JP4026543B2 - 車両用情報提供方法および車両用情報提供装置 - Google Patents

車両用情報提供方法および車両用情報提供装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の乗員が希望する情報を車両に提供する車両用情報提供方法および車両用情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両からの要求に応じて様々な情報を車両に提供する情報センターに音声自動応答装置を設けて、オペレータによらずに、車両の乗員が希望する情報を認識する情報提供システムが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−318132号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報提供システムで用いられる音声自動応答装置は、運転者の運転状況に関わらず画一的な音声案内を行うので、運転者に対する運転負荷が高い状況下では、運転者が音声案内を聞き取れなかったり、音声案内に対してすぐに回答ができないという問題があった。
【0005】
本発明は、運転者の運転状況に応じた音声自動応答サービスを行う車両用情報提供方法および車両用情報提供装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明による車両用情報提供方法は、少なくとも音声自動応答装置による音声案内が始まる前に、車載機から車両の状況を示す車両情報を情報センターに送信し、情報センターの音声自動応答装置は、受信した車両情報に基づいて、運転者に対する運転負荷の大きさ(以下、運転負荷レベルと呼ぶ)を判定し、判定した運転負荷レベルが大きい程、ユーザに対する自動音声案内の終了後から音声認識処理を開始するまでの時間を長くすることを特徴とする。
(2)本発明による車両用情報提供装置は、車載機から送信される車両情報に基づいて、運転者に対する運転負荷の大きさ(運転負荷レベル)を判定し、判定した運転負荷レベルが大きい程、ユーザに対する自動音声案内の終了後から音声認識処理を開始するまでの時間を長くすることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
本発明による車両用情報提供方法および車両用情報提供装置によれば、車両情報に基づいて、運転者に対する運転負荷の大きさを判定し、判定した運転負荷レベルが大きい程、ユーザに対する自動音声案内の終了後から音声認識処理を開始するまでの時間を長くするので、運転負荷が高いために、音声案内に対して運転者がすぐに応答できないような場合でも、運転者が発話するまでの雑音を除去して、確実に運転者の発話をとらえることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による車両用情報提供装置を含む車両用情報提供システムの一実施の形態の全体構成を示す図である。この車両用情報提供システムを利用するユーザは、車載機1を用いて、情報センター25(車両用情報提供装置)に所望の情報の取得を要求し、情報センター25で用意した情報を車載機1にダウンロードする。
【0009】
車載機1は、ナビゲーションユニット2と、モニタ3と、通信アダプタ5と、携帯電話4と通信アダプタ5とを接続するための電話ハーネス6と、通信アダプタ5とナビゲーションユニット2とを接続するための接続ハーネス7と、マイク8と、スピーカ9と、GPSアンテナ10と、操作スイッチ11と、オペレータ呼び出しスイッチ12と、電話モジュール内蔵データ通信アダプタ15(以下、単にデータ通信アダプタ15と呼ぶ)と、電話アンテナ16と、データ通信アダプタ15とナビゲーションユニット2とを接続するための接続ハーネス24と、スピーカ切り換えリレー26とを備える。
【0010】
ナビゲーションユニット2は、図示しないCPU,ROM,RAM等を備え、目的地までの経路を探索する機能を有する。モニタ3には、車両の現在地や、ナビゲーションユニット2で演算された目的地までの推奨経路等が表示される。また、モニタ3には、情報センター25からダウンロードした交通情報、天気予報などの情報を表示することもできる。携帯電話4は、情報センター25に発呼して提供を希望する情報を伝える際や、情報センター25とデータ通信を行う際に用いられる。
【0011】
ナビゲーションユニット2には、車内LAN17により、車両の速度を示す車速信号18、ウインカの動作状態を示すウインカ動作信号19、ハンドルの操舵角を示すハンドル操舵角信号20、車両の後退の有無を示すリバース信号21、ライトの点灯の有無を示すライト信号22、ワイパの動作状態を示すワイパ動作信号23が入力される。
【0012】
マイク8は、ハンズフリーシステムを利用して、情報センター25に対して提供を希望する情報を伝える際に用いられる。スピーカ9は、ナビゲーションユニット2による経路案内や、情報センター25からダウンロードした情報を音声にて出力したり、ハンズフリーシステムを利用して情報センター25との間で会話する際には、情報センター25からの会話内容を音声出力する。スピーカ切り換えリレー26は、ナビゲーションユニット2による経路案内、ハンズフリー通話による会話、図示しないオーディオ装置によるオーディオの音をスピーカ9から出力するための切り換えを行う。GPSアンテナ10は、車両の現在位置情報を取得するために、図示しないGPS衛星からの電波を受信する。
【0013】
操作スイッチ11は、モニタ3に表示される画面の操作、ハンズフリーシステムを利用するための操作、データ通信を行う際等、各種の操作を行うために用いられる。オペレータ呼び出しスイッチ12は、情報センター25のオペレーションセンター30およびデータ通信センター50に発呼する際に用いられるスイッチである。
【0014】
通信アダプタ5は、ハンズフリー機能を備えるとともに、携帯電話4を介して情報センター25との間の会話やデータ通信の制御を行う。また、通信アダプタ5には、後述する情報センター25のオペレーションセンター30の電話番号が登録されており、ユーザが、オペレータ呼び出しスイッチ12を押すと、自動的に、オペレーションセンター30に電話がかかる(呼が発せられる)。オペレーションセンター30の電話番号は、例えば、通信アダプタ5が工場から出荷される前に登録される。
【0015】
データ通信アダプタ15は、通信モジュールを内蔵しており、後述する情報センター25のデータ通信センター50の電話番号が登録されており、ユーザが、オペレータ呼び出しスイッチ12を押すと、自動的にデータ通信センター50に電話がかかる。
【0016】
情報センター25は、オペレーションセンター30と、情報データベース群40と、データ通信センター50とにより構成されている。オペレーションセンター30と、情報データベース群40と、データ通信センター50との間は、それぞれLANなどのネットワーク37により接続されている。オペレーションセンター30は、電話回線の制御を行うPBX/CTI31と、電話機33と、情報検索システム34と、IVR(Interactive Voice Response)システム35と、ヘッドセット36とを備える。
【0017】
PBX(Private Branch Exchanger)は、通常、企業ビル内などに設置されるものであって、外線電話と内線電話、および、内線電話どうしを交換する。また、CTI(Computer Telephony Integration)は、PBXなどの電話系通信システムと、コンピュータやデータベースなどの情報系システムとを統合し、相互に連動できるようにするものである。すなわち、PBX/CTI31は、ユーザからかかってきた電話を空きオペレータに接続したり、空きオペレータがいない場合には、待ち音声案内を流すなどの電話回線の制御を行う。なお、PBX/CTI31は、一般電話回線網55に接続されている。
【0018】
IVRシステム(音声自動応答システム)35は、企業の電話窓口等において、音声による自動応答を行なうコンピュータシステムであり、音声認識機能および音声合成機能を備えている。IVRシステム35の詳細な構成を図2に示す。一実施の形態におけるIVRシステム35は、音声応答部301と認識エンジン302とを備えている。音声応答部301は、トークフロー部303と、音声データ抽出部304と、テキストトゥスピーチ(Text To Speech)部305と、録音音声部306とを備える。
【0019】
音声データ抽出部304は、ユーザの発話や周囲の雑音などの収集音の中から、ユーザの発話(返答音声)に相当する音声データを抽出して、認識エンジン302に送信する。認識エンジン302は、音声データの音声認識処理を行い、認識処理結果を音声応答部301に送信する。音声応答部301は、認識エンジン302による音声認識処理結果に基づいて、トークフロー部303からユーザに案内するトークデータを抽出し、テキストトゥスピーチ部305で音声データに変換して、ユーザに案内する。この時に、録音音声部306に予め格納されている音声データを出力してもよい。なお、トークフロー部303には、ユーザと対話するための様々な種類のトークが格納されている。
【0020】
図3は、IVRシステム35による音声自動応答サービスのフローの一例を示す図である。IVRシステム35は、まず初めに、「ご希望のサービスをお選び下さい」のように、ユーザが希望する情報を尋ねる音声案内を行う。ここで、ユーザが「天気」と発話(応答)すると、音声データ抽出部304を介して音声データが認識エンジン302に送られて、音声認識処理が行われる。音声応答部301は、音声認識処理の結果に基づいて、「天気」の発話に対応するトーク(「天気ですね」)をトークフロー部303から抽出して、テキストトゥスピーチ部305を介して、ユーザに音声案内を行う。
【0021】
その後、図3に示すように、ユーザが希望する都道府県、東部/西部を尋ねる音声案内を行った後、ユーザに提供する情報を決定する。ユーザに提供する情報には、ニュース、天気、交通情報、ナビゲーションユニット2に設定するための目的地情報、占い、レストラン情報、プロ野球情報、観光スポット、電子メールなどがある。トークフロー部303には、これらの各情報ごとに、ユーザに音声案内を行うためのトークが用意されている。
【0022】
一実施の形態における車両用情報提供システムでは、車両の状況(運転負荷)に応じて、IVRシステム35からの音声出力(トーク)の速度等を変更する。この処理については後述する。
【0023】
一実施の形態における車両用情報提供システムのオペレーションセンター30では、音声自動応答システムであるIVRシステム35を設置するとともに、オペレータが勤務している。オペレータは、電話機33またはヘッドセット36を用いて、ユーザと会話する。また、オペレータは、ユーザが希望する情報を情報検索システム34を用いて検索する。情報検索システム34およびIVRシステム35は、情報データベース群40を構成する複数のデータベース41〜44,56とLANなどのネットワーク37を通じて接続されている。
【0024】
情報データベース群40は、位置/電話情報データベース41と、交通情報データベース42と、天気予報データベース43と、各種情報データベース44と、ユーザプロファイルデータベース56とを備える。位置/電話情報データベース41には、飲食店や公共施設などの各種施設の位置情報や電話番号情報が格納されている。交通情報データベース42には、一般道や有料道路などの交通情報が格納されている。天気予報データベース43には、各地の天気予報情報が格納されている。各種情報データベース44には、上述した各種施設に関する情報、交通情報、天気情報以外の情報が格納されている。ユーザプロファイルデータベース56には、予めユーザ登録されているユーザの氏名、住所、携帯電話番号、ユーザIDなどのユーザ情報が格納されている。ユーザ登録の方法については後述する。
【0025】
データ通信センター50は、通信装置53と、情報処理端末54と、地図データ57とを備える。通信装置53は、車載機1とデータ通信を行う。通信装置53は、専用線58を介して、通信事業者の基地局51,交換機52と接続されている。情報処理端末54は、車載機1とデータ通信を行うためのデータ処理を行う。
【0026】
上述したように、一実施の形態における車両用情報提供システムでは、IVRシステム35は、車両の状況(運転負荷)に応じて、IVRシステム35からの音声出力(トーク)の速度等を変更する。データ通信センター50の情報処理端末54は、車載機1から送信される車両情報に基づいて、運転負荷の判定処理を行う。この車両情報には、ナビゲーションユニット2に入力される車速信号18、ウインカ動作信号19、ハンドルの操舵角信号20、リバース信号21、ライト信号22、ワイパ動作信号23、および、GPSアンテナ10により取得した車両の現在位置情報が含まれる。車載機1からデータ通信センター50の情報処理端末54に送信される車両情報の一例を図4に示す。
【0027】
図5は、車両情報に基づいて、運転者に対する運転負荷の大きさ(運転負荷レベル)を決定する際に用いられるテーブルである。運転負荷レベルは1〜5の5段階とし、レベルが高い程、運転に対する負荷が高いものとする。図5の欄60には、運転負荷に影響を及ぼす車両位置の一例が示されている。具体的には、交差点、路地、カーブ、高速道路、料金所、駐車場の出入口である。図5の欄61には、車載機1から送信されてくる車両情報、すなわち、ウインカ動作信号、ハンドルの操舵角信号、ワイパ動作信号、ライト信号、リバース信号のセンシングデータが示されている。
【0028】
欄60に示す各車両位置および欄61に示すセンシングデータについて、運転負荷の判定を行うための重み付け(点数付け)をする。重み付けの一例を欄62に示す。図5に示す例では、車両が交差点、路地、カーブ、高速道路、料金所、駐車場の出入口にそれぞれ存在する場合の点数を順に、5、4、3、2、3、4としている。また、車両がウインカを出している時の点数を4、ハンドルの操舵角が所定角(例えば30度)以上の場合の点数を4、ワイパが作動している時の点数を2、ライトが点灯している時の点数を1、車両が後退している時の点数を5としている。これらの点数は、例えば、交差点では、前方車両や対向車の確認などにより運転負荷が高く、車両が後退している時は、後方確認の必要性から運転負荷が高いなどの事実に基づいて付けておく。
【0029】
図5に示すテーブルの欄63には、車両情報に基づいて算出される点数の合計点が示されている。例えば、項目番号7番は、車両が交差点に存在し、ハンドルの操舵角が30度以上であり、かつ、ワイパが作動している状態を示しており、この場合の合計点は5+4+2=11となる。5段階の運転負荷レベルは、欄63に示す合計点に基づいて定まる。ここでは、合計点が1〜4,5〜8,9〜12,13〜16,17以上の場合における各運転負荷レベルをそれぞれ、1,2,3,4,5とする。
【0030】
なお、図5に示す欄65には、欄60および欄61のデータから想定される車両の状況を示すものである。欄65に示す車両の推定状況は、欄64に示す運転負荷レベルを算出する際には必要とされないが、運転負荷レベルを補正する際に参照することができる。例えば、欄60および欄61に示すデータに基づく合計点は7点であるため運転負荷レベルは2であるが、推定される車両の状況は危ない状況にあるため、この場合の負荷レベルを5とすることができる。
【0031】
図6は、運転負荷レベルに応じたIVRシステム35の応答処理方法について説明するための図である。一実施の形態におけるIVRシステム35は、運転負荷レベルに応じて、認識パラメータおよびトークフローを変更する。認識パラメータには、認識待ち時間と認識開始時間が含まれる。
【0032】
認識待ち時間は、IVRシステム35が音声案内を行った後にユーザの発話を認識する時間、すなわち、音声認識処理を行っている時間であり、この時間内にユーザの発話が無ければ、次のトーク(聞き返しフロー等)に移る。運転負荷が高い場合には、この認識待ち時間は長くする。例えば、通常時の認識待ち時間を5秒とし、運転負荷レベルが2〜5の時には7秒とする。
【0033】
認識開始時間は、IVRシステム35が音声案内を行ってから音声認識処理を開始するまでの時間、すなわち、上述した認識待ち時間のカウントを開始するまでの時間である。運転負荷が高い場合には、IVRシステム35による音声案内の後に、ユーザが即答できなくなるので、ユーザが発話を開始するまでの雑音等を除去するために、認識開始時間を長くする。例えば、通常時の認識開始時間を0.3秒とし、運転負荷レベルが1,2,3,4,5の場合には、それぞれ0.3秒、0.5秒、0.6秒、0.7秒、0.8秒とする。
【0034】
トークフローには、通常の音声案内を行うためのフローと、聞き返しフローとがある。運転負荷レベルが1〜4の場合には、IVRシステム35による音声案内のスピードを通常時のスピードに比べてややゆっくりにする。ただし、運転負荷レベルが5の場合には、運転を続けながらの会話が危険であると推測できるので、音声案内を強制的に終了する。この場合には、ユーザに対して、「一度終了します。」などの音声案内を行う。また、運転負荷レベルが3の場合には、「このまま続けますか、少しお待ちしますか?」のように、会話の中断を促す音声案内を行う。運転負荷レベルが4の場合には、「一度中止をした方が良いと思います。中止しますか?」のように、会話(サービス)の中止を促す音声案内を行う。
【0035】
なお、図3に示すように、ユーザが希望する情報を伝えるまでには、IVRシステム35とユーザとの間で複数回の会話のやり取りが行われる。この間は、車両情報が定期的に車載機1からデータ通信センター50に送信されて、運転負荷レベルの判定が繰り返し行われる。従って、IVRシステム35とユーザとの間で会話が行われている時に、車両の状況(運転負荷レベル)が変わった場合には、変化後の運転負荷レベルに応じた音声案内が行われる。
【0036】
一実施の形態における車両用情報提供システムを利用するユーザは、予めユーザ登録する必要がある。ユーザ登録するための方法としては、所定の申込書にユーザの氏名、住所などの一般情報と共に、本システムを利用する際に使用する携帯電話番号を記入し、情報センター25のオペレーションセンター30に郵送する。オペレーションセンター30のオペレータは、申込書の内容を確認した後、ユーザ登録処理、すなわち、ユーザ情報をユーザプロファイルデータベース56に格納する。この時、後述するように、各ユーザ固有のユーザIDがユーザに対して発行されるが、発行するユーザIDをユーザの氏名等のユーザ情報と対応付けてユーザプロファイルデータベース56に格納しておく。
【0037】
ユーザプロファイルデータベース56へのユーザ登録処理が完了すると、ユーザにはユーザIDが発行される。ユーザが情報センター25の情報提供サービスを利用する場合には、このユーザIDに基づいてユーザ認証が行われる。すなわち、ユーザは、発行されたユーザIDを車載機1に入力しておき、車載機1と情報センター25との間でデータ通信が行われる際にユーザIDが情報センター25に送信される。情報センター25は、ユーザプロファイルデータベース56に格納されているユーザIDと送信されてきたユーザIDとが一致するか否かに基づいて、ユーザ認証を行う。
【0038】
車載機1および情報センター25でそれぞれ行われる処理を図7および図8に示すフローチャートを用いて説明する。図7は、一実施の形態における車両用情報提供システムにおいて、車載機1とデータ通信センター50とでそれぞれ行われる処理内容を示すフローチャートである。車載機1は、ステップS10において、オペレータ呼び出しスイッチ12がオンされたか否かを判定する。オペレータ呼び出しスイッチ12がオンされていないと判定するとオンされるまでステップS10で待機し、オンされたと判定するとステップS20に進む。
【0039】
ステップS20では、データ通信アダプタ15および電話アンテナ16を介して、データ通信センター50に発呼する。上述したように、データ通信アダプタ15にはデータ通信センター50の電話番号が予め登録されているので、ユーザがオペレータ呼び出しスイッチ12を押すことにより、自動的にデータ通信センター50に電話がかかる。
【0040】
車載機1からデータ通信センター50に対して発呼されると、基地局51、交換機52および専用線58を介して、データ通信センター50に着呼される。ステップS100では、通信装置53により、車載機1からの着信があるか否かを判定する。着信がないと判定すると着信が有るまでステップS100で待機し、着信があると判定するとステップS110に進む。ステップS110では、ユーザIDの認証を行う。車載機1からは、データ通信によって、ユーザIDが送信されてくるので、情報処理端末54は、送信されてきたユーザIDに対して、ユーザプロファイルデータベース56を参照して、登録の有無を確認する。ユーザIDの認証処理を行うとステップS120に進む。
【0041】
ステップS120では、ステップS110で行ったID認証の結果、送信されてきたユーザIDがユーザプロファイルデータベース56に格納されており、認証OKであると判定するとステップS130に進む。一方、送信されてきたユーザIDがユーザプロファイルデータベース56に格納されておらず、認証NGであると判定すると、ステップS180に進み、「IDが登録されていないため、サービスを受けることができません」などのメッセージを車載機1に送信して、電話回線を切断する。
【0042】
車載機1は、ステップS30において、車両の状況を示す車両情報をデータ通信センター50に送信する。車両情報には、車両位置情報、ナビゲーションユニット2に入力される車速信号18、ウインカ動作信号19、ハンドルの操舵角信号20、リバース信号21、ライト信号22、ワイパ動作信号23が含まれる。これらの信号は、通常、車両の現在位置を補正するためにナビゲーションユニット2で用いられたり、車内LAN17と接続される他のユニット(不図示)に使用されるものであり、一実施の形態における車載機1のために特別に用意されるものではない。なお、車両情報の送信は、定期的に、例えば、1秒ごとに行われる。
【0043】
データ通信センター50の情報処理端末54は、ステップS130において、車載機1がステップS30で送信する車両情報を受信したか否かを判定する。車両情報を受信したと判定するとステップS140に進み、受信していないと判定すると受信するまでステップS130で待機する。ステップS140では、車載機1から受信した車両情報に基づいて、運転負荷の判定処理を行う。車両情報に基づいて運転負荷のレベルを決定する方法は、上述したので、ここでは詳細な説明については省略する。運転負荷の判定処理を行うとステップS150に進む。
【0044】
ステップS150では、ネットワーク37を介して、ステップS140で決定した運転負荷レベルをオペレーションセンター30のIVRシステム35に送信する。なお、上述したように、車両情報は車載機1から定期的に送信されてくるので、ステップS140の運転負荷の判定処理、および、ステップS150の運転負荷レベルの送信処理は、繰り返し行われる。
【0045】
オペレーションセンター30のIVRシステム35は、データ通信センター50の情報処理端末54から送信される運転負荷レベル情報に基づいて、音声自動応答サービスを開始する。IVRシステム35で行われる処理については、図8に示すフローチャートを用いて後述するが、IVRシステム35は、ユーザとの対話により、ユーザに送信する情報を決定すると、決定した送信用のデータを情報処理端末54に送信する。
【0046】
情報処理端末54は、ステップS150に続くステップS160において、IVRシステム35からユーザへの送信用のデータを受信したか否かを判定する。送信用のデータを受信したと判定するとステップS170に進み、受信していないと判定すると受信するまでステップS160で待機する。ステップS170では、IVRシステム35から受信したデータを、情報取得要求のあった車載機1に向けて送信する。
【0047】
車載機1は、ステップS40において、データ通信センター50からデータを受信したか否かを判定する。データを受信したと判定するとステップS50に進み、受信していないと判定すると受信するまでステップS40で待機する。ステップS50では、受信したデータの処理を行う。例えば、受信データがニュースや、天気情報である場合には、受信データをスピーカ9から音声にて再生するとともに、モニタ3に受信データを表示する。また、受信したデータが目的地設定情報であれば、ナビゲーションユニット2により目的地の設定処理が行われる。受信データの処理が行われると、ステップS60において、車載機1とデータ通信センター50との間で接続されている回線を切断する。
【0048】
続いて、オペレーションセンター30のIVRシステム35により行われる処理を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、車載機1で行われる処理のうち、図7に示すフローチャートで説明した処理については、同一の符号を付して説明する。
【0049】
車載機1は、ステップS10において、オペレータ呼び出しスイッチ12がオンされたか否かを判定する。オペレータ呼び出しスイッチ12がオンされていないと判定するとオンされるまでステップS10で待機し、オンされたと判定するとステップS200に進む。ステップS200では、通信アダプタ5および携帯電話4を介して、オペレーションセンター30に発呼する。上述したように、通信アダプタ5にはオペレーションセンター30の電話番号が予め登録されているので、ユーザがオペレータ呼び出しスイッチ12を押すことにより、自動的にオペレーションセンター30に電話がかかる。すなわち、一実施の形態における車載機1は、オペレータ呼び出しスイッチ12がオンされることにより、自動的にオペレーションセンター30とデータ通信センター50とに対して発呼する。
【0050】
オペレータ呼び出しスイッチ12がオンされることにより、ナビゲーションユニット2、通信アダプタ5、携帯電話4を介して発信された電話は、一般回線網55を経由して、オペレーションセンター50のPBX/CTI31に着信する。オペレーションセンター30のPBX/CTI31は、ステップS300において、車載機1から着信があったか否かを判定する。着信がないと判定すると着信が有るまでステップS300で待機し、着信があったと判定するとステップS310に進む。ステップS310において、PBX/CTI31は、着信のあった電話の発信者電話番号を取得する。この時に、発信者電話番号が無い場合には、「発信者番号が通知されていません」などのメッセージを再生した後に、車載機1との間の電話回線を切断してもよい。発信者電話番号を取得すると、ステップS320に進む。
【0051】
ステップS320からステップS390までの処理は、IVRシステム35により行われる。IVRシステム35は、ステップS320において、ステップS310で取得した発信者電話番号に基づいて、ユーザ認証を行う。すなわち、取得した発信者電話番号がユーザプロファイルデータベース56に格納されているか否かを判定する。
【0052】
ステップS320に続くステップS330では、ステップS320で行ったユーザ認証処理の結果に基づいて、ユーザ登録が行われているか否かを判定する。発信者電話番号がユーザプロファイルデータベース56に格納されており、ユーザ登録がされていると判定すると、ステップS340に進み、ユーザ登録がされていないと判定すると、ステップS400に進む。ステップS400では、「ユーザ登録されていないため、サービスを受けることができません」などのメッセージを車載機1に送信して、電話回線を切断する。
【0053】
ステップS340では、車載機1との間の電話回線を接続(受話)して、ステップS350に進む。ステップS350では、データ通信センター50の情報処理端末54から運転負荷情報(運転負荷レベル)を受信したか否かを判定する。この運転負荷レベルは、図7に示すフローチャートのステップS150において、情報処理端末54がIVRシステム35に向けて送信したものである。運転負荷レベルを受信したと判定するとステップS360に進み、受信していないと判定すると受信するまでステップS350で待機する。
【0054】
ステップS360では、IVRシステム35による音声自動応答サービスを開始する。音声自動応答サービスの方法については、図2および図3を用いて説明したので、ここでは、詳細な説明は省略する。この時に、図5を用いて説明したように、情報処理端末54から送信されてきた運転負荷レベルに基づいて、認識パラメータおよびトークフローを変更する。
【0055】
ステップS370では、ステップS360で開始した音声自動応答サービスにより、ユーザに送信するデータが決定したか否かを判定する。図3を用いて説明したように、ユーザに送信するデータは、IVRシステム35による音声案内と、それに対するユーザの応答により決定される。ユーザに送信するデータが決定していないと判定すると、音声自動応答サービスを継続し、送信用のデータが決定したと判定するとステップS380に進む。
【0056】
IVRシステム35は、ステップS380において、ユーザに送信するデータをネットワーク37を介して、情報データベース群40の中から検索し、取得する。ユーザに送信するデータを取得すると、ステップS390に進む。ステップS390では、ステップS380で取得したデータを、ネットワーク37を介して、データ通信センター50の情報処理端末54に送信する。データを情報処理端末54に送信すると、IVRシステム35で行われる処理は終了する。
【0057】
この後、図7に示すフローチャートのステップS160,S170で説明したように、情報処理端末54から通信装置53を介して、車載機1にデータが送信される。車載機1は、ステップS40において、データを受信したか否かを判定し、受信したと判定すると、ステップS50において、受信データの処理を行う。受信データの処理を行うと、車載機1とオペレーションセンター30との間で接続されていた電話回線は切断される。
【0058】
上述したように、一実施の形態における車両用情報提供装置は、車載機1を搭載した車両の乗員(ユーザ)が情報センター25に発呼し、情報センター25に備えられているIVRシステム(音声自動応答システム)35による音声案内に従って提供を希望する情報を伝え、情報センター25は、ユーザの希望する情報を用意して車載機1に送信する車両用情報提供システムに用いられる。この車両用情報提供装置では、車載機1から送信される車両情報に基づいて、運転者に対する運転負荷の大きさ(運転負荷レベル)を判定し、判定した運転負荷レベルに基づいて、ユーザに対する音声自動応答の方法を変更する。従って、運転負荷が高いような状況下においても、運転者は、希望する情報を確実に伝えることができるとともに、運転に対する負荷を軽減することができる。
【0059】
また、運転負荷レベルに基づいて音声自動応答の方法を変更する際に、運転負荷レベルが大きい程、ユーザに対する自動音声案内の速度を遅くするので、運転者は運転負荷が高い状況でも、確実にIVRシステム35からの音声案内を聞き取ることができる。また、運転負荷レベルが大きい程、自動音声案内が終了してから音声認識処理を開始するまでの時間を長くするので、運転負荷が高いために、音声案内に対して運転者がすぐに応答できないような場合でも、運転者が発話するまでの雑音を除去して、確実に運転者の発話をとらえることができる。さらに、運転負荷レベルが大きい程、音声認識処理を行う時間を長くするので、運転者の発話時間が長くなる場合でも、確実に運転者の発話をとらえることができる。
【0060】
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、上述した説明では、車載機1のオペレータ呼び出しスイッチ12がオンされると、データ通信アダプタ15を介してデータ通信センター50への発呼と、通信アダプタ5および携帯電話4を介してオペレーションセンター30への発呼とが同時に行われたが、必ずしも同時に行う必要はない。すなわち、IVRシステム35による音声自動応答が行われる前に、データ通信センター50の情報処理端末54からIVRシステム35に対して運転負荷レベルが送信されればよいので、データ通信センター50への発呼の後に、オペレーションセンター30への発呼を行っても良い。
【0061】
図7に示すフローチャートのステップS110では、ユーザが予めユーザ登録を行った際に発行されるユーザIDに基づいてユーザ認証を行ったが、車載機1ごとに固有のID(車載機ID)に基づいて、ユーザ認証を行ってもよい。車載機IDは、例えば、車載機1の工場出荷時にシリアルIDを書き込んでおき、ユーザ登録時にユーザが申込書に車載機シリアルIDを記載して申し込むようにする。また、図8に示すフローチャートのステップS320では、携帯電話4の電話番号に基づいてユーザ認証を行ったが、他の方法によりユーザ認証を行ってもよい。
【0062】
上述した一実施の形態における車両用情報提供装置では、データ通信センター50の情報処理端末54にて、運転負荷の判定処理を行い、判定した運転負荷レベルをオペレーションセンター30のIVRシステム35に送信したが、IVRシステム35にて、運転負荷レベルの判定を行ってもよい。
【0063】
また、運転負荷レベルの判定は、図5に示すように、車両の位置情報、ウインカ動作信号、ハンドルの操舵角信号、ワイパ動作信号、ライト信号、リバース信号に基づいて行ったが、これらの情報以外の情報に基づいて行ってもよい。また、運転負荷が高いと推測される車両位置は、上述したような交差点、路地、カーブ、高速道路、料金所、駐車場出入口に限定されることはない。
【0064】
さらに、情報センター25で用意した情報は、オペレーションセンター30からデータ通信センター50に送られた後、データ通信センター50から車載機1に送信されたが、IVRシステム35により、音声にて提供してもよい。この場合には、IVRシステム35のテキストトゥスピーチ部305または録音音声部306により、音声出力することができる。
【0065】
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、通信装置53および情報処理端末54が受信手段および情報送信手段を、情報処理端末54が運転負荷判定手段を、情報データベース群40が情報格納手段を、IVRシステム35が音声自動応答手段および情報取得手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用情報提供装置を含む車両用情報提供システムの一実施の形態の全体構成を示す図
【図2】IVRシステムの詳細な構成を示す図
【図3】音声自動応答サービスの一例を示す図
【図4】車載機から送信される車両情報の一例を示す図
【図5】車両情報に基づいて、運転負荷のレベルを決定する際に用いられるテーブル
【図6】運転負荷レベルに応じたIVRシステムの応答処理方法について説明するための図
【図7】車載機とデータ通信センターとでそれぞれ行われる処理内容を示す一実施の形態のフローチャート
【図8】車載機とオペレーションセンターとでそれぞれ行われる処理内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1…車載機、2…ナビゲーションユニット、3…モニタ、4…携帯電話、5…通信アダプタ、6…電話ハーネス、7…接続ハーネス、8…マイク、9…スピーカ、10…GPSアンテナ、11…操作スイッチ、12…オペレータ呼び出しスイッチ、15…電話モジュール内蔵データ通信アダプタ、16…電話アンテナ、17…車内LAN、18…車速信号、19…ウインカ動作信号、20…ハンドルの操舵角信号、21…リバース信号、22…ライト信号、23…ワイパ動作信号、24…接続ハーネス、25…情報センター、26…スピーカ切り換えリレー、30…オペレーションセンター、31…PBX/CTI、33…電話機、34…検索システム、35…IVRシステム、36…ヘッドセット、37…ネットワーク、40…情報データベース群、41…位置/電話情報データベース、42…交通情報データベース、43…天気予報データベース、44…各種情報データベース、50…データ通信センター、51…基地局、52…交換機、53…通信装置、54…情報処理端末、55…一般回線網、56…ユーザプロファイルデータベース、57…地図データベース、60…位置情報、61…センシングデータ、62…負荷の重み、63…負荷合計点、64…運転負荷レベル、65…推定状況、301…音声応答部、302…認識エンジン、303…トークフロー部、304…音声データ抽出部、305…テキストトゥスピーチ部、306…録音音声部、

Claims (6)

  1. 車載機を搭載した車両の乗員(以下、ユーザと呼ぶ)が情報センターに発呼し、情報センターに備えられている音声自動応答装置による音声案内に従って提供を希望する情報を伝え、情報センターは、ユーザの希望する情報を用意して車載機に送信する車両用情報提供方法において、
    少なくとも前記音声自動応答装置による音声案内が始まる前に、車載機から車両の状況を示す車両情報を情報センターに送信し、
    情報センターの前記音声自動応答装置は、受信した車両情報に基づいて、運転者に対する運転負荷の大きさ(以下、運転負荷レベルと呼ぶ)を判定し、判定した運転負荷レベルが大きい程、ユーザに対する自動音声案内の終了後から音声認識処理を開始するまでの時間を長くすることを特徴とする車両用情報提供方法。
  2. 車載機から送信される車両の状況を示す車両情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した車両情報に基づいて、運転者に対する運転負荷の大きさ(以下、運転負荷レベルと呼ぶ)を判定する運転負荷判定手段と、
    車載機を搭載した車両の乗員(以下、ユーザと呼ぶ)に提供するための複数種類の情報を格納する情報格納手段と、
    音声認識機能を備え、電話回線を介して、音声による自動応答によりユーザと対話を行う音声自動応答手段と、
    ユーザと前記音声自動応答手段との間の対話に基づいて決定される情報を前記情報格納手段から取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得した情報を車載機に送信する情報送信手段とを備え、
    前記音声自動応答手段は、前記運転負荷判定手段により判定された運転負荷レベルが大きい程、ユーザに対する自動音声案内の終了後から音声認識処理を開始するまでの時間を長くすることを特徴とする車両用情報提供装置。
  3. 請求項2に記載の車両用情報提供装置において、
    前記音声自動応答手段は、前記運転負荷レベルが大きい程、ユーザに対する自動音声案内の音声出力速度を遅くすることを特徴とする車両用情報提供装置。
  4. 請求項2または3のいずれかに記載の車両用情報提供装置において、
    前記音声自動応答手段は、前記運転負荷レベルが大きい程、音声認識処理を行う時間を長くすることを特徴とする車両用情報提供装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の車両用情報提供装置において、
    前記車両情報には、車両の位置情報、車速情報、ウインカ作動情報、ワイパ作動情報、ハンドルの操舵角情報、車両が後退していることを示すリバース情報、ライトの点灯の有無を示すライト情報のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする車両用情報提供装置。
  6. 請求項5に記載の車両用情報提供装置において、
    前記車両情報に含まれる各情報にはそれぞれ前記運転負荷レベルを判定するための点数が配分されており、
    前記運転負荷判定手段は、車載機から送信される前記車両情報に含まれる各情報に対応する点数の合計点に基づいて、前記運転負荷レベルを判定することを特徴とする車両用情報提供装置。
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