JP4297626B2 - 地図データ修正方法及び地図データ修正プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、移動体による測位データを用いた地図データの修正技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平10−289396号公報は、車両の自動変速機の変速段を道路データに基づき制御するために、道路の改修などにより道路データと実際の道路形状とが異なる際の処理について開示を行っている。すなわち、車両のナビゲーション装置が、道路データ上の位置から現在位置が逸脱している場合に、逸脱した位置を基地局側へ送信する。基地局は、車両側から修正データが送出された際に、送出されたデータに基づき地図データを修正する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この公報では、車両において地図との差を計算しているため車両における処理負担が大きい。また、自動変速機の制御のための発明であるから道路におけるカーブの曲率の差を問題としている。また、道路データが大きく変更される道路の改修を検出するという点が大きな目的となっているため、同一の道路修正用データが所定数以上収集されないと道路データが修正されない。しかし、実際には道路が改修されなくとも地図作成時に誤った位置データを用いて地図が作成されている場合もある。このような場合であっても地図データの修正を行うべきである。測定値は常に誤差を含むものであり、この公報のように同一の道路修正用データが所定数以上収集されるという状況はあまり生じないものと考えられる。特に、道路データを微調整するような場合にはこの公報では修正はほとんど行われないように考えられる。
【0004】
よって本発明の目的は、地図データを精度良く修正するための技術を提供することである。
【0005】
また他の目的は、より多くの位置情報を取得できるようにするための技術を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の地図データ修正方法は、複数の移動体(例えば車両。例えば実施の形態における移動体1。)により計測された時系列位置データを取得して、時系列位置データ格納部(例えば実施の形態における走行経路DB32)に格納する取得ステップ(例えば実施の形態におけるステップS11:図4)と、地図データ格納部(例えば実施の形態における地図データDB34)に格納された地図データ中の所定の位置と当該地図データ中の所定の位置に対応し且つ時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから得られる位置との差を計算し、記憶装置に格納するステップ(例えば実施の形態におけるステップS13:図4)と、地図データ中の所定の位置毎に上記差の代表値(例えば分布の平均的傾向を示す単純平均や加重平均など)を計算し、記憶装置に格納するステップ(例えば実施の形態におけるステップS15:図4)と、当該差の代表値が所定の基準を超える場合には、地図データ中の所定の位置を上記差の代表値を用いて修正し、修正後の位置データを地図データ格納部に格納するステップ(例えば実施の形態におけるステップS17:図4)とを含む。
【0007】
本発明のようにすれば地図データとの差の代表値を計算することにより統計的に誤差を相殺することができ、より正確なデータをもって地図データの修正を実施することができるようになる。
【0008】
また、時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データに基づいて、移動体毎に移動距離を集計し、記憶装置に格納する移動距離集計ステップ(例えば実施の形態におけるステップS23:図8)と、集計された移動距離に基づき、当該移動体の保持者に対し所定の特典を付与するための処理を実施するステップ(例えば図12の処理)とをさらに含むような構成も可能である。地図データ修正に協力してもらった対価として移動距離に応じた特典を付与するものである。
【0009】
さらに、上で述べた移動距離集計ステップにおいて、時系列位置データに基づいて、移動体毎に、新規経路移動距離と既に通過したことのある同一経路移動距離とを、予め定められた重みにて加算するような構成も可能である。例えば、新規経路移動距離×A+同一経路移動距離×Bといった計算にて移動距離を集計する。ここで、AとBは重み付けであって、例えばA=1でB=0とするような構成であってもよい。広範囲の道路データを均等に得た方が地図データの修正に役立つためである。
【0010】
さらに、時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データに基づいて、道路の所定区間毎の移動体数を所定の時間帯について計数し、記憶装置に格納するステップ(例えば実施の形態におけるステップS91:図14)をさらに含むような構成も可能である。これにより、道路ごとに交通量を把握し、時間による変動量なども計算することができるようになる。
【0011】
なお、代表値には単純平均、加重平均などによる平均値、あるいは中央値または最頻値など統計処理において使用される、分布の中心的傾向をあらわす値を用いる。
【0012】
また、本発明の地図データ修正方法は、当該地図データ修正方法を実施するためのプログラムにて実装することができ、この場合、当該プログラムは、例えばフロッピー・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、当該プログラムはネットワークを介して送信されることもある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリに一時保管される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施の形態に係るシステム概要図を示す。例えば自動車である複数の移動体1は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星5からの信号等を用いて自分の位置を時間経過と共に測定する位置情報取得部11と、当該位置情報取得部11により取得された位置情報を時系列的に格納する走行経路データ・ファイル15と、当該走行経路データ・ファイル15の内容を定期的又は不定期に送信する送信部13とを含む。なお移動体1は自動車に限定されず、例えば自転車や、少なくとも位置情報取得部11及び走行経路データ・ファイル15を備える装置を保持した人間であってもよい。また、送信部13は携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)電話機に接続して情報を送信するものであっても良い。
【0014】
本実施の形態では、移動体1の送信部13が走行経路データ・ファイル15内の情報を無線にて無線基地局7に送信し、無線基地局7が公衆回線網9などの有線ネットワークを介してセンタ・サーバ3に転送する構成となっている。
【0015】
しかし、移動体1の送信部13から走行経路データ・ファイル15内の情報を直接センタ・サーバ3に送信するような構成であってもよいし、無線基地局7からセンタ・サーバ3への送信も有線ではなく、無線通信にて行うような構成であってもよい。さらに、移動体1に何らかの記録媒体に対して読み書きを実施することができる装置が含まれている場合には、当該記録媒体に走行経路データ・ファイル15の情報を書き込み、当該記録媒体をセンタ・サーバ3を運用しているセンタ運用者に郵送するような構成であってもよい。また、移動体1からセンタ・サーバ3に送信するのではなく、記録媒体に記憶された走行経路データ・ファイル15の情報を他のコンピュータに読み込ませ、当該他のコンピュータからセンタ・サーバ3に送信するような構成であっても良い。さらに、GPSは一例であって、他の方法にて位置情報を測定する構成であってもよい。
【0016】
センタ・サーバ3は、例えば公衆回線網9を介して各移動体1から送られてきた走行経路データ(時系列位置データ)を受信し、走行経路DB32に登録する受信部31と、各移動体1から送られてきた走行経路データを格納する走行経路DB32と、道路の各地点の位置情報等を格納する地図データDB34と、地図データDB34中の各地点の位置データとマップマッチングにより得られ且つ走行経路DB32中の対応する位置データとを比較する比較部33と、比較部33の比較結果をもって道路の各地点の位置データを修正する修正部35とを含む。これらの処理部にて地図データの修正を行うことができる。
【0017】
また、センタ・サーバ3は、走行経路DB32を参照して各移動体1の走行実績データを生成し、走行実績データ・ファイル52に格納する走行距離処理部51と、走行距離処理部51により生成された各移動体1の走行実績データを格納する走行実績データ・ファイル52と、走行実績データ・ファイル52を参照して各移動体1の累積走行距離データを生成し、累積走行距離データ・ファイル54に格納する走行距離累積部53と、走行距離累積部53により生成された各移動体1の累積走行距離データを格納する累積走行距離データ・ファイル54と、累積走行距離データ・ファイル54を参照して移動体1のユーザ等に対するサービスのための処理を実施するユーザ・サービス処理部55とを含む。これにより、各移動体のユーザに対する特典を付与するための処理を実施することができる。
【0018】
さらに、センタ・サーバ3は、走行実績データ・ファイル52を参照して各道路の区間についての交通量を例えば1時間単位で集計し、交通量データ・ファイル73に格納する走行実績処理部71と、走行実績処理部71により集計された交通量データを格納する交通量データ・ファイル73と、交通量データ・ファイル73を参照して所定の単位で交通量データをまとめる交通量処理部75とを含む。これにより、道路や時間ごとの交通量を把握又は推測することができるようになる。
【0019】
センタ・サーバ3は、1台のコンピュータで上記のような機能を実現しても良いし、複数台のコンピュータにて上記のような機能を実現しても良い。また、コンピュータ・プログラムと通常のコンピュータ・ハードウエアの組み合わせにて実現しても良いし、専用の電子回路などを組み合わせて実現しても良い。
【0020】
次に、各移動体1における処理を図2を用いて説明する。移動体1の位置情報取得部11は、移動体1が移動し始めると自動的に又は移動体1のユーザによる指示に応じて、走行中の位置情報を定期的に取得し、走行経路データ・ファイル15に時刻情報と共に登録する(ステップS1)。走行経路データ・ファイル15に格納されるデータ・フォーマットは例えば図3のようになる。すなわち、移動体コードと、時刻(年月日時分秒:yyyymmddhhmmss)と、その時点の緯度(度)、経度(度)、高度(m)の情報を含む。さらに、経度誤差(度)、緯度誤差(度)及び高度誤差(m)の情報も取得され、走行経路データ・ファイル15に登録される。これらの誤差情報は、移動体1が取得している位置情報のぶれの範囲を示すデータである。
【0021】
そして、送信部13による送信タイミングに達したかを判断する(ステップS3)。この送信タイミングは任意であって、例えば1日に1回であってもよいし、1週間に一回でもよい。また、自動的に送信タイミングを決定せずとも移動体1のユーザが指示した送信タイミングに従うようにしても良い。もし、送信タイミングでなければステップS7に移行する。一方、送信タイミングであると判断された場合には、送信部13は、未送信の位置情報及び時刻情報を送信する(ステップS5)。誤差情報も合わせて送信する。そして、このような処理を処理終了まで繰り返す(ステップS7)。但し、処理終了も移動体1のユーザに指示された場合に処理終了と判断しても良いし、移動体1の移動が所定時間以上止まった場合に処理を自動的に終了させるようにしても良い。
【0022】
また、走行経路データ・ファイル15のデータは、送信部13により送信されると全て削除されるような構成であってもよいし、どのデータまで送信されたのかという情報を追加して、移動体1の記憶容量が許す限り蓄積するような構成であってもよい。
【0023】
このようにして送信部13により送信された位置情報及び時刻情報並びに誤差情報は無線基地局7、公衆回線網9などを介してセンタ・サーバ3に転送される。
【0024】
次に、センタ・サーバ3における処理を図4乃至図15を用いて説明する。最初に、地図データの修正処理について図4乃至図7を用いて説明する。センタ・サーバ3の受信部31は、各移動体1からの位置情報及び時刻情報を受信し、走行経路DB32に登録する(ステップS11)。また、誤差情報も受信して走行経路DB32に登録する。走行経路DB32には例えば図3と同様のデータが格納される。次に、比較部33は、道路の各基準点について、受信した(走行経路DB32に格納された)位置情報と地図データDB34中の位置情報との差(Δr)を計算する(ステップS13)。この処理については図5を用いて説明する。
【0025】
例えば地図データDB34に登録されているある道路は図5に示したようにA−B−Cの形状(点線で示す)を有していたとする。一方、走行経路DB32に格納された位置情報及び時刻情報とから走行経路はA−B'−C'であったとする。このように地図データDB34に登録されている道路A−B−Cは実際はA−B'−C'であるかもしれない。そこで、道路に設けられた各基準点(図5の例ではX。例えば1Km毎に設けられる。)に対応する走行経路上の点をマップマッチング技術により求める。図5の例ではXに対応する点はX'である。マップマッチング技術は、周知の技術でありここではこれ以上述べない。なお、X'における位置情報は、そのものが走行経路DB32に含まれていない場合には、周囲の位置情報の補間等により計算される。
【0026】
そして、比較部33はΔr=X−X'を計算する。なお、Xはある座標系で表したXの位置ベクトルであり、X'は同じ座標系で表したX'の位置ベクトルである。Δrについては、地球固定座標系で表すとΔx、Δy、Δzという形になる。比較部33は、各移動体1からの位置情報及び時刻情報から上のような計算を行って、道路の各基準点について図6のようなデータを生成する。すなわち、各道路基準点(経度(度)及び緯度(度)で指定される点)につき、例えば走行回数(同一移動体だけでなく異なる移動体についての走行も含む)を表すシリアル番号及びその時のΔx、Δy、Δzとが含まれる。
【0027】
なお、誤差情報が所定の閾値を超える場合には、ステップS11で走行経路DB32に位置情報及び時刻情報を登録しないような構成や、ステップS13における計算対象から除外するような構成も可能である。このようにすれば、誤差がある値より大きい場合、すなわち移動体1が取得した位置情報の品質が悪い時のデータを排除することができるようになる。
【0028】
次に、修正部35は、比較部33が計算した図6のようなデータのうち各道路基準点につき全ての差をΔx、Δy、Δz毎に加算して、Δxの累積値をΔxの個数(シリアル番号の最大値)、Δyの累積値をΔyの個数(シリアル番号の最大値)、Δzの累積値をΔzの個数(シリアル番号の最大値)で除算を行う(ステップS15)。除算の結果はΔx、Δy、Δzの平均値ということになる。この平均値は、地図データが正確であって且つ移動体1の位置情報取得部11により取得された位置情報がある誤差をもってガウス分布に従ってばらついていると仮定すれば0に近い値となるであろう。ところが、地図データが不正確であると、Δx、Δy、Δzの平均値は0からはずれると予測される。すなわち、図7(a)に示すように、地図データが正確であればΔx(Δy及びΔzも同様)は0を中心としたガウス分布をとる。しかし、地図データが不正確であれば、Δxは、Δxの平均値だけ0からずれた点を中心としたガウス分布をとる。よって、Δxの平均値を修正量とすれば、地図データを正確な値に修正できる。なお、Δx、Δy、Δzのそれぞれについて平均値からのばらつき(標準偏差σx,σy,σy)も計算する。場合によっては、平均値ではなく、中央値、最頻値など統計処理において使用される、分布の中心的傾向を表す値を計算する場合もある。
【0029】
よって修正部35は、所定の基準(本例では0)を超える、差Δx、Δy、Δzの平均値を有する基準点について、差Δx、Δy、Δzの平均値でもって地図データDB34内の地図データを修正し、修正後の地図データを地図データDB34に登録する(ステップS17)。なお、Δx,Δy,Δzの平均値が標準偏差σx,σy,σyを超える場合には、地図データを修正するような構成にしてもよい。また、平均値を基準にしたり、平均値で修正するのではなく、中央値や最頻値等の分布の中心的傾向をあらわす値にて修正を行っても良い。
【0030】
このようにして、複数の移動体1により計測された位置情報に基づき、センタ・サーバ3により地図データDB3の地図データを修正することができる。なお、修正した地図データを移動体1に送信するような構成であってもよい。また、本実施の形態では、1つの移動体からの位置情報に基づき計算された、地図データと走行データとの差に基づき修正を行うわけではなく、複数の移動体からの位置情報に基づき、各位置情報に含まれる誤差を相殺するような処理を実施するため、より正確な修正量を計算することができ、より正確な地図データを得ることができるようになる。
【0031】
次に図8乃至図13を用いて移動体1のユーザに対する特典付与のための処理を説明する。図8は前処理を示している。まず、走行距離処理部51は、各移動体1について走行経路及び距離を計算する(ステップS21)。本実施の形態において走行距離処理部51は、単純に移動体1の走行距離を計算するのではなく、なるべく多くの道路を走行してもらい、多くの道路についての情報を取得するため、例えば同じ道路を2度以上走行しても、2度目以降の分については累積走行距離には含まれないようにするための処理を実施する。但し、2度目以降の分については1度目より短く換算して累積するような構成であってもよい。より一般的には、新規経路か既に計測した経路かを判断し、それぞれの重み付けで集計するような構成であってもよい。ステップS21における処理の詳細については図11を用いて説明する。そして、ステップS21の計算結果は、走行実績データ・ファイル52に登録される。
【0032】
走行実績データ・ファイル52のデータ・フォーマットは例えば図9のようなものである。すなわち、移動体コードごとに、道路識別情報(道路番号)、走行日(年月日時:yymmddhh)、開始位置(From(経度))、開始位置(From(緯度))、移動先位置(to(経度))、移動先位置(To(緯度))、距離、及びフラグを格納するようになっている。このように、本実施の形態では、道路番号が変われば行を変えて記録するようになっている。また、フラグの列には、以前に走行したことがある道路の区間であれば0を格納し、以前に走行したことがない道路の区間であれば1を格納するようになっている。よって、同じ道路番号であっても過去に走行したことのある区間であればフラグの列に0を格納し、過去に走行したことのない区間に入れば行を変えてフラグの列に1を格納するようにする。逆に、同じ道路番号であっても過去に走行したことのない区間を走行していればフラグの列に1を格納し、過去に走行したことのある区間に入れば行を変えてフラグの列に0を格納するようになっている。後の処理で計算を簡単にするために、距離の欄にはフラグが1である行のみに走行距離を格納するようにする。
【0033】
走行距離累積部53は、走行実績データ・ファイル52を参照して、各移動体1について走行距離を累積し、累積走行距離を累積走行距離データ・ファイル54に登録する(ステップS23)。累積走行距離データ・ファイル54のデータフォーマットの一例を図10に示す。このように移動体コードと累積走行距離のデータが対になって格納される。後に説明するが、ユーザ・サービス処理部55は、例えばユーザの端末からの各種問い合わせに対して累積走行距離データ・ファイル54を基に応答データを作成して、ユーザの端末に返信する。
【0034】
次に図11を用いてステップS21の詳細を説明する。まず、最初の2つの位置情報を走行経路DB32から取得して走行している道路の道路番号を特定し、走行実績データ・ファイル52の1つの行に登録する(ステップS31)。そして、開始位置(From)及び移動先位置(To)を、道路番号を登録した行に登録する(ステップS33)。
【0035】
そして当該道路番号の区間を以前に走行したことがあるかを判断する(ステップS35)。もし、走行したことのある区間であれば、ステップS53に移行する。一方、走行したことのない区間である場合には、処理を終了するかを判断する(ステップS37)。処理を終了すると判断された場合には、そのまま処理を終了して図8のステップS23に移行する。一方、処理を終了しないと判断された場合には、次の位置情報を走行経路DB32から取得する(ステップS39)。そして、既に登録されている移動先位置から今回取得した位置情報までの区間が以前に走行したことのある区間か否かを判断する(ステップS41)。
【0036】
もし、以前に走行したことのある区間である場合には(ステップS41:Yesルート)、走行したことのない区間から走行したことのある区間に移行したことになる。よって、走行実績データ・ファイル52において行を変更しなければならないので、処理はステップS47に移行する。一方、依然走行したことのない区間である場合には(ステップS41:Noルート)、道路番号が変化したか判断する(ステップS43)。道路番号が変化した場合には(ステップS43:Yesルート)、走行実績データ・ファイル52において行を変更しなければならないので、ステップS47に移行する。一方、道路番号が変化していない場合には(ステップS43:Noルート)、行を変更する必要が無く、取得した位置情報を移動先情報(To)として走行実績データ・ファイル52の現在の行を更新する(ステップS45)。そしてステップS37に戻る。
【0037】
行を変更しなければならない場合(ステップS41:Yesルート及びステップS43:Yesルート)、走行実績データ・ファイル52における現在行の移動先位置(To)を既に走行した区間の開始位置(取得した位置情報と同じではない場合もある。この場合には既に登録されている移動先情報と今回取得した位置情報までの区間に含まれる位置)に更新する(ステップS47)。そして、走行実績データ・ファイル52におけるフラグを1にセットする(ステップS49)。さらに、走行距離を地図データDB34を参照して計算し、現在行の距離の欄に格納する(ステップS51)。そして、ステップS31に戻る。ステップS31では、道路番号が変更になっていなければ前の行の道路番号を特定して、新たな行に登録する。一方、道路番号が変更になっていれば変更後の道路番号を特定して新たな行に登録する。また、ステップS33では、前の行の移動先位置(To)を開始位置(From)として現在行に登録し、ステップS39で取得した次の移動先情報を移動先位置(To)として現在行に登録する。以下同様の処理を実施する。
【0038】
また、ステップS35においてステップS53に移行するものと判断された場合にも、まず処理を終了するかを判断する(ステップS53)。処理を終了すると判断された場合には、そのまま処理を終了して図8のステップS23に移行する。一方、処理を終了しないと判断された場合には、次の位置情報を走行経路DB32から取得する(ステップS55)。そして、既に登録されている移動先位置から今回取得した位置情報までの区間が以前に走行したことのある区間か否かを判断する(ステップS57)。
【0039】
もし、以前に走行したことのない区間である場合には(ステップS57:Noルート)、走行したことのある区間から走行したことのない区間に移行したので、走行実績データ・ファイル52において行を変更しなければならない。よって、処理はステップS63に移行する。一方、依然走行したことのある区間である場合には(ステップS57:Yesルート)、道路番号が変化したか判断する(ステップS59)。道路番号が変化した場合には(ステップS59:Yesルート)、走行実績データ・ファイル52において行を変更しなければならないので、ステップS63に移行する。一方、道路番号が変化していない場合には(ステップS59:Noルート)、行を変更する必要が無く、取得した位置情報を移動先情報(To)として走行実績データ・ファイル52の現在の行を更新する(ステップS61)。そしてステップS53に戻る。なお、以前に走行したことのある経路についても、当該経路に対する重みをかけたものを距離の欄に登録するような構成であってもよい。
【0040】
行を変更しなければならない場合(ステップS57:Noルート及びステップS59:Yesルート)、走行実績データ・ファイル52における現在行の移動先位置(To)を以前に走行したことのない間の開始位置(取得した位置情報と同じではない場合もある。この場合には既に登録されている移動先情報と今回取得した位置情報までの区間に含まれる位置)に更新する(ステップS63)。そして、走行実績データ・ファイル52におけるフラグを0にセットする(ステップS65)。今回は、累積対象の走行ではないので、距離の計算は行なわない。そして、ステップS31に戻る。ステップS31では、道路番号が変更になっていなければ前の行の道路番号を特定して、新たな行に登録する。一方、道路番号が変更になっていれば変更後の道路番号を特定して新たな行に登録する。また、ステップS33では、前の行の移動先位置(To)を開始位置(From)として現在行に登録し、ステップS55で取得した次の移動先情報を移動先位置(To)として現在行に登録する。以下同様の処理を実施する。
【0041】
このようにすれば、図10で述べたような走行実績データ・ファイル52を生成することができるようになる。この走行実績データ・ファイル52が生成されれば、走行距離累積部53は、距離の列の数字を全て加算することにより、累積走行距離を簡単に得ることができるようになる。なお、以前に走行したことのある経路についても、当該経路に対する重みをかけたものを距離の欄に登録するような構成の場合には、(新規経路走行距離(フラグが1の累積走行距離))×1.0(重み)+(既に走行したことのある経路の走行距離(フラグが0の累積走行距離))×0.5(重み)といった計算にて累積走行距離を計算するような構成も可能である。1.0や0.5は一例である。既に走行したことのある経路についても地図修正のためのデータとしては役に立っており、通勤等で車を使用する人などに大きなインセンティブを与えることになり、より多くのデータ収集ができるようになる。
【0042】
次に図12を用いてユーザに特典を与えるための処理の一例を説明する。この処理はセンタ・サーバ3のユーザ・サービス処理部55とユーザの端末(図示せず。例えばパーソナル・コンピュータ、携帯電話機、携帯端末等の装置)とのデータのやり取りの例である。この場合、ユーザ・サービス処理部55は例えばウェブ(Web)サーバ機能を有しており、ユーザの端末はWebブラウザ機能を有しているものとする。なお、ここではコンピュータ間のやり取りを示すが、例えばユーザが電話を用いて依頼を出したり、情報を得たり、申し込みを行ったりするような構成であってもよい。この場合、例えばユーザ・サービス処理部55は自動音声応答機能を有している場合もある。
【0043】
まず、ユーザはユーザ端末を操作して、移動体コードを含む累積走行距離確認依頼をユーザ・サービス処理部55に送信する(ステップS71)。これに対してユーザ・サービス処理部55は、移動体コードを含む累積走行距離確認依頼を受信し(ステップS73)、累積走行距離データ・ファイル54を参照して、受信した移動体コードに対応する累積走行距離データを取得する(ステップS75)。そして、当該累積走行距離データを用いてサービス提供ランク・テーブルを参照して、サービス・ランクを特定する(ステップS77)。サービス提供ランク・テーブルの一例を図13に示す。ここでは500KmまではAランク、501Kmから1000KmまではBランク、1001Kmから2000KmまではCランク、2001Kmから4000KmまではDランク、4001Kmから10000KmまではEランク、10001Km以降はFランクというランク分けになっている。
【0044】
ユーザ・サービス処理部55は、取得した累積走行距離データ及び特定されたランク情報をユーザ端末に送信する(ステップS79)。ユーザ端末は、ユーザ・サービス処理部55から累積走行距離データ及びランク情報を受信し、表示装置に表示する(ステップS81)。これにてユーザは、自己の累積走行距離を確認することができ、且つ享受できるサービスのランクを知ることができるようになる。
【0045】
ここでサービスとは、例えばランクに応じたキャッシュバック(電子マネーの場合も含む)、ランクに応じた量のガソリン提供、ランクに応じた金券の提供、最新電子地図データの提供、ランクに応じた割引の提供等である。但し本実施の形態はこれらに限定されるものではない。
【0046】
もし、ユーザがこの時点でセンタからのサービス提供を希望する場合には、ユーザ端末を操作してサービス享受申込をユーザ・サービス処理部55に送信する(ステップS83)。センタ・サーバ3のユーザ・サービス処理部55は、ユーザ端末からサービス享受申込を受信し(ステップS85)、サービス提供のための処理を実施する(ステップS87)。例えば、キャッシュバックの場合にはユーザの銀行口座への振込のための処理、金券の提供の場合にはユーザへの発送のための処理、割引の提供の場合には割引券などの発送のための処理等を実施する。センタの運営者は、測量調査を実施せずとも、ユーザの移動体1から多くの位置情報が自動的・継続的に取得することができ、安価に地図データの修正を実施することができるようになる。この浮いた費用の一部をユーザに提供するものである。このようにして、ユーザは位置情報収集の対価としてサービスを得ることができるため、多くのユーザがこのシステムに参加するようになる。
【0047】
なお図12の説明では、累積走行距離のみを提供する例を示したが、例えば走行経路DB32の情報や走行実績データ・ファイル52の情報をユーザ・サービス処理部55から提供するような構成であってもよい。また、いろいろなサービス等を提供する場合には、ユーザ・サービス処理部55からサービス提供選択画面の情報を送信してユーザ端末に表示させ、ユーザにより選択されたサービスの情報をユーザ・サービス処理部55が受信し、当該選択サービスを提供するための処理を実施するような構成であってもよい。
【0048】
次に、図14及び図15を用いて、交通量データを集計する処理について説明する。走行実績処理部71は、走行実績データ・ファイル52を参照して、道路の区間単位で1時間毎の通行台数をカウントし、交通量データ・ファイル73に登録する(ステップS91)。例えば走行実績データ・ファイル52において、所定の道路番号で且つ所定の開始位置(又はその範囲)及び移動先位置(又はその範囲)を含む行数をカウントする。交通量データ・ファイル73の例を図15に示す。ここでは、日時(年月日時間:yymmddhh)毎に、道路番号、区間番号、1時間当りの通行台数が格納されるようになっている。
【0049】
そして、交通量処理部75は、特定の時間単位又は道路の区間単位で交通量(移動体1の台数)を集計し、記憶装置に格納する(ステップS93)。例えば、特定の時間帯毎、季節毎や、道路の区間毎に集計する。集計単位については、予め設定しておく。但し、図14の処理はバッチ処理でよいので、センタ運営者の必要な情報を得られるような設定を予め行っておく。交通量処理部75は、センタ運営者からの要求に応じて対応するデータを出力する(ステップS95)。要求に応じてではなく、自動的に出力するような構成とすることも可能である。さらに、集計するだけでなく、集計結果から実際の交通量を所定のルールに従って推測するような構成であってもよい。また、センタ運営者に出力するだけでなく、ユーザからの要求に対応して出力するような構成であってもよい。
【0050】
このようにすれば、混雑状況(渋滞など)を予測したり、道路の拡張計画立案、店舗の出店計画立案など様々な用途に用いることができるようになる。
【0051】
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば走行実績データ・ファイル52は上で述べたように開始位置及び移動先位置並びに距離のみを記録するような構成となっているが、速度や加速度の情報をさらに計算し、格納するような構成も可能である。このようにすれば運行中に発生する急ブレーキ等の異常状態を、発生した位置と合わせて取得することができるようになり、道路の特定位置での通行上の危険を推測することも可能となる。山間部であれば、道路の通行難易度(整備度合い)を推測することも可能となる。このように、走行経路DB32に格納されたデータを用いて又はさらに多くのデータを移動体1から収集してより複雑な処理を実施する場合もある。
【0052】
(付記1)
複数の移動体により計測された時系列位置データを取得して、時系列位置データ格納部に格納する取得ステップと、
地図データ格納部に格納された地図データ中の所定の位置と当該地図データ中の所定の位置に対応し且つ前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから得られる位置との差を計算するステップと、
前記地図データ中の所定の位置毎に前記差の代表値を計算するステップと、
前記差の代表値が所定の基準を超える場合には、前記地図データ中の所定の位置を前記差の代表値を用いて修正し、修正後の位置データを前記地図データ格納部に格納するステップと、
を含む地図データ修正方法。
【0053】
(付記2)
前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データに基づいて、移動体毎に移動距離を集計する移動距離集計ステップと、
集計された前記移動距離に基づき、当該移動体の保持者に対し所定の特典を付与するための処理を実施するステップと、
をさらに含む付記1記載の地図データ修正方法。
【0054】
(付記3)
前記移動距離集計ステップにおいて、
前記移動距離に対して新規経路か既に計測した経路かを判断し、それぞれの重み付けで集計する
ことを特徴とする付記2記載の地図データ修正方法。
【0055】
(付記4)
前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データに基づいて、道路の所定区間毎の移動体数を所定の時間帯について計数するステップ、
をさらに含む付記1乃至3のいずれか1つ記載の地図データ修正方法。
【0056】
(付記5)
前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから、移動体毎に、当該移動体が移動した道路の識別情報、移動時刻情報、移動開始位置、移動終了位置情報、及び移動距離情報を計算するステップ
をさらに含む付記1乃至4のいずれか1つ記載の地図データ修正方法。
【0057】
(付記6)
前記取得ステップにおいて、
前記複数の移動体により計測された時系列位置データの誤差情報を取得し、
前記差を計算するステップにおいて、
前記誤差情報が所定の条件を満たす場合には、対応する時系列位置データを計算対象外とする
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか1つ記載の地図データ修正方法。
【0058】
(付記7)
複数の移動体により計測された時系列位置データを取得して、時系列位置データ格納部に格納する手段と、
地図データ格納部に格納された地図データ中の所定の位置と当該地図データ中の所定の位置に対応し且つ前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから得られる位置との差を計算する手段と、
前記地図データ中の所定の位置毎に前記差の代表値を計算する手段と、
前記差の代表値が所定の基準を超える場合には、前記地図データ中の所定の位置を前記差の代表値を用いて修正し、修正後の位置データを前記地図データ格納部に格納する手段と、
を有する地図データ修正装置。
【0059】
(付記8)
コンピュータに、
複数の移動体により計測された時系列位置データを取得して、時系列位置データ格納部に格納するステップと、
地図データ格納部に格納された地図データ中の所定の位置と当該地図データ中の所定の位置に対応し且つ前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから得られる位置との差を計算するステップと、
前記地図データ中の所定の位置毎に前記差の代表値を計算するステップと、
前記差の代表値が所定の基準を超える場合には、前記地図データ中の所定の位置を前記差の代表値を用いて修正し、修正後の位置データを前記地図データ格納部に格納するステップと、
を実行させるための地図データ修正プログラム。
【0060】
(付記9)
コンピュータに、
複数の移動体により計測された時系列位置データを取得して、時系列位置データ格納部に格納するステップと、
地図データ格納部に格納された地図データ中の所定の位置と当該地図データ中の所定の位置に対応し且つ前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから得られる位置との差を計算するステップと、
前記地図データ中の所定の位置毎に前記差の代表値を計算するステップと、
前記差の代表値が所定の基準を超える場合には、前記地図データ中の所定の位置を前記差の代表値を用いて修正し、修正後の位置データを前記地図データ格納部に格納するステップと、
を実行させるための地図データ修正プログラムを格納した記録媒体。
【0061】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明により地図データを精度良く修正することができる。
【0062】
また、位置情報を提供するユーザに対して特典を与えることができるため、より多くの位置情報を取得することができるようになる。さらに、多様な交通データを利用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るシステムの概要を示す図である。
【図2】 移動体における処理フローを示す図である。
【図3】 走行経路データ・ファイルのデータ・フォーマットの一例を示す図である。
【図4】 地図データ修正のための処理フローを示す図である。
【図5】 地図データと走行データの対応関係を表す模式図である。
【図6】 比較部における処理結果の一例を示す図である。
【図7】 地図データ修正の原理を説明するための図である。(a)は地図データが正確である場合の例、(b)は地図データが不正確な場合の例を示す。
【図8】 各移動体の走行距離を累積するための処理フローを示す図である。
【図9】 走行実績データ・ファイルのデータ・フォーマットの一例を示す図である。
【図10】 累積走行距離データ・ファイルのデータ・フォーマットの一例を示す図である。
【図11】 走行実績データ・ファイルの生成処理フローを示す図である。
【図12】 ユーザ・サービス処理部の処理を説明するための図である。
【図13】 サービス提供ランク・テーブルの一例を示す図である。
【図14】 交通量計算処理フローを示す図である。
【図15】 交通量データ・ファイルのデータ・フォーマット例を示す図である。

Claims (2)

  1. コンピュータにより実行される地図データ修正方法であって、
    複数の移動体により計測された時系列位置データを取得して、時系列位置データ格納部に格納する取得ステップと、
    地図データ格納部に格納された地図データ中の所定の位置と当該地図データ中の所定の位置に対応し且つ前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから得られる位置との差を計算するステップと、
    前記地図データ中の所定の位置毎に前記差の代表値を計算するステップと、
    前記差の代表値が所定の基準を超える場合には、前記地図データ中の所定の位置を前記差の代表値を用いて修正し、修正後の位置データを前記地図データ格納部に格納するステップと、
    前記移動体毎に、前記時系列位置データ格納部に格納された前記時系列位置データで特定される経路について新規経路の部分と既に測定した経路の部分とを特定し、前記新規経路の部分の移動距離と前記既に測定した経路の部分の移動距離とをそれぞれ異なる重み付けで集計するステップと、
    前記移動体毎に集計された前記移動距離に基づき、当該移動体の保持者に対し所定の特典を付与するための処理を実施するステップと、
    前記コンピュータが実行することを特徴とする地図データ修正方法。
  2. コンピュータに、
    複数の移動体により計測された時系列位置データを取得して、時系列位置データ格納部に格納するステップと、
    地図データ格納部に格納された地図データ中の所定の位置と当該地図データ中の所定の位置に対応し且つ前記時系列位置データ格納部に格納された時系列位置データから得られる位置との差を計算するステップと、
    前記地図データ中の所定の位置毎に前記差の代表値を計算するステップと、
    前記差の代表値が所定の基準を超える場合には、前記地図データ中の所定の位置を前記差の代表値を用いて修正し、修正後の位置データを前記地図データ格納部に格納するステップと、
    前記移動体毎に、前記時系列位置データ格納部に格納された前記時系列位置データで特定される経路について新規経路の部分と既に測定した経路の部分とを特定し、前記新規経路の部分の移動距離と前記既に測定した経路の部分の移動距離とをそれぞれ異なる重み付けで集計するステップと、
    前記移動体毎に集計された前記移動距離に基づき、当該移動体の保持者に対し所定の特典を付与するための処理を実施するステップと、
    を実行させる図データ修正プログラム。
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