JP2009281305A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009281305A
JP2009281305A JP2008135006A JP2008135006A JP2009281305A JP 2009281305 A JP2009281305 A JP 2009281305A JP 2008135006 A JP2008135006 A JP 2008135006A JP 2008135006 A JP2008135006 A JP 2008135006A JP 2009281305 A JP2009281305 A JP 2009281305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolts
cylinder
partition member
recess
cylinder chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008135006A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorihide Higuchi
順英 樋口
Naoto Tomioka
直人 富岡
Masanori Yanagisawa
雅典 柳沢
Kenichi Yuasa
健一 湯浅
Masaru Tanaka
勝 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008135006A priority Critical patent/JP2009281305A/ja
Publication of JP2009281305A publication Critical patent/JP2009281305A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】ローラとシリンダ室の上下端面との間で焼付けが発生するのを防止する。
【解決手段】フロントヘッド43、シリンダ及びリアヘッドは、5つのボルト48a〜48eによって締結されている。フロントマフラ、フロントヘッド43及びシリンダは、4つのボルト49a〜49dによって締結されている。フロントヘッド43の上面には、貫通孔84を介してシリンダ室から流れ出た冷媒を流れやすくするための凹部85が形成されている。凹部85は、ボルト48a〜48c及びボルト49a〜49cの近傍に配置されているとともに、ボルト48a〜48cのそれぞれの間(ボルト49a〜49cのそれぞれの間)まで延びている。そして、ボルト48b、48cの径がボルト48a、48d、48eの径よりも小さくなっているとともに、ボルト49bの径が、ボルト49a、49c、49dの径よりも小さくなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機に関する。
特許文献1に記載の圧縮機においては、シリンダ室が形成されたシリンダの上下端部に端板部が配置されており、シリンダと上下の端板部とが複数のボルトによって締結されている。上側の端板部の上面には、マフラカバーが配置されており、この端板部とマフラカバーとにより、同じくこの端板部に形成された吐出孔を介してシリンダ室に連通するマフラ室が形成されている。また、上側の端板部の上面には、吐出孔を塞ぐように吐出弁が配置されている。そして、シリンダ室内においてローラが移動し、冷媒が圧縮されると、その圧力により、吐出弁が開き、シリンダ室内の冷媒がマフラ室に流れ込む。このとき、上側の端板部の上面には、吐出弁が配置されている部分及びその周辺部に凹部が形成されており、吐出孔から排出された冷媒は、凹部に沿って流れてマフラ室に流れ込む。
特開2007−255302号公報
しかしながら、特許文献1に記載の圧縮機では、上側の端板部に吐出孔及び凹部が形成されているため、上側の端板部は、吐出孔及び凹部が形成された部分においてその剛性が低下している。したがって、シリンダとその上下に配置される端板部とを複数のボルトによって締結したときには、ボルトの締結力によって、上側の端板部の吐出孔及び凹部近傍の部分が他の部分よりも大きく変形してしまい、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなってしまう。その結果、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまう虞がある。
本発明の目的は、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することが可能な圧縮機を提供することである。
第1の発明に係る圧縮機は、密閉空間内に配置されており、冷媒を圧縮するためのシリンダ室が形成されたシリンダと、前記シリンダ室の内部に配置されており、前記シリンダ室の内周面に沿って移動するローラと、前記シリンダ室の上面及び下面の一方を画定する第1隔壁部材と、前記シリンダ室の上面及び下面の他方を画定する第2隔壁部材とを備え、少なくとも前記シリンダ、前記第1隔壁部材及び前記第2隔壁部材は、上下方向から見て前記第1隔壁部材の周方向に沿って配列された複数の第1ボルトによって締結されており、前記第1隔壁部材は、前記第1隔壁部材を上下方向に貫通しており、前記シリンダ室において圧縮された冷媒を排出するための排出流路と、前記第1隔壁部材の前記シリンダと反対側の面の、前記排出流路の開口を含む部分に形成された凹部とを有し、前記複数の第1ボルトのうち、前記凹部の近傍に配置された第1ボルトの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さいことを特徴とするものである。
この圧縮機では、複数の第1ボルトのうち、凹部の近傍に配置された第1ボルトの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部の近傍における第1ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分おける変形量が小さくなる。その結果、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
第2の発明に係る圧縮機は、第1の発明に係る圧縮機であって、前記複数の第1ボルトが、前記凹部の近傍に互いに隣接して配置された2つの第1ボルトを含んでおり、前記凹部が、前記複数の第1ボルトの配列方向に関する、これら2つの第1ボルトの間に配置されており、これら2つの第1ボルトのうちの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さいことを特徴とするものである。
複数の第1ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された2つの第1ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第1ボルトの配列方向に関するこれら2つの第1ボルトの間に配置されている場合には、これら2つの第1ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、この圧縮機では、これら2つの第1ボルトの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第1ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第3の発明に係る圧縮機は、第1の発明に係る圧縮機であって、前記複数の第1ボルトが、前記凹部の近傍に互いに隣接して配置された3つの第1ボルトを含んでおり、前記凹部が、前記複数の第1ボルトの配列方向に関するこれら3つの第1ボルトのそれぞれの間まで延びており、これら3つの第1ボルトのうちの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さいことを特徴とするものである。
複数の第1ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された3つの第1ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第1ボルトの配列方向に関するこれら3つの第1ボルトのそれぞれの間まで延びている場合には、これら3つの第1ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、この圧縮機では、これら3つの第1ボルトの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第1ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第4の発明に係る圧縮機は、前記第1隔壁部材の前記シリンダと反対側の面に配置されており、前記第1隔壁部材との間でマフラ空間を形成するマフラ部材をさらに備えており、少なくとも前記第1隔壁部材及び前記マフラ部材は、上下方向から見て前記第1隔壁部材の周方向に沿って配列された複数の第2ボルトによって締結されており、前記複数の第2ボルトのうち、前記凹部の近傍に配置された第2ボルトの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さいことを特徴とするものである。
この圧縮機では、少なくとも第1隔壁部材と第1隔壁部材のシリンダと反対側の面に配置されたマフラ部材とを締結する複数の第2ボルトのうち、凹部の近傍に配置された第2ボルトの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部の近傍における第2ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。その結果、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
第5の発明に係る圧縮機は、第4の発明に係る圧縮機であって、前記複数の第2ボルトが、前記凹部の近傍に互いに隣接して配置された2つの第2ボルトを含んでおり、前記凹部が、前記複数の第2ボルトの配列方向に関する、これら2つの第2ボルトの間に配置されており、これら2つの第2ボルトのうちの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さいことを特徴とするものである。
複数の第2ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された2つの第2ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第2ボルトの配列方向に関するこれら2つの第2ボルトの間に配置されている場合には、これら2つの第2ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、この圧縮機では、これら2つの第2ボルトの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第2ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第6の発明に係る圧縮機は、第4の発明に係る圧縮機であって、前記複数の第2ボルトが、前記凹部の近傍に互いに隣接して配置された3つの第2ボルトを含んでおり、前記凹部が、前記複数の第2ボルトの配列方向に関するこれら3つの第2ボルトのそれぞれの間まで延びており、これら3つの第2ボルトのうちの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さいことを特徴とするものである。
複数の第2ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された3つの第2ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第2ボルトの配列方向に関するこれら3つの第2ボルトのそれぞれの間まで延びている場合には、これら3つの第2ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、この圧縮機では、これら3つの第2ボルトの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第2ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第7の発明に係る圧縮機は、密閉空間内に配置されており、冷媒を圧縮するためのシリンダ室が形成されたシリンダと、前記シリンダ室の内部に配置されており、前記シリンダ室の内周面に沿って移動するローラと、前記シリンダ室の上面及び下面の一方を画定する第1隔壁部材と、前記シリンダ室の上面及び下面の他方を画定する第2隔壁部材と、前記第1隔壁部材の前記シリンダと反対側の面に配置されており、前記第1隔壁部材との間でマフラ空間を形成するマフラ部材とを備え、少なくとも前記第1隔壁部材及び前記マフラ部材は、上下方向から見て前記隔壁部材の周方向に沿って配列された複数のボルトによって締結されており、前記第1隔壁部材は、前記第1隔壁部材を上下方向に貫通しており、前記シリンダ室において圧縮された冷媒を排出するための排出流路と、前記第1隔壁部材の前記シリンダと反対側の面の、前記排出流路の開口を含む部分に形成された凹部とを有し、前記複数のボルトのうち、前記凹部の近傍に配置されたボルトの少なくとも1つが、他のボルトよりも径が小さいことを特徴とするものである。
この圧縮機では、少なくとも第1隔壁部材とマフラ部材とを締結する複数のボルトのうち、凹部の近傍に配置されたボルトの少なくとも1つが、他のボルトよりも径が小さくなっているため、凹部の近傍におけるボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。その結果、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
第8の発明に係る圧縮機は、第1〜第7のいずれかの発明に係る圧縮機であって、冷媒が二酸化炭素であることを特徴とするものである。
この圧縮機では、二酸化炭素を冷媒として用いており、冷媒を特に高圧に圧縮するため、ボルトの締結力は大きなものとなり、その分だけ第1隔壁部材の凹部近傍の部分も変形しやすくなるが、凹部近傍のボルトの径を小さくすることにより、第1隔壁部材の凹部近傍の部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明によれば、複数の第1ボルトのうち、凹部の近傍に配置された第1ボルトの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部の近傍における第1ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。その結果、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
第2の発明によれば、複数の第1ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された2つの第1ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第1ボルトの配列方向に関するこれら2つの第1ボルトの間に配置されている場合には、これら2つの第1ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、これら2つの第1ボルトの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第1ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第3の発明によれば、複数の第1ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された3つの第1ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第1ボルトの配列方向に関するこれら3つの第1ボルトのそれぞれの間まで延びている場合には、これら3つの第1ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、これら3つの第1ボルトの少なくとも1つが、他の第1ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第1ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第4の発明によれば、少なくとも第1隔壁部材と第1隔壁部材のシリンダと反対側の面に配置されたマフラ部材とを締結する複数の第2ボルトのうち、凹部の近傍に配置された第2ボルトの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部の近傍における第2ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。その結果、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
第5の発明によれば、複数の第2ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された2つの第2ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第2ボルトの配列方向に関するこれら2つの第2ボルトの間に配置されている場合には、これら2つの第2ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、これら2つの第2ボルトの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第2ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第6の発明によれば、複数の第2ボルトが、凹部の近傍において互いに隣接して配置された3つの第2ボルトを含んでおり、凹部が、複数の第2ボルトの配列方向に関するこれら3つの第2ボルトのそれぞれの間まで延びている場合には、これら3つの第2ボルトの締結力によって第1隔壁部材の凹部近傍の部分は特に変形しやすい。しかしながら、これら3つの第2ボルトの少なくとも1つが、他の第2ボルトよりも径が小さくなっているため、凹部近傍の部分における第2ボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
第7の発明によれば、少なくとも第1隔壁部材とマフラ部材とを締結する複数のボルトのうち、凹部の近傍に配置されたボルトの少なくとも1つが、他のボルトよりも径が小さくなっているため、凹部の近傍におけるボルトの締結力が小さくなり、第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなる。その結果、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
第8の発明によれば、二酸化炭素を冷媒として用いる圧縮機においては、冷媒を特に高圧に圧縮するため、ボルトの締結力は大きなものとなり、その分だけ第1隔壁部材の凹部近傍の部分も変形しやすくなるが、凹部近傍のボルトの径を小さくすることにより、第1隔壁部材の凹部近傍の部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、この部分においてシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止される。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る圧縮機の概略構成図である。図2は、図1のシリンダ41の平面図である。図3は図1のフロントヘッド43の平面図である。図4は図2のIV−IV線断面図である。圧縮機1は、例えば、空調装置などの冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機であり、吸入管2aから導入される、水分が除去された冷媒としての二酸化炭素を圧縮して、その上端部に配置された排出管25から圧縮した冷媒を排出する。図1に示すように、圧縮機1は、ケーシング11、モータ12及び圧縮機構13を備えている。
ケーシング11は、胴体21、トップ22及びボトム23によって構成されている。胴体21は、上下方向に延びた略円筒状の部材であり、その上下端が開口している。また、胴体21の側面には右下端部に冷凍サイクル(図示せず)からの、冷媒を導入する吸入管2aが接続される接続口24が形成されている。トップ22は、胴体21の上端の開口を塞ぐ部材である。また、トップ22には、前述した排出管25が設けられている。ボトム23は胴体21の下端の開口を塞ぐ部材である。そして、ケーシング11には、胴体21、トップ22及びボトム23によって囲まれた密閉空間26が形成されている。
モータ12は、密閉空間26内に配置されており、固定子31と回転子32とを有している。固定子31は、例えば焼きバメなどによって、胴体21の内壁面に固定されている。回転子32は、固定子31の径方向内側に配置されており、その略中央部には、上下方向に延びたシャフト60の上端部が固定されている。そして、モータ12においては、固定子31と回転子32との間に発生する磁力によって回転子32がシャフト60とともに回転する。なお、固定子31及び回転子32の構成は、従来のモータのものと同様であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
圧縮機構13は、密閉空間26内において、モータ12の下方に位置している。圧縮機構13は、図2に示すように、ローラ42aとブレード42bとが一体的に形成されたピストン42を有するいわゆる揺動ピストン型の圧縮機構であり、図1に示すように、シリンダ41、ピストン42、フロントヘッド43、リアヘッド44及びフロントマフラ45を有している。そして、前述したシャフト60が、モータ12から下方に延びて、シリンダ41、ローラ42a、フロントヘッド43、リアヘッド44及びフロントマフラ45を貫通している。なお、圧縮機構13は、ローラ42aとブレードとが別体となったロータリー型の圧縮機構であってもよい。
シリンダ41には、その略中央部にシリンダ41を上下方向に貫通する平面視で略円形のシリンダ室71が形成されている。また、各シリンダ41には、シリンダ室71に接続されており、シリンダ室71からから図1の右方に延びた導入流路72が形成されており、接続口24に接続された吸入管2aが導入流路72に接続される。これにより、圧縮機1に導入された冷媒は、導入流路72を介してシリンダ室71に流れ込むことになる。
また、シリンダ41には、シリンダ室71の図2における上端部から図中上方に延びた、ブレード42bが収納されるブレード収納室75が形成されている。そして、ブレード42bは、同じくブレード収納室75内に配置されたブッシュ73に摺動可能に支持されている。
ローラ42aは、シリンダ室71の内部に配置されており、その略中央部に略円形の貫通孔42cが形成されている。貫通孔42cには、シャフト60の途中部に設けられているとともに、シャフト60の中心軸に対して偏心した偏心部60aがはめ込まれている。そして、シャフト60が偏心部60aとともに回転することにより、ローラ42aはシリンダ室71の内周面に沿って移動するとともに、ローラ42aと一体的に形成されたブレード42bが移動し、これにより、シリンダ室71内の冷媒が圧縮される。なお、ピストン42が移動することによりシリンダ室71内の冷媒が圧縮される過程は、従来の圧縮機と同様であるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
フロントヘッド43(第1隔壁部材)は、シリンダ41の上面に配置されており、締結部81及び軸受け部82とを有している。締結部81は、シリンダ41と締結される部分であり、締結部81によりシリンダ室71の上面が画定されている。また、締結部81は、例えば溶接などによって、胴体21に固定されている。
また、締結部81には、貫通孔84及び凹部85が形成されている。貫通孔84(排出流路)は、締結部81を上下方向に貫通しており、シリンダ室71と、後述するマフラ空間76とを連通させる。凹部85は、締結部81の上面における、平面視で、貫通孔84と対向する部分から図2における右上方にその幅が広がるように延びているとともに、貫通孔84と対向する部分から図2における左下方にほぼ一定の幅で延びている。
また、凹部85には、貫通孔84と対向する部分から図2における左下方に延びた部分に、弁部材86が配置されている。弁部材86は、弾性を有しており、その一端部(図2における右上端部)が貫通孔84を塞いでいるとともに、他端部(図2における左下端部)がリベット86aなどによって凹部85の底面に固定されている。
そして、弁部材86は、シリンダ室71内の冷媒の圧力が所定以上になったときに、冷媒の圧力により貫通孔84を塞いでいる部分が上方に押圧されることによって、この部分が持ち上げられるように弾性変形し、シリンダ室71とマフラ空間76とが連通する。これにより、シリンダ室71内において圧縮された冷媒が、マフラ空間76に排出される。このとき、締結部81の上面に凹部85が形成されており、貫通孔84から流れ出た冷媒は凹部85を流れてマフラ空間76に流れ込むため、シリンダ室71内の冷媒がマフラ空間76に流れやすい。
軸受け部82は、締結部81の略中央部から上方に延びており、内部にシャフトを貫通させるための貫通孔82aが形成されている。これにより、貫通孔82aを貫通するシャフト60が軸受け部82によって回転自在に支持されている。
リアヘッド44(第2隔壁部材)は、シリンダ41の下面に配置されており、シリンダ室71の下面を画定している。
フロントマフラ45(マフラ部材)は、フロントヘッド43の上面(シリンダ41と反対側の面)に配置されており、フロントマフラ45とフロントヘッド43とに囲まれた部分にマフラ空間76が形成されている。マフラ空間76は、前述したように貫通孔84を介してシリンダ室71に連通しているとともに、密閉空間26と連通している。そして、シリンダ室71から排出された冷媒は、マフラ空間76において排出の際の騒音が低減された上で、密閉空間26に排出される。
ここで、圧縮機1においては、上述のフロントヘッド43、シリンダ41、及びリアヘッド44が、図1、図2に示すように、リアヘッド44の下方から挿通された5つのボルト48(ボルト48a〜48e、第1ボルト)によって締結されているとともに、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ41が、フロントマフラ45の上方から挿通された4つのボルト49(ボルト49a〜49d、第2ボルト)によって締結されている。
5つのボルト48は、平面視で(上下方向から見て)フロントヘッド43の周方向に沿って配列されており、これらのうち、3つのボルト48a〜48cが凹部85の近傍に配置されているとともに、それ以外の2つのボルト48d、48eは、ボルト48a〜48cよりも凹部85から離隔して配置されている。そして、凹部85の近傍に配置されたボルト48a〜48cのうちの2つであるボルト48b、48cが、ボルト48a、48d、48eよりも径が小さくなっている。
4つのボルト49は、平面視でフロントヘッド43の周方向に沿って配列されており、これらのうち、3つのボルト49a〜49cが凹部85の近傍に配置されているとともに、それ以外のボルト49dは、ボルト49a〜49cよりも凹部85から離隔して配置されている。そして、凹部85の近傍に配置されたボルト49a〜49cのうちの1つであるボルト49bが、ボルト49a、49c、49dよりも径が小さくなっている。
また、前述の凹部85は、貫通孔84と対向する部分から図2における左下方に延びた部分が、フロントヘッド43の周方向(ボルト48a〜48e、49a〜49dの配列方向)に関して、ボルト48a〜48eのうち互いに隣接するボルト48aとボルト48bとの間(ボルト49a〜49dのうち互いに隣接するボルト49aとボルト49bとの間)まで延びているとともに、貫通孔84と対向する部分から図2における右上方に延びた部分が、フロントヘッド43の周方向に関して、ボルト48a〜48eのうち互いに隣接するボルト48bとボルト48cとの間(ボルト49a〜49dのうち互いに隣接するボルト49bとボルト49cとの間)まで延びている。さらに、前述したブレード収納室75も、ボルト48bとボルト48cとの間(ボルト49bとボルト49cとの間)まで延びている。
ここで、フロントヘッド43は、貫通孔84及び凹部85が形成されている部分において、他の部分よりもその剛性が低くなっている。したがって、本実施の形態とは異なり、ボルト48a〜48eの径を全て同じにして、ボルト48a〜48eにより、フロントヘッド43、シリンダ41、リアヘッド44を締結するとともに、ボルト49a〜49dの径を全て同じにして、ボルト49a〜49dにより、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ41を締結した場合には、フロントヘッド43が、貫通孔84及び凹部85近傍の部分において、他の部分よりも大きく変形してしまう。そして、その結果、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが低くなり、圧縮機1を駆動したときに、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまう虞がある。
さらに、本実施の形態では、前述したように、凹部85がボルト48aとボルト48bとの間(ボルト49aとボルト49bとの間)、及び、ボルト48bとボルト48cとの間(ボルト49bとボルト49cとの間)まで延びているので、ボルト48a〜48c及びボルト49a〜49cの締結力によるフロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形は特に大きなものとなる。
加えて、圧縮機1においては、冷媒として二酸化炭素を用いており、シリンダ室71において冷媒が特に高圧に圧縮されるため、これに耐えることができるよう、ボルト48a〜48e、49a〜49dの締結力は特に大きなものとなっており、その分だけ、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分も大きく変形する。
しかしながら、本実施の形態では、凹部85の近傍に配置された3つのボルト48a〜48cのうちの2つであるボルト48b、48cの径をボルト48a、48d、48eの径よりも小さくするとともに、凹部85の近傍に配置された3つのボルト49a〜49cのうちの1つであるボルト49bの径を、ボルト49a、49c、49dの径よりも小さくしているため、ボルト48b、48cによる締結力が、ボルト48a、48d、48eの締結力よりも小さくなるとともに、ボルト49bによる締結力が、ボルト49a、49c、49dの締結力よりも小さくなり、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形量が小さくなる。これにより、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
また、上述したような、ローラ42aとブレード42bとが一体となったピストン42を有する圧縮機構13においては、ローラ42aがシリンダ室71の内周面に沿って移動するのに伴って、ブレード42bが上下方向だけでなく左右方向にも移動するため、上述したように、ブレード収納室75には、ブレード42bを摺動可能に支持するブッシュ73が必要となる。したがって、ローラ42aとブレード42bとが別体となっており、ローラ42aがシリンダ室71の内周面に沿って移動する際にブレード42bが上下方向にのみ移動する、ブッシュ73を必要としないロータリー型の圧縮機構と比較した場合、このような圧縮機構13においては、ブッシュ73を配置する分だけ、ブレード収納室75を大きくする必要がある。
そして、ブレード収納室75を大きくすると、その分だけ、ブレード収納室75近傍におけるシリンダ41の剛性が低くなるため、ボルト48a〜48eを全て同じ径とするとともに、ボルト49a〜49dを全て同じ径とすると、ボルト48a〜48e及びボルト49a〜49dにより圧縮機構13の各部材を締結したときに、シリンダ41が、ブレード収納室75近傍の部分において他の部分よりも大きく変形してしまい、この部分においてシリンダ室71の高さが低くなり、ローラ42aが、シリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまう虞がある。
さらに、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分の変形に伴って、シリンダ41のブレード収納室75の壁となる部分がブレード収納室75の内側に入り込むように変形するため、ブッシュ73はブレード収納室75により大きな荷重により押さえつけられることとなり、ブレード42bが移動する際のブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間の摩擦により、ブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間で焼付けが発生してしまう虞がある。
しかしながら、本実施の形態では、ボルト48a〜48eのうち、平面視で互いに隣接しているとともにブレード収納室75を挟むように配置された2つのボルト48b、48cの径が、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さく、ブレード収納室75の近傍に配置されたボルト49bの径がボルト49a、49c、49dの径よりも小さいため、ブレード収納室75近傍におけるボルトの締結力が小さくなり、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分においてシリンダ室71の高さが低くなってしまうことがなく、ローラ42aとシリンダ室71の上下端面との間で焼付けが生じてしまうのを防止することができる。
また、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分の変形が小さくなるのに伴って、シリンダ41のブレード収納室75の壁となる部分がブレード収納室75の内側に入り込むように変形する量が小さくなるため、ブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間で焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
以上に説明したしたように、本発明に係る圧縮機1では、フロントヘッド43は、貫通孔84及び凹部85が形成されている部分において、他の部分よりもその剛性が低くなっている。したがって、本実施の形態とは異なり、ボルト48a〜48eの径を全て同じにしてボルト48a〜48eにより、フロントヘッド43、シリンダ41、リアヘッド44を締結するとともに、ボルト49a〜49dの径を全て同じにして、ボルト49a〜49dにより、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ41を締結した場合には、フロントヘッド43が、貫通孔84及び凹部85近傍の部分において、他の部分よりも大きく変形してしまう。これにより、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが低くなり、圧縮機1を駆動したときに、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまう虞がある。
さらに、本実施の形態では、前述したように、凹部85がボルト48aとボルト48bとの間(ボルト49aとボルト49bとの間)、及び、ボルト48bとボルト48cとの間(ボルト49bとボルト49cとの間)まで延びているので、ボルト48a〜48c、49a〜49cの締結力によるフロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形は特に大きなものとなる。
加えて、圧縮機1においては、冷媒として二酸化炭素を用いており、シリンダ室71において冷媒が特に高圧に圧縮されるため、これに耐えることができるよう、ボルト48a〜48e、49a〜49dの締結力は特に大きなものとなっており、その分だけ、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分も大きく変形する。
しかしながら、本実施の形態では、凹部85の近傍に配置された3つのボルト48a〜48cのうちの2つであるボルト48b、48cの径を、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さくしているため、ボルト48b、48cによる締結力が、ボルト48a、48d、48eの締結力よりも小さくなる。さらに、凹部85の近傍に配置された3つのボルト49a〜49cのうちの1つであるボルト49bの径を、ボルト49a、49c、49dの径よりも小さくしているため、ボルト49bによる締結力が、ボルト49a、49c、49dの締結力よりも小さくなる。その結果、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形量が小さくなる。これにより、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
また、上述したような、ローラ42aとブレード42bとが一体となったピストン42を有する圧縮機構13においては、ローラ42aがシリンダ室71の内周面に沿って移動するのに伴って、ブレード42bが上下方向だけでなく左右方向にも移動するため、上述したように、ブレード収納室75には、ブレード42bを摺動可能に支持するブッシュ73が必要となる。したがって、ローラ42aとブレード42bとが別体となっており、ローラ42aがシリンダ室71の内周面に沿って移動する際にブレード42bが上下方向にのみ移動する、ブッシュ73を必要としないロータリー型の圧縮機構と比較した場合、このような圧縮機構13においては、ブッシュ73を配置する分だけ、ブレード収納室75を大きくする必要がある。
そして、ブレード収納室75を大きくすると、その分だけ、ブレード収納室75近傍におけるシリンダ41の剛性が低くなるため、ボルト48a〜48eを全て同じ径とするとともに、ボルト49a〜49dを全て同じ径とすると、ボルト48a〜48e及びボルト49a〜49dにより圧縮機構13の各部材を締結したときに、シリンダ41が、ブレード収納室75近傍の部分において他の部分よりも大きく変形してしまい、この部分においてシリンダ室71の高さが低くなり、ローラ42aが、シリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまう虞がある。
さらに、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分の変形に伴って、シリンダ41のブレード収納室75の壁となる部分がブレード収納室75の内側に入り込むように変形するため、ブッシュ73はブレード収納室75により大きな荷重により押さえつけられることとなり、ブレード42bが移動する際のブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間の摩擦により、ブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間で焼付けが発生してしまう虞がある。
しかしながら、本実施の形態では、ボルト48a〜48eのうち、平面視で互いに隣接しているとともにブレード収納室75を挟むように配置された2つのボルト48b、48cの径が、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さく、ブレード収納室75の近傍に配置されたボルト49bの径がボルト49a、49c、49dの径よりも小さいため、ブレード収納室75近傍におけるボルトの締結力が小さくなり、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分においてシリンダ室71の高さが低くなってしまうことがなく、ローラ42aとシリンダ室71の上下端面との間で焼付けが生じてしまうのを防止することができる。
また、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分の変形が小さくなるのに伴って、シリンダ41のブレード収納室75の壁となる部分がブレード収納室75の内側に入り込むように変形する量が小さくなるため、ブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間で焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上述の実施の形態においては、貫通孔84及び凹部85近傍に配置された、フロントヘッド43、シリンダ41及びリアヘッド44を締結するためのボルト48a〜48cの2つであるボルト48b、48cの径を、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さくするとともに、貫通孔84及び凹部85近傍に配置された、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ4を締結するためのボルト49a〜49cの1つであるボルト49bの径を、ボルト49a、49c、49dの径よりも小さくしたが、これには限られない。一変形例では、図5に示すように、ボルト48a〜48cのうちの2つであるボルト48b、48cの径は、上述の実施の形態と同様、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さくなっているが、ボルト49a〜49dの径は全てほぼ同じになっている(変形例1)。
この場合でも、凹部85の近傍に配置された3つのボルト48a〜48cのうちの2つであるボルト48b、48cの径を、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さくしているため、ボルト48b、48cによる締結力が、ボルト48a、48d、48eの締結力よりも小さくなり、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形量が小さくなる。これにより、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
また、この場合でも、平面視で、互いに隣接しているとともにブレード収納室75を挟むように配置されたボルト48b、48cの径がボルト48a、48d、48eの径よりも小さくなっているため、ブレード収納室75近傍におけるボルトの締結力が小さくなり、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分においてシリンダ室71の高さが低くなってしまうことがなく、ローラ42aとシリンダ室71の上下端面との間で焼付けが生じてしまうのを防止することができる。
また、シリンダ41のブレード収納室75近傍の部分の変形が小さくなるのに伴って、シリンダ41のブレード収納室75の壁となる部分がブレード収納室75の内側に入り込むように変形する量が小さくなるため、ブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間で焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
なお、上述の実施の形態及び変形例1では、貫通孔84及び凹部85の近傍に配置されており、フロントヘッド43、シリンダ41及びリアヘッド44を締結するボルト48a〜48cのうちの2つであるボルト48b、48cの径が、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さくなっていたが、これには限られず、凹部85の近傍に配置されたボルト48a〜48cのうち、少なくとも1つの径が他のボルトよりも小さくなっていればよい。
また、別の一変形例では、図6に示すように、ボルト49a〜49cのうち、ボルト49b、49cの径は、上述の実施の形態と同様、ボルト49aの径よりも小さくなっているが、ボルト48a〜48eの径は全てほぼ同じになっている(変形例2)。
この場合でも、凹部85の近傍に配置された3つのボルト49a〜49cのうち、ボルト49b、49cの径を、ボルト49a、49dの径よりも小さくしているため、ボルト49b、49cによる締結力が、ボルト49a、49dの締結力よりも小さくなり、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形量が小さくなる。これにより、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
また、この場合には、ボルト49a〜49cのうち、平面視で互いに隣接しているとともにブレード収納室75(図2参照)を挟むように配置されたボルト49b、49cの径が、ボルト49aの径よりも小さくなっているため、シリンダ41が、ブレード収納室75の部分において他の部分よりも大きく変形してしまうのが防止され、前述したのと同様、ローラ42aとシリンダ室71の上下端面との間、及び、ブッシュ73とブレード収納室75の壁面との間で焼付けが生じてしまうのが防止される。
なお、上述の実施の形態及び変形例2では、貫通孔84及び凹部85の近傍に配置されており、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ41を締結するボルト49a〜49cのうちの2つであるボルト49b、49cの径が、ボルト49a、49dの径よりも小さくなっていたが、これには限られず、凹部85の近傍に配置されたボルト49a〜49cのうち、少なくとも1つの径が他のボルトよりも小さくなっていればよい。
また、上述の実施の形態では、凹部85の近傍に、3つのボルト48a〜48c(第1ボルト)及び3つのボルト49a〜49c(第2ボルト)が配置されており、凹部85が、フロントヘッド43の周方向に関する、互いに隣接した3つのボルト48a〜48cのそれぞれの間(3つのボルト49a〜49cのそれぞれの間)まで延びていたが、これには限られない。
別の一変形例では、図7に示すように、上述の実施の形態におけるボルト48b、49b(図2参照)が設けられておらず、フロントヘッド43、シリンダ41及びリアヘッド44が、4つのボルト48a、48c〜48eによって締結されているとともに、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ41が、3つのボルト49a、49c、49dによって締結されている。そして、凹部85は、フロントヘッド43の周方向に関する、互いに隣接して配置されたボルト48aとボルト48cとの間(ボルト49aとボルト49cとの間)の部分まで延びている。さらに、ボルト48cの径が、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さくなっているとともに、ボルト49aの径が、ボルト49c、49dの径よりも小さくなっている(変形例3)。
この場合には、ボルト48a、48c、49a、49cが、貫通孔84及び凹部85の近傍に配置されているとともに、凹部85がフロントヘッド43の周方向に関するボルト48aとボルト48cとの間(ボルト49aとボルト49cとの間)まで延びているため、ボルト48a、48c〜48eが全て同じ径であるとともに、ボルト49a、49c、49dが全て同じ径であるとすると、フロントヘッド43が、貫通孔84及び凹部85の近傍の部分において、他の部分よりも大きく変形してしまう。その結果、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが低くなり、圧縮機を駆動したときに、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまう虞がある。
しかしながら、変形例3においては、貫通孔84及び凹部85近傍に配置されたボルト48a、48cのうちの1つであるボルト48cの径を、ボルト48a、48d、48eの径よりも小さくしているとともに、貫通孔84及び凹部85近傍に配置されたボルト49a、49cのうちの1つであるボルト49aの径を、ボルト49c、49dの径よりも小さくしているため、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形量が小さくなる。そして、これにより、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
なお、変形例3においては、ボルト48cの径がボルト48a、48d、48eの径よりも小さくなっていたが、これとは逆に、ボルト48aの径がボルト48c〜48eの径よりも小さくなっていてもよい。あるいは、ボルト48a、48cの両方の径が、ボルト48dの径よりも小さくなっていてもよい。
また、変形例3では、ボルト49aの径がボルト49c、49dの径よりも小さくなっていたが、これとは逆に、ボルト49cの径が、ボルト49a、49dの径よりも小さくなっていてもよい。あるいは、ボルト49a、49cの両方の径が、ボルト49dの径よりも小さくなっていてもよい。
また、変形例3では、上述の実施の形態において貫通孔84及び凹部85の近傍に配置されていたボルト48a〜48cのうち、ボルト48bが設けられていない構成となっていたが、ボルト48bの代わりにボルト48aあるいはボルト48cが設けられていない構成であってもよい。
また、変形例3では、上述の実施の形態において貫通孔84及び凹部85の近傍に配置されていたボルト49a〜49cのうち、ボルト49bが設けられていない構成となっていたが、ボルト49bの代わりにボルト49aあるいはボルト49cが設けられていない構成であってもよい。
また、上述の実施の形態では、圧縮機1が1つのシリンダ41のみを有していたが、これには限られない。別の一変形例では、図8に示すように、上述の実施の形態と同様の構成に加えて、上下方向に関するシリンダ41とリアヘッド104との間に、上から順に、ミドルプレート91及びシリンダ92が配置されている。また、リアヘッド104の下面(シリンダ41と反対側の面に)にリアマフラ103が配置されており、リアヘッド104とリアマフラ103との間にマフラ空間105が形成されている(変形例4)。
シリンダ92は、シリンダ41と同様、シリンダ室71及び導入流路72を有するものである。ミドルプレート91は、シリンダ41のシリンダ室71の下面及びシリンダ92のシリンダ室71の上面を画定するものである。また、この場合には、リアヘッド104は、シリンダ92のシリンダ室71の下面を画定している。そして、ボルト48は、上述の実施の形態のものよりも長く、フロントヘッド43、シリンダ41、ミドルプレート91、シリンダ92及びリアヘッド104、及びリアマフラ103を締結している。また、ボルト48、49とは別のボルト93により、リアヘッド44とシリンダ92とが締結されている。また、この場合には、2つのシリンダ41、92が設けられているのに対応して、胴体21に2つの接続口24が形成されているとともに、2つの吸入管2aを備えており、2つのシリンダ41、92のシリンダ室71、101に配置されるローラ42a、102に対応してシャフト60が2つの偏心部60aを備えている。
この場合は、本発明に係る2つの組み合わせがあり、1つ目の組み合わせは、上側のシリンダ41は本発明に係るシリンダに相当し、シリンダ41のシリンダ室71の上面を画定するフロントヘッド43は本発明に係る第1隔壁部材に相当し、下面を画定するミドルプレート91は本発明に係る第2隔壁部材に相当する。また、2つ目の組み合わせは、下側のシリンダ92は本発明に係るシリンダに相当し、シリンダ92のシリンダ室101の上面を画定するミドルプレート91は本発明に係る第2隔壁部材に相当し、シリンダ92のシリンダ室101の下面を画定するリアヘッド104が本発明に係る第1隔壁部材に相当する。
図9は、図8のリアヘッド104の下面を示す平面図である。図8、図9に示すように、リアヘッド104には、貫通孔106(排出流路)、凹部107及び貫通孔108が形成されている。貫通孔106は、平面視で貫通孔84と重なる位置に配置されており、リアヘッド104を上下方向に貫通している。
凹部107は、リアヘッド104の下面における、平面視で、凹部85に重なる部分に形成されているのに加え、この部分の下端部近傍の部分から、リアヘッド104の周方向に沿ってリアヘッド104の図9における右下端部まで延びており、その先端部において幅が広くなっている。凹部107の底面には、凹部85に配置されているのと同様の弁部材86が配置されており、下側のシリンダ室101内に配置されたローラ102(ピストン)が移動することによって圧縮された当該シリンダ室101内の冷媒が所定の圧力以上となると、弁部材86の貫通孔106を塞いでいる部分が下方に押し下げられるように弾性変形することにより、シリンダ室101とマフラ空間105とが連通し、シリンダ室101内の圧縮された冷媒が、凹部107を流れてマフラ空間105に流れ込む。
貫通孔108は、凹部107の下端部における幅が広くなった部分に形成されており、リアヘッド104を上下方向に貫通している。また、リアヘッド104の上方に配置されたシリンダ41、92及びミドルプレート91の貫通孔108に重なる位置にも同様の貫通孔(図示せず)が形成されており、これらの貫通孔を介して、マフラ空間105内の冷媒がマフラ空間76に流れ込む。
この場合でも、上述の実施の形態と同様、凹部85(図3参照)の近傍に配置されたボルト48のうちの少なくとも1つ(図9ではボルト48a〜48c)、及び、ボルト49のうちの少なくとも1つの径を、それぞれ、他のボルト48及び他のボルト49の径よりも小さくすることにより、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分における変形量が小さくなる。これにより、貫通孔84及び凹部85の近傍においてシリンダ室71の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ42aがシリンダ室71の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
同様に、凹部107の近傍に配置されたボルト48のうちの少なくとも1つ(図9ではボルト48a〜48c)の径を、他のボルト48の径よりも小さくすることにより、リアヘッド104の貫通孔106及び凹部107近傍の部分における変形量が小さくなる。これにより、貫通孔106及び凹部107の近傍においてシリンダ室101の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ102がシリンダ室101の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
なお、この場合には、凹部107が、ボルト48aとボルト48eとの間まで延びているので、ボルト48eの径を小さくした場合にも、上述したのと同様、シリンダ室101の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラ102がシリンダ室101の上面及び下面に接触して焼付けが発生してしまうのが防止される。
なお、圧縮機1が2つのシリンダを有する場合においては、図8に示すように、冷凍サイクルから並列に各シリンダ室に冷媒を導入してもよく、冷媒を下側のシリンダ室に導入し、このシリンダ室において圧縮した冷媒を上側のシリンダ室に導入し、このシリンダ室内において冷媒をさらに圧縮する、いわゆる2段圧縮タイプとしてもよい。
また、フロントヘッド43、シリンダ41,92、ミドルプレート91、リアヘッド44、及びリアマフラ103を締結するボルト(第1ボルト)の位置及び数、及び、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ41を締結するボルト(第2ボルト)の位置及び数は、貫通孔84及び凹部85の近傍に配置される第1ボルトの少なくとも1つの径が他の第1ボルトの径よりも小さくなるもの、貫通孔84及び凹部85の近傍に配置される第2ボルトの少なくとも1つの径が他の第2ボルトの径よりも小さくなるもの、又は、その両方であるものであれば、上述したものと異なるものであってもよい。
この場合でも、全ての第1ボルトの径を同じにするととともに、全ての第2ボルトの径を同じにすると、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分が、他の部分よりも大きく変形して、この部分においてシリンダ室71の高さが低くなってしまい、その結果、ローラ42aとシリンダ室71の上下端面との間に焼付けが発生してしまう虞がある。
しかしながら、貫通孔84及び凹部85近傍に配置された第1ボルトのうちの少なくとも1つの径を他の第1ボルトの径よりも小さくする、貫通孔84及び凹部85近傍に配置された第2ボルトのうちの少なくとも1つの径を他の第2ボルトの径よりも小さくする、又はその両方により、フロントヘッド43の貫通孔84及び凹部85近傍の部分が大きく変形してしまうのを防止することができる。
また、上述の実施の形態では、ボルト49(第2ボルト)が、フロントマフラ45、フロントヘッド43及びシリンダ41を締結していたが、ボルト49が、フロントマフラ45及びフロントヘッド43のみを締結していてもよい。
また、上述の実施の形態では、冷媒として二酸化炭素を用いていたが、二酸化炭素以外の冷媒を用いた圧縮機に本発明を適用することも可能である。
本発明を利用すれば、凹部の近傍における第1隔壁部材のこの部分における変形量が小さくなり、その結果、第1隔壁部材のこの部分におけるシリンダ室の高さが他の部分よりも低くなるのが防止され、ローラがシリンダ室の上下端面に接触して焼付けが発生してしまうのを防止することができる。
本発明における実施の形態に係る圧縮機の概略構成図である。 図1のシリンダの平面図である。 図1のフロントヘッドの上面を示す平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 変形例1の図3相当の図である。 変形例2の図3相当の図である。 変形例3の図3相当の図である。 変形例4の図1相当の図である。 図8のリアヘッドの平面図である。
符号の説明
1 圧縮機
26 密閉空間
41 シリンダ
42a ローラ
43 フロントヘッド
44 リアヘッド
45 フロントマフラ
48 ボルト
49 ボルト
71 シリンダ室
84 貫通孔
85 凹部
91 ミドルプレート
92 シリンダ
101 シリンダ室
102 ローラ
104 リアヘッド

Claims (8)

  1. 密閉空間(26)内に配置されており、冷媒を圧縮するためのシリンダ室(71、101)が形成されたシリンダ(41、92)と、
    前記シリンダ室(71、101)の内部に配置されており、前記シリンダ室(71、101)の内周面に沿って移動するローラ(42、102)と、
    前記シリンダ室(71、101)の上面及び下面の一方を画定する第1隔壁部材(43、104)と、
    前記シリンダ室(71、101)の上面及び下面の他方を画定する第2隔壁部材(44、91)とを備え、
    少なくとも前記シリンダ(41、92)、前記第1隔壁部材(43、104)及び前記第2隔壁部材(44、91)は、上下方向から見て前記第1隔壁部材(43、104)の周方向に沿って配列された複数の第1ボルト(48)によって締結されており、
    前記第1隔壁部材(43、104)は、
    前記第1隔壁部材(43、104)を上下方向に貫通しており、前記シリンダ室(71、101)において圧縮された冷媒を排出するための排出流路(84、106)と、
    前記第1隔壁部材(43、104)の前記シリンダ(41、92)と反対側の面の、前記排出流路(84、106)の開口を含む部分に形成された凹部(85、107)とを有し、
    前記複数の第1ボルト(48)のうち、前記凹部(85、107)の近傍に配置された第1ボルト(48a〜48c)の少なくとも1つが、他の第1ボルト(48d、48e)よりも径が小さいことを特徴とする圧縮機(1)。
  2. 前記複数の第1ボルト(48)が、前記凹部(85、107)の近傍に互いに隣接して配置された2つの第1ボルト(48a、48c)を含んでおり、
    前記凹部(85、107)が、前記複数の第1ボルト(48)の配列方向に関する、これら2つの第1ボルト(48a、48c)の間に配置されており、
    これら2つの第1ボルト(48a、48c)のうちの少なくとも1つが、他の第1ボルト(48d、48e)よりも径が小さいことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機(1)。
  3. 前記複数の第1ボルト(48)が、前記凹部(85、107)の近傍に互いに隣接して配置された3つの第1ボルト(48a〜48c)を含んでおり、
    前記凹部(85、107)が、前記複数の第1ボルト(48)の配列方向に関するこれら3つの第1ボルト(48a〜48c)のそれぞれの間まで延びており、
    これら3つの第1ボルト(48a〜48c)のうちの少なくとも1つが、他の第1ボルト(48d、48e)よりも径が小さいことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機(1)。
  4. 前記第1隔壁部材(43)の前記シリンダ(41)と反対側の面に配置されており、前記第1隔壁部材(43)との間でマフラ空間(75)を形成するマフラ部材(45)をさらに備えており、
    少なくとも前記第1隔壁部材(43)及び前記マフラ部材(45)は、上下方向から見て前記第1隔壁部材(43)の周方向に沿って配列された複数の第2ボルト(49)によって締結されており、
    前記複数の第2ボルト(49)のうち、前記凹部(85)の近傍に配置された第2ボルト(49a〜49c)の少なくとも1つが、他の第2ボルト(49d)よりも径が小さいことを特徴とする圧縮機(1)。
  5. 前記複数の第2ボルト(49)が、前記凹部(85)の近傍に互いに隣接して配置された2つの第2ボルト(49a〜49c)を含んでおり、
    前記凹部(85)が、前記複数の第2ボルト(49)の配列方向に関する、これら2つの第2ボルト(49a、49c)の間に配置されており、
    これら2つの第2ボルト(49a、49c)のうちの少なくとも1つが、他の第2ボルト(49d)よりも径が小さいことを特徴とする請求項4に記載の圧縮機(1)。
  6. 前記複数の第2ボルト(49)が、前記凹部(85)の近傍に互いに隣接して配置された3つの第2ボルト(49a〜49c)を含んでおり、
    前記凹部(85)が、前記複数の第2ボルト(49)の配列方向に関するこれら3つの第2ボルト(49a〜49c)のそれぞれの間まで延びており、
    これら3つの第2ボルト(49a〜49c)のうちの少なくとも1つが、他の第2ボルト(49d)よりも径が小さいことを特徴とする請求項4に記載の圧縮機(1)。
  7. 密閉空間(26)内に配置されており、冷媒を圧縮するためのシリンダ室(71)が形成されたシリンダ(41)と、
    前記シリンダ室(71)の内部に配置されており、前記シリンダ室(71)の内周面に沿って移動するローラ(42)と、
    前記シリンダ室(71)の上面及び下面の一方を画定する第1隔壁部材(43)と、
    前記シリンダ室(71)の上面及び下面の他方を画定する第2隔壁部材(44、91)と、
    前記第1隔壁部材(43)の前記シリンダ(41)と反対側の面に配置されており、前記第1隔壁部材(43)との間でマフラ空間(75)を形成するマフラ部材(45)とを備え、
    少なくとも前記第1隔壁部材(43)及び前記マフラ部材(45)は、上下方向から見て前記第1隔壁部材(43)の周方向に沿って配列された複数のボルト(49)によって締結されており、
    前記第1隔壁部材(43)は、
    前記第1隔壁部材(43)を上下方向に貫通しており、前記シリンダ室(71)において圧縮された冷媒を排出するための排出流路(84)と、
    前記第1隔壁部材(43)の前記シリンダ(41)と反対側の面の、前記排出流路(84)の開口を含む部分に形成された凹部(85)とを有し、
    前記複数のボルト(49)のうち、前記凹部(85)の近傍に配置されたボルト(49a〜49c)の少なくとも1つが、他のボルト(49d)よりも径が小さいことを特徴とする圧縮機(1)。
  8. 冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の圧縮機(1)。
JP2008135006A 2008-05-23 2008-05-23 圧縮機 Pending JP2009281305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135006A JP2009281305A (ja) 2008-05-23 2008-05-23 圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135006A JP2009281305A (ja) 2008-05-23 2008-05-23 圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009281305A true JP2009281305A (ja) 2009-12-03

Family

ID=41452007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008135006A Pending JP2009281305A (ja) 2008-05-23 2008-05-23 圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009281305A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06307363A (ja) * 1993-04-20 1994-11-01 Hitachi Ltd ロータリ圧縮機
JP2002098075A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機
JP2007255302A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Daikin Ind Ltd 圧縮機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06307363A (ja) * 1993-04-20 1994-11-01 Hitachi Ltd ロータリ圧縮機
JP2002098075A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機
JP2007255302A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Daikin Ind Ltd 圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100532856C (zh) 旋转式压缩机的排气阀装置及其控制方法
JP4946340B2 (ja) 両頭ピストン式圧縮機
JP3869705B2 (ja) 密閉形ロータリ圧縮機
JP2008261227A (ja) 圧縮装置
JP5708570B2 (ja) ベーン型圧縮機
JP2014080875A (ja) 圧縮機
JP5195774B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2010025103A (ja) ロータリ圧縮機
JP2008163874A (ja) ロータリー圧縮機
JP2009281305A (ja) 圧縮機
KR102004353B1 (ko) 배압실을 구비한 스크롤 압축기
KR101849138B1 (ko) 회전축 삽입부를 갖는 스크롤 압축기 및 그 제조방법
KR20120081486A (ko) 분리식 고정스크롤을 갖는 스크롤 압축기
JP5781355B2 (ja) 密閉型ロータリ圧縮機
JP2010116905A (ja) 圧縮機
JP5217856B2 (ja) 回転式圧縮機
JP5423538B2 (ja) 回転式圧縮機
JP5062038B2 (ja) 圧縮機
JP7233006B2 (ja) 圧縮機
JP6098265B2 (ja) 圧縮機
JP2008002338A (ja) 密閉型圧縮機
JP2009287399A (ja) 圧縮機
JP2010151026A (ja) 圧縮機
JP2010116783A (ja) 流体機械
JP4301316B2 (ja) スクロール部材及びその製造方法、並びに圧縮機構及びスクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122