JP4857028B2 - 粉塵排風装置付き葉たばこ作業台と、これを用いた葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法 - Google Patents

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Description

本発明は、葉たばこ生葉の葉詰め作業、葉たばこ乾葉のピッキング作業を行いながら各作業に伴い発生する粉塵を効率よく捕集して、葉たばこ乾燥作業場の作業環境を改善することのできる粉塵排風装置付き葉たばこ作業台と、これを用いた葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法に関するものである。
従来、葉たばこ乾燥作業場において、収穫した葉たばこの生葉(以下、生葉という)を、乾燥室に吊り込むための葉たばこ吊具に葉詰めする葉詰め作業を行うに際し、例えば、特許文献1に示す葉詰め作業台が使用される。特許文献1に示す葉詰め作業台は、長テーブル状に形成された作業台本体と、この作業台本体のテーブル部の後縁に沿ってほぼ全長に亘り設けられ、葉詰め作業時に葉たばこを突き当てて揃える当板と、テーブル部の上面左右端に設けられた位置決め部とを備え、位置決め部に葉たばこ吊具の受けラックを固定し、その上に多数の生葉を揃え、その上から針ラックで多数の生葉を挟み込むようになっている。
また、乾燥室から葉たばこ乾葉(以下、乾葉という)を葉たばこ吊具ごと取出し、乾葉の良否を選別するピッキング作業を行うに際し、ピッキング作業台が使用される。前記特許文献1の葉詰め作業台はピッキング作業台を兼ねており、長テーブル状の作業本体の前端側に上下方向に回動可能な乾葉押えが設けられ、ピッキング作業を行うに際し、乾葉を上から乾葉押えで押えて、乾葉の浮き上がりを防止し、針ラックを乾葉から抜き取り、乾葉の良否を選別するようになっている。
ところで、葉詰め作業を行う際、収穫した生葉は収穫布に梱包された状態で作業台上に置かれ、適宜作業員が収穫布に梱包された生葉をほぐしながら作業台上の受けラックへ移すようにしているが、この作業をするとき、生葉に混入した土、砂、塵等から粉塵が舞い、葉たばこ乾燥作業場内の作業環境を悪化させるという問題があった。
また、生葉に砂等の異物を混入させたまま乾燥室に吊り込んだ場合には、乾燥後のピッキング作業においても、乾葉に混入した砂、塵等から粉塵が舞い、これによっても、葉たばこ乾燥作業場の作業環境を悪化させることになり、作業者ののどを痛める原因にもなっていた。
特開平8−173125号公報
本発明は、葉詰め作業またはピッキング作業を行いながら、各作業に伴い発生する粉塵を効率よく捕集して、葉たばこ乾燥作業場の作業環境を改善できる粉塵排風装置付き葉たばこ作業台を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記粉塵排風装置付きの葉たばこ作業台を用いた葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る請求項1の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台は、枠体とこの枠体の内側に所定間隔をおいて互いに平行に並べられる回転自在な多数のパイプからなる作業テーブルと、この作業テーブルを床面上に支持する脚部と、脚部に取り付けられ針ラックを一時的に保管するラック受けと、脱着可能な可撓性のあるシート素材から構成され、前記作業テーブルの四辺からそれぞれ床面まで垂れ下げられて互いに連結され作業テーブルの下部空間に集塵室を形成する覆い部材と、前記作業テーブルの下部に取り付けられケーシングが前記覆い部材の開口部から突出する排風機と、前記排風機のケーシングに接続された排風ダクトとを備え、ラック受けがある側の覆い部材が、ラック受けを回避する水平バーを介して床面に垂れ下げられている、ことを特徴とする。
葉たばこ生葉の葉詰め作業あるいは葉たばこ乾葉のピッキング作業において、各作業に伴って発生し作業台周囲に舞う粉塵は、排風機を作動させることにより、枠体内に並べた多数のパイプ間の隙間を通して作業テーブル下部の集塵室内に効率よく捕集され、排風機に接続された排風ダクトを介して回収される。粉塵の回収方法としては、フィルタを備えた粉塵回収部を排風ダクトの途中に設ける等が考えられる。これにより、葉たばこ乾燥作業場の作業環境が改善される。
排風機の排風能力は、作業テーブルのパイプ間の隙間を上から下に通過する空気の流速が微速〜低速(平均0.5m/秒〜2.0m/秒程度)であればよく、この範囲の流速で粉塵を効率よく捕集できる。流速が中速〜高速(3.0m/秒〜5.0m/秒)になると、パイプ上の葉たばこがパイプ上に吸引され、異物のみならず、葉たばこをパイプ間の隙間から吸引して床面上に落下させたり、葉を変形させたりするおそれがある。
葉たばこの生葉の葉詰め作業あるいは乾葉のピッキング作業において、葉たばこに付着した土、砂、ビニール片、糸等の異物は、作業テーブルのパイプ間の長尺な隙間から下方に自由落下させ、葉たばこから分離収集できる。パイプの上にビニール片、糸等が引っ掛かった場合には、作業者が回転自在なパイプを押し回しすることで、パイプの上に引っ掛かったビニール片、糸等を確実に落下させることができる。これによって、パイプの上には葉たばこのみが残り、それ以外の異物は作業テーブルの下方にことごとく落下し、葉たばこと異物を完全分離することができる。
作業テーブルの上には異物が全く残らないから、異物を作業テーブルの上に残留させたまま、葉たばこを葉詰め作業したり、ピッキング作業したり、梱包作業をすることがなくなり、異物を混入させたままで梱包し、出荷することを完全に防ぐことができる。
覆い部材を可撓性のあるシート素材から構成することで、脚部間に受けラックを取付け、作業テーブルの下部空間に集塵室を形成する場合に、柔軟に対応することができる。また、脱着可能とすることで、葉たばこ作業台を使用しない期間中は、覆い部材をコンパクトに折畳み、作業場内に保管することができる利点がある。
前記覆い部材は、請求項に記載のごとく、透明性のあるシート素材から構成されていることが望ましい。覆い部材を透明性のあるシート素材から構成することで、葉詰め作業時またはピッキング作業時に、パイプ間から落下させた異物を容易に確認できる。床面上の異物の清掃、撤去作業を速やかに実施できる。
本発明に係る請求項の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台は、各パイプ間の隙間が20mm〜80mmであることを特徴とする。
各パイプ間の隙間が20mm以上であれば、葉たばこに付着した異物をことごとくパイプ間の隙間から自由落下させることができ、同隙間が80mm以下であれば、ピッキング作業時に良と判定された乾燥葉を、不用意にパイプ間の隙間から落下させる心配がなくなる。
本発明に係る請求項の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台は、作業テーブルの上面に平板部を取付けたことを特徴とする。
葉詰め作業、ピッキング作業にあたり、平板部上に生葉、乾葉を多数重ねて載置でき、葉詰め作業、ピッキング作業、異物分離作業を効率よく迅速に行なえる。
本発明に係る請求項の葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法は、請求項1記載の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台を、葉たばこ乾燥作業場に複数台設置し、各排風機を同時に作動させて、葉たばこ乾燥作業場内の粉塵を集塵室内に捕集し、各ダクトを介して回収するようにしたことを特徴とする。
通常、葉たばこ乾燥作業場には葉たばこ作業台を複数台設置する場合が多い。各葉たばこ作業台で一斉に葉詰め作業、ピッキング作業を実施すると、葉たばこ乾燥作業場内全体に粉塵が発生して粉塵が舞う結果、乾燥作業場全体の作業環境を悪化させる。この場合、葉たばこ作業台の一台のみを粉塵排風装置付き葉たばこ作業台に置き換えても、残りの葉たばこ作業台で粉塵が発生すると、作業環境の改善効果が弱い。そこで、請求項1記載の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台を葉たばこ乾燥作業場に複数台設置し、一斉に排風機を作動させることで、作業環境の改善効果を飛躍的に高めることができる。
排風機を、請求項に記載のごとく、パイプ間を上から下に通過する空気の流速が0.5m/秒〜2.0m/秒になるように制御することが望ましい。これにより、粉塵を効率よく捕集しながら、葉詰め作業、ピッキング作業時の葉たばこと異物の分離作業を効率よく行なうことができる。

以上説明したように、本発明に係る粉塵排風装置付き葉たばこ作業台によると、葉たばこの葉詰め作業、ピッキング作業に伴って発生する粉塵を、排風機の作動により、作業テーブルのパイプ間の隙間から作業テーブル下部の集塵室内に効率的に捕集し、排風ダクトを介して回収でき、これによって、葉たばこ乾燥作業場の作業環境を改善できる効果を奏する。
また、葉たばこ作業台の下部空間を集塵室に有効利用することで、葉たばこ乾燥作業場に粉塵対策の大掛かりな設備を別途に設ける必要がなくなり、作業場スペースの有効活用、設備コストの低減といった優れた効果を奏する。
また、本発明に係る葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法によると、葉たばこ乾燥作業場に、粉塵排風装置付き葉たばこ作業台を複数台設置して、葉詰め作業時またはピッキング作業時に各排風機を一斉に作動させて、各作業台の周囲に生じる粉塵を効率的に捕集し、回収し、これによって、葉たばこ乾燥作業場の作業環境を改善できる効果を奏する。
次に本発明に係る粉塵排風装置付き葉たばこ作業台の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は粉塵排風装置付き葉たばこ作業台の全体を示す平面図、図2はその側面図、図3は正面図を示している。これらの図において、符号1は葉たばこ作業台を、符号10は粉塵排風装置をそれぞれ示している。
葉たばこ作業台1は、床面に対し水平で平面視して長方形の作業テーブル2と、この作業テーブル2の枠体3を支持する四隅の車輪4付きの脚部5とから基本構成されている。前記作業テーブル2は、枠体3と、枠体3の内側に所定間隔をおいて互いに平行に並べられる回転自在な多数のパイプ6・・・とから構成されており、多数のパイプ6・・・の上に葉たばこTを載せて、葉詰め作業、ピッキング作業がそれぞれ行なわれる。
多数のパイプ6・・・は、それぞれ長尺の円筒形状をしており、パイプ6、6間に所定の隙間Sが形成されると共に、それぞれの両端が、枠体3の両側枠3c、3cに一定間隔で設けられた各挿通孔7(図4参照)に回転自在に挿通されている。前記枠体3は、前枠3aと後枠3bと両側枠3c、3cとから構成されており、前枠3aと後枠3bとの間に、両側枠3cと平行に延びる2つの中間枠3d、3dが架設されている。これら中間枠3d、3dの上面には、各パイプ6・・・を回転自在に一定間隔に保持する半円状の保持凹所8が一定間隔で設けられている。
前記側枠3c、3cの各挿通孔7は、パイプ6・・・を回転自在とするべく、図4に示す挿通孔7の口径D1がパイプ6の外径D2よりも0.5mm〜1.0mm程度大きいサイズに設定されている。また、各挿通孔7および各保持凹所8の配設間隔は、パイプ6、6間の隙間Sが20mm〜80mmの間の任意寸法となるように適宜設定される。本実施形態ではパイプ6の外径D2が19mmで、隙間Sが25mmに設定されている。側枠3c、3cの外側には、図5に示すサイドプレート3eがビスにより固定され、パイプ6が挿通孔7から抜けるのを防止している。このサイドプレート3eを外して、パイプ6を1本置きに外せば69mmに、パイプ6を1本残して両脇の2本を外せば113mmに、それぞれ隙間Sを拡大することができる。
粉塵排風装置10は、前記作業テーブル2上で葉たばこTの生葉を葉詰め作業する時または乾葉をピッキング作業する時に発生する粉塵を捕集し、回収するための装置で、前記作業テーブル1の四方に脱着可能に取り付けられた覆い部材11と、前記作業テーブル1の下部に取り付けられた排風機12と、この排風機12に接続された排風ダクト13とから構成されている。
前記覆い部材11は、可撓性のある透明なシート状素材(ビニール等)からなるもので、作業テーブル1の四辺からそれぞれ床面まで垂れ下がる大きさを有しており、その一例として、図6に示すように、作業テーブル1の四辺の直下で脚部5の上端間に水平に渡された垂れ下げ用パイプ14によって床面まで垂れ下げられている。この垂れ下げ用パイプ14は、覆い部材11の上端部分を全幅折り返して形成されたループ部11aの内部に挿通されると共に、その両端が、取付器具14aを介して、作業テーブル1の下面で脚部5の上端の取付板5aに取付支持されている。そして、垂れ下げ用パイプ14は、横方向に少しスライドさせることで、取付器具14aに対する着脱が可能となっており、これにより、覆い部材11が脱着可能とされている。
また、図6に示すように、前記覆い部材11の両側端には面ファスナー11bが取付けられており、隣接する覆い部材11の面ファスナー11bどうしを互いに係止させることで、四方の覆い部材11・・・を互いに連結し、これによって作業テーブル1の下部空間に、作業テーブル1上のパイプ6・・・の隙間Sを通して粉塵を捕集する集塵室15(図8参照)が形成されている。なお、受けラック24がある側の覆い部材11は、受けラック24を回避する水平バー26を介して床面に垂れ下げられている。
前記排風機12は、軸流ファンから構成されており、作業テーブル2の前枠3aの中央に吊下げられた取付板16に前向きに取付固定されている。かかる排風機12は、その円筒形のケーシング12aが前記した前面側のシート状の覆い部材11の開口部11cから突き出しており、このケーシング12aの突き出し部分に前記排風ダクト13が接続されている。以上の排風機12は、モータ12bを駆動して、羽根12cを回転させ、作業テーブル2のパイプ6、6間の隙間Sから粉塵を作業テーブル2の下部の集塵室15に捕集し、さらに排風ダクト13を通して粉塵をフィルタ17aを備えた粉塵回収部17にて回収し、その後、建屋外面に取付けられた図示しない煙突から外部に排気するようになっている。なお、排風ダクト13はフレキシブルダクトから構成されるが、その他の材料からなるものでもよい。
作業テーブル2の後部には、ピッキング作業時に、葉たばこTの乾葉を保持した葉たばこ吊具の受けラック30から針ラック31を抜き取る時にその乾葉を押える乾葉押え18と、その固定手段が装備されている。乾葉押え18は、両側枠3c、3cの後端に上向きに取付けられたコラム19、19に左右一対のアーム部20、20が回動可能に取付けられ、このアーム部20、20の先端間に、丸パイプからなるウェイト部21が水平に渡されている。このウェイト部21は、乾葉に対する押さえ機構を付与するものである。前記固定手段は、ラチェット機構から構成され、コラム19側の爪車22にアーム部20側の爪体23を係合させ、ばね(図示せず)の付勢力に抗して、ウェイト部21を所定の位置に固定できるようになっている。なお、操作ノブ(図示せず)によって爪体23の係合は解除できるようになっている。
なお、後方の脚部5、5には針ラック31を一時的に保管するラック受け24が取付られている。
図7は、葉たばこ乾燥作業場40において、本発明の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台1が複数台設置されたレイアウト図を示している。図7に示すように、葉たばこ乾燥作業場40の乾燥室41の前にレール42上を横行する吊り込み装置43が設置され、吊り込み装置43の前には葉たばこ吊具を吊り込み装置43に装填するための吊り込みラック44が複数台設置されている。そして、各吊り込みラック44の前方で、葉たばこ乾燥作業場40に隣接する生葉搬入場45との間の壁40aに沿って、本発明の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台1がそれぞれ並んで設置されている。各葉たばこ作業台の排風装置12に接続された排風ダクト13は、それぞれ壁40aを貫通して生葉搬入場45で集合され、生葉搬入場45から屋外へ向けて配設される。
最初に葉詰め作業するにあたり、乾葉押え18を開いた状態で、まず、作業者Mが収穫布に梱包した葉たばこTの生葉を作業テーブル2のパイプ6・・・の上に載せ、収穫布を生葉から引き抜き、生葉をほぐしながら叩いて、生葉に付着または生葉間に挟まれた土、砂、ビニール片、糸片等の異物をパイプ6、6間の隙間Sから床面上に落下させる。パイプ6に引っ掛かるビニール片等は、図4の矢印のように、パイプ6を押し回しして、その隙間Sから床面上に落下させる。床面上に落下した異物は、箒と塵取り等によって回収する。
また、各排風機12の図示しない電源を入れて、各軸流ファンを一斉に回転させ、図8に示すように、作業テーブル2のパイプ6、6間の隙間Sから空気を集塵室15内に取り込み、排風ダクト13を通して排風する。この時の、軸流ファンによる空気の流速は0.5m/秒〜2.0m/秒程度の微速または低速に制御する。作業者が生葉をほぐしながら叩く際に生葉から作業台周囲に飛散する粉塵が、矢印に示すように、空気と一緒に作業テーブル2のパイプ6、6間の隙間Sからその下部の集塵室15に捕集される。そして、空気と一緒に排風ダクト13を通して排風される途中においてフィルタ16を備えた粉塵回収部17において粉塵の大部分が回収され、その後、排気される。これにより、葉たばこ乾燥作業場の作業環境が改善される。
本実施形態の葉たばこ作業台1によると、複数台の葉たばこ作業台1のそれぞれに装備した粉塵排風装置10の排風機12を一斉に運転して、各作業テーブル1上の葉たばこ作業に伴って発生する粉塵をパイプ6、6の隙間Sから効率よく捕集でき、もって葉たばこ乾燥作業場内の作業環境を改善できる。
また、本実施形態の葉たばこ作業台1によると、パイプ6、6間の隙間Sからビニール片、糸片、土、砂等の異物をすべて落下させ、パイプ6の上には異物を残さず葉たばこのみを残すようにしたから、作業テーブル2上で小さな異物が乾葉に混入したまま梱包機により梱包され、出荷されるといった事故が防止される。ピッキング作業によって良葉と判断された乾葉は、図7に示す梱包機46に圧縮梱包され、出荷される。
なお、本実施形態の葉たばこ作業台1では、シート状の覆い部材11を用いたが、シート状の素材に限られず、作業テーブル2の下部に集塵室15を形成できるものであれば、側板で覆うものであってもよい。
図9は本発明の他の実施形態を示すもので、同図において、前記実施形態と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態においては、作業テーブル2の両側枠3c、3c寄りのパイプ6・・・の上に、葉たばこTの生葉または乾葉を一時的に積んでおくための平板部25、25が着脱可能に載せられている。この平板部25、25は、葉詰め作業時に、収穫布ごと生葉を仮置きして収穫布を引き抜き、生葉を一枚又は複数枚ずつ中央付近のパイプ6・・・の上で異物を落下作業して、吊具の受けラック30の上に揃えるようにし、また、ピッキング作業時には、ピッキング作業後の良葉とされた乾葉を積み重ねておくことができる。
本発明に係る粉塵排風装置付き葉たばこ作業台は、粉塵を回収しながらの、葉たばこの葉詰め作業台、葉たばこのピッキング作業台、葉たばこに付着した異物の分離収集の作業台として利用可能である。
本発明の第1の実施形態を示すもので、粉塵排風装置付き葉たばこ作業台の平面図、 同粉塵排風装置付き葉たばこ作業台の側面図、 同粉塵排風装置付き葉たばこ作業台の正面図、 側枠とパイプの配置関係を示す要部図、 作業テーブルの枠体に覆い部材を取付ける一例を示す要部斜視図、 側枠の外側にサイドプレートが取付けられている状態を示す断面図、 図1の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台を複数設置した葉たばこ乾燥作業場のレイアウト図、 排風機を作動させて粉塵を捕集する様子を示す図、 本発明の他の実施形態を示すもので、粉塵排風装置付き葉たばこ作業台の平面図である。
符号の説明
1 葉たばこ作業台
2 作業テーブル
3 枠体
3a 前枠
3b 後枠
3c 側枠
3d 中間枠
4 車輪
5 脚部
5a 取付板
6 パイプ
7 挿通孔
8 保持凹所
10 粉塵排風装置
11 覆い部材
11a 上端ループ部
11b 面ファスナー
11c 開口部
12 排風機
12a ケーシング
12b モータ
12c 羽根
13 ダクト
14 垂れ下げ用パイプ
14a 取付器具
15 集塵室
16 取付板
17 粉塵回収部
17a フィルタ
18 乾葉押え
19 コラム
20 アーム部
21 ウェイト部
22 爪車
23 爪体
24 ラック受け
25 平板部
26 水平バー
30 受けラック
31 針ラック
40 葉たばこ乾燥作業場
40a 作業場の壁
41 乾燥室
42 レール
43 吊り込み装置
44 吊り込みラック
45 生葉搬入場
46 梱包機
M 作業員
S パイプ間の隙間
T 葉たばこ

Claims (6)

  1. 枠体とこの枠体の内側に所定間隔をおいて互いに平行に並べられる回転自在な多数のパイプからなる作業テーブルと、
    この作業テーブルを床面上に支持する脚部と、
    脚部に取り付けられ針ラックを一時的に保管するラック受けと、
    脱着可能な可撓性のあるシート素材から構成され、前記作業テーブルの四辺からそれぞれ床面まで垂れ下げられて互いに連結され作業テーブルの下部空間に集塵室を形成する覆い部材と、
    前記作業テーブルの下部に取り付けられケーシングが前記覆い部材の開口部から突出する排風機と、
    前記排風機のケーシングに接続された排風ダクトとを備え、
    ラック受けがある側の覆い部材が、ラック受けを回避する水平バーを介して床面に垂れ下げられている、ことを特徴とする粉塵排風装置付き葉たばこ作業台
  2. 前記覆い部材が透明性のあるシート素材から構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台。
  3. 各パイプ間の隙間が20mm〜80mmである、ことを特徴とする請求項1または請求項記載の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台。
  4. 前記作業テーブルの上面に平板部が取付けられている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項載の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台。
  5. 請求項1記載の粉塵排風装置付き葉たばこ作業台を葉たばこ乾燥作業場に複数台設置し、各排風機を同時に作動させて、葉たばこ乾燥作業場内の粉塵を作業テーブル下部の集塵室内に捕集し、各排風ダクトを通して回収するようにした、ことを特徴とする葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法。
  6. 排風機を、パイプ間を上から下に通過する空気の流速が0.5m/秒〜2.0m/秒になるように制御する、ことを特徴とする請求項記載の葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法。
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