JP4301316B2 - スクロール部材及びその製造方法、並びに圧縮機構及びスクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール部材及びその製造方法、並びに圧縮機構及びスクロール圧縮機 Download PDF

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Description

本発明は、スクロール部材及びその製造方法に関する。
スクロール型の圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構を備えている。圧縮機構は、固定スクロールと可動スクロールとを有する。
固定スクロールや可動スクロールなどのスクロール部材の製造方法には、例えば金型を用いて鋳鉄を成形する方法が、従来から用いられている。そして従来の方法では、スクロール部材の完成品とほとんど同じ形状に成形されていた。
なお、本発明に関連する技術を以下に示す。
特開2005−36693号公報
しかし、スクロール部材の完成品と同じ形状に成形すると、厚みの小さい渦巻き状に延びた部分は、熱容量が小さいために冷えやすく、硬度を高めることができない。このため、圧縮機構を駆動した際に、かかる部分が磨耗したり、変形したりするおそれがあった。
かかる部分の厚みを大きくすることで、その部分の強度を高めることができるが、圧縮機構が大型化するので望ましくない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、スクロール部材の磨耗や変形を低減することが目的とされる。
第1の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、スクロール圧縮機に搭載される圧縮機構に用いられるスクロール部材を製造する方法であって、工程(a)と工程(b)とを備える。工程(a)では、鋳鉄を成形して、渦巻き状に延びた渦巻き部と、渦巻き部を固定する固定部とを有する鋳鉄品を得る。工程(b)では、工程(a)で得られた鋳鉄品を削ってスクロール部材を得る。工程(a)で得られた鋳鉄品の固定部は、渦巻きの中心近傍にある部分の厚みよりも、外周に近い部分の厚みの方が大きい。
第2の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第1の発明にかかるスクロール部材の製造方法であって、工程(a)で得られる鋳鉄品は、突起部を更に有する。突起部は、渦巻き部とは反対側から固定部に固定され、中心の周りで環状を呈している。鋳鉄品を渦巻き部側から見た場合、外周に近い部分は突起部の外側に位置している。
第3の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、スクロール圧縮機に搭載される圧縮機構に用いられるスクロール部材を製造する方法であって、工程(a)と工程(b)とを備える。工程(a)では、鋳鉄を成形して、渦巻き状に延びた渦巻き部を有する鋳鉄品を得る。工程(b)では、工程(a)で得られた鋳鉄品を削ってスクロール部材を得る。工程(a)で得られた鋳鉄品は、渦巻き部の所定の部分の厚みに関する寸法および高さに関する寸法が、工程(b)の実行後のかかる部分の厚みに関する寸法および高さに関する寸法よりもそれぞれ大きい。しかも、鋳鉄品の渦巻き部における中心部よりも外側の部分の厚みに関する寸法および高さに関する寸法は、渦巻き部の中心部の厚みに関する寸法および高さに関する寸法よりもそれぞれ大きい。所定の部分は、渦巻きの外周側の端から、渦巻きの中心側の端とは異なる位置まで、渦巻きに沿って延びている。
第4の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第3の発明にかかるスクロール部材の製造方法であって、工程(a)で得られる鋳鉄品は、渦巻き部を固定する固定部と、突起部とを更に有する。突起部は、渦巻き部とは反対側から固定部に固定され、中心近傍に位置している。鋳鉄品を渦巻き部側から見た場合、所定の部分は、突起部の側面よりも外周側に位置している。
第5の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第4の発明にかかるスクロール部材の製造方法であって、鋳鉄品の渦巻き部の所定の部分の厚みである寸法は、渦巻き部のうち側面よりも内周側の部分の厚みである寸法よりも大きく、かつ、渦巻き部の所定の部分の高さである寸法は、渦巻き部のうち側面よりも内周側の部分の高さである寸法よりも大きい
第6の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第3乃至第5の発明のいずれか一つにかかるスクロール部材の製造方法である。所定の部分は、中心の周りを渦巻き部の外周の端から半周乃至1周した位置まで延びている。
第7の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第6の発明にかかるスクロール部材の製造方法であって、工程(b)では、所定の部分については渦巻き部の外周側の側面のみを削る。
第8の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第3、第4、第6および第7の発明のいずれか一つにかかるスクロール部材の製造方法であって、厚みに関する寸法は渦巻き部の厚みである。
第9の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第3乃至第8の発明のいずれか一つにかかるスクロール部材の製造方法であって、工程(a)で得られる鋳鉄品における渦巻き部の所定の部分の厚みである寸法は、外周側の端から中心側の端側へと行くに従って小さくなっている。
10の発明にかかるスクロール部材の製造方法は、第1乃至第の発明のいずれか一つにかかるスクロール部材の製造方法であって、工程(a)では、半溶融ダイキャスト法によって鋳鉄が成形される。
第1の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、工程(a)において固定部は、中心近傍の部分の厚みよりも外周に近い部分の厚みの方が大きいので、外周に近い部分は、中心近傍の部分よりも熱容量が大きい。よって、成形後であっても外周に近い部分は、中心近傍の部分よりも冷えにくく、以って渦巻き部についても、外周に近い部分は冷えにくい。これにより、渦巻き部について、外周に近い部分の硬度を高めることができ、中心近傍の部分の硬度との差を小さくすることができる。
第2の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、渦巻き部のうち突起部よりも外側の部分の硬度を高めることができる。
第3の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、工程(a)において渦巻きの外周側の端に近い部分の厚みに関する寸法および高さに関する寸法を、工程(b)の実行後の厚みに関する寸法および高さに関する寸法よりもそれぞれ大きくすることで、かかる部分の熱容量が大きくなる。よって、成形後であっても、かかる部分は冷えにくい。これにより、当該部分の硬度を高めることができ、以ってスクロール部材の磨耗が低減できる。
第4の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、渦巻き部のうち、突起部の側面よりも外周側の部分の硬度を高めることができる。よって、渦巻き部について、突起部の側面に対して内側に位置する部分と、外側に位置する部分との硬度の差を小さくすることができる。
第5の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、渦巻き部について、突起部の側面に対して内側に位置する部分と、外側に位置する部分との硬度の差をより小さくすることができる。
第6の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、渦巻きの外周に位置する部分の硬度を高めることができる。
第7の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、所定の部分は渦巻きの外周に位置するので、かかる部分については外周側の部分が削りやすい。
第8の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、渦巻き部の硬度を高めることができる。
の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、所定の部分について硬度のばらつきを低減することができる。
10の発明にかかるスクロール部材の製造方法によれば、半溶融ダイキャスト法を用いることで、得られたスクロール部材の強度が増大する。
[発明を実施するための最良の形態]
図1は、本発明の実施の形態にかかるスクロール圧縮機1を概念的に示す図である。なお、図1には方向91が示されており、以下では方向91の矢印の先側を「上側」、それとは反対側を「下側」という。
スクロール圧縮機1は、ケース11と、圧縮機構15とを備える。ケース11は筒状であって、方向91に沿って延びている。圧縮機構15はケース11内に収納されている。
圧縮機構15は、固定スクロール24と可動スクロール26とを有し、冷媒を圧縮する。冷媒には、例えば二酸化炭素を主成分として含むものが採用できる。なお、固定スクロール24及び可動スクロール26はそれぞれ、圧縮機構15に用いられるスクロール部材と把握することができる。
固定スクロール24は、鏡板24aと圧縮部材24bとを含む。鏡板24aは、ケース11の内壁11aに固定されており、圧縮部材24bは、鏡板24aの下側に連結されている。圧縮部材24bは、渦巻き状に延びており、渦巻きの間に溝24cを形成している。鏡板24aの中心近傍には、孔41が設けられている。孔41からは、圧縮機構15で圧縮された冷媒が吐出される。
可動スクロール26は、鏡板26a及び圧縮部材26bを有する。圧縮部材26bは、鏡板26aの上側に連結されており、渦巻き状に延びる。
圧縮部材26bは、固定スクロール24の溝24cに収まる。圧縮機構15では、圧縮部材24bと圧縮部材26bとの間の空間40が、鏡板24a,26aで密閉されることで、圧縮室として用いられる。
以下、スクロール部材の製造方法に関して、第1及び第2の実施の形態において可動スクロール26の製造方法を、第3の実施の形態において固定スクロール24の製造方法をそれぞれ説明する。また、第4の実施の形態では、かかる製造方法で得られたスクロール部材について説明する。
第1の実施の形態.
スクロール部材である可動スクロール26の製造方法は、工程(a)と工程(b)とを備える。
工程(a)では、鋳鉄を成形して、鋳鉄品を得る。例えば、半溶融ダイキャスト法によって鋳鉄を成形することで、強度の高い鋳鉄品を得ることができる。工程(b)では、工程(a)で得られた鋳鉄品を削って、可動スクロール26を得る。
図2及び図3は、工程(a)で得られる鋳鉄品261を概念的に示す。鋳鉄品261は、固定部261aと渦巻き部261bとを有する。渦巻き部261bは、固定部261aに固定されており、中心9の周りを渦巻き状に延びる。なお、図2及び図3では、工程(b)の実行後によって得られる鋳鉄品261の形状、すなわち可動スクロール26の形状が、一点鎖線で示されている。
図2及び図3では、固定部261aは、中心9近傍の部分261a1の厚みd1よりも、外周に近い部分261a2の厚みd2の方が大きい。
工程(a)で得られた鋳鉄品261に工程(b)を実行することで、固定部261aからは鏡板26aが得られ、渦巻き部261bからは圧縮部材26bが得られる。
工程(b)を実行することで、例えば、鏡板26aの厚みを、部分261a1と部分261a2とで同じにしても良いし(図2)、部分261a1よりも部分261a2で大きくしても良い(図3)。
かかる可動スクロール26の製造方法によれば、外周に近い部分261a2は、中心9近傍の部分261a1よりも厚みが大きいので、熱容量も大きい。よって、成形後であっても部分261a2は、部分261a1よりも冷えにくく、以って渦巻き部261bについても、外周に近い部分261b2は冷えにくい。これにより、渦巻き部261bについて、部分261b2の硬度を高めることができる。
図2及び図3では、鋳鉄品261は、突起部261cを更に有する。突起部261cは、渦巻き部261bとは反対側から固定部261aに固定され、中心9の周りで環状を呈している。
鋳鉄品261を渦巻き部261b側から見たとき、外周に近い部分261a2は突起部261cの外側に位置している。
かかる鋳鉄品261によれば、突起部261cは中心9近傍にあるので、鋳鉄品261の中心9近傍の部分の熱容量は大きくなり、成形後であっても冷えにくい。よって、渦巻き部261bについても、中心9近傍の部分261b1は冷えにくく、以って部分261b1の硬度は高くなる。
しかも、渦巻き部261bのうち突起部261cよりも外側の部分261b2の硬度も高めることができる。よって、部分261b2と部分261b1との硬度の差は小さく、以って鋳鉄品261における硬度のばらつきは小さい。
工程(b)で加工された突起部261cは、可動スクロール26において、後述する軸受26c(図1)として用いられる。
第2の実施の形態.
本実施の形態も、スクロール部材である可動スクロール26の製造方法に関する。かかる製造方法は、第1の実施の形態と同様に工程(a)及び工程(b)を備える。ただし、第1の実施の形態とは、工程(a)で得られる鋳鉄品261の形状が異なる。以下では、図4乃至図7を用いて、かかる鋳鉄品261の形状を説明する。なお、図4乃至図7では、工程(b)の実行によって得られる鋳鉄品261の形状が、一点鎖線で示されている。
工程(a)で得られた鋳鉄品261は、渦巻き部261bの所定の部分の寸法が、工程(b)の実行後の当該部分の寸法よりも大きい(態様A)。
具体的には、図4では、渦巻き部261bのうち部分261b3の厚みd3が、工程(b)の実行後の部分261b3の厚みh1よりも大きい。すなわち、上記工程Aにおいて、所定の部分として部分261b3が採用され、寸法として部分261b3の厚みd3が採用されている。
部分261b3は、渦巻きの外周側の端2612から、渦巻きの中心9側の端2611とは異なる位置2613まで、渦巻きに沿って延びている。
図5では、渦巻き部261bのうち部分261b4の厚みd4が、工程(b)の実行後の部分261b4の厚みh4よりも大きい。すなわち、上記態様Aにおいて、所定の部分として部分261b4が採用され、寸法として部分261b4の厚みd4が採用されている。
部分261b4は、中心9の周りを端2612から半周(角度θ1=90°)乃至1周(角度θ1=180°)した位置まで延びている。ここで、角度θ1は、端2612から渦巻きが延びる方向へと、中心9の周りで成す角度であり、図5ではθ1=180°の場合が示されている。
かかる可動スクロールの製造方法によれば、工程(a)において渦巻きの外周側の端2612に近い部分261b3,261b4の寸法d3,d4を、工程(b)の実行後の寸法h3,h4よりも大きくすることで、部分261b3,261b4の熱容量が大きくなる。よって、成形後であっても、かかる部分261b3,261b4は冷えにくい。これにより、部分261b3,261b4の硬度を高めることができ、以って可動スクロール26の磨耗が低減できる。
特に図5に示される渦巻き部261bの形状によれば、渦巻き部261bのうち、渦巻きの外周に位置する部分261b4の硬度を高めることができる。
図4に戻って、鋳鉄品261は突起部261cを更に有している。突起部261cは、渦巻き部261bとは反対側から固定部261aに固定され、中心9近傍に位置している。
鋳鉄品261を渦巻き部261b側から見た場合、渦巻き部261bの部分261b3は、突起部261cの側面261c1よりも外周側に位置している。
かかる渦巻き部261bの形状によれば、突起部261cは中心9近傍にあるので、鋳鉄品261の中心9近傍の部分の熱容量は大きくなり、成形後であっても冷えにくい。よって、渦巻き部261bについても、中心9近傍の部分261b1は冷えにくく、以って渦巻き部261bの部分261b1の硬度は高くなる。なお、図4では部分261b1は、鋳鉄品261を渦巻き部261b側から見た場合において、突起部261cの側面261c1よりも内周側に位置している。
しかも、渦巻き部261bについて、突起部261cの側面261c1よりも外周側に位置する部分261b2の硬度も高めることができる。よって、部分261b3の硬度と部分261b1の硬度との差は小さく、以って鋳鉄品261における硬度のばらつきは小さい。
図4では、渦巻き部261bの部分261b3の厚みd3は、渦巻き部261bの部分261b1の厚みd11よりも大きい。
かかる渦巻き部261bの形状によれば、部分261b3と部分261b1との硬度の差をより小さくすることができる。
図4及び図5では、渦巻き部261bの部分261b3,261b4はいずれも、ほぼ一定の厚みd3,d4で端2611から位置2613まで延びているが、例えば図6に示されるように、端2611から位置2613へと行くに従って厚みd3(d4)が小さくなっても良い。かかる内容は、渦巻き部261bの厚みd3(d4)が、外周側の端2612から中心9側の端2611側へと行くに従って小さくなると把握することができる。
上述のとおり、鋳鉄品261が突起部261cを有する場合、鋳鉄品261の中心9近傍の部分の熱容量は大きく、冷えにくい。よって、渦巻き部261bの外周側の部分261b3(261b4)のうち、中心9に近い部分ほど冷えにくく、硬度が高くなりやすい。このため、渦巻き部261bの部分261b3(261b4)においても、硬度にばらつきが生じやすい。
図6に示される渦巻き部261bの形状によれば、外周側の端2612に近いほど、部分261b3(261b4)の厚みd3(d4)は大きく、以って端2612に近い部分の硬度も高めることができる。よって、部分261b3(261b4)について硬度のばらつきを小さくすることができる。
図4乃至図6に示される鋳鉄品261はいずれも、工程(b)では、渦巻き部261bの部分261b3,261b4について、その外周側の部分が一点鎖線の位置まで削れられる。
渦巻き部261bの部分261b3,261b4はいずれも、渦巻きの外周に位置するので、かかる部分261b3,261b4については外周側の部分が削りやすい。
図7では、渦巻き部261bのうち、突起部261cの側面261c1から外周側の部分261b5について、固定部261aからの高さH2が、工程(b)の実行後の部分261b5の高さh5よりも大きい。すなわち、態様Aにおいて、所定の部分として渦巻き部261bの部分261b5が採用され、寸法として部分261b5の高さH2が採用されている。
かかる渦巻き部261bの形状によれば、渦巻き部261bの部分261b5について、固定部261aから見たときの先端の部分の硬度を高めることができる。
渦巻き部261bの硬度のばらつきを低減するという観点からは、渦巻き部261bについて、突起部261cの側面261c1から内周側の部分261b1の高さH1よりも、部分261b5の高さH2を大きくする。
本実施の形態において、渦巻き部261bの厚みd3,d4(図4乃至図6)及び高さH2(図7)の両方をそれぞれ、工程(b)の実行後の厚みh3,h4及び高さh5より大きくしても良い。
もちろん、図4乃至図6に示されるように、渦巻き部261bの厚みd3,d4のみを、工程(b)の実行後の厚みh3,h4より大きくしても良いし、図7に示されるように、渦巻き部261bの高さH2のみを、工程(b)の実行後の高さh5より大きくしても良い。
第3の実施の形態.
スクロール部材である固定スクロール24の製造方法は、第2の実施の形態と同様に、工程(a)と工程(b)とを備える。
図8は、固定スクロール24の製造において、工程(a)で得られる鋳鉄品241を概念的に示す。鋳鉄品241は、固定部241aと渦巻き部241bとを有する。渦巻き部241bは、固定部241aに固定されており、渦巻き状に延びている。なお、図8では、工程(b)の実行によって得られる渦巻き部241bの形状、すなわち固定スクロール24の形状が、一点鎖線で示されている。
工程(a)で得られた鋳鉄品241は、図4及び図5に示される鋳鉄品261と同様に、渦巻き部241bの所定の部分の寸法が、工程(b)の実行後の当該部分の寸法よりも大きい(態様B)。
具体的には、図8では、渦巻き部241bの部分241b1の厚みd13が、工程(b)の実行後の部分241b1の厚みh13よりも大きい。すなわち、上記工程Bにおいて、所定の部分として部分241b1が採用され、寸法として部分241b1の厚みd13が採用されている。
部分241b1は、渦巻きの外周側の端2412から、渦巻きの中心9側の端2411とは異なる位置2413まで、渦巻きに沿って延びている。
また図8では、部分241b1は、中心9の周りを端2612から半周(角度θ2=90°)乃至1周(角度θ2=180°)した位置まで延びている。ここで、角度θ2は、端2412から渦巻きが延びる方向へと、中心9の周りで成す角度であり、図5ではθ1が90°と180°との間にある場合が示されている。
工程(a)で得られた鋳鉄品241に工程(b)を実行することで、固定部241aからは鏡板24aが得られ、渦巻き部241bからは圧縮部材24bが得られる。
かかる固定スクロール24の製造方法によれば、第1の実施の形態で説明した可動スクロール26の製造方法と同様に、渦巻き部241bの部分241b1の熱容量が大きくなり、かかる部分241b1の硬度を高めることができる。よって、固定スクロール24の磨耗を低減できる。
特に図8に示される渦巻き部241bの形状によれば、渦巻き部241bのうち、渦巻きの外周に位置する部分241b1の硬度を高めることができる。
固定スクロール24の製造方法においても、渦巻き部241bについて、図6や図7に示される形状を採用しても良い。
第4の実施の形態.
第1及び第2の実施の形態のいずれか一つの製造方法によって得られる可動スクロール26について説明する。
第1及び第2の実施の形態で説明したように、かかる製造方法によって得られる可動スクロール26に属する圧縮部材26b、すなわち工程(b)の実行後の渦巻き部261bは硬度が高い。
よって、圧縮部材bのうち、外周に近い部分においては、圧縮部材26bの鏡板26aからの高さH(図2、図3及び図7)の、圧縮部材26bの厚みT(図2、図3及び図7)に対する比H/Tを8.5以上にしても、圧縮部材26bは変形しにくい。かかる比H/Tで可動スクロール26を設計することで、可動スクロール26を小型化することができる。
第1及び第2の実施の形態にかかる方法で製造された回転スクロール26では、磨耗や変形が生じにくい。よって、かかる回転スクロール26を圧縮機構15のスクロール部材として採用することで、圧縮機構25の故障を低減することができる。
第3の実施の形態の製造方法によって得られる固定スクロール24おいても、強度の高い圧縮部材24bが得られる。よって、圧縮部材24bの高さHの、厚みTに対する比H/Tを8.5以上にすることができる。
しかも、かかる固定スクロール24では磨耗や変形が生じにくい。よって、かかる固定スクロール24を圧縮機構15のスクロール部材として採用することで、圧縮機構25の故障を低減することができる。
<スクロール圧縮機の構造>
スクロール圧縮機1の構造を、図1を用いてより詳細に説明する。圧縮機1は、ケース11及び圧縮機構15の他に、オルダムリング2、固定部材12、モータ16、クランク軸17、吸入管19、吐出管20、及び軸受60を備える。
ケース11は筒状であって、方向91に沿って延びている。オルダムリング2、固定部材12、モータ16、クランク軸17、及び軸受60は、ケース11内に収納されている。
モータ16は、固定子51と回転子52とを有する。固定子51は環状であって、ケース11の内壁11aに固定されている。回転子52は、固定子51の内周側に設けられ、固定子51にエアギャップを介して対向している。
クランク軸17は、方向91に沿って延び、主軸17aと偏心部17bとを有する。主軸17aは、回転軸90を中心として回転する部分であって、回転子52に接続されている。偏心部17bは、回転軸90から偏って配置された部分であって、主軸17aの上側に接続されている。クランク軸17の下側の端は、軸受60で摺動自在に支持されている。
固定部材12は、具体的に図1ではハウジングであって、ケース11の内壁11aに隙間なく嵌められている。例えば圧入や焼ばめ等の方法で、固定部材12は内壁11aに嵌められる。固定部材12は、シールを介して内壁11aに嵌められても良い。
固定部材12は、内壁11aに隙間なく嵌められるので、固定部材12の下側に位置する空間28と、上側に位置する空間29とを隙間なく仕切る。よって、固定部材12は、空間28と空間29との間に生じた圧力差を維持することができる。なお、空間28の圧力は高く、空間29の圧力は低い。
固定部材12には、上側に開口した窪み31が、回転軸90近傍に設けられている。窪み31には、クランク軸17の偏心部17bが収まる。更に、固定部材12は軸受32及び孔33を有する。クランク軸17の主軸17aが孔33を貫通した状態で、軸受32は主軸17aを支持する。
固定スクロール24の上側の面は凹状を呈する。当該面のうち凹状を呈する部分42で囲まれた空間45は、蓋44で塞がれている。蓋44は、圧力の異なる二つの空間、すなわち空間45と、その上側の空間29とを仕切る。
可動スクロール26は、更に軸受26cを備える。軸受26cは、鏡板26aの下側に連結されており、クランク軸17の偏心部17bを摺動自在に支持する。
<冷媒の流れ>
スクロール圧縮機1内での冷媒の流れを、図1を用いて説明する。なお図1では、冷媒の流れを矢印で示す。吸入管19から冷媒が吸入され、圧縮機構15の圧縮室(空間40)へと導かれる。圧縮室(空間40)で圧縮された冷媒は、固定スクロール24の中心近傍に設けられた吐出用の孔41から、空間45へと排出される。よって、空間45の圧力は高い。他方、蓋44で空間45とは仕切られた空間29の圧力は小さいままである。
空間45内の冷媒は、固定スクロール24に設けられた孔46、及び固定部材12に設けられた孔48をこの順に通って、固定部材12の下側の空間28へと流れる。空間28では冷媒は、案内板58によって隙間55へ導かれる。ここで隙間55は、固定子51の側面の一部分と、ケース11との間に設けられている。
そして、隙間55を通ってモータ16の下側に流れた冷媒は、モータ16のエアギャップ、または隙間56通って、吐出管20へと流れる。ここで、隙間56は、固定子51の側面の他の一部分とケース11との間に設けられている。
本発明の実施の形態にかかるスクロール圧縮機1を概念的に示す図である。 可動スクロールに関し、工程(a)で得られる鋳鉄品261を概念的に示す。 可動スクロールに関し、工程(a)で得られる鋳鉄品261を概念的に示す。 可動スクロールに関し、工程(a)で得られる鋳鉄品261を概念的に示す。 可動スクロールに関し、工程(a)で得られる鋳鉄品261を概念的に示す。 可動スクロールに関し、工程(a)で得られる鋳鉄品261を概念的に示す。 可動スクロールに関し、工程(a)で得られる鋳鉄品261を概念的に示す。 固定スクロールに関し、工程(a)で得られる鋳鉄品241を概念的に示す。
符号の説明
1 スクロール圧縮機
9 中心
15 圧縮機構
24 固定スクロール(スクロール部材)
26 可動スクロール(スクロール部材)
261,241 鋳鉄品
261a,241a 固定部
261b,241b 渦巻き部
261c 突起部
261a1,261a2,261b1 部分
261b3〜261b5,241b1 部分(所定の部分)
261c1 側面
2611,2411 中心側の端
2612,2412 外周側の端
2613,2413 位置
d1,d2,T 厚み
d3,d4,d13,h3,h4,h13,d11 厚み(寸法)
H2,h5,H1 高さ(寸法)
H 高さ
H/T 比

Claims (10)

  1. スクロール圧縮機(1)に搭載される圧縮機構(15)に用いられるスクロール部材(26)を製造する方法であって、
    (a)鋳鉄を成形して、渦巻き状に延びた渦巻き部(261b)と、前記渦巻き部を固定する固定部(261a)とを有する鋳鉄品(261)を得る工程と、
    (b)前記工程(a)で得られた前記鋳鉄品を削って前記スクロール部材を得る工程と
    を備え、
    前記工程(a)で得られた前記鋳鉄品の前記固定部は、前記渦巻きの中心(9)近傍にある部分(261a1)の厚み(d1)よりも、外周に近い部分(261a2)の厚み(d2)の方が大きい、スクロール部材の製造方法。
  2. 前記工程(a)で得られる前記鋳鉄品(261)は、
    前記渦巻き部(261b)とは反対側から前記固定部(261a)に固定され、前記中心の周りで環状を呈する突起部(261c)
    を更に有し、
    前記鋳鉄品を前記渦巻き部側から見たときに、前記外周に近い前記部分(261a2)は前記突起部の外側に位置する、請求項1記載のスクロール部材の製造方法。
  3. スクロール圧縮機(1)に搭載される圧縮機構(15)に用いられるスクロール部材(26;24)を製造する方法であって、
    (a)鋳鉄を成形して、渦巻き状に延びた渦巻き部(261b;241b)を有する鋳鉄品(261;241)を得る工程と、
    (b)前記工程(a)で得られた前記鋳鉄品を削って前記スクロール部材を得る工程と
    を備え、
    前記工程(a)で得られた前記鋳鉄品は、前記渦巻き部の所定の部分(261b3,261b4,261b5;241b1)の厚みに関する寸法(d3,d4;d13)および高さに関する寸法(H2)が、前記工程(b)の実行後の前記部分の前記厚みに関する寸法(h3,h4;h13)および高さに関する寸法(h5)よりもそれぞれ大きく、かつ、前記鋳鉄品の前記渦巻き部における前記中心部よりも外側の部分の厚みに関する寸法(d3,d4;d13)および高さに関する寸法(H2)が、前記渦巻き部の中心部の厚みに関する寸法(d11)および高さに関する寸法(H1)よりもそれぞれ大きく、
    前記所定の部分(261b3)は、前記渦巻き部のうち、前記渦巻きの外周側の端(2612,;2412)から、前記渦巻きの中心(9)側の端(2611,;2411)とは異なる位置(2613;2413)まで、前記渦巻きに沿って延びた部分である、スクロール部材の製造方法。
  4. 前記工程(a)で得られる前記鋳鉄品(261)は、
    前記渦巻き部(261b)を固定する固定部(261a)と、
    前記渦巻き部とは反対側から前記固定部に固定され、前記中心(9)近傍に位置する突起部(261c)と
    を更に有し、
    前記鋳鉄品を前記渦巻き部側から見たときに、前記所定の部分(261b3;261b4)は、前記突起部の側面(261c1)よりも外周側に位置する、請求項3記載のスクロール部材の製造方法。
  5. 前記鋳鉄品の前記渦巻き部(261b)の前記所定の部分(261b3)の厚みである前記寸法(d3)は、前記渦巻き部(261b)のうち前記側面(261c1)よりも内周側の部分(261b1)の厚みである前記寸法(d11)よりも大きく、かつ、
    前記渦巻き部(261b)の前記所定の部分(261b5)の高さである前記寸法(H2)は、前記渦巻き部(261b)のうち前記側面(261c1)よりも内周側の部分(261b1)の高さである前記寸法(H1)よりも大きい、請求項4記載のスクロール部材の製造方法。
  6. 前記所定の部分(261b4;241b1)は、前記渦巻き部(261b;241b)のうち、前記中心(9)の周りを前記渦巻き部(261b;241b)の外周の前記端(2612;2412)から半周乃至1周した位置(2613;2413)まで延びた部分である、請求項3乃至請求項5のいずれか一つに記載のスクロール部材の製造方法。
  7. 前記工程(b)では、前記所定の部分(261b3,261b4)については前記渦巻き部の外周側の側面のみを削る、請求項6記載のスクロール部材の製造方法。
  8. 前記厚みに関する寸法(d3,d4;d13)は、前記渦巻き部(261b;241b)の厚みである、請求項3、4、6および7のいずれか一つに記載のスクロール部材の製造方法。
  9. 前記工程(a)で得られる前記鋳鉄品における前記渦巻き部(261b)の前記所定の部分(261b3;261b4)の厚みである前記寸法(d3,d4)は、前記外周側の前記端(2612)から前記中心側の前記端(2611)側へと行くに従って小さくなる、請求項3乃至請求項8のいずれか一つに記載のスクロール部材の製造方法。
  10. 前記工程(a)では、半溶融ダイキャスト法によって前記鋳鉄が成形される、請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載のスクロール部材の製造方法
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