JP4296901B2 - 排気バイパス弁制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボチャージャ付内燃機関の排気バイパス路に設けられた排気バイパス弁の開閉動作制御を行う排気バイパス弁制御装置に関する。
従来、小排気量の内燃機関でも高出力を得る為の手段として、排気ガスでタービンを回転させて過給器を動かすターボチャージャが知られている。このようなターボチャージャは、高速高負荷下では必要以上に過給圧が増加して内燃機関を破損させる恐れがあるため、通常タービン上流に排気バイパス路を有し、この排気バイパス路に設けられた排気バイパス弁の開閉動作により過給圧を適正レベルに制御している(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、近年、自動車を取り巻く環境は、環境保護の要求に対応して、各国で排気ガス規制等の強化が実行されつつある。通常内燃機関のシリンダから排出される排気ガスは、排気ガス浄化触媒により浄化され大気に排出されるものであるが、ターボチャージャ付内燃機関では、シリンダから排出された排気ガスは、ターボチャージャのタービン等を通過する過程で熱が奪われるため、早期に排気ガス浄化触媒を活性状態にすることができないという問題がある。
このため、従来の技術においては、排気ガス浄化触媒が所定の触媒活性化温度に達するまでは、前記排気バイパス路に設けられた排気バイパス弁を開き、タービンを迂回して排気ガスを排気ガス浄化触媒に導いて、触媒の温度を積極的に昇温制御して早期に触媒を活性化させるようにしている(例えば、特許文献2参照。)。
前記排気バイパス弁の開閉動作は、通常、ダイアフラム式アクチュエータによりおこなわれている。このようなダイアフラム式アクチュエータは、ケースを2つの部屋に仕切るダイアフラムと、前記ダイアフラムに接続され前記バイパス弁を駆動するロッドと、一方の部屋(負圧室)に設けられ、前記バイパス弁を閉じる方向に前記ロッドを移動させるべく、前記ダイアフラムを付勢するバネと、を備えている。
そして、暖機運転時に排気ガス浄化触媒を早期に活性化させる場合には、前記排気バイパス弁を全開状態とすべく、アクチュエータの負圧室に、例えば、負圧チャンバに蓄圧した負圧を供給して、前記負圧室に設けられた前記バネのバネ力に抗して前記ロッドを移動させる。
また、前記排気バイパス弁により過給圧を適正レベルに制御する場合には、アクチュエータの他方の部屋(正圧室)に、タービンと同軸に接続されたコンプレッサにより加圧される過給圧を導入し、導入される過給圧とダイアフラムを付勢するバネとの力のバランスに応じて、前記排気バイパス弁の開閉動作を行うようにしている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平9−228848号公報 特開2002−364503号公報 実開平5−78934号公報
しかしながら、暖機運転時に排気ガス浄化触媒を早期に活性化させる為には、前記排気バイパス弁を全開状態として効率よく排気ガスを触媒に導く必要があり、この場合、前記アクチュエータのロッド移動量は、最長となる。
一方、暖機運転終了後の通常運転時において、過給圧を適正レベルに制御する場合には、前記排気バイパス弁を前記暖機運転時に比べて小さい領域で開閉して、過給圧を制御する必要があり、この場合、前記アクチュエータのロッド移動量は暖機運転時に比べて短くなる。
また、前述のとおり、前記排気バイパス弁を開放する為に必要な力は、ダイアフラムを付勢するバネのばね力により決定される値である。
従って、アクチュエータの正圧室に導入される過給圧に比べて、低い圧力である負圧チャンバに蓄圧される負圧を負圧室に導入して、前記排気バイパス弁が全開状態となるように前記バネ力を設定すると、アクチュエータの移動量と導入圧力とにより決定されるアクチュエータの圧力勾配が小さくなり、通常運転時における過給圧制御時の前記排気バイパス弁の微小開閉制御が困難となる。
本発明は、上記した従来技術の課題を解決し、暖機運転時には、前記排気バイパス弁を全開状態として効率よく排気ガスを触媒に導いて、排気ガス浄化触媒を早期に活性化させるとともに、通常運転時は前記負圧室と大気との間で前記負圧室を閉鎖状態とすることで、負圧室に空気ダンパー効果を持たせ、アクチュエータの移動量と正圧室に導入される過給圧とで決定されるアクチュエータの圧力勾配を大きくして、前記排気バイパス弁の微小開閉制御を可能とする排気バイパス弁制御装置を提供することを目的とする。
更に、上記課題を解決するとともに、ターボチャージャの高熱に対するアクチュエータの信頼性を向上させた排気バイパス弁制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の排気バイパス弁制御装置にあっては、ターボチャージャのタービンロータよりも下流に設けられた排気ガス浄化触媒の上流において前記タービンロータを迂回する排気バイパス路に設けられた排気バイパス弁の開閉動作制御を行う排気バイパス弁制御装置において、ダイアフラムによって区画された正圧室及び負圧室を有し、前記排気バイパス弁の開閉動作を行うダイアフラム式アクチュエータと、冷間始動
直後の排気ガス浄化触媒が未活性状態にある期間は、前記負圧室に負圧を導入して前記排気バイパス弁を全開の開度で開放するとともに、前記排気ガス浄化触媒が触媒活性化温度に到達し、かつエンジン運転条件が所定のエンジン負荷よりも高い領域では、前記排気バイパス弁に連結されたロッドの移動量と前記正圧室に導入される過給圧とで決定される前記ダイヤフラム式アクチュエータの圧力勾配を大きくすべく前記負圧室と大気との間で前記負圧室を閉鎖状態として、前記正圧室に導入される過給圧に応じて全開の開度よりも小さい開度を最大開度とする範囲で前記排気バイパス弁の開閉動作を行うように前記ダイアフラム式アクチュエータを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記制御手段が、前記排気ガス浄化触媒が触媒活性化温度に到達し、かつエンジン運転条件が所定のエンジン負荷よりも低い領域では前記負圧室と大気との間を開放状態とすることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の排気バイパス弁制御装置によれば、暖機運転時には、前記排気バイパス弁を全開状態として効率よく排気ガスを触媒に導いて、排気ガス浄化触媒を早期に活性化させるとともに、通常運転時は前記排気バイパス弁の微小開閉制御を可能とする排気バイパス弁制御装置を提供することができる。
更に、ターボチャージャの高熱に対するアクチュエータの信頼性を向上させた排気バイパス弁制御装置を提供することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、ターボチャージャ付内燃機関及びその排気バイパス路に設けられた排気バイパス弁の開閉動作制御を行う排気バイパス弁制御装置を示す図である。
図1に示すように、内燃機関1は、シリンダ11に吸気管12及び排気管13が接続され、吸気管12及び排気管13を跨ぐ形でその間にターボチャージャ2を配置している。ターボチャージャ2のコンプレッサロータ21とタービンロータ22とはシャフトにより連結固定されている。また、排気管13のターボチャージャ2より下流側には図示しない排気ガス浄化触媒(以下、「触媒」という。)が配置されている。
また、排気管13には、タービンロータ22の上流から下流に排気を流す排気バイパス路23が設けられ、この排気バイパス路23には、排気バイパス弁24が開閉自在に装着されている。この排気バイパス弁24にはダイアフラム式アクチュエータ30に備えられたロッド34が連結されている。
排気バイパス弁24の開閉動作制御は、コンプレッサロータ21による過給圧及び負圧発生手段による負圧に応動する排気バイパス弁制御装置3により行われる。
排気バイパス弁制御装置3は、排気バイパス弁24を開閉するダイアフラム式アクチュエータ30、コンプレッサロータ21よりも下流側の吸気管12から分岐されてダイアフラム式アクチュエータ30に過給圧を導入する過給圧導入管40、吸気管12の気体の流れによって生じる負圧を蓄圧する負圧発生手段である負圧チャンバ50、負圧チャンバ50又は大気圧をダイアフラム式アクチュエータ30に導入する導入管60、ダイアフラム式アクチュエータ30への導入圧力を制御する制御手段であるところの制御弁70及び制御弁80、を備えている。
また、排気バイパス弁制御装置3の負圧チャンバ50と吸気管12との間には、負圧チャンバ50から吸気管12へのみ気体が流れるように逆止弁90が設けられている。
図2及び図3は、ダイアフラム式アクチュエータ30の断面図及び一部拡大断面図である。尚、図2中、下半分はロッド34が伸張した状態を示すものである。
ダイアフラム式アクチュエータ30は、図2に示すように、アクチュエータ30の筐体内がダイアフラム33により正圧室31及び負圧室32に仕切られている。また、ダイアフラム33はダイアフラムリテーナ37a,37bの間に介装される。そして、ダイアフラム33及びダイアフラムリテーナ37a,37bの中心にはロッド34が固定される。更に、ダイアフラム33及びダイアフラムリテーナ37a,37bは負圧室32に配置されたバネ35により正圧室31側に付勢される。また、ロッド34は、負圧室32のダイアフラム33とは対向する面に配置されるロッド軸受け38により軸方向に摺動自在に軸支される。また、正圧室31及び負圧室32にはそれぞれ正圧導入孔31a及び負圧導入孔32aが形成される。そして、このようなダイアフラム式アクチュエータ30は、アクチュエータ30の筐体に形成されるブラケット36によりターボチャージャ2の所定の位置に取り付けられる。
ロッド軸受け38は、図3に示すように、負圧室32の気密性を担保するロッドシール38a、ロッド34の軸方向の摺動を案内するベアリング38b、ロッドシール38a及びベアリング38bを収納するアンダープレート38c及びベアリングリテーナ38dを有している。また、アンダープレート38cとベアリングリテーナ38dとの間にはプレート38fが配置される。
ダイアフラム33、ロッドシール38a及びベアリング38bは、それぞれターボチャージャ2の発熱を考慮して、その材料が選択される。従って、ダイアフラム33はフロロシリコンゴム、ヒドリンゴム等により形成され、ロッドシール38aはフロロシリコンゴム、フッ素ゴム等により形成され、ベアリング38bはフッ素樹脂、66ナイロン等により形成されるのが望ましい。
次に、排気バイパス弁制御装置3の動作について図1を用いて説明する。
〔暖機運転時(エンジン始動時)〕
内燃機関1の冷間始動直後の触媒が未活性状態にある期間では、ターボチャージャ2より下流側に配置される図示しない触媒が、所定の触媒活性化温度に達するまで、排気バイパス路23に設けられた排気バイパス弁24を開き、タービン22を迂回して排気ガスを図示しない触媒に導いて、触媒の温度を積極的に昇温制御して早期に触媒を活性化させる必要がある。
この場合には、タービン22を迂回する排気を最大量として触媒の早期活性化を可能とするべく、排気バイパス弁24を全開状態とする。本実施の形態では、ダイアフラム式アクチュエータ30のロッド34を最大限に伸張させて排気バイパス弁24を全開状態とする。
排気バイパス弁24を全開状態とするには、アクチュエータ30の負圧室32に、負圧チャンバ50に蓄圧した負圧を導入して、負圧室32に設けられたバネ35のバネ力に抗してロッド34を移動させることにより行われる。
ここで、負圧チャンバ50に蓄圧した負圧を負圧室32に導入するには、電磁式方向制御弁80をオンにするとともに、電磁式方向制御弁70をオフにして、負圧チャンバ50と導入管60とを連通させる。この状態で、負圧チャンバ50に蓄圧した負圧が負圧室32に導入され、アクチュエータ30内のダイアフラム33が、ロッド34を伸張させる方向に移動する。
本実施の形態では、負圧チャンバ50に蓄圧される負圧の最大値に対応してアクチュエータ30内のスプリング35による排気バイパス弁24の閉じ荷重が適宜設定される。そして、負圧チャンバ50に蓄圧された負圧の最大値が負圧室32に作用することで、ロッド34が最大限に伸張して、排気バイパス弁24が全開状態となる。
〔通常運転時(通常走行時)〕
触媒が、所定の触媒活性化温度に到達する暖機運転終了後の通常運転時、即ち、エンジン運転条件が所定のエンジン負荷よりも高い領域では、ターボチャージャ2による過給圧が適正値を越えて高まった場合に、排気バイパス弁24を前記暖機運転時に比べて小さい領域で開閉して、過給圧を適正レベルに制御する。本実施の形態では、この時のロッド34の伸張量は最大伸張量の4分の1程度の伸張量に設定される。
ここで、エンジン運転条件は、本実施の形態では、エンジン負荷をアクセル開度及びエンジン回転数により判断して、予め決められたアクセル開度及びエンジン回転数を超える
領域を通常走行時である所定のエンジン負荷領域と判断して、排気バイパス弁制御装置3が制御される。また、排気バイパス弁24の開弁時期及び開弁量は、ロッド34の移動量と正圧室31に導入される過給圧とで決定されるアクチュエータ30の圧力勾配により決まる。
過給圧の制御を目的として排気バイパス弁24を開閉するには、アクチュエータ30の正圧室31に、過給圧導入管40から過給圧を導入して、アクチュエータ30内のダイアフラム33を押圧してロッド34を伸張させる。
ところで、上述の通り排気バイパス弁24の閉じ荷重は排気バイパス弁の受圧面積と排気圧力によって決まり、負圧室32に最大負圧に対応する負圧が導入された場合に、ロッド34が最大に伸張するようにダイアフラム33を付勢するバネ35のばね力が決定されている。しかしながら、このままでは、アクチュエータ30の圧力勾配が小さく、即ち、アクチュエータ30に加えられる圧力の変化量に対して、該アクチュエータ30のストローク量が大きいため、負圧チャンバ50に蓄圧される負圧に比べて、高い過給圧による過給圧制御を行う通常運転時において、ロッド34を最大伸張量の4分の1程度の範囲で伸縮させて、排気バイパス弁24の微小開閉動作を制御することが困難となる。
従って、本実施の形態では、通常運転時は、負圧室32と大気との間で負圧室32を閉鎖状態とすることで、負圧室32内の空気にダンパー効果を持たせ、ロッド34の移動量と正圧室31に導入される過給圧とで決定されるアクチュエータの圧力勾配を大きくして、排気バイパス弁24の微小開閉制御を可能とするものである。
ここで、負圧室32と大気との間で負圧室32を閉鎖状態とするには、電磁式方向制御弁80をオフにするとともに、電磁式方向制御弁70をオンにして、導入管60と大気との間を閉鎖状態とする。この状態で、負圧室32内の気体の出入りは無くなるので、負圧室32が所定のダンパー特性を有することとなる。
〔停車時・過給圧が低い状態時〕
触媒が、所定の触媒活性化温度に到達する暖機運転終了後の停車時・過給圧が低い状態時、即ち、エンジン運転条件が所定のエンジン負荷よりも低い領域では、ターボチャージャ2による過給圧が適正値を越えて高まる恐れは無い。一方、ターボチャージャ2に取り付けられるアクチュエータ30は、熱的に厳しい条件で使用されることから、温度上昇による負圧室の圧力変化を低減することで、アクチュエータ30の動作安定性を向上させることができる。特に、通常走行時に負圧室32と大気との間で負圧室32を閉鎖状態とする本実施の形態の排気バイパス弁制御装置3では、このような制御を行うことが効果的である。
尚、エンジン運転条件は、前記通常運転時と同様に、エンジン負荷をアクセル開度及びエンジン回転数により、所定のエンジン負荷領域と判断することにより決定される。
ここで、負圧室32を大気開放状態とするには、電磁式方向制御弁80をオフにするとともに、電磁式方向制御弁70をオフにして、導入管60と大気との間を開放状態とする。
表1は、上記排気バイパス弁制御装置3の動作について、まとめたものである。
Figure 0004296901
本実施の形態に係る排気バイパス弁制御装置3に備えられたダイアフラム式アクチュエータ30では、表1による制御を行うことにより、アクチュエータ30の負圧室32を閉鎖状態とすることで、アクチュエータ30の圧力勾配を大きくすることができる。従って、冷間始動直後の触媒が未活性状態にある期間では、負圧チャンバに蓄圧される負圧、例えば、マイナス40KPa程度の負圧を負圧室32に導入して、アクチュエータ30の伸張量を最大限として、前記排気バイパス弁を全開状態とするとともに、通常運転時、即ち、エンジン運転条件が所定のエンジン負荷よりも高い領域、例えば、正圧室31に導入される圧力が40kPa又はその値を超える圧力領域においては、アクチュエータ30を最大伸張量の4分の1程度の伸縮量で伸縮させて、排気バイパス弁24の微小開閉制御を行うことが可能となる。
図1は、ターボチャージャ付内燃機関及び本実施の形態に係る排気バイパス弁制御装置を示す図である。 図2は、ダイアフラム式アクチュエータの断面図である。 図3は、ダイアフラム式アクチュエータの一部拡大断面図である。
符号の説明
1 …内燃機関
2 …ターボチャージャ
3 …排気バイパス弁制御装置
22 …タービンロータ
23 …排気バイパス路
24 …排気バイパス弁
30 …ダイアフラム式アクチュエータ
31 …正圧室
32 …負圧室
33 …ダイアフラム
70 …電磁式方向制御弁(制御手段)
80 …電磁式方向制御弁(制御手段)

Claims (2)

  1. ターボチャージャのタービンロータよりも下流に設けられた排気ガス浄化触媒の上流において前記タービンロータを迂回する排気バイパス路に設けられた排気バイパス弁の開閉動作制御を行う排気バイパス弁制御装置において、
    ダイアフラムによって区画された正圧室及び負圧室を有し、前記排気バイパス弁の開閉動作を行うダイアフラム式アクチュエータと、
    冷間始動直後の前記排気ガス浄化触媒が未活性状態にある期間は、前記負圧室に負圧を導入して前記排気バイパス弁を全開の開度で開放するとともに、前記排気ガス浄化触媒が触媒活性化温度に到達し、かつエンジン運転条件が所定のエンジン負荷よりも高い領域では、前記排気バイパス弁に連結されたロッドの移動量と前記正圧室に導入される過給圧とで決定される前記ダイヤフラム式アクチュエータの圧力勾配を大きくすべく前記負圧室と大気との間で前記負圧室を閉鎖状態として、前記正圧室に導入される過給圧に応じて全開の開度よりも小さい開度を最大開度とする範囲で前記排気バイパス弁の開閉動作を行うように前記ダイアフラム式アクチュエータを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする排気バイパス弁制御装置。
  2. 前記制御手段が、前記排気ガス浄化触媒が触媒活性化温度に到達し、かつエンジン運転条件が所定のエンジン負荷よりも低い領域では、前記負圧室と大気との間を開放状態とすることを特徴とする請求項1に記載の排気バイパス弁制御装置。
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