JP4292395B2 - 車両用ラジエータファン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ラジエータファン制御装置に関する。
車両には、ラジエータ装置を冷却するためのラジエータファン制御装置が設けられている。従来技術のラジエータファン装置の多くは、ラジエータファンを単方向(正方向)にしか回転できなかった。このため種々の問題点があった。
例えば、車両前部の冷却空気吸入口(冷却用外気取込口)に異物が張り付いたり、ファンに異物が挟まったりしたりすると、ファンモータがロックしてしまい、ラジエータやコンデンサの冷却が行えなくなるという問題点があった。
この問題点を解決するものとしては、ファンモータに流れる電流を検出するとともに、その検出した電流値が所定電流値を超えた場合にファンモータがロック状態にあると判断して、ファンモータに流れる電流の向きを正逆切り替えるものがある(特許文献1参照)。
特開2002−138834
しかしながら、かかる特許文献に記載の車両用ラジエータファン制御装置によれば、雪や霜等により外気取込口の通気性が阻害されている場合においても、車両が非走行中のときには、電流値の変化幅が小さく(所定電流値を超えず)、外気取込口の通気性を早急に確保できないという問題点があった。
また、かかる特許文献に記載の車両用ラジエータファン制御装置を含む従来の車両用ラジエータファン制御装置によれば、エンジンルーム内の温度に応じて、冷却率を変更する機構を有していなかった。このため、夏場において、高速走行または長距離走行を続けた場合に、オーバーヒートしてしまうという問題点があった。
そこで、案出されたのが本発明であって、本発明は、外気温の如何によらず、外気取込口の通気性を確保することができるとともに、エンジンルーム内の温度に応じて冷却率を変更するとともに、消費電力を低減することも可能な車両用ラジエータファン制御装置を提供することを目的としている。
(請求項1)
この目的を達成するために請求項1記載の車両用ラジエータファン制御装置は、ラジエータファンを回転駆動させる直流モータ装置と、その直流モータ装置の回転を制御するモータ回転制御手段と、前記直流モータ装置へ給電するためのブリッジ回路状に組まれた給電線とを備えた車両用ラジエータファン制御装置において、
前記モータ回転制御手段は、前記給電線のブリッジ辺部に前記直流モータ装置が配設されるとともに、前記給電線の非ブリッジ辺部にそれぞれ電流検出手段およびスイッチング手段を有するインテリジェントパワースイッチ装置が配設されることにより構成されており、そのインテリジェントパワースイッチ装置を構成するスイッチング手段を切り替えることにより前記直流モータ装置の回転方向を正逆切替可能とされ、
該モータ回転制御手段は、車両の冷却用外気取込口部の温度を測定する外気取込口部温度測定手段を備えており、その外気取込口部温度測定手段の測定値が0℃近傍であって、且つ、セルモータが始動された場合や、車両が所定時間以上停車している場合に、前記直流モータ装置の回転方向を逆転して冷却用外気取込口部に付着している雪、霜、氷を吹き飛ばして除去するように構成されている。
(請求項2)
請求項2に記載の車両用ラジエータファン制御装置は、請求項1に記載の車両用ラジエータファン制御装置において、モータ回転制御手段は、給電線に流れる電流をPWM制御するPWM制御手段と、車両のエンジンルーム内の温度を測定するエンジンルーム内温度測定手段とを備えており、
前記PWM制御手段は、エンジンルーム内温度測定手段の測定値に応じてデューティ比を変更するようにされている。
(請求項3)
請求項3に記載の車両用ラジエータファン制御装置は、請求項に記載の車両用ラジエータファン制御装置において、PWM制御手段は、電流検出センサおよび半導体スイッチング素子を有するインテリジェントパワースイッチ装置により構成されており、前記半導体スイッチング素子のオン状態又はオフ状態の切替を繰り返すことによりPWM制御するようにされている。
(請求項1)
請求項1に記載の車両用ラジエータファン制御装置によれば、そのインテリジェントパワースイッチ装置を構成する半導体スイッチ素子を切り替えることにより、ラジエータファンを回転駆動させる直流モータ装置の回転方向が正逆切替えられるので、ラジエータ装置内のクーラント液の冷却のみならず、冷却用外気取込口の通気性を確保することができるという効果がある。
また、給電線の非ブリッジ辺部に電流検出手段が設けられているので、モータ回転方向切替時において、給電線の定格容量を超えるような電流が流れたか否かを検出することができるという効果もある。
更に、スイッチング手段及び電流検出手段がインテリジェントパワースイッチ装置により一体化されて構成されているので、取付作業を簡略化することができるという効果もある。
また、温度測定手段の測定値に基づいて、直流モータ装置の回転方向が切替えられるので、例えば雪や霜等により冷却用外気取込口が詰まったり凍っているときにおいても、雪や霜等を冷却用外気取込口から除去して、フィルター装置の通風性を常に確保することができるという効果がある。
(請求項2)
請求項記載の車両用ラジエータファン制御装置によれば、請求項1に記載のラジエータファン制御装置の奏する効果に加え、モータ回転制御手段がエンジンルーム内温度測定手段およびPWM制御手段を備えるとともに、エンジンルーム内温度測定手段の測定値に応じてPWM制御手段のデューティ比が変更するようにされているので、エンジンルーム内の温度に応じて、冷却率を変更することができるという効果がある。更には、通常運転時における消費電力を低減することができるという効果がある。
(請求項
請求項記載の車両用ラジエータファン制御装置によれば、請求項記載の車両用ラジエータファン制御装置の奏する効果に加え、PWM制御手段が電流検出センサ及び半導体スイッチング素子を有するインテリジェントパワースイッチ装置により構成されるとともに、半導体スイッチング素子のオン状態又はオフ状態の切替を繰り返すことによりPWM制御が為されるので、オンオフの繰返しに対する耐久性(耐経年劣化性)を確保することができるという効果がある。また、電流も同時に検出することによりフィードバック制御を実行することができるという効果もある。更には、電流検出センサおよび半導体スイッチング素子が一体化されているので、組付け作業を簡略化することができるという効果もある。
以下、本発明の好ましい実施例について添付図面を参照して説明する。勿論、下記実施例は、本発明の好ましい実施例に過ぎないのであるから、本発明の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例である車両用ラジエータファン制御装置(以下、単に、「ラジエータファン制御装置」と称する。)100の構成概略図である。図2は、ラジエータファン制御装置100が配設された車両1000の概略図である。図1に示すように、ラジエータファン制御装置100は、直流モータ装置110と、モータ回転制御装置120と、給電線130とを備えている。
直流モータ装置110は、ラジエータファン510を回転駆動させるものであり、モータ回転制御装置120は、直流モータ装置110の回転を制御するためのものであり、給電線130は、直流モータ装置110へ給電するためのブリッジ回路状に組まれたものである。
かかるモータ回転制御装置120は、給電線130のブリッジ辺部131に直流モータ装置110が配設されるとともに、給電線130の各非ブリッジ辺部132にそれぞれインテリジェントパワースイッチ装置(以下、便宜上、単に「IPS」と称する。)121,122,123,124が配設されることにより構成されている(ここで、IPSに関する先行技術文献としては、特開2002−353404号公報や、特開2000−312142号公報が挙げられる。)。また、モータ回転制御装置120は、各IPS121,122,123,124と信号線126を介して接続された、制御装置であるエレクトリック・コントロール・システム(以下、便宜上「ECS」と称する。)125を備えている。
全てのIPS、具体的にはIPS(1)121、IPS(2)122、IPS(3)123およ
びIPS(4)124は、夫々、電流検出手段の一種である電流検出センサ121aと、ス
イッチング手段の一種である半導体スイッチング素子121bとによって構成されている。電流検出センサ121aは、給電線130の各非ブリッジ辺部132に流れる電流値を検出するためのものであり、半導体スイッチング素子121bは、各非ブリッジ辺部132を接続状態又は切断状態へ切り替えるためのものであり、例えば、MOSFETなどの半導体素子によって構成されている。このように、電流検出センサ121aと半導体スイッチング素子121bとがインテリジェントパワースイッチ装置により構成されているので、即ち一体化されたもので構成されているので、電流検出手段およびスイッチング手段を給電線130の各非ブリッジ辺部132に配設する作業(取付作業)を簡素化することができる。
ECS125は、本車両用ラジエータファン制御装置を制御(コントロール)するための処理を実行するものであり、図示しないA/D変換器、メモリ、CPU、D/A変換器等によって構成されている。かかる処理としては、所定の契機に応じて、各IPS121,122,123,124を構成する半導体スイッチング素子121bのオン状態又はオフ状態を切り替える処理が挙げられる。例えば、乗車者によるボタン140押下操作が行われた場合に、操作信号伝達線126aを介して、ボタン140押下操作前にオン状態とされていたIPS(1)およびIPS(4)の半導体スイッチング素子121bをオフ状態とするのである。これにより、例えば、ラジエータファン510へ空気を取り込むための冷却用外気取込口520に異物が詰まっているときにも、ラジエータファン510を逆転させて、その異物が手で直接に取り除かれなくても、自動的に取り除くことができる。ここで、異物が雪や霜等である場合には、それを手で直接に取り除くと手が悴んでしまい、その悴んだ手のまま運転はし難い。また、週末しか運転しないような場合には、昼夜の温度差により雪が凍って氷状態となってしまい手で取り除くことが困難である。本ファンモータ制御装置100によれば、このような場合にも、自動的に(手で除去作業をしなくても運転者等に強いることなく)、雪や霜等を除去することができるのである。
また、スイッチング手段が半導体スイッチング素子121bにより構成されているので、直流モータ装置110の回転方向切替時に給電線130に流れる電流値を低減することができ、ひいては、切替の繰返しに対する耐久性(耐経年劣化性)を確保することができる。
更に、ECS125により、電流信号線126bを介して入力された信号値、即ち電流検出センサ121aの出力信号値(検出値)が所定の閾値(しきい値)を超えた場合に、全ての半導体スイッチング素子121bをオフ状態とする処理が実行される。従って、直流モータ装置110の回転方向を切り替えた場合に、給電線130に大電流が流れるが、この電流により給電線130が損傷してしまうことを防止することができるのである。勿論、所定の閾値以上となった場合に、全ての半導体スイッチング素子121bをオフ状態とするようにしても良いことはいうまでもない。なお、電流検出センサ121aの出力信号値が所定の閾値以上となった場合に、処理を実行するようにしても良い(以下、検出値が所定の閾値に応じて処理を実行する場合も同様)。
次に、図3を参照して、上記のように構成されたラジエータファン制御装置100の動作(ラジエータファン回転制御処理S100)について説明する。図3に示すように、所定のボタン140押下操作が為されるまで待機し(S1:No)。所定のボタン140押下操作が為された場合には(S1:Yes)、直流モータ装置110が逆転(反転)するように、ECS125によりIPS(1)121及びIPS(4)124の半導体スイッチング素子121bがオフ状態とされるとともに、IPS(2)122及びIPS(3)123の半導体スイッチング素子121bがオン状態とされる(S2)。従って、仮に冷却用外気取込口520に異物が詰まった場合にも、その異物を取り除くことができる。
直流モータ装置110の逆転後(S2)、IPS(2)122及びIPS(3)123を構成する電流検出センサ121aが所定電流閾値以下であるかが判断され(S3)、検出電流値が所定電流閾値以下である場合には(S5:No)、ボタン140の押下が解除されるまでの間(S4:No)、S2の処理が継続される。ボタン140の押下が解除された場合には(S4:Yes)、直流モータ装置110が正転に戻るように、ECS125によりIPS(2)122及びIPS(3)123の半導体スイッチング素子121bをオフ状態とする一方、IPS(1)121及びIPS(4)124の半導体スイッチング素子121bをオン状態とし(S5)、その後、処理S100を終了する。
一方、IPS(2)122及びIPS(3)123を構成する電流検出センサ121aの検出値が所定電流閾値より大きい場合には(S5:Yes)、非ブリッジ辺部132が損傷する恐れがあるために、半導体スイッチング素子121bをオフ状態とし(S6)、その後、処理S100を終了する。
なお、S2の処理が特許請求の範囲に記載のモータ回転制御手段のソフト部分に相当する(ハード部は、IPS121〜124及びECS125)。
(第2実施例)
次に、図4及び図5を参照して、上記実施例(第1実施例)とは異なる他の実施例(第2実施例)について説明する。第2実施例のラジエータファン制御装置200を説明するに当たっては、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
ラジエータファン制御装置200は、図1に示す回路構成を備えるとともに、冷却用外気取込口520の近傍に冷却用外気取込口温度センサ(以下、単に、「外気取込口温度センサ」と称する。)240を備えており、この外気取込口温度センサ240の測定値が第1所定温度閾値(0度近傍の値)より低い場合には、直流モータ装置110が逆転(反転)するように、ECS125によりIPS(1)121及びIPS(4)124の半導体スイッチング素子121bがオフ状態とされるとともに、IPS(2)122及びIPS(3)123の半導体スイッチング素子121bがオン状態とされるのである。ここで、外気取込口温度センサ240による温度検出の契機(タイミング)は、セルモータが回された場合や、車両が所定時間以上停車している場合が挙げられる。従って、何ら乗車者がボタン140押下操作をしなくても(又は、ボタン140を設けなくても)、冷却用外気取込口520に付着した雪や霜等を除去することが可能となる。
なお、直流モータ装置110の逆転の契機(タイミング)は、外気取込口温度センサ240の測定値が第1所定温度閾値(0度近傍の値)より低い場合とされているが、第1所定温度閾値以下となった場合でも良く、即ち、外気取込口温度センサ240の測定値と第1所定温度閾値との相関関係に基づいて実行される。
上記のように構成されたラジエータファン制御装置200によれば、図5に示すラジエータファン回転制御処理S200が実行される。このS200の処理によれば、外気取込口温度センサ121bが第1所定温度閾値より小さい場合に(S21:Yes)、外気取込口温度センサ121bが第1所定温度閾値以上となるまでの間(S24:No)、S2の処理が実行される点において、第1実施例と相違する。
(第3実施例)
次に、図6から図8を参照して、上記実施例(第1実施例および第2実施例)とは異なる他の実施例(第3実施例)について説明する。第3実施例のラジエータファン制御装置300を説明するに当たっては、第1実施例及び第2実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
ラジエータファン制御装置300は、図1に示す回路構成を備えるとともに、図6に示すように、エンジンルーム内温度測定手段の一種であるクーラント液温度測定センサ340を備えるとともに、このクーラント液温度測定センサ340の測定値に応じてPWM制御するためのPWM制御手段がIPS121〜124によって構成されている。そして、クーラント液温度測定センサ340の測定温度が第2所定温度閾値よりも低い場合には、図7に示すように、デューティ比が50%となるように各半導体スイッチング素子121bによりPWM制御が実行される一方、クーラント液温度測定センサ340の測定温度が第2所定温度閾値よりも高い場合には、デューテイ比がオン状態の時間が多くなるようにPWM制御が実行される。従って、正常運転の場合(クーラント液の温度が低い場合)には、冷却率を保持することができるとともに、消費電力を小さくすることができる一方、クーラント液の温度が高くなりオーバーヒート気味となった場合には、ラジエータファン510の回転速度を上げて、冷却率を向上させることができるのである。
また、半導体スイッチング素子121bの接続状態又は遮断状態(オンオフ)の切替によりPWM制御が実行されるので、即ちオンオフの切替手段が半導体スイッチング手段により構成されているので、オンオフを繰り返しても、必要十分な耐久性(耐経年劣化性)を確保することができるのである。また、電流検出センサ121aにより電流が検出されるので、フィードバッグ制御を行うことができる。更には、かかる切替手段(スイッチング手段)及び電流検出手段を、半導体スイッチング素子121b及び電流検出センサ121aの両構成をもともと(必須)備えるIPSにより構成することにより、その実現が容易となるし、組み付け作業も簡素化することができる。
なお、直流モータ装置110のPWM制御におけるデューティ比の変更開始の契機(タイミング)は、クーラント液温度センサ340の測定値が第2所定温度閾値より高い場合とされているが、第2所定温度閾値以上となった場合等、第2所定温度閾値との相関関係に基づいて実行されるようにされれば良い。
上記のように構成されたラジエータファン制御装置300によれば、図8に示すラジエータファン回転制御処理S300が実行される。まず、クーラント液温度測定センサ340の測定温度が第2所定温度閾値よりも低い場合には(S31:Yes)、デューティ比が50%となるように各半導体スイッチング素子121bがオンオフされる一方(S32)、クーラント液温度測定センサ340の測定温度が第2所定温度閾値よりも高い場合には(S31:Yes)、デューテイ比が50%よりも高くなるように各半導体スイッチング素子121bがオンオフされるのである(S33)。S32及びS33の処理の実行後は、再び処理をS31へ移行して、クーラント液温度測定センサ340の測定値と第2所定温度閾値とを比較する(S31)。
なお、S31のYesの処理およびS33の処理が、特許請求の範囲に記載のPWM制御手段のソフト部分に相当する(ハード部分は、IPS121〜124、及びECS125が相当する)。
(第4実施例)
次に、図9を参照して、上記実施例(第1実施例から第3実施例)とは異なる他の実施例(第4実施例)について説明する。第4実施例のラジエータファン制御装置400を説明するに当たっては、第1実施例から第3実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
図9に示すように、第4実施例のラジエータファン制御装置400は、ラジエータファン制御装置200及びラジエータファン制御装置300を組み合わせたものである。このように構成されたラジエータファン制御装置400は、図5及び図8に示す処理を実行する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、上記実施例は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることはいうまでもなく、本発明の技術的範囲には、それらの改良変形も含まれる。
例えば、第3実施例においては、エンジンルーム内温度測定手段としてクーラント液温度測定センサ340が用いられているが、例えばエンジンオイルの温度を測定するエンジンオイル温度測定センサその他のエンジンルーム内温度測定手段を用いるようにしても良い。第4実施例においても同様である。
また、上記実施例においては、第4実施例のラジエータファン制御装置400は、ラジエータファン制御装置200及びラジエータファン制御装置300を組み合わせることにより構成されているが、ラジエータファン制御装置100及びラジエータファン制御装置300を組み合わせることにより構成されても良い。
更に、上記実施例においては、ボタン140押下操作が行われた場合には、ファンモータ装置110が逆転するようにされているが、走行中に乗車者によるボタン140押下操作が行われた場合には、その押下操作を無視するような機能を設けても良い。これによりより安全性を向上するできるとともに、急にモータが停止、逆転することにより装置が故障してしまうことを防止することができる。勿論、冷却用外気取込口温度センサ240の測定値に応じて直流モータ装置110を逆転させる場合も同様である。
なお、特許請求の範囲の解釈に疑義が生じないように念のために付言すると、給電線のブリッジ辺部に配設される直流モータ装置には、直流モータ装置本体そのものは勿論のこと、モータドライバ(駆動)装置であっても良い。
本発明の一実施例である(第1実施例の)車両用ラジエータファン制御装置 の基本ブロック図(配線図)である。 本発明の一実施例である車両用ラジエータファン制御装置の構成図である。 上記ラジエータファン制御装置で実行されるラジエータファン回転制御処理 を示すフローチャートである。 第2実施例の車両用ラジエータファン制御装置の構成図である。 第2実施例のラジエータファン制御装置で実行されるラジエータファン回転 制御処理を示すフローチャートである。 第3実施例の車両用ラジエータファン制御装置の構成図である。 第3実施例の車両用ラジエータファン制御装置を構成する半導体スイッチン グ素子の動作のタイミングチャートである。 第3実施例のラジエータファン制御装置で実行されるラジエータファン回転 制御処理を示すフローチャートである。 第4実施例の車両用ラジエータファン制御装置の構成図である。
100 車両用ラジエータファン制御装置
110 直流モータ装置
120 モータ回転制御装置
121 インテリジェントパワースイッチ装置(IPS)(1)
121a 電流検出センサ
121b 半導体スイッチング素子
122 IPS(2)
123 IPS(3)
124 IPS(4)
125 エレクトリック・コントロール・システム(ECS)
126 信号線
126a 操作信号伝達線
126b 電流信号線
130 給電線
131 ブリッジ辺部
132 非ブリッジ辺部
140 ボタン
200 車両用ラジエータファン制御装置
240 冷却用外気取込口温度センサ
300 車両用ラジエータファン制御装置
340 クーラント液温度測定センサ
400 車両用ラジエータファン制御装置
510 ラジエータファン
520 冷却用外気取込口
530 ラジエータ
1000 車両

Claims (3)

  1. ラジエータファンを回転駆動させる直流モータ装置と、その直流モータ装置の回転を制御するモータ回転制御手段と、前記直流モータ装置へ給電するためのブリッジ回路状に組まれた給電線とを備えた車両用ラジエータファン制御装置において、
    前記モータ回転制御手段は、前記給電線のブリッジ辺部に前記直流モータ装置が配設されるとともに、前記給電線の非ブリッジ辺部にそれぞれ電流検出手段およびスイッチング手段を有するインテリジェントパワースイッチ装置が配設されることにより構成されており、そのインテリジェントパワースイッチ装置を構成するスイッチング手段を切り替えることにより前記直流モータ装置の回転方向を正逆切替可能とされ、
    該モータ回転制御手段は、車両の冷却用外気取込口部の温度を測定する外気取込口部温度測定手段を備えており、その外気取込口部温度測定手段の測定値が0℃近傍であって、且つ、セルモータが始動された場合や、車両が所定時間以上停車している場合に、前記直流モータ装置の回転方向を逆転して冷却用外気取込口部に付着している雪、霜、氷を吹き飛ばして除去することを特徴とする車両用ラジエータファン制御装置。
  2. モータ回転制御手段は、給電線に流れる電流をPWM制御するPWM制御手段と、車両のエンジンルーム内の温度を測定するエンジンルーム内温度測定手段とを備えており、
    前記PWM制御手段は、エンジンルーム内温度測定手段の測定値に応じてデューティ比を変更するようにされていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ラジエータファン制御装置。
  3. PWM制御手段は、電流検出センサおよび半導体スイッチング素子を有するインテリジェントパワースイッチ装置により構成されており、前記半導体スイッチング素子のオン状態又はオフ状態の切替を繰り返すことによりPWM制御するようにされていることを特徴とする請求項2記載の車両用ラジエータファン制御装置。
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