JP4305724B2 - 緩衝用包装体及びそれを用いた包装容器 - Google Patents

緩衝用包装体及びそれを用いた包装容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引越しや商品の流通等に好適に用いられる包装体及び包装容器に関し、更に詳しくは、破損しやすい皿等の物品を複数収納して運搬するための、緩衝シートからなる包装体及びそれを用いた包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
引越し等の際には、例えば、ガラスや陶磁器製の破損しやすい皿等の物品を収納、運搬するための包装体及び包装容器が必要である。このような包装体及び包装容器としては、新聞紙や緩衝シート等を用いてそれぞれの物品を個別に包み、更に、それらを段ボール箱等に詰めて、収納、運搬することが従来より行われている。
【0003】
また、上記の緩衝シートをあらかじめ袋状に連続して形成することも知られており、例えば、ガラス、陶器、磁器などの割れやすい物などを収納、移送可能な袋として、長尺の気泡性緩衝シートを2枚重ね合わせ、全ての縁部を熱融着で密閉した袋の連続体を形成した気泡性緩衝シートからなる連続の包装用袋であって、前記袋が1つの開口部を有する包装用袋が開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−261072号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術のうち、新聞紙や緩衝シート等にそれぞれの物品を個別に包み、それらを段ボール箱等に詰めて運搬する方法においては、個別の包装の後に再度段ボール箱に収容する必要があるので、梱包作業に手間がかかるという問題があった。
【0006】
更に、通常、個別の包装材料は、使用後に収容物を取り出した後には廃棄物として処理されるため不経済であり、また、包装材料の回収、再使用が困難であり、環境への負荷も大きいという問題があった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、食器類等の複数の収容物を簡単に収容でき、しかも、使用の際には段ボール箱等に簡単に装着でき、更に、収納、運搬した使用後には再利用も容易である緩衝用包装体、及びそれを用いた包装容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の緩衝用包装体は、長尺の緩衝シートを所定間隔で頂辺及び底辺を有する蛇腹状に折り畳み、前記底辺で隣接する2面ずつの前記緩衝シートの両側部の少なくとも一部を、前記両側部から前記底辺に向かって次第に狭まるように接合し接合部を側辺とし、前記頂辺側を開口部とする袋状部を連続して形成してなることを特徴とする。
【0009】
本発明の緩衝用包装体によれば、蛇腹状に折り畳んで複数の袋状部が連続して設けられているので、複数の皿等の物品を縦に整然と収めることができ、効率よく収容できる。また、蛇腹状に折り畳まれて立設されるので安定であり、収容作業中に包装体が倒れてしまうのを防止できる。更に、袋状部が連続しており、包装体として一体となっているので、使用後に回収して再使用することが容易である。また、接合部が、両側部から底辺に向かって次第に狭まるように形成されているので、例えば、収容物品が皿等のように円盤状の場合にも袋状部の側辺で保持され、物品が移送中にがたつくことを防止できる。更に、緩衝用包装体の製造時には、隣接する2面ずつの緩衝シートの重合位置が多少ずれても接合が確実に行えるので、接合不良を防止して歩留まりを向上できる。
【0010】
本発明の緩衝用包装体においては、前記接合部が、前記底辺から前記頂辺までの高さ(L)に対して、前記底辺側から(1/3)×L〜(3/4)×Lの高さまで形成されていることが好ましい。これによれば、緩衝シートの両側部の上方が非接合部となり、これによって開口部を広げることができるので、物品の挿入がしやすくなり収容性が向上する。
【0012】
更に、本発明の緩衝用包装体においては、前記緩衝シートが、平面状のベースフィルムと、多数の凸部を形成したエンボスフィルムとを貼り合わせてなる2層構造、又は、更に前記凸部の頂面に貼り合わせた平面状のトップフィルムとからなる3層構造を有する、凸状の独立した気泡を有する気泡性緩衝シートであることが好ましい。これによれば、多数の凸部が独立気泡として作用するので、緩衝性を高め、収容物の破損を有効に防止できる。
【0013】
また、緩衝シートが3層構造の場合には、凸部の頂面に貼り合わせた平面状のトップフィルムによって、凸部の周囲も緩衝空間とすることができ、更に緩衝性を高めることができる。
【0014】
更に、本発明の緩衝用包装体においては、前記袋状部の内面が、前記平面状のベースフィルム又は前記平面状のトップフィルムであることが好ましい。これによれば、物品を収容する面が平面状のフィルムとなるので、物品が滑りやすくなって挿入性が向上する。
【0015】
一方、本発明の包装容器は、上記の緩衝用包装体を、該緩衝用包装体の連続して形成される袋状部の開口部が上方となるように箱体に装着してなることを特徴とする。
【0016】
これによれば、袋状部の開口部が上方にあらかじめセットされた状態となるので、個別の包装後に再度段ボール箱に収容する必要がなく、物品を効率よく収容でき、梱包作業を単純化できる。
【0017】
また、本発明の包装容器においては、前記緩衝用包装体の、蛇腹状に折り畳んだ状態における表面又は裏面の少なくとも一部が、前記箱体の内側面に接合されていることが好ましい。
【0018】
これによれば、緩衝用包装体の一端が箱体と一体化されているので、箱体内で緩衝用包装体が倒れることなく、物品の収容を安定して行うことができる。また、使用後には、緩衝用包装体及び箱体を一体として回収できるので、通い箱として再使用でき、容器コストの削減を図ることができる。更に、箱体を段ボール箱等とした場合には、未使用時には緩衝用包装体及び箱体を畳んでコンパクト化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1〜4には、本発明による緩衝用包装体及びそれを用いた包装容器の一実施形態が示されている。
【0020】
図1は緩衝用包装体の斜視図、図2は同緩衝用包装体の正面図、図3は同緩衝用包装体の緩衝シートの断面図、図4は同緩衝用包装体を箱体に装着した状態を示す斜視図である。
【0021】
図1に示すように、この緩衝用包装体10は、長尺の緩衝シート20が、頂辺21、底辺22とで交互に折り畳まれて蛇腹状に形成されている。
【0022】
この緩衝シート20を折り畳む所定間隔、すなわち、図2に示す、頂辺21から底辺22までの高さLと、頂点21及び底辺22の幅は、収納物の大きさに合わせて適宜設定できるが、頂辺21から底辺22までの高さLは、100〜600mmが好ましく、100〜450mmがより好ましく、120〜350mmが特に好ましい。また、緩衝シート20の幅、すなわち頂辺21及び底辺22の幅は、100〜600mmが好ましく、150〜500mmがより好ましく、200〜400mmが特に好ましい。
【0023】
緩衝シート20としては、緩衝性能に優れる点から、少なくとも多数の凸部を形成したエンボスフィルムと平面状のベースフィルムとが積層されている、独立気泡を多数有する気泡性緩衝シートを用いることが好ましい。このような気泡性緩衝シートとしては、図3に示すように、断面構造が3層構造又は2層構造の気泡性緩衝シートが好適に用いられる。
【0024】
すなわち、図3(A)に示すように、緩衝シート20としては、平面状のベースフィルム51上に多数の凸部54を形成したエンボスフィルム52が貼り合わされることにより、独立気泡55が形成されており、更に、多数の凸部54の頂面に平面状のトップフィルム53が貼り合わされて空間56が形成されている3層構造が好ましく用いられる。
【0025】
これにより、緩衝効果は、独立気泡55のみならず、空間56によっても得ることができるので、より緩衝効果を高めることができる。
【0026】
また、図3(B)に示すように、平面状のベースフィルム51’上に多数の凸部54’を形成したエンボスフィルム52’が貼り合わされて独立気泡55’を形成してなる2層構造の緩衝シート20’を用いてもよい。
【0027】
なお、この場合には、平面状のベースフィルム51’が、袋状部24の内面側となるように緩衝用包装体10を形成することが好ましい。これによって、物品を収容する面が平面状のフィルムとなり、物品が滑りやすくなるので挿入性が向上する。
【0028】
上記の緩衝シート20、20’の総厚さとしては、2〜14mmが好ましく、2〜10mmがより好ましく、2.2〜4.5mmが特に好ましい。
【0029】
上記の気泡性緩衝シートを構成する、ベースフィルム51、51’、エンボスフィルム52、52’、トップフィルム53の材質としては、熱可塑性樹脂が好ましく、例えばポリオレフィン類、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ乳酸、ポリカプロラクトンなどの生分解性ポリマー等を挙げることができる。
【0030】
ポリオレフィン類としては、低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペンテン−1等のホモポリマーの他、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸アルキルコポリマー、エチレン−アクリル酸フェニルコポリマー、エチレン−アクリル酸ベンジルコポリマー等の共重合体、及びこれらの混合物等が挙げられる。
【0031】
上記のうち、低温でヒートシール可能であり、かつ低コストである点から、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体及びこれらの混合物が好ましい。
【0032】
また、ベースフィルム51、51’、エンボスフィルム52、52’、トップフィルム53の材質は、それぞれ異なる材質であってもよいが、貼り合わせ等の製造が容易であり、リサイクル時の分別が不要となる点から、すべて同じ材質であることが好ましい。
【0033】
上記のベースフィルム、エンボスフィルム及びトップフィルムの厚さは適宜設定できる。また、ベースフィルム、エンボスフィルム及びトップフィルムの強度、引張伸びや耐穴あき性等の機械的物性、柔軟性等の物性も適宜設定できる。
【0034】
ベースフィルム51、51’のフィルム厚さは、15〜60μmが好ましく、20〜35μmがより好ましい。また、トップフィルム53のフィルム厚さは、15〜60μmが好ましく、20〜45μmがより好ましい。
【0035】
エンボスフィルム52、52’の凸部54、54’の形状は、円柱、多角柱、多角錐、円錐台、多角錐台、半球等とすることができ特に限定されない。また、これらの形状を複数組み合わせてもよい。
【0036】
また、凸部54、54’の高さは、1〜20mmが好ましく、底面積は0.1〜1.5cm2の範囲であることが好ましい。また、凸部54、54’は、0.5〜20mmの範囲の間隔で、エンボスフィルム52、52’の全面、又は一部に配列されていることが好ましい。更に、エンボスフィルム52、52’のフィルムの厚さは、30〜180μmが好ましく、50〜165μmがより好ましい。
【0037】
なお、本発明においては、緩衝シート20は緩衝作用を有し、蛇腹状に折り畳み可能なシート状であればよく、上記の気泡性緩衝シートの他、発泡性緩衝シートやパルプモールド等を用いてもよい。発泡性緩衝シートとしては、発泡ポリエチレンシート、発泡ポリプロピレンシート、発泡ウレタンシート、発泡ポリスチレンシート等が例示できる。
【0038】
次に、図1、2に示すように、底辺22で隣接する2面ずつの緩衝シート20の両側部の下方には、一対のテーパー状のヒートシール部30が接合部として形成されている。これによって、ヒートシール部30を側辺とし、頂辺21側を開口部25とする、袋状部24が連続して形成されている。なお、本発明における緩衝シートの両側部とは、両シート側辺23及び両シート側辺23の近傍を含む意味である。
【0039】
図2に示すように、ヒートシール部30の高さHは、上記の高さLに対する割合であるH/Lが、好ましくは1/3〜3/4、より好ましく1/3〜2/3、特に好ましくは2/5〜2/3となるように、底辺22側から形成されている。H/Lが1/3未満であると、袋状部24の空間が小さくなって、収容後に物品が脱落しやすくなるので好ましくなく、3/4を超えると、開口部25の広がりが小さくなり、物品の挿入性が悪くなるので好ましくない。
【0040】
また、ヒートシール部30は、シート側辺23側から、底辺22に向かって次第に狭まるように形成されていることが好ましい。これにより、例えば、収容物品が皿等のように円盤状の場合にも、袋状部24内で動きにくくなり移送中にがたついたりすることを防止できる。更に、緩衝用包装体10の製造時において、2枚の緩衝シート20を重ね合わす際に若干位置がずれた場合においても、ヒートシール部30が斜めに設けられているので確実にシールでき、シール不良による製造効率の低下を防止し、製品歩留まりを向上させることができる。
【0041】
なお、本発明においては、ヒートシール部30は、緩衝シート20の両側部の少なくとも一部が接合されていればよく、図2のような直線状には限定されず、R状に形成されていてもよい。また、連続線には限定されず、点線状に設けられていてもよい。更に、シート側辺23や底辺22上までシール部が形成されていなくてもよい。
【0042】
このヒートシール部30は公知の熱溶着手段により形成することができ、線状ヒータを用いた線シールでもよく、面状ヒータを用いた面シールでもよいが、シール強度が安定する点から面シールであることが好ましい。また、熱融着手段は、通常のヒートシールでもよく、インパルスシールでもよい。また、いわゆるウエルダーによる溶断シールを用い、余分の耳部28をシールと同時に切断してもよい。なお、温度や時間等の熱溶着条件は、緩衝シート20の材質や厚さ、熱溶着手段等に応じて適宜選定可能である。
【0043】
なお、本発明においては、隣接する2面ずつの緩衝シート20の両側部の少なくとも一部を接合する手段としては、必ずしも熱接合には限定されず、接着剤や粘着テープ等による接合でもよい。
【0044】
図1の矢印方向に沿って緩衝用包装体10を蛇腹状に折り畳んだ状態における、表面26の頂辺21の近傍には両面テープ40が形成されている。この両面テープ40によって、後述するように、段ボール箱等の箱体に緩衝用包装体10を容易に装着して一体化できる。
【0045】
なお、両面テープ40は、緩衝用包装体10を蛇腹状に折り畳んだ状態における表面26及び/又は裏面27の少なくとも一部に形成されていることが好ましく、表面26又は裏面27のいずれか一方又は双方の頂辺21又はその近傍付近に形成されていることがより好ましい。
【0046】
また、箱体との接合手段は両面テープには限定されず、ホットメルト等の接着剤、緩衝用包装体10の熱融着、ステープル等の接合部材等を用いてもよい。
【0047】
図4には、上記の緩衝用包装体10が、その袋状部24の開口部25が上方となるように箱体である段ボール箱60に装着され、複数の皿70を収容している状態が示されている。そして、この実施形態においては、緩衝用包装体10の表面26上の両面テープ40によって、段ボール箱60の内側面に接合されており、これによって、緩衝用包装体10と段ボール箱60とが一体化された包装容器80をなしている。
【0048】
なお、本発明における箱体としては、段ボール箱には限定されず、紙、プラスチック、金属等の従来公知の容器が使用可能であるが、未使用時又は使用後に、緩衝用包装体及び箱体を畳んでコンパクト化できる点から、段ボール箱等の折り畳み可能な箱体が好ましい。また、箱体は、収容物に応じて緩衝用包装体を2以上装着して用いることができる。
【0049】
以上のように、上記の緩衝用包装体10によれば、蛇腹状に折り畳んで複数の袋状部24が連続して設けられているので、複数の皿等の物品を縦に整然と収めることができ、効率よく収容できる。また、蛇腹状に折り畳まれて立設されるので安定であり、収容作業中に包装体が倒れてしまうのを防止できる。更に、袋状部24が連続して一体となっているので、廃棄や回収も一体として行うことができる。
【0050】
また、この緩衝用包装体10を段ボール箱60内に装着した包装容器80によれば、緩衝用包装体10の袋状部24の開口部25が上方に向いてあらかじめセットされた状態となるので、収容物品を個別の包装後に再度段ボール箱に収容する必要がなく、段ボール箱60への梱包作業を単純化できる。
【0051】
なお、この際、緩衝用包装体10の一端が段ボール箱60とが接合されて一体化されているので、段ボール箱60の内部で緩衝用包装体10が倒れにくく、物品の収容をより安定して行うことができる。更に、緩衝用包装体10の他端は段ボール箱60とは接合されていないので、収納する皿70の数が、袋状部24の数に比べて少ない場合には、緩衝用包装体10を蛇腹状に折り畳んで段ボール箱60内にスペースを確保でき、この余分のスペースに他の物品を収納することもできる。
【0052】
更に、使用後には、緩衝用包装体10及び段ボール箱60を一体として回収できるので、ワンウェイの使い捨て容器としてのみならず、繰り返し使用可能な通い箱容器としても使用でき、容器コストの削減を図ることができる。
【0053】
更に、包装容器80は、未使用時又は使用後には、緩衝用包装体10及び段ボール箱60を一体としたまま折り畳み可能であるので、使用前後にはコンパクト化した状態で運搬、保管できる。そして、作業現場での使用時には、作業者が簡単に組み立て可能であり、梱包作業を極めて迅速に行うことができる。
【0054】
図5には、本発明の緩衝用包装体の他の実施形態が示されている。なお、以下の実施形態の説明においては、前記実施形態と同一部分には同符合を付して、その説明を省略することにする。
【0055】
この緩衝用包装体15おいては、ヒートシール部30の間に、更にヒートシール31が設けられ、袋状部が24aと24bとに分割されている点が上記の実施形態と異なっている。
【0056】
このように、袋状部を分割することによって、袋状部を収容物の形状に合わせた形状とすることができる。また、収容箇所を増やして収容効率を更に向上させることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、食器類等の複数の収容物を簡単に収容でき、しかも、使用の際には段ボール箱等に簡単に装着でき、更に、収納、運搬した使用後には再利用も容易である緩衝用包装体、及びそれを用いた包装容器を提供できる。したがって、本発明は、例えば、引越しや商品の流通時に用いられる、繰り返し使用可能な包装容器として好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緩衝用包装体の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同緩衝用包装体の正面図である。
【図3】同緩衝用包装体の緩衝シートの断面図であって、(A)3層構造、(B)2層構造を示す図である。
【図4】同緩衝用包装体を箱体に装着した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の緩衝用包装体の他の実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
10、15 緩衝用包装体
20、20’ 緩衝シート
21 頂辺
22 底辺
23 シート側辺
24、24a、24b 袋状部
25 開口部
26 表面
27 裏面
28 耳部
30、31 ヒートシール部
40 両面テープ
51、51’ ベースフィルム
52、52’ エンボスフィルム
53 トップフィルム
54 凸部
55、55’ 独立気泡
56 空間
60 段ボール箱
70 皿
80 包装容器

Claims (6)

  1. 長尺の緩衝シートを所定間隔で頂辺及び底辺を有する蛇腹状に折り畳み、前記底辺で隣接する2面ずつの前記緩衝シートの両側部の少なくとも一部を、前記両側部から前記底辺に向かって次第に狭まるように接合し接合部を側辺とし、前記頂辺側を開口部とする袋状部を連続して形成してなることを特徴とする緩衝用包装体。
  2. 前記接合部が、前記底辺から前記頂辺までの高さ(L)に対して、前記底辺側から(1/3)×L〜(3/4)×Lの高さまで形成されている請求項1に記載の緩衝用包装体。
  3. 前記緩衝シートが、平面状のベースフィルムと、多数の凸部を形成したエンボスフィルムとを貼り合わせてなる2層構造、又は、更に前記凸部の頂面に貼り合わせた平面状のトップフィルムとからなる3層構造を有する、凸状の独立した気泡を有する気泡性緩衝シートである請求項1又は2に記載の緩衝用包装体。
  4. 前記袋状部の内面が、前記平面状のベースフィルム又は前記平面状のトップフィルムである請求項に記載の緩衝用包装体。
  5. 請求項1〜に記載の緩衝用包装体を、該緩衝用包装体の連続して形成される袋状部の開口部が上方となるように箱体に装着してなることを特徴とする包装容器。
  6. 前記緩衝用包装体の、蛇腹状に折り畳んだ状態における表面又は裏面の少なくとも一部が、前記箱体の内側面に接合されている請求項に記載の包装容器。
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