JP4304607B2 - 空調用レジスタの操作機構 - Google Patents

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Description

本発明は、室内に空調用空気を供給する空調用レジスタの操作機構に関する。
車両走行中においては、運転席に座りながら、運転者が助手席側の空調用レジスタの空調用空気の風向を調整したい場合がある。これに対し、特許文献1には、ワイヤを介して、調整レバーにより縦フィン、横フィンを操作可能な空調用レジスタの操作機構(以下、適宜「操作機構」と略称する)が紹介されている。
実開平4−20949号公報
同文献記載の操作機構において調整レバーを運転席付近配置すれば、運転席に座りながら、運転者が助手席側の空調用レジスタの風向を調整することができる。しかしながら、この場合、助手席の乗員が助手席側の空調用レジスタの風向を調整する手段が無い。すなわち、同文献には、単一の空調用レジスタのフィンを複数の操作部により操作する場合については、何ら開示されていない。
本発明の空調用レジスタの操作機構は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、単一の空調用レジスタのフィンを複数の操作部により操作可能な空調用レジスタの操作機構を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の空調用レジスタの操作機構は、空調用空気が通過する通風路と該通風路に連通し該空調用空気を室内に吹き出す吹出口とを持つリテーナと、該リテーナ内部に揺動可能に枢支され該空調用空気の風向を調整可能な第一フィンと、該リテーナ内部において該第一フィンと交差する方向に揺動可能に枢支され該空調用空気の風向を調整可能であるとともに該通風路または該吹出口をシャット可能な第二フィンと、該第一フィンおよび該第二フィンのうち少なくとも該第二フィンを操作可能な風向調整用操作部と、を持つ複数の空調用レジスタと、該風向調整用操作部に独立して配置され、複数の該空調用レジスタの該第二フィンを操作可能なシャット用操作部と、を備えてなる空調用レジスタの操作機構であって、前記シャット用操作部と、複数の前記空調用レジスタ各々の前記風向調整用操作部と、の間には、該シャット用操作部から該風向調整用操作部に向かう方向の操作力の伝達を許容し、該風向調整用操作部から該シャット用操作部に向かう方向の操作力の伝達を禁止する一方向クラッチ部材を持つ一方向操作力伝達部が介装されており、該一方向クラッチ部材は、ガイド溝を持つ溝側部材と、該ガイド溝に摺接する被ガイド突起を持つ突起側部材と、からなり、該風向調整用操作部から該シャット用操作部に向かう方向に操作力が加わる場合は、該ガイド溝内における該被ガイド突起の可動域の範囲内で該溝側部材と該突起側部材とが相対的に動くことにより、操作力の伝達が禁止され、該シャット用操作部から該風向調整用操作部に向かう方向に操作力が加わる場合は、該ガイド溝内における該被ガイド突起の可動域の範囲を超えて該溝側部材と該突起側部材とが相対的に動くことにより、操作力の伝達が許容されることを特徴とする。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、複数の前記空調用レジスタは、車室内の運転席側サイドレジスタおよび助手席側サイドレジスタであり、前記シャット用操作部は、該運転席側サイドレジスタに配置されている構成とする方がよい。
運転席側サイドレジスタと助手席側サイドレジスタとは、車室内において、車幅方向に離間して配置されている。このため、運転席に座りながら運転者が助手席側サイドレジスタの風向調整用操作部を操作するのは困難である。この点、本構成によると、運転者が容易に操作できる運転席側サイドレジスタに、シャット用操作部が配置されている。このため、比較的簡単に、運転席の運転者が助手席側サイドレジスタの第二フィンを操作することができる。
本発明の操作機構は、風向調整用操作部とシャット用操作部とを備えている。本発明の操作機構によると、これら二つの操作部により、第二フィンを操作することができる。このため操作性に優れている。
なお、本発明における「シャット」には、第二フィンが形式的に通風路あるいは吹出口を閉じる動作を行う場合も含まれる。すなわち、実質的な空調用空気の遮断は、第二フィンではなく、例えばシャットダンパなどの別部材が行う場合も含まれる。
本発明の操作機構は、複数の空調用レジスタを備えている。複数の空調用レジスタの第二フィンは、シャット用操作部により操作可能である。このため、操作性に優れている。
本発明の操作機構において、前記シャット用操作部と、複数の前記空調用レジスタ各々の前記風向調整用操作部と、の間には、該シャット用操作部から該風向調整用操作部に向かう方向の操作力の伝達を許容し、該風向調整用操作部から該シャット用操作部に向かう方向の操作力の伝達を禁止する一方向クラッチ部材を持つ一方向操作力伝達部が介装されている。
従って、本発明の操作機構によれば、シャット用操作部で複数の空調用レジスタ各々の風向調整用操作部を操作することにより、全ての空調用レジスタの第二フィンを操作することができる。つまり、空調用レジスタ各々の風向調整用操作部を介して、言わば間接的に、シャット用操作部で空調用レジスタ各々の第二フィンを操作するものである。言い換えると、空調用レジスタ各々の風向調整用操作部から第二フィンまでの操作力伝達経路を、シャット用操作部と空調用レジスタ各々の風向調整用操作部とで兼用するものである。本構成によると、シャット用操作部と空調用レジスタ各々の第二フィンとの間に独立した操作力伝達経路を設ける場合と比較して、部品点数が少なくて済む。また、操作機構全体の構造を単純化できる。
また、一方向クラッチ部材は、空調用レジスタ各々の風向調整用操作部からシャット用操作部に向かう方向の操作力の伝達を禁止している。このため、空調用レジスタ各々の風向調整用操作部を操作してもシャット用操作部が動くおそれがない。
また、シャット用操作部と空調用レジスタ各々の風向調整用操作部とは、一方向操作力伝達部により、それぞれ連結されている。すなわち、シャット用操作部を介して、空調用レジスタ各々の風向調整用操作部同士が連結されている。
しかしながら、任意の一の空調用レジスタの風向調整用操作部に操作力を加えても、操作力は、当該風向調整用操作部とシャット用操作部との間の一方向クラッチ部材により、遮断される。このため、シャット用操作部を操作することはできない。つまり、他の空調用レジスタの風向調整用操作部を操作することはできない。言い換えると、他の空調用レジスタの第二フィンを操作することはできない。このように、本構成によると、複数の空調用レジスタの一の風向調整用操作部を操作した場合、他の風向調整操作部に操作力が伝達されるおそれがない。
また、本発明の操作機構において、前記一方向クラッチ部材は、ガイド溝を持つ溝側部材と、該ガイド溝に摺接する被ガイド突起を持つ突起側部材と、からなり、前記風向調整用操作部から前記シャット用操作部に向かう方向に操作力が加わる場合は、該ガイド溝内における該被ガイド突起の可動域の範囲内で該溝側部材と該突起側部材とが相対的に動くことにより、操作力の伝達が禁止され、該シャット用操作部から該風向調整用操作部に向かう方向に操作力が加わる場合は、該ガイド溝内における該被ガイド突起の可動域の範囲を超えて該溝側部材と該突起側部材とが相対的に動くことにより、操作力の伝達が許容される構成とされている
空調用レジスタ各々の風向調整用操作部を操作すると、被ガイド突起はガイド溝内を相対的に摺動する。並びに、シャット用操作部を操作しても、被ガイド突起はガイド溝内を相対的に摺動する。しかしながら、空調用レジスタ各々の風向調整用操作部を操作する場合の方が、シャット用操作部を操作する場合よりも、被ガイド突起の摺動距離が短い。
すなわち、空調用レジスタ各々の風向調整用操作部を操作する場合、ガイド溝における被ガイド突起の可動域の範囲内で、溝側部材と突起側部材とが相対移動する。このため、溝側部材と突起側部材との間で操作力の伝達は行われない。
これに対して、シャット用操作部を操作する場合、ガイド溝における被ガイド突起の可動域の範囲を超えて、溝側部材と突起側部材とが相対移動する。このため、ガイド溝における可動域の端部と被ガイド突起とが当接する。したがって、この当接部位を介して、溝側部材と突起側部材との間で操作力の伝達が行われる。本構成の一方向クラッチ部材の構造は比較的単純である。したがって、動作信頼性が高い。
本発明によると、単一の空調用レジスタのフィンを複数の操作部により操作可能な空調用レジスタの操作機構を提供することができる。
以下、本発明の空調用レジスタの操作機構の実施の形態について説明する。
まず、本実施形態の操作機構の配置について説明する。図1に、本実施形態の操作機構の配置図を示す。以下、車両の前後方向を基準に方位を定義する。図に示すように、本実施形態の操作機構1は、主に、運転席側サイドレジスタ2Rと助手席側サイドレジスタ2Lとシャット用ダイヤル3とを備えている。シャット用ダイヤル3は、本発明のシャット用操作部に含まれる。運転席側サイドレジスタ2Rは、インストルメントパネル9の右端部に埋設されている。シャット用ダイヤル3は、運転席側サイドレジスタ2Rに配置されている。助手席側サイドレジスタ2Lは、インストルメントパネル9の左端部に埋設されている。運転席側サイドレジスタ2Rと助手席側サイドレジスタ2Lとは、後述する一方向操作力伝達部の一部である二本のワイヤW1、W2(図中点線で示す)により連結されている。ワイヤW1、W2は、インストルメントパネル9内部に配線されている。
次に、本実施形態の操作機構の構成について説明する。最初に、運転席側サイドレジスタの構成について説明する。図2に、運転席側サイドレジスタの分解斜視図を示す。図3に、運転席側サイドレジスタの合体斜視図を示す。運転席側サイドレジスタ2Rは、主に、リテーナ20Rと縦フィン24Rと横フィン25Rと風向調整用操作部26Rとを備えている。縦フィン24Rは、本発明の第一フィンに含まれる。横フィン25Rは、本発明の第二フィンに含まれる。
リテーナ20Rは、リテーナ本体200Rとベゼル201Rとを備えている。リテーナ本体200Rは、樹脂製であって前後方向に延びる角筒状を呈している。リテーナ本体200R内部には、通風路234Rが区画されている。リテーナ本体200Rの前方には、空調用ダクト(図略)が連結されている。リテーナ本体200Rの左壁からは、第一ボス205Rと第二ボス206Rと第三ボス207Rとが突設されている。リテーナ本体200Rの上壁には、縦フィン揺動孔230Rが穿設されている。縦フィン揺動孔230Rは、横方向(左右方向)に並んで、合計三つ配置されている。リテーナ本体200Rの下壁には、縦フィン揺動孔231Rが穿設されている。縦フィン揺動孔231Rは、上壁の縦フィン揺動孔230Rに対向して、合計三つ配置されている。また、リテーナ本体200Rの下壁下面後端には、枠体部用支持片21Rが形成されている。枠体部用支持片21Rは、上方から見てL字状を呈している。枠体部用支持片21Rは、左右方向に対称に、合計二つ配置されている。各々の枠体部用支持片21Rの後端からは、縦揺動軸210Rが突設されている。リテーナ本体200Rの左壁後縁には、横フィン揺動溝232Rが形成されている。横フィン揺動溝232Rは、上下方向に並んで、合計八つ配置されている。リテーナ本体200Rの右壁後縁には、横フィン揺動孔233Rが形成されている。横フィン揺動孔233Rは、上下方向に並んで、合計八つ配置されている。
ベゼル201Rは、樹脂製であって上下方向に長い矩形板状を呈している。ベゼル201Rは、リテーナ本体200Rの後端に、スクリュー(図略)により止着されている。ベゼル201Rは、前出図1に示すように、インストルメントパネル9の意匠面と略面一に配置されている。ベゼル201Rには、矩形の吹出口202Rが開設されている。吹出口202Rは、前記通風路234Rと連通している。空調用空気は、吹出口202Rから車室内に供給される。吹出口202Rの左側には、上下方向に延びるダイヤル用スリット203Rが開設されている。吹出口202Rの下方には、円形の半球部用開口204Rが開設されている。
縦フィン24Rは、樹脂製であって短冊状を呈している。縦フィン24Rは、横方向に並んで、合計三枚配置されている。各々の縦フィン24Rの上端からは、縦フィン揺動軸240Rが突設されている。縦フィン揺動軸240Rは、リテーナ本体200R上壁の前記縦フィン揺動孔230Rに、挿入されている。縦フィン24Rの下端からは、縦フィン揺動軸241Rが突設されている。縦フィン揺動軸241Rは、リテーナ本体200R下壁の前記縦フィン揺動孔231Rに、挿入されている。また、縦フィン揺動軸241Rの先端は、リテーナ本体200R下壁を貫通している。縦フィン24Rは、縦フィン揺動軸240R、241Rを中心に、揺動可能である。
縦フィン24Rの下方には、縦フィン止着片242Rが配置されている。縦フィン止着片242Rは、樹脂製であって短い細板状を呈している。縦フィン止着片242Rは、縦フィン24Rと同数、つまり合計三つ配置されている。各々の縦フィン止着片242Rは、止着孔244Rと連結用突起245Rとを備えている。縦フィン揺動軸241Rの先端は、この止着孔244Rに挿入され、止着されている。
縦フィン止着片242Rの下方には、縦フィン連結部材243Rが配置されている。また、縦フィン連結部材243Rは、前記枠体部用支持片21Rの前方に配置されている。縦フィン連結部材243Rは、樹脂製であって後方に開口する箱体状を呈している。縦フィン連結部材243Rの開口内部には、収容室247Rが区画されている。縦フィン連結部材243Rの上面には、連結孔246Rが穿設されている。連結孔246Rは、横方向に並んで、合計三つ配置されている。連結孔246Rには、前記縦フィン止着片242Rの連結用突起245Rが挿入されている。
風向調整用操作部26Rは、枠体部264Rと半球部260Rとを備えている。枠体部264Rは、樹脂製であって短軸角筒状を呈している。枠体部264Rは、前記枠体部用支持片21Rの後方に配置されている。枠体部264Rの上下壁には、各々一つずつ横揺動孔265Rが穿設されている。枠体部264Rの左右壁には、各々一つずつ縦揺動孔266Rが穿設されている。縦揺動孔266Rには、前記枠体部用支持片21Rの縦揺動軸210Rが挿入されている。枠体部264Rは、縦揺動軸210Rを中心に揺動可能である。枠体部264Rの左壁からは、左方に向かって横フィン揺動用ロッド267Rが突設されている。横フィン揺動用ロッド267Rは、左壁の前記縦揺動孔266Rを覆うように配置されている。また、横フィン揺動用ロッド267Rは、縦揺動孔266Rと略同軸上に配置されている。横フィン揺動用ロッド267Rの先端付近からは、揺動用突起268Rが分岐して突設されている。
半球部260Rは、樹脂製であって入力部269Rと縦フィン揺動用ロッド262Rと揺動用球部263Rとを備えている。入力部269Rは、後方に向かって膨らむ半球板状を呈している。入力部269Rの一部は、前記ベゼル201Rの半球部用開口204Rから、車室内に表出している。入力部269Rの球壁内面からは、上下方向に対向して、一対の横揺動軸261Rが突設されている。横揺動軸261Rは、前記横揺動孔265Rに挿入されている。このため、半球部260Rは、横揺動軸261Rを中心に揺動可能である。縦フィン揺動用ロッド262Rは、丸棒状を呈している。縦フィン揺動用ロッド262Rは、入力部269Rの球壁内面略中央から、前方に向かって突設されている。縦フィン揺動用ロッド262Rは、前記枠体部264Rの枠内を貫通している。また、縦フィン揺動用ロッド262Rは、一対の枠体部用支持片21Rの中央の隙間を貫通している。揺動用球部263Rは、球状を呈しており、縦フィン揺動用ロッド262Rの先端に形成されている。揺動用球部263Rは、前記縦フィン連結部材243Rの収容室247Rに収容されている。
横フィン25Rは、樹脂製であって短冊状を呈している。横フィン25Rは、上下方向に並んで、合計八枚配置されている。各々の横フィン25Rの右端からは、横フィン揺動軸250Rが突設されている。横フィン揺動軸250Rは、リテーナ本体200R右壁の前記横フィン揺動孔233Rに、挿入されている。横フィン25Rの左端からは、横フィン揺動軸251Rが突設されている。横フィン揺動軸251Rは、リテーナ本体200R左壁の前記横フィン揺動溝232Rに、挿入されている。また、横フィン揺動軸251Rの先端は、リテーナ本体200R左壁を貫通している。横フィン25Rは、横フィン揺動軸250R、251Rを中心に、揺動可能である。
横フィン25Rの左方には、横フィン止着片252Rが配置されている。横フィン止着片252Rは、樹脂製であって短い細板状を呈している。横フィン止着片252Rは、横フィン25Rと同数、つまり合計八つ配置されている。各々の横フィン止着片252Rは、止着孔254Rと連結用突起253Rとを備えている。横フィン揺動軸251Rの先端は、この止着孔254Rに挿入され、止着されている。
横フィン止着片252Rの左方には、横フィン連結ロッド255Rが配置されている。横フィン連結ロッド255Rは、樹脂製であって上下方向に延びる細板状を呈している。横フィン連結ロッド255Rには、連結孔256Rが穿設されている。連結孔256Rは、ロッド長手方向に並んで、合計八つ配置されている。連結孔256Rには、前記横フィン止着片252Rの連結用突起253Rが挿入されている。また、横フィン連結ロッド255Rの下端には、小溝状の貫通孔257Rが穿設されている。貫通孔257Rには、前記枠体部264Rの揺動用突起268Rが挿入されている。横フィン連結ロッド255Rの左側には、樹脂製であって扇板状の第二扇ギア42Rが配置されている。前記横フィン揺動用ロッド267Rの先端は、この第二扇ギア42Rの止着孔420Rに、挿入され止着されている。
リテーナ本体200R左壁の第一ボス205Rには、ワイヤ連結ギア41Rが揺動可能に配置されている。ワイヤ連結ギア41Rは、樹脂製であって、後縁にギア歯が形成された変形円板状を呈している。ワイヤ連結ギア41Rの左面からは、釘状のワイヤ止着ピン410R、411Rが突設されている。ワイヤ止着ピン410R、411Rは、第一ボス205Rを挟んで、上下方向に対向して配置されている。上方のワイヤ止着ピン410Rには、前記ワイヤW1が止着されている。下方のワイヤ止着ピン411Rには、前記ワイヤW2が止着されている。
リテーナ本体200R左壁の第二ボス206Rには、前記シャット用ダイヤル3が揺動可能に配置されている。シャット用ダイヤル3は、樹脂製であって円板状を呈している。シャット用ダイヤル3の後縁には、凹凸状の入力部30が形成されている。入力部30は、前記ベゼル201Rのダイヤル用スリット203Rから、車室内に表出している。シャット用ダイヤル3の前縁には、ギア歯が形成されている。また、シャット用ダイヤル3の前上縁からは、丸棒状のリターンピン31が突設されている。リターンピン31は、シャット用ダイヤル3が内蔵するコイルスプリング(図略)により、出方向に付勢されている。また、リターンピン31の先端は、インストルパネル9内部に形成されたガイド壁(図略)に弾接している。
リテーナ本体200R左壁の第三ボス207Rには、第一扇ギア43Rと二段ギア40Rとが揺動可能に配置されている。第一扇ギア43Rおよび二段ギア40Rは、シャット用ダイヤル3と風向調整用操作部26Rとの間において、本発明の「一方向クラッチ部材」に相当する。すなわち、第一扇ギア43Rは、本発明の一方向クラッチ部材の突起側部材に含まれる。二段ギア40Rは、本発明の一方向クラッチ部材の溝側部材に含まれる。第一扇ギア43Rは、樹脂製であって扇板状を呈している。第一扇ギア43Rの左面からは、被ガイド突起430Rが突設されている。第一扇ギア43Rは、前記第二扇ギア42Rと噛合している。
二段ギア40Rは、樹脂製であって大ギア401Rと小ギア400Rとが一体となって形成されている。大ギア401Rは、円板状を呈している。大ギア401Rには、部分円弧状のガイド溝402Rが形成されている。ガイド溝402Rの弧を延長して形成される仮想円の中心は、前記第三ボス207Rの軸心と略一致している。大ギア401Rは、第一扇ギア43Rの左側に配置されている。ガイド溝402R内には、第一扇ギア43Rの被ガイド突起430Rが、相対的に摺接している。大ギア401Rの前縁には、ギア歯が形成されている。大ギア401Rは、前記ワイヤ連結ギア41Rと噛合している。
小ギア400Rは、大ギア401Rの左面に形成されている。小ギア400Rは、大ギア401Rのガイド溝402R内周縁よりも小径の円板状を呈している。小ギア400Rの前縁には、ギア歯が形成されている。小ギア400Rは、前記シャット用ダイヤル3と噛合している。
次に、助手席側サイドレジスタの構成について説明する。図4に、助手席側サイドレジスタの分解斜視図を示す。図5に、助手席側サイドレジスタの合体斜視図を示す。
助手席側サイドレジスタ2Lと運転席側サイドレジスタ2Rとの構成上の相違点は、シャット用ダイヤル3、二段ギア40R、小ギア400R、第二ボス206R、ダイヤル用スリット203Rが、運転席側サイドレジスタ2Rに配置されており、助手席側サイドレジスタ2Lに配置されていない点である。また、ワイヤW1、W2の止着位置が上下反対になっている点である。
助手席側サイドレジスタ2Lを構成する各部材の材質は、運転席側サイドレジスタ2Rを構成する各部材の材質と同様である。また、助手席側サイドレジスタ2Lを構成する各部材の配置は、運転席側サイドレジスタ2Rを構成する各部材の配置と左右方向に対称である。
助手席側サイドレジスタ2Lは、主に、リテーナ20Lと縦フィン24Lと横フィン25Lと風向調整用操作部26Lとを備えている。縦フィン24Lは、本発明の第一フィンに含まれる。横フィン25Lは、本発明の第二フィンに含まれる。
リテーナ20Lは、リテーナ本体200Lとベゼル201Lとを備えている。リテーナ本体200L内部には、通風路234Lが区画されている。リテーナ本体200Lの前方には、空調用ダクトが連結されている。リテーナ本体200Lの右壁からは、第一ボス205Lと第三ボス207Lとが突設されている。リテーナ本体200Lの上壁には、縦フィン揺動孔230Lが合計三つ穿設されている。リテーナ本体200Lの下壁には、縦フィン揺動孔231Lが合計三つ穿設されている。リテーナ本体200Lの下壁下面後端には、枠体部用支持片21Lが形成されている。枠体部用支持片21Lは、左右方向に対称に、合計二つ配置されている。各々の枠体部用支持片21Lの後端からは、縦揺動軸210Lが突設されている。リテーナ本体200Lの右壁後縁には、横フィン揺動溝232Lが、合計八つ形成されている。リテーナ本体200Lの左壁後縁には、横フィン揺動孔233Lが合計八つ形成されている。
ベゼル201Lは、リテーナ本体200Lの後端に、スクリュー(図略)により止着されている。ベゼル201Lには、矩形の吹出口202Lが開設されている。吹出口202Lは、前記通風路234Lと連通している。吹出口202Lの下方には、円形の半球部用開口204Lが開設されている。
縦フィン24Lは、横方向に並んで、合計三枚配置されている。各々の縦フィン24Lの上端からは、縦フィン揺動軸240Lが突設されている。縦フィン揺動軸240Lは、リテーナ本体200L上壁の前記縦フィン揺動孔230Lに、挿入されている。縦フィン24Lの下端からは、縦フィン揺動軸241Lが突設されている。縦フィン揺動軸241Lは、リテーナ本体200L下壁の前記縦フィン揺動孔231Lに、挿入されている。また、縦フィン揺動軸241Lの先端は、リテーナ本体200L下壁を貫通している。縦フィン24Lは、縦フィン揺動軸240L、241Lを中心に、揺動可能である。
縦フィン24Lの下方には、縦フィン止着片242Lが配置されている。縦フィン止着片242Lは、合計三つ配置されている。各々の縦フィン止着片242Lは、止着孔244Lと連結用突起245Lとを備えている。縦フィン揺動軸241Lの先端は、この止着孔244Lに挿入され、止着されている。
縦フィン止着片242Lの下方には、縦フィン連結部材243Lが配置されている。また、縦フィン連結部材243Lは、前記枠体部用支持片21Lの前方に配置されている。縦フィン連結部材243Lの開口内部には、収容室247Lが区画されている。縦フィン連結部材243Lの上面には、連結孔246Lが合計三つ穿設されている。連結孔246Lには、前記縦フィン止着片242Lの連結用突起245Lが挿入されている。
風向調整用操作部26Lは、枠体部264Lと半球部260Lとを備えている。枠体部264Lは、前記枠体部用支持片21Lの後方に配置されている。枠体部264Lの上下壁には、各々一つずつ横揺動孔265Lが穿設されている。枠体部264Lの左右壁には、各々一つずつ縦揺動孔266Lが穿設されている。縦揺動孔266Lには、前記枠体部用支持片21Lの縦揺動軸210Lが挿入されている。枠体部264Lは、縦揺動軸210Lを中心に揺動可能である。枠体部264Lの右壁からは、右方に向かって横フィン揺動用ロッド267Lが突設されている。横フィン揺動用ロッド267Lは、右壁の前記縦揺動孔266Lを覆うように配置されている。また、横フィン揺動用ロッド267Lは、縦揺動孔266Lと略同軸上に配置されている。横フィン揺動用ロッド267Lの先端付近からは、揺動用突起268Lが分岐して突設されている。
半球部260Lは、樹脂製であって入力部269Lと縦フィン揺動用ロッド262Lと揺動用球部263Lとを備えている。入力部269Lの一部は、前記ベゼル201Lの半球部用開口204Lから、車室内に表出している。入力部269Lの球壁内面からは、上下方向に対向して、一対の横揺動軸261Lが突設されている。横揺動軸261Lは、前記横揺動孔265Lに挿入されている。このため、半球部260Lは、横揺動軸261Lを中心に揺動可能である。縦フィン揺動用ロッド262Lは、入力部269Lの球壁内面略中央から、前方に向かって突設されている。縦フィン揺動用ロッド262Lは、前記枠体部264Lの枠内を貫通している。また、縦フィン揺動用ロッド262Lは、一対の枠体部用支持片21Lの中央の隙間を貫通している。揺動用球部263Lは、球状を呈しており、縦フィン揺動用ロッド262Lの先端に形成されている。揺動用球部263Lは、前記縦フィン連結部材243Lの収容室247Lに収容されている。
横フィン25Lは、上下方向に並んで、合計八枚配置されている。各々の横フィン25Lの左端からは、横フィン揺動軸250Lが突設されている。横フィン揺動軸250Lは、リテーナ本体200L左壁の前記横フィン揺動孔233Lに、挿入されている。横フィン25Lの右端からは、横フィン揺動軸251Lが突設されている。横フィン揺動軸251Lは、リテーナ本体200L右壁の前記横フィン揺動溝232Lに、挿入されている。また、横フィン揺動軸251Lの先端は、リテーナ本体200L右壁を貫通している。横フィン25Lは、横フィン揺動軸250L、251Lを中心に、揺動可能である。
横フィン25Lの右方には、横フィン止着片252Lが配置されている。横フィン止着片252Lは、合計八つ配置されている。各々の横フィン止着片252Lは、止着孔254Lと連結用突起253Lとを備えている。横フィン揺動軸251Lの先端は、この止着孔254Lに挿入され、止着されている。
横フィン止着片252Lの右方には、横フィン連結ロッド255Lが配置されている。横フィン連結ロッド255Lには、連結孔256Lが合計八つ穿設されている。連結孔256Lには、前記横フィン止着片252Lの連結用突起253Lが挿入されている。また、横フィン連結ロッド255Lの下端には、小溝状の貫通孔257Lが穿設されている。貫通孔257Lには、前記枠体部264Lの揺動用突起268Lが挿入されている。横フィン連結ロッド255Lの右側には、樹脂製であって扇板状の第二扇ギア42Lが配置されている。前記横フィン揺動用ロッド267Lの先端は、この第二扇ギア42Lの止着孔420Lに、挿入され止着されている。
リテーナ本体200L右壁の第一ボス205Lには、ワイヤ連結ギア41Lが揺動可能に配置されている。ワイヤ連結ギア41Lの右面からは、釘状のワイヤ止着ピン410L、411Lが突設されている。ワイヤ止着ピン410L、411Lは、第一ボス205Lを挟んで、上下方向に対向して配置されている。上方のワイヤ止着ピン410Lには、前記ワイヤW2が止着されている。下方のワイヤ止着ピン411Lには、前記ワイヤW1が止着されている。すなわち、前出図1に示すように、ワイヤW1、W2は、インストルパネル9内部において、たすき掛け状に交差している。
リテーナ本体200L右壁の第三ボス207Lには、第一扇ギア43Lと大ギア401Lとが揺動可能に配置されている。第一扇ギア43Lおよび大ギア401Lは、シャット用ダイヤル3と風向調整用操作部26Lとの間において、本発明の「一方向クラッチ部材」に相当する。すなわち、第一扇ギア43Lは、本発明の一方向クラッチ部材の突起側部材に含まれる。大ギア401Lは、本発明の一方向クラッチ部材の溝側部材に含まれる。第一扇ギア43Lの右面からは、被ガイド突起430Lが突設されている。第一扇ギア43Lは、前記第二扇ギア42Lと噛合している。
大ギア401Lは、樹脂製であって円板状を呈している。大ギア401Lには、部分円弧状のガイド溝402Lが形成されている。ガイド溝402Lの弧を延長して形成される仮想円の中心は、前記第三ボス207Lの軸心と略一致している。大ギア401Lは、第一扇ギア43Lの右側に配置されている。ガイド溝402L内には、第一扇ギア43Lの被ガイド突起430Lが、相対的に摺接している。大ギア401Lの前縁には、ギア歯が形成されている。大ギア401Lは、前記ワイヤ連結ギア41Lと噛合している。
上述したように、シャット用ダイヤル3と、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lと、の間においては、第一扇ギア43Lと大ギア401Lとにより、本発明の「一方向クラッチ部材」が構成されている。
また、シャット用ダイヤル3と、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lと、の間においては、二段ギア40R、ワイヤ連結ギア41R、ワイヤW1、W2、ワイヤ連結ギア41L、大ギア401L、第一扇ギア43L、第二扇ギア42Lの各部材により、本発明の「一方向操作力伝達部」が構成されている。
並びに、上述したように、シャット用ダイヤル3と、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rと、の間においては、第一扇ギア43Rと二段ギア40Rとにより、本発明の「一方向クラッチ部材」が構成されている。
また、シャット用ダイヤル3と、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rと、の間においては、二段ギア40R、第一扇ギア43R、第二扇ギア42Rの各部材により、本発明の「一方向操作力伝達部」が構成されている。つまり、二段ギア40Rは、二経路の「一方向操作力伝達部」兼用の部材である。
次に、本実施形態の操作機構の縦フィンによる風向調整時の動きについて説明する。風向調整時の縦フィンの動きは、運転席側サイドレジスタ2R、助手席側サイドレジスタ2Lにおいて同様である。したがって、ここでは、代表して運転席側サイドレジスタ2Rの縦フィンの動きについてのみ説明する。
図6に、運転席側サイドレジスタの縦フィンの基準位置(左右方向略中央位置)における上方透過模式図を示す。図7に、運転席側サイドレジスタの縦フィンの左揺動位置における上方透過模式図を示す。図8に、運転席側サイドレジスタの縦フィンの右揺動位置における上方透過模式図を示す。なお、これらの図においては、縦フィンの動きに関係のない部材を省略している。
まず、基準位置(図6)から左揺動位置(図7)に切り替える場合について説明する。図6において、操作者が、入力部269Rに左方向に操作力を加えると、半球部260Rは、横揺動軸261Rを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。このため、揺動用球部263Rは、右方向に移動する。揺動用球部263Rは、縦フィン連結部材243Rの収容室247Rに収容されている。また、縦フィン連結部材243Rには、縦フィン止着片242Rの連結用突起245Rが挿入されている。このため、縦フィン止着片242Rは、縦フィン揺動軸241Rを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。したがって、縦フィン止着片242Rに止着されている縦フィン24Rも、紙面時計回り方向に揺動する。揺動により、縦フィン24Rの縦フィン揺動軸241Rを挟んだ後部は、図7に示すように、左方向を向く。このようにして、空調用空気の風向が中央から左方向に調整される。
次いで、基準位置(図6)から右揺動位置(図8)に切り替える場合について説明する。図6において、操作者が、入力部269Rに右方向に操作力を加えると、半球部260Rは、横揺動軸261Rを中心に、紙面反時計回り方向に揺動する。このため、揺動用球部263Rは、左方向に移動する。揺動用球部263Rは、縦フィン連結部材243Rの収容室247Rに収容されている。また、縦フィン連結部材243Rには、縦フィン止着片242Rの連結用突起245Rが挿入されている。このため、縦フィン止着片242Rは、縦フィン揺動軸241Rを中心に、紙面反時計回り方向に揺動する。したがって、縦フィン止着片242Rに止着されている縦フィン24Rも、紙面反時計回り方向に揺動する。揺動により、縦フィン24Rの縦フィン揺動軸241Rを挟んだ後部は、図8に示すように、右方向を向く。このようにして、空調用空気の風向が中央から右方向に調整される。
次に、本実施形態の操作機構の横フィンによる風向調整時の動きについて説明する。風向調整時の横フィンの動きは、運転席側サイドレジスタ2R、助手席側サイドレジスタ2Lにおいて同様である。したがって、ここでは、代表して運転席側サイドレジスタ2Rの横フィンの動きについてのみ説明する。
図9に、運転席側サイドレジスタの横フィンの基準位置(上下方向略中央位置)における左側方透過模式図を示す。図10に、運転席側サイドレジスタの横フィンの上揺動位置における左側方透過模式図を示す。図11に、運転席側サイドレジスタの横フィンの下揺動位置における左側方透過模式図を示す。なお、説明の便宜上、第一扇ギア43R、第二扇ギア42R、横フィン連結ロッド255Rに、点線ハッチングを施す。また、これらの図においては、横フィンの動きに関係のない部材を省略している。
まず、基準位置(図9)から上揺動位置(図10)に切り替える場合について説明する。図9において、操作者が、入力部269Rに上方向に操作力を加えると、半球部260Rおよび枠体部264Rは、縦揺動軸210Rを中心に、紙面反時計回り方向に揺動する。前述したように、枠体部264Rは、縦揺動軸210Rに対して略同軸上に配置された横フィン揺動用ロッド267Rを備えている。また、横フィン揺動用ロッド267Rには、揺動用突起268Rが分岐して突設されている。このため、半球部260Rが縦揺動軸210Rを中心に紙面反時計回り方向に揺動すると、揺動用突起268Rも横フィン揺動用ロッド267Rを中心に紙面反時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン連結ロッド255Rは、下方に引き込まれる。
横フィン連結ロッド255Rには、横フィン止着片252Rの連結用突起253Rが挿入されている。このため、横フィン止着片252Rは、横フィン揺動軸251Rを中心に、紙面反時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン止着片252Rに止着されている横フィン25Rも、紙面反時計回り方向に揺動する。揺動により、横フィン25Rは、図10に示すように、上方向を向く。このようにして、空調用空気の風向が中央から上方向に調整される。
なお、前述したように、横フィン揺動用ロッド267R先端には、第二扇ギア42Rが止着されている。横フィン揺動用ロッド267Rが紙面反時計回り方向に揺動すると、第二扇ギア42Rも紙面反時計回り方向に揺動する。前述したように、第二扇ギア42Rと第一扇ギア43Rとは噛合している。このため、第一扇ギア43Rは、紙面時計回り方向に揺動する。第一扇ギア43Rが紙面時計回り方向に揺動すると、被ガイド突起430Rはガイド溝402R内を紙面時計回り方向に移動する。しかしながら、被ガイド突起430Rは、ガイド溝402Rの紙面時計回り方向の溝端まで到達しない。つまり、ガイド溝402R内における被ガイド突起430Rの可動域(図9の基準位置において被ガイド突起430Rからガイド溝402R溝端までの区域)の範囲内で、第一扇ギア43Rは揺動する。このため、第一扇ギア43Rに大ギア401R(二段ギア40R)が連動することはない。
次いで、基準位置(図9)から下揺動位置(図11)に切り替える場合について説明する。図9において、操作者が、入力部269Rに下方向に操作力を加えると、半球部260Rおよび枠体部264Rは、縦揺動軸210Rを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。前述したように、枠体部264Rは、縦揺動軸210Rに対して略同軸上に配置された横フィン揺動用ロッド267Rを備えている。また、横フィン揺動用ロッド267Rには、揺動用突起268Rが分岐して突設されている。このため、半球部260Rが縦揺動軸210Rを中心に紙面時計回り方向に揺動すると、揺動用突起268Rも横フィン揺動用ロッド267Rを中心に紙面時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン連結ロッド255Rは、上方に押し上げられる。
横フィン連結ロッド255Rには、横フィン止着片252Rの連結用突起253Rが挿入されている。このため、横フィン止着片252Rは、横フィン揺動軸251Rを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン止着片252Rに止着されている横フィン25Rも、紙面時計回り方向に揺動する。揺動により、横フィン25Rは、図11に示すように、下方向を向く。このようにして、空調用空気の風向が中央から下方向に調整される。
なお、前述したように、横フィン揺動用ロッド267R先端には、第二扇ギア42Rが止着されている。横フィン揺動用ロッド267Rが紙面時計回り方向に揺動すると、第二扇ギア42Rも紙面時計回り方向に揺動する。前述したように、第二扇ギア42Rと第一扇ギア43Rとは噛合している。このため、第一扇ギア43Rは、紙面反時計回り方向に揺動する。第一扇ギア43Rが紙面反時計回り方向に揺動すると、被ガイド突起430Rはガイド溝402R内を紙面反時計回り方向に移動する。しかしながら、被ガイド突起430Rは、ガイド溝402Rの紙面反時計回り方向の溝端まで到達しない。つまり、ガイド溝402R内における被ガイド突起430Rの可動域(図9の基準位置において被ガイド突起430Rからガイド溝402R溝端までの区域)の範囲内で、第一扇ギア43Rは揺動する。このため、第一扇ギア43Rに大ギア401R(二段ギア40R)が連動することはない。
次に、本実施形態の操作機構の風向調整用操作部によるシャット時の動きについて説明する。図12に、運転席側サイドレジスタの横フィンのシャット位置における左側方透過模式図を示す。なお、説明の便宜上、第一扇ギア43R、第二扇ギア42R、横フィン連結ロッド255Rに、点線ハッチングを施す。また、図においては、横フィンの動きに関係のない部材を省略している。
下揺動位置(図11)において、さらに操作者が、入力部269Rに下方向に操作力を加えると、半球部260Rおよび枠体部264Rは、縦揺動軸210Rを中心に、さらに紙面時計回り方向に揺動する。このため、揺動用突起268Rも横フィン揺動用ロッド267Rを中心に、さらに紙面時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン連結ロッド255Rは、さらに上方に押し上げられる。この押し上げにより、横フィン止着片252Rおよび横フィン25Rは、横フィン揺動軸251Rを中心に、さらに紙面時計回り方向に揺動する。最終的には、図12に示すように、八枚の横フィン25Rが協動して、吹出口202Rを閉塞する。このようにして、吹出口202Rがシャットされる。
なお、横フィン揺動用ロッド267Rが紙面時計回り方向に揺動すると、第二扇ギア42Rも紙面時計回り方向に揺動する。このため、第一扇ギア43Rは、紙面反時計回り方向に揺動する。第一扇ギア43Rが紙面反時計回り方向に揺動すると、被ガイド突起430Rはガイド溝402R内を紙面反時計回り方向に移動する。しかしながら、被ガイド突起430Rは、ガイド溝402Rの紙面反時計回り方向の溝端に当接しない。つまり、ガイド溝402R内における被ガイド突起430Rの可動域(図9の基準位置において被ガイド突起430Rからガイド溝402R溝端までの区域)の範囲内で、第一扇ギア43Rは揺動する。このため、第一扇ギア43Rに大ギア401R(二段ギア40R)が連動することはない。
次に、本実施形態の操作機構のシャット用ダイヤルによるシャット時の動きについて説明する。図13に、運転席側サイドレジスタのガイド溝が被ガイド突起に当接した状態の左側方透過模式図を示す。図14に、助手席側サイドレジスタのガイド溝が被ガイド突起に当接した状態の右側方透過模式図を示す(図13に対応)。図15に、運転席側サイドレジスタのシャット直後における左側方透過模式図を示す。図16に、助手席側サイドレジスタのシャット直後における右側方透過模式図を示す(図15に対応)。図17に、運転席側サイドレジスタのシャット用ダイヤルリターン後における左側方透過模式図を示す。図18に、助手席側サイドレジスタのシャット用ダイヤルリターン後における右側方透過模式図を示す(図17に対応)。
前出図9の基準位置において、操作者が、入力部30に下方向に操作力を加えると、シャット用ダイヤル3は、第二ボス206Rを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。前述したように、シャット用ダイヤル3と二段ギア40Rの小ギア400Rとは、噛合している。このため、二段ギア40Rは、紙面反時計回り方向に揺動する。二段ギア40Rが紙面反時計回り方向に揺動すると、大ギア401Rのガイド溝402Rも紙面反時計回り方向に移動する。そして、図13に示すように、ガイド溝402Rの紙面時計回り方向の溝端が、被ガイド突起430Rに当接する。すなわち、図13に示すのは、ガイド溝402R内における被ガイド突起430Rの可動域限界まで、二段ギア40Rが揺動した状態である。
なお、前述したように、シャット用ダイヤル3には、コイルスプリング310内蔵のリターンピン31が配置されている。コイルスプリング310の付勢力により、リターンピン31は、インストルメントパネル9内部に配置されたガイド壁90に弾接している。シャット用ダイヤル3が紙面時計回り方向に揺動すると、リターンピン31は、ガイド壁90に沿って後方に移動する。
前述したように、大ギア401Rは、ワイヤ連結ギア41Rに噛合している。このため、大ギア401Rが紙面反時計回り方向に揺動すると、ワイヤ連結ギア41Rは、第一ボス205Rを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。この揺動により、ワイヤW1に、ワイヤ連結ギア41R方向の引張力が加わる。ワイヤW1に引張力が加わると、図14に示すように、助手席側サイドレジスタ2Lのワイヤ連結ギア41Lのワイヤ止着ピン411Lは、前方に引っ張られる。このため、ワイヤ連結ギア41Lは、第一ボス205Lを中心に、紙面反時計回り方向に揺動する。ワイヤ連結ギア41Lと大ギア401Lとは噛合している。このため、大ギア401Lは、第三ボス207Lを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。したがって、大ギア401Lのガイド溝402Lも紙面時計回り方向に移動する。そして、ガイド溝402Lの紙面反時計回り方向の溝端が、被ガイド突起430Lに当接する。すなわち、図14に示すのは、ガイド溝402L内における被ガイド突起430Lの可動域限界まで、大ギア401Lが揺動した状態である。
前出図13の状態から、操作者が、さらに、入力部30に下方向に操作力を加えると、ガイド溝402Rの紙面時計回り方向の溝端が被ガイド突起430Rを押圧する。このため、二段ギア40Rに連動して第一扇ギア43Rも紙面反時計回り方向に揺動する。第一扇ギア43Rと第二扇ギア42Rとは噛合している。また、第二扇ギア42Rは、横フィン揺動用ロッド267Rに止着されている。このため、第二扇ギア42Rおよび横フィン揺動用ロッド267R(すなわち枠体部264R)は、紙面時計回り方向に揺動する。ところで、横フィン揺動用ロッド267Rには、揺動用突起268Rが分岐して配置されている。このため、揺動用突起268Rも、紙面時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン連結ロッド255Rは、上方に押し上げられる。
横フィン連結ロッド255Rには、横フィン止着片252Rの連結用突起253Rが挿入されている。このため、横フィン止着片252Rは、横フィン揺動軸251Rを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン止着片252Rに止着されている横フィン25Rも、紙面時計回り方向に揺動する。揺動により、八枚の横フィン25Rは、図15に示すように、吹出口202Rを閉塞する。このようにして、吹出口202Rがシャットされる。
なお、前出図13の状態から、シャット用ダイヤル3が紙面時計回り方向にさらに揺動したことにより、図15に示すように、リターンピン31はガイド壁90に沿ってさらに後方に移動する。
また、前出図13の状態から、さらに大ギア401Rが紙面反時計回り方向に揺動すると、ワイヤ連結ギア41Rは、第一ボス205Rを中心に、さらに紙面時計回り方向に揺動する。この揺動により、ワイヤW1に、ワイヤ連結ギア41R方向の引張力が加わる。ワイヤW1に引張力が加わると、前出図14に示すように、助手席側サイドレジスタ2Lのワイヤ連結ギア41Lのワイヤ止着ピン411Lは、前方に引っ張られる。このため、ワイヤ連結ギア41Lは、第一ボス205Lを中心に、さらに紙面反時計回り方向に揺動する。このため、大ギア401Lは、第三ボス207Lを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。ここで、大ギア401Lのガイド溝402Lの紙面反時計回り方向の溝端は、既に被ガイド突起430Lに当接している。この当接部を介して、大ギア401Lから第一扇ギア43Lに押圧力が加えられる。したがって、大ギア401Lに連動して、第一扇ギア43Lも紙面時計回り方向に揺動する。第一扇ギア43Lと第二扇ギア42Lとは噛合している。また、第二扇ギア42Lは、横フィン揺動用ロッド267Lに止着されている。このため、第二扇ギア42Lおよび横フィン揺動用ロッド267L(すなわち枠体部264L)は、紙面反時計回り方向に揺動する。ところで、横フィン揺動用ロッド267Lには、揺動用突起268Lが分岐して配置されている。このため、揺動用突起268Lも、紙面反時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン連結ロッド255Lは、上方に押し上げられる。
横フィン連結ロッド255Lには、横フィン止着片252Lの連結用突起253Lが挿入されている。このため、横フィン止着片252Lは、横フィン揺動軸251Lを中心に、紙面反時計回り方向に揺動する。したがって、横フィン止着片252Lに止着されている横フィン25Lも、紙面反時計回り方向に揺動する。揺動により、八枚の横フィン25Lは、図16に示すように、吹出口202Lを閉塞する。このようにして、吹出口202Lがシャットされる。
図15に戻って、ガイド壁90は、逆L字状を呈している。また、ガイド壁90に対して、リターンピン31は、斜めに弾接している。このため、図15の状態において、操作者が入力部30から手を離すと、コイルスプリング310の付勢力により、リターンピン31がガイド壁90のL字屈曲部に向かって摺動する。したがって、シャット用ダイヤル3は紙面反時計回り方向に揺動する。シャット用ダイヤル3と小ギア400Rとは噛合している。このため、二段ギア40Rは紙面時計回り方向に揺動する。この揺動は、リターンピン31がガイド壁90のL字屈曲部に収まることにより、停止する。二段ギア40Rの揺動により、図17に示すように、ガイド溝402Rは、被ガイド突起430Rが紙面反時計回り方向の溝端に来る位置まで、揺動する。このため、前出図12に示す風向調整用操作部によるシャット位置と同じ状態になる。この状態から、操作者は、風向調整用操作部を介した操作により、横フィン25Rを、単独で揺動させることができる。また、操作者は、シャット用ダイヤル3を介した操作により、後述する横フィン25Lと共に横フィン25Rを揺動させることもできる。
また、大ギア401Rとワイヤ連結ギア41Rとは噛合している。このため、前出図15の状態から、シャット用ダイヤル3が紙面反時計回り方向に揺動すると、つまり二段ギア40Rが紙面時計回り方向に揺動すると、ワイヤ連結ギア41Rは紙面反時計回り方向に揺動する。この揺動により、ワイヤW2に、ワイヤ連結ギア41R方向の引張力が加わる。ワイヤW2に引張力が加わると、図18に示すように、助手席側サイドレジスタ2Lのワイヤ連結ギア41Lのワイヤ止着ピン410Lは、前方に引っ張られる。このため、ワイヤ連結ギア41Lは、第一ボス205Lを中心に、紙面時計回り方向に揺動する。このため、大ギア401Lは、第三ボス207Lを中心に、紙面反時計回り方向に揺動する。前述したように、この揺動は、前出図17に示すように、リターンピン31がガイド壁90のL字屈曲部に収まることにより、停止する。図18に戻って、大ギア401Lの揺動により、ガイド溝402Lは、被ガイド突起430Lが紙面時計回り方向の溝端に来る位置まで、揺動する。このため、前出図12に示す風向調整用操作部によるシャット位置と左右対称状態になる。この状態から、操作者は、風向調整用操作部を介した操作により、横フィン25Lを、単独で揺動させることができる。また、操作者は、シャット用ダイヤル3を介した操作により、横フィン25Rと共に横フィン25Lを揺動させることもできる。
次に、本実施形態の操作機構の作用効果について説明する。本実施形態の操作機構1は、風向調整用操作部26R、26Lとシャット用ダイヤル3とを備えている。風向調整用操作部26Rとシャット用ダイヤル3により、運転席側サイドレジスタ2Rの横フィン25Rを操作することができる。また、風向調整用操作部26Lとシャット用ダイヤル3により、助手席側サイドレジスタ2Lの横フィン25Lを操作することができる。すなわち、各横フィンごとに、二つの操作部が用意されている。このため操作性に優れている。
また、本実施形態の操作機構1によると、運転席側サイドレジスタ2Rの横フィン25R、および助手席側サイドレジスタ2Lの横フィン25Lを、同じシャット用ダイヤル3により操作することができる。この点においても、操作性に優れている。
また、本実施形態の操作機構1によると、運転者が容易に操作できる運転席側サイドレジスタ2Rに、シャット用ダイヤル3が配置されている。このため、比較的簡単に、運転席の運転者が助手席側サイドレジスタ2Lの横フィン25Lを操作することができる。
また、本実施形態の操作機構1の場合、シャット用ダイヤル3で助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lを操作することにより、助手席側サイドレジスタ2Lの横フィン25Lを操作している。言い換えると、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lから横フィン25Lまでの操作力伝達経路を、シャット用ダイヤル3と助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lとで兼用している。したがって、シャット用ダイヤル3と助手席側サイドレジスタ2Lの横フィン25Lとの間に独立した操作力伝達経路を設ける場合と比較して、部品点数が少なくて済む。また、操作機構1全体の構造を単純化できる。
また、助手席の乗員が、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lを操作する場合、ガイド溝402L内における被ガイド突起430Lの可動域の範囲内で、第一扇ギア43Lは揺動する。このため、第一扇ギア43Lに大ギア401Lが連動することはない。このように、一方向クラッチ部材(大ギア401Lおよび第一扇ギア43L)は、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lからシャット用ダイヤル3に向かう方向の操作力の伝達を禁止している。このため、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lを操作しても、シャット用ダイヤル3が動くおそれがない。
また、本実施形態の操作機構1の場合、シャット用ダイヤル3で運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rを操作することにより、運転席側サイドレジスタ2Rの横フィン25Rを操作している。言い換えると、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rから横フィン25Rまでの操作力伝達経路を、シャット用ダイヤル3と運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rとで兼用している。したがって、シャット用ダイヤル3と運転席側サイドレジスタ2Rの横フィン25Rとの間に独立した操作力伝達経路を設ける場合と比較して、部品点数が少なくて済む。また、操作機構1全体の構造を単純化できる。
また、運転者が、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rを操作する場合、ガイド溝402R内における被ガイド突起430Rの可動域の範囲内で、第一扇ギア43Rは揺動する。このため、第一扇ギア43Rに大ギア401Rが連動することはない。このように、一方向クラッチ部材(二段ギア40Rおよび第一扇ギア43R)は、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rからシャット用ダイヤル3に向かう方向の操作力の伝達を禁止している。このため、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rを操作しても、シャット用ダイヤル3が動くおそれがない。
加えて、上述したように、一方向クラッチ部材により、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lからシャット用ダイヤル3への操作力の伝達は禁止される。並びに、一方向クラッチ部材により、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rからシャット用ダイヤル3への操作力の伝達は禁止される。このため、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lと、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rと、の間において、双方向に操作力の伝達が禁止される。したがって、助手席の乗員が助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lを操作することにより、運転席側サイドレジスタ2Rにおいて空調用空気の風向が変わるおそれがない。同様に、運転者が運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rを操作することにより、助手席側サイドレジスタ2Lにおいて空調用空気の風向が変わるおそれがない。
このように、本実施形態の操作機構1によると、シャット時においてはシャット用ダイヤル3により運転席側サイドレジスタ2Rと助手席側サイドレジスタ2Lとを同時にシャット操作できる反面、風向調整時においては風向調整用操作部26R、26Lにより運転席側サイドレジスタ2Rと助手席側サイドレジスタ2Lとを別個独立に操作することができる。この点においても、本実施形態の操作機構1は操作性に優れている。
また、本実施形態の操作機構1によると、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rを操作すると、被ガイド突起430Rはガイド溝402R内を相対的に摺動する。並びに、シャット用ダイヤル3を操作しても、被ガイド突起430Rはガイド溝402R内を相対的に摺動する。しかしながら、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rを操作する場合の方が、シャット用ダイヤル3を操作する場合よりも、被ガイド突起430Rの摺動距離が短い。
すなわち、運転席側サイドレジスタ2Rの風向調整用操作部26Rを操作する場合、ガイド溝402Rにおける被ガイド突起430Rの可動域の範囲内で、二段ギア40Rと第一扇ギア43Rとが相対的に揺動する。このため、二段ギア40Rと第一扇ギア43Rとの間で操作力の伝達は行われない。
これに対して、シャット用ダイヤル3を操作する場合、ガイド溝402Rにおける被ガイド突起430Rの可動域の範囲を超えて、二段ギア40Rと第一扇ギア43Rとが相対的に揺動する。このため、ガイド溝402Rの溝端と被ガイド突起430Rとが当接する。したがって、この当接部位を介して、二段ギア40Rと第一扇ギア43Rとの間で操作力の伝達が行われる。このように、本実施形態の一方向クラッチ部材(二段ギア40Rと第一扇ギア43R)の構造は、比較的単純である。したがって、動作信頼性が高い。
並びに、本実施形態の操作機構1によると、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lを操作すると、被ガイド突起430Lはガイド溝402L内を相対的に摺動する。並びに、シャット用ダイヤル3を操作しても、被ガイド突起430Lはガイド溝402L内を相対的に摺動する。しかしながら、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lを操作する場合の方が、シャット用ダイヤル3を操作する場合よりも、被ガイド突起430Lの摺動距離が短い。
すなわち、助手席側サイドレジスタ2Lの風向調整用操作部26Lを操作する場合、ガイド溝402Lにおける被ガイド突起430Lの可動域の範囲内で、大ギア401Lと第一扇ギア43Lとが相対的に揺動する。このため、大ギア401Lと第一扇ギア43Lとの間で操作力の伝達は行われない。
これに対して、シャット用ダイヤル3を操作する場合、ガイド溝402Lにおける被ガイド突起430Lの可動域の範囲を超えて、大ギア401Lと第一扇ギア43Lとが相対的に揺動する。このため、ガイド溝402Lの溝端と被ガイド突起430Lとが当接する。したがって、この当接部位を介して、大ギア401Lと第一扇ギア43Lとの間で操作力の伝達が行われる。このように、本実施形態の一方向クラッチ部材(大ギア401Lと第一扇ギア43L)の構造は、比較的単純である。したがって、動作信頼性が高い。
また、本実施形態の操作機構1は、機械的動作のみで上述の風向調整操作、シャット操作を行っている。すなわち、モータ、ソレノイド−プランジャなどの電気的アクチュエータを用いていない。このため、動作信頼性が高い。
また、本実施形態の操作機構1の風向調整用操作部26R、26Lは、横フィン25R、25Lのみならず、縦フィン24R、24Lをも操作可能である。このため、操作性に優れている。また、ベゼル201R、201Lに占める風向調整用操作部26R、26Lのためのスペースが小さくて済む。このため、空調用空気の吹出口202R、202Rの開口面積を、比較的大きくすることができる。
また、本実施形態の操作機構1は、揺動用球部263R、263Lを縦フィン連結部材243R、243Lの収容室247R、247L内に摺接させることにより、横フィン25R、25Lの角度に依らず、風向調整用操作部26R、26Lに縦フィン24R、24Lを連動させている。このため、風向調整用操作部26R、26Lと縦フィン24R、24Lとの連動用に高価なボールジョイントを用いる場合と比較して、同等の機能を低コストに確保することができる。
以上、本発明の空調用レジスタの操作機構1の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、上記実施形態においては、空調用レジスタとして運転席側サイドレジスタ2R、助手席側サイドレジスタ2Lを用いたが、例えばインストルメントパネル9略中央のセンターレジスタ、後部座席用のレジスタを用いてもよい。
また、三つ以上の空調用レジスタを配置してもよい。この場合、ワイヤW1、W2により、各空調用レジスタのワイヤ連結ギアを直列に繋いでもよい。あるいは、任意の空調用レジスタのワイヤ連結ギアに対して、他の空調用レジスタのワイヤ連結ギアを蛸足配線状に繋いでもよい。この場合、任意の空調用レジスタのワイヤ連結ギアは、連結数の分だけ複数並置してもよい。
また、ワイヤW1、W2は、他の操作力伝達部材に変更してもよい。例えば、ベルト、チェーンに変更してもよい。また、引っ張り方向のみならず押し出し方向にも操作力伝達可能な可撓性部材に変更してもよい。こうすると、単一の可撓性部材で操作力の伝達を行うことができる。
また、ワイヤW1、W2の配線経路は特に限定しない。例えば、空調用ダクト内に配線してもよい。こうすると、各部品が密集するインストルメントパネル9内部にワイヤW1、W2を配線する場合と比較して、配線スペースを確保しやすい。また、空調用ダクトは、必ずレジスタ同士をつないでいる。このため、配線作業が容易である。
また、上記実施形態におけるガイド溝402Rと被ガイド突起430Rとの配置は逆であってもよい。つまり、大ギア401Rに被ガイド突起430Rを配置し、第一扇ギア43Rにガイド溝402Rを配置してもよい(図2参照)。
同様に、上記実施形態におけるガイド溝402Lと被ガイド突起430Lとの配置は逆であってもよい。つまり、大ギア401Lに被ガイド突起430Lを配置し、第一扇ギア43Lにガイド溝402Lを配置してもよい(図4参照)。
また、上記実施形態においては、横フィン25Rにより吹出口202Rをシャットしたが、縦フィン24Rと横フィン25Rとの配置を前後逆にして、縦フィン24Rにより吹出口202Rをシャットしてもよい。同様に、縦フィン24Lにより吹出口202Lをシャットしてもよい。また、吹出口202R、202Lではなく、通風路234R、234Lを、縦横いずれかのフィンによりシャットしてもよい。
また、上記実施形態においては、球状の入力部269R、269Lを持つ風向調整用操作部26R、26Lを用いたが、例えばレバー状の風向調整用操作部を用いてもよい。また、フィンに環装するスライドノブタイプの風向調整用操作部を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、風向調整用操作部26Rにより、縦フィン24R、横フィン25Rを共に操作可能としたが、横フィン25Rのみ風向調整用操作部26Rで操作し、縦フィン24Rは別の操作部で操作してもよい。同様に、上記実施形態においては、風向調整用操作部26Lにより、縦フィン24L、横フィン25Lを共に操作可能としたが、横フィン25Lのみ風向調整用操作部26Lで操作し、縦フィン24Lは別の操作部で操作してもよい。つまり、風向調整用操作部26R、26Lは、少なくとも横フィン25R、25Lが操作できればよい。
また、上記実施形態においては、シャット用操作部としてシャット用ダイヤル3を配置したが、ダイヤル状のみならず球状、レバー状、ノブ状のシャット用操作部を配置してもよい。
また、上記実施形態においては、シャット用ダイヤル3を運転席側サイドレジスタ2Rに配置したが、例えばインストルメントパネル9、センターコンソール、ドアトリムなどレジスタ以外の部位に配置してもよい。
また、上記実施形態においては、二段ギア40Rと第一扇ギア43R、大ギア401Lと第一扇ギア43Lにより、一方向クラッチ部材を構成した。しかしながら、一方向クラッチ部材の構成は特に限定しない。
また、シャット時のみならず、風向調整時にシャット用ダイヤル3を用いてもよい。こうすると、運転席側サイドレジスタ2Rの上下方向風向と、助手席側サイドレジスタ2Lの上下方向風向とを、同時に調整することができる。また、縦フィン24R、24L、横フィン25R、25Lの枚数は、勿論限定しない。また、本発明の操作機構は、車両用の空調装置のみならず、他の乗物用、あるいは家屋用の空調装置に採用することも可能である。
本発明の空調用レジスタの操作機構の一実施形態となる操作機構の配置図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの分解斜視図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの合体斜視図である。 同操作機構の助手席側サイドレジスタの分解斜視図である。 同操作機構の助手席側サイドレジスタの合体斜視図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの縦フィン基準位置における上方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの縦フィン左揺動位置における上方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの縦フィン右揺動位置における上方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの横フィン基準位置における左側方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの横フィン上揺動位置における左側方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの横フィン下揺動位置における左側方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタの横フィンシャット位置における左側方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタのガイド溝が被ガイド突起に当接した状態の左側方透過模式図である。 同操作機構の助手席側サイドレジスタのガイド溝が被ガイド突起に当接した状態の右側方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタのシャット直後における左側方透過模式図である。 同操作機構の助手席側サイドレジスタのシャット直後における右側方透過模式図である。 同操作機構の運転席側サイドレジスタのシャット用ダイヤルリターン後における左側方透過模式図である。 同操作機構の助手席側サイドレジスタのシャット用ダイヤルリターン後における右側方透過模式図である。
符号の説明
1:空調用レジスタの操作機構。
2R:運転席側サイドレジスタ、20R:リテーナ、200R:リテーナ本体、201R:ベゼル、202R:吹出口、203R:ダイヤル用スリット、204R:半球部用開口、205R:第一ボス、206R:第二ボス、207R:第三ボス、21R:枠体部用支持片、210R:縦揺動軸、230R:縦フィン揺動孔、231R:縦フィン揺動孔、232R:横フィン揺動溝、233R:横フィン揺動孔、234R:通風路、24R:縦フィン(第一フィン)、240R:縦フィン揺動軸、241R:縦フィン揺動軸、242R:縦フィン止着片、243R:縦フィン連結部材、244R:止着孔、245R:連結用突起、246R:連結孔、247R:収容室、25R:横フィン(第二フィン)、250R:横フィン揺動軸、251R:横フィン揺動軸、252R:横フィン止着片、253R:連結用突起、254R:止着孔、255R:横フィン連結ロッド、256R:連結孔、257R:貫通孔、26R:風向調整用操作部、260R:半球部、261R:横揺動軸、262R:縦フィン揺動用ロッド、263R:揺動用球部、264R:枠体部、265R:横揺動孔、266R:縦揺動孔、267R:横フィン揺動用ロッド、268R:揺動用突起、269R:入力部、40R:二段ギア(溝側部材)、400R:小ギア、401R:大ギア、402R:ガイド溝、41R:ワイヤ連結ギア、410R:ワイヤ止着ピン、411R:ワイヤ止着ピン、42R:第二扇ギア、420R:止着孔、43R:第一扇ギア(突起側部材)、430R:被ガイド突起。
2L:助手席側サイドレジスタ、20L:リテーナ、200L:リテーナ本体、201L:ベゼル、202L:吹出口、204L:半球部用開口、205L:第一ボス、207L:第三ボス、21L:枠体部用支持片、210L:縦揺動軸、230L:縦フィン揺動孔、231L:縦フィン揺動孔、232L:横フィン揺動溝、233L:横フィン揺動孔、234L:通風路、24L:縦フィン(第一フィン)、240L:縦フィン揺動軸、241L:縦フィン揺動軸、242L:縦フィン止着片、243L:縦フィン連結部材、244L:止着孔、245L:連結用突起、246L:連結孔、247L:収容室、25L:横フィン(第二フィン)、250L:横フィン揺動軸、251L:横フィン揺動軸、252L:横フィン止着片、253L:連結用突起、254L:止着孔、255L:横フィン連結ロッド、256L:連結孔、257L:貫通孔、26L:風向調整用操作部、260L:半球部、261L:横揺動軸、262L:縦フィン揺動用ロッド、263L:揺動用球部、264L:枠体部、265L:横揺動孔、266L:縦揺動孔、267L:横フィン揺動用ロッド、268L:揺動用突起、269L:入力部、401L:大ギア(溝側部材)、402L:ガイド溝、41L:ワイヤ連結ギア、410L:ワイヤ止着ピン、411L:ワイヤ止着ピン、42L:第二扇ギア、420L:止着孔、43L:第一扇ギア(突起側部材)、430L:被ガイド突起。
3:シャット用ダイヤル(シャット用操作部)、30:入力部、31:リターンピン、310:コイルスプリング。
9:インストルメントパネル、90:ガイド壁。
W1:ワイヤ、W2:ワイヤ。

Claims (2)

  1. 空調用空気が通過する通風路と該通風路に連通し該空調用空気を室内に吹き出す吹出口とを持つリテーナと、該リテーナ内部に揺動可能に枢支され該空調用空気の風向を調整可能な第一フィンと、該リテーナ内部において該第一フィンと交差する方向に揺動可能に枢支され該空調用空気の風向を調整可能であるとともに該通風路または該吹出口をシャット可能な第二フィンと、該第一フィンおよび該第二フィンのうち少なくとも該第二フィンを操作可能な風向調整用操作部と、を持つ複数の空調用レジスタと、
    該風向調整用操作部に独立して配置され、複数の該空調用レジスタの該第二フィンを操作可能なシャット用操作部と、を備えてなる空調用レジスタの操作機構であって、
    前記シャット用操作部と、複数の前記空調用レジスタ各々の前記風向調整用操作部と、の間には、該シャット用操作部から該風向調整用操作部に向かう方向の操作力の伝達を許容し、該風向調整用操作部から該シャット用操作部に向かう方向の操作力の伝達を禁止する一方向クラッチ部材を持つ一方向操作力伝達部が介装されており、
    該一方向クラッチ部材は、ガイド溝を持つ溝側部材と、該ガイド溝に摺接する被ガイド突起を持つ突起側部材と、からなり、
    該風向調整用操作部から該シャット用操作部に向かう方向に操作力が加わる場合は、該ガイド溝内における該被ガイド突起の可動域の範囲内で該溝側部材と該突起側部材とが相対的に動くことにより、操作力の伝達が禁止され、
    該シャット用操作部から該風向調整用操作部に向かう方向に操作力が加わる場合は、該ガイド溝内における該被ガイド突起の可動域の範囲を超えて該溝側部材と該突起側部材とが相対的に動くことにより、操作力の伝達が許容されることを特徴とする空調用レジスタの操作機構。
  2. 複数の前記空調用レジスタは、車室内の運転席側サイドレジスタおよび助手席側サイドレジスタであり、
    前記シャット用操作部は、該運転席側サイドレジスタに配置されている請求項1に記載の空調用レジスタの操作機構。
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