上に載置される。下降搬送装置4と上昇搬送装置3が停止している間にコンベヤチェーン63、64が作動し、焼成トレー7を上昇搬送装置3の載置部材35、35間に移送する。焼成トレー7は、ストッパー(図示省略)に当たることによって前記位置に停止する。
焼成トレー7は、再び上昇搬送装置3により上方へ送られ、これを繰り返して焼成室2内で循環する。焼成トレー7が焼成室2内を循環することにより、被焼成物は効率よくむらなく焼成される。また、前記構造により、焼成トレー7の搬送軌跡を焼成室2の形状に沿って直線的にすることができ、焼成室2内に従来のオーブンのような大きなデッドスペースはできない。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
本発明に係るトレーオーブンの一実施の形態を示す正面中央縦断面説明図、 トレーオーブンの側面中央縦断面説明図。 トレーオーブンの上部横断面説明図。
T トレーオーブン
1 ボディー
10 作業窓部
11 ドア
2 焼成室
22 後壁
23 軸受具
24 前壁
25 軸受具
26 天壁
27、28 側壁
29 軸受具
3 上昇搬送装置
31、32 搬送チェーン
310、320 ローラチェーン
33 駆動軸
331 内軸
332、333 外回転軸
34 従動軸
340 内軸
341、342 スプロケット
343、344 外回転軸
35 載置部材
36 軸端具
37、38 スプロケット
39 吊り部材
4 下降搬送装置
41、42 搬送チェーン
410 ローラチェーン
420 ローラチェーン
43、44 スプロケット
45、46 スプロケット
47 載置部材
5 上部移送装置
51、52 ガイド部材
53 移動体
531 本体
532 走行ローラ
533 送り枠
534 取付軸
55 リンク装置
551 回転軸
552 クランク
553 連接部材
6 下部移送装置
61 駆動軸
611 スプロケット
62 従動軸
621 スプロケット
63、64 チェーン
7 焼成トレー

Claims (1)

  1. 焼成トレーを焼成室(2)内で循環させて被焼成物を焼成するトレーオーブンにおいて、
    焼成室(2)内に、
    焼成トレーを上方向へ移送する上昇搬送装置(3)と、
    焼成トレーを下方向へ移送する下降搬送装置(4)と、
    前記上昇搬送装置(3)の上部から前記下降搬送装置(4)の上部へ焼成トレーを移送する上部移送装置(5)と、
    前記下降搬送装置(4)の下部から前記上昇搬送装置(3)の下部へ焼成トレーを移送する下部移送装置(6)と、
    を備えており、
    前記上部移送装置(5)は、
    前壁(24)と後壁(22)間に水平に架設されたガイド部材(51,52)を備え、該ガイド部材(51,52)間には移動体(53)が前後方向へ移動できるように装着されており、
    前記移動体(53)には、焼成トレーを押す送り枠(533)が固定してあり、
    前記移動体(53)はリンク装置(55)により駆動され、
    該リンク装置(55)は、天壁(26)を貫通した回転軸(551)と、該回転軸(551)によって間欠的に回転するクランク(552)及び連接部材(553)により構成されており、
    前記連接部材(553)の先端部は、前記移動体(53)に回動できるようにして取り付けられ、
    前記クランク(552)の長さは、前記回転軸(551)を中心とする回転直径が、焼成トレーを前記上昇搬送装置(3)側から前記下降搬送装置(4)側へ移送するのに必要なストロークと同じになるように設定されており、
    前記クランク(552)が一回転することにより、前記移動体(53)の前記上昇搬送装置(3)側から前記下降搬送装置(4)側への後進と、下降搬送装置(4)側から上昇搬送装置(3)側への前進を行うことができるようにしてある、
    トレーオーブン。
JP2008304216A 2008-11-28 2008-11-28 トレーオーブン Expired - Fee Related JP4308879B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304216A JP4308879B1 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 トレーオーブン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304216A JP4308879B1 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 トレーオーブン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4308879B1 true JP4308879B1 (ja) 2009-08-05
JP2010124778A JP2010124778A (ja) 2010-06-10

Family

ID=41036672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008304216A Expired - Fee Related JP4308879B1 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 トレーオーブン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4308879B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110754494A (zh) * 2019-11-27 2020-02-07 广州莱因智能装备股份有限公司 一种全自动醒发塔

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110754494A (zh) * 2019-11-27 2020-02-07 广州莱因智能装备股份有限公司 一种全自动醒发塔

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010124778A (ja) 2010-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110711896B (zh) 物料次序提升上料架、次序提升方法、铝棒热剪机
CN101879574B (zh) 一种锻前加热炉
JP7376258B2 (ja) ベーカリー製品等用の支持板を運搬するためのノリア式装置
JP4308879B1 (ja) トレーオーブン
JPH07172538A (ja) コンベヤ装置
KR20110014335A (ko) 반도체 제조용 오븐장치
KR101542223B1 (ko) 강화유리 제조장치의 지그 승하강장치
JP2006240845A (ja) 容器の段ばらし装置
JP2010046706A (ja) ワーク搬送装置
CN205784426U (zh) 多层式输送带及其垂直升降导正结构
CN111762557A (zh) 送料装置及送料方法
CN106694314A (zh) 全自动浸油烘烤线
JP5408045B2 (ja) 搬送装置
KR101156646B1 (ko) 수직형 경화 오븐
JP4113768B2 (ja) トンネル式オーブン
CN212374371U (zh) 送料装置
JP2011157193A (ja) リフト装置
JP2008113595A (ja) 両面焼き器の開閉装置及び両面焼き器
JPH09140319A (ja) オーブンにおける焼成トレーの搬送方法及びオーブン
CN219097959U (zh) 条块物料转向输送线
CN112193300B (zh) 空心砖自动层叠码放用堆放装置
JPH07157039A (ja) コンベヤ装置
CN220788389U (zh) 一种玻璃钢化用对流预热炉
CN219160979U (zh) 一种窑炉门结构及其窑炉
JP2004315215A (ja) 搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees