JP4294398B2 - 流動体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流動体貯留部の上方に配設されたノズルヘッドを押圧することにより、前記流動体貯留部内に貯留された流動体を前記ノズルヘッドから流出させるための流動体容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような流動体吐出ポンプとしては、例えば特許文献1に記載されるように、流動体を流出するためのノズルヘッドと、流動体を貯留する流動体貯留部と、この流動体貯留部の上方に配設されたシリンダと、ノズルヘッドを押圧することによりシリンダ内を往復移動可能なピストンと、流動体貯留部に貯留された流動体をピストンの上昇動作に伴ってシリンダ内に流入させるための流入弁機構と、シリンダ内に流入した流動体をピストンの下降動作に伴ってノズルヘッドに流出させるための流出弁機構とを備えたものが使用されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−213465号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載される流動体ポンプは、ノズルヘッドへの押圧を解除した後においても、一旦ノズルヘッド内に流入した流動体が外部へ漏れる恐れがある。このような現象は、流動体吐出ポンプのコストを低減するために樹脂製の弁機構を使用したときに特に問題となる。
【0005】
この発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、流動体の容器外部への漏れを完全に防止する流動体吐出ポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、流動体貯留部の上方に配設されたノズルヘッドを押圧することにより、前記流動体貯留部内に貯留された流動体を前記ノズルヘッドから流出させるための流動体吐出ポンプを備える流動体容器において、前記ノズルヘッドは、前記流動体吐出ポンプから流動体を流入させるための流入部と、前記流入部から流入した流動体を外部へ流出させるための流出部とを有し、前記流入部と前記流動体吐出ポンプとの間で流動体を流通可能とする開放状態と、前記流入部と前記流動体吐出ポンプとの間で流動体の流通を遮断する閉止状態とを切替可能な管状部材と、前記管状部材を支持し、前記管状部材の開放状態と閉止状態との切替を案内する案内部を有する案内部材とを備え、前記管状部材を当該管状部材の軸心を中心として回転させることにより、前記開放状態と前記閉止状態とを切替えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流動体容器において、前記案内部材には、前記開放状態において、前記管状部材の流入部と連通する開口部が形成される。
【0008】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の流動体容器において、前記案内部材は、前記開放状態の位置で前記管状部材の回転を停止させるための第1規制部と、前記閉止状態の位置で前記管状部材の回転を停止させるための第2規制部とを有する。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の流動体容器において、前記流動体吐出ポンプは、前記流動体貯留部に貯留される流動体を流入させるための樹脂製の流入弁機構と、当該流入弁機構から流入した流動体を流出させるための樹脂製の流出弁機構とを備える。
【0010】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の流動体容器において、前記流動体吐出ポンプは、流入口と流出口とを有し、前記ノズルヘッドにより押圧され、その内部に比較的大量の流動体を収納する拡張姿勢から、その内部に比較的少量の流動体を収納する縮小姿勢に変形する樹脂製の蛇腹部材を備える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1および図2は、この発明に係る流動体容器を示す縦断面図である。
【0012】
この流動体容器は、美容の分野で使用されるヘアージェルやクレンジングジェル等の一般にジェルと呼称されるゲル(gel)、または、栄養クリームやマッサージクリーム等のクリーム状物、あるいは、化粧水等の液体などを貯留するための化粧品用の容器として使用されるものである。なお、この流動体容器を、一般の薬品や溶剤あるいは食品等の容器として使用してもよい。この明細書においては、高粘度の液体や半流動体あるいはゾルがジェリー状に固化したゲルやクリーム状物等と通常の液体とを含めて流動体と呼称する。
【0013】
この発明に係る流動体容器は、流動体ポンプ10と、流動体容器内部と外部との間で流動体を流通可能とする開放状態と、流動体の流通を遮断する閉止状態とを切替える可能なノズルヘッド20と、その内部に流動体を貯留する流動体貯留部40とから構成される。
【0014】
なお、この明細書においては、図1および図2における上下方向を流動体容器における上下方向と規定する。すなわち、この発明に係る流動体容器においては、図1に示すノズルヘッド20側を上方向とし、ピストン部材42側を下方向とする。
【0015】
流動体貯留部40は、円筒状のシリンダ部材41と、このシリンダ部材41内を上下方向に移動するピストン部材42と、複数の通気孔43aが形成される内蓋43と、外蓋44とを有している。この流動体貯留部40におけるシリンダ部材41と流動体吐出ポンプ10とは、パッキング17を介して液密な状態で接続されている。なお、この流動体吐出ポンプ10のシリンダ部材と接続される流入弁機構11に、十分な弾力性がある場合においては、パッキング17を省略してもよい。
【0016】
外蓋44は、シリンダ部材41の下部に内蓋43を挟んだ状態で嵌着される。内蓋43には、流動体容器内のピストン部材42の最下位を位置決めするための底上部43bが形成される。この底上部43bの高さを変化させることにより、流動体容器内に貯留可能な流動体量を変化させることができる。
【0017】
また、外蓋44の中央部には穴44aが形成される。このため、流動体容器外部と内蓋43の通気孔43aとの間で空気が流通可能となっている。
【0018】
このピストン部材42は、シリンダ部材41内において高い液密性を得ながら滑らかに移動する構成であることが要求される。このためのピストン部材42の構成については、後ほど詳細に説明する。
【0019】
この流動体容器においては、開放状態に切り替えられたノズルヘッド20を押圧して上下方向に往復移動させることにより、後程詳細に説明する流動体吐出ポンプ10の作用で、流動体貯留部40内に貯留された流動体がノズルヘッド20から流出される。そして、流動体貯留部40内の流動体の減少に伴って、ピストン部材42は、図2に示すように、シリンダ部材41内をノズルヘッド20方向に移動する。
【0020】
図3は、流動体吐出ポンプ10と閉止状態におけるノズルヘッド20とを示す縦断面図であり、図4は、流動体吐出ポンプ10と開放状態におけるノズルヘッド20とを示す縦断面図である。
【0021】
流動体吐出ポンプ10は、流入口16aと流出口16bとを有する樹脂製の蛇腹部材16と、蛇腹部材16の流入口16aに固定される樹脂製の流入弁機構11と、蛇腹部材16の流出口16bに固定される樹脂製の流出弁機構12とを備える。ここで、流入弁機構11は、流動体貯留部40に貯留された流動体を蛇腹部材16の拡張動作に伴って、流動体吐出ポンプ10内に流入させるためのものであり、流出弁機構12は、流動体吐出ポンプ10内に流入した流動体を蛇腹部材16の縮小動作に伴って、ノズルヘッド20に流出させるためのものである。
【0022】
図5(a)は、流動体吐出ポンプ10における流入弁機構11を構成する流出弁座部材111を示す正面図、図5(b)はその側断面図であり、図5(c)はその裏面図である。図6(a)は、流動体吐出ポンプ10における流入弁機構11を構成する流出弁座部材112を示す正面図、図6(b)はその断面図であり、図6(c)はその裏面図である。
【0023】
図5に示すように、流入弁座部材111は、流動体貯留部40内の流動体を流入させるための開口部111aと、後述する流入弁部材112と結合する結合部111bとを備える。
【0024】
図6に示すように、流入弁部材112は、流入弁座部材111の開口部111aと対応する形状を有する弁体112aと、流入弁座部材111の結合部111bに固定される支持部112bと、弁体112aと支持部112bとを連結する4個の連結部112cとを備える。この4個の連結部112cは、各々、一対の屈曲部112dを有することによりより好適な可撓性を有する。
【0025】
図7(a)は、流動体吐出ポンプ10における流出弁機構12を構成する流出弁座部材121を示す平面図、図7(b)はその側面図であり、図7(c)はその裏面図である。また、図8(a)は、流動体吐出ポンプ10における流出弁機構12を構成する流出弁部材122を示す平面図、図8(b)はその側面図であり、図8(c)はその裏面図である。
【0026】
図7に示すように、流出弁座部材121は、開口部121aと、後述する流出弁部材122と結合する結合部121bと、流動体吐出ポンプ10内の流動体を流入させるための流入部121cとを備える。
【0027】
図8に示すように、流出弁部材122は、流出弁座部材121の開口部121a内面と当接する可撓性のある略皿状の弁部121aと、流出弁座部材121の結合部121bと結合する基部122bとを備える。なお、基部122bには流動体を流入させるための通過溝122cが形成されている。
【0028】
図9は、閉止状態におけるノズルヘッド20の一部を破断して示す説明図であり、図10は、開放状態におけるノズルヘッド20の一部を破断して示す説明図である。
【0029】
ノズルヘッド20は、管状部材21と、案内部材22とを有する。
【0030】
管状部材21は、後述する流動体吐出ポンプ10における流出弁機構12から流動体を流入させるための流入部211と、流入部211から流入した流動体を外部へ流出させるための流出部212と、案内部材22により案内される凸部213と、係合部214とを有する。
【0031】
案内部材22は、押圧部221と、開放状態において管状部材21の流入部211と連通する開口部222と、管状部材21を支持し、後述する管状部材21の開放状態と閉止状態との切替を案内する案内部223と、管状部材21の係合部214と対応する形状の溝部224とを有する。
【0032】
管状部材21と案内部材22とは、管状部材21における係合部214が案内部材22における溝部224に嵌入される。これにより、管状部材21は、案内部材22に対して管状部材21の軸心を中心として回転可能となるような状態で支持される。
【0033】
以上のような構成を有することにより、ノズルヘッド20を、管状部材21の流入部211と案内部材22の開口部222とが連通し、管状部材21の流入部211と後述する流出弁機構12との間で流動体を流通可能とする開放状態と、流入部211と流出弁機構12との間で流動体の流通を遮断する閉止状態とに切替えることができる。このため、ノズルヘッド20を閉止状態とした場合には、流動体の容器外部への漏れを完全に防止することが可能となる。
【0034】
図11は、閉止状態におけるノズルヘッド20の正面図であり、図12は、開放状態におけるノズルヘッド20の正面図である。
【0035】
ノズルヘッド20の開放状態と閉止状態との切替は、管状部材21を案内部材22に対して、管状部材21の軸心を中心として回転させることにより行われる。このとき、管状部材21の凸部213は、案内部材22の案内部223に案内される。
【0036】
また、この案内部材22は、案内部223に第1規制部223aと、第2規制部223bと有する。そして、この第1規制部223aは、管状部材21の開放状態の位置において、管状部材21の凸部213と当接し、管状部材21の回転を停止させる。また、第2規制部223bは、管状部材21の閉止状態の位置において、管状部材21の凸部213と当接し、管状部材21の回転を停止させる。これらの第1規制部223aおよび第2規制部223bにより、開放状態と閉止状態との切替を簡易に行うことができる。
【0037】
次に、上述した流動体容器における流動体の吐出動作について説明する。
【0038】
図13および図14は、流動体吐出ポンプ10と開放状態におけるノズルヘッド20とを示す縦断面図である。このうち、図13は、ノズルヘッド20における押圧部221が押圧されることにより、蛇腹部材16が、その内部に比較的大量の流動体を収納する拡張姿勢から、その内部に比較的少量の流動体を収納する縮小姿勢に変形しつつある状態を、図14は、ノズルヘッド20における押圧部221への押圧が解除されることにより、蛇腹部材16が、再び拡張姿勢に変形しつつある状態を示している。
【0039】
図13に示すように、ノズルヘッド20における押圧部212が押圧されたときには、蛇腹部材16内の容積が縮小し、流動体吐出ポンプ10内が加圧される。これにより、流入弁部材112の弁体112aが流入弁座部材111の開口部111aと当接する位置に配置され、開口部111aは閉止されるとともに、流出弁部材122の弁体122aが流出弁座部材121の開口部121aから離隔する位置に配置され、開口部121aは開放される。このため、流動体吐出ポンプ10内の流動体が、開放状態におけるノズルヘッド20の流出部212へ流出する。
【0040】
また、図14に示すように、ノズルヘッド20における押圧部221への押圧が解除されたときには、蛇腹部材16の復元力により、蛇腹部材16内の容積が拡張し、流動体吐出ポンプ10内が減圧される。これにより、流入弁部材112の弁体112aが流入弁座部材111の開口部111aから離隔する位置に配置されるとともに、流出弁部材122の弁体122aが流出弁座部材121の開口部121aと当接する位置に配置される。このため、流動体貯留部40内の流動体が流動体吐出ポンプ10内へ流入する。
【0041】
次に、流動体貯留部40の構造について説明する。
【0042】
この流動体貯留部40に使用されるシリンダ部材41は、射出成形により生産された樹脂からなる。このため、図1および図2に示されるように、シリンダ部材41は、その生産過程の便宜等から、その上部が先細となるテーパ形状を有する。
【0043】
図15(a)は流動体貯留部40を構成するピストン部材42を示す平面図、図15(b)はその正面図であり、図15(c)は、図15(a)におけるA−A断面を示す断面図である。
【0044】
このピストン部材42の上部には、シリンダ部材41の内周部と当接する液密部421が形成されており、ピストン部材42の下部には、シリンダ部材41の内周部と当接する液密部422が形成されている。すなわち、このピストン42の外周面には、各々がシリンダ部材41の内周面と当接する一対の液密部421、422が一定の距離だけ離隔した位置に配置されていることになる。
【0045】
そして、液密部421におけるシリンダ部材41の内周面との当接部は、近接配置された一対の凸部421a、421bから構成されており、液密部422におけるシリンダ部材41の内周面との当接部は、近接配置された一対の凸部422a、422bから構成されている。
【0046】
このピストン部材42においては、一定の距離だけ離隔した位置に配置された一対の液密部421、422の作用により、ピストン部材42に対する応力の方向にかかわらず、ピストン部材42の軸芯とシリンダ部材41の軸芯を常に一致させることができ、ピストン部材42をシリンダ部材41内においてスムースに移動させることが可能となる。
【0047】
また、ピストン部材42には、シリンダ部材41内での移動方向と垂直な平面において、シリンダ部材41の内周面との当接部としての液密部421、422と同心円状の屈曲部423a、423b、423cが形成される。このため、このピストン部材42は、シリンダ部材41内での移動方向と垂直な平面において中央部から外周方向への付勢力を有し、シリンダ部材41の内周形状に合わせて伸縮可能となっている。したがって、シリンダ部材41がノズルヘッド方向に向けて先細となるテーパ形状を有する場合や、シリンダ部材41の精度が低く、凹凸のある内面を有する場合等においても、シリンダ部材41とピストン部材42とが、シリンダ部材41の内径の変化によることなく十分な気密性を確保するとが可能となる。
【0048】
さらに、ピストン部材42は、その中央部より上部側において、その中央部より下部側よりも多くの屈曲部が形成されているため、図2に示すように、ピストン部材42がシリンダ部材41での最上昇位置に移動したときに、流動体貯留部40内に残留する流動体を比較的少量とすることが可能となる。
【0049】
図16は、他の実施形態における流動体貯留部40を構成するピストン部材42を示す説明図である。先に説明したこの発明に係る流動体容器におけるピストン部材42には、3個の屈曲部423a、423b、423cが形成されているが、図16に示すように、5個の屈曲部423a、423b、423c、423d、423eが形成されていてもよい。また、5個以外の複数又は単数の屈曲部が形成されていてもよい。
【0050】
図17および図18は、さらに他の実施形態における流動体容器を示す縦断面図である。先に説明したこの発明に係る流動体容器におけるシリンダ部材41は、内面にテーパ形状を有しているが、図17および図18に示すように、テーパ形状を有しないシリンダ部材を使用した場合においても、図15および図16に示すピストン部材42を使用してもよい。
【0051】
【発明の効果】
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、ノズルヘッドが、流入部と流動体吐出ポンプとの間で流動体を流通可能とする開放状態と、流入部と流動体吐出ポンプとの間で流動体の流通を遮断する閉止状態とを切替可能な管状部材と、管状部材の開放状態と閉止状態との切替を案内する案内部を有する案内部材とを備えることから、流動体の容器外部への漏れを完全に防止することができる。
【0052】
また、管状部材を当該管状部材の軸心を中心として回転させることにより、開放状態と閉止状態とを切替えることから、簡易な構成でありながら、流動体の容器外部への漏れを完全に防止することができる。
【0053】
請求項に記載の発明によれば、案内部材は、開放状態の位置で管状部材の回転を停止させるための第1規制部と、閉止状態の位置で管状部材の回転を停止させるための第2規制部とを有することから、開放状態と閉止状態との切替を簡易に行うことができる。
【0054】
請求項に記載の発明によれば、流動体吐出ポンプは、樹脂製の流入弁機構と、樹脂製の流出弁機構とを備える流動体吐出ポンプに対して、開放状態と閉止状態とを切替可能なノズルヘッド備えることから、気密性の低い樹脂製の弁機構を使用する場合においても、流動体の容器外部への漏れを完全に防止することができる。
【0055】
請求項に記載の発明によれば、流動体吐出ポンプは、流入口と流出口とを有し、ノズルヘッドにより押圧され、その内部に比較的大量の流動体を収納する拡張姿勢から、その内部に比較的少量の流動体を収納する縮小姿勢に変形する樹脂製の蛇腹部材を備えることから、簡易な構成でありながら、流動体の容器外部への漏れを完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る流動体容器を示す縦断面図である。
【図2】 この発明に係る流動体容器を示す縦断面図である。
【図3】 流動体吐出ポンプ10と閉止状態におけるノズルヘッド20とを示す縦断面図である。
【図4】 流動体吐出ポンプ10と開放状態におけるノズルヘッド20とを示す縦断面図である。
【図5】 流動体吐出ポンプ10における流入弁機構11を構成する流出弁座部材111を示す説明図である。
【図6】 流動体吐出ポンプ10における流入弁機構11を構成する流出弁座部材112を示す説明図である。
【図7】 流動体吐出ポンプ10における流出弁機構12を構成する流出弁座部材121を示す説明図である。
【図8】 流動体吐出ポンプ10における流出弁機構12を構成する流出弁部材122を示す説明図である。
【図9】 閉止状態におけるノズルヘッド20の分解の様子を示す説明図である。
【図10】 開放状態におけるノズルヘッド20の分解の様子を示す説明図である。
【図11】 閉止状態におけるノズルヘッド20の正面図である。
【図12】 開放状態におけるノズルヘッド20の正面図である。
【図13】 流動体吐出ポンプ10と開放状態におけるノズルヘッド20とを示す縦断面図である。
【図14】 流動体吐出ポンプ10と開放状態におけるノズルヘッド20とを示す縦断面図である。
【図15】 流動体貯留部40を構成するピストン部材42を示す説明図である。
【図16】 他の実施形態における流動体貯留部40を構成するピストン部材42を示す説明図である。
【図17】 他の実施形態における流動体容器を示す縦断面図である。
【図18】 他の実施形態における流動体容器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 流動体吐出ポンプ
11 流入弁機構
12 流出弁機構
16 蛇腹部材
16a 流入口
16b 流出口
17 パッキング
20 ノズルヘッド
21 管状部材
22 案内部材
40 流動体貯留部
41 シリンダ部材
42 ピストン部材
43 内蓋
44 外蓋
111 流入弁座部材
111a 開口部
111b 結合部
112 流入弁部材
112a 弁体
112b 支持部
112c 連結部
121 流出弁座部材
121a 開口部
121b 結合部
121c 流入部
122 流入弁部材
122a 弁体
122b 基部
211 流入部
212 流出部
213 凸部
214 係合部
215 つまみ部
221 押圧部
222 開口部
223 案内部
223a 第1規制部
223b 第2規制部
224 溝部
421 液密部
421a 凸部
421b 凸部
422 液密部
422a 凸部
422b 凸部
423 屈曲部

Claims (5)

  1. 流動体貯留部の上方に配設されたノズルヘッドを押圧することにより、前記流動体貯留部内に貯留された流動体を前記ノズルヘッドから流出させるための流動体吐出ポンプを備える流動体容器において、
    前記ノズルヘッドは、
    前記流動体吐出ポンプから流動体を流入させるための流入部と、前記流入部から流入した流動体を外部へ流出させるための流出部とを有し、前記流入部と前記流動体吐出ポンプとの間で流動体を流通可能とする開放状態と、前記流入部と前記流動体吐出ポンプとの間で流動体の流通を遮断する閉止状態とを切替可能な管状部材と、
    前記管状部材を支持し、前記管状部材の開放状態と閉止状態との切替を案内する案内部を有する案内部材と、
    を備え
    前記管状部材を当該管状部材の軸心を中心として回転させることにより、前記開放状態と前記閉止状態とを切替えることを特徴とする流動体容器。
  2. 請求項1に記載の流動体容器において、
    前記案内部材には、前記開放状態において、前記管状部材の流入部と連通する開口部が形成される流動体容器。
  3. 請求項に記載の流動体容器において、
    前記案内部材は、前記開放状態の位置で前記管状部材の回転を停止させるための第1規制部と、前記閉止状態の位置で前記管状部材の回転を停止させるための第2規制部と、
    を有する流動体容器。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の流動体容器において、
    前記流動体吐出ポンプは、
    前記流動体貯留部に貯留される流動体を流入させるための樹脂製の流入弁機構と、
    当該流入弁機構から流入した流動体を流出させるための樹脂製の流出弁機構とを備える流動体容器。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の流動体容器において、
    前記流動体吐出ポンプは、
    流入口と流出口とを有し、前記ノズルヘッドにより押圧され、その内部に比較的大量の流動体を収納する拡張姿勢から、その内部に比較的少量の流動体を収納する縮小姿勢に変形する樹脂製の蛇腹部材を備える流動体容器。
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