JP3521177B2 - At/mt両用ギアシフト模擬機構 - Google Patents

At/mt両用ギアシフト模擬機構

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JP3521177B2
JP3521177B2 JP26296697A JP26296697A JP3521177B2 JP 3521177 B2 JP3521177 B2 JP 3521177B2 JP 26296697 A JP26296697 A JP 26296697A JP 26296697 A JP26296697 A JP 26296697A JP 3521177 B2 JP3521177 B2 JP 3521177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の模擬運転装
置に用いるギアシフト機構であって、AT(オートマチ
ックトランスミッション)またはMT(マニュアルトラ
ンスミッション)のノブを交換可能として、一つのギア
シフト機構でATとMTの模擬を可能とするギアシフト
模擬機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のATとMTとの互換可能なギアシ
フト模擬機構を、図2の第1の従来例と、図3の第2の
従来例により説明する。
【0003】図2(a),(b)において、21はコン
ソール、22はスライド台、23はATギアシフト機
構、24はAT操作ノブ、25はMTギアシフト機構、
26はMT操作ノブ、27はコンソールカバーであり、
図2(a)はATギアシフトを模擬し、図2(b)はM
Tギアシフトを模擬している状態を示す。
【0004】図2(a)において、スライド台22はコ
ンソール21の内部で右側にスライド移動して図示する
位置にあり、スライド台22上のATギアシフト機構2
3のAT操作ノブ24はコンソール21の所定位置から
突出している。この状態でATギアシフトを模擬してい
る。なお、この状態では、MT操作ノブ26は倒されて
コンソール21内部に収納されている。
【0005】図2(b)において、スライド台22はコ
ンソール21の内部で左側にスライド移動して図示する
位置にあり、スライド台22上のMTギアシフト機構2
5のMT操作ノブ26はコンソール21の所定位置から
突出している。この状態でMTギアシフトを模擬してい
る。なお、図2(a)の状態から図2(b)の状態にす
るには、コンソールカバー27を図2(b)の破線で示
す位置まで蝶番を介して回転して押し上げ、この状態で
スライド台22を図の左側に移動させ、MT操作ノブ2
6を破線で示すような倒した状態から実線で示す位置に
回転する。
【0006】図3(a),(b)において、31はコン
ソール、32はATギアシフト機構、33はAT操作ノ
ブ、34はMTギアシフト機構、35はMT操作ノブ、
36は前記ATギアシフト機構32をコンソール31内
部で回転可能に支持するヒンジピン、37は前記ATギ
アシフト機構32をコンソール31内部で所定位置に固
定するロックピン、38は前記MTギアシフト機構34
をコンソール内部で回転可能に支持するヒンジピン、3
9は前記MTギアシフト機構34をコンソール内部で所
定位置に固定するロックピンであり、図3(a)はAT
ギアシフトを模擬し、図3(b)はMTギアシフトを模
擬している状態を示す。
【0007】図3(a)において、ATギアシフト機構
32はヒンジピン36とロックピン37とで固定され、
AT操作ノブ33をコンソール31の所定の位置から突
出させている。この状態でATギアシフトを模擬してい
る。なお、この状態では、MTギアシフト機構34はコ
ンソール31内でヒンジピン38を中心に回転してMT
操作ノブ35がAT操作ノブ33とほぼ直角になるよう
に位置してロックピン39で固定する。
【0008】図3(b)において、MTギアシフト機構
34はヒンジピン38とロックピン39とで固定され、
MT操作ノブ35をコンソール31の所定の位置から突
出させている。この状態でMTギアシフトを模擬してい
る。なお、この状態では、ATギアシフト機構32はコ
ンソール31内でヒンジピン36を中心に回転してAT
操作ノブ33がMT操作ノブ35と平行で互いに反対向
きになるように位置してロックピン37で固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図2
及び図3のいずれのものも、MTギアシフト機構とAT
ギアシフト機構の2つのギアシフト機構を有し複雑な構
造となり、また、模擬をATからMTへ、あるいはMT
からATに変更する際には、模擬すべき操作ノブをコン
ソール外部に突出させ、模擬しない操作ノブをコンソー
ル内部に収納するための複雑な操作をコンソール内部で
行なう必要があり、また、そのためにギアシフト機構を
移動させるという煩雑さがあった。
【0010】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたものであり、ギアシフト部を一つとする
ことで構造を簡単にするとともに、MT操作ノブとAT
操作ノブとを交換することで機構及び電気系統の模擬を
ATからMTへあるいはMTからATに容易に変更でき
るギアシフト機構を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明に係るギアシフト機構は、案内窓を有する取付部
と、一端から長さ方向に中空部を設け、かつ、中間部の
側面に長さ方向の細長孔を設けて、他端を前記取付部に
支持されて前記案内窓と平行に回転可能にされるギアシ
フトレバーと、前記ギヤシフトレバーの細長孔から突出
して中空部内を長さ方向に摺動可能に設けられ、かつ前
記取付部の案内窓内で移動可能な可動ピンと、長さ方向
に移動可能であるとともに前記ギヤシフトレバーの一端
から中空部に挿入される可動ロッドを有して、前記ギヤ
シフトレバーの一端に取り付けられ、当該可動ロッドを
前記ギヤシフトレバーの一端部方向に位置させたときに
前記可動ピンを前記案内窓の一方の辺方向に位置させ、
当該可動ロッドを前記ギヤシフトレバーの他端部方向に
位置させたときに前記可動ピンを押して前記案内窓の中
間部に位置させるAT操作ノブと、前記ギヤシフトレバ
ーの一端から中空部に挿入される固定ロッドを有し、当
該固定ロッドが前記可動ピンを前記案内窓の他方の辺方
向に押し込むように前記ギヤシフトレバーの一端に取り
付けられるMT操作ノブとを有するものである。
【0012】さらに上記構成において、前記取付部の一
点に一端を回転可能に支持され、前記ギヤシフトレバー
の一端に前記MT操作ノブが取り付けられたときに、前
記可動ピンにより押され当該取付部の面上を前記取付部
の一点を中心に移動できるようしたカム板と、前記カム
板を介して前記可動ピンによりAT操作ノブとMT操作
ノブ取付区別のスイッチ動作をするスイッチとを有する
ようにしてもよい。
【0013】
【作用】取付部はその面にギヤシフトレバーを取り付け
てその面と平行に前記ギヤシフトレバーを回転可能にす
るとともに、取付部のピン移動規制の案内窓の縁の形状
によりシフトレバーに設けられた可動ピンの移動を規制
することでギヤシフトレバーの回転範囲を規制する。ギ
ヤシフトレバーはAT操作ノブまたはMT操作ノブを取
り付け、取り付けられた操作ノブの種類に従った操作の
運動を実現する。ギヤシフトレバーが取付部に取り付け
られたとき可動ピンは、取付部の案内窓の一方の辺(操
作ノブが取り付けられる方向の辺)の方向に位置する。
【0014】AT操作ノブがギヤシフトレバーに取り付
けられると、AT操作ノブの可動ロッドはギヤシフトレ
バーの他端方向にあり可動ピンを取付部の案内窓一方の
辺に位置させる。さらに、可動ロッドを押し込んで可動
ピンを細長孔に沿って移動し、取付部の案内窓の中間部
に位置させる。この位置で、可動ピンを案内窓の一方の
辺の形状による前後移動の規制から解放してAT操作を
行なえる。MT操作ノブがギヤシフトレバーに取り付け
られると、固定ロッドは可動ピンを押し込んで細長孔に
沿って案内窓の他方の辺の近くまで移動させる。この位
置で可動ピンの移動は案内窓のギヤシフトレバーの回転
方向の両方の枠位置に規制され、MT操作を実現する。
【0015】AT操作ノブがギヤシフトレバーに取り付
けられたとき又はその状態で可動ピンを押し込んでも、
可動ピンはカム板から離れていて、接触することはな
い。MT操作ノブがギヤシフトレバーに取り付けられる
と可動ピンが案内窓の他方の辺まで移動して、その移動
にともなってカム板を一点を中心に回転移動させる。可
動ピンに押されたカム板はスイッチにスイッチ動作を与
える。このMT操作ノブとAT操作ノブの取付によるス
イッチ動作の違いによりそれぞれのノブの取付を区別す
る。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図により説明する。図
1は第1の実施例を説明する図であり、図1(a)は正
面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図、図1
(c)は後述するAT操作ノブを示す図、図10(a)
は図1(a)のB−B断面図、図10(b)は図1
(b)のC矢視図、図11(a)は後述するギヤシフト
レバーの一部破断の正面図、図11(b)はギヤシフト
レバーの側面図、図11(c)はギヤシフトレバーの底
面図である。図1、図10、図11において、101は
ギヤシフト組立体、102は前後に配置したギヤシフト
組立体101と連結される取付部、102aは前記取付
部102に回転可能にとりつられ図示しないブレーキペ
ダルの操作により回転するストッパ、102bは前記ス
トッパ102aに前記図示しないブレーキペダルの操作
による回転に対して抗力を与えるスプリング、103は
ギヤシフト組立体101と取付部102とを連結して取
付部102を左右に回転可能にするパイプ、103aは
前記パイプ103の回転角を感知する回転角度センサ、
104は前記取付部102の平面部に形成される案内窓
であり、ほぼ扇形をして上辺を凹凸状に形成し、下辺を
上辺より狭い直線で形成する。105は前記取付部10
2の下辺部に固定したダンパであり、両端を外側斜め上
方に延ばしている。106はギヤシフトレバー、107
はギヤシフトレバー106の一端(上端)から長さ方向
に形成した中空部、108はギヤシフトレバー106の
中間部の側面に設けた長さ方向に長い細長孔、109は
中空部107内に挿入され中空部107内を移動可能な
スライダ、109aはスライダ109を取り付けたスラ
イダロッド、110は前記スライダ109に固定され細
長孔108から突出してスライダロッド109a及びス
ライダ109の移動に伴って移動する可動ピン、111
は中空部107内の奥に配置されスライダ109を介し
て可動ピン110にギヤシフトレバー106の一端方向
に押し返す力を与えるスプリング、112はギヤシフト
レバー106の他端部に形成され取付部102に取り付
けられる取付ピン、113はギヤシフトレバー106の
細長孔108と取付ピン112との間に取付ピン112
とは反対側に形成される運動変換ピン、114は前記取
付ピン112を回転可能に支持して前記ギヤシフトレバ
ー106を取付部102に取り付けるブッシュ、115
は前記取付ピン112がブッシュ114から抜けること
を防止するナット、116は取付部102のギヤシフト
レバー106が配置される側に形成される1組の支持
板、117は支持板116に支持されるシャフト、11
8は前記ギヤシフトレバー106の運動変換ピン113
と連結するとともに前記シャフト117に支持されてギ
ヤシフトレバー106の回転運動を直線運動に変換する
スライドヨーク、119は取付部102に取り付けられ
前記スライドヨーク118を上下から押さえるスプリン
グを備えるスプリングハウジング、120は前記ギヤシ
フトレバー106の上端部周面に設けた雄ネジ、121
は前記ギヤシフトレバー106の上端にネジ止めされる
MT操作ノブ、122は前記ギヤシフトレバー106の
上端にネジ止めされるAT操作ノブである。図1、図1
0においてギヤシフトレバー106はMT操作ノブ12
1を装着したものとしているが可動ピン110の位置は
表示の見易さからAT操作ノブ122を装着して後述す
るボタンを押していない状態におけるものを示してい
る。
【0017】図4はMT操作ノブ121の概略断面図、
図5はAT操作ノブ122の概略断面図である。図4に
おいて、123はギヤシフトレバー106の雄ネジ12
0と連結する雌ネジ、124はMT操作ノブ121をギ
ヤシフトレバー106に連結したときにスライド109
を押し込んで可動ピン110を案内窓104の下辺まで
移動させる長さの固定ロッドである。図5において、1
25はギヤシフトレバー106の雄ネジ120と連結す
る雌ネジ、126はボタン、127は前記ボタン126
の押し込み操作により下方に移動させる可動ロッド、1
28,129はスプリングである。可動ロッド127の
長さは、AT操作ノブ122をギヤシフトレバー106
に連結して、ボタン126を押し込まないとき可動ロッ
ド127の先端はスライド109の先端に接触するだけ
で移動はさせず、ボタン126を押し込んだときはボタ
ン126の側面に設けたテーパに沿ってスライド109
を押し込んで可動ピン110を案内窓104の中間部ま
で移動させる長さである。
【0018】図6(a)はMT時の操作ノブの操作経路
を示す図であり、図6(b)はAT時の操作ノブの操作
経路を示す図である。5MTの操作ノブの操作は、1
速、2速、3速、4速、5速及びRとNであり、4AT
の操作ノブの操作は、P,R,N,D,2,Lの前後の
みの6位置である。なお、5MTの場合は、操作ノブの
前後方向の操作は、前、中立、後の3位置であり、4A
Tの場合は、操作ノブの前後方向はP,R,N,D,L
の6位置であり、これを一つのギヤシフト機構で模擬す
るために、5MTの3位置を4ATのN,D,2の3位
置で代用することも考えられる。この場合、5MTの3
位置を実車と同様のものにすると4ATのP位置が実車
よりも前方に偏ってしまい、あるいは4ATの6位置を
実車と同様のものにすると5MTの中立(N)位置が実
車よりも後方に偏ってしまうことにもなる。
【0019】図7は本発明のギヤシフト模擬機構をMT
操作とAT操作とで切り替えて使用する場合、AT操作
時に左右の方向に入らないようにするシフトカバー71
を備えたものである。ギヤシフトレバー106はトラン
スミッションカバー72の開口部73から突出してい
る。MT用として使用する場合は、シフトカバー71は
トランスミッションカバー72の開口部73を覆ってい
ずに、ギヤシフトレバー106は、開口部73内の所定
の1本の横方向と3本の縦方向の経路を移動可能して所
定の位置に入ることができる。このとき、トランスミッ
ション内部のスイッチ74はオフ状態となり、図示しな
い制御部はMT用として機能し、ギヤシフトレバー10
6の位置に応じたMT車の模擬を実現する。AT用とし
て使用する場合は、シフトカバー71がトランスミッシ
ョンカバー72を覆うようにする。このとき、シフトカ
バー71の切り欠き部75にギヤシフトレバー106が
挿入し、切り欠き部75の長さ方向がギヤシフトレバー
106が中央の縦方向と同方向になるようにする。シフ
トカバー71がトランスミッションカバー72を覆っ
て、シフトカバー71の突起部76がトランスミッショ
ン内部のスイッチ74を押して、図示しない制御部はA
T用として機能し、ギヤシフトレバー106の位置に応
じたAT車の模擬を実現する。この状態で、ギヤシフト
レバー106の横方向への移動は切り欠き部75により
禁止され、ギヤシフトレバー106は切り欠き部75方
向のみに移動することができる。
【0020】以下、各操作時の動作を説明する。まず、
MT操作について説明する。MT操作ノブ121をギヤ
シフトレバー106に取り付けると、Nの状態で可動ピ
ン110はダンパ105の中央部分に位置している。図
8にダンパ105を備えた案内窓104内の可動ピン1
10の位置を示す(複数の円で示すが移動している代表
点を示す。)。ギヤチェンジするためある位置からNを
経て、所定の位置にするため、たとえば、3速から2速
にするときは、MT操作ノブ121を後方向に戻すよう
にするとギヤシフトレバー106を取付ピン112を中
心に回転する。可動ピン110は図8の1or3orR
の位置からNに移動する。このとき、ギヤシフトレバー
106の運動変換ピン113はスライドヨーク118を
スプリングハウジング119のスプリングの抗力に抗し
てシャフト117上に移動させる。図示しないセンサは
このスライドヨーク118の移動位置を感知する。図示
しない制御装置は感知された前記移動位置によりギヤシ
フトレバー106の所定距離の前後移動の模擬をするよ
うに機能する。MT操作ノブ121をNの位置から左方
向に押すと、ギヤシフトレバー106は取付部102を
パイプ103を中心にしてギヤシフト組立体101に対
して回転する。このパイプ103の回転角は回転角度セ
ンサ103により感知される。図示しない制御装置は感
知された前記移動位置によりギヤシフトレバー106の
所定角度の回転の模擬をするように機能する。可動ピン
110は図8においてNの位置のままである。N状態で
左に移転した状態でさらにMT操作ノブ121を後方向
に押してギヤシフトレバー106を回転させ、可動ピン
110が図8の2or4or5に移動してダンパ105
の端部に突き当たると回転を停止する。
【0021】つぎに、AT操作について説明する。AT
操作ノブ122をギヤシフトレバー106を取り付ける
と、Nの状態で可動ピン110は案内窓104の上辺に
位置している。図9に案内窓104内の可動ピン110
の位置を示す(複数の円で示すが移動している代表点を
示す。)。ギヤチェンジにおけるギヤシフトレバー10
6は前後操作のみで、P,R,N,D,2,Lの6位置
である。AT操作ノブ122の操作で、Nからボタン1
26を押し込まないとき、可動ピン110はD,2へ移
動でき、またこれら相互に移動可能である。案内窓10
4の上辺は凹凸を形成していて、AT操作ノブ122に
設けられたボタン126を押し込むことにより、可動ピ
ン110は案内窓104の中間部分に移動して凹凸部分
から解放し、AT操作の部122の操作によりギヤシフ
トレバー106はPからR,2からL,NからR,Rか
らPへの移動が可能になり、所定に位置でボタン126
の押し込みを解除して可動ピン110を所定の位置であ
るP,R,N,D,2またはLにする。なお、Rから移
動するときは、ブレーキ操作を模擬してストッパ102
aを回転してRの位置から案内窓104の外部方向に移
動させることにより、可動ピン110を案内窓104の
中間部に移動させることができる。
【0022】MT操作の可動ピン110は案内窓104
の下辺に設けられたダンパ105により移動を規制さ
れ、AT操作の時に可動ピン110はダンパ105より
も広い角度に形成した案内窓104の上辺で規制され、
Pの位置やLの位置が実車ときわめて近く模擬すること
ができる。
【0023】次に第2の実施例を説明する。図12は第
2の実施例を説明する図であり、図12(a)は正面
図、図12(b)は図12(a)のA−A断面図、図1
3は図12(b)のC矢視図である。図12、図13に
おいて、1201は取付部102の一点に一端を支持し
たカム板、1202は前記カム板1201を取付部10
2に回転可能に取り付けるネジ、1203は取付部10
2に取り付けられたマイクロスイッチ、1204はマイ
クロスイッチ1202のローラである。第2の実施例は
第1の実施例に加えてマイクロスイッチ1202とこれ
を動作させる機構を追加したものであり、他の構成は第
1の実施例のものと同様であり、図12、図13におい
て、図1、図4〜図11と同様の符号は同様のものを表
す。
【0024】図12、図13において、カム板1201
の一端は案内窓104に隣接して取付部1201の平面
部の一点に支持される。このとき、カム板1201の一
端はネジ1202により、取付部1201についてギヤ
シフトレバー106が位置する側とは反対側の面に、回
転可能に取り付けられる。マイクロスイッチ1023は
取付部1201のカム板が1201が取り付けられる面
と同一面に案内窓104の下方に位置するように取り付
ける。マイクロスイッチ1201が有するローラ120
4の先端は案内窓104の下辺とほぼ同一の高さに位置
し、カム板1201がローラ1204に接したときにほ
ぼ水平になる。
【0025】AT操作ノブ122の装着又は操作時に
は、可動ピン110は案内窓104の上辺又は中間部に
位置して、カム板1201に可動ピン110から力は加
わらず、マイクロスイッチ1201のローラ1204に
接するだけである。このとき、マイクロスイッチ120
1は例えば「オフ」状態であり、このAT/MT両用ギ
アシフト模擬機構はAT操作状態であることを出力し
て、図示しない制御部はこの模擬機構の図示しない電気
系統をAT用として機能させる。
【0026】MT操作ノブ121の装着又は操作時に
は、可動ピン110は案内窓104の下辺まで押されて
ダンパ105の中央部分に位置する。この可動ピン11
0はカム板1201を押さえて下方に移動させ、カム板
1201を介してマイクロスイッチ1023のローラ1
204を押さえる。MT操作のためにギヤシフトレバー
106を移動させても、カム板1201はマイクロスイ
ッチ1201のローラ1204を押さえることができる
程度の長さを有している。MT操作ノブ121の装着又
は操作の間は、マイクロスイッチ1201は「オフ」と
なり、このAT/MT両用ギアシフト模擬機構はMT操
作状態であることを出力して、図示しない制御部はこの
模擬機構の図示しない電気系統をMT用として機能させ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において、
MT操作ノブを装着したときには、MT操作ノブに取り
付けた固定ロッドがギヤシフトレバーの可変ピンを最大
下方に位置するようになり、案内窓の下辺部分の広さに
応じたMT操作をすることができ、AT操作ノブを装着
したときには、AT操作ノブに取り付けた可変ロッドが
ギヤシフトレバーの可変ピンを案内窓の上辺から中間部
にギヤシフトレバーの長さ方向に移動可能となるととも
に案内窓の上辺部分の広さと中間部の広さに応じたAT
操作をすることができる。
【0028】ギヤシフトレバーを一つとすることで構造
を簡単にでき、MT操作ノブとAT操作ノブとを交換す
ることで模擬をATからMTへあるいはMTからATに
容易に変更できる。
【0029】また、MT操作の時の前、中立、後の3位
置をAT操作の時のN,D,2の3位置で代用する必要
がなく、一つのギヤシフトレバーでMTとATの模擬を
することができる。
【0030】AT操作ノブ、MT操作ノブの装着の変更
に伴う電気系統の切り換えを、これらMT/AT操作ノ
ブの装着変更だけで自動的にスイッチだけで行なうこと
ができ、保守者又は操作者に特別な動作を要求すること
なく行なえ、煩雑感を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例の正面図、A−A断
面図及びAT操作ノブの外観図である。
【図2】第1の従来例の図である。
【図3】第2の従来例の図である。
【図4】MT操作ノブの一実施例の概略断面図である。
【図5】AT操作ノブの一実施例の概略断面図である。
【図6】MT時の操作ノブの操作経路を示す図及びAT
時の操作ノブの操作経路を示す図である。
【図7】ギヤシフト模擬機構をMT操作とAT操作とで
切り替え使用の一実施例を説明する図である。
【図8】MT操作において案内窓内の可動ピンの位置を
示す図である。
【図9】AT操作において案内窓内の可動ピンの位置を
示す図である。
【図10】本発明に係る一実施例のB−B断面図及びC
矢視図である。
【図11】ギヤシフトレバーの一部破断の正面図及び側
面図及び底面図である。
【図12】本発明に係る第2の実施例の正面図、A−A
断面図である。
【図13】本発明に係る第2の実施例のC矢視図であ
る。
【符号の説明】
101…ギヤシフト組立体、102…取付部、102a
…ストッパ、102b…スプリング、103…パイプ、
103a…回転角度センサ、104…案内窓、105…
ダンパ、106…ギヤシフトレバー、107…中空部、
108…長い細長孔、109…スライダ、110…可動
ピン、111…スプリング、112…取付ピン、113
…運動変換ピン、114…ブッシュ、115…ナット、
116…支持板、117…シャフト、118…スライド
ヨーク、119…スプリングハウジング、120…雄ネ
ジ、121…MT操作ノブ、122…AT操作ノブ、1
24…固定ロッド、126…ボタン、127…可動ロッ
ド、1201…カム板、1203…マイクロスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−287144(JP,A) 特開 平10−198264(JP,A) 特開 平9−152022(JP,A) 特開 昭58−105316(JP,A) 実開 平7−23357(JP,U) 実開 平5−14731(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/34 F16H 63/40 - 63/48 B60K 20/00 - 20/08 G09B 9/04 - 9/058

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】案内窓を有する取付部と、一端から長さ方
    向に中空部を設け、かつ、中間部の側面に長さ方向の細
    長孔を設けて、他端を前記取付部に支持されて前記案内
    窓と平行に回転可能にされるギヤシフトレバーと、前記
    ギヤシフトレバーの細長孔から突出して中空部内を長さ
    方向に摺動可能に設けられ、かつ前記取付部の案内窓内
    で移動可能な可動ピンと、長さ方向に移動可能であると
    ともに前記ギヤシフトレバーの一端から中空部に挿入さ
    れる可動ロッドを有して、前記ギヤシフトレバーの一端
    に取り付けられ、当該可動ロッドを前記ギヤシフトレバ
    ーの一端部方向に位置させたときに前記可動ピンを前記
    案内窓の一方の辺方向に位置させ、当該可動ロッドを前
    記ギヤシフトレバーの他端部方向に位置させたときに前
    記可動ピンを押して前記案内窓の中間部に位置させるA
    T操作ノブと、前記ギヤシフトレバーの一端から中空部
    に挿入される固定ロッドを有し、当該固定ロッドが前記
    可動ピンを前記案内窓の他方の辺方向に押し込むように
    前記ギヤシフトレバーの一端に取り付けられるMT操作
    ノブとを有することを特徴とするAT/MT両用ギアシ
    フト模擬機構。
  2. 【請求項2】案内窓を有する取付部と、一端から長さ方
    向に中空部を設け、かつ、中間部の側面に長さ方向の細
    長孔を設けて、他端を前記取付部に支持されて前記案内
    窓と平行に回転可能にされるギヤシフトレバーと、前記
    ギヤシフトレバーの細長孔から突出して中空部内を長さ
    方向に摺動可能に設けられ、かつ前記取付部の案内窓内
    で移動可能な可動ピンと、長さ方向に移動可能であると
    ともに前記ギヤシフトレバーの一端から中空部に挿入さ
    れる可動ロッドを有して、前記ギヤシフトレバーの一端
    に取り付けられ、当該可動ロッドを前記ギヤシフトレバ
    ーの一端部方向に位置させたときに前記可動ピンを前記
    案内窓の一方の辺方向に位置させ、当該可動ロッドを前
    記ギヤシフトレバーの他端部方向に位置させたときに前
    記可動ピンを押して前記案内窓の中間部に位置させるA
    T操作ノブと、前記ギヤシフトレバーの一端から中空部
    に挿入される固定ロッドを有し、当該固定ロッドが前記
    可動ピンを前記案内窓の他方の辺方向に押し込むように
    前記ギヤシフトレバーの一端に取り付けられるMT操作
    ノブと、前記取付部の一点に一端を回転可能に支持さ
    れ、前記ギヤシフトレバーの一端に前記MT操作ノブが
    取り付けられたときに、前記可動ピンにより押され当該
    取付部の面上を前記取付部の一点を中心に移動できるよ
    うしたカム板と、前記カム板を介して前記可動ピンによ
    りAT操作ノブとMT操作ノブ取付区別のスイッチ動作
    をするスイッチとを有することを特徴とするAT/MT
    両用ギアシフト模擬機構。
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