JP4305372B2 - テープキャリア及びその製造方法、並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

テープキャリア及びその製造方法、並びに半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、製造時には配線パターン(回路)の脱落が発生しない程度にベース材料との接着力を保持すると共に、半導体装置製造後にはベース材料を容易に剥離できるテープキャリア及びその製造方法、並びに、そのテープキャリアを用いた半導体装置及びその製造方法に関するものである。
図5に、従来のテープキャリアの典型的な構造例を示す。
このテープキャリア29は、所定位置にパーフォレーションホール24及びビアホール25を設けた絶縁フィルム21の上に、接着剤22を介して所定の配線パターン27を設けたもので、該配線パターン27には表面処理層28が形成されている。
図6に、このテープキャリアの製造方法を示す。
まず、ポリイミドフィルムに代表される絶縁フィルム21に接着剤22を貼り合わせてベース材料23とする(a)。
次に、パーフォレーションホール24やはんだボール接合用のホール(ビアホール)25の形成のためのプレス(打ち抜き)後(b)、銅箔26を貼り合わせる(c)。
更に、銅箔26を貼り合わせたベース材料23に、フォトエッチング法によりエッチングを施し、銅箔26を配線パターン27に加工する。最後に、金/ニッケルめっきやスズめっき等の表面処理層28を施し、テープキャリア29を製造する(d)。
図7に、図5のテープキャリアを用いた従来の半導体装置の構造例を示す。
この半導体装置は、テープキャリア29のダイパッド30上にICチップ31が接合され、このICチップ31の電極端子部32とテープキャリア29の端子部33とが金ワイヤ34により接合され、テープキャリア29上面部全体が樹脂35で封止される一方、パッケージの外部端子として、テープキャリア29の裏面にビアホール25を介してはんだボール36が接合されて、半導体パッケージ37を形成している。
図8に、この半導体装置の製造方法を示す。
まず、図5に示したテープキャリア29を使用し(a)、テープキャリア29のダイパッド30上に、銀ペースト等を介してICチップ31を150℃程度の温度で加熱接合する。次にICチップ31上に形成された電極端子部32とテープキャリア29上に形成された端子部33とを金ワイヤ34により接合する(b)。
更に、テープキャリア29上面部全体を180℃程度に加熱して樹脂35で封止する。またテープキャリア29の裏面に、ビアホール25を介してはんだボール36を接合してパッケージの外部端子とし、半導体パッケージ37を完成させる(c)。
しかし、このような従来技術により作製された半導体パッケージ37は、テープキャリア29のベース材料23(絶縁フィルム21+接着剤22)がそのままパッケージの一部として残る構成になるため、必然的にその層厚分が厚くなる。
このため、最近では、パッケージ組立後にテープキャリア29のベース材料23のみを剥離することにより銅箔回路の端子部の裏面を露出させ、その露出端子を外部端子として使用することにより、ベース材料23分の薄膜化を図ることが試みられている。
しかし、このような方法において、接着剤22による接着力に反してベース材料23のみを剥離することは容易ではなく、仮に剥がせたとしても、銅箔回路の100%をパッケージの樹脂35側に残せるものではなかった。すなわち、ベース材料23剥離後の銅箔回路は樹脂35側に残る場合もあれば剥離するベース材料23とともに剥がれてしまう場合もあった。
一方、剥離性を高めるために、故意に弱い接着力の接着剤を使用してテープキャリアを作製した後、上記材料を剥離する方法もあるが、この場合、製造時におけるエッチング液や金めっき液等の湿式処理液が接着層へと浸透する可能性が高くなり、このため一部の回路の脱落等が発生し、テープキャリアとしての良品率低下の原因となってしまう。
また、剥離性を高めるために、故意に弱い接着力を有する材料(銅/Ni合金)を基板と接触させてテープキャリアを作製した後、上記材料を剥離する方法もある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−78076号公報
しかしながら、このような弱い接着力を有する材料を用いる方法ではベース材料との接着が不充分となり、テープキャリア製造工程中に配線パターン(回路)の脱落が生じる場合があった。
従って、本発明の目的は、テープキャリア製造時においては配線パターン(回路)の脱落が発生しない程度にベース材料と銅箔との接着力を強固に保持できると共に、半導体装置製造後にはベース材料を容易に剥離できるテープキャリア及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ベース材料を容易に剥離でき、超薄型の構造が可能な半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のテープキャリアは、絶縁フィルム上に、接着剤層を介して、順に第1の銅箔層、剥離性金属層、第2の銅箔層からなる3層構造の導電性金属箔が所定の配線パターンで形成されてなることを特徴とする。
前記剥離性金属層を介した第1の銅箔層及び第2の銅箔層の密着強度は10〜100N/mの範囲内であることが好ましい。
前記第1の銅箔層及び前記第2の銅箔層の厚さがそれぞれ0.2〜40μm、前記剥離性金属層の厚さが0.01〜1.0μmであることが好ましい。
前記第1の銅箔層及び前記第2の銅箔層が純銅からなり、前記剥離性金属層が銅合金またはニッケル、金、白金、パラジウム、ロジウム、コバルト、チタン、クロム、アルミニウムのいずれかの金属、またはそれらを少なくとも1種類以上含む合金からなることが好ましい。
前記導電性金属箔の表面にめっきにより表面処理層を形成することが好ましい。
また、本発明のテープキャリアの製造方法は、絶縁フィルムに接着剤層を貼り合わせた基材をベース材料とし、前記接着剤層上にに第1の銅箔層、剥離性金属層、第2の銅箔層形成された3層構造からなる導電性金属箔を貼り合わせ、さらに前記導電性金属箔をフォトエッチング法により所望の形に配線パターン加工することを特徴とする。
前記導電性金属箔を構成する第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層を、電解めっき法、無電解めっき法またはスパッタ法のいずれかの方法により形成することが好ましい。
前記第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層を同時にエッチングすることにより、配線パターンを形成することが好ましい。
前記配線パターンに更にめっきにより表面処理皮膜を施すことが好ましい。
また、本発明のテープキャリアを用い、所定のパターンに形成された銅箔層の一部のダイパッド上にICチップ接合、前記ICチップの電極端子部と前記銅箔層の端子部と金ワイヤにより接合、前記銅箔層上面部全体、前記ICチップ及び前記金ワイヤ樹脂で封止、前記銅箔層が少なくとも樹脂で封止されていない露出部分に表面処理層形成することで半導体装置を製造することができる
前記銅箔層が純銅からなり、厚さが0.2〜40μmとすることが好ましい。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、絶縁フィルムに接着剤層を貼り合わせた基材をベース材料とし、前記接着剤層上にに第1の銅箔層、剥離性金属層、第2の銅箔層形成された3層構造からなる導電性金属箔を貼り合わせ、さらに前記導電性金属箔をフォトエッチング法により所望の形に配線パターン加工してテープキャリアとし、前記テープキャリアのダイパッド上にICチップを接合し、前記ICチップ上に形成された電極端子部と前記第2の銅箔層上に形成された端子部とを金ワイヤにより接合し、更にテープキャリア上面部全体を樹脂で封止した後、前記ベース材料を全体から剥離することにより露出した第2の銅箔層の表面に、めっきにより表面処理層形成したことを特徴とする。
前記剥離性金属層を介した第1の銅箔層及び第2の銅箔層の密着強度は10〜100N/mの範囲内とすることが好ましい。
前記第1の銅箔層及び前記第2の銅箔層の厚さがそれぞれ0.2〜40μm、前記剥離性金属層の厚さが0.01〜1.0μmであることが好ましい。
前記導電性金属箔を構成する第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層を、電解めっき法、無電解めっき法またはスパッタ法のいずれかの方法により形成することが好ましい。
前記第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層を同時にエッチングすることにより、配線パターンを形成することが好ましい。
本発明のテープキャリア及びその製造方法によれば、テープキャリア製造時においては配線パターン(回路)の脱落が発生しない程度にベース材料と銅箔との接着力を強固に保持できると共に、半導体装置製造後にはベース材料を容易に剥離できる。
また、本発明の半導体装置及びその製造方法によれば、ベース材料を容易に剥離し、超薄型構造の半導体装置を提供することができる。
本発明の特徴は、テープキャリアを構成する配線パターン(回路)を形成する際に使用する金属層として、2層の銅箔層の間に剥離性金属層が存在する3層構造の導電性金属箔を使用することにある。
この3層構造の導電性金属箔の片側の銅箔層側をベース材料の接着剤層に貼り付けるが、適切な接着剤を選定しておけば、銅箔層と接着剤層の密着力は500N/m以上に強固に保持される。このため、製造時におけるエッチング液や金めっき液等の湿式処理液が銅箔と接着剤層の界面へと浸透する可能性は低く、形成された回路の脱落を防止できる。
また、この3層構造の導電性金属箔を有するテープキャリアを用いてパッケージを作製後にベース材料を剥離する際には、剥離性金属層を介した2層の銅箔層の密着強度は10〜100N/mの範囲内であり、この部分の密着力が最も弱い部分であるため、接着剤層と密着させている銅箔層はベース材料と共に剥離され、パッケージ側に残されたもう一方の銅箔層の裏面が露出してくることになる。
前述の3層構造の導電性金属箔におけるそれぞれの金属層の厚さは、2層の銅箔層がそれぞれ0.2〜40μm程度、それらの間に挟む剥離性金属層が0.01〜1.0μmとすることが好ましい。
接着剤層と密着させる側の第1の銅箔層は、この銅箔層と接着剤層との界面へ薬液が浸透しない程度の密着力及び機械的強度を保持する必要があるため、最低でも0.2μm程度の厚みとすることが望ましい。もう一方の第2の銅箔層は、パッケージの回路を形成するため、一般的なテープキャリアの導体層としての厚さ、即ち、9〜40μm程度とすることが望ましい。
また、剥離性金属層は2層の銅箔層を剥離させる目的で存在する層であるため、その目的が達成できる厚さに調整する必要がある。すなわち、薄すぎると剥離効果が弱くなり、2層の銅箔層の密着力が強くなる。厚すぎる場合には剥離効果が強くなり、2層の銅箔層の密着力が弱くなる。テープキャリアの作製時に問題が発生しない(即ち、薬液が剥離性金属層へ染み込む等の理由によりパターン脱落が発生しない)10〜100N/m程度の密着強度の範囲に設定する場合、目安として0.01〜1.0μm程度の厚さに調整すると良い。0.01μm未満では、剥離性金属層としての効果が不充分となり、1.0μmを超えると、第1及び第2の銅箔層のエッチング速度と剥離性金属層のエッチング速度とが異なることによりエッチング性に影響が出てしまう。
各金属層は電解めっき法、無電解めっき法等の湿式処理、スパッタ法等の乾式処理いずれでも良い。また材質としては、2層の銅箔層は純銅、剥離性金属層は銅合金またはニッケル、金、白金、パラジウム、ロジウム、コバルト、チタン、クロム、アルミニウムのいずれかの金属、またはそれらを少なくとも1種類以上含む合金が挙げられる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1に、本発明のテープキャリアの一実施形態を示す。
このテープキャリア11は、所定位置にパーフォレーションホール4を設けた絶縁フィルム1の上に、接着剤層2を介して、3層構造の導電性金属箔(接着剤層2側から、順に、第1の銅箔層6、剥離性金属層7、第2の銅箔層8)を所定の配線パターン9で形成し、その表面に表面処理層10を形成したものである。
図2に、このテープキャリアの製造方法を示す。
テープキャリア用の絶縁フィルム1としてポリイミドフィルム、接着剤層2としてTAB用の一般的な接着剤である巴川製紙所製のXタイプを使用し、絶縁フィルム1に接着剤層2を貼り合わせてベース材料3とする(a)。
次に、パーフォレーションホール4の形成のためにベース材料3をプレス(打ち抜き)する(b)。
更に、接着剤層2の側から順に、第1の銅箔層6、剥離性金属層7、第2の銅箔層8を設けて、3層構造の導電性金属箔5を形成する(c)。
その後、フォトエッチング法により3層一括で配線パターン(回路)9に加工し、最後に、無電解金/ニッケルめっきを施して表面処理層10を形成することにより、テープキャリア11を完成させる(d)。
図3に、図1のテープキャリアを使用して製造した半導体装置の構造例を示す。
この半導体装置は、所定のパターンに形成された第2の銅箔層8(露出面には表面処理層18が形成され、他の面には表面処理層10が形成されている)の一部のダイパッド12上にICチップ13が接合され、このICチップ13の電極端子部14と第2の銅箔層8の端子部15とが金ワイヤ16により接合され、第2の銅箔層8上面部全体、ICチップ13及び金ワイヤ16が樹脂17で封止されて、半導体パッケージ19を形成している。なお、表面処理層18はパッケージの外部端子としての役割を果たすものである。
図4に、この半導体装置の製造方法を示す。
まず、図1に示したテープキャリア11を使用し(a)、テープキャリア11のダイパッド12上に、銀ペーストを使用してICチップ13を150℃、1時間の条件で接合する。次にICチップ13上に形成された電極端子部14と第2の銅箔層8上に形成された端子部15とを、超音波熱圧着式ワイヤボンダーを使用して150℃の温度で金ワイヤ16により接合する(b)。
次に、テープキャリア11上面部全体を樹脂17で封止し、当該樹脂17を180℃、1時間の条件で硬化させる(c)。
この後、ベース材料(絶縁フィルム1+接着剤層2)及び接着剤層2と密着している第1の銅箔層6を全体から剥離することにより、これらの上に形成されているパッケージ部分と分離する。これにより、パッケージ側に残された第2の銅箔層8の裏面が露出するため、さらに、この部分に無電解金/ニッケルめっきを施して表面処理層18を形成してパッケージの外部端子とし、半導体パッケージ19を完成させる(d)。
本実施形態によれば下記の効果が得られる。
(1)通常のテープキャリアと同様の工法によりテープキャリア11を作製できるため、既存インフラでの製造が容易である。
(2)テープキャリア11作製時における湿式処理液(エッチング液や金めっき液)の染み込みが無く、加工作業は容易である。
(3)テープキャリア11作製時においては、絶縁フィルム1と3層構造の導電性金属箔との接着力を強固に保持できるため、配線パターン9の脱落が発生しない。
(4)パッケージ組立後には、2層の銅箔層間にある剥離性金属層7により絶縁フィルム1と接着剤層2および接着剤層2に密着している第1の銅箔層6を一括で容易に剥離できる。
(5)絶縁フィルム1及び接着剤層2を剥離することにより、超薄型の半導体パッケージ19の提供が可能になる。
(6)テープキャリア裏面からのはんだボール接合が不要となり、このため、プレスによる打ち抜き工程を省略できるため金型費用の削減ができる。
回路形成のための導電性金属層として、図1に示したように、2層の銅箔層6,8とそれらの間に挾まれる剥離性金属層7の3層から構成されるものを使用した場合(実施例)と、図5に示したように、一般的な厚さの1層の銅箔26を使用した場合(従来例)とで、同様の方法でパッケージを作製し、パッケージ部分とベース材料との剥離の際に、配線パターンのパッケージ樹脂側への転写率を評価した。評価結果を表1に示す。
Figure 0004305372
表1の結果より、実施例においては全て剥離性金属層付近で剥離し、封止樹脂側(パッケージ側)への転写率は100%を達成した。密着強度は35N/m程度であった。
一方、従来例の場合は、密着強度が600N/m程度であったため、封止樹脂側へ転写できたのは半分程度に留まった。これより、本発明による効果が実証できた。
本実施形態のテープキャリアを示す断面図である。 本実施形態のテープキャリアの製造方法を説明する断面図である。 本実施形態の半導体装置(半導体パッケージ)を示す断面図である。 本実施形態の半導体装置(半導体パッケージ)の製造方法を説明する断面図である。 従来のテープキャリアを示す断面図である。 従来のテープキャリアの製造方法を説明する断面図である。 従来の半導体装置(半導体パッケージ)を示す断面図である。 従来の半導体装置(半導体パッケージ)の製造方法を説明する断面図である。
符号の説明
1 絶縁フィルム
2 接着剤層
3 ベース材料
4 パーフォレーションホール
5 金属箔
6 第1の銅箔層
7 剥離性金属層
8 第2の銅箔層
9 配線パターン
10 表面処理層
11 テープキャリア
12 ダイパッド
13 ICチップ
14 電極端子部
15 端子部
16 金ワイヤ
17 樹脂
18 表面処理層
19 半導体パッケージ
21 絶縁フィルム
22 接着剤
23 ベース材料
24 パーフォレーションホール
25 ビアホール
26 銅箔
27 配線パターン
28 表面処理層
29 テープキャリア
30 ダイパッド
31 ICチップ
32 電極端子部
33 端子部
34 金ワイヤ
35 樹脂
36 ハンダボール
37 半導体パッケージ

Claims (14)

  1. 絶縁フィルム上に、接着剤層を介して、順に第1の銅箔層、剥離性金属層、第2の銅箔層からなる3層構造の導電性金属箔が所定の配線パターンで形成されてなることを特徴とするテープキャリア。
  2. 前記剥離性金属層を介した第1の銅箔層及び第2の銅箔層の密着強度は10〜100N/mの範囲内であることを特徴とする請求項1記載のテープキャリア。
  3. 前記第1の銅箔層及び前記第2の銅箔層の厚さがそれぞれ0.2〜40μm、前記剥離性金属層の厚さが0.01〜1.0μmであることを特徴とする請求項1記載のテープキャリア。
  4. 前記第1の銅箔層及び前記第2の銅箔層が純銅からなり、前記剥離性金属層が銅合金またはニッケル、金、白金、パラジウム、ロジウム、コバルト、チタン、クロム、アルミニウムのいずれかの金属、またはそれらを少なくとも1種類以上含む合金からなることを特徴とする請求項1記載のテープキャリア。
  5. 前記導電性金属箔の表面にめっきにより表面処理層を形成したことを特徴とする請求項1記載のテープキャリア。
  6. 絶縁フィルムに接着剤層を貼り合わせた基材をベース材料とし、前記接着剤層上にに第1の銅箔層、剥離性金属層、第2の銅箔層形成された3層構造からなる導電性金属箔を貼り合わせ、さらに前記導電性金属箔をフォトエッチング法により所望の形に配線パターン加工することを特徴とするテープキャリアの製造方法。
  7. 前記導電性金属箔を構成する第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層が、電解めっき法、無電解めっき法またはスパッタ法のいずれかの方法により形成されることを特徴とする請求項6記載のテープキャリアの製造方法。
  8. 前記第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層を同時にエッチングすることにより、配線パターンを形成することを特徴とする請求項6記載のテープキャリアの製造方法。
  9. 前記配線パターンに更にめっきにより表面処理皮膜を施したことを特徴とする請求項6記載のテープキャリアの製造方法。
  10. 絶縁フィルムに接着剤層を貼り合わせた基材をベース材料とし、前記接着剤層上に順に第1の銅箔層、剥離性金属層、第2の銅箔層形成された3層構造からなる導電性金属箔を貼り合わせ、さらに前記導電性金属箔をフォトエッチング法により所望の形に配線パターン加工してテープキャリアとし、
    前記テープキャリアのダイパッド上にICチップを接合し、前記ICチップ上に形成された電極端子部と前記第2の銅箔層上に形成された端子部とを金ワイヤにより接合し、更にテープキャリア上面部全体を樹脂で封止した後、前記ベース材料を全体から剥離することにより露出した第2の銅箔層の表面に、表面処理層形成したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 前記剥離性金属層を介した第1の銅箔層及び第2の銅箔層の密着強度は10〜100N/mの範囲内であることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1の銅箔層及び前記第2の銅箔層の厚さがそれぞれ0.2〜40μm、前記剥離性金属層の厚さが0.01〜1.0μmであることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層が、電解めっき法、無電解めっき法またはスパッタ法のいずれかの方法により形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第1の銅箔層、剥離性金属層、及び第2の銅箔層を同時にエッチングすることにより、配線パターンを形成することを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
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